JP6067462B2 - 車両検知装置、および、車両検知システム - Google Patents

車両検知装置、および、車両検知システム Download PDF

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本発明の実施形態は、車両検知装置および車両検知システムに関する。
従来、車両検知装置には、機械的に固定された複数のカメラが撮影した画像から車両を検出するものがある。車両検知装置は、基準状態の画像と各カメラが撮影した画像とを比較することにより車両を検出する。しかしながら、設置環境および経年変化などによって各カメラの撮影位置にずれが生じると、車両の認識率が低下する可能性がある。
特開平10−307352号公報
本発明は、カメラが撮影する撮影画像を高精度に補正できる車両検知装置および車両検知システムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、車両検知装置は、画像取得手段と、発光制御手段と、ずれ検出手段と、設定手段と、画像処理手段とを有する。画像取得手段は、所定の撮影領域を有する複数のカメラが撮影した画像を入力する。発光制御手段と、各カメラの撮影領域中における固定位置を照射する光を発光させる光源を制御する。ずれ検出手段は、光源が光を照射する固定位置を含む撮影領域を各カメラが撮影する画像に基づいて各カメラの位置ずれを検出する。設定手段は、ずれ検出手段により検出した位置ずれに応じた補正量をカメラごとに設定する。画像処理手段は、各カメラが撮影した画像を設定手段が設定する補正量で補正した画像に対して画像処理を行う。
図1は、本実施形態に係る車両検知装置を含む車両検知システムの第1の構成例を概略的に示す図である。 図2は、本実施形態に係る車両検知装置を含む車両検知システムの第2の構成例を概略的に示す図である。 図3は、本実施形態に係る車両検知装置の構成例を示すブロック図である。 図4(a)は、LEDが光を発光するタイミングを示す。図4(b)は、図4(a)に示すタイミングで発光されたLEDの光をカメラが受光する標準時間の例を示す図である。図4(c)は、図4(a)に示すタイミングで発光されたLEDの光を実際にカメラが受光したタイミングの例を示す。 図5は、本実施形態に係る車両検知装置におけるカメラの撮影方向におけるずれに対する補正量の設定処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図6(a)は、カメラの撮影画像におけるLEDの光の標準位置の例を示す図である。図6(b)は、カメラの撮影画像におけるLEDの光のずれの例を示す図である。図6(c)は、カメラの撮影画像におけるLEDの光のずれに対する補正量を示す図である。 図7は、本実施形態に係る車両検知装置におけるカメラの平面方向におけるずれに対する補正量の設定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両検知装置を含む車両検知システムの第1の構成例を示す図である。また、図2は、本実施形態に係る車両検知装置を含む車両検知システムの第2の構成例を示す図である。
本実施形態に係る車両検知システムは、検出対象物としての車両を検出するシステムである。車両検知システムは、道路の所定位置を通行する車両を検出する。また、車両検知システムは、ステレオカメラと称する複数のカメラが1つの撮影領域を撮影する。車両検知システムは、一方のカメラが撮影する画像と他方のカメラが撮影する画像との視差情報を用いて被写体(車両)の位置情報を算出する機能を有する。なお、本実施形態において、車両検知システムは、高速道路又は有料道路などの道路を走行する車両を検出するシステムであるものとする。
図1及び図2に示す構成例において、車両検知システムは、車両検知装置10、第1カメラ11、第2カメラ12、LED13(13´)、支柱14、および、反射板15などにより構成される。
たとえば、第1カメラ11および第2カメラ12は、高速道路又は有料道路の入場口又は出場口などに設置される。車両検知装置は、第1カメラ11及び第2カメラ12が撮影する画像から入場又は出場する車両を検知する。車両検知装置10による車両の検出結果は、車両の利用者に対する料金決済処理などに利用される。
第1カメラ11および第2カメラ12は、同じ撮影領域を撮影する複数のカメラとしてのステレオカメラを構成する。たとえば、第1カメラ11及び第2カメラ12は、CCDカメラなどである。第1カメラ11および第2カメラ12は、視差の生じる位置に設置されていればよい。図1及び図2に示す構成例では、第1カメラ11および第2カメラ12は、上下に所定の距離離れて設置される。
