JP6059985B2 - 抗notch−1抗体 - Google Patents
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Description
(i)配列番号18に示すアミノ酸配列、または配列番号18の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されている、その変異体を含む、重鎖可変領域CDR1、
(ii)配列番号19に示すアミノ酸配列、または配列番号19の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されている、その変異体を含む、重鎖可変領域CDR2、および
(iii)配列番号20に示すアミノ酸配列、または配列番号20の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されている、その変異体を有する、重鎖可変領域CDR3
を含む、ヒトNotch−1と特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合部分を提供する。
(i)配列番号12に示すアミノ酸配列、または配列番号12の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されている、その変異体を含む、軽鎖可変領域CDR1、
(ii)配列番号13に示すアミノ酸配列、または配列番号13の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されている、その変異体を含む、軽鎖可変領域CDR2、および
(iii)配列番号14に示すアミノ酸配列、または配列番号14の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されている、その変異体を含む、軽鎖可変領域CDR3
を含む、Notch−1と特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合部分を提供する。
(i)配列番号18、または配列番号18の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されているその変異体を含む、重鎖可変領域CDR1、
(ii)配列番号19、または配列番号19の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されているその変異体を含む、重鎖可変領域CDR2、
(iii)配列番号20、または配列番号20の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されているその変異体を含む、重鎖可変領域CDR3、
(iv)配列番号12、または配列番号12の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されているその変異体を含む、軽鎖可変領域CDR1、
(v)配列番号13、または配列番号13の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されているその変異体を含む、軽鎖可変領域CDR2、および
(vi)配列番号14、または配列番号14の1〜4個の残基が改変されている、好ましくは3個の残基のみが改変されている、より好ましくは2個の残基のみが改変されている、さらにより好ましくは1個の残基のみが改変されているその変異体を含む、軽鎖可変領域CDR3
を含む、Notch−1と特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合部分を提供する。
(a)配列番号6のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および
(b)配列番号8のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む抗体と交差競合または競合する、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分を提供する。
(i)配列番号18を含む重鎖可変領域CDR1、
(ii)配列番号19を含む重鎖可変領域CDR2、
(iii)配列番号20を含む重鎖可変領域CDR3、
(iv)配列番号12を含む軽鎖可変領域CDR1、
(v)配列番号13を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(vi)配列番号14を含む軽鎖可変領域CDR3
を含み、軽鎖CDRおよび重鎖CDRのそれぞれの1〜4個のアミノ残基が改変されていてもよい抗体と交差競合または競合する、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合部分を提供する。好ましくは、軽鎖CDRおよび重鎖CDRの改変のうちのいずれかが、そのアミノ酸残基の保存的置換である。より好ましくは、軽鎖CDRおよび重鎖CDRはいずれも改変されていない。
用語「Notch−1」または「Notch1」とは、互換性があるように使用され、ヒトNotch−1タンパク質の変異体、アイソフォームおよび種相同体が含まれる。たとえば、ネイティブヒトNotch−1タンパク質は、リーダーペプチド、大きな表皮成長因子(EGF)様反復領域、3つのLin12反復、N末端ヘテロ二量体化ドメイン(HD−N)、C末端ヘテロ二量体化ドメイン(HD−C)、膜貫通(TM)配列および細胞内ドメイン(NICD)から構成される。完全長ヒトNotch−1のNCBI/GenBank受託番号はNM_017617.2である。
ヒトNotch1cDNAは、リーダーペプチド、36個のEGF様反復、負の調節領域(NRR)、膜貫通(TM)配列および細胞内ドメインからなる2556個のアミノ酸残基のタンパク質をコードしている。(Vardarら、Biochemistry、2003、41:7061〜7067、Sanchez−Irizarryら、Mol.Cell.Biol.、2004、24:9265〜9273、Gordon,W.R.ら、Nature Structural&Molecular Biology、2007、第14巻、295〜300)。Notch−1NRRは、アミノ酸残基1447から始まり、1734で終わる。Notch−1NRRは、LNR−A(Notch−1アミノ酸残基1447〜1483)、LNR−B(Notch−1アミノ酸残基1484〜1525)、LNR−C(Notch−1アミノ酸残基1526〜1565)、N末端ヘテロ二量体化ドメイン(HD−N、Notch−1アミノ酸残基1566〜1665)およびC末端ヘテロ二量体化ドメイン(HD−C、Notch−1アミノ酸残基1666〜1734)からなる。
