JP2014241664A - 充電システム、電子機器および充電装置 - Google Patents

充電システム、電子機器および充電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器に新たに電源を設けることなく、充電を開始する前の内蔵電源の電圧を的確に検出し内蔵電源が過放電状態になっているか否かを的確に確認することが可能な充電システムを提供する。【解決手段】充電システム100は、内蔵電源24の充電を行う充電回路28と、内蔵電源24の電圧Vを検出する電圧検出回路26と、電圧検出回路26の検出結果に基づいて充電回路28の充電動作の開始および停止を制御する充電制御回路27と、過放電保護回路25とを備え、充電装置60から充電制御回路27と電圧検出回路26に電力を供給し、少なくとも過放電保護回路25が作動して内蔵電源24から電子機器1の機能部が遮断されている場合には、充電制御回路27は、充電時に充電装置60から電力を供給されても、すぐには充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始させず、その間に、電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させる。【選択図】図9

Description

本発明は、充電システム、電子機器および充電装置に係り、特に、内蔵電源を備える電子機器と、電子機器の内蔵電源を充電する充電装置とを備えた充電システムに関する。
例えば、電子機器の一例として、医療用の放射線画像を取得する手段であるフラットパネルディテクター(Flat Panel Detector:FPD)と呼ばれる放射線画像撮影装置では、近年、ケーブルレスで駆動可能な可搬型に構成されたカセッテ型の放射線画像撮影装置が開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。
このように、放射線画像撮影装置を可搬型に構成した場合、患者のベッドサイド等におけるポータブル撮影をはじめとする自由度の高い撮影が可能となる。そして、ケーブルレスで駆動可能とするために、このような放射線画像撮影装置では、その内部に充電可能なリチウムイオンキャパシター(LiC)やリチウムイオンバッテリー(LiB)等の内蔵電源が内蔵されている。
リチウムイオンキャパシター等の内蔵電源では、内蔵電源の電圧Vが下限電圧Vlowを下回って過放電状態になると、内蔵電源の劣化が進んでしまったり、或いは、充電した際にガスが発生したり発熱する等の不具合が発生する虞れがある。
そのため、これらの内蔵電源を内蔵する放射線画像撮影装置等の電子機器では、内蔵電源が過放電状態にならないようにするために、内蔵電源の電圧Vが、上記の過放電状態となる下限電圧Vlowよりも少し高い電圧値に設定された所定の電圧Vp(以下、この所定の電圧Vpを保護電圧Vpという。)を下回った時点で、内蔵電源から電子機器の機能部(すなわち電力を消費する負荷回路)を遮断する過放電保護回路が設けられている場合が多い(例えば特許文献3等参照)。
そして、内蔵電源の電圧Vが保護電圧Vpを下回り、過放電保護回路が作動して内蔵電源から電子機器の各機能部が遮断されると、それまで内蔵電源内を流れていた電流が流れなくなるため、内蔵電源の内部抵抗による電圧降下が生じていた分だけ内蔵電源の電圧Vが上昇する。そのため、内蔵電源が正常であれば、過放電保護回路が作動して内蔵電源から電子機器の各機能部が遮断されると、内蔵電源の電圧Vが緩やかに上昇していく現象が見られる。
また、リチウムイオンキャパシター等のセルの中で内部短絡が生じている等して、内蔵電源に異常が生じていれば、過放電保護回路が作動して内蔵電源から電子機器の各機能部が遮断されても、内蔵電源の電圧Vが減少していき、下限電圧Vlowを下回って過放電状態になってしまう場合がある。
そこで、特許文献3では、過放電保護回路が作動して内蔵電源から電子機器の各機能部が遮断されている間の内蔵電源の電圧Vを、電圧監視制御回路で検出するように構成することが記載されている。
特開2010−107202号公報 特開2010−122575号公報 特開2012−156139号公報
しかしながら、特許文献3に記載された装置の構成では、過放電保護回路が作動すると内蔵電源から電圧監視制御回路が遮断される。そのため、内蔵電源の電圧Vを電圧監視制御回路で検出するためには、電圧監視制御回路に何らかの形で電力を供給することが必要になる。
そして、特許文献3に記載された装置では、電圧監視制御回路と内蔵電源の一方の電極とが接続されており、それが外部の+極に接続されているため、例えば、外部から電圧監視制御回路に電力を供給すると、内蔵電源にも電力が供給されてしまい、内蔵電源の充電が始まってしまう。
そのため、このように構成すると、電圧監視制御回路で検出する内蔵電源の電圧Vは、充電が開始された後の電圧Vになってしまい、充電開始前の、過放電保護回路が作動して内蔵電源から電子機器の各機能部が遮断されている状態での内蔵電源の電圧Vがどのような電圧になっているかや、その状態で内蔵電源が過放電状態になっているか否かを知ることができなくなる。
そのため、充電開始前の、過放電保護回路が作動している状態で内蔵電源が過放電状態になっているにもかかわらず、それを検出できずに充電を開始してしまい(或いは充電を継続してしまい)、内蔵電源が劣化したり、ガスが発生したり発熱する等の不具合が発生する事態を招きかねない。
また、上記のように外部から電力を供給せずに(すなわち内蔵電源を充電しない状態で)電圧監視制御回路で内蔵電源の電圧Vを検出するように構成する場合、電圧監視制御回路に電力を供給する電源を新たに設けることが必要になってしまう。
しかし、電子機器内に新たな電源を設けるためには、電子機器内にそれを収納するスペースを確保することが必要になるが、そのようなスペースを設けることが困難な場合も少なくなく、また、電子機器に新たな電源を設ける分だけ電子機器の製造コストが高騰してしまう。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、電子機器に新たに電源を設けることなく、しかも、充電を開始する前の内蔵電源の電圧を的確に検出し、内蔵電源が過放電状態になっているか否かを的確に確認することが可能な充電システム、電子機器および充電装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明に係る充電システム、電子機器および充電装置は、
充電可能な内蔵電源を内蔵する電子機器と、
少なくとも前記電子機器の前記内蔵電源に充電を行うための電力を供給する充電装置と、
を備える充電システムであって、
前記内蔵電源の充電を行う充電回路と、
前記内蔵電源の電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記充電回路の充電動作の開始および停止を制御する充電制御回路と、
前記内蔵電源が過放電状態にならないようにするために前記内蔵電源の電圧が所定電圧以下になった際に前記内蔵電源から前記電子機器の機能部を遮断する過放電保護回路と、
を備え、
前記充電装置で前記電子機器の前記内蔵電源を充電する際、前記充電装置から前記充電制御回路および前記電圧検出回路に電力を供給するとともに、
少なくとも前記過放電保護回路が作動して前記内蔵電源から前記電子機器の機能部が遮断されている場合には、前記充電制御回路は、充電時に前記充電装置から電力を供給されて前記充電装置から前記充電回路への電力の供給が開始されても、すぐには前記充電回路から前記内蔵電源への電力の供給を開始させず、前記充電回路から前記内蔵電源への電力の供給を開始する前に、前記電圧検出回路に前記内蔵電源の充電前の電圧を検出させることを特徴とする。
