JP6067349B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品及びその製造方法に関する。
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品に、着用者の肌側に向かって突出する隆起部を設ける技術が知られている。そのような吸収性物品においては、内部に配される吸収性コアの一部に突出部を設けることが一般的である。
また、吸収性コアに溝を形成することも知られており、例えば、特許文献1には、着用者の肌側に向けられる肌当接面に溝が形成された突出部を吸収性コアの幅方向中央部付近に備えた吸収性物品が開示されている。
また、特許文献2には、着用者の肌側に向かって突出する突出部を有する吸収性コアの非肌当接面に縦溝を形成した吸収性物品が提案されている。
また、隆起部を形成する技術ではないが、特許文献3には、肌当接面側に高吸水性ポリマーの比率が高い領域、非肌当接面側に高吸水性ポリマーの比率が低い領域を設け、非肌当接面側に、高吸水性ポリマーの比率が高い領域に亘る空間を設けた吸収性コアが記載されている。
特開2012−125366号公報 特開2008−079747号公報 特開2009−119154号公報
特許文献1においては、着用者の肌側に向けられる吸収性コアの肌当接面に溝が形成されているため、溝以外の部分に疎密勾配を設ける等の別の工夫をしないと、液の吸い込み性が悪くなる。
特許文献2においては、非肌当接面の縦溝が、吸収性コアの圧搾により形成されているため、肌当接面付近に圧搾により硬化した部分が生じて、着用者に違和感を与える恐れがある。また、圧搾により肌当接面付近の密度が高まり、液を保持し易くなって、ドライ感が低下する可能性がある。
特許文献3は、隆起部を形成する技術ではなく、また、前記空間に、膨潤した高吸水性ポリマーが入ると、空間が失われて、吸収性コアの柔軟性が損なわれる。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収性物品の前後方向に長い形状の吸収性コアを備えた吸収性物品であって、前記吸収性コアは、その幅方向に、中央域及びその両側に位置する側方域を有し、該中央域は、該側方域それぞれの上面より上方に突出した突出部を有しており、前記吸収性コアは、前記中央域と前記側方域とが一体成形されており、前記中央域の非肌当接面に、該吸収性コアの長手方向に沿う縦溝が形成されており、該縦溝は、該縦溝の左右両側の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、吸収性コアが突出部を有する中央域を含めて幅方向の可撓性に優れ、身体に対するフィット性に優れると共に、液の吸い込み性や着用時のドライ感にも優れている。
図1は、本発明の第1実施形態である生理用ナプキンを示す斜視図である。 図2(a)は、図1のIIa−IIa線断面図であり、図2(b)は、図1のIIb−IIb線断面図である。 図3は、図1のIII−III線断面図である。 図4は、図1の生理用ナプキンの着用状態における吸収性コアの幅方向の変形状態を示す模式図である。 図5は、図1に示す生理用ナプキンの吸収性コアの製造に好ましく使用される吸収性コアの製造装置を示す模式図である。 図6は、図5に示す製造装置における積繊装置の積繊ドラムの周方向に沿う断面を示す模式図である。 図7(a)及び図7(b)は、図5に示す装置における突出方向矯正装置により肉厚部分の突出方向を矯正する様子を示す図であり、図7(a)は、第1及び第2ロールによる加圧直前の状態、図7(b)は、第1及び第2ロールによる加圧中の状態を示す断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態である生理用ナプキンの吸収性コアを示す幅方向模式断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、就寝時の使用に適した夜用のナプキンである。
ナプキン1は、図1に示すように、前後方向に長い形状の吸収性本体6と、一対のウイング部7,7と、一対の後方フラップ部8,8とを有している。生理用ナプキン等の吸収性物品に関し、「前後方向」とは、着用時に着用者の前後方向と一致する方向である。
吸収性本体6は、その長手方向に、前方部A、液排泄部対向部B及び後方部Cを有しており、液排泄部対向部Bの左右両側に一対のウイング部7,7、後方部Cの左右両側に一対の後方フラップ部8,8を有している。液排泄部対向部Bは、幅方向の中央部に、着用者の液排泄部(膣口)に対向配置される部分であり、前方部Aは、液排泄部対向部Bより着用者の前側(腹側)に配される部分であり、後方部は、液排泄部対向部Bより着用者の背中側に配される部分である。