また、第1カメラ11および第2カメラ12は、通行する車両の検知対象領域となる道路の脇に固定して設置される。第1カメラ11および第2カメラ12は、たとえば、道路を通行する車両(検知対象となる車両)の上面及び側面を含む画像を撮影するように、当該道路を斜め下に見込むように設置される。第1カメラ11および第2カメラ12は、撮影した画像を車両検知装置10へ送信する。また、図1及び図2に示す構成例では、第1カメラ11および第2カメラ12は、道路脇に設置された支柱14に固定されている。ただし、実際には、第1カメラ11および第2カメラ12は、撮影位置が完全に不動となるように固定するのが困難である。このため、第1カメラ11および第2カメラ12は、撮影位置が変化する可能性があるものとする。
LED13は、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影する領域内における固定の1点を照明(マーキング)する。第1カメラ11および第2カメラ12は、LED13が発光した光を撮影画像中の点として撮影する。LED13は、光の照射位置が固定の1点となるように、固定して設置される。
たとえば、図1に示す構成において、LED13は、第1カメラ11と第2カメラ12との間に設置している。さらに、図1に示す構成例では、LED13が発光する光が照射される位置に反射板15が設けられる。反射板15には、LED13が発光した光が固定の1点に照射される。LED13が照射する光は、反射板15に反射され、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影する画像中に点として撮影される。
従って、図1に示す構成例では、第1カメラ11が撮影(受光)するLED13の光は、光路が第1カメラ11から反射板までの距離と反射板から第1カメラ11までの距離とを足し合わせた距離となる。同様に、第2カメラ12が撮影(受光)するLED13の光は、光路が第2カメラ12から反射板15までの距離と反射板15から第2カメラ12までの距離とを足し合わせた距離となる。
また、図2に示す構成例では、LED13´は、第1カメラ11および第2カメラ12に直接光を照射するように固定して設置している。図2に示す構成例では、図1に示す反射板15が省略される。
従って、図2に示す構成例では、第1カメラ11が撮影(受光)するLED13´の光は、光路がLED13´から第1カメラ11までの距離となる。同様に、第2カメラ12が撮影(受光)するLED13´の光は、光路がLED13´から第2カメラ12までの距離となる。
なお、LED13(又は13´)は、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影する領域内における固定の一点に光を照射するものであれば良く、LED13、13´の設置位置は、図1或いは図2に示す構成例に限定されるものではない。また、LED13、13´は、第1カメラ11および第2カメラ12に対してそれぞれ設けても良い。
ただし、LED13、13´は、第1カメラ11および第2カメラ12の撮影位置のずれを検出するための光を発光するものであるから、第1カメラ11および第2カメラ12が経年変化や環境などによってずれた場合であっても、光の照射位置が固定の1点となるように設置されるものとする。
次に、車両検知装置10の構成について説明する。
車両検知装置10は、CPUなどのプロセッサ、各種のメモリ、及び、各種のインターフェースなどを有するコンピュータで構成される。車両検知装置10は、第1カメラ11、第2カメラ12、およびLED13(13´)などと接続される。車両検知装置10は、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影する画像から車両を検出する処理を行う装置である。車両検知装置10は、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影した画像データを処理する画像処理機能を有する。たとえば、車両検知装置10は、第1カメラ11が撮影した画像と第2カメラ12が撮影した画像とに基づいて、第1カメラ11及び第2カメラ12が撮影した画像に含まれる車両までの距離を算出する。
車両検知装置10が有する各機能は、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することで実現するようにしても良いし、ハードウエアによって実現されるようにしても良い。たとえば、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影した画像を処理する画像処理機能は、CPUがメモリに記憶した画像処理用のプログラムを実行することで実現するようにしても良いし、画像処理用のLSIなどのハードウエアによって実現しても良い。
