JP6061273B2 - 表示装置、表示方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、表示方法、及びプログラムに関する。
複数のグラフ構造を同時に表示する方法として、異なるデータをもとに生成した2つのグラフ構造の違いを強調して表示する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[特許文献1] 特開2008−152739号公報
しかし、複数のノード等の変化の有無及び変化の様子が明確になるように、複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示することができなかった。
本発明の第1の態様においては、それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置であって、複数のグラフ構造を取得する取得部と、複数の要素のうち、複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、複数のグラフ構造を集約する集約部と、変化要素および非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示部と、を備える表示装置、当該表示装置による表示方法、及び、当該表示装置に用いられるプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
図1は、本実施形態のシステム1の構成を示す。 本実施形態の表示装置10の処理フローを示す。 時系列に沿って変化する複数のグラフ構造の一例を示す。 表示部110が表示する集約グラフ構造の一例を示す。 入力部112が一の要素を選択する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。 表示部110の縮退要素を含む集約グラフ構造の表示の一例を示す。 入力部112が一の時点を選択する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。 入力部112が2以上の時点を選択する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。 入力部112が属性名を選択する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。 本実施形態の第1変形例における表示部110の表示の一例を示す。 本実施形態の第2変形例における集約グラフ構造の一例を示す。 本実施形態の第3変形例における集約グラフ構造の一例を示す。 コンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態のシステム1の構成を示す。システム1は、複数のグラフ構造を管理し、複数のグラフ構造を集約して表示する。システム1は、データベース2、及び、表示装置10を備える。
データベース2は、一例として、系列に沿って変化する複数のグラフ構造を格納する記憶装置である。データベース2は、系列に沿った複数のグラフ構造として、直列に配置される複数の時刻又は場所等に対応する複数のグラフ構造の集合(例えば、時系列上の各時点に対応する複数のグラフ構造)を格納する。
データベース2は、複数の要素から構成されるグラフ構造を格納する。データベース2は、複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を格納してよい。データベース2は、格納したグラフ構造を表示装置10に供給する。
データベース2は、複数のグラフ構造として、例えば、販売時期ごとにバージョンが異なる同一の製品(例えば、自動車、及び、家電製品)の構造を複数のグラフ構造として格納してよい。また、例えば、データベース2は、開発中のタイミング毎にバージョン又はリビジョンが異なる開発途中の同一プログラムの構造(例えば、プログラムコールグラフ)を複数のグラフ構造として格納してよい。なお、データベース2は、表示装置10に設けられる記憶装置であってもよい。
表示装置10は、データベース2から取得した複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する。表示装置10は、取得部102、判別部104、集約部106、縮退部108、表示部110、及び、入力部112を有する。
取得部102は、複数のグラフ構造をデータベース2から取得する。例えば、取得部102は、時系列に沿った複数の時点における複数のグラフ構造を取得する。取得部102は、取得した複数のグラフ構造を判別部104に供給する。
判別部104は、取得部102から供給された複数のグラフ構造に含まれる複数の要素のうち、複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する。判別部104は、複数のグラフ構造に変化要素及び非変化要素の情報を含めて集約部106に供給する。
集約部106は、判別部104から供給された複数のグラフ構造を集約する。例えば、集約部106は、複数のグラフ構造において、同一の又は対応関係にあるノードを1つのノードに集約し、同一の又は対応関係にあるエッジを1つのエッジに集約することにより、複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約したグラフ構造(本明細書において「集約グラフ構造」ともいう)を生成する。
ここで、集約部106は、変化要素と非変化要素を識別可能となるように集約グラフ構造を生成する。集約部106は、複数のグラフ構造、及び、集約グラフ構造を縮退部108に供給する。
縮退部108は、集約部106から供給された集約グラフ構造において、2以上の要素を1つの縮退された要素(本明細書において「縮退要素」ともいう)に縮退する。縮退部108は、複数のグラフ構造、集約グラフ構造、及び、縮退要素の情報を表示部110に供給する。
表示部110は、ディスプレイ等の表示機器に接続されて、変化要素および非変化要素が識別可能となるように、縮退部108から供給された集約グラフ構造を表示機器に表示する。例えば、表示部110は、集約グラフ構造において、変化要素であることを視覚的に示すインジケータを、非変化要素を示すインジケータと異なるように表示してよい。
表示部110は、集約グラフ構造において、2以上の要素が縮退された縮退要素を表示する。また、表示部110は、入力部112を介して縮退要素を展開する操作をユーザから入力したことに応じて、集約グラフ構造において、縮退要素に代えて縮退要素に縮退される前の2以上の要素を表示してよい。
また、表示部110は、集約グラフ構造に併せて、複数の時点を示す時系列を表すインターフェイスを表示する。時系列上の一又は複数の時点を選択する操作が、入力部112を介してユーザから入力されたことに応じて、表示部110は、選択された時点に対応するグラフ構造を表示する。
入力部112は、マウス、キーボード、及び、タッチパネル等の入力機器に接続され、ユーザからの様々な操作を入力する。例えば、入力部112は、集約対象となる複数のグラフ構造を選択する操作をユーザから入力して取得部102に通知する。例えば、入力部112は、集約グラフ構造に含まれる要素のいずれかを選択する操作をユーザから入力して取得部102に通知する。例えば、入力部112は、変化要素と非変化要素を判別する際に着目する変化の対象をユーザから入力し、当該変化の対象を判別部104に供給する。
例えば、入力部112は、時系列上の一又は複数の時点を選択する操作をユーザから入力し、当該操作の内容を集約部106及び表示部110に通知する。また、例えば、入力部112は、縮退要素を展開する操作をユーザから入力して、当該操作の内容を表示部110に通知する。