本開示の1つの例示的な抗体は、実施例1〜3および8に記載のように作製、単離、試験および構造的に特徴づけた、マウスモノクローナル抗体N248Aである。表1は、mAb N248Aの様々な領域のアミノ酸配列および本明細書中に開示する他の配列を記載している。
高い親和性でNotch−1Lin−AおよびHD−Cドメインと結合する抗体はNotch−1シグナル伝達を低下させ、したがって、in vitroおよびin vivoで生物活性を実証して、癌細胞の成長、特にT−ALL癌細胞の成長を阻害し得ることが、本発明の企図内にある。そのような抗体は、当業者に知られている一般的な方法に従って生成し得る。一実施形態では、そのような抗体は、実施例1および2に示すように、マウスをNotch−1LinAドメインおよびNotch−1HD−Cドメインを含む免疫原で免疫化し、次いで、実施例2に示すように、そのようにして作製された抗体のハイブリドーマクローニング、およびELISAアッセイによるクローニングした抗体のアッセイを行うことによって、生成することができる。ELISAアッセイに従って選択された抗体のNotch−1結合親和性は、実施例4に示すように、表面プラズマ共鳴Biacore3000機器で測定することができる。
ヒトを含めた任意の哺乳動物対象またはそれからの抗体産生細胞を、ヒトを含めた哺乳動物のハイブリドーマ細胞系を生じるための基礎として役割を果たすように操作できることが、本発明の企図内にある。典型的には、宿主動物に、本明細書中に記載のものを含めた一定量の免疫原を、腹腔内、筋肉内、経口、皮下、足底内、および/または皮内で接種する。
宿主動物における免疫化によって作製された本発明の抗Notch−1抗体は、その生物活性および医薬上の特性を増加させるために、多くの様式で操作できることが、本発明の企図内にある。そのような操作の一方法はヒト化である。
完全ヒト抗Notch−1抗体は、特定のヒト免疫グロブリンタンパク質を発現するように操作されている市販のマウスを用いることによって得られ得ることが、本発明の企図内にある。また、より望ましい(たとえば完全ヒト抗体)またはより強力な免疫応答を生じるように設計されたトランスジェニック動物も、ヒト化抗体またはヒト抗体の作製に使用し得る。そのような技術の例は、Abgenix,Inc.(カリフォルニア州Fremont)のXenomouse(商標)ならびにMedarex,Inc.(ニュージャージー州Princeton)のHuMAb−Mouse(登録商標)およびTC Mouse(商標)である。
一般に、抗体は、所望の抗体のDNA配列を発現ベクター内に配置し、次いで、それだけには限定されないが、そうでなければ免疫グロブリンタンパク質を産生しない大腸菌(E.coli)細胞、サルCOS細胞、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、または骨髄腫細胞を含めた宿主細胞中での形質移入および発現によって、組換えによって作製し得る。PCT特許公開WO87/04462号。トランスジェニック植物細胞またはトランスジェニック乳細胞などの他の宿主細胞も使用し得る。たとえば、Peetersら、Vaccine、19:2756(2001)、Lonberg,N.およびD.Huszar、Int.Rev.Immunol、13:65(1995)、ならびにPollockら、J Immunol Methods、231:147(1999)を参照されたい。
抗原上のモノクローナル抗体の結合エピトープは、抗原−抗体の相互作用の種類に応じて、いくつかの方法によってマッピングし得る。
既に論じたように、抗体は、抗体のアミノ酸残基のうちの1つもしくは複数の保存的置換によって、または抗体のアミノ酸への、アミノ酸の1つもしくは複数の欠失もしくは付加によって、組換えにより改変されてもよい。
(1)非極性:ノルロイシン、Met、Ala、Val、Leu、Ile、
(2)極性、荷電なし:Cys、Ser、Thr、Asn、Gln、
(3)酸性(負荷電):Asp、Glu、
(4)塩基性(正荷電):Lys、Arg、
(5)鎖の配向に影響を与える残基:Gly、Pro、および
(6)芳香族:Trp、Tyr、Phe、His。
本発明には、親和性成熟した実施形態が含まれる。たとえば、親和性成熟した抗体は、当分野で知られている手順によって生成することができる(Marksら(1992)Bio/Technology、10:779〜783、Barbasら(1994)Proc Nat.Acad.Sci,USA、91:3809〜3813、Schierら(1995)Gene、169:147〜155、Yeltonら(1995)J.Immunol.、155:1994〜2004、Jacksonら(1995)J.Immunol.、154(7):3310〜9、Hawkinsら(1992)J.Mol.Biol.、226:889〜896、およびPCT公開WO2004/058184号)。
また、抗体は、それだけには限定されないが、様々な糖でのグリコシル化、アセチル化、およびリン酸化を含めた翻訳後修飾によって修飾されることもできる。抗体は、その定常領域中の保存的な位置でグリコシル化される。免疫グロブリンのオリゴ糖側鎖は、タンパク質の機能(Boydら、1996、Mol.Immunol.、32:1311〜1318、WittweおよびHoward、1990、Biochem.、29:4175〜4180)、ならびにコンホメーションに影響を与える場合がある、糖タンパク質の部分間の分子内相互作用に影響を与え、糖タンパク質の三次元表面を提示した(JefferisおよびLund、上記、WyssおよびWagner、1996、Current Opin.Biotech.、7:409〜416)。また、オリゴ糖は、特異的な認識構造に基づいて所定の糖タンパク質を特定の分子に標的化する役割も果たし得る。また、抗体のグリコシル化は抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)に影響を与えることも報告されている。具体的には、二分GlcNAcの形成を触媒するグリコシルトランスフェラーゼであるβ(1,4)−N−アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼIII(GnTIII)のテトラサイクリン調節性発現を有するCHO細胞が、向上したADCC活性を有することが報告されている(Umanaら、1999、Mature Biotech.、17:176〜180)。
