JP6060925B2 - 可変容量型斜板式圧縮機 - Google Patents
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Description
図1に示すように、可変容量型斜板式圧縮機10のハウジング11は、互いに接合された第1シリンダブロック12及び第2シリンダブロック13と、前方側(一方側)の第1シリンダブロック12に接合されたフロントハウジング14と、後方側(他方側)の第2シリンダブロック13に接合されたリヤハウジング15とから構成されている。
図3に示すように、斜板23の傾角の変更に伴い、交点P1が、回転軸21の軸方向において、回転軸21と移動体32との摺動部分である摺動部32sで囲われる領域Z1内に配置される。このとき、平面部44aにおける連結ピン43から移動体32に作用する力F1と、制御圧室35の圧力による移動体32を回転軸21の軸方向に移動させる力F2との合力F3は、交点P1を含む垂直線L2上に発生し、この合力F3と釣り合う逆向きの力F4も、この垂直線L2上に発生する。その結果、移動体32に加わる全ての力が、交点P1を含む垂直線L2上に発生して釣り合うため、移動体32には、移動体32を移動方向に対して傾かせるモーメントが発生しない。よって、斜板23の傾角の変更がスムーズに行われる。
(1)平面部44aを、平面部44aの垂線L1と回転軸21の回転軸線Lとが、回転軸21の回転軸線Lが延びる方向に対して直交する方向であって、且つ第1の方向に対して直交する方向から見た際に、摺動部32sで囲われる領域Z1内で交わるように設定した。これによれば、斜板23の傾角の変更に伴い、平面部44aの垂線L1(平面部44aにおける連結ピン43から移動体32に作用する力F1)と、回転軸21の回転軸線Lとの交点P1を、回転軸21の軸方向において、回転軸21と移動体32との摺動部分である摺動部32sで囲われる領域Z1内に配置することができる。このとき、平面部44aにおける連結ピン43から移動体32に作用する力F1と、制御圧室35の圧力による移動体32を回転軸21の軸方向に移動させる力F2との合力F3は、交点P1を含む垂直線L2上に発生し、この合力F3と釣り合う逆向きの力F4も、この垂直線L2上に発生する。その結果、移動体32に加わる全ての力が、交点P1を含む垂直線L2上に発生して釣り合うため、移動体32には、移動体32を移動方向に対して傾かせるモーメントが発生しない。よって、斜板23の傾角の変更をスムーズに行うことができる。
○ 図5に示すように、斜板23の傾角が最小傾角と最大傾角との間のときに、交点P1が、摺動部32sで囲われた領域Z1内に配置されるように平面部44aを設定してもよい。これによれば、可変容量型斜板式圧縮機10において、最も使用頻度が高い最小傾角と最大傾角との間で、移動体32の動きをスムーズにすることができる。よって、制御圧室35に導入される冷媒ガスの流量の制御を簡素なものとすることができる。
○ 実施形態において、連結部32cには、挿通孔32hに代えて、例えば、連結ピン43が挿通可能な溝が形成されていてもよい。
○ 実施形態において、連結ピン43は、斜板23の下端側に固定されていなくてもよく、例えば、斜板23の下端側に形成された挿入孔に挿入されて、挿入孔にスライド可能に保持されていてもよい。
Claims (6)
- 吸入室、吐出室、前記吸入室と連通される斜板室、シリンダボアが形成されたハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸の回転によって前記斜板室内で回転可能な斜板と、前記回転軸と前記斜板との間に設けられ、前記回転軸の回転軸線に直交する第1の方向に対する前記斜板の傾角の変更を許容するリンク機構と、前記シリンダボアに往復動可能に収納されたピストンと、前記斜板の回転により、前記傾角に応じたストロークで前記ピストンを前記シリンダボア内で往復動させる変換機構と、前記斜板室内に配置され、前記傾角を変更可能なアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御機構とを備え、
前記アクチュエータは、前記回転軸に設けられる区画体と、前記斜板室内で前記回転軸の回転軸線に沿った方向に移動可能な移動体と、前記区画体と前記移動体とにより区画され、前記吐出室からの冷媒を導入することにより前記移動体を移動させる制御圧室と、前記移動体と前記斜板との間における前記斜板の外周側に設けられた連結部材と、を有する可変容量型斜板式圧縮機であって、
前記移動体は、前記連結部材を案内するとともに前記移動体の前記回転軸の回転軸線に沿った方向への移動に伴い前記斜板の傾角を変更させるガイド面と、前記移動体の前記回転軸の回転軸線に沿った方向への移動に伴い前記回転軸上又は前記区画体上を摺動する摺動部とを有し、
前記ガイド面は、前記ガイド面の垂線又は法線と前記回転軸の回転軸線とが交わる点が、前記回転軸の回転軸線が延びる方向に対して直交する方向であって、且つ前記第1の方向に対して直交する方向から見た際に、前記摺動部で囲われる領域内に配置されるように設定されていることを特徴とする可変容量型斜板式圧縮機。 - 前記斜板の傾角が最大傾角のときに、前記ガイド面の垂線又は法線と前記回転軸の回転軸線とが交わる点が、前記回転軸の回転軸線が延びる方向に対して直交する方向であって、且つ前記第1の方向に対して直交する方向から見た際に、前記摺動部で囲われる領域内に配置されるように前記ガイド面を設定したことを特徴とする請求項1に記載の可変容量型斜板式圧縮機。
- 前記斜板の傾角が最小傾角と最大傾角との間のときに、前記ガイド面の垂線又は法線と前記回転軸の回転軸線とが交わる点が、前記回転軸の回転軸線が延びる方向に対して直交する方向であって、且つ前記第1の方向に対して直交する方向から見た際に、前記摺動部で囲われる領域内に配置されるように前記ガイド面を設定したことを特徴とする請求項1に記載の可変容量型斜板式圧縮機。
- 前記斜板の傾角が最小傾角のときに、前記ガイド面の垂線又は法線と前記回転軸の回転軸線とが交わる点が、前記回転軸の回転軸線が延びる方向に対して直交する方向であって、且つ前記第1の方向に対して直交する方向から見た際に、前記摺動部で囲われる領域内に配置されるように前記ガイド面を設定したことを特徴とする請求項1に記載の可変容量型斜板式圧縮機。
- 前記ガイド面は平面部を備え、
前記ガイド面の垂線と前記回転軸の回転軸線とが交わる点が、前記回転軸の回転軸線が延びる方向に対して直交する方向であって、且つ前記第1の方向に対して直交する方向から見た際に、前記摺動部で囲われる領域内に配置されるように前記平面部を設定したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の可変容量型斜板式圧縮機。 - 前記ガイド面は曲面部を備え、
前記ガイド面の法線と前記回転軸の回転軸線とが交わる点が、前記回転軸の回転軸線が延びる方向に対して直交する方向であって、且つ前記第1の方向に対して直交する方向から見た際に、前記摺動部で囲われる領域内に配置されるように前記曲面部を設定したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の可変容量型斜板式圧縮機。
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