本発明のような方式の充電システム、電子機器および充電装置によれば、充電制御回路等が、電子機器の内蔵電源の充電の際に必ず電子機器に接続される充電装置から電力の供給を受けることができるため、内蔵電源とは別の電源を電子機器内に新たに設ける必要がない。そのため、電源を収納するためのスペースを電子機器内に確保したり、新たに電源を設ける分だけ電子機器の製造コストが高騰してしまうことを的確に防止することが可能となる。
また、少なくとも過放電保護回路が作動して内蔵電源から電子機器の各機能部が遮断されている場合には、充電制御回路は、充電時に充電装置から電力を供給されても、すぐには充電回路から内蔵電源への電力の供給を開始させない。そして、充電回路から内蔵電源への電力の供給を開始する前に、電圧検出回路に内蔵電源の充電前の電圧Vを検出させる。
そのため、充電制御回路は、電圧検出回路により充電を開始する前の内蔵電源の電圧Vを的確に検出させることが可能となり、そのため、電圧検出回路が検出した内蔵電源の充電前の電圧Vに基づいて内蔵電源が過放電状態になっているか否かを的確に確認することが可能となる。
電子機器の例としての放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。 図1のX−X線に沿う断面図である。 図1の放射線画像撮影装置の回路構成を表すブロック図である。 充電装置の例としてのクレードルに放射線画像撮影装置が挿入された状態を示した斜視図である。 図4のクレードルの内部構成を模式的に示した図であり、クレードルに放射線画像撮影装置が挿入された状態を示している。 従来の充電システムの構成を概略的に表すブロック図である。 ケーブルを接続した状態の電子機器としての放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。 定電流充電および定電圧充電における内蔵電源の(A)電圧および(B)電流の時間的推移を表すグラフである。 本実施形態に係る充電システムの構成例(構成1)を概略的に表すブロック図である。 本実施形態に係る充電システムの構成例(構成2)を概略的に表すブロック図である。 本実施形態に係る充電システムの構成例(構成3)を概略的に表すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明を適用可能な実施形態はこれに限定されるものではない。また、本発明は図示例に限定されるものでもない。
なお、以下では、電子機器が放射線画像撮影装置であり、充電装置がクレードルである場合について説明するが、本発明は、この形態に限定されない。
また、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得る、いわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
さらに、放射線画像撮影装置が可搬型の放射線画像撮影装置である場合について説明するが、本発明は、内蔵電源を備えるものであれば、支持台等と一体的に形成された固定型(据え付け型等ともいう。)の放射線画像撮影装置に対しても適用することが可能である。
[電子機器としての放射線画像撮影装置の構成例について]
まず、電子機器の一例としての放射線画像撮影装置1の構成例について説明する。図1は、放射線画像撮影装置1の外観を示す斜視図である。また、図2は、図1のX−X線に沿う断面図である。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、いわゆるフラットパネルディテクター(FPD)を可搬型に構成したカセッテ型の放射線画像撮影装置であり、放射線画像撮影に用いられ、放射線を検出して当該放射線の線量に応じた画像データを生成して取得するものである。
放射線画像撮影装置1は、図1や図2に示すように、筐体2内にシンチレーター3や基板4等で構成されるセンサーパネルSPが収納されて構成されている。
本実施形態では、筐体2のうち、放射線入射面Rを有する中空の角筒状のハウジング本体部2Aは、放射線を透過するカーボン板やプラスチック等の材料で形成されている。このハウジング本体部2Aの両側の開口部をカバー部材2B、2Cで閉塞することで筐体2が形成されている。なお、筐体2をこのようないわゆるモノコック型として形成する代わりに、例えば、フロント板とバック板とで形成された、いわゆる弁当箱型とすることも可能である。
本実施形態では、筐体2の一方側のカバー部材2Bには、電源スイッチ37や切替スイッチ38等が配置されている。また、本実施形態では、カバー部材2Bには、内蔵電源24(図2や後述する図3参照)の状態や放射線画像撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケーター40が配置されている。
また、本実施形態では、カバー部材2Bには、クレードル60のコネクター71(後述する図5や図6参照)と接続可能なコネクター39が配置されている。このコネクター39が、クレードル60のコネクター71と接続することで、充電装置としてのクレードル60から放射線画像撮影装置1に電力が供給されるようになっている。
また、図示を省略するが、本実施形態では、筐体2の他方側のカバー部材2Cには、外部装置との間で無線通信を行うための図示しないアンテナ装置が、例えばカバー部材2Cに埋め込まれる等して設けられている。
図2に示すように、筐体2の内部には、基板4の下方側に鉛の薄板等(図示省略)を介して基台31が配置されている。この基台31には、電子部品32等が配設されたPCB基板33や内蔵電源24等が取り付けられている。
また、基板4やシンチレーター3の放射線入射面R側の面には、それらを保護するためのガラス基板34が配設されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に、それらがぶつかり合うことを防止するための緩衝材35が設けられている。
後述する図3に示すように、基板4の検出部P上には、フォトダイオード等からなる複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。各放射線検出素子7には、スイッチ手段としての薄膜トランジスター(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)8や走査線5、信号線6、バイアス線9等が接続されている。そして、図2に示すように、基板4の検出部Pは、シンチレーター3に対向するように設けられている。
次に、放射線画像撮影装置1の回路構成について説明する。図3は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の等価回路を表すブロック図である。
基板4(図2参照)上には、図3に示すように、複数の放射線検出素子7が二次元状に配列されて検出部Pが形成されている。また、各放射線検出素子7の第2電極7bにはそれぞれバイアス線9が接続されており、各バイアス線9は結線10に接続されてバイアス電源14に接続されている。そして、バイアス電源14は、結線10および各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bにそれぞれ逆バイアス電圧を印加する。
走査駆動回路15では、電源回路15aからゲートドライバー15bに配線15cを介してオン電圧やオフ電圧が供給される。そして、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えて、各TFT8のオン状態とオフ状態とを切り替えることで、各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理等を行うように構成されている。
各信号線6は、読み出しIC16内に形成された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。読み出し回路17は、増幅回路18や相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、アナログマルチプレクサー21が設けられている。また、読み出しIC16は、A/D変換部20を介して制御部22に接続されている。
