JP6064935B2 - 変形解析装置及び衝突検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、変形解析装置及び衝突検知装置に係り、特に、測定対象物の3次元形状の変形を解析する変形解析装置、及び測定対象物に衝突物が衝突したことを検知する衝突検知装置に関する。
従来、衝突検知装置として、車両の衝突形態を判別する衝突形態判別手段と車両の衝突部位の衝突に伴う経時変形量を推定する変形量推定手段が具備されている装置が知られている(特許文献1)。当該衝突形態判別手段としては、車両に加速度計を配置して、計測された衝突時の加速度から衝突の有無を判別するとされている。また、当該変形量推定手段は、記憶手段に予め記憶された車両の対象部位の変形に相関する変形物理量との関係から求められている。
また、車両の側面衝突における衝突検知技術としては、加速度センサで計測したX軸とY軸の加速度変化により、既定の閾値に対する大小関係から衝突の有無を判別し、サイドエアバッグなどの乗員保護装置の起動をおこなう技術が知られている(特許文献2)。
また、加速度センサを車両に配置すると共に、ヨーレートセンサを合わせて具備することで、斜め衝突やオフセット衝突時の衝突の有無の判別を行う方法も知られている(特許文献3)。
また、ドアのインナーパネルとアウターパネルの間に密閉空間を設け、密閉空間の圧力変動を基に衝突の有無を判別している方法も知られている(特許文献4)。また、密閉空間を上下方向に分割する中間隔壁を設けることにより、バリア衝突とポール衝突の衝突形態の判別が可能である。
また、圧電フィルムから成るセンサ素子が荷重検出のためにフロントバンパーに配置されており、センサ素子で検出された衝突荷重に対応した値を基に衝突の有無を判別する方法も知られている(特許文献5)。
また、変形センサで計測された曲率及び曲率の変化率に基づいて、衝突時のエネルギーが算出され歩行者保護装置の作動要件が決定される方法も知られている(特許文献6)。
特開2013−166515号公報 特開2013−151192号公報 特開2013−154838号公報 特開2013−141887号公報 特開2009−51298号公報 特開2006−248508号公報
従来技術においては、車両の衝突の判別を衝突による車両の変形によって生じる加速度、角速度、荷重及び圧力などの物理量から行う。しかし、これらの物理量は、車両の変形状態によって変化するものであり、衝突対象や車両の構造、剛性ごとに異なった値となる。このため、衝突対象を精度よく判別することが困難であると共に、衝突有無の判別精度が低いなどの問題がある。また、判別精度を向上させるためには、多数のセンサを配置しなければならず、配置上の制約やコストの問題に加え、走行時の振動による誤動作などの問題もある。
また、変形センサを用いて変形状態から衝突対象や衝突有無を判別する場合においては、圧電フィルムによるセンサ素子からフィルム変形に応じた電圧変化と曲率を対応付けている。フィルム変形が2次元変形の場合は対応づけが可能であるが、ねじれ変形など3次元変形においては電圧変化と曲率の対応付けが困難となるという問題がある。これは、圧電フィルムでは静電容量や発生する電荷が3次元変形によっても変化することによるものである。また、2次元変形では、衝突対象の判別が困難な場合があるという問題がある。更に、曲率を求めるのに隣接するセンサ素子からの信号を必要とするため、衝突などによりセンサ素子が破損した場合などは衝突の検知が困難となる問題がある。
本発明では、上記問題点を解決するために成されたものであり、測定対象物の3次元形状の変形を精度よく解析することができる変形解析装置を提供することを目的とする。
また、本発明では、測定対象物に衝突物が衝突したことを高精度に検知することができる衝突検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る変形解析装置は、測定対象物に設置され、設置位置に作用する物理量を検出する複数のセンサと、前記測定対象物に変形が生じた際に、所定時間毎に、前記複数のセンサの各々で検出された物理量に基づいて、前記複数のセンサの設置位置の各々の回転角度を測定する測定手段と、前記測定手段により前記所定時間毎に測定された前記複数のセンサの設置位置の各々の回転角度と、予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標値を演算する座標演算手段と、前記座標演算手段により演算された前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標値と、前記予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状と基準となる3次元形状との形状の変形量を演算する状態演算手段と、を含んで構成されている。
第1の発明によれば、複数のセンサにより、設置位置に作用する物理量を検出し、測定手段により、測定対象物に変形が生じた際に、所定時間毎に、センサにより検出された物理量に基づいて、複数のセンサの設置位置の各々の回転角度を測定し、座標演算手段により、所定時間毎に測定された複数のセンサの設置位置の各々の回転角度と、予め定められた基準となる複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、状態変算手段により、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標値と、予め定められた基準となる複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状と、基準と成る3次元形状との形状の変形量を演算する。
