JP6063296B2 - ハーモニックリジェクションミキサ - Google Patents

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Description

本発明は、マルチバンドに対応するハーモニックリジェクションミキサに関する。
無線信号受信システムにおいて、ミキサは、低雑音増幅器により増幅されたRF(Radio Frequency:無線周波数)信号と、内蔵PLL(Phase Locked Loop:位相同期ループ)等により生成されるLO(Local Oscillator:局部発振器)信号とを掛け合わせる。これにより、ミキサは、RF信号をIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号またはベースバンド信号へ周波数変換する。
LO信号は、矩形波として与えられる。しかし、矩形波には基本波成分fのみでなく、奇数次の高調波成分3f、5f、7f、…も含まれる。そのため、ミキサの出力には、希望波ではないRF信号も、希望波と同じ周波数帯に混入する。例えば、ダイレクトコンバージョンシステムでは、希望波fdだけでなく、3fd、5fd、7fdの成分も、希望波fdと同じベースバンド信号として混入する。
高調波成分を抑圧するために、ハーモニックリジェクションミキサ(Harmonic Rejection Mixer:以下、HRMという)が使用される。HRMは、RF信号とLO信号とをミキシングする複数のスイッチング素子と、各スイッチング素子の出力のゲインを決定するゲイン素子と、ゲイン素子の出力を加算する加算器とを有する。
ゲイン素子のゲインと対応するスイッチング素子に与えられるLO信号の位相は、高調波成分を抑圧できるような特別な値に設定される。例えば、3相のHRMは、3つのスイッチング素子を備える。そして、それぞれのスイッチング素子に接続されるゲイン素子のゲインは、1:√2:1の比に設定される。このとき、LO信号の位相は、0°、45°、90°というように45°ずつずらして与えられる。そして、スイッチング素子の出力は、加算器で加算される。このようにすることで、3次と5次の高調波が抑圧される。
一般に、N=1、2、3、4、…のとき、3〜(2N+1)次の奇数次高調波の抑圧は、以下の通りとする。すなわち、(N+1)相HRMにおいて、ゲインの比は、sin(1×180°/(N+2)):sin(2×180°/(N+2)):…:sin((N+1)×180°/(N+2))とする。また、与えるLO信号の位相差は、180°/(N+2)にする。
M2M(Machine to Machine)分野において今後の普及が期待されているセンサ無線は、400MHz〜5.2GHz内の複数の周波数帯の使用が見込まれる。そのため、HRMは、広帯域の受信に対応することが求められる。一方で、HRMは、相の数(以下、相数という)が増えるほど、また、受信する周波数が高くなるほど、高周波で多相のLO信号を生成、駆動する必要があるため、消費電流が大きくなる。
このようなことから、HRMは、広帯域の受信に対応しようとすると、相数によっては消費電流に無駄が生じる、という課題がある。この課題について、400MHz〜5.2GHzの受信に対応する場合を例に説明する。すなわち、400MHzの受信に対応するためには、13次までの高調波を抑圧する必要がある。よって、HRMは、7相HRMで動作する。その一方で、1GHzの受信に対応するためには、5次までの高調波を抑圧すればよい。よって、HRMは、3相HRMで動作すれば十分である。つまり、HRMは、1GHzを受信した場合に7相HRMで動作すると、消費電流に無駄が生じる、という課題がある。
このような課題を解決する技術は、例えば非特許文献1に開示されている。非特許文献1の技術は、受信する周波数が高い場合、HRMの相数を減じることで、消費電流を抑えている。
Aslam A Rafi et al.,"A Harmonic Rejection Mixer Robust to RF Device Mismatches", ISSCC DIGEST OF TECHNICAL PAPERS, pp.66-67, Feb. 2011.
