JP6061548B2 - 塗装用刷毛 - Google Patents

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この発明は、柄本体を樹脂で一体化するとともに、毛束を溶融してなるフランジを介して上記柄本体に毛束を保持させる塗装用刷毛に関する。
この種の刷毛として、特許文献1(特に図20及び図21)に記載された塗装用刷毛が従来から知られている。
上記従来の塗装用刷毛は、毛束の根元を溶融してフランジを形成するとともに、対称形状にした一対の分割部材には、それらを突き合せたときにエンドレスとなる環状凹部を形成している。そして、毛束のフランジをこれら環状凹部にはめ込んだ状態で、上記一対の分割部材を突き合せ、これら分割部材間に毛束を保持している。
上記のように一対の分割部材間に毛束を保持させたら、これら分割部材に形成した圧入孔に棒部材を圧入して、分割部材を一体に組み付ける構成にしている。
このようにした一対の分割部材を、棒状部材を圧入して組付けているので、それらの寸法公差や、長期間の使用による磨耗などで、圧入部分にガタ付きが発生する。圧入部分にガタ付きが発生すると、上記分割部材の相対位置もずれたりするが、分割部材の相対位置がずれると、そのずれる力が毛束に形成したフランジに作用し、フランジを損傷してしまう。特に、このフランジは、毛束の根元を溶融して形成しているので、硬いけれどもかなりもろいという特性を持っている。そのために、両分割部材のずれる力がフランジに作用すると、フランジが簡単に欠けたり折れたりする。
また、塗装用刷毛は、塗装作業時に刷毛の運び方向が交互に反対方向になることが頻繁に発生するので、上記フランジにも交互に反対方向になる力が作用することになる。したがって、上記圧入部分に少しでもガタ付きが発生すると、上記フランジに交互に反対方向になる力が作用するとともに、この力の作用でフランジが欠けたり折れたりする。
このようなことを防ぐために、上記特許文献1に記載の塗装用刷毛では、分割部材の囲い片を、毛束の先端に向かって長くし、両分割部材が多少ずれても、長くした上記囲い片で毛束を押さえつけ、毛束があまりずれないようにするとともに、上記のようなずれる力がフランジに作用しないようにしている。
なお、上記した塗装用刷毛は、毛束を保持した分割部材を、二股状にした柄本体の先端に挟持させる構成にしている。
また、特許文献2に記載された塗装用刷毛も従来から知られているが、この特許文献2に記載された塗装用刷毛を本願の図4として示している。
上記図4からも明らかなように、樹脂製の柄本体Xは、一方の分割部材101と他方の分割部材102とからなり、両分割部材101,102のそれぞれには、握り部101a,102aと、毛束103を保持する保持部101b、102bとを一体的に形成している。そして、これら両分割部材101,102を突き合せることによって、上記柄本体Xが構成される。
また、上記毛束103は、その根元をキャップ104で束ねられているが、このキャップ104の外側底面には、フランジ105を形成している。
一方、上記分割部材101,102の内側となるそれぞれの対向面には、押さえ板106を形成するとともに、この押さえ板106には孔107を形成し、この孔107に連続するフランジ保持部108を形成している。さらに、上記押さえ板106には、囲い片109を起立させている。
上記のようにした分割部材101,102は、それらのフランジ保持部108に、上記キャップ104に形成したフランジ105を組み入れた状態でそれらを突き合せる。このようにして突き合せた両分割部材101,102をネジ110で組み付けるようにしている。
なお、この組み付け状態では、上記キャップ104が囲い片109にぴったりとはまる構成にしている。
特開2007−289627号公報 米国特許公開US2008/0222824号公報