本発明の一部の実施形態では、抗体は、免疫学的に不活性もしくは部分的に不活性である、たとえば、補体媒介性の溶解を誘発しない、抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)を刺激しない、もしくはミクログリアを活性化させない、または、補体媒介性の溶解の始動、抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)の刺激もしくはミクログリアの活性化のうちの任意の1つもしくは複数において低下した活性を有する(改変されていない抗体と比較して)定常領域などの、改変された定常領域を含む。定常領域の様々な改変を使用して、エフェクター機能の最適なレベルおよび/または組合せを達成し得る。たとえば、Morganら、Immunology、86:319〜324(1995)、Lundら、J.Immunology、157:4963〜9、157:4963〜4969(1996)、Idusogieら、J.Immunology、164:4178〜4184(2000)、Taoら、J.Immunology、143:2595〜2601(1989)、およびJefferisら、Immunological Reviews、163:59〜76(1998)を参照されたい。一部の実施形態では、定常領域は、Eur.J.Immunol.(1999)29:2613〜2624、PCT出願PCT/GB99/01441号、および/または英国特許出願第9809951.8号に記載のように改変されている。他の実施形態では、抗体は、以下の突然変異:A330P331からS330S331(アミノ酸の付番は野生型IgG2配列を参照)を含むヒト重鎖IgG2定常領域を含む。Eur.J.Immunol.(1999)29:2613〜2624。さらに他の実施形態では、定常領域は、N−連結グリコシル化のためにアグリコシル化(aglycosylated)されている。一部の実施形態では、定常領域は、グリコシル化されたアミノ酸残基または定常領域中のN−グリコシル化認識配列の一部であるフランキング残基を突然変異させることによって、N−連結グリコシル化のために脱グリコシル化されている。たとえば、N−グリコシル化部位N297をA、Q、K、またはHに突然変異させ得る。Taoら、J.Immunology、143:2595〜2601(1989)、およびJefferisら、Immunological Reviews、163:59〜76(1998)を参照されたい。一部の実施形態では、定常領域は、N−連結グリコシル化のために脱グリコシル化されている。定常領域は、N−連結グリコシル化のために酵素的に(酵素PNGaseによって炭水化物を除去することなど)、またはグリコシル化欠損宿主細胞中での発現によって、脱グリコシル化されていてよい。
また、本発明には、本発明の抗体またはポリペプチドからの1つまたは複数の断片または領域を含む融合タンパク質も包含される。一実施形態では、本発明の抗体の可変軽鎖領域の少なくとも10個の連続的なアミノ酸および/または可変重鎖領域の少なくとも10個のアミノ酸を含む融合ポリペプチドが提供される。他の実施形態では、可変軽鎖領域の少なくとも約10個、少なくとも約15個、少なくとも約20個、少なくとも約25個、もしくは少なくとも約30個の連続的なアミノ酸および/または可変重鎖領域の少なくとも約10個、少なくとも約15個、少なくとも約20個、少なくとも約25個、もしくは少なくとも約30個の連続的なアミノ酸を含む融合ポリペプチドが提供される。別の実施形態では、融合ポリペプチドは、本発明の抗体の軽鎖可変領域および/または重鎖可変領域を含む。別の実施形態では、融合ポリペプチドは、本発明の抗体の1つまたは複数のCDRを含む。本発明の目的のために、融合タンパク質は、1つまたは複数の抗体およびそれがネイティブ分子中で付着していない別のアミノ酸配列、たとえば、異種配列または別の領域からの相同配列を含有する。例示的な異種配列には、それだけには限定されないが、FLAGタグまたは6Hisタグなどの「タグ」が含まれる。
本開示の抗体またはその抗原結合部分を、誘導体化するか、または別の機能的分子、たとえば、別のペプチドもしくはタンパク質(たとえば、ある受容体に対する別の抗体もしくはリガンド)と連結させて、少なくとも2つの異なる結合部位または標的分子と結合する二重特異性分子を作製することができる。本開示の抗体は、実際には、誘導体化するか、複数の他の機能的分子と連結させて、2つ以上の異なる結合部位および/または標的分子と結合する多特異性分子を作製することができる。そのような多特異性分子も本明細書中で使用する用語「二重特異性分子」によって包含されることを意図する。本開示の二重特異性分子を作出するためには、二重特異性分子がもたらされるように、本開示の抗体を、別の抗体、抗体断片、ペプチドまたは結合模倣体などの1つまたは複数の他の結合分子と機能的に連結させることができる(たとえば、化学カップリング、遺伝子融合、非共有会合または別の方法によって)。
また、本発明は、本発明の抗体およびペプチドをコードしている単離したポリヌクレオチド、ならびにポリヌクレオチドを含むベクターおよび宿主細胞も提供する。
別の態様では、本開示は、薬学的に許容できる担体と一緒に配合した、本開示のモノクローナル抗体またはその抗原結合部分(複数可)のうちの1つまたは組合せを含有する組成物、たとえば医薬組成物を提供する。そのような組成物には、本開示1つもしくは組合せの(たとえば2つ以上の異なる)抗体、または免疫コンジュゲートもしくは二重特異性分子が含まれ得る。たとえば、本開示の医薬組成物は、標的抗原上の異なるエピトープと結合する、または相補的活性を有する、抗体(または免疫コンジュゲートもしくは二重特異性抗体)の組合せを含むことができる。
本開示の抗体、特にヒト抗体、抗体組成物および方法は、Notch−1媒介性の障害の診断および処置に関与する、数々のin vitroおよびin vivoの診断的および治療的な利用性を有する。たとえば、様々な障害を処置、予防および診断するために、これらの分子を、培養中の細胞にin vitroもしくはex vivoで、またはヒト対象にたとえばin vivoで投与することができる。本明細書中で使用する用語「対象」には、ヒトおよび非ヒト動物が含まれることが意図される。非ヒト動物には、すべての脊椎動物、たとえば、非ヒト霊長類、ヒツジ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ニワトリ、両生類、および爬虫類などの哺乳動物および非哺乳動物が含まれる。好ましい対象には、Notch−1活性によって媒介される障害を有するヒト患者が含まれる。この方法は、異常なNotch−1発現または活性化に関連する障害を有するヒト患者の処置に特に適している。Notch−1に対する抗体を別の薬剤と一緒に投与する場合、2つはいずれの順序で、または同時に投与することができる。
