JP6062716B2 - 異常検知装置 - Google Patents
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Description
通常の放送中などにも生じ得る信号で、スピーカ2に印加される電圧およびスピーカ2を流れる電流が理想的にはともに0となる。しかしながら、ノイズなどの影響により、電圧検出部5で検出される電圧および電流検出部6で検出される電流はいずれも0とならない。したがって、これらのノイズに基づいて異常判定を行うことは適切ではないため、電流および電圧の実効値についてのしきい値を設けて、判定不能とすることにより、誤判定を防ぐことができる。
音楽信号は、低周波数成分のエネルギーに比べて高周波数成分エネルギーが小さいものが多く、しかも、エネルギーが大きい周波数が時間的に変動するため、瞬間的に見ると成分が小さい周波数領域が多くなる。成分の小さい周波数領域においては、インピーダンスの算出が正しく行えないおそれがある。ここで、成分の小さい周波数領域においてはコヒーレンスCOH(ω)が小さくなる傾向があるため、コヒーレンスCOH(ω)についてのしきい値を設けて、しきい値未満の周波数領域を異常判定から除外することにより、音楽信号を用いて異常判定を行いつつ、誤判定を防ぐことができる。さらに、電圧および電流のそれぞれについて成分の微小な周波数領域を除外するために、電圧のパワースペクトルGVV(ω)および電流のパワースペクトルGII(ω)についてのしきい値を設けて、しきい値未満の周波数領域を異常判定から除外することにより、音楽信号を用いて異常判定を行いつつ、誤判定を防ぐことができる。
音声信号は、音楽信号と同様、成分の小さい周波数領域が多く存在し、インピーダンスの算出が正しく行えないおそれがある。したがって、音楽信号の場合と同様に、コヒーレンスCOH(ω)および各パワースペクトルGVV(ω),GII(ω)についてのしきい値をそれぞれ設けて、しきい値未満の周波数領域を異常判定から除外することにより、音声信号を用いて異常判定を行いつつ、誤判定を防ぐことができる。
ホワイトノイズは、全周波数領域で成分が存在するため、全周波数領域における正しいインピーダンスの算出が期待できる。しかし、パワーアンプ1からスピーカ2へ出力される信号に対して帯域制限処理が施される音響装置がある。例えば信号伝送ラインにトランスが用いられる構成においては、磁気回路が飽和しないように高域通過フィルタが設けられ、低周波数成分が減衰される。また、例えば2ウェイスピーカシステムなどのように、低周波数領域を担当するスピーカと、高周波数領域を担当するスピーカとが異なるスピーカ2で構成され、各スピーカ2にそれぞれパワーアンプ1が設けられている構成においては、各パワーアンプ1には、予め高域通過フィルタや低域通過フィルタなどが設けられ、帯域制限される。この場合においては、成分が小さい周波数領域が存在することとなり、成分が小さい周波数領域では、インピーダンスの算出が正しく行えないおそれがある。したがって、音楽信号の場合と同様に、コヒーレンスCOH(ω)および各パワースペクトルGVV(ω),GII(ω)についてのしきい値をそれぞれ設けて、しきい値未満の周波数領域を異常判定から除外することにより、ホワイトノイズを用いて異常判定を行いつつ、誤判定を防ぐことができる。
ピンクノイズも全周波数領域で成分が存在するが、高周波数領域ではエネルギーが小さい。また、ホワイトノイズの場合と同様に、帯域制限処理が施される構成においては成分が小さい周波数領域が存在することとなる。成分が小さい周波数領域では、インピーダンスの算出が正しく行えないおそれがある。したがって、音楽信号の場合と同様に、コヒーレンスCOH(ω)および各パワースペクトルGVV(ω),GII(ω)についてのしきい値をそれぞれ設けて、しきい値未満の周波数領域を異常判定から除外することにより、ピンクノイズを用いて異常判定を行いつつ、誤判定を防ぐことができる。
