JP6065506B2 - 回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコアに対してロータがエアギャップを挟んで回転する回転機に関する。
電動機や発電機等の回転機において、ロータ及びステータコアの抜熱を効率的に行うために、ステータコアとロータ間のエアギャップに空気等の冷媒を強制的に流す構成が知られている。その例として、ロータの周面にらせん状の突条や溝を設けて、エアギャップをロータの回転軸方向に冷媒(空気等)が流れるようにしたものがある(例えば、特許文献1,2)。
特許第3832187号公報 特開2008−5627号公報
上述したロータの周面に突条を形成することは加工上非常に困難である。また、ロータの周面に突条や溝を形成する場合は、ロータの高速回転により周面に大きな遠心力がかかることを考慮して、応力集中によるバーストを起こさないようロータの堅牢性を高める必要がある。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ロータの堅牢性を必要以上に高めることなく加工が容易な構成でロータ及びステータコアからの効率的な抜熱を実現することができる回転機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の回転機は、
円環状のヨークの周方向に間隔をおいた複数箇所から前記ヨークの中心方向にティースがそれぞれ延設された薄板を、前記周方向における前記ティースの位置を合わせて複数枚積層して構成されたステータコアと、
前記ステータコアの内側にエアギャップを介して配置されて回転軸の周りに回転するロータと、
を有する回転機において、
前記各薄板の前記ティースの先端にそれぞれ形成された凹部により、前記ステータコアの複数枚積層された前記ティースの先端面の、前記回転軸及び前記周方向に対して傾斜した螺旋の軌跡上に、溝部が形成されている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の回転機によれば、ティースの先端に形成する凹部の位置をヨークの周方向に異ならせた複数種類の薄板を組み合わせて積層しステータコアを構成することで、ステータコアとしてのティースの先端面に螺旋状の溝部が容易に形成される。そして、ロータが回転すると、ステータコアの溝部に空気等の冷媒が通流し、ロータの回転軸方向にエアギャップを通過する冷媒の流れが強制的に形成される。
したがって、ロータの堅牢性を必要以上に高めることなく加工が容易な構成でロータ及びステータコアからの効率的な抜熱を実現することができる。
また、請求項1に記載した本発明の回転機は、前記各薄板の前記凹部により、前記ステータコアの複数枚積層された前記ティースの先端面の、互いに交差する少なくとも2本の螺旋の軌道上に、前記溝部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の回転機によれば、ステータコアとしてのティースの先端面に形成された2本の螺旋状の溝部の交差箇所では、各溝内を通流する冷媒が合流して流れに乱れが発生し、ロータ及びステータコアとの間における伝熱効率が向上する。したがって、ロータ及びステータコアからの抜熱効率をより一層向上させることができる。
本発明によれば、ステータコアを構成する薄板のティースの先端に凹部を形成するだけで、ステータコアとしてのティースの先端面に、冷媒が通流する溝部が容易に形成される。このため、ロータの堅牢性を必要以上に高めることなく加工が容易な構成でロータ及びステータコアからの効率的な抜熱を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る回転機の概略構成を示す断面図である。 図1のステータコアのベースとなる参考例のステータコアの構成を示す斜視図である。 図1のステータコアのベースとなる参考例のステータコアの構成を示す斜視図である。 図1のステータコアの一例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は(a)の要部拡大斜視図である。 図1のステータコアの他の例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は(a)の要部拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る回転機の概略構成を示す断面図である。本実施形態では、電動モータや発電機として使用する回転機について説明する。
図1に示すように、本実施形態の回転機は、円筒状のケーシング1の内部に円筒状のステータコア3を収容し、さらに、ステータコア3の内側にエアギャップGを介してロータ5を、回転軸5aの周りに回転可能に配置している。ケーシング1の両開放端は端部部材7,7により閉塞され、各端部部材7からケーシング1の内部に突出する環状突起7aの先端寄り内周面に設けた軸受部9によって、回転軸5aが軸受されている。
上述したステータコア3及びロータ5から効率的に抜熱するには、エアギャップGに例えば空気等の冷媒を強制的に通流させるのが効果的である。ロータ5の周面に突起や溝を形成してエアギャップGにおける冷媒の流れを作るとすると、ロータ5が高速回転して遠心力による大きな応力が突起や溝に集中することを考慮して、それに耐え得るようにロータの堅牢性を高くする必要がある。したがって、ロータ5の加工が非常に困難になる。
そこで、例えば図2の斜視図に示す参考例のように、ステータコア3の各ティース3aの先端面3bの、ロータ5の回転方向(周方向)及び回転軸5aに対して傾斜した螺旋の軌跡上に、溝部3cを形成することが考えられる。ステータコア3は、通常、後述する説明で参照する図4(a)の斜視図に示すように、複数枚の鋼板31を積層して形成される。このような積層鋼板で形成したステータコア3において、鋼板31の積層後に、ティース3aの先端面3bに溝部3cを形成するのは、加工上非常に困難を伴う。