このように、所定時間毎に測定された複数のセンサの設置位置の各々の回転角度に基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、演算された所定時間毎の測定対象物の3次元形状と、基準となる3次元形状との変形量を演算することによって、測定対象物の3次元形状の変形を精度よく解析することができる。
また、第1の発明に係る変形解析装置において、前記複数のセンサは、角速度センサであり、前記測定手段は、前記測定対象物に変形が生じた際に、所定時間毎に、前記複数の角速度センサの各々で検出された角速度に基づいて、前記複数の角速度センサの設置位置の各々の回転角度を測定してもよい。
また、第1の発明に係る変形解析装置において、前記複数のセンサは、角度センサとしてもよい。
第2の発明に係る変形解析装置は、測定対象物に設置され、設置位置に作用する物理量を検出する複数のセンサと、前記複数のセンサにより前記所定時間毎に検出された前記複数のセンサの設置位置の各々の物理量と、予め定められた前記物理量と前記設置位置の変化量との関係と、予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値と、に基づいて、前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標値を演算する座標演算手段と、前記座標演算手段により演算された前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標値と、前記予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、前記測定対象物の3次元形状と基準となる3次元形状との形状の変形量を算出する状態演算手段と、を含んで構成されている。
第2の発明によれば、複数のセンサにより、設置位置に作用する物理量を検出し、座標演算手段により、所定時間毎に検出された複数のセンサの設置位置の各々の物理量と、予め定められた前記物理量と前記設置位置の変化量との関係と、予め定められた基準となる複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、状態演算手段により、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標値と、予め定められた基準となる複数のセンサの設置位置の各々の3次元座標値とに基づいて、測定対象物の3次元形状と、基準と成る3次元形状との形状の変形量を演算する。
このように、所定時間毎に検出された複数のセンサの設置位置の各々の物理量と、予め定められた物理量と設置位置の変化量との関係とに基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、演算された所定時間毎の測定対象物の3次元形状と、基準となる3次元形状との変形量を演算することによって、測定対象物の3次元形状の変形を精度よく解析することができる。
また、第2の発明に係る変形解析装置において、前記複数のセンサは、角速度センサとしてもよい。
第3の発明に係る衝突検知装置は、第1又は2の発明の変形解析装置と、前記状態演算手段により演算された前記測定対象物の3次元形状と前記基準となる3次元形状との形状の変形量に基づいて、前記測定対象物に対する衝突を検知する衝突検知手段と、を含んで構成されている。
第3の発明によれば、測定対象物の3次元形状の変化量に基づいて、測定対象物に対する衝突を検知することによって、測定対象物に衝突物が衝突したことを高精度に検知することができる。
また、第3の発明において、前記状態演算手段により演算された前記測定対象物の3次元形状と前記基準となる3次元形状との形状の変形量に基づいて、前記測定対象物に衝突した衝突物を判定する判定手段を更に含んでもよい。
以上説明したように、本発明の変形解析装置によれば、所定時間毎に測定された複数のセンサの設置位置の各々の物理量に基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、基準となる3次元形状との変形量を演算することによって、測定対象物の3次元形状の変形を精度よく解析することができる。また、本発明の衝突検知装置によれば、測定対象物に衝突物が衝突したことを高精度に検知することができる。