特許文献1に記載された塗装用刷毛は、毛束の根元に形成したフランジを保護するために、囲い片の長さを長くせざるをえない。しかし、囲い片の長さを長くすると、この囲い片に囲まれた毛束部分に塗料が入ったとき、それを洗い流せなくなり、囲い片に囲まれた毛束部分に塗料が残ってしまう。このような状態で、当該刷毛に別な塗料を含ませて使用すると、残っていた塗料と新しい塗料とが混合してしまうという問題があった。
また、囲い片を上記のように長くしておけば、その間に入る塗料の量も多くなるので、その分、当該刷毛が重くなってしまい、塗装作業中の作業者を疲労させてしまうという問題があった。
さらに、囲い片を長くすれば、その長くした囲い片に囲まれた毛束部分も長くせざるをえないので、その分、材料費がかさみ、それがコストアップの要因になっていた。
また、囲い片の長さが長くなれば、毛束の毛先から保持部までの長さが長くなるので、高さがない狭い隙間の部分を塗装しようとしたとき、その狭いすき間に毛束部分を入れて塗装するのが難しくなるという問題があった。
一方、特許文献2に記載された塗装用刷毛は、毛束103の根元部分をキャップ104で束ねるようにしているので、その分、部品点数が多くなるという問題があった。
また、この特許文献2の塗装用刷毛の柄本体Xに、例えば毛束の根元を溶融したフランジを保持させたとしても、上記したように分割部材101,102をネジ110で組みつけているので、特許文献1に記載された塗装用刷毛と同様に、これら分割部材101,102のガタ付きを完全に防ぐことができない。
このような構成のもとで、例えば、根元を溶融してフランジを形成した毛束を保持させようとしても、囲い片を長くせざるをえず、特許文献1に記載された塗装用刷毛の場合と同様の問題を解決できない。
なお、上記特許文献2の塗装用刷毛では、キャップ104を包囲する囲い片109の長さを十分に長くして、分割部材101,102間に毛束103が安定的に保持されるようにしている。
この発明の目的は、柄本体の保持部に形成した囲い片の長さを短くしても、樹脂製の毛束の根元を溶融して形成したフランジを損傷することなく保持できる塗装用刷毛を提供することである。
第1の発明の特徴は次の通りである。すなわち、握り部と樹脂製の毛束を保持する保持部と一体的に形成された一方の分割部材と他方の分割部材とを備え、これら両分割部材突き合わされることによって、樹脂製の柄本体構成され塗装用刷毛である。
そして、上記毛束を保持する保持部には、上記突き合せ方向に張り出した押さえ板と、この押さえ板から上記毛束の先端方向に突出させた環状の囲い片と、底面の両側に側面形成され、その一方の側面上記押さえ板で構成された環状凹部と設けられ上記保持部の外側面は上記毛束の厚さ方向において互いに対向する平らな面である。
そして、上記毛束にはその根元溶融されて、上記環状凹部の側面間にぴったりとはまる厚さ及び上記環状凹部の底面に接触する外周を有するフランジ形成されており、
上記毛束のフランジ上記環状凹部にはめ込まれ上記押さえ板で構成される上記側面の全面に、上記フランジにおける上記毛束の先端と反対側の面が接触した状態で、上記保持部における両押さえ板及び囲い片のそれぞれの突き合せ面超音波溶着された点に特徴を有する。
の発明は、上記柄本体における握り部の断面形状をほぼ六角形にするとともに、上記保持部における毛束の厚さ方向に対応する厚さを、上記柄本体の他の部分よりも厚くした点に特徴を有する。
第1の発明によれば、押さえ板及び囲い片のそれぞれの突き合せ面を溶着したので、毛束先端方向における囲い片の長さを短くできるが、その理由は次の通りである。
樹脂製の毛束の根元を溶融してなるフランジは、特許文献1に記載された塗装用刷毛と同様に、もろいけれども、かなり硬いという特性を持っている。しかも、このフランジは、毛束を溶融してなるので、毛束からそれほど大きく突出させることができない。このように毛束からの突出寸法が短いので、毛束から突出した短いフランジの部分の硬さを十分に保つことができる。
そのために、上記のようにフランジの周囲を環状凹部に組み込んで、上記両分割部材を突き合せて両者を超音波で振動させ、押さえ板及び囲い片のそれぞれの突き合せ面を超音波溶着することによって、両分割部材の相対的なずれを防止しつつ、フランジの周囲を強固に押さえつけてしまえば、フランジは十分な強度を保ちうることを、発明者は新たに見出し、それを実験によって確認した。
