JP6066917B2 - 遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。 - Google Patents

遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP6066917B2
JP6066917B2 JP2013542818A JP2013542818A JP6066917B2 JP 6066917 B2 JP6066917 B2 JP 6066917B2 JP 2013542818 A JP2013542818 A JP 2013542818A JP 2013542818 A JP2013542818 A JP 2013542818A JP 6066917 B2 JP6066917 B2 JP 6066917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
sheet
floor sheet
air
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013542818A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013069219A1 (ja
Inventor
泰 越智
泰 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BLD Oriental Co Ltd
Original Assignee
BLD Oriental Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BLD Oriental Co Ltd filed Critical BLD Oriental Co Ltd
Publication of JPWO2013069219A1 publication Critical patent/JPWO2013069219A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066917B2 publication Critical patent/JP6066917B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B67/00Sporting games or accessories therefor, not provided for in groups A63B1/00 - A63B65/00
    • A63B67/002Games using balls, not otherwise provided for
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63GMERRY-GO-ROUNDS; SWINGS; ROCKING-HORSES; CHUTES; SWITCHBACKS; SIMILAR DEVICES FOR PUBLIC AMUSEMENT
    • A63G31/00Amusement arrangements
    • A63G31/02Amusement arrangements with moving substructures
    • A63G31/12Amusement arrangements with moving substructures with inflatable and movable substructures
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B9/00Climbing poles, frames, or stages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63GMERRY-GO-ROUNDS; SWINGS; ROCKING-HORSES; CHUTES; SWITCHBACKS; SIMILAR DEVICES FOR PUBLIC AMUSEMENT
    • A63G11/00See-saws
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B5/00Apparatus for jumping
    • A63B5/11Trampolines

Description

本発明は、遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置に関する。
床部が変位することのできる遊戯装置は、幼児等のユーザに人気があり、遊具メーカからの需要も高い。例えば下記特許文献1には、床部が傾斜することのできる遊戯装置が開示されている。
特開2010−005274号公報
遊戯装置の床は、遊戯装置本体を支持するために一般には変位等しないことが多い、変位するとしても上記特許文献に開示の遊具のように、床が単純に傾斜するだけであった。ユーザ(幼児等年少のユーザをいう以下同じ)にとって、遊戯装置の床は最も頻繁に接触する場所である。従って、複雑な動きをする床に対して、ユーザはかなり興味をひかれることになる。
しかしながら、上記従来技術に記載された床の傾斜等の動きをクランクのみで構成するのは機械設計が複雑になってしまう。従って遊具メーカは通常は遊戯装置の床を動かないように設計することが多い。一方、上記のように動く床を備えた遊戯装置はユーザに人気があるため、単純な構成で動く床は、遊具メーカからも要請されていた。本発明の目的は、単純な構成で様々な動きをする遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、枠体と床シート体と、空気吸引送出手段とを備える遊戯装置用床機構である。上記枠体は、床面上に立設された複数の支柱と、隣接する複数の支柱同士を連結する連結部材とを備える。床シート体は、枠体の連結部材に気密状態で配置され、空気吸引送出手段が、枠体に備えた側面部材及び、床シート体により形成される気密空間に空気を送出若しくは吸引する。そして、床シート体が、枠体に固定手段により固定されることで気密空間を形成することを特徴とする。
上記の構成であれば、空気送出手段により空気が送出されることで、上記床シート体が膨らむ。ユーザが上記床シート体上をジャンプ等することで、床シートが上下に変位することになる。上記のように床が上下に変動することで、ユーザの興味を長く持続することが可能な遊戯装置用床機構を構成することが可能となる。
上記の構成において、床シート体が、水平シートの四隅及び辺部に起立させた起立シートを形成した箱状床シート体であり、箱状床シート体の起立シートの隅部が、枠体内側隅部に固定手段により固定され、起立シートの辺部が、枠体内側辺部に固定手段により固定されることが望ましい。水平シートの四隅及び辺部を起立させた箱状床シートであると、箱状床シートの隅部(外側の隅をいう。)を枠体の内側隅部に隙間なく固定させることが出来る。従って、上記枠体に気密空間を簡単に形成出来る。床シート体の起立シートの隅部を枠体内側隅部に固定する固定手段が、アングル型クランプであると、上記床シートの隅部と枠体内側隅部とを更に隙間なく固定させることが可能となる。
上記の構成において、上下に積層した箱状床シート体同士を筒状シートの上端及び下端に連結した2段床シートを備えることが望ましい。そして、枠体の連結部材を上下段に配置し、2段床シートの各箱状床シートが、枠体に配置された下段連結部材及び、上段連結部材にそれぞれ気密状態で配置される構成が採用できる。筒状シートの上端及び下端に箱状シートが連結されることで、箱状シートの内、上記筒状シートの上端に連結した部分は、空気が充填されると膨張が規制される。したがって、箱状シートに凹凸を形成させることが可能となる。
床シートは透光性部材で構成されることが望ましい。さらに、床シート体が、2枚の透明シートを積層した袋状床シート体であり、空気吸引送出手段が、透明シートで形成される袋状床シート体内の空間に空気を送出することが望ましい。更に、上記の構成において、空気吸引送出手段により、床シート内の空気を吸引することで、床シート上部に凹部を形成する。そして、上記凹部にボールを配置する構成を採用することが出来る。
上記の構成において、循環体を循環させるための循環機構を床シート体下方に配置する。そして、空気吸引送出手段により空気が送出された床シート体内に、循環機構により循環される循環体が循環することが望ましい。上記の構成であれば、空気送出手段により空気が送出されることで、上記床シート体が膨らむ。更に、循環機構により、循環体が床シート体内を循環する。循環体の循環を眺めながら、ユーザが上記床シート体上をジャンプ等することで、循環体が循環しながら、床シートが上下に変位することになる。上記のように床が上下に変動することで、ユーザの興味を長く持続することが可能な遊戯装置用床機構を構成することが可能となる。
上記の構成において、連結部材上に配置された支持部材と床シート内で循環体が循環することが望ましい。そして、循環機構が、受入側開口と送出側流路と、循環装置を備えることが望ましい。受入側開口は、床シート体内の空間から落下する循環体を受け取り、送出側流路は、受入側流路が受け取った循環体を床シート体内の気密空間に戻す。循環装置は、送出側流路を介して循環体を床シート体に送る。