また、本開示の抗体組成物(たとえば、ヒト抗体、二重特異性もしくは多特異性分子、または免疫コンジュゲート)および使用説明書を含むキットも、本開示の範囲内にある。キットは、1つもしくは複数の追加の試薬、たとえば、免疫抑制性試薬、細胞毒性剤もしくは放射性毒性剤、または本開示の1つもしくは複数の追加の抗体もしくはその抗原結合部分(たとえば、第1のヒト抗体とは明確に異なる、Notch−1抗原中のエピトープと結合する相補的活性を有するヒト抗体)をさらに含有することができる。
Notch1免疫原の作製および発現
Notch1免疫原発現構築体の作製
免疫原構築体は、モノクローナル抗体(mAb)を作製するための多重鎖形成PCR(図1)によって作製した。図1中に例示するように、Notch1免疫原のcDNAを、複数重複PCRによって、Notch1完全長cDNAクローンを鋳型として(OriGene、カタログ番号TC308883、メリーランド州Rockville)、およびHigh Fidelity PCR試薬システムを使用し、製造者のプロトコルに従って(Roche、インディアナ州Indianapolis)合成した。N末端リーダーペプチド、EGF様反復35〜36、NRR、(Lin A、BおよびCドメインならびにHDドメインが含まれる)ならびに細胞内配列の小さな一部分を含有する、組換えNotch1免疫原のcDNAを、Notch1免疫原をFc配列のN末端と融合させたFc融合タンパク質ベクター中にクローニングした。N1−NRR−TM(−)と呼ばれるNotch1免疫原プラスミドは、配列表の配列番号2に示す免疫原タンパク質をコードしている配列表の配列番号1に示されるcDNA挿入物を含有する。
N1−NRR−TM(−)を、Freestyle(商標)293−F細胞(Invitrogen,Inc.、カリフォルニア州Calsbad)中で、Freestyle(商標)Max試薬(Invitrogen)および製造者のプロトコルを使用した一過性の形質移入によって発現させ、ウエスタンブロット分析によって確認した。手短に述べると、1×107個の細胞を、30ミリリットル(ml)の293−F細胞成長培地(Invitrogen)を含有する組織培養振盪フラスコ中に播種した。0.5mlの馴化培地のアリコートを形質移入後の2日目から7日目まで24時間毎に取ることによって、分泌されたタンパク質を分析した。20マイクロリットル(ul)の馴化培地および2×タンパク質試料ローディング緩衝液(BioRad、カリフォルニア州Hercules)を合わせ、100℃で5分間加熱した。試料を電気泳動によって4〜12%の勾配のSDS−PAGE(Invitrogen)で分離した。タンパク質を、ドライブロット装置(Invitrogen)を用いてゲルからブロット膜へと移し、その後、膜を、PBST(0.05%のtween−20を含むPBS)中の5%の無脂肪乾燥乳溶液で1時間ブロッキングした。N1−MRRHD−TM(−)/Fc融合タンパク質の検出は、ヒトγFcに特異的な、HRPとコンジュゲートさせた抗体(Bethyl Lab.Inc.、テキサス州Montgomery)とのインキュベーションによって行った。膜をPBSTで3回洗浄した後、Supersignal化学発光基質(Pierce、イリノイ州Rockford)で展開させた。タンパク質発現の時間経過の研究により、5〜6日間の培養物の馴化培地が最多の分泌されたN1−NRR−TM(−)/Fc融合タンパク質を含有していたことが示された。したがって、N1−NRR−TM(−)/Fcタンパク質の発現を10リットルの培養体積にスケールアップし、プロテインG親和性カラム(Invitrogen)によってタンパク質を精製した。
N1−NRR−TM(+)をマウス細胞系、L−929(ATCC、CCL−1、バージニア州Manassas)中に安定に形質移入させ、細胞表面膜固定タンパク質として発現させた。安定な細胞系はLipoFectamine(商標)2000(Invitrogen)を用いた形質移入によって確立され、細胞を、個々のコロニーが目に見えるまで約9〜15日間、1mg/mlのネオマイシン(G418)に対して選択し、クローン増殖のために拾った。N1−NRR−TM(+)/V5タンパク質の発現レベルは、それぞれの安定な形質移入クローンから作製したタンパク質抽出物を用いたウエスタンブロットによって評価した。より詳細には、それぞれのクローンの細胞を培養容器から取り出し、リン酸緩衝溶液(PBS)ですすぎ、上述のようにウエスタンブロット分析に供した。タンパク質は、HRPとコンジュゲートさせた抗V5抗体(Invitrogen)によって検出した。最も高いレベルのN1−NRR−TM(+)タンパク質を発現する細胞クローンを、免疫化および細胞に基づく抗体結合アッセイの使用のために選択した。
Notch1mAbの作製
免疫化およびハイブリドーマクローニング
Balb/cマウスを、ヒトNotch1免疫原、N1−NRR−TM(−)、および長い免疫化プロトコルを用いて免疫化した。第1の免疫化は、完全フロイントアジュバント(CFA)乳濁液中に混合した20マイクログラム(μg)の抗原を用いた皮下(sc)注射、次いで、それぞれが不完全フロイントアジュバント(IFA)乳濁液中に混合した20μgの抗原を送達する3回の隔週のsc注射によって与えた。4回目の抗原注射の1週間後に血清を採取して、抗体の力価をELISAによって確認した。高い応答力価を有するマウスを安楽死させ、ハイブリドーマクローニングのために脾臓を外科的に取り出した。
酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)は、2組で調製したNunc(商標)MaxiSorp96ウェルプレート(ThermoFisher Scientific、ニューヨーク州Rochester)を用いて行った。陽性試験プレートは、それぞれウェルにおいて100ngのN1−NRR−TM(−)/Fcタンパク質で終夜コーティングし、陰性対照プレートは100ngのヒトFcタンパク質でコーティングした。ハイブリドーマクローンからの馴化培地を、N1−NRR−TM(−)/Fcタンパク質と結合するその能力についてスクリーニングした。100マイクロリットルのそれぞれのハイブリドーマ上清をコーティングしたプレートに加え、室温で1時間インキュベーションした。ウェルをPBST(0.05%のTween−20を含有する1×PBS)で3回洗浄した。西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)とコンジュゲートさせたヤギ抗マウスFc抗体を加えて、抗原と結合したmAbを検出した。過剰のHRPを、PBSTを用いた3回の洗浄によって、それぞれの洗浄に200μl/ウェルで洗い流した。その後、ABTS(2,2’−アジノ−ビス−[3−エチルベンズチアゾリン−6−スルホン酸])溶液をHRP発色のための基質として加えた。反応を停止させ、プレートをプレートリーダーによって405nmで走査した。陽性ウェルを、N1−NRR−TM(−)/Fcタンパク質でコーティングしたプレートを用いて再度スクリーニングし、ヒトFcでコーティングしたプレートを用いて、上述と同じようにカウンタースクリーニングした。N1−NRR−TM(−)/Fcタンパク質のみと結合するがヒトFcとは結合しないハイブリドーマmAbが真のNotch1結合抗体であり、これらを選択して機能的スクリーニングに進んだ。
Notch1拮抗性mAbの同定および特徴づけ
ルシフェラーゼレポーターアッセイ細胞系の確立
ルシフェラーゼレポーターアッセイを一般的に使用して、様々な設定におけるNotch1受容体媒介性シグナル伝達および転写活性を評価した(Weng,A.P.ら、Science、2004、9265〜9273、Osipoら、Oncogene、2008、27(37):5019〜5032)。リガンド誘導性のNotch1活性化およびmAb阻害をアッセイするために、Notchシグナル伝達を増強させるためのツール細胞系を開発した。細胞内ドメインからなるNotch受容体の活性型が核へと転位置され、CSL[CBF1、Su(H)およびLAG−1から命名]結合因子1と複合体を形成し、これが遺伝子プロモーター領域中のCSL結合モチーフと呼ばれるコア配列と結合して、下流の遺伝子転写を活性化させることは、十分に確立されている(Bray、2006)。これらの発見に基づいて、Notch1媒介性ルシフェラーゼレポータープラスミドを作製した。手短に述べると、Tunら(Tunら、Nucleic Acids Res.、1994、22(6):965〜971)によって記載されている8個のCSL結合モチーフのコンカテマー(concatemer)を、pTA−Luc(BD Biosiences、カリフォルニア州Palo Alto)の複数のクローニング部位中に挿入した。ハイグロマイシン選択マーカー(次の段落を参照)をルシフェラーゼ遺伝子の下流に付加した。これにより、ルシフェラーゼレポータープラスミド、CSLucが得られた。
Notch1阻害性ハイブリドーマクローンを同定するために、ルシフェラーゼレポーターアッセイを用いてN1CU3細胞におけるDll4誘導性のNotch1活性を評価した。96ウェル組織培養プレート(BD Bioscience)を50〜100ナノグラム(ng)の組換えDll4(R&D Systems、ミネソタ州Minneapolis)/ウェルでコーティングした。N1CU3細胞を、50,000個の細胞/ウェルで、Dll4またはBSAでコーティングしたプレートに播種し、30〜50ulのハイブリドーマクローンからの馴化培地を同時に加え、24〜40時間培養した。培養の終了後、すべての培地を除去した後に細胞を1×Passive溶解緩衝液(Promegaウィスコンシン州Madison)で直接溶解し、Bright−Glo(商標)ルシフェラーゼアッセイシステムを用いて製造者のプロトコル(Promegaウィスコンシン州Madison)に従って、およびMicroLumat Plus LB96Vルミノメーター(Berthhold Technologies、ドイツBad Wildbad)を用いて、ルシフェラーゼレポーター活性をアッセイした。Dll4誘導性のNotchレポーター活性に対する統計的に有意な阻害を有するハイブリドーマ上清を、タンパク質Gカラム(Pierce、イリノイ州Rockford)による、製造者のプロトコルに従った親和性精製に供した。精製したmAbをルシフェラーゼレポーターアッセイによってさらに分析し、Notch1依存性シグナル伝達に対する阻害機能が再度確認された。
Notch1媒介性シグナル伝達を阻害するmAbのうち、1つのmAb(N248A)が最も強力な阻害活性を示し、これは、いくつかの異なるルシフェラーゼレポーターアッセイによって詳細に特徴づけられた。図3は、Notchシグナル伝達を誘導するためにDll4を培養プレートの表面上にコーティングした際に、mAb N248Aが、Dll4リガンド誘導性のNotch1シグナル伝達の阻害において、コンパニオンmAbであるmAb−Cよりもはるかに高い効力を有していたことを示す。293/Notch1−dPEST−CSLuc細胞をこのアッセイで使用した。Y軸の数値はルシフェラーゼレポーター活性の読取り値である。
抗体の結合親和性の決定
Notch1抗原に対する抗Notch1mAb N248Aの物理的結合親和性は、研究グレードのセンサーチップ(チップ型:CM5)を備えた表面プラズモン共鳴Biacore3000機器上で、HBSPランニング緩衝液(Biacore AB、スウェーデンUppsala、現在はGE Healthcare)+1mMのCaCl2を用いて測定した。標準のN−ヒドロキシスクシンイミド/エチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド(NHS/EDC)化学を用いて、タンパク質Aを飽和レベルでチップ上にアミンカップリングさせた。3つすべてのフローセルにおいて、40、13、4ug/mlで、N1−NRR−TM(−)Fcタンパク質(実施例1に記載)をタンパク質Aによってチップ表面に捕捉させた。抗Notch1mAb N248Aを3倍系列で希釈し、1分間100μl/分で注入した。解離を20分間監視した。100mMのリン酸で2回の30秒間パルスを用いて、それぞれの滴定の最後の注入の後にチップを再生した。緩衝液サイクルによりデータの二重参照のためのブランクが提供され、その後、Biaevaluationソフトウェアv.4.1を用いてこれを単純な結合モデルに大域的に当てはめた。親和性は動力学速度定数の商から推定した(KD=koff/kon)。データは、mAb N248AがKon=5.19e−5(Ms)、Koff<1.7e−4(1/s)およびKD<0.33nMを有することを示している。密なKDは速いKonおよび非常に遅いKoffの両方によって寄与され、これは、本発明者らのアッセイによって解明されたものよりも遅い(5%ルール、Biacore3000のマニュアルを参照)。