このように、本実施形態の表示装置10によれば、取得部102が取得した複数のグラフ構造中の変化要素と非変化要素を判別部104により判別し、複数のグラフ構造を集約部106が集約グラフ構造に集約し、変化要素等が識別可能となるように表示部110が集約グラフ構造を表示する。これにより、表示装置10は、系列上の複数のグラフ構造におけるノード及びエッジ等の変化の有無及び変化の内容を、集約グラフ構造上でユーザに示すことができる。
図2は、本実施形態の表示装置10による表示方法の処理フローを示す。本実施形態において、表示装置10は、S102〜S130の処理を実行する。
まず、S102において、取得部102は、1つのグラフ構造から時系列に沿って変化する複数のグラフ構造を取得する。取得部102は、予め定められた複数のグラフ構造を取得してよく、これに代えて、入力部112を介してユーザから指定されたグラフ構造を取得してよい。また、取得部102は、複数のグラフ構造として、エッジの向きを区別する有向グラフ、又は、エッジの向きを区別しない無向グラフを取得してよい。
取得部102は、複数のグラフ構造における、グラフ構造を時系列上で一意に識別するグラフID、及び、グラフ構造の時系列上の時点を示すタイムスタンプを取得する。
また、例えば、取得部102は、複数のグラフ構造のそれぞれに含まれる複数の要素の情報を取得する。一例として、取得部102は、複数の要素の情報として、ノードを識別するノードID、ノードの属性集合、ノードが属するグラフ構造のグラフID、ノードが属するグラフ構造のタイムスタンプ、及び、ノードが属するグラフ構造中のノードの座標とグラフ構造の階層構造におけるルートノードからのパス等の情報との少なくとも一方を含む表示コンテキストを取得する。
また、取得部102は、複数の要素の情報として、エッジを識別するエッジID、エッジの属性集合、エッジの両端を構成するノードのノードIDの組、エッジが属するグラフ構造のグラフID、及び、エッジが属するグラフ構造のタイムスタンプを取得する。取得部102は、エッジIDとして、エッジの両端を構成するノードのノードIDの組を取得してもよい。取得部102は、有向グラフを取得する場合、エッジの両端を構成するノードのノードIDの記載順序からエッジの向きを取得してもよい。
取得部102は、ノード及びエッジの属性集合として、1又は複数の属性名及び属性名に対応する属性値の組を取得する。取得部102は、取得した複数のグラフ構造のID等、及び、複数のグラフ構造の各要素のID等を判別部104に供給する。
次に、S104において、判別部104は、取得部102から供給される複数のグラフ構造に含まれる複数の要素のうち、複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する。
例えば、判別部104は、複数のグラフ構造に含まれる同一のノードIDを有する1又は複数のノードをグループ化し、グループ化された同一のIDの1又は複数のノードにおいて、あるグラフ構造から時系列上で次の時点のグラフ構造に至る間に、生成され、削除され、又は、少なくとも1つの属性名に対応する属性値が変更されたノードを変化要素(すなわち「変化ノード」)と判別し、それ以外のノードを非変化要素(すなわち「非変化ノード」)と判別する。
さらに、判別部104は、複数のグラフ構造に含まれる同一のエッジIDを有する1又は複数のエッジをグループ化し、グループ化された同一IDの1又は複数のエッジにおいて、あるグラフ構造から時系列上で次の時点のグラフ構造に至る間に、生成され、削除され、両端を構成するノードが変更され、又は、少なくとも1つの属性名に対応する属性値が変更されたエッジを変化要素(すなわち「変化エッジ」)と判別し、それ以外のエッジを非変化要素(すなわち「非変化エッジ」)と判別する。
ここで、判別部104は、入力部112から属性名の指定操作を受け取っている場合には、入力部112に指定された属性名に対応する属性値が変更されたノード/エッジを変化ノード/変化エッジとして判別してよい。
また、判別部104は、時系列で隣接する2つの時点に対応するグラフ構造の間で変化する要素の数を算出する。例えば、判別部104は、時系列上で隣接する2つの時点に対応するグラフ構造において、生成され、削除され、又は、属性値が変更されたノード、及び、生成され、削除され、両端を構成するノードが変更され、又は、属性値が変更されたエッジの数を算出する。
判別部104は、複数のグラフ構造の各要素に、変化要素/非変化要素である旨の情報を追加して集約部106に供給する。また、判別部104は、隣接する2つの時点に対応するグラフ構造の間で変化する要素の数を、当該2つの時点と対応づけて集約部106に供給する。
次に、S106において、集約部106は、判別部104から供給された複数のグラフ構造を集約する。例えば、集約部106は、複数のグラフ構造の同一のノードIDを有する1又は複数のノードを1つのノードとして集約し、同一のエッジIDを有する1又は複数のエッジを1つのエッジとして集約し、これらのノード及びエッジの情報に変化の情報を含める。
一例として、まず、集約部106は、判別部104が変化要素と判断した要素に対して、複数のグラフ構造に基づき、要素のIDごとに変更の内容、及び、変更のあった時点についての情報を生成する。次に、集約部106は、各ノードが、ノードID、属性集合、変化要素/非変化要素である旨、変更の内容と変更のあった時点とを含む変化情報、表示コンテキスト、及び、表示座標等を有し、各エッジがエッジID、属性集合、変化情報、及び、両端を構成するノードのノードID等を有する、集約グラフ構造を生成する。
これにより、集約部106は、IDごとに複数のグラフ構造に含まれる全てのノード及び全てのエッジを含み、変化要素及び非変化要素が識別可能な集約グラフ構造を生成する。
集約部106は、集約グラフ構造における各ノードの座標を予め定められた規則に基づいて決定してよい。例えば、集約部106は、可能な限り集約前の複数のグラフ構造とレイアウトが近くなるように、集約グラフ構造における各ノードの座標を算出してよい。一例として、集約部106は、複数のグラフ構造における各ノードの座標から算出される平均座標を集約グラフ構造における各ノードの座標としてよい。また、別の一例として、複数のグラフ構造の一部に特定の種類のエッジを有するツリー構造が含まれる場合、集約部106は、集約グラフ構造の少なくとも一部に当該エッジを有するツリー構造がそのまま維持されるように、各ノードの座標を算出してよい。
また、例えば、集約部106は、2以上のノードのそれぞれの間には、ばねによる引力−反発力、重力、又は、電磁力等の物理的な力が存在すると仮定し、各ノードはノード間の物理的な力によってそれぞれが安定的な位置に移動すると仮定したモデルを用いて、各ノードの座標を算出してよい。
一例として、集約部106は、ノードを予め定められた質量を有する点、エッジを予め定められた長さを有するばねと想定し、系全体が物理的に安定するように(例えば、全ノードに印加される力の合計が予め定められた大きさ以下となるように)各ノードを配置した座標を算出してよい。
さらに、集約部106は、ノード間に電磁的な斥力が生じることを想定してよい。これにより、集約部106は、集約グラフ構造においてエッジにより接続していない複数のノードが近接して重なることを防ぐことができる。集約部106は、複数のグラフ構造、及び、集約グラフ構造の情報を縮退部108に供給する。
次に、S108において、縮退部108は、集約部106から供給された集約グラフ構造において、2以上の要素を縮退要素に縮退する。例えば、縮退部108は、集約グラフ構造において、予め定められたルールに従って、2以上の要素をグループ化することにより、当該2以上の要素のグループを表す縮退要素を生成する。
例えば、縮退部108は、集約グラフ構造の2以上の非変化要素同士を非変化縮退要素に縮退し、2以上の変化要素同士を変化縮退要素に縮退してよい。一例として、縮退部108は、集約グラフ構造における2以上の非変化ノードを縮退して非変化縮退ノードを生成し、2以上の非変化エッジを縮退して非変化縮退エッジを生成してよい。