例えば、上記環状凹部で周囲を押さえつけられたフランジには、塗装作業の過程で、毛先方向に引っ張られる力や、交互に反対方向となる力などが作用するが、通常の塗装作業の中で、上記フランジが欠けたり折れたりすることはなかった。
上記のように環状凹部でフランジの周囲を押さえつけておけば、フランジの強度を保って毛束を保持できることが判明したので、発明者は、囲い片の毛先方向の長さを短くすることを試みた。
本来、囲い片は、その内側に環状凹部が形成されるスペースが確保され、当該環状凹部の強度を維持するために必要な長さが確保されていれば十分機能するものである。
そこで、環状凹部の幅に対して、囲い片の長さをわずかに長くして実験を繰り返したが、強度的には、ほとんど支障を来たさなかった。なお、図2は、実験したときの環状凹部9と囲い片8との実寸に基づいて記載したものである。
ただ、両者の寸法の比率はあくまでも目安であり、限定的にとらえられるものではないが、いずれにしても、囲い片の長さを従来の塗装用刷毛に比べて極端に短くすることができたものである。
上記のように囲い片の長さを短くできたので、囲い片に囲まれた毛束部分に塗料が入ったとしても、それを簡単に洗い流すことができる。また、囲い片に囲まれた毛束部分に入る塗料の量も少なくなるので、少なくなった分だけ重量が相対的に軽くなり、作業者の疲労も最小限に抑えることができる。
さらに、囲い片を短くできるので、囲い片に囲まれる毛束部分の長さも短くでき、その分、コストダウンを図ることができる。
また、囲い片の長さが短いので、毛束の毛先から保持部までの長さを短くでき、狭い隙間に毛束部分を入れて塗装することができる。
特に、この発明では、上記保持部の外側面を平らにしているので、この平らな部分に超音波溶着機の振動子を密着させられる。したがって、例えば、凹凸や異形の部分を挟んで超音波溶着をするときよりも、上記突き合せ面を確実に溶着できる。特に、保持部には、上記したように押さえ板及び囲い片のそれぞれの突き合せ面があるので、この部分がしっかり溶着されれば、フランジを確実に保持することができる。
さらに、フランジが環状凹部にぴったりとはまって、このフランジが環状凹部を構成する押さえ板に密接するので、両分割部材を溶着したときに、環状凹部の底面及び側面によってフランジが強固に押さえつけられる。このようにフランジが強固に押さえつけられので、毛束にどのような方向の力が作用したとても、フランジが損傷したりしない。このようにフランジの強度を保てるので、囲い片の長さを短くしても、毛束は柄本体にしっかりと保持される。
の発明によれば、塗装作業者の握り感を良好に保つことができる。
斜視図である。 一方の分割部材の内側を示した図である。 図1のIII−III線断面図である。 従来の分解斜視図である。
図1〜3に示した実施形態は、樹脂製の毛束Hと生分解樹脂製の柄本体Aとからなり、毛束Hを柄本体Aに保持させる構成にしている。
上記毛束Hは、その毛の根元をたばねた状態で、その根元を熱で溶融させながら押しつぶして溶融部1を形成するとともに、この溶融部1で個々の毛を一体化している。そして、上記溶融部1を押しつぶす過程で、当該溶融部1を毛束Hの根元よりも外側周囲に押し出して外周にフランジ2を形成している。
一方、上記柄本体Aは、一対の分割部材a1,a2を突き合せてなるが、これら分割部材a1,a2は、ほぼ対称形状にしているので、以下には、分割部材a1,a2の部分については同一符号を用いて説明する。
上記一対の分割部材a1,a2は、握り部3と、上記毛束Hを保持する保持部4とを一体に成形したものである。
そして、これら分割部材a1,a2の内部には、図2に示すように補強用の複数のリブ5を形成しているが、このリブ5は保持部4内にも複数設けている。これらリブ5の配置は、両分割部材a1,a2で同一にするとともに、その端面は、分割部材a1,a2の分割面6と同一レベルにしている。したがって、一方の分割部材a1の分割面6を相手側の分割部材a2の分割面6に突き合せたとき、リブ5の端面が相手側のリブ5の端面に接触することになる。