Notch1拮抗性mAb結合エピトープの分析
ヒトNotch2とのドメインスワップによるmAb結合エピトープのマッピング
Notch1拮抗性mAbによる作用機構を理解するために、Notch1拮抗性mAbの結合エピトープをドメインスワップおよびELISA結合アッセイによって分析した。Notch1−NRR−TM(−)/Fcタンパク質を6つのドメイン、すなわち、EGF(EGF35〜36が含まれる)、Lin12−A(またはLin−A)、Lin−B、Lin−C、ヘテロ二量体化ドメイン−N(またはHD−N)およびHD−C(図5)に分割した。ドメインのそれぞれを、PCR合成によって、一連のキメラNotch1−NRR−TM(−)/Fc発現構築体において、ヒトNotch2に対応するものでスワップした。実施例1に上述したように、Freestyle(商標)Max試薬(Invitrogen)を用いてドメインスワッププラスミドをFreestyle(商標)293−F細胞(Invitrogen,Inc.、カリフォルニア州Calsbad)中に形質移入させた。3日間培養した後、馴化培地をウエスタンブロット分析およびNotch1mAbによるELISA結合アッセイに供した。ウエスタンブロット(方法は実施例1と同様)により、6個のうちの5個のドメインスワップ構築体が良好に発現されたが、Lin−B/Notch2のスワップは発現が少なかったことが示された。
N248A1の結合エピトープを位置決定するために、本発明者らは、ヌクレオチド1〜99およびヌクレオチド4327〜5169のマウスNotch1cDNAコード領域(NCBI受託番号NM_008714)を含有するマウスNotch1−NRRHD発現プラスミドを作製し、一過性の形質移入およびELISA結合アッセイを行った(方法は実施例1および5の前のセクションに記載)。結果により、N248A1はマウスNotch1と結合せず、ヒトNotch1のみと結合することが示された(表4)。本発明者らは、ヒトNotch1−NRRHD配列(ヌクレオチド1〜129および4338〜5202、NCBI受託番号NM_017617)をフレームワークとして使用し、ヒトLin−A、Lin−BまたはHD−Cドメインを対応するマウスドメインで系統的に交換して、ドメインスワップキメラNotch1−NRRHD発現構築体をさらに作製した。このヒト/マウスドメインスワップタンパク質をベイトとして使用したELISA結合アッセイにより、Lin−Aドメインをマウス配列に交換した場合にN248A1とヒトNotch1抗原との結合が消滅するが、Lin−BまたはHD−Cドメインの交換は結合に影響を与えなかったことが実証された。対照的に、他の対照mAb、22F7は、Lin−Bをマウス配列に交換した場合にのみ結合を失う。したがって、N248A1がヒトNotch1のみと結合し、マウスとは結合しないかどうかを決定する結合エピトープは、Lin−Aドメイン中に位置する。
Lin−Aドメイン中のN248A1の結合エピトープを同定するために、本発明者らは、ヒトおよびマウスのLin−Aドメインの間で異なる2個のアミノ酸を突然変異した、すなわち、1457E/Aおよび1465S/N(表5)。ELISAの結果により、突然変異1457E/Aは結合に影響を与えなかったが、突然変異1465S/Nは結合を消滅させることが示され、マウスLin−A中のアミノ酸Asn(N)がN248A1とマウスNotch1との結合の遮断を担っている唯一のアミノ酸残基であることが示された。1465Sの周辺のいくつかのアミノ酸を、順次アラニンへと突然変異させた(表5)。1463V/A、1466L/Aまたは1467Q/Aの突然変異もN248A1結合を消滅させた。しかし、対照mAb A2は突然変異1463V/Aまたは1465S/Nによって影響を受けなかった(表5)。これらの実験により、Lin−A中のN248A1の結合エピトープが1463V、1465S、1466Lおよび1467Qを含むことが実証された。
Notch1配列からのアミノ酸のクラスターをNotch2配列へと順次スワップすることによって、一連の5つのサブドメインスワップキメラ抗原を作製した(表6)。ELISAの結果により、サブドメインスワップ−1はN248A1結合を有意に低下させた一方で、他の4つのサブドメインスワップ抗原はN248A1結合に影響を与えないことが示された。他方で、並行対照mAb 19H7は、サブドメインスワップ1、3および5に対して有意な結合親和性の低下を示した(表6)。すべてのサブドメインスワップ抗原の馴化培地中での発現および分泌は、ウエスタンブロット分析によって確認した(方法は上記)。サブドメインスワップ5以外のすべてのサブドメインスワップ抗原は、ヒトNotch1−NRRHD(huN1−NRRHD)タンパク質以上の発現を有する。サブドメインスワップ5は、ウエスタンブロットバンドの強度の比較に基づいてhuN1−NRRHDの約50%のレベルで発現された(データ示さず)。これらの実験により、表6中に強調表示するように、HD−C中のN248A1の結合エピトープには5個のアミノ酸、1705G、1706A、1707L、1709Sおよび1710L(ヒトNotch1をコードしているcDNA配列、NCBI受託番号NM_017617)が含まれることが示された。
Notch1mAbは細胞培養物中の癌細胞の成長を阻害する
mAb N248Aによる、HPB−ALL白血病細胞の成長の阻害およびNICDの低下
T細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)細胞系、HPB−ALLは、幼児期T−ALLから誘導され(Morikawaら、Int J.Cancer、1978、21(2):166〜70)、DSMZ(ドイツBraunschweig)から入手した。この細胞系は、増強されたガンマセクレターゼ切断の結果、高レベルの、Notch1の活性型であるNotch1細胞内ドメイン(NICD)をもたらすNotch1突然変異を保有する。成長阻害アッセイには、HPB−ALL細胞を、96ウェルプレートに、10,000個の細胞/ウェルで、10%のFBSを添加したRPMI1640培地(Invitrogen)中で播種した。連続希釈したmAb N248AまたはD16Aを最初に加え、細胞を37℃で7日間培養した。培養の終了後、0.1mg/mlのリザズリン(Sigma−Aldrich、モンタナ州St.Louis)を含有するリン酸緩衝溶液(PBS)を細胞に加え、プレートを37℃で4時間インキュベーションした。蛍光シグナルを、二重フィルターを介して励起=560nmおよび発光=590nmを用いて読み取った。IC50値は、GraphPad Prism(GraphPad Software,Inc.、カリフォルニア州La Jolla)においてS字形用量応答(変動勾配)を用いて計算した。