上記の構成であると、例えば、床シート支持体と床シートに形成される気密空間内に空気を送出することで、床シート体が膨らむ。ユーザが循環体の循環を眺めながら、上記床シート体上をジャンプ等することで、循環体が循環しながら、床シートが上下に変位することになる。上記のように床が上下に変動することで、ユーザの興味を長く持続することが可能な遊戯装置用床機構を構成することが可能となる。
上記の構成において、循環体が、支持部材上に配置されたボールであり、循環機構に備えた送風機により、ボールが枠体内で循環する構成が採用できる。更に、上記の構成において、循環体が、枠体下面に配置されたボールであり、循環機構に備えた送風機により、ボールが枠体内で循環する構成が採用できる。枠体に側面部材を設け、外部から空気送出手段により上記気密空間に空気を送出すると、当該気密空間内部はほとんど無風状態である。従って、送風機の風によりボール等を簡単に循環させることが可能となる。更に、循環体として、ボールを床シート体に配置し、循環機構に備えたブロアにより、ボールが床シート体内で循環する構成を採用することもできる。床シート内に空気を送出する空気送出手段により、ボールが前記送出側流路を介して床シート体へ送られる構成を採用してもよい。
上記の構成において、循環体が、水であり、循環装置が、水中ポンプであり、送出側流路の先端に設けたノズルから水を噴出させる構成が採用できる。送出側流路の先端に設け
たノズルから水を噴出させることで、床シート内に噴水を発生させることが可能となる。
上記の構成において、内部に液体を液密に充填可能な水袋を備えた水袋付床シートである床シート体を用いる構成が採用できる。更に、床シート体周囲に、クッション材を備える構成が採用できる。ユーザが水袋付床シートを踏むと水袋内の液体が押し出される程度の空気量を当該水袋付床シート内に送出するように、空気送出手段を調節することもできる。
上記構成の遊戯装置用床機構を複数備える遊戯装置用床機構を構成することもできる。各遊戯装置用床機構間を気密に連絡するパイプを備え、共通の空気吸引送出手段により、各遊戯装置用床機構に空気を送出する構成が採用できる。更に、上記の構成の遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置を構成することも可能である。例えば、シーソ型の遊戯装置を構成することもできる。
滑り台型遊戯装置を構成することもできる。連結部材が、支柱間を斜めに連結した傾斜連結部材であり、床シート裏面に設けた複数の筒状シートと、筒状シートに収容された引張棒と、傾斜連結部材に配置された板部材に、引張棒が固定されることで、床シートに滑り台用凹凸が形成する。
上記構成の遊戯装置用床機構に使用される床シートにフックを形成するためのコネクタを構成することもできる。上記コネクタは上部コネクタと一対の下部コネクタと備える。上部コネクタは、フックを垂下する紐状部材を下面に備え、一対の下部コネクタは、上部コネクタに備える紐状部材を挟み込んだ状態で上部コネクタに嵌合する。
本発明は、本発明は、枠体、床シート支持部材、床シート体、空気送出手段とを備える遊戯装置用床機構である。上記床シート支持部材は、上記枠体上部に配置され、上記床シート体は、床シート支持部材上に気密状態で支持される。そして、空気送出手段は、床シート体に形成された気密空間に空気を送出することを特徴とする。更に、循環体を循環させるための循環機構が、床シート体下方に配置される。そして、空気送出手段により空気が送出された床シート体内に、循環機構により循環される循環体が循環することを特徴とする。
上記の構成であれば、空気送出手段により空気が送出されることで、上記床シート体が膨らむ。ユーザが上記床シート体上をジャンプ等することで、床シートが上下に変位することになる。上記のように床が上下に変動することで、ユーザの興味を長く持続することが可能な遊戯装置用床機構を構成することが可能となる。
本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構に備える床シートを示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の循環機構を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の循環機構を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構に備える床シートを示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の全体構成を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構の循環装置を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構に備える床シートを示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構に使用するコネクタの例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構に使用する弁の例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の具体的実施形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の具体的実施形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の具体的実施形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の具体的実施形態を示す図である。
(実施の形態1)
以下に、本発明の遊戯装置用床機構100について図面を参照して説明する。図1、図2及び図3は、本実施例の遊戯装置用床機構100の全体構成を示す概略模式図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
まず、床面110上に枠体120を配置する。本実施例では矩形枠を上記床面110上に配置した。すなわち、複数の支柱120aを準備し、上記矩形枠の四隅となる部分に各支柱120aを立設させる。隣接する各柱の上部同士を連結部材120bで水平に連結することで、図1(A)及び、図1(B)に示す矩形枠体120を形成する。更に、上記四隅の各支柱120aの内、隣接する各支柱120a間に一または複数の支柱120a(辺部分)を立設させる構成を採用してもよい。上記辺部分の各支柱120aの内、対向する各支柱120aの上部同士を連結部材120bで水平に連結することで、矩形枠体120を形成することになる。そして、上記矩形枠体120上部に後述の床シート124を支持する床シート支持部材122を配置することで、床面110上に矩形枠体120が形成される。なお、連結部材120b上に直接床シート124を配置してもよい。
そして、上記枠体120に床シート124を気密状態で支持することになる。例えば、上記床シート124を支持する床シート支持部材122を板部材で形成し、上記枠体12
0上に、床面に水平に上記床シート支持部材122を固定する。上記床シート支持部材122には、所定の箇所に孔が形成される。そして、当該床シート支持部材122の周囲に上記床シート124を気密状態で支持する構成を採用する。本実施例では、図2(A)に示すように、板部材(上記床シート支持部材122に相当する)上に、上記床シート124を張り、固定部材128を用いて、当該床シート124の周囲を気密状態に固定する構成が採用できる。若しくは、図2(B)に示すように、板部材周縁に壁部129を設け、当該壁部129に上記床シート124を気密状態で固定させてもよい。もちろん、枠体120側面には側面部材が設けられ、枠体120、側面部材、床シート124により気密空間が形成されることになる。上記固定部材128若しくは壁部129により気密状態に支持された床シート124に外部から空気を送出することで、床シート124が袋状に膨らむことになる。本実施例では、正方形状の床シート124を使用した。なお、上記床シートが本発明の床シート体に相当する。なお、床シート支持部材122を配置することなく、連結部材120b上に床シート124を配置してもよい。
更に、上記床シート124内に空気を送出するブロア126を例とする空気送出手段が、上記枠体120に備えられることになる。本実施例では、枠体120外部にブロア126を固定した。そして、上記ブロア126から送出される空気が上記床シート124に到達するための小孔が上記床シート支持部材122に設けられる。ブロア126に備えた空気送出口と上記小孔を空気流路で連結しも構わない。上記のように、床シート124を形成することで、遊戯装置用床機構100が構成される。
上記床シート124と床シート支持部材122が形成する空間に、水等の液体を浸し、更に、当該水面に複数の小ボールを浮かべる構成を採用してもよい。なお、本実施例では上記床シート124は透光性の素材を採用した。上記のように構成することで、ブロア126により、上記床シート124と床シート支持部材122が形成する空間に空気を送出することで、当該床シート124が膨らむ。上記のように、床シート124は透光性素材で形成されているので、水に浮かんだ小ボールを視認しながら、空気が送入されて膨らんだ床シート上をユーザが飛び跳ねることができる。
更に、袋状に形成した透明シート内に水等の液体を注入した水袋を上記床シート124内に挿入する構成を採用してもよい。このとき、上記ブロア126の空気送出量を調節して、上記床シート124をユーザが踏むと上記水袋に接触する程度に、床シート124内の空気量を保つように構成する。上記のように構成した遊戯装置用床機構であると、水遊びをしているかのような感覚をユーザに与えることが可能となる。
