JP6066803B2 - 超電導ケーブル用冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍機の故障時等においても超電導ケーブルの冷却を長期継続可能にした超電導ケーブル用冷却システムに関する。
送電のために超電導ケーブルを用いる場合、超電導ケーブルが超電導能力を失うことで送電が損なわれることがないように、超電導ケーブルを常に冷却しておく必要がある。そのため、超電導ケーブルに常時液体窒素などの冷却媒体を流して、超電導ケーブルを冷却している。超電導ケーブルに流す冷却媒体を冷却するために冷凍機などが用いられるが、冷凍機は高価であり、かつ複雑で故障しやすい。そこで、複数の冷凍機を設けるやり方ではなく、超電導ケーブルを常時確実に冷却するための低コストなバックアップ・システムが必要となる。
図11は、従来行われているバックアップ・システム付き冷却システムの一例を示している。図11において、この冷却システム100は、超電導ケーブル102を流れる冷却媒体(例えば液体窒素)r1を取り出し、冷却して超電導ケーブルに戻すための冷却媒体循環路104が接続されている。冷却媒体循環路104に、冷却媒体を循環させる循環ポンプ106と、冷却媒体循環路104を循環する冷却媒体を冷却するための冷凍機108とが設けられている。
また、液冷媒(例えば液体窒素)r2を貯留したバックアップタンク110が設けられ、バックアップタンク110の内部に、冷却媒体循環路104を流れる冷却媒体とバックアップタンク110に貯留された液冷媒r2とを熱交換させる熱交換器112が設けられている。バックアップタンク110には、吸引路114が接続され、吸引路114にバックアップタンク110の内部気体を吸引してバックアップタンク110の内部を減圧する真空ポンプ116と、吸引した気体を0℃以上に加温する加熱器118とが設けられている。
超電導ケーブル102に供給される冷却媒体は、通常、冷凍機108によって冷却されるが、冷凍機108が故障などで停止したときは、真空ポンプ116及び加熱器118を作動させ、バックアップタンク110の内部気体を吸引し、加熱器118で昇温させた後、外部へ放出する。これによって、バックアップタンク110の内部を減圧し、貯留されている液冷媒を蒸発させ、冷却媒体から蒸発潜熱を奪うことで、冷却媒体を冷却する。貯留タンク120に液体窒素を貯留し、冷却媒体循環路104又はバックアップタンク110で液体窒素が減少したとき、補給路122又は124を介して液体窒素を補充する。
特許文献1及び特許文献2には、超電導ケーブルを冷却する冷却媒体を取り出して冷却する場合に、前記のような減圧機構を有する減圧容器を備えた冷却手段が開示されている。
特開2003−307375号公報 特開2004−303732号公報
バックアップタンクの減圧機構を作動させ、液冷媒を外部に放出するため、液冷媒の貯留量には限度があるため、バックアップタンクの運転継続には限度がある。放出する液冷媒を回収することも考えられるが、回収設備が極めて高コストになるという問題がある。また、バックアップタンクの運転継続時間を長くしようとすると、バックアップタンクの容量を大きくする必要があり、高コストとなる。
バックアップタンクのみで冷却媒体を冷却する方式もあるが、この方式ではバックアップタンクの容積をさらに大きくする必要があると共に、液冷媒の貯留タンクを併設する必要があり、多大なコストがかかるという問題がある。
あるいは、液冷媒をバックアップタンクに補給しながら減圧する方法もあるが、フラッシュロスした液冷媒を真空ポンプで吸引するため液冷媒の消費量が増加する。さらに、バックアップタンク内の液冷媒の温度が上昇し、かつ冷却媒体の温度制御のコントロールも困難になる。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、冷凍機とバックアップタンクとを備えた超電導ケーブル用冷却システムにおいて、冷却媒体を冷却する冷凍機の運転停止時に、バックアップタンクで超電導ケーブルを冷却するとき、超電導ケーブルの冷却を長期に継続して行うことができると共に、バックアップタンクをコンパクト化かつ低コスト化することを目的とする。