なお、図中符号dは、一方の分割部材a1におけるリブ5の位置に形成した突部である。また、他方の分割部材a2には、上記突部dに対応した位置に図示していない凹部を形成している。そして、両分割部材a1,a2を突き合せたとき、これら突部dと上記凹部とがはまり合う構成にしている。
上記のようにした両分割部材a1,a2のそれぞれの保持部4には、両分割部材a1,a2の突き合せ方向に突出させた押さえ板7を形成するとともに、この押さえ板7の下方には、毛束Hを保持したときに毛先側となる方向に突出させた環状の囲い片8を形成している。
そして、両分割部材a1,a2の分割面6を突き合せたとき、互いの押さえ板7及び囲い片8のそれぞれも、ぴったりと突き合される構成にしている。
上記のようにした囲い片8の内周には環状凹部9を形成しているが、この環状凹部9は、底面の両側に側面を形成してなる。そして、これら側面のうち、一方の側面は上記押さえ板7と同一面上において連続させている。つまり、この押さえ板7が上記環状凹部9の一方の側面を構成している。したがって、この環状凹部9に組み込まれたフランジ2は上記押さえ板7に密着することになる
さらに、環状凹部9の上記両側面の間隔は、上記フランジ2がぴったりとはまるとともに、環状凹部9の底面が連続して形成する環状面が、上記フランジ2の外形とほぼ一致する形状にしている。したがって、フランジ2を環状凹部9に組み込めば、フランジ2の外周が環状凹部9の底面に密着する。
一方、上記分割部材a1,a2の外形は、図1に示すように、それらを突き合せたときに六角形を形成する形状にするとともに、柄本体Aに毛束Hを保持したとき、その毛束Hの厚さ方向に対応する方向における上記保持部4の厚さを、上記柄本体の他の部分よりも厚くしている。このようにすることによって、塗装作業者の柄本体Aの握り感を良好に保つことができる。
また、上記分割部材a1,a2における保持部4の外側面、すなわち柄本体Aに毛束Hを保持させたときの当該毛束の厚さ方向において対向する外側面10を平らにしている。
このように平らな部分を形成したのは、両分割部材a1,a2を突き合せた状態でそれらに超音波振動を与えて超音波溶着をするときに、図示していない超音波溶着機の振動子を密着させるためである。
なお、図中符号11は上記保持部4に隣接する握り部3に設けた滑り止め部で、この滑り止め部11は、エラストマーなどの滑りにくい材質からなる。ただし、この滑り止め部11は、上記握り部3の厚さを厚くした部分の稜線に沿った部分12では、滑り止め部11を取り除いている。このように滑り止め部11を除いた部分12を設けたのは、この滑り止め部11の部分が極度に滑りにくいと、かえって刷毛運びがやりにくくなるからである。
また、分割部材a1,a2の先端部分にも滑り止め部11と同様の滑り止め部13を設けている。
上記のように2箇所に滑り止め部11,13を設けたのは、塗装作業者によって、握る部分が異なるので、そのような要請に応えるためである。
次に、分割部材a1,a2を突き合せて塗装用刷毛を組み立てる過程を説明する。
先ず、一方の分割部材a1の環状凹部9に、毛束Hのフランジ2をはめるとともに、このフランジ2に他方の分割部材a2の環状凹部9をはめて、両分割部材a1,a2の分割面6を図3に示すように突き合せる。
このようにして突き合せた分割部材a1,a2の平らな部分である外側面10に図示していない超音波溶着機の振動子をあてがって、分割部材a1,a2に超音波振動を与える。
上記超音波振動によって、分割部材a1,a2の分割面6が溶融して接着されるが、このときには押さえ板7、囲い片8及びリブ5同士も溶着されることになる。したがって、両分割部材a1,a2の接着力も強くなり、それらが事後的に分離するようなことはなくなる。
