JP6066490B2 - 荷重センサ - Google Patents

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    • G01L1/2231Special supports with preselected places to mount the resistance strain gauges; Mounting of supports the supports being disc- or ring-shaped, adapted for measuring a force along a single direction

Description

本発明は、一軸方向に作用する荷重を測定する荷重センサに関する。
従来から一軸方向(例えば直交座標系におけるZ軸方向)に作用する荷重(押圧力)を測定する荷重センサは従来から知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1に記載の荷重センサは、緩衝部材としてコイルバネを用いたいわゆる上皿天秤の形態を有している。そして、この荷重センサは、軸の底面にストッパを設けたり、ケース貫通穴径を軸に合わせたりして、偏荷重や鉛直以外の衝撃を受けた時の対策を行っている。また、特許文献2に記載の荷重センサは、それぞれMR素子からなる2個の検出素子と2個のコイルバネで広範囲の荷重を検知するようになっている。
特開昭61−278719号公報 特開2000−214002号公報
特許文献1に記載の荷重センサの構成では、検出部を荷重による変位部分と別の部分に配置しているため装置が大きくなり全体の小型化は難しい。また、上皿が大きいため、偏荷重に対し軸を長くしなければならず、やはり全体の小型化には不向きである。
また、特許文献2に記載の荷重センサの構成では、バネを2段で構成しているため、装置全体が大きくなってしまう。また、測定すべき荷重の作用する軸線方向の傾きを防止するような構成を有していないため、正確な荷重を測ることができない問題が生じている。
本発明の目的は、センサエレメントを保護するとともに、一軸方向に作用する荷重を正確に測定することができる荷重センサを提供することにある。さらには、全体の構成を小型化できるとともに、荷重が作用する軸線方向に対しずれた方向から押圧されたとしても、一軸方向に作用する荷重を正確に測定することができる荷重センサを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る荷重センサは、
荷重を一軸方向に伝える押圧軸と、前記押圧軸を介して荷重を測定するセンサエレメントと、前記センサエレメントを保護する荷重制限手段とを有し、前記センサエレメントの測定許容範囲内においては当該センサエレメントを用いて荷重を測定するとともに、荷重が前記センサエレメントの測定許容範囲を超えた場合に前記荷重制限手段が前記センサエレメントの測定許容範囲を超えた荷重領域で変形する荷重センサにおいて、
前記センサエレメントは、起歪体とひずみゲージで構成されており、
前記荷重センサは、前記センサエレメントを前記押圧軸で押すことにより荷重を測定するようになっており、かつ
前記センサエレメントと前記荷重制限手段と前記押圧軸とを所定の配置状態で支持する支持体を有するとともに、前記押圧軸は、当該押圧軸に作用する荷重に応じて前記押圧軸が特定の一軸方向に移動するように板バネで前記支持体と連結しており、
前記起歪体は、板状をなし、一方の面に前記押圧軸の先端が離間可能に押し付けられるとともに、他方の面に前記ひずみゲージが貼付けられていることを特徴としている。
本発明の請求項1に係る荷重センサによると、押圧軸に作用する荷重であって測定すべき範囲の荷重を正確に測定するとともに、測定許容範囲を超えた荷重や衝撃荷重が押圧軸に加わった場合に荷重制限手段が荷重領域で変形してセンサエレメントを保護する。
また、本発明に係る荷重センサによると、センサエレメントと押圧軸と荷重制限手段を直列に配置できるので、荷重センサ全体の小型化を図れる。また、測定範囲を超えた荷重や衝撃荷重が押圧軸に加わった場合に荷重制限手段が荷重領域で変形するので、精度良く測定するとともに、これを超えた荷重が加わった場合にその余剰分の荷重を荷重制限手段が荷重領域で変形することでセンサエレメントに悪影響を及ぼすことなく、長期に亘って精度の良い荷重測定を可能とする。