本発明は、超電導ケーブルを冷却している冷却媒体を超電導ケーブルの一端から取り出し、超電導ケーブルの他端に戻す冷却媒体循環路と、冷却媒体循環路に設けられ、冷却媒体循環路を流れる冷却媒体を冷却する冷凍機と、液冷媒が貯留され、内部を減圧する減圧機構を有するバックアップタンクと、冷却媒体循環路を流れる冷却媒体とバックアップタンクに貯留された液冷媒とを熱交換させる熱交換器とを備えた超電導ケーブル用冷却システムに適用される。
そして、前記目的を達成するため、複数のバックアップタンクが熱交換器に対して並列に設けられると共に、熱交換器が各バックアップタンクの外部に設けられ、複数のバックアップタンクに貯留された液冷媒を夫々熱交換器に導入する複数の液冷媒循環路と、液冷媒循環路を介して複数のバックアップタンクのうちのひとつのバックアップタンクから選択的に液冷媒を熱交換器に循環可能にする切換機構とを備えると共に、熱交換器を冷凍機の上流側の冷却媒体循環路に設けている。
前記構成において、冷凍機の定常運転時には、複数のバックアップタンクの少なくともひとつのバックアップタンクから液冷媒が熱交換器に循環している。これによって、熱交換器に循環された液冷媒は、超電導ケーブルから取り出されサブクールされた冷却媒体によって冷却され、液状を保持できる。
冷凍機の故障等による稼動停止時には、熱交換器に液冷媒を循環させているバックアップタンクの減圧機構を作動させる。これによって、熱交換器に循環している液冷媒を冷却することで、冷却媒体を冷却できる。一つのバックアップタンクに貯留されている液冷媒が消耗したら、他のバックアップタンクに切り換え、他のバックアップタンクから液冷媒を熱交換器に循環させることで、超電導ケーブルの冷却を継続できる。
また、複数のバックアップタンクを設けることで、個々のバックアップタンクを小型化できるため、バックアップタンクを搬送可能にすることもでき、液冷媒の充填など取扱いが容易になる。
さらに、熱交換器をバックアップタンクの外部に設けることで、1個の熱交換器に集約でき、熱交換器の構成を簡素化かつ低コスト化できると共に、熱交換器の取付けやメンテナンスが容易になる。また、熱交換器を分離したことで、バックアップタンク内部の構成を簡素化かつ低コスト化できる。
さらに、熱交換器を冷凍機の上流側の冷却媒体循環路に設けたことで、冷凍機による定常運転時に、バックアップタンクの一つから熱交換器に循環される液冷媒を、超電導ケーブルから循環されたサブクールの冷却媒体で冷却することができる。これによって、バックアップタンクに貯留された液冷媒を液状に冷却された状態に保持できる。
さらに、バックアップタンク内の液冷媒が常に冷却されているため、定常運転中は液冷媒の補給が不要となり、無人連続運転が可能となる。
本発明者等は、本発明に到達する前に、本発明とは別な構成を考えた。その構成は、複数のバックアップタンクを設けると共に、各バックアップタンクの内部に熱交換器を設けるようにしたものである。これによって、1個のバックアップタンクの液冷媒が消耗したら、他のバックアップタンクで冷却媒体を冷却することで、冷却媒体の冷却を継続できると共に、個々のバックアップタンクを小型化できる利点がある。
さらに、複数のバックアップタンクを設けることで、個々のバックアップタンクを小型化できるため、バックアップタンクを搬送可能にすることもでき、液冷媒の充填など取扱いが容易になる。
しかし、本発明者等は、バックアップタンク及び熱交換器の構成をさらにコンパクト化且つ低コスト化することを目的とし、本発明に到達した。
本発明の一態様として、冷凍機より下流側の冷却媒体循環路に設けられた温度センサと、温度センサの検出値が入力され、その検出値が閾値を超えたとき、バックアップタンクの減圧機構を作動させる制御装置とをさらに備えることができる。
これによって、冷凍機の故障等による運転停止を素早く検知でき、遅滞なくバックアップタンクによる冷却運転を開始できる。そのため、超電導ケーブルの冷却を中断するおそれがない。
本発明の一態様として、前記構成に加えて、該温度センサの検出値が閾値を超えたとき警報を発する警報器をさらに備え、温度センサの検出値が入力され、該検出値が閾値を上回ったとき、制御装置によって警報器を作動させることができる。これによって、冷却システムの管理者に冷凍機の異常をいち早く知らせることができる。
本発明の一態様として、バックアップタンクと熱交換器とを同一高さ水準に配置し、液冷媒循環路で液冷媒を自然循環させるようにする。即ち、バックアップタンクを熱交換器に対して同一高さ水準に配置する。この場合、バックアップタンクの内部に形成される液冷媒の液面が熱交換器に対して同一高さ水準以上にある場合も含むものとする。これによって、液冷媒を循環させるための動力が不要になり、液冷媒の循環機構を簡素化かつ低コスト化できる。
