JP6059504B2 - 椅子 - Google Patents

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本発明は、脚体と、該脚体側に回動可能に支持され後方へ延びる背凭れ支持杆と、そして該背凭れ支持杆に装着される支持フレームを有する背凭れとを備える椅子に関する。
脚体側に回動可能に支持され後方へ延びる背凭れ支持杆、そして該背凭れ支持杆に装着される支持フレームを有する背凭れ等を備える椅子にあっては、前記回動移動をスプリングで付勢し種々の動きと機能性を持たせたることができる。そのため、これら椅子にあってはその構造が複雑化し、かつ強度も必要なことから鋳物材などの強度材がその芯部に利用され、加工精度も要求されている。これら椅子は、例えば下記特許文献に開示されるものが公知である。
特開2008−104522号公報
これらの椅子においては、横リブの下枠部の前面より前方に向けて突起を一体的に設けて背支杆接続部が形成され、この突起を背支杆(背凭れ支持杆)の延出端に開口する第1の内側開口部にテーパ嵌合させて仮固定状態とし、この仮固定状態で背支杆と支基との軸結合を行うものである。そして背支杆と支基とを軸結合させた後、突起の一部に設けた貫通孔に内側からボルトを差し込んで背支杆の雌ネジ部に締着するようにして椅子を組み立てるものである。
しかし、特許文献1に記載の組み立て方法にあっては、横リブの下枠部の前面より前方に向けて設けられた突起に対して背支杆を外方から近接させて両者の嵌合を行い、この位置で背支杆と支基とを軸結合させるため、横リブの下枠部の前面より前方に向けて設けられた突起から背支杆が落下し危険な作業になるとともに、正確な組み立て作業が行えない虞があった。
本発明は、上記の問題に鑑み、椅子の組み立て工程、例えばボルト止めなどの作業を簡素化できるばかりか、安全かつ正確な組み立て作業が可能となる構造の椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の椅子は、
脚体と、該脚体に回動可能に支持される背凭れ支持杆と、該背凭れ支持杆に装着される支持フレームを有する背凭れと、を備える椅子であって、
前記支持フレームは少なくとも下方位置に凹部を備える下側支持フレームを有しており、前記背凭れ支持杆の先端部に形成される凸部が、前記下側支持フレームに形成された前記凹部に係合することによって、少なくとも前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に対して前後方向へ所定の範囲で傾動可能になるように遊嵌状態で凹凸係合され、前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に仮固定されることを特徴としている。
この特徴によれば、背凭れ支持杆の先端部に形成される凸部と下側支持フレームに形成された凹部との凹凸係合により、背凭れ支持杆が下側支持フレームを確実に支持して、前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に対して安定的に仮固定状態になる。そのため、椅子の組み立て工程において、脚体側に背凭れ支持杆を連結したのち、この背凭れ支持杆に対して前記下側支持フレームを凹凸係合させるだけで、例えばボルト止めなどの作業を簡素化できるばかりか、安全かつ正確な組み立て作業が可能となる。さらに、前記下側支持フレームを前記背凭れ支持杆に上方から載置することにより、両者が前後方向に遊嵌された状態で凹凸係合されることになる。そのため、例えば椅子の組み立て工程において、前記支持フレームを所定の範囲で傾動調整させながらボルト止めなどの固定作業を行えるため、安全かつ正確な組み立て作業が可能となる。
本発明の椅子は、
前記凸部が、第1斜面部と、該第1斜面部の略中央位置に設けられ該第1斜面部よりも傾斜角が大きい第2斜面部とから成り、前記凹部が、前記第1斜面部に当接可能な第3斜面部と、該第3斜面部の略中央位置に設けられ該第3斜面部よりも傾斜角が大きく、前記第2斜面部に当接可能な第4斜面部とから成り、前記凸部と前記凹部とが遊嵌状態で凹凸係合されることを特徴としている。
この特徴によれば、前記凸部の第1斜面部と前記凹部の第3斜面部との滑り作用で両者の傾動が所定範囲で許容されるものの、前記凸部の第2斜面部と前記凹部の第4斜面部との係合で当該所定範囲以上の傾動が阻止されるため、前記下側支持フレームを前記背凭れ支持杆に対して当該所定範囲内で傾動調整させながら安全かつ正確な組み立て作業が可能となる。
