JP6060440B1 - 回転刃 - Google Patents

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Abstract

【課題】半リング状の切断加工用刃物をリング状に配設して構成される回転刃の設置作業を容易に行うことができる回転刃を提供する。【解決手段】半リング状の第1切断加工用刃物及び第2切断加工用刃物を組み合わせてリング状に構成される回転刃であって、前記第1切断加工用刃物の一方の周方向端部と、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に対向配置される前記第2切断加工用刃物の一方の周方向端部とを連結する連結具を備えていることを特徴とする回転刃。【選択図】図2

Description

本発明は、回転刃に関する。特に、ダンボールシート等のシート材を切断加工する回転刃に関する。
段ボールシート等のシート材を裁断する場合、例えば、図14に示すようなスリッターが使用されている。このスリッターは、上下に配設した回転軸81,82に回転刃固定用の固定リング板83,84をキー等で軸着し、上方の固定リング板83にリング状の回転刃85をボルト等の締結具を介して固定すると共に、下方の固定リング板84に中板86、コイルスプリング87を介装してリング状の回転刃88を回転刃85と食い違い状に対設する(例えば、特許文献1参照)。
そして、回転軸81、82を段ボールシート9の移送速度と同速若しくは僅かに速い速度(例えば、105%程度)で進行方向に回転させながら、上下の回転刃85、88に段ボールシート9を挟み込んで裁断する。
回転刃85(88)としては、例えば、図15に示すような構成の物が知られている。この図15に示す回転刃85(88)は、2つの半リング状の切断加工用刃物90,91から構成され、各切断加工用刃物90,91を固定リング板83(84)にボルト等の締結具を介して固定されるタイプのものである。
実開平6−39390号公報
上述の複数の半リング状の切断加工用刃物90,91から構成される回転刃85(88)を固定リング板83(84)に設置する場合、例えば、作業者は、まず、一方の切断加工用刃物90を片手で持ち上げて所定の設置位置に配置されるように保持しつつ、他方の手でボルトを当該切断加工用刃物90の所定の孔に通し、その状態を維持しながら該ボルトを回転させて切断加工用刃物90を固定する必要がある。その後、もう一つの切断加工用刃物91についても、同様の動作によって所定の位置にセッティングする。また、回転刃85(88)を固定リング板83(84)から取り外す場合、ボルトを緩めて切断加工用刃物90,91の所定の孔から抜き出す際に当該切断加工用刃物90,91が落下しないように、片手で切断加工用刃物90,91を保持しつつ行う必要がある。
このように従来の回転刃85(88)は、固定リング板83(84)への着脱に際し、切断加工用刃物90,91を片手で押さえる等して所定の位置となるように保持し続けなければならず、その作業性が悪いという問題があった。特に、2つの切断加工用刃物90,91のうち、下側に配設される切断加工用刃物91を脱着する場合には、切断加工用刃物91が落下するリスクが高く、また、ボルトを挿入・固定する際に、狭いスペースを介しての作業となることから、作業性が特に悪く、設置作業に多大な困難性を伴うという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、半リング状の切断加工用刃物をリング状に配設して構成される回転刃の設置作業を容易に行うことができる回転刃を提供することを目的とする。
本発明の前記目的は、半リング状の第1切断加工用刃物及び第2切断加工用刃物を組み合わせてリング状に構成される回転刃であって、前記第1切断加工用刃物の一方の周方向端部と、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に対向配置される前記第2切断加工用刃物の一方の周方向端部とを連結する連結具を備えており、前記連結具は、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に取り付けられる第1係合部と、前記第2切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に取り付けられる第2係合部とを備え、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部は、前記連結具の前記第1係合部が挿入される第1切欠部を備えており、前記第2切断加工用刃物の前記一方の周方向端部は、前記連結具の前記第2係合部が挿入される第2切欠部を備えており、前記第1切欠部は、前記連結具の前記第1係合部が前記第1切断加工用刃物の厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状を備え、前記第2切欠部は、前記連結具の前記第2係合部が前記第2切断加工用刃物の厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状を備えていることを特徴とする回転刃により達成される。