本発明の一態様として、複数のバックアップタンクを設置面から脱着可能なポータブル型タンクとすることができる。
これによって、冷凍機の稼動停止時に、液冷媒が熱交換器に循環されている一つのバックアップタンクの減圧機構を作動させると共に、液冷媒を消耗したバックアップタンクを液冷媒の供給場所まで搬送し、この供給場所でバックアップタンクに液冷媒を充填した後、設置場所に搬送できる。そのため、液冷媒を輸送するタンクローリが停止できるスペースがない場所にバックアップタンクが設けられている場合でも、バックアップタンクへの液冷媒の補給が可能になる。
本発明によれば、冷却媒体循環路に複数のバックアップタンクを設け、これらバックアップタンクを切り換え使用することで、液冷媒を補充しながら、超電導ケーブルの冷却運転を長期に継続できる。また、個々のバックアップタンクを小型化できるので、工事費などを削減できると共に、移動可能にするなど、バックアップタンクへの液冷媒の補充が容易になる利点がある。
本発明の第1実施形態に係る冷却システムの定常運転時の系統図である。 前記冷却システムの一部の構成の拡大図である。 (A)及び(B)は夫々前記冷却システムに適用可能な熱交換管の構成例を示す図である。 前記冷却システムの冷凍機故障時の系統図である。 前記冷却システムの制御系のブロック線図である。 前記冷却システムの液冷媒の温度制御を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る冷却システムの定常運転時の系統図である。 前記第2実施形態に係る冷却システムの冷凍機故障時の系統図である。 前記第2実施形態に係る冷却システムの冷凍機故障時の系統図である。 本発明に到達する前の中間技術(非公開)に係る冷却システムの系統図である。 従来の超電導ケーブル用冷却システムの系統図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1において、本実施形態の冷却システム10Aは、高温超電導ケーブル12の出口部12a及び入口部12bに冷却媒体循環路14が接続されている。冷却媒体r1として液体窒素が用いられている。冷却媒体r1は冷却媒体循環路14からリザーバタンク16に一時貯留された後、循環機構18によって熱交換器26に供給される。熱交換器26の下流側に冷凍機38が設けられている。循環機構18は、2系統の循環路14a及び14bに、夫々開閉弁20a、20b、循環ポンプ22a、22b及び流量調整弁24a、24bが設けられている。
なお、リザーバタンク16は、超電導ケーブル12内で気泡による電荷集中による絶縁破壊を防ぐために、超電導ケーブル12内を流れる冷却媒体r1の圧力を例えば0.2MPa以上に保つための圧力調整を行う役割と、超電導ケーブル12で冷却媒体r1の温度が上昇した場合、冷却媒体r1の体積も変化するため、その体積変化を吸収する役割とがある。また、循環ポンプの冗長化のため、2系統の循環路14a及び14bを並列配置し、夫々の循環路に循環ポンプ22a及び22bを設けている。通常、循環ポンプ22a及び22bを交互に運転させ、1台では揚程が足りないときには、循環ポンプ22a及び22bを直列に配置して同時運転させ、流量が足りないときは、並列配置のまま同時運転させる。
冷却システム10Aは、2個のバックアップタンク28a及び28bを備えている。バックアップタンク28a及び28bには、夫々液体窒素からなる液冷媒r2が貯留されている。バックアップタンク28a及び28bに貯留された液冷媒r2は、夫々のバックアップタンクと熱交換器26との間に設けられた液冷媒循環路30a及び30bを介して熱交換器26に循環されている。熱交換器26では、冷却媒体r1と液冷媒r2とが熱交換される。熱交換器26で熱交換された冷却媒体r1は、冷凍機38で冷却された後、超電導ケーブル12の入口部12bに戻される。
バックアップタンク28a及び28bには、バックアップタンク内の気体を吸引する吸引路32a及び32bが設けられている。吸引路32a及び32bは1本に合流し、合流部に、バックアップタンクから吸引された液冷媒の蒸気を加温する加熱器34及び真空ポンプ36が設けられている。また、冷却システム10Aを監視する監視室42に制御装置40及び警報器44が設けられている。入口部12b付近の冷却媒体循環路14には、冷却媒体循環路14を流れる冷却媒体r1の温度を検出する温度センサ46が設けられ、温度センサ46の検出値は制御装置40に送られる。