また、本発明に係る荷重センサによると、押圧軸に荷重が作用したときに、簡易な構造の板バネを介して押圧軸が一軸方向にのみ移動するようになっているので、荷重センサ全体の小型化を図ることができる。また、押圧軸を介してセンサエレメントに常に一定方向に荷重が加わるようになるので、センサエレメントに無理な力が予期せぬ方向にかからず荷重を長期間正確に測定できる。その結果、荷重センサの製品寿命を延ばすことができる。
また、本発明に係る荷重センサによると、押圧軸に荷重が作用したときに、簡易な構造の板バネを介して押圧軸が一軸方向にのみ移動するようになっているので、荷重センサ全体の小型化を図ることができる。また、押圧軸を介してセンサエレメントに常に一定方向に荷重が加わるようになるので、センサエレメントに無理な力が予期せぬ方向にかからず荷重を長期間正確に測定できる。その結果、荷重センサの製品寿命を延ばすことができる。
また、本発明の請求項に係る荷重センサは、請求項1に係る荷重センサにおいて、
前記押圧軸には、メカニカルストッパが形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項に係る荷重センサによると、過荷重や衝撃力が作用して押圧軸がセンサエレメントに向かって移動するのをメカニカルストッパで阻止できるので、これらの過荷重や衝撃力からセンサエレメントを保護して荷重センサの製品寿命を延ばすことができる。
本発明によると、センサエレメントを保護するとともに、一軸方向に作用する荷重を正確に測定することができる荷重センサを提供できる。さらには、全体の構成を小型化できるとともに、荷重が作用する軸線方向からずれた方向から押圧されたとしても、一軸方向に作用する荷重(押圧力)を正確に測定することができる荷重センサを提供できる。
本発明の一実施形態に係る荷重センサの斜視図である。 図1に示した荷重センサをその長手方向軸線を含むように切断した断面斜視図である。 図2に対応する断面図である。 図1に示した荷重センサの作用を説明する説明図である。 図1に示した荷重センサの作用を説明する図4に対応した特性図である。
以下、本発明の一実施形態に係る荷重センサについて図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る荷重センサの斜視図である。また、図2は、図1に示した荷重センサをその長手方向軸線を含むように切断した断面斜視図である。また、図3は、図2に対応する断面図である。
本発明の一実施形態に係る荷重センサ1は、センサエレメント(センサ部)10を押圧軸20で押すことにより荷重を測定する荷重センサであって、これに加わる荷重を一軸方向に伝える押圧軸20と、押圧軸20を介して荷重を測定するセンサエレメント10と、センサエレメント10を保護する荷重制限手段30と、センサエレメント10と荷重制限手段30と押圧軸20とを所定の配置状態で支持する支持ケース(支持体)40とを有している。
以下、荷重センサ1を構成する各構成要素について詳細に説明する。センサエレメント10は、起歪体110とひずみゲージ120で構成されている。起歪体110は、金属でできた厚さの薄い板状をなし、一方の面(図2及び図3中上側面)に押圧軸20の先端が離間可能に押し付けられるとともに、他方の面(図2及び図3中下側面)にひずみゲージ120が貼付されている。そして、ひずみゲージ120が貼付けられた起歪体110の外側領域(起歪体端部111)は荷重制限手段30をなすコイルバネ30の一方の端部(図2中上側端部)31が当接している。
起歪体110の他方の面には絶縁膜が形成されこの絶縁膜上に複数のひずみゲージ120が貼付され、それらがホイートストンブリッジ回路を形成するように互いに電気的に接続されている。ひずみゲージ120の出力は、ここでは詳細には図示しないFPC(フレキシブルプリント基板)を介して荷重センサ1の外部に取り出されるようになっている。
荷重制限手段としてのコイルバネ30は、後述する支持ケース40に付勢された状態で組み込まれ、センサエレメント10の測定許容範囲内においてはセンサエレメント10を用いて荷重を測定するとともに、センサエレメント10に加わる荷重がその測定許容範囲を超えた場合にセンサエレメント10の測定許容範囲を超えた分の荷重領域で変形するようにバネ定数が設定されている。
押圧軸20は例えば金属でできており、中実棒状の軸本体210と、軸本体210の一方の端部に荷重を受ける受圧部220を有している。また、押圧軸20の軸本体210の他方の端部は軸本体中心部を曲率半径の大きい頂として周方向全体に亘ってなだらかなテーパ部が形成され、この中心の突出した押圧部230がセンサエレメント10の起歪体110の一方の面(ひずみゲージ120の貼付面と反対側面)の中心部に当たるようになっている。
