JP6064477B2 - 充電システム、電子機器および充電装置 - Google Patents

充電システム、電子機器および充電装置 Download PDF

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Description

本発明は、充電システム、電子機器および充電装置に係り、特に、内蔵電源を備える電子機器と、電子機器の内蔵電源を充電する充電装置とを備えた充電システムに関する。
例えば、電子機器の一例として、医療用の放射線画像を取得する手段であるフラットパネルディテクター(Flat Panel Detector:FPD)と呼ばれる放射線画像撮影装置については、近年、その内部に充電可能なバッテリーやリチウムイオンキャパシター(LIC)等の内蔵電源を内蔵し、ケーブルレスで駆動可能な可搬型に構成されたカセッテ型の放射線画像撮影装置が開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。放射線画像撮影装置を可搬型に構成した場合、患者のベッドサイド等におけるポータブル撮影をはじめとする自由度の高い撮影が可能となる。
そして、これらの放射線画像撮影装置等の電子機器の内蔵電源を充電する場合、例えば内蔵電源の過充電を避けるために、種々の充電方法が開発されている(例えば特許文献3参照)。
このような過充電を防止するための充電方法として、例えば図10(A)、(B)に示すような充電方法がある。この充電方法では、電子機器の内蔵電源を充電する充電装置から電子機器の内蔵電源に対して、内蔵電源の電圧が目標電圧に達するまでは一定の電流を供給して充電する定電流充電を行い、内蔵電源の電圧が目標電圧に達した後は、内蔵電源の電圧が目標電圧になるように一定に保ちながら定電圧充電を行うように制御しながら、電子機器の内蔵電源の充電を行うように構成される場合がある。
すなわち、図10(A)、(B)に示すように、電子機器の内蔵電源の電圧Vが初期の電圧V0から例えば電子機器の定格電圧である目標電圧V1に達するまで一定の電流値Isで定電流充電を行う。しかし、内蔵電源の内部抵抗や充電経路の電気抵抗等があるため、内蔵電源の電圧Vは、実際には目標電圧V1には達していない。
そこで、電子機器の内蔵電源の電圧Vの測定値が目標電圧V1に達した後は、今度は一定の目標電圧V1で定電圧充電を行う。すると、内蔵電源に供給される電流の値Iが次第に減少していく。電流値Iが0[A]に低下するまで待つように構成すると、充電時間が非常に長くなってしまう。そこで、電流値Iが、十分に小さい電流値に設定される充電終了値Ieまで低下した時点で、充電を終了するように構成される。
一方、内蔵電源として例えば前述したリチウムイオンキャパシターを用いる場合、リチウムイオンキャパシターは内部抵抗が小さいため、例えば上記のような充電方法における定電流充電の際に、大きな電流を流して、より短時間で充電を行うことが可能となるといった特性を有している。
そして、定電流充電を、より大きな電流を流して短時間で急速に行うことが可能となるため、その分だけ、電子機器の内蔵電源の充電に要する時間をより短縮することが可能となる。
特開2010−107202号公報 特開2010−122575号公報 特開2012−115080号公報
しかしながら、例えば、上記の特許文献3に記載されている充電装置に、上記の充電方法を適用して、定電流充電時に大きな電流を流して電子機器の内蔵電源の定電流充電を行うように構成すると、大電流を流して定電流充電を行う充電の初期には、大電流が1本の供給経路を流れる状態になる。
そして、大電流が1本の供給経路を流れると、配線の電気抵抗のために発熱量が多くなり、配線等を冷却したり、熱を逃がしたりする構成が必要になるなど、内蔵電源の充電のための回路規模が大きくなってしまう場合が生じ得る。また、配線の発熱等の影響を受けて、想定通りに充電時間が短縮できない可能性も生じ得る。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、短時間で電子機器の内蔵電源の充電を行うことが可能で、かつ、充電時の電力の供給経路等の発熱を抑制することが可能な充電システム、電子機器および充電装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明に係る充電システム、電子機器および充電装置は、
充電可能な内蔵電源と、前記内蔵電源への充電を制御する内部充電制御部と、前記内蔵電源の電圧を検出する電圧検出部と、を内蔵する電子機器と、
前記電子機器とは別に構成されており、前記内蔵電源に定電流を供給する定電流電力供給源と、前記内部充電制御部に電力を供給する電源回路と、を備える充電装置と、
前記電子機器又は前記充電装置のいずれかの内部に配置されており、前記定電流電力供給源からの定電流供給を遮断する遮断部と、
を備える充電システムであり、
前記内部充電制御部は、前記内蔵電源の電圧が目標電圧に達するまで定電流充電を行うように前記内蔵電源への充電を制御し、
前記遮断部は、前記電圧検出部により前記内蔵電源の電圧が所定の電圧になったことが検出されていない場合、前記定電流電力供給源からの定電流供給を許容し、前記内蔵電源の定電流充電を、前記定電流電力供給源と前記内部充電制御部とからそれぞれ別々の供給経路を介して定電流を並行して供給して行い、前記電圧検出部により前記内蔵電源の電圧が前記所定の電圧になったことが検出された場合、前記定電流電力供給源からの定電流供給を遮断することを特徴とする。
本発明のような方式の充電システム、電子機器および充電装置によれば、電子機器の内蔵電源に対して定電流充電を行う際、充電装置の定電流電力供給源と、電子機器の内部充電制御部から、それぞれ別系統の電力の供給経路を介してそれぞれ定電流を内蔵電源に供給して、並行して内蔵電源を充電する。
