JP6061699B2 - バリア装置、レンズ鏡筒、および撮像装置 - Google Patents

バリア装置、レンズ鏡筒、および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、撮影レンズの前面に配置されるバリア装置と、これを備えたレンズ鏡筒および撮像装置に関する。
撮像装置では、撮影レンズの前面に設けられたバリア装置によって、不使用時にレンズを保護する。例えば、沈胴式レンズ鏡筒のバリア装置は、撮影状態から沈胴状態への移行時に撮影レンズを前面から覆う複数の羽根部材(バリア羽根)を有する。
レンズ鏡筒の沈胴長を短縮する方法として、光軸方向における第1レンズ群(レンズ鏡筒のレンズ群のうち最も被写体側にあるレンズ群)とバリア羽根の相対的な位置関係を、沈胴状態よりも撮影状態において近づける技術が知られている。特許文献1に開示の装置では、バリア羽根を駆動部材によって駆動して開閉する際に、駆動部材の回動に伴って第1レンズ保持枠を光軸方向に移動させる。
特開2009−265517号公報
レンズ(第1レンズ群の第1レンズ)がバリア開口部に進入する構成のレンズ鏡筒の場合、外力によってレンズがバリア開口部側へ移動した場合のレンズ保護が重要な課題である。前記特許文献1に開示されたバリア装置では、落下衝撃などが加わった場合に、第1レンズがバリア面よりも飛び出してしまう可能性があり、第1レンズの有効範囲内に傷がつく可能性が懸念される。
本発明の目的は、レンズが繰り出してバリア開口部の側へ進入する構成のレンズ鏡筒において、撮影可能状態で外力が加わった場合にレンズを保護することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る装置は、沈胴状態から繰り出して撮影可能状態となるレンズ鏡筒のバリア装置であって、レンズを外部に露出させる開口部を開閉する遮蔽部材と、前記遮蔽部材を駆動する駆動部材と、光軸方向の前記レンズと前記駆動部材との間隔が、前記レンズ鏡筒が沈胴状態のときは第1距離であり、前記レンズ鏡筒が撮影可能状態のときは前記第1距離よりも小さい第2距離であり、撮影可能状態で前記駆動部材により前記遮蔽部材が開いた後のスペースに前記レンズを移動させて前記間隔を変更する間隔変更部材を備え、前記駆動部材は、撮影可能状態で外力が加わった場合に前記駆動部材が前記レンズを受ける受け面部を有する。
本発明によれば、レンズが繰り出してバリア開口部の側へ進入する構成のレンズ鏡筒において、撮影可能状態で外力が加わった場合にレンズを保護することができる。
本発明の実施形態に係るバリア装置を説明するために、レンズ鏡筒の沈胴状態(A)および撮影可能状態(B)を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の構成例を示す分解斜視図である。 撮影可能状態のレンズ鏡筒を示す断面図である。 沈胴状態のレンズ鏡筒を示す断面図である。 カム筒のカム溝を示す展開図である。 バリア駆動リングと第1レンズを示す正面図である。 バリア駆動リングの背面図である。
以下に、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すバリア装置の構成を説明する前に、図2ないし図4を参照して、本実施形態に係るバリア装置を有するレンズ鏡筒および撮像装置の構成について説明する。以下、光軸方向被写体側を前側(繰り出し方向)、光軸方向撮像素子側を後側(沈胴方向)とし、光軸に直交する方向であって光軸に近づく側(レンズ鏡筒の径方向内側)を内側と定義して各部の位置関係を説明する。
第1レンズ群100は、第1レンズ101と、第1レンズ101を保持する円筒状の第1レンズ枠102を有する。第1レンズ枠102は内周面に、径方向内側に突出すると共に、内周方向において等角度間隔で設けられたカムピン102a(図3参照)と、第1レンズ群100を回転規制するキー溝102b(図2参照)を備える。また、第1レンズ枠102の外周面には、バリア群150を回転規制するキー溝102cが等角度間隔で設けられている。なお、本実施形態ではカムピン102aと第1レンズ枠102は別体構成となっているが、一体構成でもかまわない。