また、一例として、縮退部108は、集約グラフ構造における非変化ノード−非変化エッジ−非変化ノードを縮退して1つの非変化縮退ノードを生成し、変化ノード−変化エッジ−変化ノードを縮退して1つの変化縮退ノードを生成してもよい。これにより、縮退部108は、集約グラフ構造の変化する部分、及び、変化しない部分を両者の境界を保存したまま、集約グラフ構造を簡略化することができる。
また、例えば、縮退部108は、集約グラフ構造における1以上の変化要素と1以上の非変化要素とを変化縮退要素に縮退してよい。一例として、縮退部108は、集約グラフ構造における1以上の変化ノード及び1以上の非変化ノード等を縮退して変化縮退ノードを生成し、1以上の変化エッジ及び1以上の非変化エッジ等を縮退して変化縮退エッジを生成してよい。これにより、縮退部108は、縮退要素が変化要素を含むことを示しながら、集約グラフ構造を簡略化することができる。
また、縮退部108は、集約グラフ構造全体のノードの位置を再計算してもよく、これに代えて、縮退されていないノードの位置を固定し、縮退されたノードの位置のみを再計算してもよい。縮退部108は、S106における集約部106による各ノードの座標の計算と同様の物理的なモデルを用いて、縮退後のノードの位置を計算してよい。縮退部108は、物理的なモデルを用いることにより、縮退後の集約グラフ構造のレイアウトを縮退前に近づけることができる。
縮退部108は、縮退要素の情報として、縮退要素に含まれるノード及びエッジの情報、変化縮退要素/非変化縮退要素の区別、表示コンテキスト、及び、座標等を生成する。
縮退部108は、予め定められた条件を満たすまで複数の要素の縮退を繰り返してよい。例えば、縮退部108は、集約グラフ構造に含まれる要素の数が一定以下になるまで、複数の要素を縮退してよい。また、縮退部108は、集約グラフ構造の全ての要素を縮退の対象としてよく、これに代えて、集約グラフ構造の一部の要素を縮退の対象としてよい。
縮退部108は、複数のグラフ構造、集約グラフ構造、及び、縮退要素の情報を表示部110に供給する。さらに、縮退部108は、隣接する2つの時点に対応するグラフ構造の間で変化する要素の数を、表示部110に供給する。
次に、S110において、表示部110は、変化要素および非変化要素が識別可能となるように、縮退部108から供給された集約グラフ構造を表示する。集約グラフ構造が縮退要素を含む場合には、表示部110は、変化縮退要素と非変化縮退要素とが識別可能となるように集約グラフ構造を表示する。
例えば、表示部110は、集約グラフ構造の表示において、変化縮退要素/非変化縮退要素の情報に基づいて、2以上の変化要素を変化縮退要素に置き換え、2以上の非変化要素を非変化縮退要素に置き換えて表示する。
表示部110は、集約グラフ構造に併せて、複数のグラフ構造のいずれかをユーザに選択させるためのインターフェイスを表示する。例えば、表示部110は、複数のグラフ構造に対応する複数の時点を示す時系列を表示する。一例として、表示部110は、複数の時点を示す時系列を示す直線上に、複数のグラフ構造に含まれるタイムスタンプの時刻に対応する時点を順番に配置した時系列バーを表示してもよい。
表示部110は、時系列バー上で隣接する2つの時点の間に変化する要素の数を表示してよい。これにより、表示部110は、時系列上で変化する複数のグラフ構造において、どの時点で多数の変化があったかを表示することができる。
また、表示部110は、集約グラフ構造の要素に含まれる全部又は一部の属性名を選択させるチェックボックス等を表示する。これにより、表示部110は、入力部112を介してユーザに、変化要素と非変化要素を判別する際に着目する属性を入力させることができる。
次に、S112において、入力部112はユーザからの操作を入力する。例えば、入力部112は、表示部110が表示する集約グラフ構造、及び、時系列バー等に対するユーザの操作を入力する。
次に、S114において、入力部112は、表示部110が表示する集約グラフ構造又は一の時点に対応するグラフ構造に含まれる要素のうち一の要素を選択する操作をユーザから入力したか否かを判断する。入力部112は、一の要素を選択する操作をユーザから入力した場合には、処理をS116に進め、そうでない場合には処理をS118に進める。
S116において、表示部110は、選択された一の要素が変化する前後の時点におけるグラフ構造を表示する。例えば、表示部116は、集約グラフ構造において、選択された要素の変化情報から当該要素に変更のあった前後の時点を示す情報を抽出し、当該変更のあった前後の時点のグラフ構造を表示する。
次に、表示装置10は、処理をS112に戻す。これに代えて、入力部112が変更のあった前後の時点のグラフ構造の表示を終了する操作をユーザから入力した場合、表示部110は、変更のあった前後の時点のグラフ構造に代えて元の集約グラフ構造を表示して、処理をS112に戻してもよい。
S118において、入力部112は、表示部110が表示する集約グラフ構造又は一の時点に対応するグラフ構造に含まれる要素のうちの複数の要素を縮退する操作をユーザから入力したか否かを判断する。入力部112は、複数の要素を縮退する操作をユーザから入力した場合には、処理をS120に進め、そうでない場合には処理をS122に進める。
S120において、表示部110は、選択された複数の要素を縮退した集約グラフ構造を表示する。例えば、縮退部108は、選択された複数の要素を縮退した集約グラフ構造をS108と同様に生成し、表示部110は縮退部108が生成した集約グラフ構造を表示する。次に、表示装置は処理をS112に戻す。
S122において、入力部112は、集約グラフ構造内の縮退要素を展開する操作をユーザから入力したか否かを判断する。入力部112は、縮退要素を展開する操作をユーザから入力した場合には、処理をS124に進め、そうでない場合には処理をS126に進める。なお、表示部110が表示するグラフ構造に縮退要素が含まれない場合、表示装置10はS122の処理を省略してS126に処理を進めてよい。
S124において、表示部110は、縮退要素に代えて縮退要素に縮退される前の2以上の要素を集約グラフ構造に表示する。例えば、表示部110は、縮退要素に含まれる情報から、縮退される前の2以上の要素の情報を取得し、当該要素の情報を表示する。表示装置10は、処理をS112に戻す。
S126において、入力部112は、表示部110が表示する時系列上で一又は2以上の時点を選択する操作をユーザから入力したか否かを判断する。入力部112は、一又は2以上の時点を選択する操作をユーザから入力した場合には、処理をS128に進め、そうでない場合には処理をS130に進める。
S128において、表示部110は、選択された当該一又は2以上の時点に対応するグラフ構造を表示する。例えば、一の時点を選択する操作を入力した場合、表示部110は、選択された一の時点に対応するグラフ構造を表示する。
ここで、表示部110は、一の時点に対応するグラフ構造において、S110において表示した集約グラフ構造における各ノードの位置と同じ位置に各ノードに対応するノードを配置して表示してよい。これにより、表示部110は、集約グラフ構造と一の時点に対応するグラフ構造を切り替えて表示した場合に、同一のノードの識別を容易にし、表示のちらつき等を抑えるように一の時点のグラフ構造を表示できる。
2以上の時点を選択する操作を入力した場合、入力部112は、判別部104に選択された2以上の時点の情報を提供し、判別部104はS104の処理と同様に2以上の時点に対応する2以上のグラフ構造において非変化要素と変化要素を判別する。判別部104は、2以上のグラフ構造等の情報を集約部106に供給する。
集約部106はS106の処理と同様に複数のグラフ構造のうち当該選択された2以上の時点に対応する2以上のグラフ構造を集約して、サブ集約グラフ構造を生成する。集約部106は、選択された2以上のグラフ構造、及び、生成したサブ集約グラフ構造の情報を縮退部108に供給する。
