JP6060697B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機の形状に関する。
空気調和機の本体の左右に副排気口を備えた従来例として下記の特許文献1がある。特許文献1の軸流ファンは筐体の側面から空気を吸入し、副排気口から集塵された気流を吹き出すが、副排気口は固定されている。特許文献1には、構造体の両端に補助筺体を取り付け、補助筺体の姿勢変化に応じて補助吹出口の向きを調整するといった発想は見受けられない。(特許文献1参照)
また、空気調和機の本体の左右両側に送風機を有する補助筺体を備えたものに、先行出願の特願2012−216197号がある。特願2012−216197号の段落0034と図4には、補助筐体の第2縁面(補助筺体の後方から底面に続く外郭)が湾曲面で構成されていることが開示されている。
昨今の空気調和機は、設置する空調室のインテリアに調和するデザインが好まれている。そのため、本体色は、室内の壁紙に多く使われている白色やベージュ色などの明度の高い色が採用されている。だが、補助筺体を取り付ける補助構造体と補助筐体の第2縁面との間には大きな隙間が発生し、この隙間は空気調和機を見上げる在室者の目線からは白い本体の中に暗い穴を設けた様に見え空気調和機の意匠を阻害する。
特開2010−164271号公報
本発明の課題は、回動するファンユニットを有する空気調和機において、在室者の目線からファンユニットと、ファンユニットを取り付ける側面カバーとの隙間を目立たなくさせることで意匠性を向上させた空気調和機を提供するものである。
本発明は、矩形状をした本体ユニットと、前記本体ユニットの左右両側の少なくとも一方に固定される側面カバーと、前記側面カバーに取り付けられ前記側面カバーの側面に交差する仮想の回転軸回りで水平状態から下方へ回動可能なファンユニットとからなる空気調和機であって、
前記側面カバーは、前記本体ユニットの側面を塞ぐ壁面部と、前記空気調和機の外壁を構成する外壁面部と、前記壁面部と前記外壁面部とを繋ぐ天面部および底面部と、前記壁面部と前記外壁面部の内側を繋ぐ内壁面部と、前記内壁面部の下端と前記底面部の前端を繋いで形成されて前記ファンユニットの回動を規制するためのストッパ面を備え
前記ファンユニットは、後方部分が前記側面カバーの前記天面部と前記外壁面部と前記内壁面部で覆われ、
前記ファンユニットの底面部は、前記ファンユニットが水平状態の時に前記本体ユニット底面と同一面となるように形成されるとともに、前記側面カバーの前記内壁面部と近接する面を前記回転軸を中心とした第1円周面で形成し、前記ファンユニットの前記底面部と前記第1円周面が交わる稜線上に角部を設け、
前記側面カバーの前記内壁面部は、前記ファンユニットの前記第1円周面と近接する面を前記回転軸を中心とした第2円周面で形成するとともに、前記ストッパ面近傍は前記第2円周面よりも曲率半径が大きい円弧面で形成することを特徴とする。
以上のように、回動するファンユニットを有する空気調和機において、在室者の目線からファンユニットとファンユニットを取り付ける側面カバーとの隙間を目立たなくさせるため、ファンユニット底面部に角部を設け、ファンユニットが回動する際に角部が隙間の目隠しとなることで意匠性を向上させた空気調和機を提供することができる。
本発明の室内機の運転停止状態の外観斜視図である。 本発明の室内機の中央部の垂直断面図である。 本発明の室内機の一部を分解した図である。 本発明の室内機の運転状態の外観斜視図である。 本発明の室内機のファンユニットの分解斜視図である。 本発明の室内機の右側面図である。 ラックおよび駆動ギアを概略的に示すファンケースの分解図である。 ファンユニットの垂直断面図で(A)はファンユニットの水平状態を示す図で、(B)はファンユニットを60度回転させた状態を示す図である。 (A)は図8(A)のX部拡大図、(B)は(A)のファンユニットを少し回転させた状態を示す図である。 (A)は冷房運転時に気流の一具体例を示す概念図で、(B)は暖房運転時に気流の一具体例を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明の空気調和機の室内機1の外観斜視図であり、図2は室内機1の中央部の垂直断面図であり、図3は室内機の一部を分解した図である。本発明の室内機1は、主に空調室の天井近くの壁面に取り付けられ、図1乃至図3に示すように本体ユニット2と本体ユニット2の左右両側に設けた1対のファンユニット50、51とからなる。また、ファンユニットはファンユニット50、51のどちらか一方だけでも良い。本体ユニット2は空調室の室内空気を吸い込み冷媒と熱交換をして冷気または暖気にして空調室に吹き出し、ファンユニット50、51は室内空気を吸い込んで当該室内空気を空調室に吹き出す。