制御装置40は、循環ポンプ22a及び22bの作動を制御すると共に、温度センサ46の検出値に基づいて、加熱器34、真空ポンプ36、冷凍機38及び警報器44の作動を制御するほか、さらに各弁類の動作を制御する。液冷媒循環路30aには切換弁48a及び50aが設けられ、液冷媒循環路30bには切換弁48b及び50bが設けられ、熱交換器26より下流側の冷却媒体循環路14には切換弁52が設けられ、切換弁52を挟んで冷却媒体循環路14と冷凍機38とを接続する分岐路14cには切換弁54及び56が設けられている。また、吸引路32aには圧力制御弁58aが設けられ、吸引路32bには圧力制御弁58bが設けられている。
図1は、冷凍機38によって冷却媒体r1を冷却する定常運転時を示している。図中、白抜きの弁は開状態、黒塗りの弁は閉状態を示している。即ち、切換弁48b、50b、54、56及び圧力制御弁58bは開状態、切換弁48a、50a、52及び圧力制御弁58aが閉状態となっている。
出口部12aから冷却媒体循環路14に流出した冷却媒体r1は、一旦リザーバタンク16に貯留された後、循環機構18によって、熱交換器26に導入される。熱交換器26には、バックアップタンク28bから液冷媒循環路30bを介して冷却媒体r1が導入され、冷却媒体r1と液冷媒r2とは熱交換される。熱交換器26で、液冷媒r2はサブクールされた冷却媒体r1によって飽和蒸気圧線に沿って冷却されることで、液化状態を保持できる。
図2は熱交換器26及びバックアップタンク28bの拡大図である。図2において、熱交換器26の内部には、冷却媒体循環路14に接続された熱交換管60が設けられている。図2に示すように、熱交換器26は、バックアップタンク28bと同一高さ水準に配置されている。バックアップタンク28bの液冷媒r2の液面は熱交換器26より上方に位置している。そのため、液冷媒r2をバックアップタンク28bから熱交換器26に送る往路30b1は、熱交換器26より上の高さでバックアップタンク28bに接続されて、下降して熱交換器26の上部に接続されている。熱交換後の液冷媒r2を熱交換器26からバックアップタンク28bに戻す復路30b2は、図示のように、熱交換器26及びバックアップタンク28bの下部で、ほぼ水平方向に配置され、両者に接続している。
かかる構成により、バックアップタンク28bの内部と熱交換器26の内部とを等圧とすることで、液冷媒r2は往路30b1を通ってバックアップタンク28bから重力で熱交換器26に流入できる。これによって、バックアップタンク28bから熱交換器26に流入し、復路30b2を通ってバックアップタンク28bに戻る液冷媒r2の流れを自然循環させ、自動的に熱交換器26に液冷媒r2を供給できる。バックアップタンク28aも熱交換器26に対して同様の構成を有している。熱交換管60は、コイル型をした熱交換管であり、製造が容易であり、低コスト化できる利点がある。
図3は、熱交換管60と代替可能な熱交換管の構成を示している。図3(A)は、蛇行型の熱交換管62であり、熱交換管60と同様に、製造が容易であり、低コスト化できる。図3(B)に示す熱交換管64は、直線状の熱交換管であるが、外周面に多数のフィン66が放射状に突設されている。熱交換管64は、伝熱面積を増大できるので、熱交換量を増大できる。
熱交換器26を出た冷却媒体r1は冷凍機38で冷却された後、入口部12bから高温超電導ケーブル12に戻される。
温度センサ46の検出値が閾値を超えた時、制御装置40で冷凍機38に異常が発生したと判定し、冷凍機38を停止させると共に、制御装置40で各弁の開閉状態を図4に示す状態とする。即ち、切換弁52を開とし、切換弁54及び56を閉とする。同時に、制御装置40によって警報器44を作動させると共に、加熱器34及び真空ポンプ36を稼働させる。真空ポンプ36の稼動によって、バックアップタンク28aの内部の気体が吸引路32bに吸引される。吸引路32bに吸引された気体は加熱器34で0℃以上に加温された後、大気に放出される。異常が発生した冷凍機38は、メンテのために昇温し、2〜3日程度かけて故障機器の取替えを行う。