押圧軸20の軸本体210には、受圧部220の近傍に軸本体210の全周に亘って拡径したメカニカルストッパ250が形成されている。メカニカルストッパ250の外径は、後述する支持ケース40の押圧軸20の軸側開口部41の内径よりも大きくなっており、過荷重や衝撃力が受圧部220に加わった場合、メカニカルストッパ250が軸側開口部41に突き当たって押圧軸20がセンサエレメント10に向かってそれ以上移動しないようになっている。なお、メカニカルストッパを形成せず受圧部220でこの機能を実現させてももちろん良い。また、軸本体210の長手方向においてメカニカルストッパ250と押圧部230との間には板バネ係合溝211,212(図3参照)が本実施形態では2箇所だけ所定の間隔で軸本体210の全周に亘って形成されている。
支持ケース40は例えば金属でできており、円筒体形状をなし、内側空間の一方の端部から長手方向を略中央部までが押圧軸20の軸本体210の軸挿入空間420として形成され、他方の端部から長手方向中央部までがセンサエレメント10及びコイルバネ30を収容するバネ収容空間430として形成されている。軸挿入空間420の内周面と、この空間に挿入される軸本体210の外周面との間はある程度離間しており、軸挿入空間420には内周面全体に板バネ係合溝411,412(図3参照)が2箇所だけ形成され、この2箇所の板バネ係合溝411,412とこれらそれぞれに対応する軸本体210の外周面全周に亘って形成された板バネ係合溝411,412間にリング状の板バネ51,52(50)が各溝に係合した状態で介在している。なお、板バネおよび係合溝は2箇所に限定されるものではない。
板バネ50の押圧軸長手方向の弾性は、押圧軸20がその軸線方向に移動する際に移動の支障にならない程度となっている。また、2枚の板バネ51,52はそれぞれリング状をなしているので、押圧軸20の移動方向は、その軸線方向と一致している。そして、板バネ50の弾性変形を利用して支持ケース40の軸挿入空間420内の押圧軸20の軸本体210が両者の中心軸線を一致させた状態で板バネ50から抵抗を受けることなくこの中心軸線方向に移動できるようになっている。なお、荷重センサ1を組み立てる場合、例えば板バネ51,52のそれぞれを押圧軸20の軸本体210に形成された板バネ係合溝211,212に係合させ、この状態で支持ケース40の軸側開口部41から軸本体210を挿入して、板バネ51,52の外周部が支持ケース40の軸挿入空間420に形成された板バネ係合溝411,412に係合するように組み付ける。
支持ケース40のバネ収容空間430の内径は、軸挿入空間420の内径よりも大きく、かつバネ収容空間430側のバネ側開口部42の内径よりも大きくなっている。そして、バネ収容空間430と軸挿入空間420との間に内側段部431が形成されるとともに、開口部側に外側段部432が形成されている。
支持ケース40のバネ収容空間430の内側段部431には、起歪体110の一方の面の起歪体端部111が当接し、起歪体110の他方の面の起歪体端部112にはコイルバネ30の一方の端部31が当接している。また、支持ケース40のバネ収容空間430の外側段部432には、コイルバネ30の他方の端部32が着座している。なお、荷重センサ1を組み立てる場合、例えば支持ケース40のバネ収容空間430内へのセンサエレメント10及びコイルバネ30の収容作業は、センサエレメント10及びコイルバネ30のそれぞれを指で変形させて外形を小さくした状態で支持ケース40のバネ側開口部42からバネ収容空間430内に収容する。
押圧軸20は、上述したようにこの軸に作用する荷重に応じて特定の一軸方向に移動するように板バネ50で支持ケース40と連結している。本実施形態に係る荷重センサ1は、このようにセンサエレメント10と押圧軸20を所定の配置状態で支持する支持ケース40を有するとともに、押圧軸20はこの軸に作用する荷重に応じて特定の一軸方向に移動するように板バネ50で支持ケース40と連結しているので、センサエレメント10を押圧軸20で押すことにより荷重を測定することができる。
続いて、本実施形態に係る荷重センサの作用について説明する。図4は、図1に示した荷重センサの作用を説明する説明図である。また、図5は、図1に示した荷重センサの作用を説明する図4に対応した特性図である。なお、図4における各構成要素の変形の度合いは、発明の理解の容易化を図るために実際の変形の度合いよりも誇張して示している。また、図5におけるKは、センサエレメント10のバネ定数、Kは、コイルバネのバネ定数、bは、コイルバネの初期荷重を表し、δは、押圧軸20の最大移動量、すなわち押圧軸20の押圧部230がセンサエレメント10に接してからメカニカルストッパ250が支持ケース40の軸側開口部41に突き当たって停止するまでの押圧軸20の移動量を表している。