<本体ユニット>
本体ユニット2は横長の矩形状であり、内部には本体と平行に横長のクロスフローファンタイプの第1送風ファン20と第1送風ファン20の周囲を囲む熱交換器21を備える。第1送風ファン20は本体ユニット2の片側で第1ファンモータ22に軸支される。第1ファンモータ22と熱交換器21は、ケーシング23に支えられ、ケーシング23は後述する吸込口24と吹出口25を結ぶ送風路26を形成する。
本体ユニット2の外郭は熱交換器21の前面側と天面を覆うメインフレーム27と、送風路26の出口である吹出口25に取り付けられ運転停止時は吹出口25を塞ぐ上風向板28aと下風向板28bからなる風向板28と、下風向板28bよりも底面でケーシング23を塞ぐ底板29と、メインフレーム27の前面に覆い被さる前面パネル30で構成される。前面パネル30の前面は着脱自在で表面がフラット状の吸込グリル31で覆われる。メインフレーム27に設けた開口と前面パネル30と吸込グリル31の上端に設けた隙間が吸込口24となる。
尚、図3において室内機1の前面パネル30のある面を前面とし、前面の対面を背面とし、ケーシング23が視認される面を右側面とし、右側面の対面を左側面として以下説明する。
本体ユニット2は図2に示すように高さHよりも奥行きDの幅が広く、背面側から前方の吸込グリル31に向かい徐々に細くなってゆく略台形形状をなす。
本体ユニット2は第1ファンモータ22の回動により第1送風ファン20が回転することで吸込口24から取り入れられた室内空気を、熱交換器21で冷媒と熱交換して冷気または暖気に換え送風路26を通過して吹出口25から上風向板28aと下風向板28bで風向調整をして空調室に吹き出す。
<側面カバー>
本体ユニット2の左右両側には、図3に示すようにそれぞれ側面カバー40、41を備える。側面カバー40、41は本体ユニット2の側面の外郭を構成するとともにファンユニット50、51を収容する。また、ファンユニット50、51がどちらか一方の場合は、ファンユニット50、51に対応する側面カバー40、41のどちらかを備えればよい。側面カバー40、41は本体ユニット2の右側面となる側面カバー40と、本体ユニット2の左側面となる側面カバー41があり、側面カバー40と左側面カバー41は略対称形であるため、ここでは側面カバー40について説明する。
側面カバー40は、前面パネル30の側面30aの端に取り付けられ側面30aと同一面になり本体ユニット2の側面を塞ぐ壁面部44と、空気調和機1の外壁を構成する外壁面部45と、壁面部44と外壁面部45とを繋ぎ本体ユニット2のメインフレーム27の天井と同一面で水平方向に延出するように形成された天面部42と、同様に壁面部44と外壁面部45とを繋ぎ底板29と同一面で水平方向に延出するように形成された底面部43と、壁面部44と外壁面部45の内側を繋ぐ内壁面部46と、内壁面部46の下端46aと前記底面部43の前端43aを繋いで形成されてファンユニット50の回動を規制するためのストッパ面431を備え、壁面部44と外壁面部45と内壁面部46によりできる空間がファンユニット取付部47となり、ファンユニット50は、後方部分が側面カバーの天面部42と外壁面部45と内壁面部46で覆われる。
<ファンユニット>
ファンユニット50、51は、本体ユニット2の右側面の側面カバー40に取り付けられるファンユニット50と、本体ユニット2の左側面の側面カバー41に取り付けられるファンユニット51の一対のファンユニット50、51で構成される。ファンユニット50とファンユニット51は対称形であるため、ここではファンユニット50を説明する。
ファンユニット50は図3に示すように本体ユニット2に対して回動自在に本体ユニット2の側面カバー40の壁面部44に支持される。ここではファンユニット50は側面カバー40の壁面部44に交差し、後述する第2ファンモータ61の駆動軸61a線上に合わせた仮想の回転軸回りで図4に示すように水平状態から下方へ回動可能となる。本実施例においてファンユニット50の仮想の回転軸は水平軸線52とする。
ファンユニット50の外郭は、図3と図5に示すように側面カバー40に収容された際に外壁面部45側を形成する第1ファンケース54と壁面部44側を形成する第2ファンケース55の組合せでなるファンケース53と、第2ファンケース55を回動自在に支持して後述する第2ファンモータ61を固定して側面カバー40の壁面部44にネジで固定されるモータ取付板56と、第1ファンケース54の右側面、つまりファンユニット50が本体ユニット2に取り付けられた面とは逆側になる面に設けられた補助吸込口57と、第1ファンケース54と第2ファンケース55の前面の合わせ面に設けられた補助吹出口59を構成する補助吹出口カバー60と補助吹出口59内に設けられた補助風向板78で形成される。