本発明の椅子は、
前記下側支持フレームの前記凹部と前記背凭れ支持杆の端部から延びる前記凸部とが、少なくとも前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に対して左右方向へ所定の範囲で移動可能になるように遊嵌状態で凹凸係合されることを特徴としている。
この特徴によれば、前記下側支持フレームを前記背凭れ支持杆に上方から載置する際に、前記下側支持フレームと前記背凭れ支持杆とが左右方向に若干ずれた状態であっても、両者が容易に凹凸係合され、最終固定時に両者の位置調整がされることになる。
実施例1における椅子を示す正面図である。 椅子を示す側面図である。 支持フレームおよび背凭れ支持杆を示す下方斜視図である。 支持フレームおよび背凭れ支持杆を示す上方斜視図である。 図4における支持杆のA−A断面を示す側断面図である。 図4における支持杆のB−B断面の後方側を示す側断面図である。
本発明に係る椅子を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る椅子につき、図1から図6を参照して説明する。先ず図1の符号1は、本発明の適用された椅子である。
椅子1は、先端部にキャスタ2を備える放射状をなす5本の脚杆3を有する脚体4と、脚体4の中央に立設され、内部にガススプリング(図示略)が収容された伸縮式の脚柱5と、脚柱5の上端に後端部が固着された正面上方を向く支基6と、支基6の上方に支持された座7と、左右方向に延び前後方向に回動可能な軸8をもって支基6の左右両側にそれぞれ枢着され後方に延びる背凭れ支持杆9と、背凭れ支持杆9の後端上部に支持された背凭れ10とを備えている。
図1および図2に示すように、支基6は、前後方向に延びた箱状をなし、その内部には、座7を正面側方向に向かって常時付勢する公知の付勢手段、例えば特開2005−211244号公報に記載れているような圧縮コイルバネと、この圧縮コイルバネの付勢力を調節する調節手段(いずれも図示略)とが収容されている。なお、これらの付勢手段や調節手段は、本発明に直接関係しないので、具体的な構成および詳細な説明は省略する。
また、座7は、上面視で枠状をなす座フレーム15と、この座フレーム15に取り付けられた合成樹脂製の座板(図示略)と、座板の上面および外周面を覆うように取り付けられたクッション材16とからなる。
そして、座フレーム15の前部および後部には、上向きに傾斜されるとともに座フレーム15の下方に離間されて前後に延びる両側部を有する角環状の支持環17の前部と後部とがそれぞれ固着されている。また、支持環17の前方の中間部は、支基6に設けられた圧縮コイルバネによって、正面側方向に付勢されている。また、支持環17の両側部の後部は、背凭れ支持杆9の軸8よりやや後方に設けられた座支持部30に回動可能に連結されており、背凭れ10が背凭れ支持杆9とともに背面側方向に傾斜されると、座7の後部が背面側下方へ移動されるようになっている。
この座7の後部の移動に伴って、支持環17が圧縮コイルバネによる付勢力に抗して、背面側下方に摺動され、座7の前部も背面側下方に移動される。このようにすることで、圧縮コイルバネの付勢力よる背凭れ10の正面側方向への復帰回動力と、座7の正面側上方への復帰力とが得られて、着座者にとっての座り心地が向上する。
また、背凭れ支持杆9は、図2に示すように、前後方向に延設されるとともに後方側が上方に湾曲されている。この背凭れ支持杆9の前端部には、軸8が固着される軸孔8’が形成されている。そして、軸孔8’を介して背凭れ支持杆9と支基6とが枢着されることで、背凭れ支持杆9が軸8を中心として上下方向に回動可能になっている。
また、背凭れ支持杆9の軸孔8’よりも若干後方の外側面には、座支持部30が上方に向けて突出され略三角形状をなすように形成されている。そして、座支持部30の上端部には、上述の支持環17が枢着される支持軸孔31が形成されている。なお、座支持部30よりも後方の背凭れ支持杆9の外側面には側面視で略方形をなし内方側に延設された凹状のオプション支持部32が設けられており、このオプション支持部32には、椅子1のオプションとして肘掛やメモ台等を支持するオプション支持杆(いずれも図示略)を取り付けることができるようになっている。