衝突検知装置の例を示す図である 本発明の第1の実施の形態に係る衝突検知装置の機能的構成を示すブロック図である。 ドアパネルへのセンサ取り付け例を示す図である。 センサの例を示す図である。 傾斜角度の算出の例を示す図である。 センサの配置の例を示す図である。 測定対象物に衝突体が衝突した例を示す図である。 各種の3次元変形形態の例を示す図である。 傾斜角度と変形量の関係を示す図である。 複数センサによる変形形状の推定の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る衝突検知装置における衝突検知処理ルーチンを示すフローチャート図である。 サイドドアへの衝突形態の例を示す図である。 変形形状演算結果例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る衝突検知装置の機能的構成を示すブロック図である。 角速度と測定対象物の傾斜角度の変化量との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る衝突検知装置における衝突検知処理ルーチンを示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施の形態に係る衝突検知装置の機能的構成を示すブロック図である。 バンパー及びフード変形による歩行者衝突検知の例を示す図である。 車室内変形把握による救急サービスへの適用例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る衝突検知装置は、図1に示すように、測定対象物に取り付けられたセンサを用いて、衝突体が衝突した場合の、測定対象物の形状を演算し、衝突の有無を検知するものである。
<第1の実施の形態に係る衝突検知装置の構成>
まず、本発明の第1の実施の形態に係る衝突検知装置100の構成について説明する。図2に示すように、本発明の実施の形態に係る衝突検知装置100は、CPUと、RAMと、後述する衝突検知処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この衝突検知装置100は、機能的には図2に示すようにセンサ101A〜101Iと、信号処理回路104と、車両コンピュータECU105とを備えている。
衝突検知装置100は、図3に示すように、サイドドア12のドアアウターパネル14の内面に取り付けられている。本発明の第1の実施の形態においては、車両バンパーやポールなどの衝突体がサイドドア12に衝突するとドアアウターパネル14が変形し、衝突のエネルギーが大きい場合は、ドアインパクトビーム180や、ドアインナーパネル16などもドアアウターパネル14の変形に引き続いて変形する。
センサ101A〜101Iは、図3に示すように、測定対象物であるサイドドア12のドアアウターパネル14の内面に所定間隔で、格子状に設置されており、信号処理回路104と信号線及び電源線で接続されている。また、センサ101A〜101Iは、図4に示すように、隣接して設置されているセンサ間の相対距離Lを固定するための結合体で結合されており、隣接して設置されているセンサ間の、測定対象物の変形形状に沿った相対距離Lは、測定対象物の変形に関わらず固定とする。
センサ101B〜101Iは、センサ101Aと同様の構成であるため、以下、センサ101Aの構成について説明する。センサ101Aは、センサ座標軸における3軸周りの角速度を検出する角速度計測部400Aと、A/D変換部402Aと、処理部404Aと、通信部406Aとを含んで構成されている。
角速度計測部400Aは、所定時間毎に、センサ座標軸におけるXYZ軸の3軸周りの角速度ω、ω、及びωをアナログ値の物理量として検出し、A/D変換部402Aに出力する。なお、角速度計測部400Aが角速度センサの一例である。
A/D変換部402Aは、角速度計測部400Aから入力されるアナログ値の角速度について、アナログ−ディジタル変換し、処理部404Aに出力する。
処理部404Aは、A/D変換部402Aから入力されたディジタル値の角速度について、1階の時間積分をし、所定時間毎に、センサ101Aのセンサ座標軸における回転角度の変化量θ、θ、及びθを測定し、測定した回転角度の変化量と、ワールド座標系軸におけるセンサ101Aの回転角度の前回測定値又は初期値とに基づいて、ワールド座標系軸におけるセンサ101Aの回転角度を測定し、通信部406Aを介して信号処理回路104に出力する。なお、角速度の積分処理の際に、ノイズや直流成分による誤差の影響を考慮し、図5に示すように、誤差を除去するための信号ωを差分とすることにより、誤差の低減処理を行ってもよい。また、ワールド座標系軸における回転角度を、以後センサの傾斜角度とする。また、センサ101A〜101Iの各々の初期状態のセンサの傾斜角度は、予めメモリ(図示省略)に記憶されているものとする。また、処理部404Aが測定手段の一例である。
具体的に、図6に示すように配置されているセンサ101A及びセンサ101Bの例について考えてみると、ドアアウターパネル14に衝突対象物であるポールが衝突した場合、ドアアウターパネル14の変形状況は図7に示す通りになる。
このとき、センサ101A及びセンサ101Bは、図7のように座標軸が傾斜する。ここで、簡単のために、センサ101A及びセンサ101Bがy軸周りにθとθだけ回転したとする。そのため、センサ101A及びセンサ101Bは、センサ101A及びセンサ101Bの傾斜角度θとθの各々を信号処理回路104へ出力する。なお、各軸の方向をサイドドア12のUP−OUT方向に対して、図6のように定めるものとする。また、当該具体例においては、ワールド座標系軸とセンサ座標系軸が同一である場合について説明したものとする。
信号処理回路104は、衝突物が測定対象物であるサイドドア12に衝突したか否かを検知して、車両コンピュータECU105に出力する。信号処理回路104は、入力部500と、演算部501と、出力部510とを含んで構成されている。
入力部500は、センサ101A〜101Iの各々から、所定時間毎に入力されるセンサの傾斜角度の各々を受け付ける。