更に、図2(A)に示すように、上記床シート124の縁部を落下防止部材130で囲む構成を採用してもよい。例えば、上記床シート124の素材と同じ素材により、複数の円筒を形成する。そして、上記各円筒を矩形(本実施例では正方形状)に配置し、隣接する円筒を溶着等により連結することで、楕円輪状の落下防止部材130を形成する。上記のように形成した落下防止部材130により、上記床シート124を囲むことで、落下防止部材130を備えた遊戯装置用床機構100が形成される。もちろん、上記落下防止部材130を形成するシートにも上記ブロア126からの空気が送入されるための小孔が設けられ、当該小孔を介して、ブロア126からの空気が送入されることになる。なお、上記落下防止部材130はウレタン等のような弾性素材で形成しても構わない。上記落下防止部材130が本発明のクッション材に相当する。
または、図3に示すように、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用することもできる。もちろん、上記袋状床シート124には、ブロア126からの空気を送入するための小孔を形成することになる。なお、積層させた2枚のシートの縁部を固定し、当該両シート間に空気を送入することによ
り上記袋状床シート124を形成しても構わない。すなわち、空気を送入することで、袋状に膨らめばよく、上記袋状床シート124の縁部を接合しても構わないし、固定しているだけでも構わない。
上記袋状床シート124を採用する際には、上記床シート支持部材122は、弾性部材で形成することが望ましい。袋状床シート124が下方に膨らむことを防止するためである。本実施例では上記床シート支持部材122を図3(B)に示すように、ネット部材122aで形成した。
すなわち、上記のように構成した枠体120上部に袋状床シート124を支持するネット部材122aを配置する。例えば、ネット部材122aの四隅及び、辺部分を上記矩形枠体120にロープその他の部材で連結することになる。本実施例では上記ネット部材122aが床シート支持部材122となる。なお、上記枠体120の形状は任意であり、上記
ネットを連結可能であれば、上面視円形状、上面視楕円形状であっても構わない。
上記のように構成した枠体120のネット部材122aに上記袋状床シート124を配
置することになる。もちろん、上記袋状床シート124に空気を送入するためのブロア126が、上記枠体120のいずれかの位置に設けられることになる。
更に、上記袋状床シート124の縁部を、図2(A)に示した落下防止部材130で囲む構成を採用してもよい。例えば、上記袋状床シート124の素材と同じ素材により、複数の円筒を形成する。そして、上記各円筒を矩形(本実施例では正方形状)に配置し、隣接する円筒を溶着等により連結することで、楕円輪状の落下防止部材130を形成する。上記のように形成した落下防止部材130により、上記袋状床シート124を囲むことで、落下防止部材130を備えた遊戯装置用床機構100が形成される。もちろん、上記落下防止部材130を形成するシートにも上記ブロアからの空気が送入されるための小孔が設けられ、当該小孔を介して、ブロア126からの空気が送入されることになる。なお、上記落下防止部材130はウレタン等のような弾性素材で形成しても構わない。上記支柱にアンカを打ち込み、支柱の上下動を防止する構成を採用しても構わない。
弾性率の異なる2枚のシートを積層させて上記床シート124を形成することもできる。ここで、弾性率とは、ひずみと応力との比例係数であり、ひずみのしにくさを示す物性値である。弾性率の大きい、すなわち応力に対してひずみの小さい材料は「相対的に固い」と表現され、弾性率の小さい材料は「相対的に柔らかい」と表現される。すなわち、弾性率が大きいほど変形しにくい。上記弾性率の異なるシートの内、弾性率の大きいシートを外側、すなわち上側にして、弾性率の小さいシートを内側、すなわち下側にして、上記2枚のシートを積層することにより床シート124を形成することになる。弾性率の大きいシートにより弾性率の小さいシートが保護されているので、ブロアからの空気が大量に送入されたとしても、床シート124の変形を小さくすることができる。
上記構成の遊戯装置用床機構100を複数備える構成を採用することもできる。その際、上記各床シート124及び枠体120が形成する気密空間同士を気密に連結させると、空気送出手段を1台設置すれば、全ての床シート124に空気を送出させることが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シート124により形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、上記床シート124と枠体120との固定方法について図4を参照して更に詳細に述べる。
まず図4に示すような上方が開口された箱状床シート144を形成する。例えば、本実施例では、水平シートの縁部を起たせるようにして箱状床シート144を形成することが出来る。上記水平シートの四隅及び、辺部を全て起たせるように加工することになる。上記のように起立した部分を起立シート144aと称する。後述のように、上記起立シート144aを上記枠体120の隅部に挟むことで、気密空間を形成することになる。したがって、起立シート144aの四隅が上記枠体120の四隅に挟まるように、上記箱状床シート144の大きさが調整される。
水平シートの縁部が起立状態であればよく、上記水平シートの縁部に帯状シートを溶着して起立シート144aとすることで箱状床シート144を構成しても構わない。更に、上記水平シートの端部から離間して上記起立シート144aを形成しても構わない。後述のように、上記箱状床シート144外側隅部が、枠体120の内側隅部に挟み込まれる。従って、図4(A)に示すように、水平シートの四隅から離間させて、上記起立シート144aを形成させても構わない。例えば、枠体120を構成する支柱120aの外径を被覆するだけ離間させることが望ましい。上記支柱120aを被覆する箇所を切り取ってもよい。
上記のように構成した箱状床シート144を上記枠体120の内側上部隅部に挟むことになる。例えば本実施例では、図4(B)及び、図4(D)に示すように、上記枠体120内側隅部に固定可能な複数のアングル型クランプ145を形成する。そして、上記箱状床シート144の起立シート144aを形成した面を下側に向けた状態で、上記アングル型クランプ145と、上記枠体120内側隅部との間に上記箱状床シート144の起立シート144aを挟む。このとき、上記箱状床シート144の上記起立シート144a内側隅部が、上記枠体120内側隅部に接触することが望ましい。もちろん、箱状床シート144の辺部分はクランプにより挟みこまれる。辺部分のみをクランプで挟み、四隅に形成された隙間を詰める構成を採用しても構わない。
上記構成では、上面視矩形状の枠体120に箱状床シート144を固定する構成を説明したが、上記枠体120は矩形状以外の形状であっても構わない。例えば、上面視三角形状、上面視五角形状等様々な形状の枠体120が考えられる。上記枠体120の形状に対応した位置に上記起立シート144aを水平シート上に形成することで、箱状床シート144を構成することになる。更に、上記形状の枠体120内側隅部に対応する角度を有するアングル型クランプ145により、上記箱状床シート144が上記形状の枠体120内側隅部に固定されることになる。上記のように、箱状床シート144を枠体120内側隅部に固定することで、当該箱状床シート144、側面部材により気密空間が形成されることになる。なお、箱状床シート144の内側隅部を枠体120外側隅部に固定することにより、気密空間を形成することもできる。
上記のように構成した気密空間に底面を設けることもできる。例えば、図5に示すように、枠体120下面に底面部材146を敷き、当該底面部材146を枠体120に固定する構成を採用することが出来る。落下防止のために、上記枠体上部にネット等の落下防止シート160を張る構成を採用しても構わない。
(実施の形態3)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シートにより形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、床シート124を利用した遊戯装置用床機構100について上記図1から図5及び図6、図7を参照して更に説明する。床シート124を配置する枠体120の構成については実施の形態1と同じであるので、図示説明を省略する。
図6(A)に示すように、実施の形態1で説明した枠体120上に板部材(本発明の床シート支持部材122に相当する)を配置し、側面部材を用いて当該枠体120側面(上記枠体120の四側面をいう)を気密に固定する。もちろん、上記床シート支持部材122上には床シートが張られ、ブロア126等の空気送出手段により、当該床シート124に空気が送出されることになる。すなわち、上記枠体120、側面部材及び、床シート124が形成する気密空間に上記ブロア126により空気が送出されることになる。