Notch1の発現が乳癌において異常に増加しており(Reedijkら、Cancer Research、2005、65(18):8530〜8537、Klinakisら、2006、Efstratiadisら、Cell Cycle、2007、6(4):418〜429)、これは低い生存率に関連する(Reedijkら、Cancer Research、2005、65(18):8530〜8537)ことが十分に文書で示されている。乳腺組織中で活性型のNotch1を発現するトランスジェニックマウスでは、ほぼすべてのマウスが1年で乳癌を発生した(Huら、American Journal of Pathology、2006、168(3):973〜990)。Notch1媒介性シグナル伝達を阻害することで乳癌細胞の増殖が遮断されるという仮説を試験するために、いくつかの乳癌細胞系を、10μg/mlのmAb N248A抗体、Herceptin(Genentech/Roche、カリフォルニア州South San Francisco)または対照マウス免疫グロブリンG(mIgG)の存在下で培養した。すべての細胞を、1%のFCSを含むRPMI1640(Invitrogen)中で2〜3日間培養した。生細胞をCell Titer Glow(商標)(Promega)によって定量し、MicroLumat Plus LB96Vルミノメーター(Berthhold Technologies、ドイツBad Wildbad)によって走査した。同じパネルの乳癌細胞において、細胞表面上のNotch1およびJagged1の発現をFACSによって分析した。結果により、mAb N248Aによる乳癌細胞の増殖阻害がNotch1およびJagged1の発現レベルにおおまかに相関していることが実証された。mAb N248Aは、比較的高いレベルのNotch1およびJagged1を発現するMDA−MB−231細胞に対して最も強い阻害を発揮する。興味深いことに、BT475細胞由来のHerceptin耐性細胞系、BT475HRは、親BT475細胞系と比較して増加したNotch1およびJagged1の発現を示した。mAb N248AはBT475HRの細胞増殖を阻害した一方で、Herceptinは阻害しなかった。データにより、Notch1の発現が増加した、または現在の薬物であるHerceptinに対する耐性を有するmAb N248Aの、乳癌の治療処置における潜在的な有用性が示された。
Notch1mAbはマウス異種移植腫瘍モデルにおいてT細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)を阻害する
Notch1mAbによるT−ALL腫瘍成長の阻害
マウスモデルT−ALL異種移植モデルを確立するために、免疫力が低下した無胸腺症の雌のヌード(Nu/Nu)マウス(平均は20グラム、6〜8週齢)をCharles River Laboratories(マサチューセッツ州Wilmington)から入手し、国際実験動物管理公認協会(the Association for the Assessment and Accreditation for Laboratory Animal Care,International)の指針に従って、特定病原体除去の状態で飼育した。動物には、無菌のげっ歯類飼料および水を自由に与えた。すべてのin vivo研究は、承認された施設の実験動物の飼育および使用のプロトコルの下で実施した。
PK/PD研究には、300〜800mm3の範囲の大きさの腫瘍を保有するマウスに、単一用量のN248Aを5mg/kgで皮下注射によって投与した。N248Aを投与した後、6、16時間、および1、2、3、5日間の時点でマウスを安楽死させた。シリンジを用いて血液試料を左心室から採取し、ヘパリン硫酸でプライミングしたチューブに移した。その一方で、腫瘍を切除によって取り出し、スナップ凍結し、冷1×細胞溶解緩衝液(Cell Signaling Technologies、マサチューセッツ州Boston)中でホモジナイズした。タンパク質を腫瘍溶解物から抽出し、それぞれの腫瘍試料中のNICDのレベルを、上述のウエスタンブロット分析を用いて決定した。血液試料を遠心分離に供して血清を血液細胞から分離した。N248Aの血清レベルを、実施例2に記載のようにELISA方法によって評価した。最初に、ELISAプレートを、Notch1−NRR−TM(−)/Fc抗原を捕捉するヒトFcに特異的なmAbでコーティングした。立ち代って、Notch1抗原は血清中のNotch1mAb、N248Aと結合する。
Notch1mAb、N248Aのクローニングおよび配列
mAb N248Aの可変領域の配列を決定した。抗体IgGサブタイプを、Isostripマウスモノクローナル抗体キット(Roche Diagnostics、インディアナ州Indianapolis)を用いて最初に評価した。結果により、N248AがIgG1重鎖およびラムダ軽鎖を有することが示された。mAb N248Aのクローニングおよび配列決定には、1×106個のハイブリドーマ細胞を収集し、溶解して、RNeasy Mini試薬キットおよび製造者のプロトコル(Qiagen、カリフォルニア州Valencia)を用いて全細胞性RNAを単離した。Superscript III逆転写酵素(InVitrogen)を用いて、第1鎖cDNAをRNA鋳型上で合成した。軽鎖および重鎖の可変領域のcDNAを、PCRによって、第1鎖cDNAから、マウスラムダ鎖コード配列の5’末端に相補的な縮重順方向プライマーおよび可変領域の3’末端に隣接する定常領域に一致する逆方向プライマーを用いて、またはマウスIgG1重鎖コード配列の5’末端に相補的な縮重順方向プライマーおよび対応するIgG1定常領域逆方向プライマーを用いて、増幅した。PCRサイクリング条件は、96℃で1分間を1サイクル、次いで、95℃で20秒間、50℃で20秒間、および72℃で30秒間を40サイクルであった。生じたPCR産物をpCR−4−TOPOベクター(Invitrogen)内にクローニングし、従来の方法によって配列決定、Vector NTI Advanceソフトウェア(InVitrogen)を用いて分析した。