図3は、車両検知装置10の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例において、車両検知装置10は、制御部21、記憶部22、第1の画像インターフェース(I/F)23、第2の画像インターフェース(I/F)24、LED制御部25、画像処理部26、データ通信部27を有する。
制御部21は、車両検知装置10全体の制御およびデータ処理などを実行する。制御部21は、たとえば、CPU、RAM、ROM、及び、各種の内部インターフェースを有する。制御部21は、CPUが内部メモリ或いは記憶部22に記憶されているプログラムを実行することにより各部の制御および各種の処理機能を実現する。また、データ通信部27は、外部装置と通信するためのインターフェースである。たとえば、データ通信部27は、上位装置に接続される。
記憶部22は、各種データを記憶する。記憶部22は、たとえば、書換え可能な不揮発榮メモリである。記憶部22は、設定情報およびアプリケーションプログラムなどを記憶する。また、記憶部22は、第1カメラ11が撮影した画像に対する補正量を示す情報、および、第2カメラ12が撮影した画像に対する補正量を示す情報などの補正情報を記憶する。また、記憶部22は、LED13が光を発光してから第1カメラ11がLED13の光を受光(撮影)までの標準時間(第1カメラの標準時間)、LED13が光を発光してから第2カメラ12がLED13の光を受光(撮影)までの標準時間(第2カメラの標準時間)、第1カメラ11が撮影する画像におけるLED13の光の標準位置(第1の標準位置)、第2カメラ12が撮影する画像におけるLED13の光の標準位置(第2の標準位置)などの基準情報を記憶する。
第1及び第2の画像I/F23、24は、画像キャプチャボードにより構成する。第1の画像I/F23は、第1カメラ11に接続する。第1の画像I/F23は、第1カメラ11が撮影した画像を取得する。第2の画像I/F24は、第2カメラ12に接続する。第2の画像I/F24は、第2カメラ12が撮影した画像を取得する。また、第1及び第2の画像I/F23、24は、第1及び第2カメラ11、12が画像を撮影したタイミングを示す情報を制御部21へ通知する。
LED制御部25は、LED13(13´)に接続する。LED制御部25は、LED13(13´)の駆動を制御する。たとえば、LED制御部25は、LED13(13´)により光を発光させる。LED制御部25は、制御部21から発光を指示する制御信号に従ってLEDを発光させる。さらに、LED制御部25は、LED13(13´)を発光したタイミングを示す信号を制御部21へ供給する。
画像処理部26は、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影した画像を処理する。画像処理部26は、たとえば、第1カメラ11が撮影した画像と第2カメラ12が撮影した画像とから車両を検出する機能、第1カメラ11が撮影した画像と第2カメラ12が撮影した画像との視差に基づいて車両の位置情報(距離)を算出する機能などを有する。また、画像処理部26は、記憶部22に記憶する補正量に基づいて、第1カメラ11が撮影した画像および第2カメラ12が撮影した画像を補正する機能を有する。画像処理部26は、制御部21のCPUがプログラムを実行することにより実現する機能であっても良いし、画像処理用のLSIにより実現しても良い。
次に、第1カメラ11および第2カメラ12の撮影方向(視野方向)に対するずれ補正について説明する。
撮影方向に対するずれは、LED13(13´)が発光した光を第1カメラ11および第2カメラ12が受光するまでの時間により判定する。撮影方向に対するずれを算出するため、車両検知装置10は、LED13(13´)が発光した光を第1カメラ11および第2カメラ12が受光するまでの標準時間を記憶部22に記憶しておくものとする。
車両検知装置10は、実際にLED13が発光した光を第1カメラ11が受光するまでの時間(実測時間)と記憶部22に記憶した第1カメラ11の標準時間との差分により第1カメラ11の撮影方向に対するずれを算出し、算出したずれに応じて第1カメラ11に対する補正量を設定する。また、車両検知装置10は、実際にLED13が発光した光を第2カメラ12が受光するまでの時間(実測時間)と記憶部22に記憶した第2カメラ12の標準時間との差分により、第2カメラ12の撮影方向に対するずれを算出し、算出したずれに応じた第2カメラ12に対する補正量を設定する。
図4は、第1カメラ11の撮影方向におけるずれ量の算出方法を説明するためのタイミングチャートである。