以下、図4(a)から(d)までの荷重変化に伴う荷重センサの状態変化について説明する。図4(a)は、荷重センサ1に押圧力が加わっていない状態を示している。なお、この状態は、図5の横軸がFの位置に相当する。この状態で、押圧軸20の軸先端部である押圧部230はセンサエレメント10の起歪体110に接触している。
押圧軸20の受圧部220に押圧力が加わると、図4(b)に示すようにコイルバネ30は縮まない状態でセンサエレメント10の起歪体110だけ、その中央部が押圧軸20の押圧部230により押されて変形し、センサエレメント10に加わる押圧力をひずみゲージ120の抵抗値変化によりホイートストンブリッジ回路に発生する電位差を利用して正確に測定する。なお、この状態は図5の横軸に示す押圧力FがF〜Fの位置に相当する。図5においては、測定精度を高めるためにセンサエレメント10の測定許容範囲F〜Fのうち、F〜F(F<F)を実際の測定範囲としている。
センサエレメント10の測定許容範囲を超えた押圧力が受圧部220にさらに加わった場合、図4(c)に示すようにコイルバネ30は付勢され、この超えた分の荷重領域で変形する。なお、この状態は図5の横軸に示す押圧力FがF〜Fの位置に相当する。
コイルバネ30をさらに付勢させる押圧力や衝撃力が加わった場合、図4(d)に示すように押圧軸20の軸本体210に備わったメカニカルストッパ250が支持ケース40の軸側開口部41の周囲に突き当たって、押圧軸20のセンサエレメント10に向かう更なる移動を阻止する。これによって例えばセンサエレメント10の測定許容範囲をかなり超えた過大な押圧力や荷重センサ1に衝撃力が加わった場合などにおいてセンサエレメント10をこれらの過大な押圧力や衝撃力から保護することができる。なお、この状態は、図5の横軸に示す押圧力FがFより右側の位置(F≧F)に相当する。
以上説明したように、本実施形態に係る荷重センサ1は、押圧軸20とセンサエレメント10とコイルバネ30が直列に配置され、押圧軸20の軸本体210とセンサエレメント10とコイルバネ30が支持ケース40に収容されている。また、センサエレメント10は、厚さの薄い起歪体110と起歪体110に貼付されたひずみゲージ120とからなり、上述した各構成要素の配置方向に占める幅が非常に小さくなっている。これによって、荷重センサ1の全長を短くすることができる。荷重センサ1がこのような構成を有することによって、従来の荷重センサに比べてかなりの小型化と軽量化を図ることができる。その結果、本発明に係る荷重センサを組み込む対象製品の小型化にも貢献する。
また、押圧軸20が支持ケース40の内部に2枚のリング状の板バネ50を介して支持されているので、押圧軸20の受圧部220にかかった荷重に基づき押圧軸20を軸線方向に移動させてセンサエレメント10の起歪体110の一方の面に押圧軸先端の押圧部230が必ず垂直に押し付けられるようになる。その結果、荷重が作用する軸線方向からずれた方向から押圧されたとしても、一軸方向に作用する荷重を正確に測定することができるとともに、ひずみゲージ120と起歪体110との間に無理な応力が発生することなくセンサエレメントの寿命を延ばし、正確な荷重測定を長期間に亘って可能とする。
特に本実施形態に係る荷重センサ1を小型化した場合、センサエレメント10の出力特性を高精度に維持するために荷重センサ1の小型化に応じてセンサエレメント10の起歪体110も直径が小さく厚さがかなり薄いものにしなければならないが、この際に押圧軸先端の押圧部230が予期せぬ方向に向きながら起歪体110を押し込むと、起歪体110の破損を生じさせるおそれがあるが、本実施形態の場合、上述した起歪体110の一方の面に押圧軸先端の押圧部230が必ず垂直に押し付けられる構造に起因してこのような不具合が生じるおそれが無くなる。
また、測定すべき荷重が小さく荷重測定範囲も狭いにも関わらず押圧軸20の受圧部220に係る荷重が一定せず、測定すべき荷重の大きさの範囲をかなり超えた過荷重や衝撃力が頻繁に作用する測定環境下においても本発明に係る荷重センサ1はその作用を十分に発揮する。つまり、上述したように荷重センサ1を小型化した場合にこれに伴ってセンサエレメント10の起歪体110も直径が小さく厚さがかなり薄いものになるが、係る過荷重や衝撃力が加わった場合、第一段階としてコイルバネ30が測定範囲を超えた分の余分な荷重や衝撃により荷重領域で変形し、さらには第二段階としてメカニカルストッパ250が支持ケース40の軸側開口部41に突き当たって押圧軸20が移動しないため、センサエレメント10を保護することができ、長期に亘って精度の良い荷重測定が可能となる。