さらに、図4に示すように、背凭れ支持杆9の後方の先端部には、後述の下側支持フレーム22の係合凹部33と係合可能な凸状の係合凸部34が形成されている。また、図5に示すように、係合凸部34の上端部には、下方側に比べて上方側の幅が漸次小となるように対向する傾斜面からなる第1斜面部35が形成されている。さらに、この第1斜面部の前後方向の中央部には、この1斜面部よりも傾斜角の大きい第2斜面部36が設けられている。そして、第1斜面部35内であって第1斜面部35より外側方寄りには、図6に示すように、上下方向に貫通して後述の貫通ボルト40が挿通可能な貫通孔41が延設されている。
図1に示すように、背凭れ10は、前後方向に連通する開口面が下方に向けて漸次若干狭幅となる略方形枠状をなす硬質合成樹脂製の背凭れフレーム18と、この背凭れフレーム18の開口面の正面側に張設された張材19とからなる。また、張材19は、メッシュ材が方形に加工されて、上下左右に緊張された状態で開口面に張設されている。なお、張材19は、メッシュ材以外の材質、例えば、織布、帆布等からなってもよい。また、背凭れフレーム18の開口面に、着座者の腰部を支持するランバーサポート42等を取り付けてもよい。また、張材19に替えて、板状の板部材で背面側が支持されたクッション材を背凭れフレーム18の開口部分に配置してもよい。
また、背凭れフレーム18は、上下方向の中央よりやや下方の部分が正面側に突出するように緩やかに屈曲する左右一対の横側支持フレーム20、20と、背面側に緩やかに突出するように湾曲する形状をなし横側支持フレーム20、20の上端部同士を連結する上側支持フレーム21と、背面側下方に突出するように湾曲する形状をなし横側支持フレーム20、20の下端部同士を連結する下側支持フレーム22とからなる。
図3に示すように、下側支持フレーム22の左下方側および右下方側には、上述の背凭れ支持杆9の係合凸部34と係合可能な凹状の係合凹部33がそれぞれ形成されている。また、係合凹部33は、下側支持フレーム22の前方側から下方にかけて開口が形成される凹状に形成されている。そして、前方係合凹部33の内部には、下方側に比べて上方側の幅が漸次小となるように対向する傾斜面からなり、第1斜面部に当接可能な第3斜面部37が形成されている。さらに、この第3斜面部の前後方向の中央部には、上述の第2斜面部36と対応する位置に、この第3斜面部37よりも傾斜角が大きく、第1斜面部に当接可能な第4斜面部38が設けられている。また、係合凹部33と係合凸部34とが左右方向および前後方にそれぞれ若干の余裕をもって係合されるように、すなわち係合凹部33と係合凸部34が遊嵌状態で凹凸嵌合されうるように、第3斜面部37および第4斜面部38は、第1斜面部35および第2斜面部36に対してそれぞれ若干大きく形成されている。
そして、図6に示すように、第4斜面部38内であって第4斜面部38よりも外側方寄りには、上述の背凭れ支持杆9の貫通孔41に対応する位置に下側支持フレーム22の内方に向けて、後述の貫通ボルト40が締結される雌ネジ部39が延設されている。
図4に示すように、椅子1の組み立て作業において、下方位置に係合凹部33が設けられた背凭れフレーム18と背凭れ支持杆9とを組み合わせる際には、まず、支基6の左右にそれぞれ背凭れ支持杆9を枢着させる。
そして、背凭れ支持杆9の後端部の係合凸部34に背凭れフレーム18の係合凹部33が被さるように、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9の後端部に上方から載置する。これにより、第2斜面部36が第4斜面部38に係止されることで、背凭れフレーム18が背凭れ支持杆9からずれ落ちることなく仮固定される。なお、係合凹部33と係合凸部34とが前後方向や左右方向に若干ずれた状態で背凭れフレーム18が背凭れ支持杆9に載置されても、第1斜面部35と第3斜面部37とがそれぞれ摺動するとともに、第2斜面部36と第4斜面部38とがそれぞれ摺動するので、係合凹部33と係合凸部34とは容易に凹凸係合される。
その後、背凭れ支持杆9の下方から貫通孔41に貫通ボルト40を挿入しつつ、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9に対して前後方向または左右方向に傾動させて、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9に対して固定するための正位置に合わせ、貫通ボルト40を背凭れフレーム18の雌ネジ部39に締結させる。さらに、背凭れ支持杆9と支基6との固定部を増し締めしたうえで、貫通ボルト40は増し締めされる。