図4(a)は、LED13が光を発光するタイミングを示す。図4(b)は、図4(a)に示すLED13の発光タイミングに対する第1カメラ11の標準時間を示す図である。つまり、撮影方向にずれが無ければ、図4(b)に示すように、第1カメラ11は、LED13が光を発光したタイミングから第1カメラ11の標準時間taでLED13からの光(反射板15で反射された反射光)を受光する。
図4(c)は、実際にLED13が発光した光(反射板15で反射された反射光)を第1カメラ11が受光するタイミングの例を示す。図4(c)に示す例では、第1カメラ11は、LED13が発光した光を標準時間taよりも時間(差分時間)Δt分だけ長い時間(実測時間)t1で受光している。
例えば、図1に示す構成例では、LED13からの光が反射板15を介して第1カメラ11で受光される。したがって、図1に示す構成例では、第1カメラ11までの実測時間t1でLED13が発光した光を受光する第1カメラ11は、差分時間Δt1/2分だけ撮影方向にずれている。このため、図1に示す構成例では、光の速度をcとすれば、第1カメラ11は、撮影方向に距離(c×Δt1)/2分ずれている。この距離(c×Δt)/2は、第1カメラ11の撮影方向に対する補正量として設定される。
なお、図2に示す構成例では、第1カメラ11は、LED13からの光が直接受光する。したがって、図2に示す構成例では、第1カメラ11までの実測時間t1でLED13が発光した光を受光する第1カメラ11は、差分時間Δt1分だけ撮影方向にずれている。このため、図2に示す構成例では、光の速度をcとすれば、第1カメラ11は、撮影方向に距離(c×Δt1)分ずれている。この距離(c×Δt)は、第1カメラ11の撮影方向に対する補正量として設定される。
また、第1カメラ11の撮影方向に対する補正量は、例えば、記憶部22に記憶することにより設定する。また、第2カメラ12の撮影方向に対するずれも、LED13が発光した光を第2カメラ12が受光するまでの実測時間t2と第2カメラ12の標準時間tbとの差分時間Δt2により算出される。第2カメラ12の撮影方向に対する補正量も、差分時間Δt2から計算され、たとえば、記憶部22に記憶される。
次に、第1カメラ11および第2カメラ12の撮影方向に対するずれ補正量の設定処理について説明する。
図5は、第1カメラ11および第2カメラ12の撮影方向に対するずれ補正量の設定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、車両検知装置10の制御部21は、LED制御部25によりLED13(13´)を発光させる(ステップ10)。制御部21は、LED13が光を発光した時点から第1カメラ11および第2カメラ12がLED13の光を受光するまでの時間をそれぞれ実測する(ステップS11、S21)。
LED13が発光した光を第1カメラ11が受光するまでの実測時間が時間t1である場合、制御部21は、実測時間t1と記憶部22に記憶している第1カメラ11の標準時間taとの差分時間Δt1を算出する(ステップS12)。制御部21は、差分時間Δt1が0でないか否か、つまり、実測時間t1と標準時間taとが等しくないか否かを判断する(ステップS13)。Δt=0である場合(ステップS13、NO)、制御部21は、補正量を設定することなく第1カメラ11の撮影方向におけるずれに対する補正量の設定を終了する。
また、Δtが0でない場合、つまり、実測時間t1と標準時間taとが同じ値でない場合(ステップS13、YES)、制御部21は、実測時間t1と標準時間taとの差分時間Δt1により第1カメラ11の撮影方向に対するずれ量を算出する(ステップS14)。たとえば、図1に示す構成例では、第1カメラ11は、撮影方向に対して、距離(c(光速)×Δt1)/2だけずれていると判断する。また、図2に示す構成例では、第1カメラ11は、撮影方向に対して距離(c(光速)×Δt1)だけずれていると判断する。
第1カメラ11の撮影方向に対するずれ量を算出すると、制御部21は、算出した第1カメラ11の撮影方向に対するずれ量を記憶部22に記憶することにより、第1カメラ11の撮影方向に対する補正量を設定する(ステップS15)。
また、LED13が発光した光を第2カメラ12が受光するまでの実測時間が時間t2である場合、制御部21は、実測時間t2と記憶部22に記憶している第2カメラ12の標準時間tbとの差分時間Δt2を算出する(ステップS22)。制御部21は、差分時間Δt2が0でないか否か、つまり、実測時間t2と標準時間tbとが等しくないか否かを判断する(ステップS23)。Δt=0である場合(ステップS23、NO)、制御部21は、補正量を設定することなく第2カメラ12の撮影方向におけるずれに対する補正量の設定を終了する。