図5に示すように、バックアップタンク28a及び28bには、夫々貯留された液冷媒r2の温度を検出する温度センサ70、及びバックアップタンク内の液冷媒r2の飽和蒸気圧を検出する圧力センサ72が設けられている。これらセンサの検出値は制御装置40に送られ、制御装置40は、これら検出値に基づいて圧力制御弁58a又は58bの開度を制御することで、バックアップタンク28a又は28bの飽和蒸気圧を制御し、バックアップタンク内に貯留された液冷媒r2の温度を制御する。即ち、熱交換器26の出口における冷却媒体r1の温度が目標値(例えば70K)となるように、圧力制御弁58a又は58bの開度を制御することで、バックアップタンク内の液冷媒r2の温度を制御する。
その際、図6に示すように、まず、制御装置40により、バックアップタンク内の液冷媒r2の温度がある範囲(T〜T)に入るように、圧力制御弁58a又は58bを制御する。次に、バックアップタンク内の飽和蒸気圧がある範囲(P〜P)に入るように、該圧力制御弁を制御する。これは、バックアップタンク内の液冷媒r2が多量であり、液冷媒r2の温度変化が緩慢であるため、2段階の制御を行うことで、温度制御を迅速化している。
例えば、バックアップタンク内の液冷媒r2の温度が(T〜T)の範囲では、温度を制御パラメータとして、圧力制御弁58a又は58bの開度を制御し、バックアップタンク内の液冷媒r2の飽和蒸気圧が(P〜P)の範囲では、飽和蒸気圧を制御パラメータとして、該圧力制御弁を制御する。
これによって、バックアップタンク内の液冷媒r2の迅速な温度制御が可能になる。
かかる操作によって、バックアップタンク28bの内部が減圧され、液冷媒r2が蒸発する。この時、残った液冷媒r2から蒸発潜熱を奪うので、残った液冷媒r2を冷却できる。こうして、冷却された液冷媒r2を熱交換器26に循環することで、冷却媒体r1の冷却を継続できる。蒸発した液冷媒r2をバックアップタンク28bから外部へ放出することで、バックアップタンク28bに貯留された液冷媒r2が消耗されたとき、制御装置40によって、切換弁48a、50a、58a、48b、50b及び圧力制御弁58bを操作し、液冷媒循環路30b及び吸引路32bを閉じると共に、液冷媒循環路30a及び吸引路32aを開放する。
こうして、バックアップタンク28aに貯留された液冷媒r2を液冷媒循環路30aを介して熱交換器26に循環することができる。
バックアップタンク28a又は28bに貯留された液冷媒r2が消耗したときには、液冷媒r2を輸送するタンクローリから液冷媒r2を補充するようにする。
本実施形態によれば、冷凍機38が故障などにより稼動停止したときでも、冷却媒体r1を長期に冷却できるので、超電導ケーブル12の冷却を継続できる。また、2個のバックアップタンクを設けたことで、個々のバックアップタンクを小型化できる。
さらに、熱交換器26をバックアップタンク28a及び28bの外部に設けることで、1個の熱交換器に集約でき、熱交換器26の構成を簡素化かつ低コスト化できると共に、熱交換器26の取付けやメンテナンスが容易になる。また、熱交換器26を分離したことで、バックアップタンク内部の構成を簡素化かつ低コスト化できる。
また、熱交換器26を冷凍機38の上流側の冷却媒体循環路14に設けたことで、冷凍機38による定常運転時に、バックアップタンク28a及び28bの一つから熱交換器26に循環される液冷媒r2を、超電導ケーブル12から循環されたサブクールな冷却媒体r1で冷却することができる。これによって、バックアップタンク28a及び28bに貯留された液冷媒r2を液状に冷却された状態に保持できる。
さらに、バックアップタンク28a及び28b内の液冷媒r2が常に冷却されているため、定常運転中は液冷媒r2の補給が不要となり、無人連続運転が可能となる。
また、温度センサ46及び警報器44を設けたことで、冷凍機38の故障等による運転停止を素早く検知でき、遅滞なくバックアップタンクによる冷却運転を開始できる。そのため、超電導ケーブル12の冷却を中断するおそれがない。
また、バックアップタンク28a及び28bと熱交換器26とを同一高さ水準に配置したことで、両者間の液冷媒r2の循環を自然循環させることができる。これによって、液冷媒r2を循環させるための動力が不要になり、液冷媒r2の循環機構を簡素化かつ低コスト化できる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図7〜図9に基づいて説明する。本実施形態の冷却システム10Bは、バックアップタンク28a及び28bが設置面から脱着可能なポータブル型タンクで構成としたものである。その他の構成は前記第1実施形態と同一である。図7は冷凍機38が定常運転を行っているときを示している。このとき、バックアップタンク28aのみが設置され、内部に液冷媒r2が貯留されている。図8は冷凍機38の運転が停止し、バックアップタンク28aによる冷却運転を行っているときを示している。図8の状態では、バックアップタンク28bは、設置面から搬送され、液冷媒r2を供給可能な場所で、液冷媒r2が供給されている。