ファンユニット50の外郭の形状は、空気調和機1の運転停止状態の時に本体ユニット2と一体に見えるように、図1と図6に示すように吸込グリル31と補助吹出口カバー60の前面を同一面となる位置に配置し、第1ファンケース54の天面はメインフレーム27と同一面となる位置に配置し、第1ファンケース54の底面部541は風向板28と同一面となる位置に配置し、背面側から前方に向かい徐々に細くなる略台形形状となる。
この状態でファンユニット50の後方は側面カバー40の天面部42と外壁面部45と内壁面部46とで覆われている。
側面カバー40の天面部42は、本体ユニット2のメインフレーム27の天面と同じ奥行を有して、外壁面部45に繋がる。外壁面部45は天面部42の前端42aから背面側に傾斜する仮想直線48を設ける。仮想直線48は底面部43の前端43aと連結する。また、外壁面部45の仮想直線48上の一部は後述する補助吸込口部81の円盤状の凸面に合わせて半円形49aに切り取られ仮想直線48と半円形49aとを繋いで前面端部49とする。これにより、ファンユニット50は空気調和機1の運転停止状態の時には前方と補助吸込口57だけが視認される。また、ファンユニット50の補助吸込口部81側の面と側面カバー40の前面端部49の隙間は補助吸込口部81の円盤状の凸面で塞がれて、空調室の在室者からは視認されない。
尚、図6において水平軸線52の位置、即ち後述する第2ファンモータ61の駆動軸61aの位置は、後述する第2送風ファン36および第2送風ファン36の送風路70が形成でき、ファンユニット50が側面カバー40のファンユニット取付部47の内部で回転できる位置とする。
ファンケース53の内部には、図5に示すように、モータ取付板56と第2ファンモータ61とモータケース62と第2送風ファン63とファンケーシング64が水平軸線52上に重なって構成される。
<第2ファンモータ>
第2ファンモータ61はモータ取付板56を介して側面カバー40の壁面部44に固定される。第2ファンモータ61から駆動軸61aが突出し、駆動軸61aの軸心が水平軸線52と同一線となる。駆動軸61aは第2送風ファン63に接続され、第2送風ファン63を回転させる。
<モータケース>
モータケース62は、難燃樹脂材により円盤型の皿部62aとドーム状の突出部62bで形成され、突出部62b内には第2ファンモータ61が収容される。第2ファンモータ61の駆動軸61aはモータケース62を貫通してファンケーシング側に突き出る。
皿部62aの第2ファンモータ61側の面には、図7に示すように水平軸線52回りで中心角72度の間隔で等間隔に配置された複数のローラー65を備える。ローラー65はローラー軸心65aとローラー軸心65aの周囲を回転する円柱体65bからなる。ローラー軸心65aはモータケース62に固定され、円柱体65bの回転によりファンユニット50が回動可能となる。
<第2送風ファン>
第2送風ファン63は、円柱状の周囲に羽根を備え中央部がドーム状でありドーム内にモータケース62を当接する所謂シロッコファンが用いられる。第2送風ファン63は第2ファンモータ61の駆動により、図4のように時計軸回りに回転し、室内空気Sを補助吸込口57から吸い込み補助吹出口59から吹き出す。
<ファンケーシング>
ファンケーシング64は、図5に示すように第1ファンケーシング66と第2ファンケーシング67を合わせて構成され第2送風ファン63の送風路70を形成する。
<第1ファンケーシング>
第1ファンケーシング66は、第1ファンケース54に固定する取付部68と、モータケース62を嵌入し水平線軸52を同心とする円形で開口された開口部69と、開口部69の周囲から立設される第2送風ファン63の周囲を囲む送風壁71とからなる。
また、図7に示すように開口部69のモータケース62側の面には円筒部72が立ちあがる。この円筒部72にはモータケース62に備えられた複数のローラー65が内接する。
円筒部72の円周の約1/4の部分にはラック73が形成される。ラック73は水平軸線52に沿った方向にローラー65からずれた位置で円筒部72上に配置されて水平軸線52に同心に延びる。ラック73には駆動ギア74が噛み合う。駆動ギア74はモータ取付板56に水平軸線52に平行に駆動軸を備えた駆動モータ75に接続され、駆動モータ75の回転に合わせた駆動ギア74の回転に応じて水平軸線52回りで円筒部72が回転し、円筒部72の回転を複数のローラー65が補助することで、ファンユニット50が回動することができる。