ナプキン1は、着用時に着用者の肌側に向けられる肌当接面を形成する肌側シート2、着用時にショーツ等の衣類側に向けられる非肌当接面を形成する非肌側シート3、及びこれら両シート2,3間に配置された吸収性コア4を備えている。なお、本明細書では、着用時に着用者の肌に相対的に近い側を肌当接面側又は上、遠い側を非肌当接面側又は下という。肌側シート2は、液透過性の表面シート2a及びその両側に接合された一対の立体ガード形成用シート2b,2bを備えている。液透過性の表面シート2aは、吸収性本体6の幅方向の中央部に、吸収性本体6の全長に亘るように配されている。立体ガード形成用シート2bは、吸収性本体の幅方向中央側の側縁部21を表面シート2a上に重ねた状態で、該側縁部21からやや幅方向の外方の位置において該表面シート2aに接合されている。立体ガード形成用シート2bは、前記側縁部21の近傍に立体ガード形成用の弾性部材(図示せず)を有しており、着用時には、その弾性部材の収縮力により、液排泄部対向部Bにおける該側縁部21から所定幅の部分が表面シート2aから離間するように起立して立体ガードを形成する。
一対のウイング部7,7及び一対の後方フラップ部8,8は、吸収性コア4の両側縁から延出した立体ガード形成用シート2b及び非肌側シート3からなる。一対のウイング部7それぞれの非肌側シート3からなる面には、ショーツのクロッチ部の非肌当接面に固定するためのウイング部粘着部(図示せず)が設けられ、吸収性本体6の非肌当接面には、該本体6をショーツの内面に固定するための本体粘着部(図示せず)が設けられている。後方フラップ部8は、着用時に、ショーツの内面(肌当接面)上に配される。後方フラップ部8の非肌側シート3からなる面にも、ショーツの内面に固定するための粘着部が設けられていることが好ましい。肌側シート2と非肌側シート3とは、吸収性コア4の周縁部より外方が接着剤で互いに接合されていると共にナプキン1の周縁部において熱シールにより接合されている。肌側シート2と吸収性コア4との間、及び吸収性コア4と非肌側シート3との間も、ドット、スパイラル、ストライプ等のパターン塗工された接着剤により互いに接合されていることが好ましい。
ナプキン1における吸収性コア4は、パルプ繊維等の繊維材料からなる繊維集合体又は該繊維集合体の繊維間に高吸水性ポリマーを保持させたものからなる。吸収性コア4は、上下両面を、ティッシュペーパーや透水性の不織布からなるコアラップシート(図示略)によって被覆されている。コアラップシートは、吸収性コアの形成材料の漏れ出しを防止したり、吸収性コアの保形性を高める目的で使用される。
ナプキン1における吸収性コア4は、図1に示すように、ナプキン1の前後方向と同方向に長い形状を有している。また、吸収性コア4は、図2(a)及び図2(b)に示すように、幅方向Yに、中央域41及びその両側に位置する側方域45,45を有しており、該中央域41は、該側方域45,45それぞれの上面S2,S2より上方に突出した突出部5を有している。
ナプキン1は、表面シート2aの下に吸収性コア4の突出部5が存在することによって、肌当接面における幅方向中央部に着用者の肌側に向かって突出する隆起部11が形成されている。
突出部5は、液排泄部対向部B及び後方部Cの何れにおいても、側方域45の上面S2から突出する高さtの、中央域41の全厚t1に対する割合が、好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上であり、また、好ましくは90%以下、より好ましくは80%以下であり、また、好ましくは20%以上90%以下であり、より好ましくは30%以上80%以下である。突出部5の突出高さtは、中央域41の全厚t1から側方域45の厚みt2を差し引いた値と同じである。
また、突出部5の幅W1〔図2(a)参照〕は、吸収性コアの全幅W2に対する割合が、好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上であり、また、好ましくは80%以下、より好ましくは70%以下であり、また、好ましくは20%以上80%以下であり、より好ましくは30%以上70%以下である。
ナプキン1における、吸収性コア4の突出部5及びそれによって形成される隆起部11は、図1に示すように、吸収性コアの長手方向Xに長い形状を有しており、ナプキン1の液排泄部対向部Bから後方部Cの一部に亘って形成されている。より具体的には、液排泄部対向部Bの前端部付近から後方部CのX方向中央部よりやや後方の位置までの範囲に形成されている。
突出部5及び隆起部11は、ナプキン1(吸収性物品)の前後方向Xにおいて、液排泄部対向部Bから後方部Cの一部に亘って形成されていることが好ましい。また、突出部5及び隆起部11は、ナプキン1の前後方向Xの全長の30%以上の長さに亘って形成されていることが好ましく、ナプキン1の全長の40%以上の長さに亘って形成されていることがより好ましく、ナプキン1の全長の50%以上の長さに亘って形成されていることが更に好ましい。