本実施例では、上記床シートと上記床シート支持部材122が形成する空間に複数のボールを配置する。更に、上記床シート支持部材122下方にはボール循環ブロア126aが配置され、上記床シート中央へ空気が送出される。そして、上記ボール循環ブロア126aによる空気の送出により、上記複数のボールが循環されることになる。すなわち、上記ボールが中央付近に近寄ると、上記循環ブロア126aからの空気の送出により、当該ボールが床シート内を循環することになる。もちろん、上記床シート及び、床シート支持部材122には、上記循環ブロア126aからの空気流を受け入れる孔が形成されることは言うまでもない。更に、上記床シート支持部材を中央に向かって下り傾斜になるように構成すると、床シート124内のボールが、床シート124中央に集まり易くなる。例えば、上記床シート支持部材122をネットで形成することで簡単に上記傾斜を構成することができる。
若しくは、上記2枚のシートにより床シートを形成した袋状床シートであれば、上記袋状床シート内に、複数のボールを配置する。この場合も、上記のように、床シート支持部材下方に配置されたボール循環ブロア126aの空気流により、上記複数のボールが循環することになる。もちろん、上記袋状床シート及び、床シート支持部材122には、上記ボール循環ブロアからの空気流を受け入れる孔が形成されることは言うまでもない。
図7(A)に示すようなボール循環機構200を用いて、上記床シート124内のボール250を循環乱舞させる構成を採用しても構わない。すなわち、本実施例のボール循環機構200はブロア126等の空気送出装置と、流路を備える。上記流路は、上記ブロア126の空気送出口から送出される空気の流れを直接受ける空気送出口側流路220と、床シート124内のボール250を受け取るボール受入側流路230と、当該ボール受入側流路230に受け入れたボール250を上記床シート124内に排出するボール送出側流路240を備える。
もちろん、上記流路の内、少なくともボール受入側流路230及びボール送出側流路240は、床シート124に循環乱舞させたいボール250が通過可能な内径を備えている必要がある。上記各流路に空気送出側流路220からの空気の流れが通過可能であればよく、各流路が相互に連通している必要はない。すなわち、所定間隔あけた状態で、各流路を配置する構成を採用しても構わない。
本実施例では、ブロア126から送出される空気送出側流路220と、ボール送出側流路240を直線状に連結させ、当該直線状流路に小流路をボール受入側流路230として連接させた。更に、空気送出側流路220とボール送出側流路240とは連接させずに、上記空気送出側流路220の出口側開口径が小さくなるように絞った状態で、当該空気送出側流路220の出口にボール送出側流路240の入口を隣接させた。空気送出側流路220の出口側開口径を小さくすることで、ブロア126からの空気の勢いを増加させる。そして、空気送出側流路220の出口側にボール送出側流路240の入口側を隣接させることで、ブロア126からの空気の流量を増大させることができる。上記のようにブロア126に空気送出側流路220、ボール送出側流路240、ボール受入側流路230を設けることで、ボール循環機構200を構成した。なお、上記ボール循環機構200に備えるブロア126の他に、床シート124に空気を送出するブロア126が必要なのはいうまでもない。
上記のように構成したボール循環機構200を上記床シート124下方に配置する。本実施例では図7(B)に示すように、床シート124と側面部材が形成する気密空間内に、上記ボール循環機構200を配置した。このとき、上記ボール循環機構200のボール受入側流路230入口を上記床シート124の略中央付近に配置する。そして、上記ボール循環機構200のボール送出側流路240出口を上記床シート124の端部に配置する構成を採用した。ボール250は床シート124中央に集まり易い。従って、上記床シート124中央にボール受入側流路230入口を配置することで、床シート124中央に集まったボール250を効率的に受け入れることが出来る。更に、ボール送出側流路240出口を床シート124端部に配置することで、上記ボール送出側流路240からボール250を勢いよく飛ばすことができる。例えば、図7(B)に示した矢印のように、床シート124の一方端から他方端へボール250を飛ばすことが出来る。ボール送出側流路240出口、及びボール受入側流路230入口を上記のように配置することにより、本発明の遊戯装置用床機構100が構成される。
(実施の形態4)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シートにより形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、床シート124内に噴水を発生させることが可能な遊戯装置用床機構100について上記図1から図5及び、図8、図9を参照して更に説明する。噴水機構を使用する以外の構成については実施の形態1及び実施の形態2の遊戯装置用床シートと同じであるので、図示説明を省略する。
図8(A)に示すような噴水循環機構300を用いて、上記床シート124内の水を循環させながら噴水を発生させる。すなわち本発明の噴水循環機構300は、水中ポンプ320等の水循環装置と、流路と、タンク310とを備える。上記水中ポンプ320は、タンク310内に配置される。そして、上記流路には、タンク310内の水を床シート124内に導く送出側流路340と、当該送出側流路340により、床シート124内に導かれた水等の液体をタンク310内に戻すための受入側流路330とが備えられる。本実施例では、蓋付の箱型タンク310に孔を開け、一方の孔に上記送出側流路340を挿入固定する。そして、タンク310に開けた他方の孔に上記受入側流路330を挿入固定した。更に、上記送出側流路340のタンク側開放端(入口とする)を水中ポンプ320の送出口に連結させる。受入側流路330のタンク側開放端(出口とする)は、上記タンク310内に垂らしておく。もちろん、上記送出側流路340の入口開放端には噴水を生じさせるための小孔が形成されたノズル342を連結させることになる。上記のように、タンク310内に配置された水中ポンプ320に連結された送出側流路340及び、当該タンク310へ水を戻すための受入側流路330を設けることで、噴水循環機構300が構成される。
上記のように構成された噴水循環機構300を床シート124下方に配置する。なお、水漏れを防止するために、積層した2枚の透明シートに形成された気密空間内に上記噴水循環機構300を配置した。本実施例では図8(B)に示すように、上記噴水循環機構300を床シート124下方に配置した。このとき、上記噴水循環機構300に備える受入側流路330を上記床シート124の中央付近に配置する。すなわち、上記床シート124の中央付近に孔を形成し、当該孔部に上記受入側流路330を挿入することになる。従って、床シート124中央に溜まった水が上記受入側流路330を介してタンク310内に戻ることになる。更に、上記床シート124内の噴水を生じさせたい位置に、上記送出側流路340及び、ノズル342を配置する。従って、タンク310内の水が上記送出側流路340のノズル342から床シート124内に噴き出すことで噴水が生じることになる。上記送出側流路340及び、受入側流路330を床シート124に配置することで、本発明の遊戯装置用床機構100が構成される。
もちろん床シート支持部材122の中央付近には液体出入孔を開けることになる。上記床シート支持部材上122には床シート124が配置され、上記実施の形態1で使用した枠体120に備えたブロア126から送出された空気が、当該床シート124に送出される。従って、上記水中ポンプ320から送出される液体が、上記床シート124内に送出され、床シート124内で噴水が発生する。
上記床シート124中央付近にも上記水中ポンプ320からの液体を受け入れるための出入孔が形成される。上記床シート124は2枚のシートを袋状に張り合わせた袋状床シートでも構わない。更に、図9に示すように、上記床シート支持部材122を中央に向かって下り傾斜になるように構成すると、床シート124内に送出された液体が、床シート124中央に集まり、床シート124に設けた出入孔から上記タンク310に戻り易くなる。なお、タンク310内に貯蔵する液体に色を付けても構わない。
(実施の形態5)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シート124により形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、床シート124下方に風船356、ボール若しくはシャボン玉発生器350を配置し、上記風船356、ボール若しくはシャボン玉358を撹拌させる構成について、図10を参照して説明する。風船356、ボール若しくはシャボン玉発生器350を配置する以外の構成は実施の形態1及び2と同じ構成であるので、図示説明を省略する。
図10(A)に示すように、実施の形態1と同じように形成した矩形枠体120の側面を側面部材121で気密に固定する。更に、上記矩形枠体120の上部は床シートにより被覆されることで、上記矩形枠体120、側面部材121、床シート124により気密空間が形成される。なお、床シート124を支持する床シート支持部材として、メッシュを使用した。
上記のように形成した気密空間に、外部から空気を送出し、上記気密空間内に空気を充填させる。本実施例では、ブロア126等の空気送出手段を用いて、上記気密空間に空気を送出させた。上記のように、ブロア126により空気を送出し上記床シート124が膨張したとき、上記気密空間内の状態は、上記ブロア126による空気流がほとんどなく、無風状態に近くなる。従って、上記気密空間内に空気流を発生させれば、風船356ボール、シャボン玉358等の循環体を簡単に循環させることが出来る。