バリア群150は、本実施形態のバリア装置である。バリア群150は、バリア筒151、バリア駆動リング152、バリア開きバネ153、バリア主羽根154、バリア副羽根155、キャップテープ156、キャップ157を備える。キャップ157は開口部157aを有する。キャップ157は、キャップテープ156により、バリア筒151の前部に取り付けられるカバー部材である。バリア主羽根154とバリア副羽根155は、第1レンズ101を遮蔽する閉状態と第1レンズ101を開口部157aから外部に露出させる開状態との間を移動して、開口部157aを開閉する遮蔽部材である。バリア駆動リング152は、後述するカム筒601の回転に連動するバリア駆動部材であり、バリア筒151の前面部にバヨネット結合により回動可能に装着される。バリア駆動リング152の回動により、バリア主羽根154、バリア副羽根155は閉状態または開状態へ遷移する。
バリア筒151は内周面に、径方向内側に突出すると共に、内周方向において等角度間隔で設けられたカムピン151a(図3参照)と、バリア群150を回転規制する直進キー151b(図2参照)を備える。
第2レンズ群200は、第2レンズ201と、第2レンズ201を保持する円筒状の第2レンズ枠202を備える。第2レンズ枠202は外周面に、径方向外側に突出すると共に、外周方向において等角度間隔で設けられたカムピン202aと、第2レンズ群200を回転規制する直進キー202bとを備える。
第3レンズ群300は、3群ベース303の後側に、光量調整部材であるシャッター羽根310、NDフィルター312、セパレートシート311、シャッターカバー313、シャッター駆動部(アクチュエータ)を備える。第3レンズ群300は、3群ベース303の前側に、コイル304、ボール305、第3レンズ枠302、第3レンズ301、バネ306、キャップ307、ホルダー308、FPC309、および位置センサー316(図3参照)を備える。位置センサー316はFPC309に固定されている。第3レンズ枠302は、第3レンズ301を保持する。第3レンズ枠302の前部には光量を規制するキャップ307が取り付けられる。
また、第3レンズ枠302はマグネット315(図3参照)を保持しており、ボール305、バネ306の作用により、3群ベース303に移動可能に保持される。第3レンズ枠302は、コイル304、マグネット315により発生する駆動力で、光軸と直交する平面内の任意の位置へ移動し、位置センサー316の検出信号に基づいて位置制御される。
第1レンズ枠102の内側に設けられた直進筒602は、カム筒601に回動自在かつ直進プレート604に回転規制されつつ、第1レンズ群100、第2レンズ群200、第3レンズ群300の回転を規制し、光軸方向へ直進案内する。直進筒602の外周面にはキー溝602dが設けられている。キー溝602dは、直進プレート604の直進キー604aと嵌合すると共に、直進筒602を回転規制する。また、直進筒602の前側には、第1レンズ枠102のキー溝102bと嵌合する直進キー602aが設けられている。
直進筒602の内周面には、第2レンズ枠202の直進キー202bを回転規制するための貫通したキー溝602bと、3群ベース303の直進キー303bを回転規制するための貫通したキー溝602cが等角度間隔で設けられている。直進筒602の後部には、有害光を遮断する遮光板603が取り付けられる。直進筒602の外周面は、カム筒601の内面と嵌合する。また、直進筒602の外周面は、カム筒601とバヨネット結合することで、カム筒601と相対的に回転可能に保持される。
直進プレート604には、光軸方向に延びる直進筒602のキー溝602dと嵌合する直進キー604a、およびカバー筒503のキー溝と嵌合する直進キー604bが設けられている。また、直進プレート604の円弧状の外周縁部は、カムカバー501とバヨネット結合することで、カムカバー501と相対的に回転可能に保持される。また、直進プレート604の外周部には複数の直進キー604cが等角度間隔に設けられている。複数の直進キー604cは、固定筒701の内周面に設けられたキー溝701aと嵌合する。
カム筒601の外周に設けられたカバー筒503は、直進プレート604に回転方向の移動が規制され、カムカバー501により光軸方向に進退する。カバー筒503は内周面に、直進プレート604の直進キー604bと嵌合するキー溝を備える。また、カバー筒503は外周面に、等角度間隔で配置した複数のカムピン503aを備える。複数のカムピン503aは、径方向外側に突出すると共に、カムカバー501の内面に設けられたカム溝501bに挿入される。また、カバー筒503の前端部には、カムカバー501の補強と装飾を兼ねるカムカバーリング504が取り付けられる。