そのため、電子機器の内蔵電源に対して、1系統の供給経路を介する場合よりもより大きな定電流を供給することが可能となり、急速に内蔵電源の電圧Vを目標電圧V1に到達させることが可能となる。そのため、電子機器の内蔵電源の充電を、より短時間で行うことが可能となる。
また、その際、電子機器の内蔵電源への電力の供給経路を、上記のように少なくとも2系統用意し、2本の供給経路を介して大電流を分散して内蔵電源に供給する。そのため、内蔵電源に供給される定電流が複数の供給経路に分散されて供給されるため、供給経路ごとの発熱量をそれぞれ少なく抑制することが可能となる。そのため、配線等を冷却したり、熱を逃がしたりする構成を設ける必要がない程度に抑制することが可能となる。また、各供給経路C1、C2における発熱量が抑制されるため、配線の発熱等の影響で想定通りに充電時間が短縮できない等の不具合が生じることを的確に防止することが可能となる。
電子機器の例としての放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。 図1のX−X線に沿う断面図である。 図1の放射線画像撮影装置の回路構成を表すブロック図である。 充電装置の例としてのクレードルに放射線画像撮影装置が挿入された状態を示した斜視図である。 図4のクレードルの内部構成を模式的に示した図であり、クレードルに放射線画像撮影装置が挿入された状態を示している。 充電システムの構成を概略的に表すブロック図である。 (A)本実施形態では内蔵電源の電圧が急速に所定の電圧に到達することを示すグラフであり、(B)定電流充電の初期には大きな定電流が供給されることを示すグラフである。 (A)検出される内蔵電源の電圧に電圧降下が生じることを説明するグラフであり、(B)内蔵電源に供給される定電流が低下することを示すグラフである。 本実施形態での定電流充電および定電圧充電における内蔵電源の(A)電圧および(B)電流の時間的推移を表すグラフである。 従来の定電流充電および定電圧充電における内蔵電源の(A)電圧および(B)電流の時間的推移を表すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明を適用可能な実施形態はこれに限定されるものではない。また、本発明は図示例に限定されるものでもない。
なお、以下では、電子機器が放射線画像撮影装置であり、充電装置がクレードルである場合について説明するが、本発明は、この形態に限定されない。
また、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得る、いわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
さらに、放射線画像撮影装置が可搬型の放射線画像撮影装置である場合について説明するが、本発明は、支持台等と一体的に形成された固定型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
[放射線画像撮影装置の構成例について]
まず、電子機器の一例としての放射線画像撮影装置1の構成例について説明する。図1は、放射線画像撮影装置1の外観を示す斜視図である。また、図2は、図1のX−X線に沿う断面図である。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、いわゆるフラットパネルディテクター(FPD)を可搬型に構成したカセッテ型の放射線画像撮影装置であり、放射線画像撮影に用いられ、放射線を検出して当該放射線の線量に応じた画像データを生成して取得するものである。
放射線画像撮影装置1は、図1や図2に示すように、筐体2内にシンチレーター3や基板4等で構成されるセンサーパネルSPが収納されて構成されている。
本実施形態では、筐体2のうち、放射線入射面Rを有する中空の角筒状のハウジング本体部2Aは、放射線を透過するカーボン板やプラスチック等の材料で形成されている。このハウジング本体部2Aの両側の開口部をカバー部材2B、2Cで閉塞することで筐体2が形成されている。なお、筐体2をこのようないわゆるモノコック型として形成する代わりに、例えば、フロント板とバック板とで形成された、いわゆる弁当箱型とすることも可能である。
本実施形態では、筐体2の一方側のカバー部材2Bには、電源スイッチ37や切替スイッチ38等が配置されている。また、本実施形態では、カバー部材2Bには、内蔵電源24(図2や後述する図3参照)の状態や放射線画像撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケーター40が配置されている。
また、本実施形態では、カバー部材2Bには、クレードル60のコネクター71(後述する図5や図6参照)と接続可能なコネクター39が配置されている。このコネクター39が、クレードル60のコネクター71と接続することで、充電装置としてのクレードル60から放射線画像撮影装置1に電力が供給されるようになっている。
また、図示を省略するが、本実施形態では、筐体2の他方側のカバー部材2Cには、外部装置との間で無線通信を行うためのアンテナ装置41a(後述する図6参照)が、例えばカバー部材2Cに埋め込まれる等して設けられている。
図2に示すように、筐体2の内部には、基板4の下方側に鉛の薄板等(図示省略)を介して基台31が配置されている。この基台31には、電子部品32等が配設されたPCB基板33や内蔵電源24等が取り付けられている。
また、基板4やシンチレーター3の放射線入射面R側の面には、それらを保護するためのガラス基板34が配設されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に、それらがぶつかり合うことを防止するための緩衝材35が設けられている。