例えば、循環体が風船356の場合には、床面上(気密空間の底面に敷いた底面部材上でもよい。)に大小様々な多数の風船356を配置する。そして、上記矩形枠体120を上面視したとき、一の隅から隣の隅に空気流が生じるような位置に、扇風機等の送風機355を配置する。上記ブロア126からの空気流が床シート124に充満し、当該床シート124が膨張すると、上記送風機355からの空気流により、床面上に配置した上記多数の風船356が旋回乱舞することになる。循環体がボールの場合であっても、上記の構成が採用できる。
例えば、循環体がシャボン玉358の場合には、上記床面上(気密空間の底面に敷いた底面部材上でもよい。)にシャボン玉発生器350を配置する。本実施例では、以下に示すようなシャボン玉発生器350を使用した。すなわち、シャボン玉液を貯蔵するためのシャボン玉液タンク353を用意する。任意の形状の網体351(希望の大きさのシャボン玉を形成可能な大きさの網を使用すればよい。)を上記シャボン玉液タンク353内のシャボン玉液に浸る程度の高さで回転可能に保持する。本実施例では、円形の網体351を用意し、上記網体351平面に直交する軸を当該網体351中心に設ける。すなわち、上記軸中心に上記網体351が回転するように軸を設ける。上記シャボン玉液タンク353上部に上記軸が回転可能に保持され、モータ等の駆動手段357により、上記軸が回転するように構成する。すなわち、上記駆動手段357により軸が回転することにより、シャボン玉液タンク353内の網体351が回転し、当該網体351がシャボン玉液タンク353内のシャボン玉液に浸るように構成する。更に、上記網体351平面に対して送風されるような位置に扇風機等の送風機355を配置することで、本発明のシャボン玉発生器350が構成される。
上記のように構成したシャボン玉発生器350を上記気密空間床面に配置する。上記矩形枠体120を上面視したとき、一の隅から隣隅に、シャボン玉発生器350に備えた送風機355から生じる空気流が生じるような位置に、上記送風機を配置することになる。上記の構成を備えることで、本実施例の遊戯装置用床機構100が構成される。
(実施の形態6)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シートにより形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、水等の液体を注入した床シート124を使用する遊戯装置用床機構100の構成について、図11を参照して説明する。床シート124内に液体を注入する以外の構成は実施の形態1及び2と同じであるので、図示説明を省略する。
床シート124として、図11(A)、図11(B)に示す水袋124aを備えた床シート124を形成する。すなわち、円筒状に形成した透明シートに底面を設けて水袋124aを形成する。上記のように形成した水袋124aの開口部分を平面シートの中央に溶着することで、図11(A)、図11(B)に示すように、水等の液体を液密に閉じ込めることが可能な空間を備えた床シート124が形成される。上記水袋124aの形状は内部に液体を閉じ込めることが可能であれば任意であり、円筒状の他、図11(C)に示すような箱型水袋124b、更に、上面視多角形状であっても構わない。もちろん、上記水袋124aには水袋内部に液体を注入するための開口若しくは、開閉弁125を備えることが望ましい。
上記のように構成した水袋付床シート124を上記枠体120上に配置する。そして、上記水袋付床シート124に備えた水袋124a内に、水等の液体を充填する。上記水袋124aに液体を充填するのは、水袋124a周縁のラインを鮮明にさせ、床シート表面に凹凸をつけるために、水袋124aに重量を与えるためである。上記液体の成分や充填方法は任意である。例えば、図11(D)に示すように、水等の液体を充満してもよいし、図11(E)に示すように、上記液体を半分程度充填した後に、空気を送入し、上記水袋124aを水及び空気で充満させてもよい。液体に色付けしてもよい。図11(F)に示すように、枠体120に上記床シート124が配置されたとき、液体を充満した水袋124aが床シート124から垂下されるように上記水袋124aの高さを調節しても構わない。
上記のように、水袋124aを充満させると、ブロア126により上記水袋付床シート124に空気を送入する。床シート124の内、水袋124a部分は液体若しくは空気により膨張しており、床シート124の上記水袋124a以外の部分が、上記ブロア126により膨張することになる。したがって、上記構成の床シート124を膨張させることで、上記床シート124表面に凹凸(山部分と谷部分)を形成することが出来る。
上記水袋124aは、液体を充填する部分と、空気を充填する部分に区別して形成してもよい。例えば、図11(G)に示すように、球状の水袋124aと、上記球状水袋124a上部に連接する、当該球状水袋124aを垂下する空気袋124bとを備える構成を採用してもよい。上記のように構成することで、球状水袋124aに着色液体を充填し、空気袋に空気を充填することで、床シート表面に凹凸が形成される。さらに、床シートに乗って遊戯するユーザが上記球状水袋を視認することで、水袋が浮いているような感覚を感じさせることが可能となる。
図11(H)、(I)に示すように、円環形状の水袋124aと、上記円環形状の水袋124a上部に連接する、当該円環形状の水袋124aを垂下する空気袋124bとを備える構成を採用してもよい。上記のように構成することで、円環形状の水袋124aに着色液体を充填し、空気袋に空気を充填することで、床シート表面に凹凸が形成される。さらに、床シートに乗って遊戯するユーザが上記円環形状の水袋を視認することで、水袋が浮いているような感覚を感じさせることが可能となる。
図11(J)に示すように、上記水袋124aは床シート124に複数設けることが可能であり、上記のような複数の水袋を設けることで、床シート124上に複数の凸凹が形成されることになる。
(実施の形態7)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シートにより形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、映写機により、上記床シート内に映像を投影することが可能な遊戯装置用床機構100の構成について、図12を参照して説明する。床シート124内に映像を投影する以外の構成は実施の形態1及び2と同じであるので、図示説明を省略する。
実施の形態1で形成した遊戯装置用床機構100に備えた床シート124下方に映像投影用スクリーン364を設ける。上記スクリーン364は、スクリーン364背面に映像を投射し前面(すなわち床シート124上方)から当該映像を視認するように構成される。そのため、上記スクリーン364を半透明とすることで、スクリーン364裏側から投影された映像が、スクリーン364前面から視認可能となる。
上記スクリーンに映像を投影する映写装置が上記スクリーン364裏側の床面に設置される。例えば、図10に示すように、本実施例ではプロジェクタ360(画像や映像を大型スクリーンなどに投影することにより表示する装置をいう。)及び、鏡体362を備えた映写装置を床シート下方に設置する。プロジェクタ360から投影された映像が上記鏡体362に反射され、上記映像投影用スクリーン364上に投影するように、上記プロジェクタ360及び鏡体362の位置を調節することになる。上記床シート124下部に上記スクリーン364及び、上記映写装置を備えることで、本実施例の遊戯装置用床機構が構成される。なお、コントラストを上げる為に裏側空間(上記床シート124、枠体120及び、側面部材で形成した気密空間の内、上記映像投影用スクリーン364、枠体120及び、側面部材で形成される空間をいう。)を暗所にする構成を採用しても構わない。
(実施の形態8)
実施の形態1では、床シート支持部材122に固定部材若しくは、壁部129を配置し、当該壁部129等と床シートにより形成された空間に空気を送入する構成を採用した。更に、上記床シート124を袋状に張り合わせ、当該袋状床シート124内部に空間を形成する構成を採用した。本実施例では、上記床シート124を2段にし、上段側床シート124の下方に下段側床シートを配置する遊戯装置用床機構100の構成について、図13から図15を参照して説明する。床シート124を2段にする以外の構成は実施の形態1及び2と同じであるので、図示説明を省略する。
本実施例の遊戯装置用床機構は2段の床シート124を備える。例えば、図13に示すように、本実施例の枠体120には、連結部材を2段設ける。下側に配置された連結部材を下段側連結部材120b2と称し、上側に配置された連結部材を上段側連結部材120b1と称する。そして、下段側連結部材120b2には、下段側床シート124を配置し、上段側連結部材120b1には上段側床シート124を配置することになる。更に、上記枠体120に側面部材を設けることにより、上記下段側床シート124、枠体120及び、側面部材で形成された下段側気密空間が形成される。そして、上記上段側床シート124、枠体120、側面部材及び、上記下段側床シート124で上段側気密空間が形成される。