また、Δtが0でない場合、つまり、実測時間t2と標準時間tbとが同じ値でない場合(ステップS23、YES)、制御部21は、実測時間t2と標準時間tbとの差分時間Δt2により第2カメラ12の撮影方向に対するずれ量を算出する(ステップS24)。たとえば、図1に示す構成例では、第2カメラ12は、撮影方向に対して、距離(c(光速)×Δt2)/2だけずれていると判断する。また、図2に示す構成例では、第2カメラ12は、撮影方向に対して距離(c(光速)×Δt2)だけずれていると判断する。
第2カメラ12の撮影方向に対するずれ量を算出すると、制御部21は、算出した第2カメラ12の撮影方向に対するずれ量を記憶部22に記憶することにより、第2カメラ12の撮影方向に対する補正量を設定する(ステップS25)。
上述した撮影方向におけるずれに対する補正量の設定処理によれば、LEDが発光してからステレオカメラを構成する各カメラがLEDの光を受光するまでの時間を実測し、実測した時間と各カメラがLEDの光を受光するまでの標準時間との差分に基づいて各カメラの撮影方向におけるずれに対する補正量を設定する。これにより、本実施形態の車両検知装置によれば、各カメラの撮影方向におけるずれを簡易に補正することができる。この結果として、車両検知装置は、各カメラが撮影する画像において車両の正確な位置を識別しやすくでき、高精度な車両検出が実現できる。
次に、第1カメラ11および第2カメラ12の上下左右方向(平面方向)におけるずれ補正について説明する。
第1カメラ11および第2カメラ12の上下左右方向(平面方向)におけるずれは、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影した画像におけるLED13(13´)の光の位置により判定する。平面方向におけるずれを算出するため、車両検知装置10は、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影する画像におけるLED13(13´)の光の標準位置を示す情報を記憶部22に記憶しておくものとする。
車両検知装置10は、実際に第1カメラ11が撮影した画像から検出するLED13の光の位置(撮影位置)と記憶部22に記憶した第1カメラ11に対するLED13の光の標準位置(第1の標準位置)との差分により第1カメラ11の平面方向におけるずれを検出し、検出したずれ量に応じて第1カメラ11の平面方向に対する補正量を設定する。
また、車両検知装置10は、実際に第2カメラ12が撮影した画像から検出するLED13の光の位置(撮影位置)と記憶部22に記憶した第2カメラ12に対するLED13の光の標準位置(第1の標準位置)との差分により第2カメラ12の平面方向におけるずれを検出し、検出したずれに応じた第2カメラ12の平面方向に対する補正量を設定する。
図6(a)は、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)の撮影画像におけるLED13(13´)の光の標準位置の例を示す図である。図6(b)は、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)の撮影画像におけるLED13(13´)の光のずれの例を示す図である。図6(c)は、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)の撮影画像におけるLED13(13´)の光のずれに対する補正量を示す図である。
すなわち、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)の平面方向にずれが無ければ、車両検知装置10は、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)が撮影する画像において、図6(a)に示すように、第1の標準位置(あるいは第2の標準位置)にLED13の光を検出する。第1の標準位置(あるいは第2の標準位置)にLED13の光を検出されれば、車両検知装置10は、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)の平面方向に対する補正は不要であると判断する。
平面方向にずれが生じている場合、車両検知装置10は、第1カメラ11(あるいは第2カメラ12)が撮影する画像において、図6(b)に示すように、第1の標準位置(あるいは第2の標準位置)とはずれた位置に、LED13の光を検出する。第1の標準位置(あるいは第2の標準位置)とはずれた位置にLED13の光を検出すると、車両検知装置10は、標準位置からずれ量(例えば、ずれ量を示す座標値)を算出する。