そして、例えば、各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理の際には、ゲートドライバー15bからオン電圧が印加された走査線5に接続されているTFT8がオン状態になり、オン状態になったTFT8に接続されている放射線検出素子7から信号線6に電荷が放出され、放出された電荷が読み出し回路17の増幅回路18で電荷電圧変換される。
そして、増幅回路18の出力側に設けられた相関二重サンプリング回路19で、放射線検出素子7から電荷が放出される前後の増幅回路18からの出力値の差分を算出し、算出した差分をアナログ値の画像データとして出力する。そして、出力されたアナログ値の画像データが、アナログマルチプレクサー21を介して順次A/D変換部20に送信され、A/D変換部20で順次デジタル値の画像データに変換されて出力され、記憶手段23に順次保存される。このようにして、各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理が順次行われる。
制御部22は、放射線画像撮影装置1の各機能部の動作等を制御するようになっている。具体的には、制御部22は、図示を省略するが、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。なお、制御部22は、専用の制御回路で構成されていてもよい。
また、制御部22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶手段23が接続されている。また、図3では図示を省略するが、本実施形態では、制御部22には、前述した電源スイッチ37、切替スイッチ38、コネクター39、インジケーター40のほか、前述したアンテナ装置等も接続されている。
さらに、本実施形態では、制御部22には、制御部22や走査駆動回路15、読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に電力を供給するための内蔵電源24が接続されている。
なお、本実施形態では、内蔵電源24として、リチウムイオンキャパシター(LiC)が用いられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、内蔵電源24は、充電可能な内蔵電源であれば、例えばリチウムイオンバッテリー等の二次電池等であってもよい。
また、図3では図示を省略したが、本実施形態における内蔵電源24にかかわる構成等については、後で詳しく説明する。
[充電装置としてのクレードルの構成例について]
次に、充電装置の一例であるクレードル60の構成例について説明する。図4は、クレードル60に放射線画像撮影装置1が挿入された状態を示した斜視図である。また、図5は、クレードル60の内部構成を模式的に示した図であり、クレードル60に放射線画像撮影装置1を挿入した状態を示している。
図4に示すように、クレードル60はほぼ直方体形状に形成され上面に開口部61aを有する筐体61と、この筐体61の開口部61aを被覆する被覆部材62とを備えている。また、筐体61の一端部には、クレードル60を動作させる各種のスイッチ63が設けられている。
図5に示すように、筐体61の内部には、筐体61の長手方向に延在し、放射線画像撮影装置1を鉛直方向に収容する装置収容部64が設けられている。また、筐体61には基板65上に配置された各種電子部品66が収納されている。
電子部品66には、例えば、電子機器である放射線画像撮影装置1の内蔵電源24(図3参照)に電力を供給して内蔵電源24を充電するために用いられる、外部の交流電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバーター等を備えた後述する定電流電力供給源66aや電源回路66b(後述する図6参照)等が含まれている。
また、装置収容部64は、装置収容部64の側壁を構成する前側壁部材67と奥側壁部材68とを備えている。前側壁部材67の上端部と奥側壁部材68の上端部とによって放射線画像撮影装置1が挿入される挿入口が形成されている。放射線画像撮影装置1は、この挿入口から前側壁部材67と奥側壁部材68の間に挿入されるように構成されている。
前側壁部材67の内側部には、放射線画像撮影装置1を装置収容部64内部に案内する案内部材67aが取り付けられている。奥側壁部材68の内側面には、緩衝部材68aが長手方向の全面に亘って設けられている。
装置収容部64は、その厚み方向の内寸法が放射線画像撮影装置1の厚み方向の外寸法に合わせた寸法となっている。また、装置収容部64内の挿入口付近には、挿入口から挿入された放射線画像撮影装置1を一時的に保持する装置保持手段70が配置されている。
装置収容部64内の底部には、放射線画像撮影装置1側のコネクター39と接続可能なクレードル60側のコネクター71が配置されている。クレードル60側のコネクター71は、ケーブル(図示省略)を介して電子部品66と電気的に接続されている。
本実施形態では、図示を省略するが、放射線画像撮影装置1がクレードル60に斜めに挿入されると、放射線画像撮影装置1に押されて装置保持手段70等を被覆する蓋部材72が、被覆部材62に沿って奥側(図5中では左側)に退避する。
そして、略鉛直方向に向けられた放射線画像撮影装置1が挿入口から挿入されると、放射線画像撮影装置1のコネクター39が設けられた側のカバー部材2Bが一旦装置保持手段70に当接して保持された後、図5に示すように装置保持手段70が下方に回動することで、放射線画像撮影装置1が装置収容部64内に収容される。
そして、前述したように、装置収容部64の厚み方向の内寸法が放射線画像撮影装置1の厚み方向の外寸法に合わせた寸法となっているため、装置収容部64内に収容された放射線画像撮影装置1側のコネクター39が、自動的にクレードル60側のコネクター71に接続可能な位置に適切に位置決めされた状態で接続されるように構成されている。
[電子機器の内蔵電源にかかわる従来の構成等について]
ここで、本発明の構成等について説明する前に、上記の放射線画像撮影装置等の電子機器の内蔵電源にかかわる従来の構成等について説明する。なお、以下では、放射線画像撮影装置1等の電子機器を電子機器1、クレードル60等の充電装置を充電装置60として一般的な形で説明する。
図6は、電子機器1が充電装置60に挿入され、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71(図5参照)とが接続された状態で電子機器1の内蔵電源24の充電を行う状態が示されている。
しかし、この他にも、例えば図7に示すように、電子機器1のコネクター39に、ケーブルCaの先端に設けられたコネクターCを接続し、ケーブルCaやコネクターC、39を介して図示しない外部の充電装置から電子機器である電子機器1に電力を供給して内蔵電源24の充電を行う場合等も同様に説明される。
図6に示すように、電子機器1の制御部22等の各機能部(なお、図6では制御部22以外の機能部の図示を省略した。)と内蔵電源24との間には、内蔵電源24が過放電状態にならないようにするために、内蔵電源24の電圧Vが前述した保護電圧Vp(すなわち下限電圧Vlowよりも少し高い電圧値に設定された電圧)を下回った際に、内蔵電源24から電子機器1の制御部22等の各機能部を遮断する過放電保護回路25が設けられている。
すなわち、過放電保護回路25は、リチウムイオンキャパシター等の内蔵電源24の電圧Vが下限電圧Vlowを下回って過放電状態にならないようにするために、内蔵電源24の電圧Vが放電により低下し、上記の下限電圧Vlowよりも少し高い電圧値に設定された保護電圧Vpを下回った時点で、内蔵電源24から電子機器の機能部を遮断するようになっている。