図9は、液冷媒r2が貯留されたバックアップタンク28bが設置位置に据付けられている。一方、バックアップタンク28aに貯留された液冷媒r2が消耗したので、バックアップタンク28aは設置面から脱着され、液冷媒r2の供給場所に搬送されている。冷凍機38のメンテが終わるまでバックアップタンク28a及び28bに交互に液冷媒r2の充填を行う。
本実施形態によれば、前記第1実施形態で得られる作用効果に加えて、液冷媒r2を輸送するタンクローリを停車できない街中や山奥などの小スペースに冷却システム10Bがある場合でも、バックアップタンク28a及び28bへの液冷媒r2の補充が可能になる。
(比較例)
次に、前述のように、本発明に到達する前に本発明者等が考えた中間技術(非公開)としての冷却システムを図10により説明する。本比較例の冷却システム10Cは、バックアップタンク28a及び28bの内部に、夫々熱交換器26a及び26bを配置したものである。熱交換器26a及び26bは、冷却媒体循環路14に対して、並列に接続されている。即ち、熱交換器26aは分岐路80a及び82aを介して冷却媒体循環路14に接続され、熱交換器26bは分岐路80b及び82bを介して冷却媒体循環路14に接続されている。
分岐路80aには切換弁84aが設けられ、分岐路82aには切換弁86aが設けられている。また、分岐路80bには切換弁84bが設けられ、分岐路82bには切換弁86bが設けられている。切換弁84a、86a、84b及び84bの動作は、制御装置40によって制御される。
本比較例では、制御装置40により、前記切換弁の動作を制御することで、冷却媒体循環路14を流れる冷却媒体r1を選択的に熱交換器26a又は26bに導入できる。
その他の構成は、前記第1実施形態及び前記第2実施形態と同一であり、同一機器及び同一部位には同一符号を付している。
図10は、冷凍機38の定常運転時を示している。冷凍機38が故障等により停止したときは、切換弁52、54及び56の開閉を制御装置40により切り換え、バックアップタンク28aにより冷却媒体r1を冷却する運転に切り換える。バックアップタンク28aの液冷媒r2が消耗したとき、制御装置40により圧力制御弁58a、58b及び切換弁84a、86a、84b及び86b等の切換機構を切り換え、バックアップタンク28bによる冷却運転に切り換える。
本比較例によれば、冷凍機38が故障などにより稼動停止したときでも、冷却媒体r1を熱交換器26a又は26bに切り換え導入することで、冷却媒体r1を長期に冷却でき、超電導ケーブル12の冷却を継続できると共に、個々のバックアップタンクを小型化できる。また、温度センサ46及び警報器44を設けたことで、冷凍機38の故障等による運転停止を素早く検知でき、遅滞なくバックアップタンクによる冷却運転を開始できる。そのため、超電導ケーブル12の冷却を中断するおそれがない。
さらに、バックアップタンク28a及び28bと熱交換器26とを同一高さ水準に配置したことで、両者間の液冷媒r2の循環を自然循環させることができ、これによって、液冷媒r2を循環させるための動力が不要になり、液冷媒r2の循環機構を簡素化かつ低コスト化できる。さらには、バックアップタンク28a及び28bを搬送可能にすることで、冷却システム10Cが、冷却媒体r1を輸送するタンクローリが停止できない場所に立地している場合でも、バックアップタンク28a、28bに冷却媒体r1を補充できる等の作用効果を得ることができる。
そして、前述のように、本発明者等は、バックアップタンク及び熱交換器らの構成をさらにコンパクト化且つ低コスト化することを目的とし、本発明に到達したものである。
本発明によれば、冷却媒体の運転停止時においても、超電導ケーブルの冷却を長期に継続できると共に、バックアップタンクをコンパクト化かつ低コスト化できる。
10A、10B、10C、100 冷却システム
12、102 超電導ケーブル
12a 出口部
12b 入口部