標準位置からのずれ量(例えば、ずれ量を示す座標値)を算出すると、車両検知装置10は、算出したずれ量を補正するための補正量を第1カメラ(あるいは第2カメラ12)に対する設定値として設定する。この補正量により補正することにより、第1カメラ(あるいは第2カメラ12)が撮影する画像は、図6(c)に示すように、平面方向のずれが補正される。
次に、第1カメラ11および第2カメラ12の平面方向に対するずれの補正量の設定処理について説明する。
図7は、第1カメラ11および第2カメラ12の平面方向に対するずれの補正量の設定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、車両検知装置10の制御部21は、LED制御部25によりLED13(13´)を発光させる(ステップ30)。制御部21は、LED13を発光させた後、第1カメラ11および第2カメラ12が撮影するLED13の光の点(光点)を含む画像をそれぞれ取得する(ステップS31、S41)。
第1カメラ11が撮影したLED13の光点を含む画像を取得すると、制御部21は、実際に撮影した画像におけるLED13の光点を抽出し、抽出した光点の座標値(p1、q1)を検出する(ステップS32)。第1カメラ11の撮影画像におけるLED13の光点の座標値(p1、q1)を検出すると、制御部21は、検出した座標値(p1、q1)と第1カメラ11に対する標準位置としての第1の標準位置の座標値(pa、qa)と差分の座標値(Δp1、Δq1)を算出する(ステップS33)。
第1カメラ11が実際に撮影したLED13の光点の位置と標準位置との差分の座標値(Δp1、Δq1)を算出すると、制御部21は、差分の座標値(Δp1、Δq1)が(0、0)でないか否か、つまり、撮影したLEDの光点が標準位置でないか否かを判断する(ステップS34)。差分の座標値(Δp1、Δq1)が(0、0)である場合(ステップS34、NO)、制御部21は、補正量を設定することなく第1カメラ11の平面方向におけるずれに対する補正量の設定を終了する。
算出した差分の座標値(Δp1、Δq1)が(0、0)でない場合、つまり、第1カメラ11が撮影したLED13の光点が標準位置でない場合(ステップS34、YES)、制御部21は、差分の座標値(Δp1、Δq1)を第1カメラ11の平面方向におけるずれ量として記憶部22に記憶することにより、第1カメラ11の平面方向に対する補正量を設定する(ステップS35)。
また、第2カメラ12が撮影したLED13の光点を含む画像を取得すると、制御部21は、実際に撮影した画像におけるLED13の光点を抽出し、抽出した光点の座標値(p2、q2)を検出する(ステップS42)。第2カメラ12の撮影画像におけるLED13の光点の座標値(p2、q2)を検出すると、制御部21は、検出した座標値(p2、q2)と第2カメラ12に対する標準位置としての第2の標準位置の座標値(pb、qb)と差分の座標値(Δp2、Δq2)を算出する(ステップS43)。
第2カメラ12が実際に撮影したLED13の光点の位置と標準位置との差分の座標値(Δp2、Δq2)を算出すると、制御部21は、差分の座標値(Δp2、Δq2)が(0、0)でないか否か、つまり、撮影したLEDの光点が標準位置でないか否かを判断する(ステップS44)。差分の座標値(Δp2、Δq2)が(0、0)である場合(ステップS44、NO)、制御部21は、補正量を設定することなく第2カメラ12の平面方向におけるずれに対する補正量の設定を終了する。
算出した差分の座標値(Δp2、Δq2)が(0、0)でない場合、つまり、第2カメラ12が撮影したLED13の光点が標準位置でない場合(ステップS44、YES)、制御部21は、差分の座標値(Δp2、Δq2)を平面方向におけるずれ量として記憶部22に記憶することにより、第2カメラ12の平面方向に対する補正量を設定する(ステップS45)。
上述した処理によれば、ステレオカメラを構成する各カメラが撮影した各画像から固定の1点を照射(マーク)するLEDの光点の位置を検出し、撮影した画像中のLEDの光点の位置と各カメラに対する光点の標準位置との差分に基づいて各カメラの平面方向におけるずれに対する補正量を設定する。これにより、本実施形態の車両検知装置によれば、各カメラの平面方向におけるずれを簡易に補正することができる。この結果として、車両検知装置は、各カメラが撮影する画像において車両の正確な位置を識別しやすくでき、高精度な車両検出が実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…車両検知装置、11…第1カメラ、12…第2カメラ、13…LED(光源)、14…支柱、15…反射板、21…制御部(ずれ検出手段、設定手段)、22…記憶部(記憶手段)、23…第1の画像インターフェース(画像取得手段)、24…第2の画像インターフェース(画像取得手段)、25…LED制御部(発光制御手段)、26…画像処理部(画像処理手段)。