縮退部108は、S108の処理と同様に、サブ集約グラフ構造において2以上の要素を縮退要素に縮退する。縮退部108は、S108において用いられたルールと同じルールに従って2以上の要素を縮退してよい。これにより、縮退部108は、表示部110に、集約グラフ構造と対比しやすいようにサブ集約グラフ構造を表示させることができる。
縮退部108は、サブ集約グラフ構造及び縮退要素の情報等を表示部110に供給する。次に、表示部110は、縮退部108から供給された集約グラフ構造を表示する。表示装置10は、処理をS112に戻す。
S130において、入力部112は、ユーザから属性名を指定する操作を入力したか否かを判断する。例えば、入力部112は、ユーザから表示部110が表示する属性名のうちいずれかを指定する操作、又は、いずれかの属性名の指定を解除する操作を入力したかを判断する。
入力部112は、ユーザから属性名を指定する操作を入力したと判断する場合は処理をS104に戻し、そうでない場合は処理をS112に戻す。2回目以降のS104において、判別部104は、複数の要素のうち、生成され、削除され、又は、指定された属性名に対応する属性値が変更された変化要素と、生成されず、削除されず、及び、指定された属性名に対応する属性値が変化しない非変化要素とを判別する。
これにより、入力部112が属性名の指定操作を受け取った場合に、判別部104は、ユーザに指定された属性名に係る属性値の変化に基づき、改めて変化要素及び非変化要素を判別することができる。
このように、本実施形態の表示方法によれば、表示装置10により、複数のグラフ構造におけるノード及びエッジ等の変化を集約グラフ構造内でユーザに表示することができ、さらにユーザからの操作を入力することに応じて、任意の要素の変化の様子を表示させ、選択された要素を縮退又は展開し、任意の時点に対応するグラフ構造又はサブ集約グラフ構造を表示し、着目する属性名を変更した集約グラフ構造を表示することができる。
また、本実施形態のS106等において集約部106が集約グラフ構造における各ノードの座標を決定し、S108等において縮退部108が縮退後のノードの位置を計算しているが、これらに代えて、S110等において表示部110が集約グラフ構造における各ノードの座標及び縮退後の各ノードの位置を決定してもよい。
図3は、時系列に沿って変化する複数のグラフ構造の一例を示す。グラフ構造G1は、時点t1におけるグラフ構造を示す。グラフ構造G1は、ノードA、B、C、D及びGを有し、ノードBとノードAとを接続するエッジA−B、ノードBとノードCとを接続するエッジB−C、ノードBとノードDとを接続するエッジB−D、及び、ノードBとノードGとを接続するエッジB−Gとを有する。
グラフ構造G2は、時点t1の後の時点t2におけるグラフ構造を示す。グラフ構造G2においては、グラフ構造G1からノードA、ノードG、エッジA−B、及び、エッジB−Gが削除されている。
グラフ構造G3は、時点t2の後の時点t3におけるグラフ構造を示す。グラフ構造G3においては、グラフ構造G2に対してノードE、ノードF、エッジB−E、及び、エッジB−Fが追加されている。また、グラフ構造G3においては、グラフ構造G2のノードCの一部の属性値が変更されて、ノードC'となっている。
グラフ構造G4は、時点t3の後の時点t4におけるグラフ構造を示す。グラフ構造G4においては、グラフ構造G3に対して、ノードG及びエッジB−Gが再び追加され、ノードE及びエッジB−Eが削除されている。
図4は、S110において表示部110が表示する集約グラフ構造の一例、及び、集約グラフ構造におけるインジケータの説明を示す。集約グラフ構造G1−4は、図3に示すグラフ構造G1、グラフ構造G2,グラフ構造G3、及び、グラフ構造G4から生成される。
集約グラフ構造G1−4は、グラフ構造G1〜G4に含まれる全てのノードA、ノードB、ノードC、ノードD、ノードE、ノードF及びノードGと、全てのエッジB−A、エッジB−C、エッジB−D、エッジB−E、エッジB−F及びエッジB−Gとを含む。図4の集約グラフ構造は、縮退要素を含まない。
表示部110は、集約グラフ構造G1−4において、これらの要素を、複数のグラフ構造G1〜G4における変化の有無及び変化の内容に応じて、異なるインジケータにより表示する。
例えば、表示部110は、グラフ構造G2において削除されたノードA及びエッジA−Bを丸点線及び点線で表示し、グラフ構造G3において生成されたノードF及びエッジB−Fを丸二重線及び二重線で表示し、グラフ構造G3において生成されたがグラフ構造G4において削除されたノードE及びエッジB−Eを丸二重点線及び二重点線で表示する。
表示部110は、グラフ構造G2で削除されたがグラフ構造G4で復元されたノードG及びエッジB−Gを太線丸及び太線で表示する。表示部110は、グラフ構造G3で属性値が変化したノードCを単線丸で表示する。
また、表示部110は、複数のグラフ構造G1〜G4において生成されず、削除されず、又は、属性値が変化しなかったノードD、エッジB−C及びエッジB−Dを単線四角及び直線で表示する。このように、表示部110は、複数の時点において削除された後に再び生成された変化要素が識別可能となるように集約されたグラフ構造を表示する。
表示部110は、非変化要素及び変化要素を線種及び図形等で区別する代わりに、変化要素及び非変化要素を色で区別してもよい。また、表示部110は、要素が複数のグラフ構造間で変化した回数を要素の近傍に表示してもよい。
表示部110は、図示するように集約グラフ構造G1−4の上部に、複数の時点t1〜t4が順番に配置された時系列バーを表示する。さらに、表示部110は、時系列バーの隣接する2つの時点の間に、当該2つの時点間に変化する要素の数を表示する。
例えば、表示部110は、時点t1とt2の間に4つの要素が変更されたことを示し、時点t2とt3の間に5つの要素が変更されたことを示し、時点t3とt4との間に4つの要素が変更されたことを示す。
表示部110は、図示するように集約グラフ構造G1−4の下部に、集約グラフ構造の各要素に含まれる一部又は全ての属性名を表示する。また、表示部110は、判別部104が変化要素等を判別する際に用いた属性名を識別可能なように表示する。
例えば、表示部110は、ノードA等に含まれる属性a、属性b、及び、属性cに対応するチェックボックスを表示し、属性a、属性b、及び属性cの属性値が変更された要素を変化要素として判別部104が判別する場合、属性a、属性b、及び属性cのチェックボックスがチェックされていることを表示する。
図5は、入力部112が一の要素を選択する操作を入力する場合の、S116における表示部110の表示の一例を示す。図5(a)は、図4に示す集約グラフ構造G1−4と同一の集約グラフ構造G1−4を示す。表示部110は、選択された一の要素が変化する前後の時点におけるグラフ構造を表示する。
例えば、図5(a)に示す集約グラフ構造G1−4において、入力部112がユーザからノードCを選択する操作(例えば、ノードCにカーソルを合わせてマウスの左ボタン等をクリックする動作)を入力したことに応じて、表示部110は、図5(b)に示すようにノードCに変更があった前後の時点t2及びt3におけるグラフ構造G2及びG3を表示する。表示部110は、図5(b)に示すように、ノードCに変更があった前後の時点t2及びt3を示す下向き三角形のインジケータを表示してよい。
表示部110は、上記表示に加えて/代えて、選択された一の要素の情報を表示してもよい。例えば、図5(b)に示すグラフ構造G3において、入力部112がユーザからノードDを選択する操作(例えば、ノードDにカーソルを合わせてマウスの右ボタン等をクリックする動作)を入力したことに応じて、表示部110はノードDの各属性名及び対応する各属性値を表示してよい。
ここで、集約部106が集約する複数のグラフ構造が木構造である場合、表示部110は、集約グラフ構造/グラフ構造のルートノードからのパス等を含む表示コンテキストを表してもよい。例えば、表示部110は、図5(b)に示すように、ノードDの表示コンテキストとして、ルートノードEからのパス(E、B、D)を表示してよい。