なお、過放電保護回路25は、電子機器1の制御部22による制御を受けず、自ら内蔵電源24の電圧Vを測定して上記の処理を行うように構成されている。
また、図6では、電子機器1内に、電圧検出回路26と充電制御回路27とが設けられている場合が示されている。なお、図6では、電圧検出回路26と充電制御回路27とが、電子機器1の制御部22内に設けられている場合が示されているが、制御部22とは別体の回路として構成されていてもよい。
電圧検出回路26は、内蔵電源24の電圧Vを検出するように構成されている。そして、図6の例では、内蔵電源24の電圧Vが、過放電保護回路25を介さず、内蔵電源24から電圧検出回路26に直接入力されるようにするために、内蔵電源24と電圧検出回路26とを直接結ぶ電圧検出線30aが設けられており、内蔵電源24と電圧検出回路26とが電気的に接続されるようになっている。
なお、図6では、電圧検出回路26と内蔵電源24とが直接電気的に接続されるように記載されているが、実際には、電圧検出回路26の入力部は非常に高い入力抵抗で構成されている。そのため、この経路から内蔵電源24の電力が制御部22等の機能部に供給されたり、或いは内蔵電源24の電力が機能部側に漏れ出ることはない。
また、充電制御回路27は、電圧検出回路26の検出結果、すなわち電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の電圧Vに基づいて、後述する充電回路28の充電動作の開始および停止を制御するようになっている。そして、充電制御回路27と充電回路28とが信号送信線30bにより電気的に接続されており、信号送信線30bを介して充電制御回路27から充電回路28に後述する制御信号が送信されるようになっている。
一方、図6に示すように、内蔵電源24とコネクター39とを結ぶ、充電装置60から電子機器1の内蔵電源24への電力の供給経路30A上には、内蔵電源24の充電を行うための充電回路28が設けられている。なお、図6の例では、充電回路28とコネクター39との間に、内蔵電源24の電力がコネクタ−39から漏電したり短絡したりすることを防止するための、例えば電界効果トランジスター(Field effect transistor:FET)等を用いて構成された逆流防止回路29が設けられている。
また、充電装置60は、電子機器1の充電回路28に電力を供給する充電用供給電源73を備えており、充電用供給電源73は、コネクター71、39を介して電子機器1の充電回路28に例えば所定の電圧値の電力(すなわち定電圧)を供給するようになっている。
なお、充電用供給電源73から充電回路28に所定の電流値の電力(すなわち定電流)を供給するように構成することも可能であり、充電装置60の充電用供給電源73から電子機器1の充電回路28に適宜の態様で電力が供給される。
そして、電子機器1の充電回路28は、充電装置60の充電用供給電源73から電力が供給されると、すぐに、或いは所定のタイミングで内蔵電源24に電力を供給して、自動的に内蔵電源24の充電を開始するようになっている。
また、充電制御回路27は、例えば、内蔵電源24の電圧Vが充電しなくても十分に高いような場合には、充電を繰り返して内蔵電源24の寿命が短くなるのを防止するために充電回路28による内蔵電源24に対する充電を行わせないように制御する。また、例えば、電子機器としての放射線画像撮影装置1の制御部22が前述した画像データの読み出し処理を行う場合等にノイズの発生を防止する必要がある等の理由で、制御部22から充電制御回路27に内蔵電源24の充電を停止するよう要請があった場合に、充電制御回路27は、充電回路28による内蔵電源24に対する充電を行わせず、或いは、充電回路28が行っている内蔵電源24の充電動作を停止させるように制御するようになっている。
内蔵電源24を充電する際には、充電回路28は、例えば図8(A)、(B)に示すように、内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に達するまでは、内蔵電源24に所定の電流値Isの定電流を供給して定電流充電を行う。そして、内蔵電源24の電圧Vが目標電圧V1に達した後は、今度は、内蔵電源24に目標電圧V1の定電圧を供給して定電圧充電を行う。
そして、充電回路28は、定電圧充電の際に内蔵電源24に供給する電流の値が充電終了値Ieまで低下した時点で、内蔵電源24に対する充電を終了するように構成することが可能である。なお、充電回路28による内蔵電源24の充電の仕方はこれに限定されず、本発明は、充電回路28がどのような仕方で内蔵電源24を充電する場合にも適用することが可能である。
[電子機器の内蔵電源にかかわる従来の構成等の問題点について]
次に、上記の電子機器の内蔵電源24にかかわる従来の構成等の問題点について説明する。
上記のような従来の構成では、電子機器1の内蔵電源24の電圧Vが放電により保護電圧Vpを下回ると、過放電保護回路25が作動して、内蔵電源24から電子機器1の制御部22等の各機能部や電圧検出回路26、充電制御回路27が遮断される。
すると、内蔵電源24から制御部22や電圧検出回路26、充電制御回路27に電力が供給されなくなるため、制御部22が動作を停止し、電圧検出回路26も充電制御回路27も動作を停止して動かなくなる(図6参照)。また、制御部22が動かなくなるため、電子機器1の電源スイッチ37(図1等参照)を操作しても、電子機器1の電源がオンにならない。そのため、電子機器1の電源をオンにして電圧検出回路26を起動させて内蔵電源24の電圧Vを検出することができなくなる。
そのため、前述したように、過放電状態になった内蔵電源24を充電してガスが発生したり発熱したりしないようにするために、内蔵電源24に対する充電を開始する前に、内蔵電源24の電圧Vを検出したいのに、少なくとも電圧検出回路26等では内蔵電源24の電圧Vを検出することができない状態になる。
この場合、少なくとも電圧検出回路26や充電制御回路27に電力を供給するための電源を、内蔵電源24とは別に電子機器1内に新たに設けることも考えられなくはないが、前述したように、電子機器1内にそれを収納するスペースを確保することが困難であったり、新たに電源を設ける分だけ電子機器1の製造コストが高騰するため、新たな電源を設ける方法は採用しない。
一方、電子機器1を充電装置60に挿入する前に、例えば、コネクター39の部分にテスターを当てる等して外部から内蔵電源24の電圧Vを測定しようとしても、上記のように、内蔵電源24とコネクター39との間に逆流防止回路29(図6参照)が設けられていると、内蔵電源24の電圧Vがコネクター39側に漏れ出てこないため、内蔵電源24の電圧Vを測定することができない。
また、例えば、電子機器1と充電装置60とを接続して、上記のように自動的に充電装置60から電子機器1の内蔵電源24に電力を供給して充電を開始させ、内蔵電源24の電圧Vを上昇させて、過放電保護回路25による電子機器1の制御部22等の各機能部や電圧検出回路26、充電制御回路27の内蔵電源24からの遮断を解除する。そして、内蔵電源24から電力を供給して、電圧検出回路26を作動させて内蔵電源24の電圧Vを検出するように構成することも可能である。
しかし、このように構成してしまうと、そもそも充電開始前の内蔵電源24の電圧Vを検出することができず、或いは、少なくとも充電開始前に内蔵電源24が過放電状態であったか否かを検出することができなくなってしまうという問題があった。
[本発明に特有の構成等について]
以下、本実施形態に係る電子機器や充電装置を備える充電システム100における本発明に特有の構成等について説明する。また、本実施形態に係る充電システム100の作用についてもあわせて説明する。上記の従来の充電システムにおける問題を解決するために、本実施形態に係る充電システム100は、以下のように構成されている。