後述する図3に示すように、基板4の検出部P上には、フォトダイオード等からなる複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。各放射線検出素子7には、スイッチ手段としての薄膜トランジスター(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)8や走査線5、信号線6、バイアス線9等が接続されている。そして、図2に示すように、基板4の検出部Pは、シンチレーター3に対向するように設けられている。
次に、放射線画像撮影装置1の回路構成について説明する。図3は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の等価回路を表すブロック図である。
基板4(図2参照)上には、図3に示すように、複数の放射線検出素子7が二次元状に配列されて検出部Pが形成されている。また、各放射線検出素子7の第2電極7bにはそれぞれバイアス線9が接続されており、各バイアス線9は結線10に結束されてバイアス電源14に接続されている。そして、バイアス電源14は、結線10および各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bにそれぞれ逆バイアス電圧を印加する。
走査駆動回路15では、電源回路15aからゲートドライバー15bに配線15cを介してオン電圧やオフ電圧が供給される。そして、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えて、各TFT8のオン状態とオフ状態とを切り替えることで、各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理等を行うように構成されている。
各信号線6は、読み出しIC16内に形成された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。読み出し回路17は、増幅回路18や相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、アナログマルチプレクサー21が設けられている。また、読み出しIC16は、A/D変換部20を介して制御手段22に接続されている。
そして、例えば、各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理の際には、ゲートドライバー15bからオン電圧が印加された走査線5に接続されているTFT8がオン状態になり、オン状態になったTFT8に接続されている放射線検出素子7から信号線6に電荷が放出され、放出された電荷が読み出し回路17の増幅回路18で電荷電圧変換される。
そして、増幅回路18の出力側に設けられた相関二重サンプリング回路19で、放射線検出素子7から電荷が放出される前後の増幅回路18からの出力値の差分を算出し、算出した差分をアナログ値の画像データとして出力する。そして、出力されたアナログ値の画像データが、アナログマルチプレクサー21を介して順次A/D変換部20に送信され、A/D変換部20で順次デジタル値の画像データに変換されて出力され、記憶手段23に順次保存される。このようにして、各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理が順次行われる。
制御手段22は、放射線画像撮影装置1の各機能部の動作等を制御するようになっている。具体的には、制御手段22は、図示を省略するが、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。なお、制御手段22は、専用の制御回路で構成されていてもよい。
また、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶手段23が接続されている。また、図3では図示を省略するが、本実施形態では、制御手段22には、前述した電源スイッチ37、切替スイッチ38、コネクター39、インジケーター40のほか、アンテナ装置41aを有する通信部41や信号処理部25(いずれも後述する図6参照)等も接続されている。通信部41等については後で説明する。
さらに、本実施形態では、制御手段22には、制御手段22や走査駆動回路15、読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に電力を供給するための内蔵電源24が接続されている。
なお、本実施形態では、内蔵電源24として、リチウムイオンキャパシター(LIC)が用いられているが、本発明はこれに限定されるものではない。内蔵電源24は、充電可能な内蔵電源であれば、電気二重層キャパシター等の蓄電デバイスや通常のバッテリーや二次電池等であってもよい。
また、図3では図示を省略したが、本実施形態における内蔵電源24の充電に関する機能部の構成等について、後で詳しく説明する。
[クレードルの構成例について]
次に、充電装置の一例であるクレードル60の構成例について説明する。図4は、クレードル60に放射線画像撮影装置1が挿入された状態を示した斜視図である。また、図5は、クレードル60の内部構成を模式的に示した図であり、クレードル60に放射線画像撮影装置1を挿入した状態を示している。
図4に示すように、クレードル60はほぼ直方体形状に形成され上面に開口部61aを有する筐体61と、この筐体61の開口部61aを被覆する被覆部材62とを備えている。また、筐体61の一端部には、クレードル60を動作させる各種のスイッチ63が設けられている。
図5に示すように、筐体61の内部には、筐体61の長手方向に延在し、放射線画像撮影装置1を鉛直方向に収容する装置収容部64が設けられている。また、筐体61には基板65上に配置された各種電子部品66が収納されている。