しかしながら、非特許文献1の技術は、相数の異なるHRMを別個に用意するため、回路面積が大きくなる、という課題がある。
本発明の目的は、回路面積を増やすことなく、広帯域の受信に対応できるハーモニックリジェクションミキサを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るハーモニックリジェクションミキサは、無線周波数信号を電流に変換する2N(Nは2以上の整数)+1個のゲイン素子と、前記ゲイン素子からの電流と局部発振信号とに基づいて周波数変換を行う2N+1個のスイッチング素子と、前記スイッチング素子からの電流を加算して電圧に変換する加算器とを有するハーモニックリジェクションミキサであって、前記ゲイン素子からの電流を、予め定められた比に基づいて、2N+1個のスイッチング素子またはN個のスイッチング素子のいずれかに振り分ける切替スイッチを有する構成を採る。
本発明は、回路面積を増やすことなく、広帯域の受信に対応できる。
本発明の実施の形態1に係るHRMの構成図 本発明の実施の形態1に係るHRMが5相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態1に係るHRMが2相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態2に係るHRMの構成図 本発明の実施の形態2に係るHRMが5相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態2に係るHRMが2相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態3に係るHRMの構成図 本発明の実施の形態3に係るHRMが7相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態3に係るHRMが3相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態4に係るHRMの構成図 本発明の実施の形態4に係るHRMが7相HRMとして動作するときの構成図 本発明の実施の形態4に係るHRMが3相HRMとして動作するときの構成図
以下、本発明の実施の形態であるについて、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について説明する。本実施の形態に係るHRMは、5相と2相の切り替えが可能であり、ゲイン素子にトランジスタを用いた構成である。図1は、本実施の形態に係るHRMの構成例を示す図である。
図1において、トランジスタ1〜5は、共通のゲートでRF信号を受けて電流に変換するgm素子である。よって、トランジスタ1〜5は、「gmトランジスタ」ともいう。トランジスタ1〜5のサイズ比(m)は、10:17:20:17:10である。これにより、電流に変換する比は、10:17:20:17:10となる。
トランジスタ6〜14は、ゲートにバイアス電圧Vbまたは電源電圧Vddが与えられ、gm素子(トランジスタ1〜5)のカスコードトランジスタの役割を担う素子である。このカスコードトランジスタは、相数(gm電流の出力先)を切り替えるための切替スイッチとして使用される。よって、トランジスタ6〜14は、「切替トランジスタ」ともいう。また、トランジスタ6〜14は、LO信号がRF入力端にリークすることを防ぐ役割も果たす素子である。トランジスタ6〜14のサイズ比(m)は、10:10:17:10:20:10:17:10:10である。
トランジスタ15〜19は、30°ずつ位相の異なるLO信号を受けて、gm電流をスイッチングして周波数変換を行うスイッチング素子である。よって、トランジスタ15〜19は、「スイッチングトランジスタ」ともいう。LO信号は、LO_0°、LO_30°、LO_60°、LO_90°、LO_120°である。
負荷20は、トランジスタ15〜19でスイッチングされたgm電流を足し合わせて電圧に変換する加算器である。
このような本実施の形態HRMは、トランジスタ6〜14を相数の切替スイッチとして用いることにより、5相と2相を切り替えることができる。よって、本実施の形態のHRMは、図1に示す構成において、5相HRMとして動作することも、2相HRMとして動作することもできる。
図2は、HRMが5相HRMとして動作する場合(以下、5相動作時という)を示す図である。図2に示すように、トランジスタ6、8、10、12、14は、それらのゲートにバイアス電圧Vbが与えられる。また、トランジスタ7、9、11、13は、オフされる。また、LO信号は、5相全てがオンされる。
図3は、HRMが2相HRMとして動作する場合(以下、2相動作時という)を示す図である。図3に示すように、トランジスタ7、8、9、11、12、13は、それらのゲートにバイアス電圧Vbが与えられる。また、トランジスタ6、10、14は、オフされる。また、LO信号は、LO_30°、LO_90°がオンされ、LO_0°、LO_60°、LO_120°がオフされる。
上述した通り、トランジスタ9とトランジスタ11のサイズ比は、10:10に設定されている。よって、2相動作時において、トランジスタ9およびトランジスタ11は、トランジスタ3で発生したgm電流を10:10の比に基づいて、LO_30°でスイッチングされるトランジスタ16と、LO_90°でスイッチングされるトランジスタ18とに振り分ける。