本実施形態では、充電装置60で電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71(或いは充電装置60に接続されたケーブルCaの先端に設けられたコネクターC(図7参照)。以下同じ)とが接続されると、充電装置60から充電制御回路27と電圧検出回路26に電力が供給されるようになっている。なお、そのための構成等については後で説明する。
上記の図6に示した例では、内蔵電源24が保護電圧Vpを下回り、過放電保護回路25が作動すると、充電制御回路27や電圧検出回路26に電力が供給されなくなる。そして、充電制御回路27や電圧検出回路26に電力を供給するために、電子機器1内に新たな電源を設けると、前述したように、電子機器1内にそれを収納するスペースを確保することが困難であったり、新たに電源を設ける分だけ電子機器1の製造コストが高騰する等の問題が生じる。
そこで、本実施形態では、電子機器1内に新たな電源を設ける代わりに、電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、電子機器1に必ず接続される充電装置60から、充電制御回路27と電圧検出回路26に電力を供給するようになっている。
このように構成することで、電子機器1に新たな電源を設けずに、電子機器1に必ず接続される充電装置60から充電制御回路27と電圧検出回路26に電力を供給して、充電制御回路27を的確に作動させることが可能となり、作動した充電制御回路27が電圧検出回路26を的確に作動させることが可能となる。
一方、充電制御回路27は、従来の構成(図6参照)では、上記のように、単に、内蔵電源24の電圧Vが充電しなくても十分に高い場合や、電子機器1の制御部22から充電動作を停止するよう要請があった場合等に、充電回路28による内蔵電源24に対する充電を行わせないように制御したり、或いは充電回路28が行っている内蔵電源24の充電動作を停止させるように制御するに過ぎなかった。
しかし、本実施形態では、この充電制御回路27に、少なくとも過放電保護回路25が作動して内蔵電源24から電子機器1の各機能部が遮断されている場合には、充電装置60から電力を供給されて充電装置60から充電回路28への電力の供給が開始されても、すぐには充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始させないという新たな機能を持たせるようになっている。
そして、本実施形態では、充電制御回路27は、さらに、充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始させる前に、まず、電圧検出回路26を作動させて、電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させるように構成されている。
このように構成することで、充電制御回路27は、上記のようにして充電装置60からの電力の供給を受けて作動しても、すぐには充電回路28に制御信号を送信しない。そのため、電子機器1と充電装置60が接続されて、充電装置60から充電回路28まで電力が供給されても、充電回路28は充電制御回路27からの制御信号を受信していないため、内蔵電源24に電力を供給しない。そのため、電子機器1と充電装置60が接続されても、すぐには内蔵電源24の充電が開始されない。
そして、このようにして、内蔵電源24の充電が開始されない間に、充電制御回路27は、電圧検出回路26を作動させて、内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させる。
そのため、本実施形態では、充電制御回路27は、電子機器1に新たに電源を設けなくても、充電装置60からの電力の供給を受けて作動し、同じく充電装置60からの電力を受けた電圧検出回路26を作動させて、電圧検出回路26により充電を開始する前の内蔵電源24の電圧Vを的確に検出させることが可能となる。
そのため、充電制御回路27は、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vから内蔵電源24が過放電状態になっているか否かを的確に確認することが可能となる。
また、本実施形態では、充電制御回路27は、上記のように内蔵電源24が過放電状態になっているか否かを確認するために、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが前述した下限電圧Vlowを下回る過放電状態であるか否かを判定する判定機能を有している。
この場合、充電制御回路27は、ADコンバーターを用いる等して電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の電圧Vが実際に何[V]であり、それが下限電圧Vlowを下回っているか否かをソフトウェア的に判定するように構成してもよく、また、コンパレーターを用いる等して電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の電圧Vと下限電圧Vlowとをハードウェア的に比較して内蔵電源24の電圧Vが下限電圧Vlowを下回っているか否かを判定するように構成することも可能である。
このように、充電制御回路27が、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回っているか否かを判定する方法は、特定の方法に限定されない。そして、充電制御回路27が、このように、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが前述した下限電圧Vlowを下回る過放電状態であるか否かを判定する判定機能を有するように構成することで、内蔵電源24が過放電状態になっているか否かを的確に判定して確認することが可能となる。
そして、本実施形態では、充電制御回路27は、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回る過放電状態ではないと判定すると(すなわち内蔵電源24の電圧Vが下限電圧Vlow以上であると判定すると)、信号送信線30bを介して充電動作の開始を指示する制御信号を充電回路28に送信して、上記のような充電回路による内蔵電源24の充電(例えば図8参照)を開始させるようになっている。
前述したように、内蔵電源24の電圧Vが、下限電圧Vlowよりも少し高い電圧値に設定された前述した保護電圧Vp以下になり、過放電保護回路25が作動して内蔵電源24から電子機器1の各機能部が遮断されると、内蔵電源24が正常であれば、内蔵電源24の電圧Vは緩やかに上昇していく。
そのため、上記のように過放電保護回路25が作動して内蔵電源24から電子機器1の制御部22等の各機能部等を遮断しても、内蔵電源24の電圧Vが少なくとも下限電圧Vlowを下回っていなければ、内蔵電源24は正常であると考えられる。或いは、少なくとも、内蔵電源24に対する充電を行っても、充電の際に内蔵電源24でガスが発生したり、内蔵電源24が発熱する等の不具合が発生する虞れはないと考えられる。
そこで、本実施形態では、充電制御回路27は、このように電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlow以上であれば(すなわち内蔵電源24が過放電状態でなければ)、充電回路28による充電動作開始を許容して、内蔵電源24の充電を行わせるようになっている。
このように構成することで、電子機器1の内蔵電源24が正常であり、少なくとも充電を行っても、内蔵電源24でガスが発生したり発熱する等の不具合が発生する虞れがない場合には、充電制御回路27は、充電回路28による充電動作開始を許容し、ガスの発生や発熱等がない正常な状態で充電回路28による内蔵電源24の充電を行わせることが可能となる。
また、本実施形態では、充電制御回路27は、上記のようにして電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回る過放電状態であると判定すると、充電回路28が内蔵電源24の充電を行うことを禁止するようになっている。