電子部品66には、例えば、電子機器である放射線画像撮影装置1の内蔵電源24(図3参照)に電力を供給して内蔵電源24を充電するために用いられる、外部の交流電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバーター等を備えた後述する定電流電力供給源66aや電源回路66b(後述する図6参照)等が含まれている。
また、装置収容部64は、装置収容部64の側壁を構成する前側壁部材67と奥側壁部材68とを備えている。前側壁部材67の上端部と奥側壁部材68の上端部とによって放射線画像撮影装置1が挿入される挿入口が形成されている。放射線画像撮影装置1は、この挿入口から前側壁部材67と奥側壁部材68の間に挿入されるように構成されている。
前側壁部材67の内側部には、放射線画像撮影装置1を装置収容部64内部に案内する案内部材67aが取り付けられている。奥側壁部材68の内側面には、緩衝部材68aが長手方向の全面に亘って設けられている。
装置収容部64は、その厚み方向の内寸法が放射線画像撮影装置1の厚み方向の外寸法に合わせた寸法となっている。また、装置収容部64内の挿入口付近には、挿入口から挿入された放射線画像撮影装置1を一時的に保持する装置保持手段70が配置されている。
装置収容部64内の底部には、放射線画像撮影装置1側のコネクター39と接続可能なクレードル60側のコネクター71が配置されている。クレードル60側のコネクター71は、ケーブル(図示省略)を介して電子部品66と電気的に接続されている。
本実施形態では、図示を省略するが、放射線画像撮影装置1がクレードル60に斜めに挿入されると、放射線画像撮影装置1に押されて装置保持手段70等を被覆する蓋部材72が、被覆部材62に沿って奥側(図5中では左側)に退避する。
そして、略鉛直方向に向けられた放射線画像撮影装置1が挿入口から挿入されると、放射線画像撮影装置1のコネクター39が設けられた側のカバー部材2Bが一旦装置保持手段70に当接して保持された後、図5に示すように装置保持手段70が下方に回動することで、放射線画像撮影装置1が装置収容部64内に収容される。
そして、前述したように、装置収容部64の厚み方向の内寸法が放射線画像撮影装置1の厚み方向の外寸法に合わせた寸法となっているため、装置収容部64内に収容された放射線画像撮影装置1側のコネクター39が、自動的にクレードル60側のコネクター71に接続可能な位置に適切に位置決めされた状態で接続されるように構成されている。
[データの送信等に関する放射線画像撮影装置の構成等について]
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1における画像データ等のデータの送信等に関する構成について説明する。図6に、データの送信等に関する放射線画像撮影装置1の構成を示す。
なお、図6では、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24への電力の供給経路や、内蔵電源24から電源回路81を介して放射線画像撮影装置1の各機能部に電力を供給する主な供給経路が実線で示されており、制御手段22からの主な制御経路や、各機能部同士の間で信号等をやり取りする主な経路等が破線で示されている。
本実施形態では、前述したように、電子機器としての放射線画像撮影装置1の制御手段22は、プログラム等が書き込まれたROM22aを備えており、また、制御手段22には、前述したインジケーター40等のほか、信号処理部25や通信部41等が接続されている。
ここで、通信部41は、コンソール101等の外部装置との間で各種信号の送受信を行うようになっている。具体的には、通信部41は、アンテナ装置41aにより、外部のアクセスポイント102を介して無線方式でコンソール101等の外部装置との間で通信やデータの送信等を行うことができるようになっている。
また、通信部41は、放射線画像撮影装置1のコネクター39に図示しない外部ケーブルのコネクターが接続されている場合には、コネクター39から外部ケーブルを介してコンソール101等の外部装置との間で有線方式によって通信やデータの送信等を行うことができるようになっている。
また、信号処理部25は、前述したように各放射線検出素子7から読み出され、A/D変換部20でアナログ値のデータからデジタル値のデータに変換された画像データを、記憶手段23に順次保存するようになっている。また、それとともに、記憶手段23に保存された画像データに対して所定の信号処理を施すことによって、画像データを外部に送信するために適した形式のデータに変換するようになっている。
すなわち、本実施形態では、図6中に太い矢印を付して示すように、各放射線検出素子7から読み出され、A/D変換部20でアナログ値のデータからデジタル値のデータに変換された画像データは、信号処理部25によって記憶手段23に順次保存される。
また、記憶手段23に保存された画像データは、信号処理部25で外部に送信するために適した形式のデータに変換された後、通信部41から、アンテナ装置41aを介して無線方式で、或いはコネクター39を介して有線方式で、コンソール101等の外部装置に送信されるようになっている。
[本発明に特有の充電システムの構成例について]
次に、上記の本実施形態に係る放射線画像撮影装置1や、充電装置としてのクレードル60を含む本実施形態に係る充電システム100の構成について説明する。図6は、充電システム100の構成を概略的に表すブロック図である。
前述したように、充電装置としてのクレードル60(以下、単に充電装置60という。)には、電子部品66として、外部の交流電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換する図示しないAC/DCコンバーター等を備えた定電流電力供給源66aや電源回路66bが設けられている。