カムカバー501は外周面にて、外周方向において等角度間隔で配置した複数のカムピン501aと、後述のギア715と連結するギア部501を備える。複数のカムピン501aは、径方向外側に突出すると共に、固定筒701の内周面に設けられた複数のカム溝701bにそれぞれ挿入される。カムカバー501は内周面にて等角度間隔に配置された複数のカム溝501bを備える。複数のカム溝501bには、カバー筒503の複数のカムピン503aがそれぞれ挿入される。また、カムカバー501は内周面に、カム筒601の回転キー601eと嵌合するキー溝を備える。カムカバー501の前端部には、カム筒601の補強と装飾を兼ねるカム筒リング502が取り付けられる。
カム筒601の内周面には、第2レンズ枠202のカムピン202aが挿入されるカム溝601c(図3参照)と、3群ベース303のカムピン303aが挿入されるカム溝601dが、等角度間隔で設けられている。
カム筒601の外周面には、第1レンズ枠102のカムピン102aが挿入されるカム溝601a、バリア筒151のカムピン151a(図3参照)が挿入されるカム溝601bが等角度間隔で設けられている。また、カム筒601の外周面には、カムカバー501のキー溝と嵌合する回転キー601eが設けられている。カム筒601は、カバー筒503とバヨネット結合しており、直進筒602、直進プレート604、カムカバー501の作用により、カバー筒503と回転可能に保持されると共に、カムカバー501の作用により光軸方向へ進退する。カバー筒503の外周には固定筒701が位置する。
固定筒701の内周面には、直進プレート604の直進キー604cと嵌合し、回転方向の移動を規制するキー溝701aと、カムカバー501のカムピン501aが挿入されるカム溝701bが、等角度間隔で設けられている。また、固定筒701の前端部には、レンズ鏡筒内への異物進入を防止する防砂シート704が配置される。
センサーホルダー700は、第4レンズ群400の駆動源410、第4レンズ群400のメインガイド404、レンズ鏡筒の駆動源703、駆動源703の動力をカムカバー501へ伝えるギア711乃至ギア715を保持する。ギア711乃至ギア714は、ギアカバー702によりセンサーホルダー700に保持され、ギア715は固定筒701とセンサーホルダー700により保持される。なお、ギアカバー702には、部材720がねじ730によって取り付けられている。
第4レンズ群400は、第4レンズ401と第4レンズ保持枠402とを備える。第4レンズ群400は、メインガイド404、センサーホルダー700に設けられたサブガイド700aにより回転規制される。また、第4レンズ群400は、駆動源410に設けられたスクリュー411と螺合する。そして、第4レンズ群400は、駆動源410の動力により光軸方向へ進退するナット412と、第4レンズ保持枠402とナット412を当接させるスプリング403の作用により、光軸方向へ移動可能な状態で配置されている。
撮像素子800をセンサーホルダー700に固定する際、センサーラバー810の弾性を利用し、保護ガラス820をセンサーホルダー700に押しつけるように固定する。センサーホルダー700と固定筒701とを、ねじ840で固定することで、レンズ鏡筒をユニット化している。なお、図2中に撮像素子800の背面側のねじ830を示す。また配線用のフレキシブルプリント基板740を示す。
レンズ鏡筒が沈胴状態から撮影可能状態へ移行する際、まず、駆動源703の動力によりギア711乃至715が回転し、カムカバー501が回転する。カムカバー501は、固定筒701の内周部と嵌合しており、その内周部に設けられたカム溝701bの作用により、回転しながら光軸方向へ繰り出される。カムカバー501が回転すると、カム筒601は、カムカバー501、直進プレート604、直進筒602、カバー筒503の作用により、回転しながら光軸方向へ繰り出される。
直進筒602は、バヨネット結合により、カム筒601に相対的に回転可能な状態で保持されており、また直進プレート604により回転規制されているため、カム筒601が回転すると光軸方向へ直進する。
カム筒601にカム結合している第1レンズ群100、バリア群150、第2レンズ群200、第3レンズ群300は、カム筒601と直進筒602の作用により、光軸方向へ直進する。
また、第4レンズ群400は、駆動源410に設けられたスクリュー411とナット412の作用により光軸方向へ移動可能な状態で保持される。また、第4レンズ群400は、メインガイド404、サブガイド700aにより回転規制されており、カム筒601の移動とは関係なく、独立して光軸方向へ直進する。