図6は、表示部110による縮退要素を含む集約グラフ構造の表示の一例を示す。表示部110は、S110において、図4に示す集約グラフ構造に代えて、図6(a)に示す縮退要素を含む集約グラフ構造G1−4を表示してよい。
例えば、表示部110は、図6(a)に示すように、ノードB、エッジB−D、及び、ノードDに代えて、これらの要素が縮退された縮退ノードB/Dを表示する。ここで、ノードB、エッジB−D、及び、ノードDはグラフ構造G1〜G4においていずれも非変化要素であるので、表示部110は、縮退ノードB/Dを、非変化縮退ノードを表す単線四角により表示してよい。また、表示部110は、変化縮退要素を単線丸で表示してよい。
表示部110は、ユーザからの操作入力に応じて、縮退要素に代えて縮退要素に縮退される前の2以上の要素を表示する。例えば、図6(a)に示す集約グラフ構造G1−4において、入力部112がユーザから縮退ノードB/Dを選択する操作(例えば、縮退ノードB/Dにカーソルを合わせてマウスの左ボタン等をクリックする動作)を入力したことに応じて、表示部110は、選択された縮退ノードB/Dを展開した後の図4に示す集約グラフ構造G1−4を表示する。
ここで、表示部110は、図4に示す集約グラフ構造G1−4において、ユーザから選択された2以上の要素を縮退して表示してもよい。例えば、S118において、入力部112がユーザからノードB及びノードDを選択する操作(例えば、ノードB及びノードDを含むようにマウスで範囲指定する操作)を入力したことに応じて、表示部110は、ノードB及びノードDを縮退することをユーザに選択させるメニュー画面等を表示させる。
当該メニュー画面において入力部112がユーザからノードB及びノードDを縮退する操作を入力した場合、S120において、縮退部108は、ノードB、ノードD及びエッジB−Dを縮退して、図6(a)に示す集約グラフ構造G1−4を生成し、表示部110は当該集約グラフ構造G1−4を表示してよい。
図6(a)に代えて、表示部110は、図6(b)に示すように縮退ノードB/Dを構成するノードB及びD及びエッジB−Dを表示してよい。また、これらに代えて、表示部110は、図6(c)に示すように縮退ノードB/Dを展開した部分的なグラフ構造を表示してもよい。
このように、表示部110が複数の要素の代わりに縮退要素を表示することで、多数の要素から構成される集約グラフ構造を簡潔に表示することができる。
図7は、入力部112が一の時点を選択する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。図7(a)は、図4に示す集約グラフ構造G1−4と同一の集約グラフ構造G1−4を示す。表示部110は、S126で選択された一の時点におけるグラフ構造を表示する。
例えば、図7(a)に示す集約グラフ構造G1−4において、入力部112がユーザから時系列バー上の時点t2を選択する操作(例えば、時点t2にカーソルを合わせてマウスの左ボタン等をクリックする動作)を入力したことに応じて、表示部110は、図7(b)に示すように時点t2におけるグラフ構造G2を表示する。
表示部110は、時系列バー上の時点を選択させるために、時系列バーとしてスライドバーを表示してもよい。これにより、表示部110は、時系列バー上のグラフ構造の変化を次々に表示させることができる。
ここで、表示部110は、複数のグラフ構造G1〜G4における要素のバージョンを各時点のグラフ構造において表示してもよい。例えば、表示部110は、ノードCの属性値が変化する前の時点t1及びt2のグラフ構造G1及びG2においてノードCを「C1」と表示し、変化した後の時点t3及びt4のグラフ構造G3及びG4においてノードCを「C2」と表示してよい。
図8は、入力部112が2以上の時点を選択する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。図8(a)は、図4に示す集約グラフ構造G1−4と同一の集約グラフ構造G1−4を示す。表示部110は、S126で選択された2以上の時点のグラフ構造を集約したサブ集約グラフ構造を表示する。
例えば、図8(a)に示す集約グラフ構造G1−4において、入力部112がユーザから時系列バー上の時点t2及びt3を選択する操作(例えば、時点t2及びt3を含むように領域指定する動作)を入力したことに応じて、表示部110は、図8(b)に示すように時点t2及び時点t3におけるグラフ構造G2及びG3を集約したサブ集約グラフ構造G2−3を表示する。
表示部110は、サブ集約グラフ構造G2−3において、選択されたグラフ構造G2〜3に含まれない要素を表示しない。例えば、表示部110は、サブ集約グラフ構造G2−3において、ノードA、ノードG、エッジA−B、及び、エッジB−Gは表示しない。
また、表示部110は、サブ集約グラフ構造G2−3において、選択された2以上のグラフ構造G2〜G3内の変化にのみ基づいて、変化要素及び非変化要素を表示してよい。例えば、表示部110は、サブ集約グラフ構造G2−3において、ノードEが時点t4で削除されたにも関わらず、ノードEを単に生成されたノードとして二重線丸で表示してよい。
また、集約部106は、サブ集約グラフ構造において、各ノードの座標を集約グラフ構造と同一としてもよく、サブ集約グラフ構造に含まれるノードのみで新しい座標を再計算してもよい。
また、表示部110は、2以上の時点が入力されたことに応じて、サブ集約グラフ構造を表示する代わりに、入力された2以上の時点に対応するグラフ構造Gを図5(b)に示すように並べて表示してよい。
図9は、入力部112が属性名を指定する操作を入力する場合の表示部110の表示の一例を示す。図9(a)は、図4に示す集約グラフ構造G1−4と同一の集約グラフ構造G1−4を示す。表示部110は、選択された属性名に対応する属性値の変化に基づいて判別された変化要素及び非変化要素を、集約グラフ構造において表示する。
例えば、図9(a)に示す集約グラフ構造G1−4において、ノードCは、時点t2からt3の間に属性aに係る属性値のみが変化し、属性b及び属性cの属性値は変化しない。
ここで、入力部112が、属性a〜cのうち属性aの指定の解除する操作、すなわち、属性b及びcを指定する操作(例えば、チェック済の属性aのチェックボックスにカーソルを合わせてマウスの左ボタン等をクリックする動作)を入力すると、表示部110は、図9(b)に示すように属性b及び属性cの属性値の変化に基づいて判別された変化要素及び非変化要素を含む集約グラフ構造G1−4を表示する。
ノードCは属性b及び属性cの属性値は変化しないので、表示部110は、図9(b)に係る集約グラフ構造において、ノードCを非変化ノードとして単線四角で表示する。また、表示部110は、時系列バー上において、時点t2及びt3間に変化する要素の数を5から4に減じて表示する。
図10は、本実施形態の第1変形例における表示部110の表示の一例を示す。図10は、図4に示す集約グラフ構造G1−4と同一の集約グラフ構造G1−4を示す。本変形例において、表示部110は、時系列バーに代えて、複数の時点及び複数の要素がマトリクス状に配置された時系列マトリクスを表示する。
例えば、表示部110は、集約グラフ構造G1−4の上部に、横軸が時点t1〜t4を示し、縦軸がノードA〜Gを示す時系列マトリクスを表示する。表示部110は、時系列マトリクス上において、各ノードに対する時系列に対応する横線を表示し、当該横線上にノードが存在する位置に黒丸を表示する。例えば、表示部110は、ノードBの横線上で時点t1〜t4に対応する位置に黒丸を表示する。
表示部110は、各ノードに対する横線上で、ノードが変化した時点間の位置及び変化の内容を表示する。例えば、表示部110は、ノードAの横線上で時点t1及びt2間の位置にノードAが削除されたことを示す点線丸を表示する。表示装置10は、時系列マトリクスを表示することで各要素の変化の情報をより詳細に表示できる。