また、例えば図3の斜視図に示す参考例のように、ティース3aの内側に挿入してロータ5の外側に配置する筒状のスリーブ6の内周面6aに、ロータ5の回転方向(周方向)及び回転軸5aに対して傾斜した螺旋状の溝部6bを形成することも考えられる。しかし、各ティース3aに巻回するコイル(図示せず)の分極を確保するためにスリーブ6を非磁性体で構成する必要があるため、コイルの周りに形成される磁気回路の効率が下がってしまうことが懸念される。
以上のことを考慮して、本実施形態の回転機では、ステータコア3のティース3aの先端面3bに、螺旋の軌跡を描く溝部3c(請求項中の溝部に相当)を形成する構成を採用している。それに当たり、本実施形態の回転機では、図4(a)の斜視図に示すように、複数枚の鋼板31(請求項中の薄板に相当)を積層してステータコア3を構成することに着目し、溝部3cの形成の仕方を工夫している。
詳しくは、各鋼板31は、円環状のヨーク33の周方向に間隔をおいた複数箇所からヨーク33の中心方向にティース35をそれぞれ延設して構成されている。また、各鋼板31のティース35の先端には、凹部37がそれぞれ形成されている。そして、図4(a)の例では、13枚一組の鋼板31を3セット積層して1つのステータコア3を構成する場合を示している。
ちなみに、1セットを構成する鋼板31の積層枚数や、1つのステータコア3を構成する鋼板31の積層枚数は、ステータコア3や溝部3cの設計に応じて適宜決定すればよい。また、ステータコア3を構成する鋼板31の積層枚数は、1セットを構成する鋼板31の積層枚数の整数倍でなくてもよい。
図4(b)の拡大斜視図に示す例では、各セットの鋼板31は、凹部37の位置をヨーク33の周方向(ロータ5の回転方向)において異ならせた6種類の鋼板31a〜31fを組み合わせて13枚積層して構成されている。具体的には、ティース35の先端の周方向における中央に凹部37を形成した鋼板31fの両側に、裏表を逆に向けた5種類の鋼板31a〜31eをそれぞれ積層して、1セットとしている。
上述したように13枚の鋼板31(31a〜31f)を組み合わせて積層しステータコア3を構成することで、ステータコア3としてのティース3aの先端面3bに、螺旋の軌跡を描く溝部3cを等間隔で形成(本実施形態では3本)している。
このステータコア3を用いて図1の回転機を構成することで、ロータ5の回転によりステータコア3の溝部3cを空気等の冷媒が流れ、ロータ5の回転軸5a方向にエアギャップGを通過する冷媒の流れが強制的に形成される。
このように、本実施形態の回転機によれば、ティース35の先端に形成した凹部37の位置がヨーク33の周方向(ロータ5の回転方向)において異なる6種類の鋼板31(31a〜31f)を積層することで、ティース3aの先端面3bに螺旋状の溝部3cを有するステータコア3を形成するものとした。
凹部37の位置が異なる鋼板31a〜31fは、打ち抜き等のプレス加工により容易に形成することができるので、ロータ5の堅牢性を必要以上に高めて突起や溝を形成することなく、加工が容易な構成でエアギャップGに冷媒の強制的な流れを形成し、ステータコア3及びロータ5からの効率的な抜熱を実現することができる。
なお、図5(a)、(b)の斜視図及び拡大斜視図に示すように、各鋼板31(31a〜31f)のティース35の先端に形成する凹部37のパターンを変えて、互いに交差する2方向の螺旋状の溝部3cをステータコア3のティース3aの先端面3bに形成してもよい。このように2方向の溝部3cを交差するように形成すれば、溝部3cどうしの交差箇所において各溝部3cを流れる冷媒が合流して流れに乱れが発生し、ステータコア3及びロータ5との間における伝熱効率が向上する。したがって、ステータコア3及びロータ5からの抜熱効率をより一層向上させることができる。
ちなみに、図5(a)及び(b)に示す実施形態においても、1セットを構成する鋼板31の積層枚数や、1つのステータコア3を構成する鋼板31の積層枚数は、ステータコア3や溝部3cの設計に応じて適宜決定すればよい。また、ステータコア3を構成する鋼板31の積層枚数は、1セットを構成する鋼板31の積層枚数の整数倍でなくてもよい。
また、図4及び図5の各実施形態では、ヨーク33の全周分を1つのピースで構成した鋼板31を例に取って説明した。しかし、ヨーク33の周方向に複数のピース(例えば、ティース35の数の整数分の1)に分割したものをつなぎ合わせて1つの鋼板31を構成する場合にも、本発明は適用可能である。
1 ケーシング
3 ステータコア
3a,35 ティース
3b ティース先端面
3c,6b 溝部
5 ロータ
5a 回転軸
6 スリーブ
6a 内周面
7 端部部材
7a 環状突起
9 軸受部
31,31a〜31f 鋼板
33 ヨーク
37 凹部
G エアギャップ

Claims (1)

  1. 円環状のヨークの周方向に間隔をおいた複数箇所から前記ヨークの中心方向にティースがそれぞれ延設された薄板を、前記周方向における前記ティースの位置を合わせて複数枚積層して構成されたステータコアと、
    前記ステータコアの内側にエアギャップを介して配置されて回転軸の周りに回転するロータと、
    を有する回転機において、
    前記各薄板の前記ティースの先端にそれぞれ形成された凹部により、前記ステータコアの複数枚積層された前記ティースの先端面の、前記回転軸及び前記周方向に対して傾斜した螺旋の軌跡上に、溝部が形成されており、
    前記各薄板の前記凹部により、前記ステータコアの複数枚積層された前記ティースの先端面の、互いに交差する少なくとも2本の螺旋の軌道上に、前記溝部がそれぞれ形成されている、
    ことを特徴とする回転機。
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