また、前記第1切欠部は、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部側の端縁に接続する第1クビレ部と、前記第1クビレ部における前記端縁側とは反対側の端部に接続する第1拡径部とを備えており、前記第2切欠部は、前記第2切断加工用刃物の前記一方の周方向端部側の端縁に接続する第2クビレ部と、前記第2クビレ部における前記端縁側とは反対側の端部に接続する第2拡径部とを備えており、前記第1拡径部は、前記第1クビレ部の幅よりも大きく構成されており、前記第2拡径部は、前記第2クビレ部の幅よりも大きく構成されており、前記第1切断加工用刃物及び前記第2切断加工用刃物を組み合わせてリング状に構成した場合に、前記第1クビレ部と前記第2クビレ部とは、連通可能に構成されていることが好ましい。
また、前記連結部は、前記第1切欠部の前記第1拡径部に配置される前記第1係合部と、前記第2切欠部の前記第2拡径部に配置される前記第2係合部と、前記第1係合部及び前記第2係合部を接続し、前記第1切欠部の前記第1クビレ部及び前記第2切欠部の前記第2クビレ部に配置される接続部を備えていることが好ましい。
また、前記連結具は、弾性部材から形成することができる。
また、前記連結具は、弾性部材から形成されており、前記接続部の長さは、前記第1拡径部及び前記第2拡径部との間に配置される前記第1クビレ部及び第2クビレ部の合計長さより短く構成されていることが好ましい。
また、前記第1切断加工用刃物及び前記第2切断加工用刃物の少なくともいずれか一方は、その側面に埋設された磁石体を備えていることが好ましい。
本発明によれば、2つの半リング状の切断加工用刃物をリング状に配設して構成される回転刃の設置作業を容易に行うことができる回転刃を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る回転刃の概略構成平面図である。 図1に示す回転刃の連結状態を解除した状態を示す平面図である。 図1に示す回転刃の変形例における断面図である。 図1に示す回転刃の変形例における断面図である。 図1に示す回転刃の変形例における要部拡大平面図である。 図1に示す回転刃の変形例における要部拡大平面図である。 図1に示す回転刃の変形例における断面図である。 図1に示す回転刃の変形例に関し、回転刃の連結状態を解除した状態を示す要部拡大平面図である。 本発明に係る回転刃の取り付け方法を説明するための説明図である。 図1に示す回転刃の変形例に関する説明図である。 図10に示す回転刃の変形例についての効果を説明するための説明図である。 図1に示す回転刃の変形例に関し、回転刃の連結状態を解除した状態を示す平面図である。 図1に示す回転刃の変形例に関し、回転刃の連結状態を解除した状態を示す平面図である。 段ボールシートを裁断する際に使用されるスリッターの概略構成図である。 従来の回転刃を示す概略構成平面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる回転刃を示す平面図である。回転刃100は、回転しながら段ボールシートや合成樹脂製シート等のシート材を切断するための刃物であり、図1に示す回転刃の連結状態を解除した状態を示す図2(平面図)に示すように、複数の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1b)を備えている。第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1bは、それぞれ、刃物本体2と、切断刃部3とを備えている。本実施形態においては、第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1bのそれぞれを半リング状に構成されており、回転刃は、これら第1及び第2切断加工用刃物1a,1bを組み合わせることにより構成されている。