演算部501は、座標変換部502と、状態演算部504と、衝突検知部505と、判定部506と、記憶部508と、を備えて構成されている。
座標変換部502は、所定時間毎に、入力部500において受け付けたセンサ101A〜101Iの各々の、センサの傾斜角度と、記憶部508に記憶されているセンサ101A〜101Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値とに基づいて、測定対象物の全体形状を表す各位置の3次元座標値を演算して、測定対象物の全体形状を構築する。センサ101A〜101Iをドアアウターパネル14に平面分散配列している場合においては、図8のような3次元変形形状を構築することができる。例えば、センサ各々の初期状態の3次元座標値において、センサ各々の傾斜角度を用いて、当該3次元座標値において、センサ各々の傾斜を持たせた線分を結んで形成された形状を測定対象物の全体形状として構築する。
状態演算部504は、所定時間毎に、座標変換部502から入力される測定対象物の全体形状と、記憶部508に記憶されているセンサ101A〜101Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値から構築される測定対象物の初期状態の全体形状とに基づいて、測定対象物の3次元形状の変形量を算出し、衝突検知部505に出力する。具体的には、測定対象物の3次元形状の変化における、予め定められた平面での断面積を、3次元形状の変形量として算出する。例えば、測定対象物の3次元形状の変化における、センサ面と垂直な平面であって、かつ、鉛直方向を含む平面での断面積と、測定対象物の3次元形状の変化における、センサ面と垂直な平面であって、かつ、水平方向を含む平面での断面積とを、3次元形状の変形量として各々算出する。
例えば、図9、図10に示すように、センサの傾斜角度θに応じて、測定対象物の3次元形状が変化し、3次元形状の変化における断面積が算出される。
衝突検知部505は、所定時間毎に、状態演算部504から入力される測定対象物の3次元形状の変形量に基づいて、測定対象物に衝突物が衝突したか否かの判定を行い、結果を判定部506及び出力部510へ出力する。
判定部506は、衝突検知部505から測定対象物に衝突物が衝突したという判定結果が入力された場合には、判定部506は、状態演算部504から入力される測定対象物の3次元形状の変形量、及び、記憶部508に記憶されている測定対象物の3次元形状の変形量と衝突物の種類との対応関係情報とに基づいて、衝突物が何かを判定し、結果を出力部510へ出力する。
例えば、測定対象物の3次元形状の変化における、センサ面と垂直な平面であって、かつ、鉛直方向を含む平面での断面積が大きく、測定対象物の3次元形状の変化における、センサ面と垂直な平面であって、かつ、水平方向を含む平面での断面積が小さい場合には、衝突物はポールであると判定する。また、測定対象物の3次元形状の変化における、センサ面と垂直な平面であって、かつ、鉛直方向を含む平面での断面積が小さく、測定対象物の3次元形状の変化における、センサ面と垂直な平面であって、かつ、水平方向を含む平面での断面積が大きい場合には、衝突物は車両のバンパーであると判定する。
記憶部508は、センサ101A〜101Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値と、測定対象物の3次元形状の変形量と衝突物の種類との対応関係情報と、を記憶している。
出力部510は、衝突検知部505及び判定部506から入力された判定結果を、車両コンピュータECU105に出力する。
車両コンピュータECU105は、出力部510から入力された判定結果に基づいて、制御装置(図示省略)に、乗員保護装置(図示省略)への制御命令を出力する。具体的には、出力部510から衝突物が衝突したという結果が入力された場合には、乗員保護装置を起動させる命令を制御装置に行わせるように制御装置に命令を行う。
<第1の実施の形態に係る衝突検知装置の作用>
次に、第1の実施の形態に係る衝突検知装置100の作用について説明する。まず、初期状態から所定時間毎に、センサ101A〜101Iの各々が、当該センサの傾斜角度を測定して信号処理回路104に出力する毎に、衝突検知装置100は、センサ101A〜101Iの各々のセンサの傾斜角度を、信号処理回路104により受け付ける。そして、衝突検知装置100によって、図11に示す衝突検知処理ルーチンが実行される。
まず、ステップS100では、記憶部508に記憶されているセンサ101A〜101Iの各々の、ワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値を読み込む。
次に、ステップS104では、記憶部508に記憶されている測定対象物の3次元形状の変形量と衝突物の種類との対応関係情報を読み込む。
次に、ステップS106では、信号処理回路104により受け付けたセンサ101A〜101Iの各々のセンサの傾斜角度と、ステップS100において取得したセンサ101A〜101Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値と、に基づいて、測定対象物の全体形状を表す各位置の3次元座標値を演算して、測定対象物の全体形状を構築する。