そして、ナプキン1における吸収性コア4の中央域41の非肌当接面には、吸収性コアの長手方向Xに沿う縦溝42が形成されている。また、ナプキン1における吸収性コア4の側方域45の非肌当接面にも、吸収性コアの長手方向Xに沿う縦溝46が形成されている。縦溝42及び縦溝46は、それぞれ、吸収性コア4の非肌当接面側から肌当接面側に向かって凹んでいて、肌当接面側の底部(以下、単に底部という)を有する。
縦溝42は、それぞれ、該縦溝42の左右両側の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている。即ち、吸収性コア4の幅方向Yには、中央域41に位置し坪量が低い低坪量部43と、その両側に位置し該低坪量部43より坪量が高い一対の高坪量部44,44とが形成されており、該低坪量部43の厚みが、その両側の高坪量部44,44より薄くなっている。そして、その低坪量部43の非肌当接面側に、縦溝42が形成されている。また、低坪量部43は、厚みが両側の高坪量部44よりも薄くなっている。即ち、低坪量部43は高坪量部44に対し、吸収部材の減少量に応じて厚みが減少しており、低坪量部43と高坪量部44の密度はほぼ均一となる。
また、縦溝46も同様であり、該縦溝46の左右両側の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている。即ち、吸収性コア4の幅方向Yには、側方域45に位置し坪量が低い低坪量部47と、その両側に位置し該低坪量部47より坪量が高い一対の高坪量部48,48とが形成されており、該低坪量部47の厚みが、その両側の高坪量部48,48より薄くなっている。そして、その低坪量部47の非肌当接面側に、縦溝46が形成されている。また、低坪量部47は、坪量がその両側の高坪量部48,48よりも低くなっており、厚みが両側の高坪量部44よりも薄くなっている。
また、吸収性コア4は、突出部5を含めた中央域41と一対の側方域45,45とが一体成形されている。「一体成形されている」とは、別の工程で製造した部材どうしを接着剤や圧縮などの接合手段で結合したものとは異なり、同一の材料を用いて、一つの工程で一体的に形成されていることを意味する。従って、例えば、中央域41における突出部5を形成する部分41uとそれより下に位置する部分41dとの間には、別に製造した2つの吸収性コアを重ねた場合に生じるような層どうしの隣接部や結合部が存在せず、また、中央域41と側方域45,45との境界部にも、別に製造した2つの吸収性コアを並べて配置した場合に生じるコアどうしの隣接部や結合部が存在しない。
突出部5を含めた中央域41と一対の側方域45,45とが一体成形されていると、吸収する液体が、スムーズに移動し得る連続性を有するようになる。このような構造の吸収性コアの製造方法については後で説明する。
なお、ナプキン1における吸収性コア4は、縦溝42,46及び後述する横溝49を有することによって、非肌当接面側が凹凸形状を有する一方、突出部5の肌当接面側は平坦となっている。
本実施形態のナプキン1によれば、液排泄部対向部B及び後方部Cの中央域41に突出部5を有するとともに、該中央域の非肌当接面に縦溝42を有するため、図4に示すように、吸収性コア4は、突出部を有する中央域41を含めて幅方向の可撓性に優れており、身体に対して優れたフィット性を有する。例えば、肌当接面が凸となるように変形して、着用者Mの液排泄部、股間部、臀裂等の身体の凹部に対して良好にフィットする。しかも、縦溝42が、吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成したものであるため、溝を吸収性コアの圧搾により形成した場合とは異なり、吸収性コアの肌当接面付近に圧搾による硬化部分や圧密化した部分を生じさせない。そのため、着用者に違和感を与えることもない。また、吸収性コアが一体成形したものであるため、突出部5から吸収した液が、吸収性コアの厚み方向にスムーズに拡散し、液が多量に供給された場合等においても、肌当接面に液が残りにくく、優れたドライ感や快適な着用感が得られる。
また、本実施形態のナプキン1においては、図2及び図3に示すように、中央域41の縦溝42は、その底部が、側方域45の上面S2よりも上方に位置している。換言すれば、中央域41の縦溝42は、中央域41の突出部5の内部にまで入り込んでいる。他方、側方域45の縦溝46の底部は、側方域45の上面S2より下方に位置している。
このように、中央域41の縦溝42が、中央域41の突出部5の内部に入り込んでいることによって、中央域41は、肌当接面が凸となるように一層変形し易くなり、身体に対するフィット性が一層向上するとともに、ナプキンの肌当接面にシワが生じにくくなり、着用者がシワにより違和感を覚えることも防止できる。
中央域41の縦溝42は、その底部が、吸収性コアの長手方向Xの少なくとも30mm以上の長さに亘って側方域45の上面S2より上方に位置することが好ましく、50mm以上の長さに亘って前記上面S2より上方に位置することがより好ましい。