各刃物本体2は、ステンレスや鉄、工具鋼等の金属材料により形成されており、図2に示すように、平面視において略扇形状(半リング状)に形成されている。なお、各刃物本体2には、所定の位置に、ボルト等の締結具が挿入可能な貫通孔21が形成されている。
各切断刃部3は、シート材を切断する刃であって、刃物本体2の外周部に沿って形成されている。この切断刃部3の具体的形態は特に限定されず、例えば、図3の断面図に示すように、刃物本体2の外周部において、当該刃物本体2の一方面から他方面にかけて傾斜する傾斜面22を形成して刃物本体2の外周縁を先鋭となるように形成してもよく、或いは、図4の断面図に示すように、刃物本体2の両面のそれぞれの外周部に傾斜面22,22を形成することにより、刃物本体2の外周縁を先鋭となるように形成してもよい。また、図5の要部拡大平面図に示すように、ノコ歯状に形成してもよい。切断刃部3をノコ歯状に形成する場合、互いに隣接する各ノコ歯3の各頂点3a間距離Lが、例えば、2.0mm〜4.0mmとなるように形成し、各ノコ歯3の最大高さHが、例えば、2.0mm〜3.5mmとなるように形成することが好ましい。また、切断刃部3をノコ歯状に形成する場合、図5に示すように、各ノコ歯3の各頂点3a間に介在するノコ歯3の輪郭形状3bが平面視V字状となるように形成してもよく、図6(a)に示すように、輪郭形状3bが、平面視湾曲状となるように形成してもよい。更に、図6(b)に示すように、輪郭形状3bが、平面視において一方側に傾斜するV字状となるように形成してもよい。また、図7に示すように、切断刃部3を、刃物本体2の外周部に沿って当該刃物本体2の厚み方向両側にそれぞれ形成してもよい。
また、本発明に係る回転刃においては、図1及び図2に示すように、第1切断加工用刃物1aは、第1切欠部4aを備えており、第2切断加工用刃物1bは、第2切欠部4bを備えている。第1切欠部4aは、第1切断加工用刃物1aの一方の周方向端部2aに設けられており、第2切欠部4bは、第1切断加工用刃物1aの一方の周方向端部2aに対向配置される第2切断加工用刃物1bの一方の周方向端部2bに設けられている。第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1bを組み合わせることにより回転刃を構成した際に、これら第1切欠部4a及び第2切欠部4bによって、一つの切欠部が形成され、この切欠部に後述の連結具5が挿入配置されるように構成されている。なお、第1切欠部4a及び第2切欠部4bは、刃物本体2の一方面及び他方面を貫通する貫通孔として構成してもよく、或いは、刃物本体2の一方面(或いは、他方面)側に開口を有し底部を有する凹部として構成してもよい。
また、第1切欠部4aは、連結具5の第1係合部5aが第1切断加工用刃物1aの厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状を備えており、第2切欠部4bは、連結具5の第2係合部5bが第2切断加工用刃物の厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状を備えるように構成されている。
また、第1切欠部4aは、第1切断加工用刃物1aの一方の周方向端部側の端縁に接続する第1クビレ部41aと、当該第1クビレ部41aにおける端縁側とは反対側の端部に接続する第1拡径部42aとを備えており、第2切欠部4bは、第2切断加工用刃物1bの一方の周方向端部側の端縁に接続する第2クビレ部41bと、第2クビレ部41bにおける端縁側とは反対側の端部に接続する第2拡径部42bとを備えている。また、第1拡径部42aは、第1クビレ部41aの幅よりも大きく構成されており、第2拡径部42bは、第2クビレ部41bの幅よりも大きく構成されている。第1クビレ部41aと第2クビレ部41bとは、第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1bを組み合わせてリング状に構成した場合に、連通可能に構成されている。
また、本発明に係る回転刃100は、第1切断加工用刃物1aの一方の周方向端部2aと、第1切断加工用刃物1aの前記一方の周方向端部2aに対向配置される第2切断加工用刃物1bの一方の周方向端部2bとを連結する連結具5を備えている。この連結具5は、例えば、金属材料、プラスチック材料、弾性部材等から形成することができる。また、この連結具5は、図2に示すように、第1切断加工用刃物1aの一方の周方向端部2aに取り付けられる第1係合部5aと、第2切断加工用刃物1bの一方の周方向端部2bに取り付けられる第2係合部5bとを備えている。連結具5の第1係合部5aは、第1切欠部4aに挿入されて配置され、第2係合部5bは、第2切欠部4bに挿入されて配置される。より具体的には、連結具5は、第1切欠部4aの第1拡径部42aに挿入配置される第1係合部5aと、第2切欠部4bの第2拡径部42bに挿入配置される第2係合部5bと、接続部5cとを備えている。接続部5cは、第1係合部5a及び第2係合部5bを接続する機能を有し、第1切欠部4aの第1クビレ部41a及び第2切欠部4bの第2クビレ部41b内に挿入配置される。