送風壁71は、図8(A)に示すように第2送風ファン63の回転方向で、吸い込まれた室内空気Sが壁に沿って流れるように徐々に広がる。
<第2ファンケーシング>
図5に示す第2ファンケーシング67は第1ファンケーシング66の送風壁71を覆い内部に第2送風ファン63を収容する蓋の役割を成し、補助吸込口57に重なる開口部67aとフィルタ90のガイド部67bを備え、第1ファンケーシング66と係合して送風路70を形成する。
第2ファンモータ61の駆動により第2送風ファン63が回転すると、補助吸込口57から室内空気Sは取り込まれる。第2送風ファン63は全周にわたって遠心方向に室内空気Sを押し出す。こうして押し出された室内空気Sは送風路70を伝って補助吹出口59から吹き出される。
第1ファンケース54と第2ファンケース55はファンケーシング64を覆うように連結される。第2ファンケーシング67の開口部67aは第1ファンケース54の補助吸込口57に重なる。ファンケーシング64の送風路70には補助吹出口カバー60が取り付けられる。
側面カバー40の壁面部44に固定されているモータ取付板56には、駆動モータ75、モータケース62および第2ファンモータ61が取り付けられ、モータケース62に対してファンケーシング64が水平軸線52回りで回動可能に保持されている。これによりファンユニット50は補助吸込口57から室内空気Sを吸い込むとともに、ファンユニット50自体も回動することが可能となる。
<ファンユニットの回動>
次にファンユニット50の回動について説明する。ファンユニット50は図8(A)の本体ユニット2と前面が同一面の水平状態から、図8(B)の水平線軸52を中心に前面が下方に最大60度まで回動することができる。尚、ここでは以下図8(A)から図8(B)へ前面が下方へ傾斜することを下流とし、逆に前面が上方へ戻ることを上流として説明する。
図7に示す上述した駆動モータ75の回転によって駆動ギア74が回転してラック73を動かし、ラック73が固定されている第1ファンケーシング66を回転させ、第1ファンケーシング66が固定されている第1ファンケース54を回動させることでファンユニット50が回動する。ラック73は水平線軸52を中心にした円弧上に設けられていることで、ファンユニット50は第2ファンモータ61を中心に回動しているように視認される。
水平状態において第1ファンケース54は側面カバー40の天面部42の前端42aと近接する。尚、近接する位置を点T1とする。これにより水平状態では第1ファンケース54と側面カバー40の天面部42の前端42aとの隙間は視認されずに側面カバー40の内部は在室者からは見えない。
第1ファンケース54は水平軸線52から点T1を結ぶ半径D1でなる円周E1に合わせて後方上部54aの形状を形成する。円周E1に合わせて形成される形状は少なくとも点T1から後方へ向かい円周E1上で60度以上の範囲K1までを形成する。
ファンユニット50が下流へ回動すると、図8(B)に示すように点T1は下流へ移動し、角度K1の範囲が側面カバー40の中から表れる。範囲K1が下流へ移動しても、第1ファンケース54と側面カバー40の天面部42の前端42aとの隙間の間隔は変わらずに側面カバー40の内部は在室者からは見えない。
水平状態において第1ファンケース54は底面部541が本体ユニット2の底板29と同一面となるように形成されている。そして、第1ファンケース54の回動により側面カバー40の内壁面部46と近接する面を回転軸52を中心とした半径D2による第1円周面542で形成し、底面部541と第1円周面542が交わる稜線上に角部543を設ける。
図9(A)は図8(A)のX部を拡大した図である。側面カバー40の内壁面部46は、第1ファンケース54の第1円周面542と近接する回転軸52を中心とした第2円周面461で形成するとともに、ストッパ面431に連なるストッパ面431の近傍は第2円周面461よりも曲率半径が大きい円弧面462で形成する。これは、ストッパ面431の補強と、成形時に金型から側面カバー40が抜けやすくするためである。
これにより第1ファンケース54と側面カバー40の間に若干の間隙部Hが発生する。しかし、従来例の補助筺体とは異なり、第1ファンケース54は底面部541と第1円周面542が交わる稜線上に角部543を設けたことで、図9(A)のように前方で下方から見上げる在室者Mの目線には角部543が間隙部Hの目隠しとなり、間隙部Hは視認されない。また、ファンユニット50の回動に合わせ角部543はファンユニット取付部47に徐々に収容されるが、その際にも図9(B)に示すように角部543が側面カバー40の第2円周面461に接するまで間隙部Hは徐々に狭くなるように視認される。これにより間隙部Hは目立つことなく意匠性を向上させることができる。