なお、上述の実施形態はあくまで本発明の一実施例を示したものに過ぎず、その形状や材質、大きさ等については本発明の範囲を逸脱しない限り変更可能であることは言うまでもない。
したがって、例えば押圧軸を支持ケースに軸線方向移動可能に支持するために上述の実施形態においてはリング状の板バネが用いられていたが、この代わりに支持ケースの内周面に周方向等間隔で可撓性を有する片持ち梁状の板バネを延在させてその先端部を押圧軸に固定することで、押圧軸を支持ケースに軸線方向移動可能に支持しても良い。
また、例えば押圧軸と支持ケースとの間にリニアベアリングを介装して押圧軸がその軸線方向に移動するに際して抵抗力が生じないようにしても良い。
また、センサエレメントの起歪体は上述の実施形態においては金属でできていたが、センサエレメントの性能を発揮すればこの金属の種類は特に限定されず、アルミニウム合金、ステンレス鋼(SUS)など何れでも良く、金属以外であってもこれと同等の作用を発揮する樹脂でできていても良い。
また、本実施形態の場合、複数個のひずみゲージをそれらが互いにホイートストンブリッジ回路をなすように回路的に接続していたが、その代わりに起歪体の中心部に1つのひずみゲージのみ貼付してこの単一のひずみゲージのひずみ量から押圧力を検出するようにしても良い。
また、センサエレメントについては、ひずみゲージと起歪体とから構成されるひずみセンサを用いたが、必ずしもこれに限定されず、例えば半導体チップ状に形成された静電容量式圧力センサやピエゾ型圧力センサ、磁歪センサを用いて、押圧力に応じてこのセンサ素子に作用する圧力が変わるような構造としても良い。
また、荷重制限手段として本実施形態においては、コイルバネを使用したが、この代わりに相応の弾力性を有したゴム、ベローズ、本発明の作用を発揮できる程度の硬さを有したスポンジ等を用いても良い。
また、上述の実施形態では支持ケースのバネ収容空間の内径よりも開口部の内径の方が小さくなっていたが、この両者の部分を上記実施形態のように一体で形成せずに別体にして結合するようにしても良い。これによって、支持ケースのバネ収容空間が開口された状態でセンサエレメント及びコイルバネのそれぞれを縮むように変形させることなく収容し、その後に支持ケース40の開口部を結合するようにすると、これらの部品の組み付け作業がし易くなる。
1 荷重センサ
10 センサエレメント
20 押圧軸
30 コイルバネ(荷重制限手段)
31 一方の端部
32 他方の端部
40 支持ケース(支持体)
41 軸側開口部
42 バネ側開口部
51,52(50) 板バネ
110 起歪体
111,112 起歪体端部
120 ひずみゲージ
210 軸本体
211,212 板バネ係合溝
220 受圧部
230 押圧部
250 メカニカルストッパ
411,412 板バネ係合溝
420 軸挿入空間
430 バネ収容空間
431 内側段部
432 外側段部

Claims (2)

  1. 荷重を一軸方向に伝える押圧軸と、前記押圧軸を介して荷重を測定するセンサエレメントと、前記センサエレメントを保護する荷重制限手段とを有し、前記センサエレメントの測定許容範囲内においては当該センサエレメントを用いて荷重を測定するとともに、荷重が前記センサエレメントの測定許容範囲を超えた場合に前記荷重制限手段が前記センサエレメントの測定許容範囲を超えた荷重領域で変形する荷重センサにおいて、
    前記センサエレメントは、起歪体とひずみゲージで構成されており、
    前記荷重センサは、前記センサエレメントを前記押圧軸で押すことにより荷重を測定するようになっており、かつ
    前記センサエレメントと前記荷重制限手段と前記押圧軸とを所定の配置状態で支持する支持体を有するとともに、前記押圧軸は、当該押圧軸に作用する荷重に応じて前記押圧軸が特定の一軸方向に移動するように板バネで前記支持体と連結しており、
    前記起歪体は、板状をなし、一方の面に前記押圧軸の先端が離間可能に押し付けられるとともに、他方の面に前記ひずみゲージが貼付けられていることを特徴とする荷重センサ。
  2. 前記押圧軸には、メカニカルストッパが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の荷重センサ。
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