また、2相動作時において、トランジスタ7は、トランジスタ1で発生したgm電流の全てを、LO_30°でスイッチングされるトランジスタ16に振り分ける。
また、2相動作時において、トランジスタ13は、トランジスタ5で発生したgm電流の全てを、LO_90°でスイッチングされるトランジスタ18に振り分ける。
このようにすることで、2相動作時のLO_30°、LO_90°でスイッチングされるgm電流の比は、10+17+10:10+17+10=37:37となる。これは、1:1であるので、2相HRMとして動作するためのゲイン比となる。
以上のように、本実施の形態のHRMによれば、相数の切替スイッチとして機能するトランジスタ6〜14を備えることにより、回路面積をほとんど増加させずに、5相HRMと2相HRMとを切り替えての動作が可能となる。換言すれば、5相HRMを構成する場合の5つのカスコードトランジスタ(トランジスタ6、8、10、12、14)に対して、4つのカスコードトランジスタ(トランジスタ7、9、11、13)を追加することで、2相HRMへの切り替えが可能となる。カスコードトランジスタの比率は、5相動作時が10+17+20+17+10=74であるのに対して、2相動作時は10+10+10+10=40であることから、カスコードトランジスタを1.5倍程度にするだけで、5相HRMと2相HRMの両方を実現できることになる。すなわち、本実施の形態のHRMは、回路面積を増やすことなく、広帯域の受信に対応できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態に係るHRMは、5相と2相の切り替えが可能であり、ゲイン素子に抵抗を用いた構成である。図4は、本実施の形態に係るHRMの構成例を示す図である。
図4において、抵抗21〜25は、RF信号を受けて電流に変換する素子である。抵抗1〜25の抵抗値の比は、1/10:1/17:1/20:1/17:1/10である。これにより、電流に変換する比は、10:17:20:17:10となる。なお、抵抗値の比、1/10:1/17:1/20:1/17:1/10は、抵抗値Rをもつ単位抵抗を、10個並列接続、17個並列接続、20個並列接続、17個並列接続、10個並列接続することで実現される。
トランジスタ26〜30は、30°ずつ位相の異なるLO信号を受けて周波数変換を行うスイッチング素子である。LO信号は、LO_0°、LO_30°、LO_60°、LO_90°、LO_120°である。
トランジスタ32〜37は、ゲートにバイアス電圧Vbまたは電源電圧Vssが与えられる。トランジスタ32〜37は、相数の切替スイッチとして機能する。
フィードバック付きオペアンプ31は、トランジスタ26〜30でスイッチングされた電流を足し合わせて電圧に変換する加算器である。
このような本実施の形態HRMは、トランジスタ32〜37を相数の切替スイッチとして用いることにより、5相と2相を切り替えることができる。よって、本実施の形態のHRMは、図4に示す構成において、5相HRMとして動作することも、2相HRMとして動作することもできる。
図5は、5相動作時を示す図である。図5に示すように、トランジスタ32〜37のうち、トランジスタ34、35はオンされ、トランジスタ32、33、36、37はオフされる。また、LO信号は、5相全てが与えられる。
図6は、2相動作時を示す図である。図6に示すように、トランジスタ32〜37のうち、トランジスタ34、35はオフされ、トランジスタ32、33、36、37はオンされる。また、LO信号は、LO_30°、LO_90°がオンされ、LO_0°、LO_60°、LO_120°がオフされる。
このようにすることで、2相HRM時のLO_30°、LO_90°でスイッチングされる電流の比は、10+17+10:10+17+10=37:37となる。これは、1:1であるので、2相HRMとして動作するためのゲイン比となる。
以上のように、本実施の形態のHRMによれば、相数の切替スイッチとして機能するトランジスタ32〜37を備えることにより、回路面積をほとんど増加させずに、5相HRMと2相HRMとを切り替えての動作が可能となる。すなわち、本実施の形態のHRMは、回路面積を増やすことなく、広帯域の受信に対応できる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態に係るHRMは、7相と3相の切り替えが可能であり、ゲイン素子にトランジスタを用いた構成である。図7は、本実施の形態に係るHRMの構成例を示す図である。
図7において、トランジスタ38〜44は、共通のゲートでRF信号を受けて電流に変換するgm素子である。トランジスタ38〜44のサイズ比(m)は、5:9:12:13:12:9:5である。これにより、電流に変換する比は、5:9:12:13:12:9:5となる。
トランジスタ45〜57は、ゲートにバイアス電圧Vbまたは電源電圧Vddが与えられ、gm素子(トランジスタ38〜44)のカスコードトランジスタの役割を担う素子である。このカスコードトランジスタは、相数を切り替えるための切替スイッチとして使用される。また、トランジスタ45〜57は、LO信号がRF入力端にリークするのを防ぐ役割も果たす素子である。トランジスタ45〜57のサイズ比は、5:5:9:5:12:7:13:7:12:5:9:5:5である。