このように構成することで、過放電状態になっている内蔵電源24に電力を供給して充電してしまい、内蔵電源の劣化が進んでしまったり、充電した際にガスが発生したり発熱する等の不具合が発生することを的確に防止するようになっている。
そして、本実施形態では、充電制御回路27は、上記のように、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回る過放電状態であると判定すると、放射線技師等の操作者に、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知するようになっている。
この場合、例えば、過放電保護回路25により内蔵電源24から遮断されている電子機器1の制御部22やインジケーター40(図1参照)にも充電装置60から電力を供給して作動させ、上記のように内蔵電源24が過放電状態であると判定した充電制御回路27から制御部22に信号を送信して、インジケーター40を、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを表す所定の色や点滅の仕方等で点灯させて、操作者に、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知させるように構成することが可能である。
この場合は、インジケーター40等が電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知する報知装置として機能することになる。なお、電子機器1に、インジケーター40以外の表示手段や、音声を発する発声手段等の報知装置を設けて、操作者に、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知させるように構成することも可能である。
また、図示を省略するが、例えば、充電装置60側に報知装置を設け、上記のように内蔵電源24が過放電状態であると判定した充電制御回路27から充電装置60の報知装置にその旨を表す信号を送信して、充電装置60に設けられた報知装置で、操作者に、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知させるように構成することも可能である。
また、図示を省略するが、電子機器1や充電装置60とは別の装置として報知装置を構成し、充電制御回路27から当該報知装置に信号を送信して、当該報知装置で、操作者に、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知させるように構成することも可能である。
このように、充電制御回路27が、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回る過放電状態であると判定した場合に、報知装置に、電子機器1の内蔵電源24が過放電状態であることを報知させるように構成することで、放射線技師等の操作者が、過放電状態の内蔵電源24を誤って充電してしまい、内蔵電源24でガスが発生したり発熱する等の不具合が発生したり、或いは、操作者が、内蔵電源24の充電が行われていない電子機器1を、充電が行われたものと勘違いして使用してしまうことを的確に防止することが可能となる。
そして、操作者が、内蔵電源24を交換したり電子機器1の使用を中止したりするなど、電子機器1に対して適切な対応をとることが可能となる。
[充電装置から充電制御回路等に電力を供給するための構成等について]
次に、本実施形態に係る充電システム100において、上記のように充電装置60で電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71とが接続された時点で、充電装置60から充電制御回路27や電圧検出回路26に電力を供給するための構成等について説明する。
[構成1]
例えば図6に示したように、電子機器1内に電圧検出回路26や充電制御回路27が形成されている場合においては、例えば図9に示すように、電子機器1内に、充電装置60から電子機器1内の電圧検出回路26や充電制御回路27に電力を供給するための電力供給線30cを設けるように構成することが可能である。
具体的には、本実施形態の充電システム100では、上記のように、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71とが接続されると、充電装置60から電子機器1内の充電回路28には電力が供給される。なお、上記のように、充電回路28から内蔵電源24には、内蔵電源24が過放電状態ではないと判定されないと電力が供給されない。
そのため、電力供給線30cの一端を、コネクター39と充電回路28の間の充電用の電力供給経路30Aに接続する。なお、より正確には、電力供給線30cを介して電力がコネクター39側に逆流しないようにするために、電力供給線30cの一端が、図9に示すように、逆流防止回路29と充電回路28の間の充電用の電力供給経路30Aに接続される。
そして、電力供給線30cの他端を、過放電保護回路25と電圧検出回路26や充電制御回路27とを接続する配線に接続する。なお、この場合、上記と同様に、電力供給線30cを介して電力がコネクター39側に逆流しないようにするために、例えば図9等に示すように、電力供給線30cに例えばFET等を用いて構成された逆流防止手段を設けるように構成することも可能である。
このように構成すれば、充電装置60で電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71とが接続された時点で、充電装置60から充電回路28に供給される電力が、電力供給線30cを介して電圧検出回路26や充電制御回路27にも供給されるようになるため、充電制御回路27を的確に起動させることが可能となる。また、充電制御回路27は、充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始する前に、電圧検出回路26を起動させて、電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを的確に検出させることが可能となる。
そして、充電制御回路27は、上記のようにして、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回るか否かを的確に判定して、内蔵電源24が過放電状態であるか否かを的確に判定することが可能となる。
なお、この構成1(図9参照)や下記の構成2(図10参照)のように、電力供給線30cを設けると、電子機器1の内蔵電源24の充電のために充電装置60から内蔵電源24に電力を供給するためのルートが、充電回路28を経由する正規の電力の供給経路30Aのルートの他に、電力が電力供給線30cに分岐し、遮断を解除した過放電保護回路25を介して内蔵電源24に供給されるルートができてしまう可能性がある。
そして、このように、電力供給線30c側にバイパスするルートができてしまうと、内蔵電源24を充電する際に、図8に示したような充電回路28による充電の制御が的確に行えなくなる虞れがある。そのため、構成1や構成2のように、電力供給線30cを設ける場合には、図9や図10に示すように、電力供給線30c側から過放電保護回路25に電流が逆流しないようにするためにFET等の逆流防止手段を設けることが望ましい。
また、電力供給線30cの途中に、制御部等の機能部で必要とする電力を所定の電圧に整える図示しない定電圧回路を設けることも可能である。
[構成2]
また、図6に示した従来のシステムのように、充電制御回路27は電子機器1に設けるが、例えば図10に示すように、電圧検出回路26を充電装置60に設けるように構成することも可能である。すなわち、この場合、電子機器1内の充電制御回路27が、充電装置60に設けられた電圧検出回路26に、電子機器1の内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させるように構成される。