そして、図6に示すように、放射線画像撮影装置1では、内蔵電源24を充電するために内蔵電源24に電力を供給する供給経路が、少なくとも2系統設けられている。
すなわち、充電装置60の定電流電力供給源66aは、コネクター71、39を介し、本実施形態では放射線画像撮影装置1に設けられた後述する遮断部82等を介して、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24に電気的に接続されている。これが1本目の電力の供給経路C1である。そして、本実施形態では、定電流電力供給源66aから放射線画像撮影装置1の内蔵電源24に定電流が供給されるようになっている。
また、充電装置60の電源回路66bは、定電流電力供給源66aとは別経路で、コネクター71、39を介して、放射線画像撮影装置1に設けられた後述する内部充電制御部83に電気的に接続されている。そして、本実施形態では、電源回路66bから放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83に電力が供給されるようになっている。
そして、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83は、後述する逆流防止手段85b等を介して内蔵電源24に電気的に接続されており、内部充電制御部83から内蔵電源24に定電流(定電流充電の場合)や定電圧(後述する定電圧充電の場合)を供給して内蔵電源24を充電するようになっている。これが2本目の電力の供給経路C2である。
一方、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の内部には、電圧検出部84が設けられている。そして、電圧検出部84は、内蔵電源24の電圧Vを検出するように構成されており、検出した内蔵電源24の電圧Vを、内部充電制御部83に出力するようになっている。
また、本実施形態では、電圧検出部84は、検出した内蔵電源24の電圧Vが設定された所定の電圧Vthになったことを検出すると、遮断部82に対して遮断信号を送信するようになっている。そして、遮断部82は、電圧検出部84からの遮断信号を受信すると、充電装置60の定電流電力供給源66aから供給される定電流を遮断して、定電流電力供給源66aから内蔵電源24への定電流の供給を停止させるようになっている。
なお、図6では、電圧検出部84を、遮断部82や内部充電制御部83と別体の機能部として設ける場合が示されているが、それらの機能部と一体的に形成することも可能である。
内部充電制御部83は、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが前述した目標電圧V1(図10(A)参照)に達するまでは、定電流充電を行うように内蔵電源24への充電を制御するようになっている。そして、本実施形態では、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に達した後は、図10(A)、(B)に示した場合と同様に、内蔵電源24の充電の仕方を、一定の電圧(すなわち目標電圧V1)で充電を行う定電圧充電に切り替えるようになっている。
また、本実施形態では、充電装置60の定電流電力供給源66aから放射線画像撮影装置1の内蔵電源24に至る電力の供給経路C1と、充電装置60の電源回路66bから電力の供給を受けた放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83から内蔵電源24に至る電力の供給経路C2のそれぞれに、他方の供給経路や内蔵電源24からの電流の逆流を防止するための逆流防止手段85a、85bがそれぞれ設けられている。
逆流防止手段85a、85bを例えばダイオード等で構成すると、逆流防止手段85a、85bでの発熱量が大きくなり、エネルギーのロスが大きくなってしまうため、本実施形態では、逆流防止手段85a、85bは、発熱量が格段に小さい、例えば電界効果トランジスター(Field effect transistor:FET)を用いて構成されている。
[充電システムでの電子機器の内蔵電源の充電の仕方について]
以下、本実施形態に係る充電システム100における、電子機器としての放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の充電の仕方について説明する。また、以下、本実施形態に係る充電システム100や放射線画像撮影装置1の作用についてもあわせて説明する。
本実施形態では、電子機器である放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の充電を行う際、少なくとも定電流充電の初期においては、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83と、充電装置60の定電流電力供給源66aとから別々の供給経路C1、C2を介してそれぞれ定電流を供給することにより、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83と充電装置60の定電流電力供給源66aとが並行して放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電を行うようになっている。
すなわち、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電が開始される際には、充電装置60の定電流電力供給源66aから放射線画像撮影装置1の内蔵電源24に至る電力の供給経路C1を介して定電流が供給されることにより、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24が充電装置60の定電流電力供給源66aによって充電される。