トランジスタ58〜64は、22.5°ずつ位相の異なるLO信号を受けて、gm電流をスイッチングして周波数変換を行うスイッチング素子である。LO信号は、LO_0°、LO_22.5°、LO_45°、LO_67.5°、LO_90°、LO_112.5°、LO_135°である。
負荷65は、トランジスタ58〜64でスイッチングされたgm電流を足し合わせて電圧に変換する加算器である。
このような本実施の形態HRMは、トランジスタ45〜57を相数の切替スイッチとして用いることにより、7相と3相を切り替えることができる。よって、本実施の形態のHRMは、図7に示す構成において、7相HRMとして動作することも、3相HRMとして動作することもできる。
図8は、HRMが7相HRMとして動作する場合(以下、7相動作時という)を示す図である。図8に示すように、トランジスタ45、47、49、51、53、55、57は、それらのゲートにバイアス電圧Vbが与えられる。また、トランジスタ46、48、50、52、54、56はオフされる。また、LO信号は、7相全てがオンされる。
図9は、HRMが3相HRMとして動作する場合(以下、3相動作時という)を示す図である。図9に示すように、トランジスタ46、47、48、50、51、52、54、55、56は、それらのゲートにバイアス電圧Vbが与えられる。また、トランジスタ45、49、53、57は、オフされる。また、LO信号は、LO_22.5°、LO_67.5°、LO_112.5°がオンされ、LO_0°、LO_45°、LO_90°、LO_135°がオフされる。
上述した通り、トランジスタ48とトランジスタ50のサイズ比は、5:7に設定されている。よって、3相動作時において、トランジスタ48およびトランジスタ50は、トランジスタ40で発生したgm電流を5:7の比に基づいて、LO_22.5°でスイッチングされるトランジスタ59と、LO_67.5°でスイッチングされるトランジスタ61とに振り分ける。
また、上述した通り、トランジスタ54とトランジスタ52のサイズ比は、5:7に設定されている。よって、3相動作時において、トランジスタ54およびトランジスタ52は、トランジスタ42で発生したgm電流を5:7の比に基づいて、LO_112.5°でスイッチングされるトランジスタ63と、LO_67.5°でスイッチングされるトランジスタ61とに振り分ける。
また、3相動作時において、トランジスタ46は、トランジスタ38で発生したgm電流の全てを、LO_22.5°でスイッチングされるトランジスタ59に振り分ける。
また、3相動作時において、トランジスタ56は、トランジスタ44で発生したgm電流の全てを、LO_112.5°でスイッチングされるトランジスタ63に振り分ける。
このようにすることで、3相動作時のLO_22.5°、LO_67.5°、LO_112.5°でスイッチングされるgm電流の比は、5+9+5:7+13+7:5+9+5=19:27:19となる。これは、ほぼ1:√2:1であるので、3相HRMとして動作するためのゲイン比となる。
以上のように、本実施の形態のHRMによれば、相数の切替スイッチとして機能するトランジスタ45〜57を備えることにより、回路面積をほとんど増加させずに、7相HRMと3相HRMとを切り替えての動作が可能となる。換言すれば、7相HRMを構成する場合の7つのカスコードトランジスタ(トランジスタ45、47、49、51、53、55、57)に対して、6つのカスコードトランジスタ(トランジスタ46、48、50、52、54、56)を追加することで、3相HRMへの切り替えが可能となる。カスコードトランジスタの比率は、7相動作時が5+9+12+13+12+9+5=65であるのに対して、3相動作時は5+5+7+7+5+5=34であることから、カスコードトランジスタを1.5倍程度にするだけで、7相HRMと3相HRMの両方を実現できることになる。すなわち、本実施の形態のHRMは、回路面積を増やすことなく、広帯域の受信に対応できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態に係るHRMは、7相と3相の切り替えが可能であり、ゲイン素子に抵抗を用いた構成である。図10は、本実施の形態に係るHRMの構成例を示す図である。
図10において、抵抗66〜72は、RF信号を受けて電流に変換する素子である。抵抗66〜72の抵抗値の比は、1/5:1/9:1/12:1/13:1/12:1/9:1/5である。これにより、電流に変換する比は、5:9:12:13:12:9:5となる。なお、抵抗値の比、1/5:1/9:1/12:1/13:1/12:1/9:1/5は、抵抗値Rをもつ単位抵抗を、5個並列接続、9個並列接続、12個並列接続、13個並列接続、12個並列接続、9個並列接続、5個並列接続することで実現される。
トランジスタ73〜79は、22.5°ずつ位相の異なるLO信号を受けて周波数変換を行うスイッチング素子である。LO信号は、LO_0°、LO_22.5°、LO_45°、LO_67.5°、LO_90°、LO_112.5°、LO_135°である。
トランジスタ81〜88は、ゲートにバイアス電圧Vbまたは電源電圧Vssが与えられる。トランジスタ81〜88は、相数の切替スイッチとして機能する。
フィードバック付きオペアンプ80は、トランジスタ73〜79でスイッチングされた電流を足し合わせて電圧に変換する加算器である。