14、104 冷却媒体循環路
14c 分岐路
16 リザーバタンク
18 循環機構
20a、20b 開閉弁
22a、22b 循環ポンプ
24a、24b 流量調整弁
26、26a、26b、112 熱交換器
28a、28b、110 バックアップタンク
30a、30b 液冷媒循環路
30b1 往路
30b2 復路
32a、32b、114 吸引路
34、118 加熱器
36、116 真空ポンプ
38、108 冷凍機
40 制御装置
42 監視室
44 警報器
46、70 温度センサ
48a、48b、50a、50b、52,54,56、84a、84b、86a、86b 切換弁
58a、58b 圧力制御弁
60、62、64 熱交換管
66 フィン
72 圧力センサ
80a、80b、82a、82b 分岐路
106 循環ポンプ
120 貯留タンク
122、124 補給路
r1 冷却媒体
r2 液冷媒

Claims (5)

  1. 超電導ケーブルを冷却している冷却媒体を前記超電導ケーブルの一端から取り出し、該超電導ケーブルの他端に戻す冷却媒体循環路と、
    前記冷却媒体循環路に設けられ、前記冷却媒体循環路を流れる冷却媒体を冷却する冷凍機と、
    液冷媒が貯留され、内部を減圧する減圧機構を有するバックアップタンクと、
    前記冷却媒体循環路を流れる冷却媒体と前記バックアップタンクに貯留された前記液冷媒とを熱交換させる熱交換器とを備えた超電導ケーブル用冷却システムであって、
    複数の前記バックアップタンクが前記熱交換器に対して並列に設けられると共に、前記熱交換器が前記複数のバックアップタンクの外部に設けられ、
    前記複数のバックアップタンクに貯留された前記液冷媒を夫々前記熱交換器に導入する複数の液冷媒循環路と、
    前記液冷媒循環路を介して前記複数のバックアップタンクのうちのひとつのバックアップタンクから選択的に前記液冷媒を前記熱交換器に循環可能にする切換機構と、
    前記冷凍機より下流側の前記冷却媒体循環路に設けられた温度センサと、
    前記複数のバックアップタンク内の液冷媒の飽和蒸気圧を制御する圧力制御弁と、
    前記温度センサの検出値が入力され、前記検出値が閾値を上回ったとき、前記バックアップタンクの減圧機構を作動させると共に、前記圧力制御弁の開度を制御して前記バックアップタンク内の前記液冷媒の温度を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記熱交換器は前記冷凍機の上流側の前記冷却媒体循環路に設けられていることを特徴とする超電導ケーブル用冷却システム。
  2. 前記バックアップタンクと前記熱交換器とを同一高さ水準に配置し、
    前記バックアップタンクから液冷媒循環路を介して前記熱交換器に前記液冷媒を自然循環可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の超電導ケーブル用冷却システム。
  3. 前記温度センサの検出値が前記閾値を上回ったとき警報を発する警報器をさらに備え、
    前記制御装置は、前記温度センサの検出値が入力され、前記検出値が前記閾値を上回ったとき、前記警報器を作動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の超電導ケーブル用冷却システム。
  4. 前記複数のバックアップタンクは設置面から脱着可能なポータブル型タンクで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の超電導ケーブル用冷却システム。
  5. 前記複数のバックアップタンク内の前記液冷媒の温度を検出する第2温度センサと、
    前記複数のバックアップタンク内の前記液冷媒の圧力を検出する圧力センサと、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、まず、前記複数のバックアップタンク内の前記液冷媒の温度が設定範囲に入るように前記圧力制御弁の開度を制御し、次に、前記複数のバックアップタンク内の前記液冷媒の飽和蒸気圧が設定範囲に入るように前記圧力制御弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の超電導ケーブル用冷却システム。
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