また、それと同時に、充電装置60の電源回路66bから電力の供給を受けた放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83から内蔵電源24に至る電力の供給経路C2を介して定電流が供給されることにより、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24が、内部充電制御部83によっても充電される。
このようにして、本実施形態では、定電流充電の初期には、充電装置60の定電流電力供給源66aから定電流を供給して行う定電流充電と、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83から定電流を供給して行う定電流充電とが並行して同時に行われるようになっている。
本実施形態では、このようにして、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電が開始される際には、内蔵電源24に2系統の供給経路C1、C2からそれぞれ定電流が供給されて定電流充電が並行して行われるため、内蔵電源24に大きな定電流を供給して定電流充電を行うことが可能となる。
そのため、図7(B)に示すように、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電が開始された初期段階では、図10(B)に示した従来の定電流充電における定電流Isよりも大きな定電流Is1を供給して、電子機器である放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電を行うことが可能となる。
そのため、図7(A)に示すように、図10(A)に示した従来の定電流Isを供給して充電を行う場合(図7(A)の一点鎖線参照)に比べて、より急速に、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の電圧Vを所定の電圧Vthに到達させることが可能となる。
その際、例えば、前述したように、特許文献3に記載された充電装置において定電流充電を行う際に大きな電流を流して行う場合のように、大きな定電流を1本の電力の供給経路で充電装置60から電子機器である放射線画像撮影装置1の内蔵電源24に供給したとすると、大電流が1本の供給経路を流れるため、配線の電気抵抗による発熱量が多くなり、配線等を冷却する構成等が必要になったり、配線の発熱等の影響で想定通りに充電時間が短縮できない可能性が生じる。
しかし、本発明では、図6に示したように、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24への電力の供給経路を、充電装置60の定電流電力供給源66aからの供給経路C1と、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83からの供給経路C2の少なくとも2系統用意し、2本の供給経路C1、C2を介して大電流を分散して内蔵電源24に供給するように構成した。供給経路をさらに増やすように構成してもよい。
そのため、内蔵電源24に供給される定電流が複数の供給経路C1、C2に分散されて供給されるため、供給経路C1、C2ごとの発熱量をそれぞれ少なく抑制することが可能となり、配線等を冷却したり、熱を逃がしたりする構成を設ける必要がない程度に抑制することが可能となる。また、各供給経路C1、C2における発熱量がそれぞれ抑制されるため、配線の発熱等の影響で想定通りに充電時間が短縮できない等の不具合が生じることを防止することが可能となる。
一方、内蔵電源24には内部抵抗があり、そこに大きな定電流が流れるため、電圧検出部84で検出される内蔵電源24の電圧Vは、実際の内蔵電源24の電圧Vに比べて、内蔵電源24の内部抵抗等に電流値を乗算した値だけ、見かけ上大きな電圧が検出される。そのため、電圧検出部84で検出される内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に達したとしても、実際には、内蔵電源24の電圧Vは目標電圧V1には達していない。
そこで、本実施形態では、前述したように、電圧検出部84は、検出した内蔵電源24の電圧Vが設定された所定の電圧Vthになったことを検出すると、遮断部82に対して遮断信号を送信する。そして、遮断部82は、遮断信号を受信すると、充電装置60の定電流電力供給源66aから供給される定電流を遮断して、定電流電力供給源66aから内蔵電源24への定電流の供給を停止させるようになっている。
なお、本実施形態では、上記の所定の電圧Vthを目標電圧V1に設定しているが、目標電圧V1よりも小さい電圧値に設定することも可能である。また、本実施形態では、後述するように、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが一旦所定の電圧Vthである目標電圧V1に達した後も、内部充電制御部83のみによる定電流充電が継続される。
そのため、本実施形態では、内部充電制御部83は、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが、一旦、上記の所定の電圧Vthである目標電圧V1に達した後、後述するように検出される内蔵電源24の電圧が降下し、再度、目標電圧V1に達した時点で、充電の仕方を定電流充電から定電圧充電に切り替えるように構成される(後述する図9(A)、(B)参照)。
本実施形態では、上記のように、電圧検出部84は、検出した内蔵電源24の電圧Vが設定された所定の電圧Vthになったことを検出すると、遮断部82に遮断信号を送信する。