この場合、図9に示した構成1の場合と同様にして電子機器1内に電力供給線30cを設けて、電力供給線30cを介して充電装置60から電子機器1内の充電制御回路27に電力を供給するように構成される。また、充電装置60内に設けられた電圧検出回路26は、充電装置60から直接電力の供給を受けるように構成される。
また、この場合、図10に示すように、電圧検出回路26が内蔵電源24の電圧を検出するための電圧検出線30aが、コネクター39、71を介して充電装置60の電圧検出回路26に接続されるように配線される。
そして、この場合も、電圧検出線30aを介して内蔵電源24からコネクター39側すなわち充電装置60側に電流が逆流しないようにすることが必要になるが、逆流防止回路29等と同様にFET等を用いた逆流防止手段を設けると、充電装置60の電圧検出回路26で内蔵電源24の電圧Vを検出することができなくなる。
そこで、図10に示すように、例えば、電圧検出線30aにスイッチ回路29bを設けるように構成することが可能である。この場合、スイッチ回路29bは、デフォルトの状態ではオフ状態になるように構成される。このように構成する場合、内蔵電源24の充電の際に、スイッチ回路29bをオン状態に切り替えることが必要になる。
そのため、例えば図10に示すように、充電制御回路27とスイッチ回路29bとを配線30dで電気的に接続しておき、充電のために電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71とが接続された時点で、電力供給線30cを介して電力が供給されて起動した充電制御回路27が、スイッチ回路29bをオン状態に切り替えるように構成することが可能である。
なお、スイッチ回路29bのオン状態への切り替えは、このように、充電制御回路27が行うように構成してもよく、また、電圧検出回路26や充電回路28、或いは充電装置60が行うように構成することも可能である。
このようにして、構成2の場合も、充電制御回路27が、内蔵電源24の充電時に、充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始する前にスイッチ回路29bをオン状態に切り替えて、充電装置60に設けられた電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させるように構成される。
また、この構成2の場合、充電制御回路27と電圧検出回路26がそれぞれ電子機器1と充電装置60とに設けられているため、それらを接続するための配線が必要になる。具体的には、充電制御回路27が充電装置60の電圧検出回路26を起動するための信号を送信したり、充電装置60の電圧検出回路26で検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vの情報を電子機器1の充電制御回路27に送信することが必要になる。
そこで、この構成2の場合は、さらに、電子機器1内には、コネクター39、71を介して、電子機器1内の充電制御回路27と、充電装置60に設けられた電圧検出回路26と電気的に接続する配線30eが設けられるように構成される。
このように構成することで、構成2の場合も、充電装置60で電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71とが接続された時点で、充電装置60から充電回路28に供給される電力が、電力供給線30cを介して充電制御回路27にも供給される。また、充電装置60に設けられた電圧検出回路26には、充電装置60から直接電力が供給される。
そのため、電圧検出回路26と充電制御回路27とに的確に電力を供給することが可能となり、充電制御回路27は、充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始する前に、配線30eを介して電圧検出回路26を起動させて、電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを的確に検出させることが可能となる。
そして、充電制御回路27は、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vの情報が配線30eを介して通知されてくると、内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回るか否かを的確に判定して、内蔵電源24が過放電状態であるか否かを的確に判定することが可能となる。
[構成3]
さらに、例えば図11に示すように、電圧検出回路26だけでなく充電制御回路27をも充電装置60に設けるように構成することも可能である。すなわち、この場合、充電装置60内で、充電制御回路27が電圧検出回路26に、電子機器1の内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させるように構成される。
そのため、上記の構成2の場合と同様に、電圧検出線30aがコネクター39、71を介して充電装置60の電圧検出回路26に接続されるように配線されるとともに、例えば電圧検出線30aにスイッチ回路29bを設け、配線30dでスイッチ回路29bとコネクター39とを電気的に接続して、充電装置60内の充電制御装置27でスイッチ回路29bのオン/オフを制御するように構成する。
なお、この場合、スイッチ回路29bのオン状態への切り替えを、充電制御回路27が行うように構成してもよく、また、電圧検出回路26や充電回路28、或いは充電装置60が行うように構成することも可能であることは上記の構成2の場合と同様である。
そして、内蔵電源24が過放電状態ではないと判定した場合には、充電装置60内の充電制御回路27が、電子機器1内の充電回路28に制御信号を送信して、充電回路28から内蔵電源24に電力の供給を開始させて内蔵電源24の充電を行わせる。そのため、電子機器1の充電回路28に接続されている信号送信線30bを、コネクター39、71を介して充電装置60内の充電制御回路27と接続するように構成される。
このように構成することで、構成3の場合も、充電装置60で電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、電子機器1のコネクター39と充電装置60のコネクター71とが接続された時点で、充電装置60から充電制御回路27と電圧検出回路26に電力が供給される。
そのため、電圧検出回路26と充電制御回路27とに的確に電力を供給することが可能となり、充電制御回路27は、充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始する前に、電圧検出回路26を起動させて、電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを的確に検出させることが可能となる。
そして、充電制御回路27は、上記のようにして、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vが下限電圧Vlowを下回るか否かを的確に判定して、内蔵電源24が過放電状態であるか否かを的確に判定することが可能となる。
なお、図10や図11では、図6に示した従来のシステムの構成を、構成2や構成3の新たな構成に替える場合を示した。しかし、図9の構成1の場合を含め、例えば、従来の構成(図6参照)と新たな構成1〜3(図9〜図11参照)とをシステム内に並設し、過放電保護回路25が作動していない場合には従来の構成により内蔵電源24の充電を行い、過放電保護回路25が作動している場合には新たな構成1〜3のいずれかを用いて内蔵電源24の充電を行い、或いは充電を行わないように構成することも可能である。