また、本変形例において、表示部110は、時系列バーに代えて、複数の時点及び複数のバージョン等をマトリクス状に配置した時系列マトリクスを表示してもよい。例えば、表示装置10が複数のグラフ構造として製品の構造を示すグラフ構造を取得する場合、表示部110は、製品の販売時期を示す複数の時点、及び、製品の販売対象地域(例えば、日本、欧州、及び、米国等)に対応する複数の製品バージョンをマトリクス状に配置した時系列マトリクスを表示する。
表示部110は、複数の時点間、又は、複数のバージョン間で変更された要素を識別可能なように集約グラフ構造に表示する。例えば、表示部110は、入力部112がユーザから一の時点の選択を入力したことに応じて、当該時点における複数のバージョン(対象地域)に対応する複数のグラフ構造の要素の変更点が識別可能となるように、集約グラフ構造を表示する。
また、例えば、表示部110は、入力部112がユーザから一のバージョン(対象地域)の選択を入力したことに応じて、当該バージョンにおける複数の時点に対応する複数のグラフ構造の要素の変更点が識別可能となるように、集約グラフ構造を表示する。これにより、表示部110は、販売時期及び販売対象地域等による製品の構造の相違点を集約グラフ構造上に表示することができる。
図11は、本実施形態の第2変形例における集約グラフ構造の一例を示す。本変形例において、表示部110は、ノードの表示コンテキストに含まれるパスが変化する場合、当該ノードを1つのノード又は複数のノードとして集約グラフ構造を表示する。
本変形例において、表示装置10は、図11(a)に示す複数のグラフ構造G1及びG2を集約する。図示するように、グラフ構造G1及びG2は木構造であり、表示装置10は、各ノードの表示コンテキストとしてルートノードAからのパスを取得する。
例えば、表示部110は、グラフ構造G1のノードDの表示コンテキストとして、ルートノードA→ノードB→ノードDのパスを取得し、グラフ構造G2のノードDの表示コンテキストとしてルートノードA→ノードC→ノードDのパスを取得する。
ここで、表示部110は、図11(b)に示すように、集約グラフ構造G1−2において、表示コンテキストのパスに関わらず、同じノードIDのノードDを、1つのノードDとして表示してよい。
また、表示部110は、図11(c)に示すように、集約グラフ構造G1−2において、表示コンテキストのパスが異なるノードDを区別して、2つのノードD及びノードD'として表示してよい。
入力部112は、ユーザからいずれの方法で集約グラフ構造を表示するかについての指示を入力し、表示部110は当該入力した指示に応じて集約グラフ構造を表示してよい。これにより、表示装置10は、集約グラフ構造を表示するポリシーをユーザに選択させることができる。
図12は、本実施形態の第3変形例における集約グラフ構造の一例を示す。本変形例において、表示部110は、複数のグラフ構造の間で変更のあったノードの位置を、集約グラフ構造において移動させて表示する。
例えば、表示装置10は、図12(a)に示す複数のグラフ構造G1及びG2を取得する。図示するように、グラフ構造G1からグラフ構造G2にかけて、ノードAの属性aの属性値は変化せず、ノードBの属性aの属性値は10から12に変化し、ノードCの属性aの属性値は10から30に変化し、ノードDの属性aの属性値は10から15に変化する。
この場合、表示部110は、図12(b)に示すように、集約グラフ構造G1−2において、ノードB、ノードC、及びノードDを下方に落下するように移動させて表示し、ノードAを移動せずに表示してよい。
また、表示部110は、集約グラフ構造において、変更のあったノードの位置を、ノードの変更の量に応じて移動して表示してよい。例えば、表示部110は、図12(b)に示すように、集約グラフ構造G1−2において、属性aの属性値の変化割合が最大のノードCを最も大きく移動させ、変化割合が最小のノードBを小さく移動させてよい。これにより、表示部110は、集約グラフ構造において、要素の変化の大きさを視覚的に表示することができる。
これに代えて、表示部110は、変更のあったノードを変更の量に応じて、振動させ、又は、色及び大きさを変化させて表示してよい。また、表示部110は、変更のあったノードを、変更値の各時点間の差分の最大値に応じて、移動等させてよい。これにより、表示部110は、属性値に突然変化が生じたノードを強調して表示することができる。
図13は、表示装置10として機能するコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。
グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、有線又は無線によりネットワークを介して他の装置と通信する。
また、通信インターフェイスは、表示装置10における通信を行うハードウェアとして機能する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続するとともに、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を表示装置10として機能させるプログラムは、取得モジュールと、判別モジュールと、集約モジュールと、縮退モジュールと、表示モジュールと、入力モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、取得部102と、判別部104と、集約部106と、縮退部108と、表示部110と、入力部112としてそれぞれ機能させてよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である取得部102と、判別部104と、集約部106と、縮退部108と、表示部110と、入力部112として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の表示装置10が構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。
通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、フレキシブルディスク2090、又はCD−ROM2095等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上 に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。
このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060(CD−ROM2095)、フレキシブルディスク・ドライブ2050(フレキシブルディスク2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。
そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等によりデータベース2であってよい外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020及び外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。
本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすか否かを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 システム、2 データベース、10 表示装置、102 取得部、104 判別部、106 集約部、108 縮退部、110 表示部、112 入力部、1900 コンピュータ、2000 CPU、2010 ROM、2020 RAM、2030 通信インターフェイス、2040 ハードディスクドライブ、2050 フレキシブルディスク・ドライブ、2060 CD−ROMドライブ、2070 入出力チップ、2075 グラフィック・コントローラ、2080 表示装置、2082 ホスト・コントローラ、2084 入出力コントローラ、2090 フレキシブルディスク、2095 CD−ROM