また、中央域41の縦溝42は、吸収性コアの長手方向Xにおける、突出部5の全長に亘って延在していることが好ましく、吸収性コアの長手方向Xの全長に亘って延在していることがより好ましい。
また、本実施形態のナプキン1においては、中央域41の縦溝42に加えて、側方域45にも前述した縦溝46が形成されている、そのため、着用者の液排泄部に対応する中央域41だけでなく、着用者の鼠径部に対応する側方域45においても、幅方向の可撓性に優れているため、吸収性コア4の幅方向の全体が着用者の身体の形状に沿って、肌当接面側に凸の形状に変形し易くなり、フィット性が向上する。
しかも、本実施形態のナプキン1においては、図2に示すように、中央域41及び側方域45の縦溝42,46は、吸収性コアの幅方向Yの外方側の縦溝から中央側の縦溝に向かって深さが漸次深くなっている。そのため、吸収性コア及び生理用ナプキンの肌当接面が、なだらかな凸状に湾曲しやすくなり、吸収性本体の幅方向Yの広い範囲において着用者の身体の形状に沿い易く、フィット性や漏れ防止性が向上する。
なお、吸収性コアの幅方向Yの外方側の縦溝から中央側の縦溝に向かって深さが漸次深くなっていると言えるためには、吸収性本体の幅方向Yの最も外側の縦溝と最も中央寄りの縦溝との間に、それらの中間の深さの縦溝が存在すれば良い。この場合、最も外側の縦溝と最も中央寄りの縦溝との間に深さが等しい複数の縦溝が存在していても良いが、着用者の身体により理想的にフィットさせるようにナプキンを肌当接面側に向かって凸状に形状誘導させるためには、図2に示すように、最も外側の縦溝と最も中央寄りの縦溝との間に深さが等しい複数の縦溝が存在しないことがより好ましい。
また、ナプキンの中央域41を着用者の排泄部中央に対して理想に近い形でフィットさせる観点から、排泄部対向部Bの中央域41の縦溝42のうち、深さが最も深い縦溝の深さは、液排泄部対向部Bにおける中央域41の全厚t1に対する割合が、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上であり、また、好ましくは95%以下、より好ましくは90%以下であり、また、好ましくは50%以上95%以下であり、より好ましくは60%以上90%以下である。また、中央域41の縦溝42は、1本のみであっても良いが、複数本であることが好ましく、より好ましくは3本以上、更に好ましくは4本以上である。また、吸収性コア4に形成された縦溝は、中央域41の縦溝と側方域45の縦溝の合計の本数が、好ましくは5本以上、より好ましくは6本以上であり、また、好ましくは10本以下、より好ましくは9本以下であり、また、好ましくは5本以上10本以下であり、より好ましくは6本以上9本以下である。
また、本実施形態のナプキン1においては、図3に示すように、吸収性コア4の非肌当接面に、吸収性コア4の幅方向Yに沿う複数の横溝49が、それぞれ、中央域41から側方域45に亘って連続して形成されている。複数の横溝49は、それぞれ、該横溝49の前後の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている。即ち、吸収性コア4の長手方向Xには、同方向の前後に位置する一対の高坪量部のそれぞれより坪量が低い低坪量部が、所定の間隔を開けて複数形成されており、その低坪量部のそれぞれの非肌当接面側に横溝49が形成されている。
これにより、吸収性コア4の、平面方向(長手方向X及び幅方向Y)の変形性が一層向上し、着用者の身体に対するフィット性が一層向上する。
なお、本実施形態のナプキン1における横溝49の深さは、吸収性コア4の中央域41と側方域45とで同じであるが、横溝49の中央域41における深さと側方域45における深さとを異ならせても良い。例えば、中央域41における深さは、側方域45の表面S2よりも上方まで達していても良し、中央域の縦溝の深さと同じとしても良い。
なお、本実施形態のナプキン1における中央域の縦溝42及び側方域45の縦溝46は、何れも、深さ方向に亘って幅が略均一である。吸収性コアの圧縮により形成した凹部は、開口部の幅が広く、底部に向かうに従い幅が狭くなる傾向があるが、本実施形態における縦溝42及び縦溝46は、何れも、深さ方向に亘って幅が略均一であり、そのため、縦溝42及び縦溝46の底部をなす低坪量部43及び低坪量部47の領域が確保される。即ち、その両側の高坪量部44及び高坪量部48と比較して厚みの薄い領域が確保される。この厚みの薄い領域においては、厚みが大きい高坪量部44及び高坪量部48に比べて断面二次モーメントが小さくなるため、ナプキン装着時に吸収性コアが圧縮される際に可撓軸となり易く吸収性コアの湾曲変形性を高める。そのため着用者の体に沿って変形し易く、着用者に柔らかな装着感を提供できる。