正弦波信号に有限長のフーリエ変換を適用すると、その結果は、線スペクトルにはならず、正弦波の周波数以外の周波数領域にも成分が存在してしまう。これは、フーリエ変換する対象の有限長の時間信号が、当該時間信号の時間長(窓)を周期とする繰り返し信号であることを前提にフーリエ変換していることによる。つまり、窓の繋ぎ目で信号の不連続が生じると、フーリエ変換する対象が元の正弦波とは異なる波形となってしまう。この不連続をなくすために、一般的に、フーリエ変換する前に窓関数処理が行われる。窓関数処理を行うことにより、正弦波の周波数以外の周波数領域における成分は幾分抑えられるが、正弦波の周波数以外の周波数領域における成分は完全にはなくならない。本来存在しない周波数におけるインピーダンスの算出は、異常判定において誤判定の原因となるおそれがある。したがって、電圧および電流のそれぞれについて成分の微小な周波数領域を除外するために、電圧のパワースペクトルGVV(ω)および電流のパワースペクトルGII(ω)についてのしきい値を設けて、しきい値未満の周波数領域を異常判定から除外することにより、正弦波信号を用いて異常判定を行いつつ、誤判定を防ぐことができる。
2 スピーカ(負荷)
3 スピーカケーブル
4 異常検知装置
5 電圧検出部
6 電流検出部
7,10 バッファアンプ
8,11 AD変換器
9 電流センサ
12 制御部
13 算出部
14 異常判定部
15 記憶部
16 外部インターフェース
17 外部機器
18 マイクロホン
19 演奏機器
20 ミキサ
Claims (6)
- 負荷に印加される電圧を検出する電圧検出部と、
負荷に流れる電流を検出する電流検出部と、
検出された前記電圧および前記電流に基づいて負荷のインピーダンスを算出する算出部と、
前記負荷のインピーダンスを所定の参照値と比較して前記負荷の異常を判定する異常判定部とを備え、
前記算出部は、検出された前記電圧および前記電流をそれぞれフーリエ変換し、当該フーリエ変換された電圧および電流に基づいて負荷のインピーダンスおよびコヒーレンスを算出し、該コヒーレンスの値が所定のしきい値未満となる周波数において算出される前記負荷のインピーダンスを、前記異常判定部における判定対象から除外する、異常検知装置。 - 前記算出部は、フーリエ変換された電圧および電流からそれぞれのパワースペクトルを算出し、電圧のパワースペクトルおよび電流のパワースペクトルの少なくとも何れか一方がそれぞれに設定される所定のしきい値未満となる周波数において算出される前記負荷のインピーダンスを、前記異常判定部における判定対象から除外する、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記算出部は、予め設定された周波数において算出される前記負荷のインピーダンスを、前記異常判定部における判定対象から除外する、請求項1または2に記載の異常検知装置。
- 前記算出部は、検出された前記電圧から前記負荷に印加される電圧の実効値を算出するとともに、検出された前記電流から前記負荷に流れる電流の実効値を算出し、
前記異常判定部は、前記電圧の実効値が所定の第1の電圧しきい値より小さく、かつ、前記電流の実効値が所定の第1の電流しきい値以上である場合に、短絡と判定する、請求項1〜3の何れかに記載の異常検知装置。 - 前記算出部は、検出された前記電圧から前記負荷に印加される電圧の実効値を算出するとともに、検出された前記電流から前記負荷に流れる電流の実効値を算出し、
前記異常判定部は、前記電圧の実効値が所定の第2の電圧しきい値以上であり、かつ、前記電流の実効値が所定の第2の電流しきい値より小さい場合に、断線と判定する、請求項1〜4の何れかに記載の異常検知装置。 - 前記算出部は、検出された前記電圧から前記負荷に印加される電圧の実効値を算出するとともに、検出された前記電流から前記負荷に流れる電流の実効値を算出し、
前記異常判定部は、前記電圧の実効値が所定の第3の電圧しきい値より小さく、かつ、前記電流の実効値が所定の第3の電流しきい値より小さい場合に、判定不能として異常判定を行わない、請求項1〜5の何れかに記載の異常検知装置。
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