Claims (29)

  1. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置であって、
    前記複数のグラフ構造として前記複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    ユーザからの操作を入力する入力部と、
    を備え
    一のノードを選択する操作を入力したことに応じて、前記表示部は前記一のノードが変化する前後の時点におけるグラフ構造を表示する、
    表示装置。
  2. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置であって、
    前記複数のグラフ構造として前記複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、複数のグラフ構造の間で変更のあったノードの位置を、前記集約されたグラフ構造において移動させて表示する表示部と、
    を備える表示装置。
  3. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置であって、
    前記複数のグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    ユーザからの操作を入力する入力部と、
    を備え、
    前記要素は、属性名と前記属性名に対応する属性値を有し、
    前記判別部は、ユーザから属性名の指定を入力されたことに応じて、前記複数の要素のうち、指定された前記属性名に対応する属性値が変化しない非変化要素と、指定された前記属性名に対応する属性値が変更された変化要素とを判別する
    表示装置。
  4. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置であって、
    時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    ユーザからの操作を入力する入力部と、
    を備え、
    前記表示部は、前記複数の時点を示す時系列を表示し、
    前記判別部は、前記時系列で隣接する2つの時点に対応する2つのグラフ構造の間で変化する要素の数を算出し、
    前記表示部は、前記時系列の前記隣接する2つの時点の間に前記変化する要素の数を表示する、
    表示装置。
  5. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置であって、
    時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、複数の時点において削除された後に再び生成された前記変化要素が識別可能となるように前記集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    を備える表示装置。
  6. 前記取得部は、前記複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を取得する、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記取得部は、時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する、
    請求項に記載の表示装置。
  8. 前記集約されたグラフ構造において2以上の前記要素を1つの縮退要素に縮退する縮退部を備え、
    前記表示部は、前記集約されたグラフ構造の表示において前記2以上の要素に代えて、前記縮退要素を表示する、
    請求項に記載の表示装置。
  9. 前記縮退部は、2以上の非変化要素を縮退し、
    前記表示部は、前記集約されたグラフ構造の表示において前記2以上の非変化要素に代えて、前記縮退要素を表示する、
    請求項に記載の表示装置。
  10. 記縮退要素を展開する操作を前記入力部が入力したことに応じて、
    前記表示部は、前記縮退要素に代えて前記縮退要素に縮退される前の前記2以上の要素を表示する、
    請求項又はに記載の表示装置。
  11. 前記表示部は、前記複数の時点を示す時系列を表示し、
    前記時系列上の一の時点を選択する操作が入力されたことに応じて、前記表示部は前記一の時点に対応するグラフ構造を表示する、
    請求項から10のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 前記表示部は、前記一の時点に対応するグラフ構造において、前記集約されたグラフ構造における位置と同じ位置に前記ノードを表示する、
    請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記集約部は、前記時系列上の2以上の時点を選択する操作が入力されたことに応じて、選択された前記2以上の時点に対応する2以上のグラフ構造を集約したグラフ構造を生成し、
    前記表示部は、前記2以上の時点に対応する2以上のグラフ構造を集約したグラフ構造を表示する、
    請求項11に記載の表示装置。
  14. 前記要素は、属性名と前記属性名に対応する属性値を有し、
    前記判別部は、ユーザから属性名の指定を入力されたことに応じて、前記複数の要素のうち、指定された前記属性名に対応する属性値が変化しない非変化要素と、指定された前記属性名に対応する属性値が変更された変化要素とを判別する、
    請求項10から13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. 一のノードを選択する操作を入力したことに応じて、前記表示部は前記一のノードが変化する前後の時点におけるグラフ構造を表示する、
    請求項に記載の表示装置。
  16. 前記判別部は、前記時系列で隣接する2つの時点に対応する2つのグラフ構造の間で変化する要素の数を算出し、
    前記表示部は、前記時系列の前記隣接する2つの時点の間に前記変化する要素の数を表示する、
    請求項11から13のいずれか1項に記載の表示装置。
  17. 前記表示部は、複数のグラフ構造の間で変更のあったノードの位置を、前記集約されたグラフ構造において移動させて表示する、
    請求項1又は6に記載の表示装置。
  18. 前記表示部は、前記集約されたグラフ構造において、前記変更のあったノードの位置を、前記ノードの変更の量に応じて移動して表示する、
    請求項1に記載の表示装置。
  19. 前記表示部は、複数の時点において削除された後に再び生成された前記変化要素が識別可能となるように前記集約されたグラフ構造を表示する
    請求項1から4、請求項7から14、及び請求項16のいずれか1項に記載の表示装置。
  20. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置により、
    前記複数のグラフ構造を取得する取得段階と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別段階と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約段階と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示段階と、
    ユーザからの操作を入力する入力段階と、
    を実行させ
    前記表示段階において、一のノードを選択する操作を入力したことに応じて、前記一のノードが変化する前後の時点におけるグラフ構造を表示する、
    表示方法。