次に、ステップS108では、ステップS106において取得した測定対象物の全体形状と、ステップS100において取得したセンサ101A〜101Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値から構築される測定対象物の初期状態の全体形状とを比較して、測定対象物の3次元形状の変形量を算出する。
次に、ステップS109では、ステップS108において取得した測定対象物の3次元形状の変形量に基づいて、測定対象物に衝突物が衝突したか否かを判定する。測定対象物に衝突物が衝突したと判定される場合には、ステップ110へ移行し、測定対象物に衝突物が衝突していないと判定された場合には、ステップ112へ移行する。
ステップS110では、ステップS108において取得した測定対象物の3次元形状の変形量と、ステップS104において取得した測定対象物の3次元形状の変形量と衝突物の種類との対応関係の情報とに基づいて、衝突した対象物が何かということを判定する。
次に、ステップS112では、ステップS109又はステップS110において取得した、判定結果を出力部510から出力して、衝突検知処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る衝突検知装置によれば、所定時間毎に測定された複数のセンサの設置位置の各々のセンサの傾斜角度に基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、基準となる3次元形状との変形量を演算することによって、測定対象物に衝突体が衝突したことを高精度に検知することができる。
また、衝突体が車両のバンパーなどのようなものであれば、対象範囲において上下方向に比べ長手方向に顕著な変形が生じ、衝突体がポールであるような場合には、対象範囲において上下方向に顕著な変形が生じる。このような変形量により、衝突体がバンパー、ポール等の判別を精度よく行うことができる。
また、衝突体の衝突が生じた直後から、測定対象物の3次元変形履歴が得られることから、一定量の変形が生じてから検出が可能となる加速度や圧力などの物理量に比べて、早期に衝突の有無を検知することができる。
また、測定対象物が柔軟体である場合においても、3次元変形履歴を基に衝突の有無を判定することから、精度よく衝突の有無を検知することができる。
また、センサ各々の計測結果を基に3次元変形量を算出するため、衝突時の大きな衝撃によって、一部のセンサが破損した場合であっても、衝突の有無の検知をすることができる。
また、衝突検知装置は、サイドドアの内部などの狭い空間にも配置することが可能であり、更に、ドアアウターパネルの衝突直後の3次元変形形態を基に衝突の有無を判別することから、短時間で衝突の検知を行うことができる。これにより、乗員保護装置を早期に作動させることが可能となり、高い保護性能を得ることができる。
また、ドアアウターパネルの変形範囲や変形量などから、衝突体の大きさや衝突時のエネルギーを容易に把握することが可能であり、衝突体の大きさや衝突時のエネルギーに応じて保護装置を選択して起動させたり、保護装置の機能を選択して制御させたりすることができる。これにより、より衝突状況に応じた乗員保護を行うことができるといった優れた効果を得ることができる。
具体的に、図12を用いて説明する。図12においては、(a)〜(d)までの4種類の衝突体がドアアウターパネル14に衝突する状況を示している。ここで、Hはドアの高さ方向、Wは幅方向、Lは厚み方向の座標軸となる。ドアアウターパネル14の内側(IN)には、複数のセンサ101が配置されている。例えば、衝突体として(a)の短円柱が衝突すると、3次元形状演算結果として図13の(a)のような演算結果が得られる。すなわち、Wが車両前方方向で、変形範囲は衝突体の進入形状に対応し、Hは下方の値となる。Lはドアへの侵入量であるので、衝突エネルギーが大きければLも大きくなる。よって、H及びWから衝突体の概略の形状とドアアウターパネル14への衝突位置を得ることができ、さらにLの値より衝突エネルギーの大きさを得ることができる。
また、(b)〜(d)の衝突体についても、同様にH、W、及びLの値から、衝突体の概略の形状と衝突位置および衝突エネルギーが得られる。このように、衝突時の各種の情報が得られることから、衝突の有無を高精度に検知することができる。また、衝突状況に応じた保護装置の起動が行える。なお、図13の(e)は、精度検証のために行った実験の形状演算結果の一例であり、半円柱を衝突検知装置に衝突させた際の結果である。図13(e)に示すように半円柱の外形に対応した3次元変形形状が得られる。
また、微小な衝突状況においても衝突の検知を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、第1の実施の形態においては、センサは101A〜101Iの9個の場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、センサの数を他の数にしてもよい。
また、第1の実施の形態においては、衝突検知装置100をサイドドア12に設置する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両のサイドドア12以外の部位に設置してもよいし、車両以外の物に設置してもよい。
また、第1の実施の形態においては、センサ101A〜101Iがサイドドア12のドアアウターパネル14の内面に所定間隔で格子状に設置された例を示したが、必ずしもセンサの配置は格子状に限定されるものではなく、例えばランダム状であってもよい。