ここで、深さ方向に亘って幅が略均一であるか否かは、以下のようにして判別する。例えば、ナプキン1より吸収性コア4を取り出し、マイクロスコープ(KEYENCE社性VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で吸収性コア4を断面から観察し、縦溝42及び縦溝46において各々の開口部と底部の幅の距離を測定する。各々の開口部と底部の幅の距離が同じであれば、縦溝42及び縦溝46が深さ方向に沿って幅が略均一であるといえる。
中央域41の縦溝42と重なる低坪量部43の坪量は、その両側に位置する高坪量部44の坪量に対する割合が、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、また、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下であり、また、好ましくは5%以上50%以下であり、より好ましくは10%以上40%以下である。
ただし、横溝49を配した本実施形態のナプキン1のような場合には、横溝49が存在しない高坪量部において、上述した関係であればよい。
〔高坪量部及び低坪量部の坪量の測定方法〕
吸収性コアを、高坪量部と低坪量部の境界線に沿ってフェザー社製片刃剃刀を用いて切断して、高坪量部及び低坪量部の小片を得る。高坪量部は、中央域41における低坪量部43,43に挟まれた部分を小片として切り出す。また、当該小片が、横溝49を含まないように切り出す。低坪量部の小片は、中央域41における一対の高坪量部44,44間に挟まれた細幅の部分を小片として切り出す。
それらの小片の重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を高坪量部又は低坪量部の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。高坪量部及び低坪量部のそれぞれについて、小片5個の坪量の平均を坪量とする。
〔高坪量部及び低坪量部の厚み及び密度の測定方法〕
高坪量44及び低坪量43の厚みの測定は、各々の部位において坪量を測定するために切り出した小片の厚みを測定することで行う。吸収性物品より切り出した高坪量44と低坪量部43の小片の測定部を5kPaの圧力で10分間加圧し、除重後すぐに測定を行う。徐重後のサンプルの中央域に、大きさ20mm×20mm、厚み3mmのアクリルプレートを吸収体3の上に置き、KEYENCE社製非接触式レーザー変位計(レーザーヘッドLK−G30、変位計LK−GD500)を用い、サンプルの厚みを測定する。非接触式レーザー変位計により測定し難い場合には、前記切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、測定してもよい。高坪量部及び低坪量部の厚みや縦溝の深さは、横溝が存在しない部位の断面における厚みや深さを測定する。
高坪量部及び低坪量部の密度は、上述のようにして測定した坪量及び厚みから算出する。
上述したナプキン1の吸収性コア4は、図5に示すように、外周面に集積用凹部55を備え、一方向Aに回転する積繊ドラム54と、該積繊ドラム54の外周面に吸収性コアの形成材料を飛散状態で供給するダクト53を備えた積繊装置50と、積繊装置50で得られた吸収性コア4Aに、突出方向の矯正を加える突出方向矯正装置60とを備えた吸収性コアの製造装置を用いて製造することができる。
積繊ドラム54の集積用凹部55は、積繊ドラム54の外周面の周方向に一定の間隔で複数個形成されている。集積用凹部55の底面56は、メッシュプレート等からなり、吸引孔として機能する多数の細孔を有している。
図6に示すように、集積用凹部55の底面56の一部には、突出部5を有する中央域41を形成するための凹部56aが形成されている。集積用凹部55の底部には、横溝49を形成するための難通気性部材57及び縦溝42,46を形成するため難通気性部材58が平面視して格子状に配置されている。難通気性部材57,58は、集積用凹部55の底面から突出するように固定されており、非通気性部材であっても良く、例えば金属やプラスチックからなる。
積繊ドラムを備えた公知の積繊装置と同様に、集積用凹部55の底面から吸引しつつ、ダクト53内に吸収性コアの形成材料40を供給することによって、図5及び図6(b)に示すように、吸収性コアの形成材料40が集積用凹部55内に所定形状に堆積する。集積用凹部55から離型した堆積物4’は、図5及び図7(a)に示すように、搬送方向MC及びその直交方向CDそれぞれの中央部に肉厚部分41’を有し、その周囲に薄肉部分45’を有しており、肉厚部分41’における薄肉部分45’から突出する部分に、難通気性部材57,58に対応する溝を有している。
次いで、この堆積物4’の上下面を、コアラップシート51で被覆した後、第1及び第2ロール61,63を備えた突出方向矯正装置60に導入して、両ロール間で加圧する。第1ロール61には、肉厚部分41’に対応する形状の凹部62が、外周面の周方向に一定の間隔で複数個形成されており、第2ロール63は、表面平滑である。