すなわち、本実施形態では、遮断部82は、電圧検出部84が、電子機器である放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の電圧Vが所定の電圧Vth(すなわち本実施形態では目標電圧V1。以下同じ。)になったことを検出しないうちは、充電装置60の定電流電力供給源66aから放射線画像撮影装置1の内蔵電源24への定電流の供給を許容する。
そして、この場合、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電が、前述したように、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83と、充電装置60の定電流電力供給源66aとの少なくとも2系統の電力の供給経路C1、C2を介して並行して行われる。
一方、遮断部82は、電圧検出部84が、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の電圧が所定の電圧Vthになったことを検出して遮断信号を送信してきた場合は、充電装置60の定電流電力供給源66aから放射線画像撮影装置1の内蔵電源24への定電流の供給を遮断する。
そして、この場合は、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電が、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83からの1本の供給経路C2のみを介して行われるようになる。
そして、上記のように、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の電圧が所定の電圧Vthになると、遮断部82により充電装置60の定電流電力供給源66aから放射線画像撮影装置1の内蔵電源24への定電流の供給が遮断されるため、内蔵電源24に供給される定電流Iは、図8(B)に示すように、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83のみから供給される定電流Is2に低下する。
また、内蔵電源24に供給され、内蔵電源24中を流れる定電流Iが定電流Is1からより小さな定電流Is2に低下するため、図8(A)に示すように、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の見かけ上の電圧Vが多少低下する。
そして、その後、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83からより小さな電流値の定電流Is2が供給される状態で、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の定電流充電が継続される。
このように、本実施形態では、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが、一旦、所定の電圧Vthまで急速に上昇した後は、内部充電制御部83からより小さな電流値の定電流Is2を内蔵電源24に供給して、いわばゆっくりと定電流充電を行う。そのため、内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に到達したか否かをより厳密に監視しながら内蔵電源24の定電流充電を行うことが可能となる。
なお、上記のように、内蔵電源24に供給される定電流が、放射線画像撮影装置1の内部充電制御部83からの定電流Is2のみになると、図8(A)に示すように、内蔵電源24の電圧Vは、充電装置60の定電流電力供給源66aからも大きな定電流が供給されていたときよりも電圧Vの上昇の傾きが小さくなる。
しかし、図8(A)を見れば分かるように、図10(A)に示した従来の定電流Isを供給して充電を行う場合(図8(A)の一点鎖線参照)に比べれば、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の充電を開始してから内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に到達するまでの時間、すなわち定電流充電に要する時間を的確に短縮することが可能となる。
そして、本実施形態では、内部充電制御部83のみによる定電流充電に切り替えた後、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に達すると、図9(A)、(B)に示すように、内部充電制御部83は、充電の仕方を、定電流充電から定電圧充電に切り替えるようになっている。
すなわち、内蔵電源24に供給される定電流がより小さな定電流Is2に切り替えられたと言っても、やはり内蔵電源24の内部抵抗等があるため、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に達した時点では、実際の内蔵電源24の電圧Vはまだ目標電圧V1に達していない。
そのため、内部充電制御部83は、電圧検出部84が検出する内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1を維持する状態で定電圧充電を行う。そして、図9(B)に示すように、内部充電制御部83から内蔵電源24に供給する電流値Iが次第に減少し、十分に小さい電流値に設定された充電終了値Ieまで低下した時点で、内蔵電源24の充電を終了するようになっている。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る充電システム100や電子機器(本実施形態では放射線画像撮影装置1。以下同じ。)、充電装置60によれば、電子機器の内蔵電源24に対して定電流充電を行う際、充電装置60の定電流電力供給源66aと、電子機器の内部充電制御部83から、それぞれ別系統の電力の供給経路C1、C2を介してそれぞれ定電流を内蔵電源24に供給して、並行して内蔵電源24を充電する。