さらに、上記上段側気密空間及び、上記下段側気密空間に空気を送入するためのブロア126が設けられる。上記ブロア126の空気送入口を枝分かれさせて、当該空気送入口の一方端が上記上段側気密空間へ空気を送入可能に構成し、上記空気送入口の他端が上記下段側気密空間へ空気を送入可能に構成することができる。このように構成することで、一のブロア126により、上記上段側及び下段側気密空間に空気を挿入することが可能となる。
図14に示すような2段床シート154を形成してもよい。例えば上記箱状床シート144を上下に2枚積層し、当該複数の箱状床シート144同士を筒状シートにより連結することで、上記2段床シート154が形成される。すなわち、帯状シートを筒状に形成した筒状シートの上端及び、下端に、上下に2段にした箱状床シート144のそれぞれを溶着する。上記2段床シート154を上記枠体の連結部材120bに配置し、当該2段床シート154、側面部材で構成される気密空間にブロア126により空気を送入することで、遊戯装置用床機構100が構成される。若しくは、上記気密空間内の空気をブロア126により吸引することで、遊戯装置用床機構100が構成される。気密空間内の空気をブロア126により吸引することで2段床シート154上部に凹部が形成される。上記凹部にボール等を収容させる構成を採用しても構わない。図15に示すように、上記2段床シート154にネット等の落下防止シート160を張る構成を採用しても構わない。
(実施の形態9)
図16に示す段差型床シート164を形成することもできる。床シートを段差型にする以外の構成は実施の形態1及び2と同じであるので、図示説明を省略する。まず、帯状シートを屈曲させて側面視U字状シートを一対形成する。すなわち、2枚の側面シート同士164aが上面シート164bで連結されたU字状シートを形成する。そして、上記U字状シートの一方面をシートで塞ぎ、上面シート164b及び2枚の側面シート164aに隣接する面(以下隣接面164cと称する)を形成する。上記一対のU字状シートそれぞれに、上記隣接面164cを形成する。次に、上記一対のU字状シートの両端(側面視U字状の両端をいう)を下にし、上記それぞれのU字状シートの隣接面164c同士を対向させる。そして、上記隣接面164cの下端同士を底面シート164dにより連結させることで、段差型床シート164が形成される。なお、上記一対のU字状シートに空いた2面の内、上面シート164b及び2枚の側面シート164aに隣接する面を更にシートで塞ぐ構成を採用してもよい。すなわち、一方面が開口された箱状シートを一対形成し、当該開口面を下にした状態で、それぞれの対向する面の下端同士を底面シートで連結させることになる。
上記のように形成した段差型床シート164を下記構成の枠体120に気密状態で配置することになる。すなわち、上面視矩形状になるように、複数の支柱120aを床面110上に立設する。そして、上記複数の支柱120a同士を連結部材120bにより連結することになる。このとき、図16(C)に示すように、上記連結部材120bを上段及び下段に設ける。そして、上記段差型床シート164の2つの上面シート164bを上段の連結部材120b1に固定し、上記段差型床シート164の底面シート164dを下段の連結部材120b2に固定する。側面シート164aを下段若しくは上段の連結部材120bに固定しても構わない。上記のように、段差型床シート164を上下段の連結部材120b1.120b2を備えた枠体120に配置し、気密空間を形成することになる。上記段差型床シート164に空気を送入若しくは吸引することで床シート164に凹凸を形成することが可能となる。図16(E)、図16(F)に示すように上記底面シート164d中央部分を床板に固定することで、更に凹凸を形成することもできる。
(実施の形態10)
上記のように構成した遊戯装置用床機構100を備えた遊戯装置を構成することも可能である。例えば、図17に示す滑り台型遊戯装置(以下滑り台)390を構成できる。上記枠体120の支柱120a間同士を傾斜連結部材120cにより斜めに連結することで傾斜枠体を形成する。そして、上記連結部材120cに上記水平床シート124若しくは上記箱状床シート144を配置し、枠体側面に設置した側面部材及び、上記床シート124で形成する気密空間にブロア126等の空気送出手段により空気を送出することで、滑り台390が構成できる。上記滑り台390に凹凸を形成することもできる。引張棒180を収容可能な複数の筒状シート174aを所定間隔あけて床シート124の裏面に溶着させることで、滑り台用床シート174を形成する。そして、上記傾斜枠体の連結部材120cに板部材を配置し、上記筒状シート174aに収容された引張棒180を固定可能な固定具183を上記板部材182に固定する。上記のように構成することで、本実施例の遊戯装置用床機構100を備えた遊戯装置が形成される。上記床シート124の内、引張棒180で引っ張られた部分が凹部となり、その他の部分が凸部となる。ユーザは、上記凹部を滑り降りることが可能となる。
本実施例では、図17(D)に示す斜線部分が気密空間となる。滑り台390本体及び、上記滑り台を固定する傾斜枠体内に気密空間を形成する。上記傾斜枠体内に形成した気密空間内に水循環機構やボール循環機構を配置することができる。例えば、図18(A)には水循環機構を上記傾斜枠体に備えた滑り台390を示している。すなわち、上記傾斜枠体下部に配置された上記水循環機構は、水がはられる浴槽190と、噴射口を備えた水中ポンプ191を備える。水中ポンプ191の噴射口から当該浴槽190内の水が滑り台390の傾斜部分に噴射し、噴射された水は再度浴槽190内に戻ることになる。図18(B)はボール循環機構を備えた滑り台390を示している。すなわち、上記傾斜枠体下部に配置された上記ボール循環機構は、滑り台傾斜部分に配置されたボールと、上記ボールを循環させるためのブロア126を備える。滑り台傾斜部分にボールを配置することにより、ブロア126等の循環装置で循環させられたボールが傾斜を上昇した後、すべり降りるということを繰り返すことになる。滑り台390に空気を送入するブロア126とは別のブロアを用いて、ボールを循環させることになる。上記滑り台390に上記床シートを備えた遊戯装置用床機構100を組み合わせることもできる。図19には滑り台390と遊戯装置用床機構を組み合わせた図を示す。斜線部分が気密空間部分となる。
上記遊戯装置の別の形態として、例えば、上記床シート124をシーソ状に構成したシーソ型遊戯装置(以下シーソ)400について図20を参照して説明する。床シート124をシーソ状にする構成以外の構成については実施の形態1と同じであるので、図示説明を省略する。
駆動モータにより回転可能な歯車430にクランク420を設け、上記歯車430が回転することで、クランク420を上下移動可能なように構成する。一方、軸受等により回転可能な軸及び、長方形状の床板410を形成する。そして、当該床板410の長手方向略中央に上記軸を接合する。このとき、上記軸を床板410の短手方向に平行な方向にした状態で、上記床板410に接合する。上記構成を備えた床板410の他端に、上記クランク420の他端(上記歯車に設けられた側とは反対側をいう)を固定することで、床板410がシーソ状に構成される。クランク420の上下動により、上記軸が一定角度正逆に回転可能なように、当該軸を床板410に接合することが可能であれば、上記シーソ状床板410の形状は問わない。例えば、正方形状や、三角形状、円形状、楕円形状であっても構わない。
上記のように構成されたシーソ状床板410に、本発明の床シート124を接合することになる。すなわち、上記床板410周縁に実施の形態1で使用した床シート124を接合する。若しくは、上記床板410の表面(上記軸を接合した面とは反対面をいう)に、同じく実施の形態1で使用した床シート124を張り付ける構成を採用してもよい。このように構成することで、駆動モータの回転により、クランク420が上下動し、床板410が上記軸を中心として上下動することになる。更に、床板410が上下動することで、床シート124が上下に変位する。もちろん、上記床シート124はブロア126等により空気が挿入されることで、膨らむことになる。したがって、ブロア126によって膨らまされた状態で、上下に変位する遊戯装置用床機構100を使用した遊戯装置(シーソ400)が構成できる。
もちろん、上記駆動モータを使用せず、軸受等により回転可能な軸及び、長方形状の床板410を形成し、当該床板410の長手方向略中央に上記軸を接合することでシーソを形成してもよい。このとき、上記軸を床板の短手方向に平行な方向にした状態で、上記床板410に接合する。上記のように構成されたシーソ状床板410に、本発明の床シート124を接合することになる。すなわち、上記床板410周縁に実施の形態1で使用した床シート124を接合する。若しくは、上記床板410の表面(上記軸を接合した面とは反対面をいう)に、同じく実施の形態1で使用した床シート124を張り付ける構成を採用してもよい。このように構成することで、上記シーソ上のユーザの動きにより、床板410が上記軸を中心として上下動することになる。
(実施の形態11)
次に、本発明の遊戯装置用床機構100で使用する弾性シート(例えば、床シート126)の内壁にフック(例えば、壁体に備えたフックや、弾性シートに設ける固定具をいう。)を形成するコネクタ500を説明する。遊戯装置用床機構100の枠体構成については実施の形態1と同じであるので、図示説明を省略する。図21は、本発明の遊戯装置用床機構100で使用する弾性シートにフック516を形成するための説明図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