また、例えば、過放電保護回路25が作動している場合であっても作動していない場合であっても、いずれの場合も、新たな構成1〜3のいずれかを用いて内蔵電源24の充電を行い、或いは充電を行わないように構成することも可能である。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る充電システム100や電子機器1、充電装置60によれば、充電装置60で電子機器1の内蔵電源24を充電する際に、充電装置60から充電制御回路27および電圧検出回路26に電力を供給するように構成した。
電子機器1の内蔵電源24の充電の際には、電子機器1に充電装置60が必ず接続されるため、このように構成することで、電子機器1に新たな電源を設けずに、電子機器1に接続される充電装置60から充電制御回路27と電圧検出回路26に電力を供給して、充電制御回路27や電圧検出回路26を的確に作動させることが可能となる。
そのため、内蔵電源24とは別の電源を電子機器1内に新たに設けるために電源を収納するためのスペースを電子機器1内に確保したり、新たに電源を設ける分だけ電子機器1の製造コストが高騰してしまうことを的確に防止することが可能となる。
また、本実施形態に係る充電システム100や電子機器1、充電装置60では、少なくとも過放電保護回路25が作動して内蔵電源24から電子機器1の制御部22等の各機能部が遮断されている場合には、充電制御回路27は、充電時に充電装置60から電力を供給されて充電装置60から充電回路28への電力の供給が開始されても、すぐには充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始させない。
そして、充電回路28から内蔵電源24への電力の供給を開始する前に、電圧検出回路26に内蔵電源24の充電前の電圧Vを検出させるように構成されている。
そのため、充電制御回路27は、電圧検出回路26により充電を開始する前の内蔵電源24の電圧Vを的確に検出させることが可能となる。そのため、充電制御回路27は、電圧検出回路26が検出した内蔵電源24の充電前の電圧Vに基づいて内蔵電源24が過放電状態になっているか否かを的確に確認することが可能となる。
なお、本発明が上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置(電子機器)
22 制御部(電子機器の機能部)
24 内蔵電源
25 過放電保護回路
26 電圧検出回路
27 充電制御回路
28 充電回路
29b スイッチ回路
30a 電圧検出線
30b 信号送信線
30c 電力供給線
30e 配線
40 インジケーター(報知装置)
60 クレードル(充電装置)
100 充電システム
V 電圧
Vlow 下限電圧
Vp 保護電圧(所定電圧)

Claims (13)

  1. 充電可能な内蔵電源を内蔵する電子機器と、
    少なくとも前記電子機器の前記内蔵電源に充電を行うための電力を供給する充電装置と、
    を備える充電システムであって、
    前記内蔵電源の充電を行う充電回路と、
    前記内蔵電源の電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記充電回路の充電動作の開始および停止を制御する充電制御回路と、
    前記内蔵電源が過放電状態にならないようにするために前記内蔵電源の電圧が所定電圧以下になった際に前記内蔵電源から前記電子機器の機能部を遮断する過放電保護回路と、
    を備え、
    前記充電装置で前記電子機器の前記内蔵電源を充電する際、前記充電装置から前記充電制御回路および前記電圧検出回路に電力を供給するとともに、
    少なくとも前記過放電保護回路が作動して前記内蔵電源から前記電子機器の機能部が遮断されている場合には、前記充電制御回路は、充電時に前記充電装置から電力を供給されて前記充電装置から前記充電回路への電力の供給が開始されても、すぐには前記充電回路から前記内蔵電源への電力の供給を開始させず、前記充電回路から前記内蔵電源への電力の供給を開始する前に、前記電圧検出回路に前記内蔵電源の充電前の電圧を検出させることを特徴とする充電システム。
  2. 前記充電制御回路は、前記電圧検出回路が検出した前記内蔵電源の充電前の電圧が下限電圧を下回る過放電状態であるか否かを判定する判定機能を有することを特徴とする請求項1に記載の充電システム。
  3. 前記充電制御回路は、前記電圧検出回路が検出した前記内蔵電源の充電前の電圧が下限電圧を下回る過放電状態ではないと判定すると、前記充電回路による前記内蔵電源の充電を開始させることを特徴とする請求項2に記載の充電システム。
  4. 前記充電制御回路は、前記電圧検出回路が検出した前記内蔵電源の充電前の電圧が下限電圧を下回る過放電状態であると判定すると、前記充電回路が前記内蔵電源の充電を行うことを禁止することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の充電システム。
  5. 前記充電制御回路は、前記電圧検出回路が検出した前記内蔵電源の充電前の電圧が下限電圧を下回る過放電状態であると判定すると、報知装置に、前記電子機器の前記内蔵電源が過放電状態であることを報知させることを特徴とする請求項4に記載の充電システム。
  6. 前記電子機器の前記内蔵電源は、リチウムイオンキャパシターであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の充電システム。
  7. 前記電子機器に、前記電圧検出回路および前記充電制御回路が設けられており、
    前記電子機器に、前記充電装置から前記電子機器の前記電圧検出回路および前記充電制御回路に電力を供給するための電力供給線が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の充電システム。
  8. 前記電子機器に、前記充電制御回路が設けられており、
    前記充電装置に、前記電圧検出回路が設けられており、
    前記電子機器に、前記充電装置から前記電子機器の前記充電制御回路に電力を供給するための電力供給線、前記内蔵電源と前記充電装置の前記電圧検出回路とを電気的に接続する電圧検出線、および前記充電装置の前記電圧検出回路から検出した前記内蔵電源の電圧を前記充電制御回路に通知する配線がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の充電システム。
  9. 前記充電装置に、前記電圧検出回路と前記充電制御回路とが設けられており、
    前記電子機器に、少なくとも前記内蔵電源と前記充電装置の前記電圧検出回路とを電気的に接続する電圧検出線、および前記充電装置に設けられた前記充電制御回路から前記電子機器の前記充電回路に制御信号を送信するための信号送信線がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の充電システム。
  10. 前記電圧検出線には、前記電子機器の前記内蔵電源からの電流の逆流を防止するためのスイッチ回路が設けられており、
    前記スイッチ回路は、前記電子機器と前記充電装置とが接続された時点で、前記充電制御回路、前記充電回路、前記電圧検出回路または前記充電装置によりオン状態に切り替えられることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の充電システム。
  11. 請求項7に記載の充電システムに用いられる電子機器。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の充電システムに用いられる前記電子機器であって、前記電子機器は、放射線画像撮影装置であることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の充電システムに用いられる充電装置。
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