堆積物4’を、両ロール61,63間に通すことにより、図7(a)及び図7(b)に示すように、堆積物4’の薄肉部分45’が、第1ロール61の凹部62以外の部分に加圧されて第2ロール63側へと押し下げられ、薄肉部分45’から肉厚部分41’が突出する方向が、図7(a)に示す第2ロール側から図7(b)に示す第1ロール側へと変化する。このようにして、突出方向の矯正を加えることで、前述した形態の吸収性コア4が得られる。
なお、第1及び第2ロール61,63で加圧する際に、堆積物4’は、薄肉部分45’のみならず肉厚部分41’も適度に圧縮される。これにより、吸収性コア4は、難通気性部材57,58上に堆積したコア形成材料からなる部分が、坪量が相対的に小さい低坪量部となり、難通気性部材57,58を有しない底面上に堆積した部分が、坪量が相対的に大きい高坪量部となる。高吸水性ポリマーを含む吸収性コアを製造する場合、ダクトの途中に高吸水性ポリマーの導入部を設けることが好ましい。
表面シート2a及び非肌側シート3としては、当該技術分野において従来用いられてきたものと同様のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2aとしては、液透過性を有する不織布や、穿孔フィルムを用いることができる。非肌側シート3としては、合成樹脂製の液不透過性フィルムや、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布等の耐水圧が高い撥水性の不織布を用いることができる。また、立体ガード形成用シート2bとしては、耐水圧が高い撥水性の不織布、例えば、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布等を用いることができる。
次に、本発明の第2実施形態の生理用ナプキンについて説明する。第2実施形態の生理用ナプキンは、吸収性コアの構成が第1実施形態と異なる。第2実施形態については、第1実施形態と異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、第1実施形態に関する説明が適宜適用される。
第2実施形態における吸収性コア4Aは、図8に示すように、中央域41の縦溝42a,42bの幅が、側方域45の縦溝42c,42dよりも幅が広くなっている。縦溝の幅Wは、吸収性コアの幅方向Yの寸法である。
これにより、側方域45に比べて厚みが厚く断面二次モーメントの大きい中央域41において、縦溝42a,42bの底部をなす低坪量部の領域が大きくなることで、中央域41の坪量を低減することができ、それによって曲げ剛性が低減するため、着用者により柔らかな装着感を提供できる。
しかも、第2実施形態における吸収性コア4Aは、図8に示すように、吸収性コアの幅方向Yの外方側の縦溝42dから中央寄りの縦溝42aに向かって幅が増大している。これにより、特に厚みが厚く曲げ剛性が高くなる中央域41に向かって縦溝の底部をなす低坪量部の領域が漸次大きくなるため、中央域の幅方向の圧縮に対する可撓性をより高めることができ、着用者の身体に沿った形状への変形を誘導することが可能となる。
中央域41及び側方域45の縦溝42a〜42dのうち、最も中央寄りの縦溝42aの幅は、最も外方側の縦溝42dの幅の好ましくは1.5倍以上であり、より好ましくは2倍以上であり、また、好ましくは5倍以下であり、より好ましくは4倍以下であり、また、好ましくは1.5倍以上5倍以下であり、より好ましくは2倍以上4倍以下である。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、第1,第2実施形態における吸収性コア4,4Aにおいては、中央域41の縦溝42に加えて、側方域45にも縦溝46が形成されていたが、本発明における吸収性コアは、突出部5を有する中央域41の非肌当接面のみに縦溝が形成されていても良い。また、吸収性コアの中央域41と側方域45とに、深さが均一な縦溝のみが形成されていても良い。また、吸収性コアの中央域41と側方域45とに、深さが均一である一方、幅を第2実施形態のように異ならせた縦溝を設けても良い。また、第1,第2実施形態における吸収性コア4,4Aには、吸収性コアの幅方向に延びる横溝49が形成されていたが、本発明の吸収性コアには、横溝が形成されていなくても良い。また、吸収性コアの中央域の非肌当接面に横溝を形成する場合、側方域に達しない長さの横溝のみを形成しても良い。また、縦溝及び横溝は、それぞれ、吸収性コアの液排泄部対向部及び後方部の何れか一方のみに形成されていても良い。また、吸収性コアの突出部は、液排泄部対向領域のみに形成されていても良い。