フック516を備えた上部コネクタ510と、上記上部コネクタ510に嵌合可能な下部コネクタ512を形成する。例えば、矩形状のメス型コネクタに、フック516を垂下した紐状部材514を固定することで上部コネクタ510とする。そして、上記メス型コネクタに嵌合するオス型コネクタを形成し、下部コネクタ512とする。このとき、上記オス型コネクタを一対形成し、メス型コネクタに固定された紐状部材514を上記一対のオス型コネクタ間に挟み込んだ状態で上部コネクタ510及び、下部コネクタ512が嵌合するように、上記下部コネクタ512の大きさを調節することになる。上記のように構成することで、コネクタ500が構成される。もちろん、上部コネクタ510にオス型を用い、下部コネクタ512にメス型を用いても構わない。
上記のように構成した各コネクタを弾性シートに嵌合させることで、弾性シートにフック516を形成することができる。上記弾性シートにフック516を形成させたい個所に、上記フック516が貫通可能な大きさのスリットを形成する。そして、上記スリットに上記フック516を貫通させ、上部コネクタ510を弾性シートに接触させる。すなわち、上記上部コネクタ510の紐状部材514が上記スリットに挿入した状態で上部コネクタ510が弾性シートに接触することになる。そして、上記上部コネクタ510に、一対の下部コネクタ512を嵌合させることになる。このとき、上記一対の下部コネクタ512間に上記紐状部材514を挟み込んだ状態で、上部コネクタ510、下部コネクタ512を互いに嵌合させることで、弾性シートにフック516が形成される。
更に、上記遊戯装置用床機構100に送入される空気が漏れることを防ぐ空気漏れ防止弁610を備えてもよい。図22を参照して本実施の形態で使用される空気漏れ防止弁610を説明する。まず、底を有する筒状体611(筒状体の一方の開口を塞いだ形状をいう)を形成する。上記筒状体611の内径は空気流路の外径よりひと回り大きいように形成する。そして、上記筒状体611の内径と同じ外径を有するボール612を空気流路600の端部(すなわち、本発明の遊戯装置用床機構100内部に挿入された空気流路600の端部をいう)に、配置する。更に、上記ボール612が配置された空気流路600端部上に、上記筒状体611の開口端部を挿入固定する。このとき、上記ボール612が上下に移動可能だけの隙間をあけて上記筒状体611が空気流路600上に固定されることで、空気漏れ防止弁610が構成される。上記のように構成することで、空気が送入されない場合には、上記ボール612が上記空気流路上に配置されることになる。
遊戯装置用床機構100に、空気が送入されると、ボール612を上昇させる向きに空気が流れるので、空気漏れ防止弁610のボール612が上方に移動し、上記空気流路600端部とボール612との間に隙間ができる。当該隙間から空気流路600を介した空気が送入されることになる。一方、ユーザが上記遊戯装置用床機構100に対して遊戯をすることにより、空気が外部に漏れると、ボール612を下降させる向きに空気が流れるので、空気漏れ防止弁610のボール612が下方に移動し、上記空気流路600端部とボール612間の隙間を塞ぐ。従って、空気がそれ以上漏れることを防ぐ。なお、上記の他、所定の圧力以上になると空気を外部に送出し、遊戯装置用床機構100内の空気の圧力を一定にしながら、空気の漏れを防ぐ圧力調整弁を上記空気流路600端部に設けても構わない。
(実施の形態12)
以下に本発明の遊戯装置用床機構100を使用した遊戯装置の実施例を図23、図24、図25、図26を参照して説明する。上記各図はいずれも、本発明の遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置の具体例である。
図23は、本発明の遊戯装置用床機構100を階段状に並べた遊戯装置700である。上段と下段間をユーザが移動することが可能となる。もちろん上記階段状遊戯装置700の外壁として網体を張り、ユーザが落下することを防止している。
図24は、本発明の遊戯装置用床機構100にシャボン玉機構を備えた遊戯装置700である。そして、図24(A)は、気密空間にシャボン玉を飛ばすように構成された遊戯装置700である。図24(B)は、気密空間に泡状のシャボン玉を流動させるように構成された遊戯装置700である。なお、床シート124を強調させるために、枠体の一部を省略して記載している。
図25(A)は、本発明の遊戯装置用床機構100にボールを飛ばす機構(ボール循環機構200)を備えた遊戯装置800である。図25(B)は、本発明の遊戯装置用床機構100の気密空間内にジェル状流体(手にべとつかない程度の適度な粘性と冷たく湿った触感を備えた流体)充填した遊戯装置850である。
図26は、本発明の遊戯装置用床機構100の床シート中央に膨らみを持たせた遊戯装置である900。中央部の空間に水等を配置したのが、図26(A)である。中央部の空間に配置した浴槽内に複数の透明筒体を立設し、浴槽内壁に鏡等の装飾を施した図が、図26(B)である。なお、床シートを強調させるために、枠体の一部を省略して記載している。
本発明は、枠体と床シート体と、空気吸引送出手段とを備える遊戯装置用床機構である。上記枠体は、床面上に立設された複数の支柱と、隣接する複数の支柱同士を連結する連結部材とを備える。床シート体は、枠体の連結部材に気密状態で配置され、空気吸引送出手段が、枠体に備えた側面部材及び、床シート体により形成される気密空間に空気を送出若しくは吸引する。そして、床シート体が、枠体に固定手段により固定されることで気密空間を形成することを特徴とする。
上記の構成であれば、空気送出手段により空気が送出されることで、上記床シート体が膨らむ。ユーザが上記床シート体上をジャンプ等することで、床シートが上下に変位することになる。上記のように床が上下に変動することで、ユーザの興味を長く持続することが可能な遊戯装置用床機構を構成することが可能となる。
100 遊戯装置用床機構
110 床面
120 枠体
120a 支柱
120b 連結部材
122 床シート支持部材
122a ネット部材
124 床シート
124a 水袋
126 ブロア
128 固定部材
129 壁部
200 ボール循環機構
220 空気送出側流路
230 ボール受入側流路
240 ボール送出側流路
300 噴水循環機構
310 タンク

Claims (18)

  1. 床面上に立設された複数の支柱と、隣接する当該複数の支柱同士を連結する連結部材とを備える枠体と、
    前記枠体の前記連結部材に気密状態で配置される床シート体と、
    前記枠体に備えた側面部材及び、前記床シート体により形成される気密空間に空気を送出若しくは吸引する空気吸引送出手段とを備え、
    前記床シート体が、前記枠体に固定手段により固定されることで気密空間を形成することを特徴とする遊戯装置用床機構。
  2. 前記床シート体が、水平シートの四隅及び辺部に起立させた起立シートを形成した箱状床シート体であり、
    前記箱状床シート体の起立シートの隅部が、前記枠体内側隅部に前記固定手段により固定され、当該起立シートの辺部が、前記枠体内側辺部に前記固定手段により固定される、請求項1に記載の遊戯装置用床機構。
  3. 前記床シート体の起立シートの隅部を前記枠体内側隅部に固定する固定手段が、アングル型クランプである、請求項2に記載の遊戯装置用床機構。
  4. 上下に積層した前記箱状床シート体同士を筒状シートの上端及び下端に連結した2段床シートを備え、
    前記枠体の前記連結部材が上下段に配置され、
    前記2段床シートの各箱状床シートが、前記枠体に配置された下段連結部材及び、上段連結部材にそれぞれ気密状態で配置される、請求項2または3に記載の遊戯装置用床機構。
  5. 前記床シートが透光性部材で構成された請求項1から4いずれか一項に記載の遊戯装置用床機構。
  6. 前記空気吸引送出手段により、前記床シート内の空気を吸引することで、当該床シート上部に凹部を形成し、
    前記凹部にボールを配置した請求項1から5いずれか一項に記載の遊戯装置用床機構。
  7. 前記床シート体下方に配置される、循環体を循環させるための循環機構と、
    前記空気吸引送出手段により空気が送出された床シート体内に、前記循環機構により循環される循環体が循環する請求項1からいずれか一項に記載の遊戯装置用床機構。
  8. 前記循環体が、前記連結部材上に配置された支持部材と前記床シート内で循環し、
    前記循環機構が、
    前記床シート体内の空間から落下する前記循環体を受け取る受入側開口と、
    前記受入側流路が受け取った前記循環体を前記床シート体内の気密空間に戻すための送出側流路と、
    前記送出側流路を介して前記循環体を前記床シート体に送る循環装置とを備える、請求項に記載の遊戯装置用床機構。
  9. 前記循環体が、前記支持部材上に配置されたボールであり、
    前記循環機構に備えた送風機により、前記ボールが前記枠体内で循環する請求項に記載の遊戯装置用床機構。
  10. 前記循環体が、前記枠体下面に配置されたボールであり、
    前記循環機構に備えた送風機により、前記ボールが前記枠体内で循環する請求項に記載の遊戯装置用床機構。
  11. 前記循環体が、水であり、
    前記循環装置が、水中ポンプであり、
    前記送出側流路の先端に設けたノズルから前記水を噴出させる請求項に記載の遊戯装置用床機構。