図8(B)に示すように、ファンユニット50が最大開度60度まで回動した時には、第1ファンケース54は側面カバー40のストッパ面431に当接され、側面カバー40の内部は見えなくなる。
また、上流への回転の規制は、図8(A)に示す点T1から範囲K1の一方の端点T2と水平線軸52を結ぶ線を設ける。その線に合わせて第1ファンケース54は規制壁54dと、側面カバー40は内壁面部46の規制壁46bを設ける。互いの規制壁54dと規制壁46bが当接することで上流への回転を規制することができる。
次にファンユニット50、51の効果を説明する。室内機1が運転を開始すると、図4に示すように、上風向板28aと下風向板28bが回動し、冷媒と熱交換して冷気または暖気となった空気を空調室に吹き出すとともに、ファンユニット50、51が水平線軸52回りで回動する。その際に補助吹出口59も上下に変位して補助吹出口59から吹き出される気流の向きは変更されることができる。補助吹出口59には補助風向板用モータ77で変位する補助風向板78が取り付けられる。補助風向板78は、補助吹出口59から吹出される気流の向きを、水平方向に偏向させることができる。
たとえば冷房運転が設定されると、図10(A)に示すように本体ユニット2から熱交換されて風向板28で水平方向に吹き出された冷気95は、室内空気よりも重いため徐々に下降する。その場合にファンユニット50、51を吹出口25よりも下方に向けて補助吸込口57から室内空気Sを吸い込み、補助吹出口59から下方に向けて吹き出す。室内空気Sの流れにより、冷気95はすぐに下降せずに空調室に広く吹きわたるとともに、在室者Mには直接冷気が当たらないことで心地よい涼感を与えることができる。
また、暖房運転が設定されると、図10(B)に示すように本体ユニット2から熱交換されて風向板28で下方方向に吹き出された暖気96は、室内空気よりも軽いため徐々に上昇する。その場合にファンユニット50、51を吹出口25よりも上方に向けて補助吸込口57から室内空気Sを吸い込み、補助吹出口59から上方に向けて吹き出す。室内空気Sの流れにより、暖気96はすぐに上昇せずに空調室に広く吹きわたるとともに、在室者Mには足元が温まり心地よい暖感を得ることができる。
1:空気調和機(室内機)、2:本体ユニット、30:前面パネル、40、41:側面カバー、42:天面部、43:底面部、431:ストッパ面、44:壁面部、45:外壁面部、46:内壁面部、461:第2円周面、462:円弧面、50、51:ファンユニット、52:水平線軸、54:第1ファンケース、541:底面部、542:第1円周面、543:角部、57:補助吸込口、59:補助吹出口、63:第2送風ファン、70:送風路、90:ファンユニット用フィルタ

Claims (1)

  1. 矩形状をした本体ユニットと、前記本体ユニットの左右両側の少なくとも一方に固定される側面カバーと、前記側面カバーに取り付けられ前記側面カバーの側面に交差する仮想の回転軸回りで水平状態から下方へ回動可能なファンユニットとからなる空気調和機であって、
    前記側面カバーは、前記本体ユニットの側面を塞ぐ壁面部と、前記空気調和機の外壁を構成する外壁面部と、前記壁面部と前記外壁面部とを繋ぐ天面部および底面部と、前記壁面部と前記外壁面部の内側を繋ぐ内壁面部と、前記内壁面部の下端と前記底面部の前端を繋いで形成されて前記ファンユニットの回動を規制するためのストッパ面を備え
    前記ファンユニットは、後方部分が前記側面カバーの前記天面部と前記外壁面部と前記内壁面部で覆われ、
    前記ファンユニットの底面部は、前記ファンユニットが水平状態の時に前記本体ユニット底面と同一面となるように形成されるとともに、前記側面カバーの前記内壁面部と近接する面を前記回転軸を中心とした第1円周面で形成し、前記ファンユニットの前記底面部と前記第1円周面が交わる稜線上に角部を設け、
    前記側面カバーの前記内壁面部は、前記ファンユニットの前記第1円周面と近接する面を前記回転軸を中心とした第2円周面で形成するとともに、前記ストッパ面近傍は前記第2円周面よりも曲率半径が大きい円弧面で形成することを特徴とする空気調和機。
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