また、吸収性コアは、パルプ繊維等の繊維材料のみからなるものであっても良いし、繊維材料と高吸水性ポリマーとの両者を含むものであっても良い。繊維材料としては、従来、生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維の短繊維等が用いられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、繊維材料は、全体又は一部がパルプ繊維であることが好ましく、繊維材料中のパルプ繊維の割合は50〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、更に好ましくは100質量%である。なお、吸収性コアには、高吸水性ポリマー以外に、消臭剤や抗菌剤等を必要に応じて配合しても良い。
また、上記実施形態では、高坪量部44と低坪量部43の密度が均一であったが、これ代えて、高坪量部44の密度が低坪量部43の密度よりも大きくすることも可能である。この場合は、吸収性コア4の中央域41が、吸収性コア4を製造する工程においてプレスされる。この際、プレスによる圧力は厚みの厚い高坪量部44に集中し、厚みの薄い低坪量部43はプレスにより圧力を受けず圧縮されない。このように、高坪量部44のみが圧縮されることで高坪量部44は低坪量部43に対して吸収部材の密度が高まる。このため、低坪量部43で取り込まれた体液が高坪量部44へと移動し易くなって、吸収性コア4が有効に利用される。
吸収性コア4の側方域45は、中央域41をプレスする工程とは別の工程でプレスされる。プレスのよる圧力は厚みの厚い高坪量部48に集中し、厚みの薄い低坪量部47はプレスにより圧力を受けず圧縮されない。このように、高坪量部48のみが圧縮されることで高坪量部48は低坪量部47に対して吸収部材の密度が高まるように設計されている。なお、この工程で用いるプレス工程は、中央域41に該当する形にくり抜かれたプレスロールや吸収性コア4の側方域45に該当する部分にのみプレス部が存在するロールを用いる等の措置を行い、吸収性コア4の側方域のみをプレスされるように工夫されている。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等の他の吸収性物品であっても良い。また、吸収性物品は、ウイング部や後方フラップ部を有しないものであっても良く、長手方向の前後で形状が対称なものであっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>吸収性物品の前後方向に長い形状の吸収性コアを備えた吸収性物品であって、前記吸収性コアは、その幅方向に、中央域及びその両側に位置する側方域を有し、該中央域は、該側方域それぞれの上面より上方に突出した突出部を有しており、前記吸収性コアは、前記中央域と前記側方域とが一体成形されており、前記中央域の非肌当接面に、該吸収性コアの長手方向に沿う縦溝が形成されており、該縦溝は、該縦溝の左右両側の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている吸収性物品。
<2>前記縦溝は、深さ方向に亘って幅が略均一である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>前記縦溝と重なる低坪量部の坪量は、その両側に位置する高坪量部の坪量に対する割合が5%以上50%以下である前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>前記吸収性コアの突出部は、吸収性物品の前後方向の全長の40%以上の長さに亘って形成されている前記<1>〜<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>前記中央域の前記縦溝の肌当接面側の底部が、前記側方域の上面よりも上方に位置している前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>前記底部が、吸収性コアの長手方向の30mm以上の長さに亘って側方域の上面より上方に位置する前記<5>に記載の吸収性物品。
<7>前記突出部は、液排泄部対向部及び後方部の何れにおいても、側方域の上面から突出する高さの、中央域41の全厚に対する割合が20%以上90%以下である前記<5>又は<6>に記載の吸収性物品。
<8>前記側方域にも、前記吸収性コアの長手方向に沿う縦溝が形成されている前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>前記中央域及び前記側方域の前記縦溝は、吸収性コアの幅方向外方側の縦溝から幅方向中央側の縦溝に向かって深さが漸次深くなっている前記<8>に記載の吸収性物品。
<10>前記中央域の前記縦溝と前記側方域の前記縦溝の幅が同じである前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品。
<11>前記中央域の前記縦溝は、前記側方域の前記縦溝よりも幅が広い前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品。