クローニングした抗体の配列は、質量分析によって決定される、精製したハイブリドーマに由来する抗体から得られたN末端配列との直接比較によって確認した(カリフォルニア大学Davis、分子構造学施設(Molecular Structure Facility))。コンパイルした配列の結果により、mAb N248A重鎖の可変領域は121個のアミノ酸残基を含有し、軽鎖は109個のアミノ酸残基を含有することが実証された。CDR領域決定のKabatシステムを用いたN248A mAbのVH配列およびVL配列のさらなる分析により、重鎖CDR1、CDR2およびCDR3および軽鎖CDR1、CDR2およびCDR3の描写がもたらされた。mAb N248Aの重鎖可変領域CDR1、CDR2およびCDR3のヌクレオチドおよびアミノ酸の配列は、配列表の配列番号15〜20として示す。mAb N248Aの軽鎖可変領域CDR1、CDR2およびCDR3のヌクレオチドおよびアミノ酸の配列は、配列表の配列番号9〜14として示す。mAb N248Aの重鎖可変領域および軽鎖可変領域のヌクレオチドおよびアミノ酸の配列は、配列表の配列番号5〜8として示す。
ATCC CCL−1
ATCC HTB−96
ATCC CRL−11268
ATCC CCL−2
ATCC BT−474
Claims (18)
- ヒトNotch−1と特異的に結合し、マウスNotch−1とは結合しない、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、下記(a)、(b)および(c)の特徴を有する、抗体またはその抗原結合部分:
(a)第1のエピトープおよび第2のエピトープと結合する抗体またはその抗原結合部分であり、
(i)第1のエピトープが、配列番号22のアミノ酸残基1番から37番で示されるヒトNotch−1のLin−Aドメイン内にあって、ヒトNotch−1の全長における1463V、1465S、1466Lおよび1467Qから選択される1〜4個のアミノ酸残基を含む主要エピトープであり、
(ii)第2のエピトープが、配列番号22のアミノ酸残基220番から288番で示されるヒトNotch−1のHD−Cドメイン内にあって、ヒトNotch−1の全長における1705G、1706A、1707L、1709Sおよび1710Lから選択される1〜5個のアミノ酸残基を含む主要エピトープであり、かつ
(iii)該第1のエピトープおよび第2のエピトープが、前記抗体または抗原結合部分が結合する主要エピトープである、単離された抗体またはその抗原結合部分;
(b) ヒトNotch−1に特異的に結合する抗体またはその抗原結合部分であって、
(i)配列番号18を含む重鎖可変領域CDR1、
(ii)配列番号19を含む重鎖可変領域CDR2、
(iii)配列番号20を含む重鎖可変領域CDR3、
(iv)配列番号12を含む軽鎖可変領域CDR1、
(v)配列番号13を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(vi)配列番号14を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む抗体またはその抗原結合部分と、ヒトNotch−1との結合について交差競合または競合する、単離された抗体またはその抗原結合部分;
(c)Notch−1のシグナル伝達を阻害する、単離された抗体またはその抗原結合部分。 - ヒト化、ヒト、またはキメラである、請求項1に記載の抗体または抗原結合部分。
- マウス抗体である、請求項1に記載の抗体または抗原結合部分。
- 1×10−4M以下のKDでヒトNotch−1と結合する、請求項2に記載の抗体または抗原結合部分。
- (i)配列番号18を含む重鎖可変領域CDR1、
(ii)配列番号19を含む重鎖可変領域CDR2、
(iii)配列番号20を含む重鎖可変領域CDR3、
(iv)配列番号12を含む軽鎖可変領域CDR1、
(v)配列番号13を含む軽鎖可変領域CDR2、および
(vi)配列番号14を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、ヒトNotch−1と特異的に結合する単離された抗体またはその抗原結合部分。 - マウス抗体、マウス抗体の抗原結合部位、ヒト化抗体、ヒト抗体、またはキメラ抗体である、請求項4または5に記載の抗体または抗原結合部位。
- 1×10−5M未満の平衡解離定数KDでヒトNotch−1と結合する、請求項6に記載の抗体または抗原結合部分。
- 2×10−5M未満の平衡解離定数KDでヒトNotch−1と結合する、請求項6に記載の抗体または抗原結合部分。
- 1×10−6M未満の平衡解離定数KDでヒトNotch−1と結合する、請求項6に記載の抗体または抗原結合部分。
- 2×10−7M未満の平衡解離定数KDでヒトNotch−1と結合する、請求項6に記載の抗体または抗原結合部分。
- (a) サブクラスIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4のヒト完全長抗体である、
(b) サブクラスIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4のヒト化抗体である、または
(c) サブクラスIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4のキメラ抗体である、
請求項4または5に記載の抗体。 - 請求項1から11のいずれかに記載の抗体または抗原結合部分を含む医薬組成物。
- 請求項1から11のいずれかに記載の抗体または抗原結合部分を組換えにより産生する細胞系。
- 請求項1から11のいずれかに記載の抗体または抗原結合部分の重鎖および軽鎖をコードしているオリゴヌクレオチド。
- 癌を治療するための、請求項1から11に記載の抗体もしくは抗原結合部分、または請求項12に記載の医薬組成物。
- 癌が、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)、非小細胞肺癌(NSCLC)、乳癌、卵巣癌および結腸癌からなる群から選択される、請求項15に記載の抗体もしくは抗原結合部分、または医薬組成物。
- 癌を処置するための、治療上有効な量の請求項1から11のいずれかに記載の抗体もしくは抗原結合部分を含む、請求項15に記載の医薬組成物。
- 癌が、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)、非小細胞肺癌(NSCLC)、乳癌、卵巣癌および結腸癌からなる群から選択される、請求項17に記載の医薬組成物。
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