第1切欠部4a及び第2切欠部4b第の輪郭形状、連結具5の輪郭形状としては、第1切欠部4a及び第2切欠部4bによって形成される切欠部に対して、連結具5が刃物本体2の厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状となるものであれば、特に限定されない。例えば、図8に示すように、様々な輪郭形状を採用することができる。
本発明に係る回転刃100は、例えば、図14に示すようなスリッターに装着されて使用される。スリッターへの装着に際しては、一の回転刃100を上方の固定リング板83に取り付けると共に、更に別の回転刃100を下方の固定リング板84に取り付ける。また、上方の固定リング板83に取り付けられる回転刃100は、下方の固定リング板84に取り付けられる回転刃100と食い違い状となるように対設する。
ここで、回転刃100の取り付け方法の一例について、上方の固定リング板83に取り付けられる場合を例に採り具体的に説明する。まず、図9(a)の正面図に示すように、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)を固定リング板83の上側にボルトで固定する。この時は、作業者は、まず、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)を片手で持ち上げて所定の設置位置に配置されるように保持しつつ、他方の手でボルトを当該切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)の所定の孔に通し、その状態を維持しながら該ボルトを回転させて切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)を固定する。その後、他の切断加工用刃物1(第2切断加工用刃物1b)を把持し、図9(b)(C)に示すように、連結具5を介して、第2切断加工用刃物1bを第1切断加工用刃物1aに吊り下げる。ここで、第1切断加工用刃物1aは既にボルトで固定リング板83に固定されているため、第2切断加工用刃物1bは、第1切断加工用刃物1aに安定的に吊り下げられた状態となる。したがって、作業者は、第2切断加工用刃物1bが落下しないように保持する必要が無く、両手を自由に使える状態となる。その後、作業者は、図9(d)に示すように、ボルトを第2切断加工用刃物1bの貫通孔21に挿入し、当該第2切断加工用刃物1bを固定リング板83に固定する。なお、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)を設置する際にボルト固定することなく、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)と他の切断加工用刃物1(第2切断加工用刃物1b)とを、連結具5を介して、固定リング板83の胴部831(各切断加工用刃物1の内周部が当接する円筒体)に沿わせながら互いに組み付け(図9(c)に示すような状態)、その後、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)、及び、他の切断加工用刃物1(第2切断加工用刃物1b)における貫通孔21にボルトを挿入して、各切断加工用刃物1を固定リング板83に固定するようにしてもよい。このような設置方法の場合、各切断加工用刃物1のボルト固定作業に際して、両手を自由に使える状態となる。