次に、第2の実施の形態に係る衝突検知装置について説明する。
第2の実施の形態においては、センサにより検出された角速度を用いて測定対象物の3次元形状を構築している点が第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態に係る衝突検知装置と同様の構成及び作用については、同一の符号を付して説明を省略する。
<第2の実施の形態に係る衝突検知装置の構成>
まず、本発明の第2の実施の形態に係る衝突検知装置600の構成について説明する。図14に示すように、本発明の実施の形態に係る衝突検知装置600は、CPUと、RAMと、後述する衝突検知処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この衝突検知装置600は、機能的には図14に示すようにセンサ700A〜700Iと、信号処理回路800と、車両コンピュータECU105とを備えている。
センサ700A〜700Iは、測定対象物であるサイドドア12のドアアウターパネル14の内面に所定間隔で格子状に設置されており、信号処理回路800と信号線及び電源線で接続されている。
センサ700B〜700Iは、センサ700Aと同様の構成であるため、以下、センサ700Aの構成について説明する。センサ700Aは、センサ座標軸における3軸周りの角速度を検出する角速度計測部400Aと、A/D変換部402Aと、通信部406Aとを含んで構成されている。
信号処理回路800は、衝突物が測定対象物であるサイドドア12に衝突したか否かを検知して、車両コンピュータECU105に出力する。信号処理回路800は、入力部500と、演算部802と、出力部510とを含んで構成されている。
入力部500は、センサ700A〜700Iの各々から、所定時間毎に入力されるセンサの角速度の各々を受け付ける。
演算部802は、座標変換部804と、状態演算部504と、衝突検知部505と、判定部506と、記憶部806と、を備えて構成されている。
座標変換部804は、所定時間毎に、入力部500において受け付けたセンサ700A〜700Iの各々の、センサの角速度と、記憶部806に記憶されているセンサ700A〜700Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値と、センサ700A〜700Iの各々のワールド座標系軸における初期状態又は一時刻前の傾斜角度と、予め定められた角速度と測定対象物の傾斜角度の変化量との対応関係情報とに基づいて、測定対象物の全体形状を表す各位置の3次元座標値を演算して、測定対象物の全体形状を構築し、記憶部806に記憶すると共に衝突検知部505へ出力する。例えば、入力部500において受け付けたセンサ700A〜700Iの各々の、センサの角速度と、予め定められた角速度と測定対象物の傾斜角度の変化量との対応関係情報と、初期状態又は一時刻前の傾斜角度とに基づいて、各センサの傾斜角度を求め、求めた各センサの傾斜角度と、記憶部508に記憶されているセンサ700A〜700Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値とに基づいて、測定対象物の全体形状を表す各位置の3次元座標値を演算して、測定対象物の全体形状を構築する。
状態演算部504は、例えば、図15に示すように、センサの角速度ωに応じて、測定対象物の3次元形状が変化し、3次元形状の変化における断面積を算出する。
記憶部806は、センサ700A〜700Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値、予め定められた角速度と測定対象物の傾斜角度の変化量との対応関係情報、測定対象物の3次元形状の変形量と衝突物の種類との対応関係情報、及び前回の時刻における測定対象物の全体形状を記憶している。
<第2の実施の形態に係る衝突検知装置の作用>
次に、第2の実施の形態に係る衝突検知装置600の作用について説明する。まず、初期状態から所定時間毎に、センサ700A〜700Iの各々が、当該センサの角速度を検出して信号処理回路800に出力する毎に、衝突検知装置600は、センサ700A〜700Iの各々のセンサの角速度を、信号処理回路800により受け付ける。そして、衝突検知装置600によって、図16に示す衝突検知処理ルーチンが実行される。
ステップS200では、記憶部508に記憶されているセンサの角速度と測定対象物の傾斜角度の変化量との対応関係情報を読み込む。
ステップS202では、記憶部508に記憶されている前回の時刻における測定対象物の全体形状を読み込む。
次に、ステップS204では、信号処理回路800により受け付けたセンサ700A〜700Iの各々の角速度と、ステップS200において取得したセンサの角速度と測定対象物の傾斜角度の対応関係情報と、ステップS100において取得したセンサ700A〜700Iの各々のワールド座標系軸における初期状態又は一時刻前の3次元座標値と、センサ700A〜700Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の傾斜角度とに基づいて、測定対象物の全体形状を表す各位置の3次元座標値を演算して、測定対象物の全体形状を構築する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る衝突検知装置によれば、所定時間毎に検出された複数のセンサの設置位置の各々の角速度に基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、基準となる3次元形状との変形量を演算することによって、測定対象物に衝突体が衝突したことを高精度に検知することができる