このような本実施の形態HRMは、トランジスタ81〜88を相数の切替スイッチとして用いることにより、7相と3相を切り替えることができる。よって、本実施の形態のHRMは、図10に示す構成において、7相HRMとして動作することも、3相HRMとして動作することもできる。
図11は、7相動作時を示す図である。図11に示すように、トランジスタ81〜88のうち、トランジスタ83、86はオンされ、トランジスタ81、82、84、85、87、88はオフされる。また、LO信号は、7相全てが与えられる。
図12は、3相動作時を示す図である。図12に示すように、トランジスタ81〜88のうち、トランジスタ81、82、84、85、87、88はオンされ、トランジスタ83、86はオフされる。また、LO信号は、LO_22.5°、LO_67.5°、LO_112.5°がオンされ、LO_0°、LO_45°、LO_90°、LO_135°はオフされる。
このようにすることで、3相HRM時のLO_22.5°、LO_67.5°、LO_112.5°でスイッチングされる電流の比は、5+9+5:7+13+7:5+9+5=19:27:19となる。これは、ほぼ1:√2:1であるので、3相HRMとして動作するためのゲイン比となる。
以上のように、本実施の形態のHRMによれば、相数の切替スイッチとして機能するトランジスタ81〜88を備えることにより、回路面積をほとんど増加させずに、7相HRMと3相HRMとを切り替えての動作が可能となる。すなわち、本実施の形態のHRMは、回路面積を増やすことなく、広帯域の受信に対応できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上記説明は一例であり、種々の変形が可能である。
本発明は、広帯域で動作するハーモニックリジェクションミキサの構成を切り替える技術全般に適用でき、センサ無線などの複数の周波数バンドで動作するシステムにおいて有効である。
1、2、3、4、5 gmトランジスタ
6、7、8、9、10、11、12、13、14 切替トランジスタ
15、16、17、18、19 スイッチングトランジスタ
20 負荷
21、22、23、24、25 抵抗
26、27、28、29、30 スイッチングトランジスタ
31 フィードバック付きオペアンプ
32、33、34、35、36、37 切替トランジスタ
38、39、40、41、42、43、44 gmトランジスタ
45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57 切替トランジスタ
58、59、60、61、62、63、64 スイッチングトランジスタ
65 負荷
66、67、68、69、70、71、72 抵抗
73、74、75、76、77、78、79 スイッチングトランジスタ
80 フィードバック付きオペアンプ
81、82、83、84、85、86、87、88 切替トランジスタ

Claims (6)

  1. 無線周波数信号を電流に変換する2N(Nは2以上の整数)+1個のゲイン素子と、前記ゲイン素子からの電流と局部発振信号とに基づいて周波数変換を行う2N+1個のスイッチング素子と、前記スイッチング素子からの電流を加算して電圧に変換する加算器とを有するハーモニックリジェクションミキサであって、
    前記ゲイン素子からの電流を、予め定められた比に基づいて、2N+1個のスイッチング素子またはN個のスイッチング素子のいずれかに振り分ける切替スイッチを有する、
    ハーモニックリジェクションミキサ。
  2. 前記切替スイッチは、
    トランジスタであり、2N+1個以上備えられる、
    請求項1記載のハーモニックリジェクションミキサ。
  3. 前記ゲイン素子は、
    トランジスタまたは抵抗である、
    請求項1または2記載のハーモニックリジェクションミキサ。
  4. 前記加算器は、
    前記ゲイン素子がトランジスタである場合、負荷であり、
    前記ゲイン素子が抵抗である場合、フィードバック付きオペアンプである、
    請求項3記載のハーモニックリジェクションミキサ。
  5. 前記予め定められた比は、
    前記ゲイン素子がトランジスタである場合、前記切替スイッチのサイズの比であり、
    前記ゲイン素子が抵抗である場合、前記抵抗の抵抗値の逆数の比である、
    請求項3または4記載のハーモニックリジェクションミキサ。
  6. N=2の場合、
    前記ゲイン素子からの電流を5個のスイッチング素子に振り分けるとき、前記予め定められた比は略sin(30°):sin(60°):sin(90°):sin(120°):sin(150°)であり、
    前記ゲイン素子からの電流を2個のスイッチング素子に振り分けるとき、前記予め定められた比は略1:1であり、
    N=3の場合、
    前記ゲイン素子からの電流を7個のスイッチング素子に振り分けるとき、前記予め定められた比は略sin(22.5°):sin(45°):sin(67.5°):sin(90°):sin(112.5°):sin(135°):sin(157.5°)であり、
    前記ゲイン素子からの電流を3個のスイッチング素子に振り分けるとき、前記予め定められた比は略1:√2:1である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のハーモニックリジェクションミキサ。
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