<12>前記中央域及び前記側方域の縦溝のうち、最も中央寄りの縦溝の幅は、最も外方側の縦溝の幅の1.5倍以上5倍以下である前記<11>に記載の吸収性物品。
<13>前記中央域及び前記側方域の前記縦溝は、吸収性コアの幅方向外方側の縦溝から幅方向中央側の縦溝に向かって幅が増大している前記<11>又は<12>に記載の吸収性物品。
<14>前記吸収性コアの非肌当接面に、該吸収性コアの幅方向に沿う複数の横溝が、それぞれ、前記中央域から前記側方域に亘って連続して形成されており、前記横溝は、該横溝の前後の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>前記突出部の幅の、吸収性コアの全幅に対する割合が、20%以上80%以下である前記<1>〜<14>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<16>前記高坪量部と低坪量部の密度が均一である前記<1>〜<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>前記高坪量部の方が前記低坪量部よりも密度が高い前記<1>〜<15>のいずれか1に記載の吸収性物品。
1 生理用ナプキン
2 肌側シート
2a 表面シート
2b 立体ガード形成用シート
3 非肌側シート
4,4A 吸収性コア
41 中央域
42 中央域の縦溝
43 低坪量部
44 高坪量部
45 側方域
46 側方域の縦溝
49 横溝
S2 側方域の上面
4’ 堆積物
5 突出部
6 吸収性本体
7 ウイング部
8 後方フラップ部
11 隆起部
50 積繊装置
54 積繊ドラム
55 集積用凹部
56 集積用凹部の底面
56a 凹部
57,58 難通気性部材
60 突出方向矯正装置
A 前方部
B 液排泄部対向部
C 後方部

Claims (7)

  1. 吸収性物品の前後方向に長い形状の吸収性本体を備えた吸収性物品であって、
    生理用ナプキンであり、
    前記吸収性本体は、前記前後方向に長い形状の吸収性コアを含み、該前後方向に、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される液排泄部対向部、該液排泄部対向部よりも前側に配される前方部及び該液排泄部対向部よりも背中側に配される後方部を有しており、
    前記吸収性コアは、該吸収性コアの幅方向に、中央域及びその両側に位置する側方域を有し、該中央域は、該側方域それぞれの上面より上方に突出した突出部を有する部分であり、該側方域それぞれよりも厚い厚みを有し、且つ前記液排泄部対向部から前記後方部の一部に亘って形成されており、
    前記吸収性コアは、前記中央域と前記側方域とが一体成形されており、
    前記中央域の非肌当接面に、該吸収性コアの長手方向に沿う縦溝が形成されており、該縦溝は、該縦溝の左右両側の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されており、
    前記側方域の非肌当接面にも、前記吸収性コアの長手方向に沿う縦溝が形成されており、該側方域の縦溝も、該縦溝の左右両側の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている、吸収性物品。
  2. 前記中央域の前記縦溝の肌当接面側の底部が、前記側方域の上面よりも上方に位置している、請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記中央域及び前記側方域の前記縦溝は、吸収性コアの幅方向外方側の縦溝から幅方向中央側の縦溝に向かって深さが漸次深くなっている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記中央域の前記縦溝は、前記側方域の前記縦溝よりも幅が広い、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記中央域及び前記側方域の前記縦溝は、吸収性コアの幅方向外方側の縦溝から幅方向中央側の縦溝に向かって幅が増大している、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収性コアの非肌当接面に、該吸収性コアの幅方向に沿う複数の横溝が、それぞれ、前記中央域から前記側方域に亘って連続して形成されており、前記横溝は、該横溝の前後の隣接部分に比して吸収性コアの形成材料の坪量を減らして形成されている、請求項1〜の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記中央域の前記縦溝は、深さ方向に亘って幅が略均一である、請求項1〜の何れか1項に記載の吸収性物品。
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