そして、この貫通ボルト40が完全に締結されると、第2斜面部36と第4斜面部38との間にはクリアランスが生じる一方で、第1斜面部35は第3斜面部37に全面で密着されることで、背凭れフレーム18と背凭れ支持杆9とが第1斜面部35および第3斜面部37の面結合により強固に固定される。
このように、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9に対して仮固定するためのガイド突起として、第2斜面部36を利用できる。なおかつ、第1斜面部35および第3斜面部37を背凭れ支持杆9に背凭れフレーム18を取り付ける際の位置決め面として利用できる一方で、上述のクリアランスの範囲で第1斜面部35と第3斜面部37とを摺動させて、第1斜面部35に第3斜面部37が確実に当接させられる。よって、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9に容易且つ強固に固定できるようになっている。
以上のように、背凭れフレーム18(支持フレーム)は少なくとも下方位置に係合凹部33(凹部)を備える下側支持フレーム22を有しており、背凭れ支持杆9の先端部に形成される係合凸部34(凸部)が、下側支持フレーム22に形成された係合凹部に係合することによって、下側支持フレーム22が背凭れ支持杆9に仮固定されるので、背凭れ支持杆9の先端部に形成される係合凸部34(凸部)と下側支持フレーム22に形成された係合凹部33(凹部)との凹凸係合により、背凭れ支持杆9が下側支持フレーム22を確実に仮支持して、下側支持フレーム22が背凭れ支持杆9に対して安定的に仮固定状態になる。そのため、椅子1の組み立て工程において、脚体4に背凭れ支持杆9を連結したのち、背凭れ支持杆9に対して下側支持フレーム22を凹凸係合させるだけで、例えばボルト止めなどの作業を簡素化できるばかりか、安全かつ正確な組み立て作業が可能となる。
また、下側支持フレーム22の係合凹部33(凹部)と背凭れ支持杆9の端部から延びる係合凸部34(凸部)とが、少なくとも下側支持フレーム22が背凭れ支持杆9に対して前後方向へ所定の範囲で傾動可能になるように遊嵌状態で凹凸係合されるので、下側支持フレーム22を背凭れ支持杆9に上方から載置するにより、両者が前後方向に遊嵌された状態で凹凸係合されることになる。そのため、例えば椅子1の組み立て工程において、背凭れフレーム18を所定の範囲で傾動調整させながらボルト止めなどの固定作業を行えるため、安全かつ正確な組み立て作業が可能となる。
また、係合凸部34(凸部)が、第1斜面部35と、該第1斜面部35の略中央位置に設けられ該第1斜面部35よりも傾斜角が大きい第2斜面部36とから成り、係合凹部33(凹部)が、第1斜面部に当接可能な第3斜面部37と、該第3斜面部37の略中央位置に設けられ該第3斜面部37よりも傾斜角が大きく、第2斜面部に当接可能な第4斜面部38とから成り、係合凹部33と係合凸部34とが遊嵌状態で凹凸係合されるので、係合凸部34の第1斜面部35と係合凹部33の第3斜面部37との滑り作用で両者の傾動が所定範囲で許容されるものの、係合凸部34の第2斜面部36と係合凹部33の第4斜面部38との係合で当該所定範囲以上の傾動が阻止されるため、下側支持フレーム22を背凭れ支持杆9に対して所定の範囲で傾動調整させながら安全かつ正確な組み立て作業が可能となる。
また、下側支持フレーム22の係合凹部33(凸部)と背凭れ支持杆9の端部から延びる係合凸部34(凸部)とが、少なくとも下側支持フレーム22が背凭れ支持杆9に対して左右方向へ所定の範囲で移動可能になるように遊嵌状態で凹凸係合されるので、下側支持フレーム22を背凭れ支持杆9に上方から載置する際に、下側支持フレーム22と背凭れ支持杆9とが左右方向に若干ずれた状態であっても、両者が容易に凹凸係合され、最終固定時に両者の位置調整がされることになる。
また、背凭れフレーム18に係合凹部33を設けるとともに、背凭れ支持杆9に係合凸部34を設けることで、 背凭れフレーム18に係合凸部34を設ける場合と比較して比して、 背凭れ支持杆9への応力集中が低減され、椅子1の耐久性を向上させることができる。
また、係合凹部33が前方から下方にかけて凹状となるように形成されることで、 係合凹部33を係合凸部34に係合させる作業を容易にすることができる。