また、センサの各々において検出された角速度に基づいて、測定対象物の全体形状を構築することができるので、センサの傾斜角度を用いる場合よりも、高速に衝突を検知することができる。
次に、第3の実施の形態に係る衝突検知装置について説明する。
第3の実施の形態においては、センサによりセンサの傾斜角度自体を検出する点が第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態に係る衝突検知装置と同様の構成及び作用については、同一の符号を付して説明を省略する。
<第3の実施の形態に係る衝突検知装置の構成>
まず、本発明の第3の実施の形態に係る衝突検知装置1000の構成について説明する。図17に示すように、本発明の実施の形態に係る衝突検知装置1000は、CPUと、RAMと、後述する衝突検知処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この衝突検知装置1000は、機能的には図17に示すようにセンサ1100A〜1100Cと、信号処理回路1200と、車両コンピュータECU105とを備えている。
センサ1100A〜1100Iは、測定対象物であるサイドドア12のドアアウターパネル14の内面に所定間隔で格子状に設置されており、信号処理回路1200と信号線及び電源線で接続されている。なお、センサ1100A〜1100Iが角度センサの一例である。
センサ1100B〜1100Iは、センサ1100Aと同様の構成であるため、以下、センサ1100Aの構成について説明する。センサ1100Aは、センサの傾斜角度を検出する角度計測部1101Aと、A/D変換部402Aと、通信部406Aとを含んで構成されている。なお、A/D変換部402Aが測定手段の一例である。
角度計測部1101Aは、センサ1100Aのセンサの傾斜角度を検出する。なお、角度計測部1101Aが角度センサの一例である。
信号処理回路1200は、衝突物が測定対象物であるサイドドア12に衝突したか否かを検知して、車両コンピュータECU105に出力する。信号処理回路1200は、入力部500と、演算部1300と、出力部510とを含んで構成されている。
入力部500は、センサ1100A〜1100Iの各々から、所定時間毎に入力されるセンサの傾斜角度の各々を受け付ける。
演算部1300は、座標変換部1400と、状態演算部504と、衝突検知部505と、判定部506と、記憶部508と、を備えて構成されている。
座標変換部1400は、所定時間毎に、入力部500において受け付けたセンサ1100A〜1100Iの各々の、センサの傾斜角度と、記憶部508に記憶されているセンサ1100A〜1100Iの各々のワールド座標系軸における初期状態の3次元座標値とに基づいて、測定対象物の全体形状を表す各位置の3次元座標値を演算して、測定対象物の全体形状を構築する。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係る衝突検知装置によれば、所定時間毎に検出された複数のセンサの傾斜角度に基づいて、所定時間毎の測定対象物の3次元形状を表す各位置の3次元座標を演算し、基準となる3次元形状との変形量を演算することによって、測定対象物に衝突体が衝突したことを高精度に検知することができる。
次に、第4の実施の形態に係る衝突検知装置について説明する。
第4の実施の形態においては、図18に示すように、衝突検知装置100を車両のバンパー及びボンネットに設置する形態が第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態に係る衝突検知装置100と同様の構成及び作用については、同一の符号を付して説明を省略する。
衝突検知装置100は、図18に示すように、車両のバンパー及びボンネットに設置されている。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態に係る衝突検知装置100によれば、衝突時の衝突範囲や衝突エネルギー取得することができるので、衝突体が歩行者あるいは自転車乗員である場合に、歩行者に関しては、大人と子供の区別や、歩行者と道路ポールとの判別などが容易に行うことが出来る。また、歩行者と、自転車乗員の区別も行うことができる。車両と衝突体の衝突直後の早期にこれらの判別を行うことができるので、保護装置の早期の起動をすることができる。
また、バンパーやボンネットなどは空間が狭いが、このような狭い空間への衝突検知装置の設置も可能であることから、車両の意匠による制約を回避することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、第4の実施の形態において、衝突検知装置100を車両のバンパー及びボンネットに設置する場合について説明したがこれに限定されるものではなく、車両の他の部分に設置してもよい。
次に、第5の実施の形態に係る衝突検知装置について説明する。