また、上記のように超音波溶着機の振動子は、保持部4に形成した平らな部分である外側面10にあてがわれるので、保持部4に設けた押さえ板7及び囲い片8のそれぞれの突き合せ面が確実に溶着されることになる。
さらに、環状凹部9の上記両側面の間隔が、上記フランジ2がぴったりとはまり、環状凹部9の底面に上記フランジ2の外周が接触する構成にしているので、押さえ板7及び囲い片8のそれぞれの突き合せ面が溶着されれば、フランジ2の周囲が強固に押さえつけられる。また、当然ではあるが、両分割部材a1,a2を溶着しているので、それらがずれたりしない。
したがって、フランジ2はその組みつけられた状態で、十分な強度を保つことができ、塗装作業の過程で、毛束Hに対して、毛先方向に引っ張る力や、交互に反対方向になる力などが作用しても、上記フランジ2が欠けたり折れたりすることはない。
このようにフランジ2を強固に押さえつけて、その強度を十分に保つことができ、毛束Hを柄本体Aにしっかり保持できるので、従来のように囲い片8の長さを長くしなくてもよくなる。
実際には、上記環状凹部9の両側面間の間隔に対して、囲い片8の長さがわずか長ければ十分である。ただし、両者の比率はあくまでも目安であり、例えば、囲い片8の強度を十分に保てるなら、囲い片8の長さを、環状凹部9の両側面間の間隔よりも短くしてもよい。
いずれにしても、この実施形態においては、囲い片8の長さを従来の塗装用刷毛に比べて極端に短くすることができる。
このように囲い片8の長さを短くできるので、囲い片8に囲まれた毛束Hの部分に塗料が入り込んだとしても、それを簡単に洗い流すことができる。また、囲い片8に囲まれた毛束Hの部分に入る塗料の量も少なくなるので、その分、刷毛が相対的に軽くなり、作業者の疲労も最小限に抑えることができる。
さらに、囲い片8を短くできるので、囲い片8に囲まれる毛束Hの部分の長さも短くでき、その分、コストダウンを図ることができる。
また、囲い片8の長さが短いので、毛束Hの毛先から保持部4までの長さを短くでき、狭い隙間に毛束Hを入れて塗装することができる。
そして、上記分割部材a1,a2のそれぞれは型成形が可能であり、しかも、毛束Hもその根元を溶融するだけで構成することができるので、各部品の量産化が可能になる。
しかも、分割部材a1,a2の環状凹部9にフランジ2を組み込んで、両分割部材a1,a2を超音波溶着することで、塗装用刷毛を完成させることができるので、その組み付け工程も量産化が可能になり、当該塗装用刷毛の製造コストを大幅に削減することができる。
安価な塗装用刷毛として最適である。
H 毛束
2 フランジ
A 柄本体
a1,a2 分割部材
3 握り部
4 保持部
7 押さえ板
8 囲い片
9 環状凹部

Claims (2)

  1. 握り部と樹脂製の毛束を保持する保持部と一体的に形成された一方の分割部材と他方の分割部材とを備え、これら両分割部材突き合わされることによって、樹脂製の柄本体構成され塗装用刷毛であって
    上記毛束を保持する保持部には、上記突き合せ方向に張り出した押さえ板と、この押さえ板から上記毛束の先端方向に突出させた環状の囲い片と、
    底面とその両側に形成された側面とからなり、一方の側面上記押さえ板で構成された環状凹部と設けられ
    上記保持部の外側面は上記毛束の厚さ方向において互いに対向する平らな面であり
    上記毛束にはその根元溶融されて、上記環状凹部の上記側面間にぴったりとはまる厚さ及び上記環状凹部の底面に接触する外周を有するフランジ形成されており、
    上記毛束のフランジ上記環状凹部にはめ込まれ上記押さえ板の全面に、上記フランジにおける上記毛束の先端と反対側の面が接触した状態で、上記保持部における両押さえ板及び囲い片のそれぞれの突き合せ面超音波溶着された塗装用刷毛。
  2. 上記柄本体における握り部に対応する部分の断面形状はほぼ六角形であって、上記保持部における上記毛束の厚さ方向の厚さが、上記柄本体の他の部分よりも厚い請求項1に記載の塗装用刷毛。
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