バリア駆動リング152は沈胴時に、カム筒601に設けられた図示しないバリア駆動部に当接している。バリアの閉状態から開状態へ移行する際に、バリア駆動リング152は、バリア開きバネ153の開き方向への付勢力によりバリア駆動部に当接しながら、バリア開方向へ回転する。バリア駆動リング152の回動により、バリア主羽根154とこれに連動するバリア副羽根155が閉位置から開位置へ移動する。
以上の構成により、カムカバー501が回転し、各レンズ群が沈胴位置から前方へ繰り出すことでレンズ鏡筒が沈胴状態から撮影可能状態へと移行する。なお、レンズ鏡筒は、固定筒701、カムカバー501、カム筒601の作用により、レンズ群の相互間の距離が調整されてズーミングが行われる。
次に、第1レンズ群100とバリア群150が沈胴状態から撮影可能状態へ移行する動作ついて詳細に説明する。
図1は第1レンズ群100とバリア群150の位置関係を表す図である。図1(A)はレンズ鏡筒の沈胴状態(SINK)を示す。図1(B)はレンズ鏡筒の撮影可能状態(WIDE:広角)を示す。また、図5はカム筒601の外周面に設けられたカム溝601aと601bを展開して示す図である。図5には、第1レンズ群100のカムピン102aに対するカム溝601aと、バリア群150のカムピン151aに対するカム溝601bの形状をそれぞれ示す。第1レンズ群100の沈胴状態から撮影可能状態への移動量601gと、バリア群150の沈胴状態から撮影可能状態への移動量601hを示す。図5中の「TELE」は望遠の撮影可能状態での、第1レンズ群100とバリア群150に係る各位置を表す。
レンズ鏡筒の沈胴状態において、第1レンズ101とバリア駆動リング152は図1(A)にて円枠内に拡大して示すとおり、光軸方向において第1距離(D1とする)だけ相対的に離れた位置関係にある。沈胴状態から撮影可能状態への移行時に、第1レンズ群100は、カム筒601に設けたカム溝601aと直進筒602の作用により、光軸方向へ移動量601g(図5参照)だけ移動する。バリア群150は、カム筒601に設けたカム溝601bと直進筒602の作用により、光軸方向へ移動量601hだけ移動する。カム筒601と直進筒602は、第1レンズ101とバリア駆動リング152との光軸方向の間隔を変更する間隔変更部材を構成している。
各移動量601g、601hの関係については、「移動量601g>移動量601h」となっている。このため、第1レンズ101とバリア駆動リング152は、撮影可能状態へ移行することにより、その差分(601g−601h)だけさらに接近し、図1(B)の状態となる。図1(B)の円枠内に拡大して示すとおり、第1レンズ101とバリア駆動リング152との光軸方向における間隔は第2距離(D2とする)であり、「D2<D1」である。
図5に示す領域601iは、カム筒601に対する第1レンズ群100の不作動領域を表し、領域601jは、カム筒601に対するバリア群150の不作動領域を表す。光軸回り方向にて、不作動領域601iの幅を「d601i」と記し、不作動領域601jの幅を「d601i」と記すと、「d601i>d601j」の関係になっている。このため、第1レンズ群100とバリア群150の、光軸方向への移動タイミングについては、レンズ鏡筒が沈胴状態から撮影可能状態へ移行する際、第1レンズ群100の移動に先立ってバリア群150が移動を開始する。よって、バリア主羽根154およびバリア副羽根155は、第1レンズ群100の接近に先立って開いている状態となるため、第1レンズ101はバリア羽根に衝突することはない。すなわち、レンズ鏡筒は、沈胴状態から撮影可能状態へ移行する際に、まずバリア主羽根154およびバリア副羽根155が開き、カム筒601の作用により、その空いたスペース内に第1レンズ101が入り込む構成となっている。したがって、レンズ鏡筒の沈胴時のレンズ全長を短縮するとともに、第1レンズ群100の移動量を最大限に確保することができる。
次にバリア駆動リング152の構成について、図6および図7を参照して説明する。
バリア駆動リング152は背面側に、第1レンズ101の第1面(R1面)を受けることができる複数の受け面部152dを有する。撮影可能状態において、第1レンズ群100がバリア群150と近接した時、受け面部152dと第1レンズ101は相対移動する部品同士の中で最も近づく。撮影可能状態でバリア羽根が開き、その空いたスペースにレンズ群が入り込む構成のレンズ鏡筒では、落下の衝撃などで外力が加わった時、キャップ157の前面から第1レンズ101の一部が飛び出してしまう可能性がある。その際、第1レンズ101の表面に傷が付くと、光学性能を損なうことが懸念される。