第5の実施の形態では、衝突検知装置100をトーボードに設置している形態が第1の実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態に係る衝突検知装置100と同様の構成及び作用については、同一の符号を付して説明を省略する。
衝突検知装置100は、図19に示すように、車両のトーボード5に設置されている。
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態に係る衝突検知装置100によれば、事故時のトーボードの3次元変形履歴を計測して把握することで、乗員に作用する外力や作用部位を高精度に把握することができる。また、当該情報を活用することにより、救急サービスの向上を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
上記第1〜5の実施の形態に係る衝突検知装置は一例であり、上記第1〜5の実施形態以外においても適用することができる。
5 トーボード
12 サイドドア
14 ドアアウターパネル
16 ドアインナーパネル
100 衝突検知装置
101 センサ
104 信号処理回路
180 ドアインパクトビーム
400 角速度計測部
402 変換部
404 処理部
406 通信部
500 入力部
501 演算部
502 座標変換部
504 状態演算部
506 判定部
508 記憶部
510 出力部
600 衝突検知装置
700 センサ
800 信号処理回路
802 演算部
804 座標変換部
806 記憶部
1000 衝突検知装置
1100 センサ
1101 角度センサ
1200 信号処理回路
1300 演算部
1400 座標変換部

Claims (7)

  1. 測定対象物に平面状に設置され、設置位置に作用する物理量を検出する複数のセンサと、
    前記測定対象物に変形が生じた際に、所定時間毎に、前記複数のセンサの各々で検出された物理量に基づいて、前記複数のセンサの設置位置の各々の3軸の回転角度を測定する測定手段と、
    前記測定手段により前記所定時間毎に測定された前記複数のセンサの設置位置の各々の3軸の回転角度と、予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々のワールド座標系の3次元座標値とに基づいて、前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置のワールド座標系の3次元座標値を演算する座標演算手段と、
    前記座標演算手段により演算された前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置のワールド座標系の3次元座標値と、前記予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々のワールド座標系の3次元座標値とに基づいて、前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状と基準となる3次元形状との形状の変形量を演算する状態演算手段と
    を含む、変形解析装置。
  2. 前記複数のセンサは、角速度センサであり、
    前記測定手段は、前記測定対象物に変形が生じた際に、所定時間毎に、前記複数の角速度センサの各々で検出された3軸の角速度に基づいて、前記複数の角速度センサの設置位置の各々の3軸の回転角度を測定する請求項1記載の変形解析装置。
  3. 前記複数のセンサは、角度センサである請求項1記載の変形解析装置。
  4. 測定対象物に平面状に設置され、設置位置に作用する3軸の角速度を検出する複数のセンサと、
    前記測定対象物に変形が生じた際に、前記複数のセンサにより所定時間毎に検出された前記複数のセンサの設置位置の各々の3軸の角速度と、予め定められた前記角速度と前記設置位置の変化量との関係と、予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々のワールド座標系の3次元座標値と、に基づいて、前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置のワールド座標系の3次元座標値を演算する座標演算手段と、
    前記座標演算手段により演算された前記所定時間毎の前記測定対象物の3次元形状を表す各位置のワールド座標系の3次元座標値と、前記予め定められた基準となる前記複数のセンサの設置位置の各々のワールド座標系の3次元座標値とに基づいて、前記測定対象物の3次元形状と基準となる3次元形状との形状の変形量を算出する状態演算手段と
    を含む、変形解析装置。
  5. 前記複数のセンサは、角速度センサである請求項4記載の変形解析装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項記載の変形解析装置と、
    前記状態演算手段により演算された前記測定対象物の3次元形状と前記基準となる3次元形状との形状の変形量に基づいて、前記測定対象物に対する衝突を検知する衝突検知手段と、
    を含む衝突検知装置。
  7. 前記状態演算手段により演算された前記測定対象物の3次元形状と前記基準となる3次元形状との形状の変形量に基づいて、前記測定対象物に衝突した衝突物を判定する判定手段を更に含む、請求項6記載の衝突検知装置。
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