そのため、電子機器の内蔵電源24に対して、1系統の供給経路を介する場合よりもより大きな定電流を供給することが可能となり、例えば図10(B)に示した、より小さな定電流Isを供給して行う従来の充電の仕方よりも急速に内蔵電源24の電圧Vを目標電圧V1に到達させることが可能となる。そのため、電子機器の内蔵電源24の充電を、より短時間で行うことが可能となる。
また、その際、例えば、前述したように、特許文献3に記載された充電装置において定電流充電を行う際に大きな電流を流して行う場合のように、大きな定電流を1本の電力の供給経路で充電装置60から電子機器の内蔵電源24に供給するように構成すると、大電流が1本の供給経路を流れるようになり、配線の電気抵抗による発熱量が多くなり、配線等を冷却する構成等が必要になったり、配線の発熱等の影響で想定通りに充電時間が短縮できない可能性が生じる。
しかし、本実施形態に係る充電システム100や電子機器、充電装置60によれば、電子機器の内蔵電源24への電力の供給経路を、充電装置60の定電流電力供給源66aからの供給経路C1と、電子機器の内部充電制御部83からの供給経路C2の少なくとも2系統用意し(図6参照)、2本の供給経路C1、C2を介して大電流を分散して内蔵電源24に供給するように構成した。
そのため、内蔵電源24に供給される定電流が複数の供給経路C1、C2に分散されて供給されるため、供給経路C1、C2ごとの発熱量をそれぞれ少なく抑制することが可能となる。そのため、配線等を冷却したり、熱を逃がしたりする構成を設ける必要がない程度に抑制することが可能となる。また、各供給経路C1、C2における発熱量が抑制されるため、配線の発熱等の影響で想定通りに充電時間が短縮できない等の不具合が生じることを的確に防止することが可能となる。
[変形例]
なお、上記の実施形態では、遮断部82を、電子機器である放射線画像撮影装置1内に設ける場合について説明した。このように、遮断部82を電子機器である放射線画像撮影装置1側に設けると、充電装置60に、遮断部82を設ける等の改良を加えなくて済むといったメリットがある。
しかし、図示を省略するが、遮断部82を、例えば、充電装置60側に設けることも可能である。具体的には、遮断部82を、例えば充電装置60の定電流電力供給部66aとコネクター71との間に設けるように構成し、コネクター71、39を介して遮断部82と電子機器内の電圧検出部84とを電気的に接続するように構成することも可能である。このように構成しても、上記の実施形態と全く同様の有益な効果を得ることができる。
また、遮断部82を設ける代わりに、例えば、電圧検出部84が、検出した内蔵電源24の電圧Vが設定された所定の電圧Vthになったことを検出した時点で、電圧検出回路84からコネクター39、71を介して充電装置60の定電流電力供給源66aに停止信号を送信して、定電流電力供給源66aからの定電流の供給を停止させるように構成することも可能である。
さらに、充電装置60の定電流電力供給源66aが独自に放射線画像撮影装置1の内蔵電源24の電圧Vを検出する電圧検出手段を備えるように構成し、電圧検出手段が検出した内蔵電源24の電圧Vが所定の電圧Vthになった時点で、放射線画像撮影装置1の内蔵電源24への定電流の供給を停止するように構成することも可能である。
上記のような遮断部82を設けない構成でも、本発明を構成することが可能であり、上記の実施形態と全く同様の有益な効果を得ることが可能である。
なお、本発明が上記の実施形態や変形例等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置(電子機器)
24 内蔵電源
60 クレードル(充電装置)
66a 定電流電力供給源
66b 電源回路
82 遮断部
83 内部充電制御部
84 電圧検出部
100 充電システム
C1、C2 供給経路
V 内蔵電源の電圧
V1 目標電圧
Vth 所定の電圧

Claims (5)

  1. 充電可能な内蔵電源と、前記内蔵電源への充電を制御する内部充電制御部と、前記内蔵電源の電圧を検出する電圧検出部と、を内蔵する電子機器と、
    前記電子機器とは別に構成されており、前記内蔵電源に定電流を供給する定電流電力供給源と、前記内部充電制御部に電力を供給する電源回路と、を備える充電装置と、
    前記電子機器又は前記充電装置のいずれかの内部に配置されており、前記定電流電力供給源からの定電流供給を遮断する遮断部と、
    を備える充電システムであり、
    前記内部充電制御部は、前記内蔵電源の電圧が目標電圧に達するまで定電流充電を行うように前記内蔵電源への充電を制御し、
    前記遮断部は、前記電圧検出部により前記内蔵電源の電圧が所定の電圧になったことが検出されていない場合、前記定電流電力供給源からの定電流供給を許容し、前記内蔵電源の定電流充電を、前記定電流電力供給源と前記内部充電制御部とからそれぞれ別々の供給経路を介して定電流を並行して供給して行い、前記電圧検出部により前記内蔵電源の電圧が前記所定の電圧になったことが検出された場合、前記定電流電力供給源からの定電流供給を遮断することを特徴とする充電システム。
  2. 前記電子機器の前記内蔵電源は、リチウムイオンキャパシターであることを特徴とする請求項1に記載の充電システム。
  3. 前記電子機器は、放射線画像撮影装置であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の充電システムに用いられる電子機器。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の充電システムに用いられる充電装置。
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