また、係合凹部33と係合凸部34とが、第1斜面部35または第3斜面部37に対して傾斜角の大きい第2斜面部36と第4斜面部とを有しているので、係合凹部33と係合凸部34とを凹凸係合させる際に、第2斜面部36と第4斜面部38とがガイドとして機能するので、背凭れ支持杆9と背凭れフレーム18との組み立て作業を容易にすることができる。また、係合凹部33と係合凸部34とが、各斜面部35、36、37、38を有することで、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9に対して仮固定するためのガイド突起として、第2斜面部36を利用できる。なおかつ、第1斜面部35および第3斜面部37を背凭れ支持杆9に背凭れフレーム18を取り付ける際の位置決め面として利用できる一方で、上述のクリアランスの範囲で第1斜面部35と第3斜面部37とを摺動させて、第1斜面部35に第3斜面部37が確実に当接させられるので、背凭れフレーム18を背凭れ支持杆9に容易且つ強固に固定することができる。
また、貫通孔41と雌ネジ部39とが略垂直方向に延設され、貫通ボルト40により背凭れ支持杆9と背凭れフレーム18とが締結されることで、 係合凹部33と係合凸部34を緊密に面接合させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、係合凹部33を2つの斜面部37、38により形成するとともに、これらに対応する2つの斜面部35、36により係合凸部34を形成しているが、係合凹部側と係合凸部側とで相互に対応するように形状と個数が合わせられた3つ以上の斜面部により形成してもよい。
また、前記実施例では、係合凹部33は、背凭れフレーム18の下部において、前方から下方にかけて開口されて上方に向けて窪むように形成されているが、係合凹部は、背凭れフレーム18の正面側に開口されて背面側に向けて窪むように形成されるとともに、開口の内部上面側に、第3斜面部や第4斜面部が設けられてもよい。
また、前記実施例では、係合凹部33は、背凭れフレームの下側支持フレーム22に形成されているが、係合凹部は、横側支持フレームに形成されてもよい。
また、前記実施例では、背凭れフレーム18(支持フレーム)は、前後方向に連通された開口を有する枠状体に形成されており、その下方位置に係合凹部(凹部)が設けられているが、本発明の支持フレームは、本実施例の枠状体からなる背凭れフレーム18に限らず、例えば、前後方向に閉塞された面を有する板状体に形成されてもよく、その下方位置に係合凹部が設けられても構わない。
1 椅子
2 キャスタ
3 脚杆
4 脚体
5 脚柱
6 支基
7 座
9 背凭れ支持杆
10 背凭れ
18 背凭れフレーム(支持フレーム)
22 下側支持フレーム
33 係合凹部(凹部)
34 係合凸部(凸部)
35 第1斜面部
36 第2斜面部
37 第3斜面部
38 第4斜面部
39 雌ネジ部
40 貫通ボルト
41 貫通孔

Claims (3)

  1. 脚体と、該脚体に回動可能に支持される背凭れ支持杆と、該背凭れ支持杆に装着される支持フレームを有する背凭れと、を備える椅子であって、
    前記支持フレームは少なくとも下方位置に凹部を備える下側支持フレームを有しており、前記背凭れ支持杆の先端部に形成される凸部が、前記下側支持フレームに形成された前記凹部に係合することによって、少なくとも前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に対して前後方向へ所定の範囲で傾動可能になるように遊嵌状態で凹凸係合され、前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に仮固定されることを特徴とする椅子。
  2. 前記凸部が、第1斜面部と、該第1斜面部の略中央位置に設けられ該第1斜面部よりも傾斜角が大きい第2斜面部とから成り、前記凹部が、前記第1斜面部に当接可能な第3斜面部と、該第3斜面部の略中央位置に設けられ該第3斜面部よりも傾斜角が大きく、前記第2斜面部に当接可能な第4斜面部とから成り、前記凸部と前記凹部とが遊嵌状態で凹凸係合されることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記下側支持フレームの前記凹部と前記背凭れ支持杆の端部から延びる前記凸部とが、少なくとも前記下側支持フレームが前記背凭れ支持杆に対して左右方向へ所定の範囲で移動可能になるように遊嵌状態で凹凸係合されることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
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