Claims (10)

  1. 所定の撮影領域を有する複数のカメラが撮影した画像を入力する画像取得手段と、
    前記各カメラの撮影領域中における固定位置を照射する光を発光させる光源を制御する発光制御手段と、
    前記光源が光を照射する前記固定位置を含む撮影領域を前記各カメラが撮影する画像に基づいて前記各カメラの位置ずれを検出するずれ検出手段と、
    前記ずれ検出手段により検出した位置ずれに応じた補正量をカメラごとに設定する設定手段と、
    前記各カメラが撮影した画像を前記設定手段が設定する補正量で補正した画像に対して画像処理を行う画像処理手段と、
    を有する車両検知装置。
  2. さらに、前記各カメラによる前記光源からの光を撮影状態に対する標準情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記ずれ検出手段は、前記カメラが前記光源からの光を撮影した状態と前記記憶手段に記憶した標準情報との差分により位置ずれを検出する、
    前記請求項1に記載の車両検知装置。
  3. 前記記憶手段は、前記標準情報として、前記光源が光を発光してから前記各カメラが前記光源からの光を撮影するまでの標準時間を記憶し、
    前記ずれ検出手段は、前記光源が光を発光してから前記カメラが実際に前記光源からの光を撮影するまでの実測時間と当該カメラに対する前記標準時間との差分により前記カメラの撮影方向におけるずれを検出する、
    前記請求項2に記載の車両検知装置。
  4. 前記記憶手段は、前記標準情報として、前記各カメラが撮影する画像における前記光源からの光の位置を示す標準位置を記憶し、
    前記ずれ検出手段は、前記カメラが実際に撮影した画像における前記光源からの光の位置と当該カメラに対する前記標準位置との差分により前記カメラの上下左右方向におけるずれを検出する、
    前記請求項2に記載の車両検知装置。
  5. さらに、前記光源からの光を前記各カメラへ反射する反射板を有する、
    前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両検知装置。
  6. 所定の撮影領域が設定された複数のカメラと車両検知装置とを有する車両検知システムにおいて、
    さらに、前記各カメラの撮影領域中における固定位置を照射する光を発光する光源を有し、
    前記車両検知装置は、
    前記光源が光を照射する前記固定位置を含む撮影領域を前記各カメラが撮影する画像に基づいて前記各カメラの位置ずれを検出するずれ検出手段と、
    前記ずれ検出手段により検出した位置ずれに応じた補正量をカメラごとに設定する設定手段と、
    前記各カメラが撮影した画像を前記設定手段が設定する補正量で補正した画像に対して画像処理を行う画像処理手段と、を有する、
    車両検知システム。
  7. 前記車両検知装置は、さらに、前記各カメラによる前記光源からの光を撮影状態に対する標準情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記ずれ検出手段は、前記カメラが前記光源からの光を撮影した状態と前記記憶手段に記憶した標準情報との差分により位置ずれを検出する、
    前記請求項6に記載の車両検知システム。
  8. 前記記憶手段は、前記標準情報として、前記光源が光を発光してから前記各カメラが前記光源からの光を撮影するまでの標準時間を記憶し、
    前記ずれ検出手段は、前記光源が光を発光してから前記カメラが実際に前記光源からの光を撮影するまでの実測時間と当該カメラに対する前記標準時間との差分により前記カメラの撮影方向におけるずれを検出する、
    前記請求項7に記載の車両検知システム。
  9. 前記記憶手段は、前記標準情報として、前記各カメラが撮影する画像における前記光源からの光の位置を示す標準位置を記憶し、
    前記ずれ検出手段は、前記カメラが実際に撮影した画像における前記光源からの光の位置と当該カメラに対する前記標準位置との差分により前記カメラの上下左右方向におけるずれを検出する、
    前記請求項7に記載の車両検知システム。
  10. さらに、前記光源からの光を前記各カメラへ反射する反射板を有する、
    前記請求項6乃至9の何れか1項に記載の車両検知システム。
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