次に、回転刃100を固定リング板83から取り外す方法について説明する。まず、図9(d)の正面図において下側に示される第2切断加工用刃物1bに締結されているボルトを取り外す。ボルトが取り外される第2切断加工用刃物1bは、連結具5の作用によって、第1切断加工用刃物1aに吊り下げられた状態となっているため(図9(c)の状態)、作業者は、第2切断加工用刃物1bが落下しないように保持する必要が無く、両手を自由に使える状態でボルトの取り外し作業を行うことができる。第2切断加工用刃物1bにおけるボルトを取り外した後は、第2切断加工用刃物1bの厚み方向に沿って第2切断加工用刃物1bを移動させ、連結具5を介した第1切断加工用刃物1aとの係合状態を解除しつつ、第2切断加工用刃物1bを取り外す(図9(b)の状態)。その後、第1切断加工用刃物1aにおけるボルトを緩めて第1切断加工用刃物1aの所定の貫通孔21から抜き出す。この時は、作業者は、第1切断加工用刃物1aが落下しないように、片手で切断加工用刃物1を保持して行う。なお、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)、及び、他の切断加工用刃物1(第2切断加工用刃物1b)を固定リング板83に固定している各ボルトをはじめに全て取り外した後、第2切断加工用刃物1bの厚み方向に沿って第2切断加工用刃物1bを移動させ、連結具5を介した第1切断加工用刃物1aとの係合状態を解除しつつ、第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1bを取り外すようにしてもよい。ここで、一の切断加工用刃物1(第1切断加工用刃物1a)、及び、他の切断加工用刃物1(第2切断加工用刃物1b)を固定リング板83に固定している各ボルトを全てはじめに取り外した場合であっても、第1切断加工用刃物1aと第2切断加工用刃物1bとは、連結具5の作用によって互いに連結された状態で、固定リング板83の胴部831(各切断加工用刃物1の内周部が当接する円筒体)に支持された状態となっているため、各切断加工用刃物1が落下することは防止されている。
このように、本発明に係る切断刃によれば、固定リング板83等への着脱に際し切断加工用刃物1を片手で押さえる等して所定の位置となるように保持しなくてもよく、少なくとも、下側に配設される切断加工用刃物1を脱着する場合には、両手を自由に使える状態でボルトの着脱を行うことが可能となり、回転刃100の固定リング板83へのセッティング作業を効率よく容易に行うことが可能となる。
以上、本発明の一実施形態に係る回転刃100について説明したが、回転刃100の具体的構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、本発明に係る回転刃が備える連結具5の構成に関し、当該連結具5を弾性部材から形成し、連結具5が備える接続部5cの長さS1が、図10に示すように、第1拡径部42a及び第2拡径部42bとの間に配置される第1クビレ部41a及び第2クビレ部41bの合計長さS2よりも短くなるように構成することができる。このような構成を採用する場合、図11に示すように、弾性部材から形成される連結具5の弾性力によって、第1切断加工用刃物1a及び第2切断加工用刃物1b同士が、互いに引き寄せられる状態となるため、第1切断加工用刃物1aと第2切断加工用刃物とをしっかりと組み合わせることが可能となる。
また、上記実施形態においては、単一の連結具5を用いて、第1切断加工用刃物1aと第2切断加工用刃物1bとを連結する構成であるが、このような構成に特に限定されず、図12に示すように、第1切断加工用刃物1aの他方の周方向端部2cと、第1切断加工用刃物1aの他方の周方向端部2cに対向配置される第2切断加工用刃物1bの他方の周方向端部2dとを連結する第2の連結具51を更に備えるように構成してもよい。このような構成を採用する場合、第1切断加工用刃物1aの他方の周方向端部2cと、第2切断加工用刃物1bの他方の周方向端部2dとにおいて、それぞれ、第2の第1切欠部4c及び第2切欠部4dを形成する。なお、第2の連結具51、第1切欠部4c、第2切欠部4dの構造は、上述の連結具5、第1切欠部4a、第2切欠部4bの構造とそれぞれ同様であることは言うまでもない。
また、上記実施形態において、例えば、図13の平面図に示すように、各刃物本体2が、その側面に埋設された磁石体6を備えるように構成してもよい。このような磁石体6を備える構成を採用する場合、固定リング板83に設置される各切断加工用刃物1は、当該磁石体6の作用によって、固定リング板83に吸着されることになり、例えば、切断加工用刃物1を片手で押さえる等して所定の位置となるように保持しなくてもよく、両手を自由に使える状態で各切断加工用刃物1を着脱することができ、回転刃100の固定リング板83へのセッティング作業をより一層効率よく容易に行うことが可能となる。なお、刃物本体2に埋設される磁石体6の種類は特に限定されないが、磁力が強くて、小型化も容易であるという観点からネオジム磁石を用いることが好ましい。また埋設される磁石体6の磁力や磁石体6の個数・設置位置、磁石体6の形態は特に限定されず、磁石体6の作用によって、固定リング板83に切断加工用刃物1が吸着されて落下しない状態を確保できるように適宜設定すればよい。また、複数の切断加工用刃物1における刃物本体2の全てが磁石体6を備えるように構成することが好ましいが、図2等に示されるように、二分割タイプの回転刃100の場合には、いずれか一方の切断加工用刃物1における刃物本体2が磁石体6を備えるように構成してもよい。