  12. 前記床シート体が、内部に液体を液密に充填可能な水袋を備えた水袋付床シートである、請求項1からいずれか一項に記載の遊戯装置用床機構。
  13. 前記床シート体周囲に、クッション材を備えた請求項1から12いずれか一項に記載の
    遊戯装置用床機構。
  14. 請求項1から13いずれか一項に記載の遊戯装置用床機構を複数備える遊戯装置用床機構であって、
    前記各遊戯装置用床機構間を気密に連絡するパイプを備え、
    共通の空気吸引送出手段により、前記各遊戯装置用床機構に空気を送出する遊戯装置用床機構。
  15. 請求項1から14いずれか一項に記載の遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。
  16. 前記遊戯装置が、滑り台型遊戯装置であって、
    前記連結部材が、前記支柱間を斜めに連結した傾斜連結部材であり、
    前記床シート裏面に設けた複数の筒状シートと、
    前記筒状シートに収容された引張棒
    前記傾斜連結部材に配置された板部材に、前記引張棒が固定されることで、前記床シートに滑り台用凹凸が形成された、請求項15に記載の遊戯装置。
  17. 請求項1に使用される床シートにフックを形成するためのコネクタであって、
    フックを垂下する紐状部材を下面に備えた上部コネクタと、
    前記上部コネクタに備える紐状部材を挟み込んだ状態で前記上部コネクタに嵌合する一対の下部コネクタとを備えたコネクタ。
  18. 前記遊戯装置がシーソ型である、請求項15に記載の遊戯装置。


JP2013542818A 2011-11-09 2012-10-24 遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。 Active JP6066917B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011245168 2011-11-09
JP2011245168 2011-11-09
PCT/JP2012/006815 WO2013069219A1 (ja) 2011-11-09 2012-10-24 遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013069219A1 JPWO2013069219A1 (ja) 2015-04-02
JP6066917B2 true JP6066917B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=48289083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013542818A Active JP6066917B2 (ja) 2011-11-09 2012-10-24 遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9089752B2 (ja)
EP (1) EP2777787A4 (ja)
JP (1) JP6066917B2 (ja)
KR (1) KR101491429B1 (ja)
CN (2) CN203169988U (ja)
WO (1) WO2013069219A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015001247A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社ポリテック・デザイン 反発弾性装置およびその製造方法
KR102311800B1 (ko) * 2020-06-02 2021-11-05 (주)피아이디 바운스 장치
JP7095025B2 (ja) * 2020-06-25 2022-07-04 チームラボ株式会社 遊具システム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282842B1 (en) * 1995-02-06 2001-09-04 Robert R. Simens Inflatable roof support systems
JPH11137857A (ja) * 1997-11-14 1999-05-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ドーム形の気室を備えた遊具
JP3078788B2 (ja) * 1998-10-14 2000-08-21 オリエンタル産業株式会社 遊戯施設
KR200178699Y1 (ko) * 1999-10-11 2000-04-15 이종훈 유희구조물
EP1486239B1 (en) * 2002-02-20 2010-07-07 BLD Oriental Ltd. Play apparatus
JP2004208844A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Hirosuke Shimizu 空気膜マットを用いた遊戯具
KR200337168Y1 (ko) * 2003-08-19 2004-01-07 (주)케이돔엔지니어링 공기팽창막을 이용한 돔형 안전 놀이 장치
JPWO2006022004A1 (ja) * 2004-08-26 2008-05-08 Bldオリエンタル株式会社 遊戯装置
JP4535970B2 (ja) * 2005-08-30 2010-09-01 ビーエルデーオリエンタル株式会社 遊戯装置
US20070072690A1 (en) * 2005-09-23 2007-03-29 Aqua-Leisure Industries, Inc. Inflatable and expandable slide and pool construction
US20090211168A1 (en) * 2008-02-22 2009-08-27 Brett Bogar Inflatable bounce house with animated display
US8047926B2 (en) * 2008-04-19 2011-11-01 Samuel Chen Fluid chamber inflatable apparatus
JP2010005274A (ja) 2008-06-30 2010-01-14 Better Wave:Kk 遊戯装置
CN201213624Y (zh) * 2008-07-25 2009-04-01 黄泽存 充气滑梯式睡床防跌落装置
CN201249029Y (zh) * 2008-08-12 2009-06-03 福建思嘉环保材料科技有限公司 趣味充气滑梯
KR101229936B1 (ko) * 2011-08-10 2013-02-06 정선후 아일릿부재

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140079517A (ko) 2014-06-26
EP2777787A4 (en) 2015-08-19
CN103100222B (zh) 2016-12-21
CN203169988U (zh) 2013-09-04
KR101491429B1 (ko) 2015-02-06
US20150045151A1 (en) 2015-02-12
US9089752B2 (en) 2015-07-28
EP2777787A1 (en) 2014-09-17
WO2013069219A1 (ja) 2013-05-16
CN103100222A (zh) 2013-05-15
JPWO2013069219A1 (ja) 2015-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5956436B2 (ja) 噴水を使用した遊び場
JP6066917B2 (ja) 遊戯装置用床機構及び、当該遊戯装置用床機構を使用した遊戯装置。
CA1326778C (en) Screen forming apparatus
US8047926B2 (en) Fluid chamber inflatable apparatus
JP2013226231A (ja) ドームスクリーンを備えた遊具装置
JP4104555B2 (ja) 遊戯装置
JP5725639B2 (ja) 滑り台装置
CN210096946U (zh) 体感仿真装置
JP5455212B2 (ja) 遊具装置
JP2004208844A (ja) 空気膜マットを用いた遊戯具
JP5979783B2 (ja) 遊戯装置
JP2019107107A (ja) 遊戯装置及び遊戯施設
CN204745691U (zh) 沉浸式动感座椅
KR20190096306A (ko) 시트형 가상현실 비행모션시뮬레이터
KR200453342Y1 (ko) 발판형 운동기구
KR101982067B1 (ko) 모션 체어의 탈부착식 송풍장치
JP2006034609A (ja) 遊技装置
CN204745692U (zh) 沉浸式动感座椅
JPH07328504A (ja) 噴水装置
JP2007167228A (ja) 液中ゲーム玩具
JP2017214758A (ja) 吐泡装置および便器装置
JP2006102069A (ja) 流れ発生水槽遊具
JP2011200506A (ja) 置物玩具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525