そこで、本実施形態ではバリア駆動リング152に複数の受け面部152dを設け、撮影可能状態にて受け面部152dと第1レンズ101が相対移動する部品同士の中で最も近くなるように構成する。また、この受け面部152dは、第1レンズ101のR1面を受け面部152dが受けたとしても、第1レンズ101の光学的な有効範囲101aの外側部分を受けるものとする。撮影可能状態にて落下衝撃などで外力が加わった場合、第1レンズ101のR1面を受け面部152dが受ける。しかも、複数の受け面部152dは第1レンズ101の有効範囲外(図6に示す範囲101aの外側)であって開口部157aの短辺方向に配置されているので、第1レンズ101を広範囲で受けることができる。受け面部152dは第1レンズ101の有効範囲101aの外側部分を受けるため、仮に接触して、受け面部152dにより第1レンズ101に傷が付いたとしても、第1レンズ101の光学的な有効範囲101aには傷がつかず、光学性能を低下させることはない。そしてこの当接によって、第1レンズ101の一部がキャップ157の前面より飛び出し、第1レンズ101が傷ついてしまうことを防止できる。
バリア駆動リング152が第1レンズ101以外の部品、例えば第1レンズ枠102の一部を受ける構成の場合には、第1レンズ枠102の部品公差が重なり、精度良く第1レンズ101を受けることができなくなる。また、バリア駆動リング152が第1レンズ枠102の一部を受けたとしても、第1レンズ101は第1レンズ枠102に接着や熱カシメで保持されているので、第1レンズ101が第1レンズ枠102から外れてしまう可能性が残る。
本実施形態では、第1レンズ101をバリア駆動リング152の受け面部152dで受けて、第1レンズ枠102から第1レンズ101が外れてしまうことを防止できる。また、受け面部152dは、バリア主羽根154の退避スペース内に位置しており、かつバリア主羽根154の滑走面の裏側(レンズ面側)に位置しているため、バリアの退避スペースを有効に活用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100: 第1レンズ群
101: 第1レンズ
150: バリア群
152: バリア駆動リング
152d: 受け面部
154: バリア主羽根
155: バリア副羽根
601: カム筒
602: 直進筒

Claims (7)

  1. 沈胴状態から繰り出して撮影可能状態となるレンズ鏡筒のバリア装置であって、
    レンズを外部に露出させる開口部を開閉する遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を駆動する駆動部材と、
    光軸方向の前記レンズと前記駆動部材との間隔が、前記レンズ鏡筒が沈胴状態のときは第1距離であり、前記レンズ鏡筒が撮影可能状態のときは前記第1距離よりも小さい第2距離であり、撮影可能状態で前記駆動部材により前記遮蔽部材が開いた後のスペースに前記レンズを移動させて前記間隔を変更する間隔変更部材を備え、
    前記駆動部材は、撮影可能状態で外力が加わった場合に前記駆動部材が前記レンズを受ける受け面部を有することを特徴とするバリア装置。
  2. 前記駆動部材の受け面部は、撮影可能状態で外力が加わった場合に前記レンズの光学的な有効範囲外の部分を受けることを特徴とする請求項1に記載のバリア装置。
  3. 前記駆動部材は、前記開口部の短辺方向に位置する複数の前記受け面部を有することを特徴とする請求項2に記載のバリア装置。
  4. 前記間隔変更部材は、光軸方向における前記レンズと前記駆動部材との相対的な位置関係を規制するカム筒および直進筒を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバリア装置。
  5. 前記受け面部は、前記遮蔽部材の退避スペース内に位置し、かつ前記遮蔽部材の滑走面よりも前記レンズの側に位置することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載のバリア装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のバリア装置を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項6に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
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