100 回転刃
1 切断加工用刃物
1a 第1切断用加工用刃物
1b 第2切断加工用刃物
2 刃物本体
2a 第1切断加工用刃物の一方の周方向端部
2b 第2切断加工用刃物の一方の周方向端部
21 貫通孔
3 切断刃部
4a 第1切欠部
41a 第1クビレ部
42a 第1拡径部
4b 第2切欠部
41b 第2クビレ部
42b 第2拡径部
5 連結具
5a 第1係合部
5b 第2係合部
5c 接続部
6 磁石体

Claims (6)

  1. 半リング状の第1切断加工用刃物及び第2切断加工用刃物を組み合わせてリング状に構成される回転刃であって、
    前記第1切断加工用刃物の一方の周方向端部と、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に対向配置される前記第2切断加工用刃物の一方の周方向端部とを連結する連結具を備えており、
    前記連結具は、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に取り付けられる第1係合部と、前記第2切断加工用刃物の前記一方の周方向端部に取り付けられる第2係合部とを備え、
    前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部は、前記連結具の前記第1係合部が挿入される第1切欠部を備えており、
    前記第2切断加工用刃物の前記一方の周方向端部は、前記連結具の前記第2係合部が挿入される第2切欠部を備えており、
    前記第1切欠部は、前記連結具の前記第1係合部が前記第1切断加工用刃物の厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状を備え、
    前記第2切欠部は、前記連結具の前記第2係合部が前記第2切断加工用刃物の厚み方向への移動が可能で、かつ、径方向への移動が規制される輪郭形状を備えていることを特徴とする回転刃。
  2. 前記第1切欠部は、前記第1切断加工用刃物の前記一方の周方向端部側の端縁に接続する第1クビレ部と、前記第1クビレ部における前記端縁側とは反対側の端部に接続する第1拡径部とを備えており、
    前記第2切欠部は、前記第2切断加工用刃物の前記一方の周方向端部側の端縁に接続する第2クビレ部と、前記第2クビレ部における前記端縁側とは反対側の端部に接続する第2拡径部とを備えており、
    前記第1拡径部は、前記第1クビレ部の幅よりも大きく構成されており、
    前記第2拡径部は、前記第2クビレ部の幅よりも大きく構成されており、
    前記第1切断加工用刃物及び前記第2切断加工用刃物を組み合わせてリング状に構成した場合に、前記第1クビレ部と前記第2クビレ部とは、連通可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転刃。
  3. 前記連結は、
    前記第1切欠部の前記第1拡径部に配置される前記第1係合部と、
    前記第2切欠部の前記第2拡径部に配置される前記第2係合部と、
    前記第1係合部及び前記第2係合部を接続し、前記第1切欠部の前記第1クビレ部及び前記第2切欠部の前記第2クビレ部に配置される接続部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の回転刃。
  4. 前記連結具は、弾性部材から形成されていることを特徴とする請求項から1から3のいずれかに記載の回転刃。
  5. 前記連結具は、弾性部材から形成されており、前記接続部の長さは、前記第1拡径部及び前記第2拡径部との間に配置される前記第1クビレ部及び第2クビレ部の合計長さより短く構成されていることを特徴とする請求項3に記載の回転刃。
  6. 前記第1切断加工用刃物及び前記第2切断加工用刃物の少なくともいずれか一方は、その側面に埋設された磁石体を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の回転刃。
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