  21. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置により、
    前記複数のグラフ構造として前記複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を取得する取得段階と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別段階と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約段階と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、複数のグラフ構造の間で変更のあったノードの位置を、前記集約されたグラフ構造において移動させて表示する表示段階と、
    を実行させる表示方法。
  22. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置により、
    前記複数のグラフ構造を取得する取得段階と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別段階と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約段階と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示段階と、
    ユーザからの操作を入力する入力段階と、
    を実行させ、
    前記要素は、属性名と前記属性名に対応する属性値を有し、
    前記判別段階において、ユーザから属性名の指定を入力されたことに応じて、前記複数の要素のうち、指定された前記属性名に対応する属性値が変化しない非変化要素と、指定された前記属性名に対応する属性値が変更された変化要素とを判別する、
    表示方法。
  23. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置により、
    時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する取得段階と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別段階と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約段階と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示段階と、
    ユーザからの操作を入力する入力段階と、
    を実行させ、
    前記表示段階において、前記複数の時点を示す時系列を表示し、
    前記判別段階において、前記時系列で隣接する2つの時点に対応する2つのグラフ構造の間で変化する要素の数を算出し、
    前記表示段階において、前記時系列の前記隣接する2つの時点の間に前記変化する要素の数を表示する、
    表示方法。
  24. それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置により、
    時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する取得段階と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別段階と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約段階と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、複数の時点において削除された後に再び生成された前記変化要素が識別可能となるように前記集約されたグラフ構造を表示する表示段階と、
    を実行させる表示方法。
  25. コンピュータを、それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置として機能させるプログラムであって、
    当該プログラムは、前記コンピュータを、
    前記複数のグラフ構造として前記複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    ユーザからの操作を入力する入力部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、一のノードを選択する操作を入力したことに応じて、前記一のノードが変化する前後の時点におけるグラフ構造を表示する表示部と、
    として機能させるプログラム。
  26. コンピュータを、それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置として機能させるプログラムであって、
    当該プログラムは、前記コンピュータを、
    前記複数のグラフ構造として前記複数の要素のそれぞれとしてノード及びエッジを含むグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、複数のグラフ構造の間で変更のあったノードの位置を、前記集約されたグラフ構造において移動させて表示する表示部と、
    として機能させるプログラム。
  27. コンピュータを、それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置として機能させるプログラムであって、
    当該プログラムは、前記コンピュータを、
    前記複数のグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    ユーザからの操作を入力する入力部と、
    として機能させ、
    前記要素は、属性名と前記属性名に対応する属性値を有し、
    前記判別部は、ユーザから属性名の指定を入力されたことに応じて、前記複数の要素のうち、指定された前記属性名に対応する属性値が変化しない非変化要素と、指定された前記属性名に対応する属性値が変更された変化要素とを判別する、
    プログラム。
  28. コンピュータを、それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置として機能させるプログラムであって、
    当該プログラムは、前記コンピュータを、
    時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    ユーザからの操作を入力する入力部と、
    として機能させ、
    前記表示部は、前記複数の時点を示す時系列を表示し、
    前記判別部は、前記時系列で隣接する2つの時点に対応する2つのグラフ構造の間で変化する要素の数を算出し、
    前記表示部は、前記時系列の前記隣接する2つの時点の間に前記変化する要素の数を表示する、
    プログラム。
  29. コンピュータを、それぞれが複数の要素から構成される複数のグラフ構造を1つのグラフ構造に集約して表示する表示装置として機能させるプログラムであって、
    当該プログラムは、前記コンピュータを、
    時系列に沿った複数の時点における前記複数のグラフ構造を取得する取得部と、
    前記複数の要素のうち、前記複数のグラフ構造において変化しない非変化要素と、前記複数のグラフ構造の間で変更のあった変化要素とを判別する判別部と、
    前記複数のグラフ構造を集約する集約部と、
    前記変化要素および前記非変化要素が識別可能となるように、集約されたグラフ構造を表示し、複数の時点において削除された後に再び生成された前記変化要素が識別可能となるように前記集約されたグラフ構造を表示する表示部と、
    として機能させるプログラム。
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