JP2014188027A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能な椅子の提供。
【解決手段】背枠と、該背枠に装着されるランバーサポートとを少なくとも有してなり、前記ランバーサポートが、前記背枠に装着された際に該ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材を有し、前記背枠が、前記ランバーサポートが装着された際に該ランバーサポートの上下動を規制する上下動規制部材を有する椅子である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランバーサポートを有する椅子に関する。
従来より、長時間の作業に供する事務用椅子、オフィス用椅子、座部とシンクロして背受部が傾動するロッキングチェア、自動車の座席等においては、座者の腰部等を押圧して、着座時の座者の腰部の負担を軽減するランバーサポートを有する椅子が知られている。
例えば、ランバーサポート取付部材と、左右一対のガイド部材と、ランバーサポート本体とからなるランバーサポートが提案されている(特許文献1参照)。この提案のランバーサポートは、ランバーサポート本体と、ベース部材と、パッド材とから構成されている。しかし、この提案では、ランバーサポートが取付部材を介して背枠に装着されており、背枠に直接ランバーサポートを取り付けるものではなく、また、ランバーサポートが取付部材とガイド部材とランバーサポート本体との3部品からなり、組み立て作業に熟練を要するという課題がある。
したがって、背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能な椅子の提供が望まれている。
特許第4823548号公報
本発明は、従来における前記問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明は、背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能な椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 背枠と、該背枠に装着されるランバーサポートとを少なくとも有してなり、
前記ランバーサポートが、前記背枠に装着された際に該ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材を有し、
前記背枠が、前記ランバーサポートが装着された際に該ランバーサポートの上下動を規制する上下動規制部材を有することを特徴とする椅子である。
<2> 背枠がアウターとインナーとを有してなり、
前記アウター及び前記インナーの一方が、第1の上下動規制部材を有し、該第1の上下動規制部材が前記ランバーサポートを段階的に上下動させる機構を有する前記<1>に記載の椅子である。
<3> 段階的に上下動させる機構が、上下方向に溝幅が変化する溝である前記<2>に記載の椅子である。
<4> アウター及びインナーの一方が、第1の上下動規制部材を有し、他方が第2の上下動規制部材を有する前記<2>に記載の椅子である。
<5> 背枠が、幅方向に延設された中央背枠を有してなり、
前記中央背枠の中央部に段階的に上下動させる機構を有する前記<3>に記載の椅子である。
<6> 背枠が、一対の縦方向背枠を有してなり、
前記一対の縦方向背枠が、それぞれ段階的に上下動させる機構を有する前記<3>に記載の椅子である。
本発明によると、従来における問題を解決することができ、背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能な椅子を提供することができる。
図1は、本発明の椅子の一例を示す分解斜視図である。 図2は、背枠のインナーの一例を示す部分斜視図である。 図3は、背枠のアウターの一例を示す部分斜視図である。 図4は、ランバーサポートの一例を裏面(座者と接しない側の面)から見た斜視図である。 図5は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付けた状態の一例を示す斜視図である。 図6は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付け始めの状態の一例を示す一部断面図を含む側面図である。 図7は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付けた状態(ランバーサポート下端位置)の一例を示す一部断面図を含む側面図である。 図8は、ランバーサポートを取り付けたインナーにアウターを結合させて、ランバーサポートを背枠に装着した状態の一例を示す部分斜視図である。 図9は、ランバーサポートを背枠に装着した状態の一例を示す部分正面図である。 図10は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付け、ランバーサポートの位置が下端である状態(アウターを外した状態)の一例を示す正面図である。 図11は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付け、ランバーサポートの位置が中央である状態(アウターを外した状態)の一例を示す部分斜視図である。 図12は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付け、ランバーサポートの位置が上端である状態(アウターを外した状態)の一例を示す部分斜視図である。 図13は、図12のA−A線での概略部分断面図である。 図14は、図12のB−B線での概略部分断面図である。 図15は、ランバーサポートを背枠に装着した状態の一例での背枠及びランバーサポートの水平方向断面図である。 図16は、図15のX部分の拡大図である。 図17は、実施例2におけるランバーサポートを背枠に取り付ける状態の一例を示す概略図である。 図18は、実施例2におけるランバーサポートを背枠に取り付けた状態の一例を示す概略断面図である。 図19は、実施例3におけるランバーサポートを背枠に取り付ける状態の一例を示す概略図である。 図20は、実施例3におけるランバーサポートを背枠に取り付けた状態の一例を示す概略断面図である。
(椅子)
本発明の椅子は、背枠と、該背枠に装着されるランバーサポートとを少なくとも有してなり、座部、脚、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
<背枠>
前記背枠は、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。
前記背枠の形状としては、例えば、四角枠状、長方形枠状、などが挙げられる。
前記背枠の大きさについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の大きさが好ましい。
前記背枠の構造としては、例えば、単層構造、2層構造、などが挙げられる。
前記背枠は、インナーと、アウターとを有することが好ましい。
前記インナーは、座者と接する側の背枠部材であり、前記アウターは、座者と接しない側の背枠部材である。
前記背枠は、前記ランバーサポートが装着された際に該ランバーサポートの上下動を規制する上下動規制部材を有する。
前記上下動規制部材としては、装着されたランバーサポートの上下動を規制することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、後述する第1の上下動規制部材、第2の上下動規制部材、などが挙げられる。
−インナー−
前記インナーは、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。なお、前記ポリプロピレン樹脂は、強度を向上させるため、ガラス繊維を含有することができる。
前記インナーの形状、大きさについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記インナーの構造としては、単層構造又は2層構造が好ましい。
前記インナーの表面には、特に制限はないが、例えば、表皮(カバー)材、クッション材、などを設けることが好ましい。
前記表皮材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メッシュ材、などが挙げられる。
−アウター−
前記アウターは、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。なお、前記ポリプロピレン樹脂は、強度を向上させるため、ガラス繊維を含有することができる。
前記アウターの形状、大きさについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記アウターの構造としては、単層構造又は2層構造が好ましい。
前記アウター及び前記インナーの一方が、第1の上下動規制部材を有し、該第1の上下動規制部材が前記ランバーサポートを段階的に上下動させる機構を有することが好ましい。
前記段階的に上下動させる機構としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上下方向に溝幅が変化する溝であることが好ましい。前記上下方向の溝幅の変化は、連続的であってもよく、不連続であっても構わない。
前記段階的に上下動させる機構としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複数の穴が縦方向に並んで配置されており、中央部の溝幅が狭く、両端に向かって溝幅が広くなるように形成されていることが好ましい。これにより、ランバーサポートを背枠に取り付け易くなり、ランバーサポートの位置決めが安定となる。
前記アウター及びインナーの一方が、第1の上下動規制部材を有し、他方が第2の上下動規制部材を有することが好ましい。これにより、ランバーサポートが抜けるのを防止することができる。
前記第2の上下動規制部材としては、ランバーサポートの抜けを防止できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、規制リブ、などが挙げられる。
前記背枠は、幅方向に延設された中央背枠を有してなり、前記中央背枠の中央部に、第1の上下動規制部材としての前記段階的に上下動させる機構を有することが好ましい。この場合、第2の上下動規制部材としての規制リブを併用することが、ランバーサポートの抜け防止の点からより好ましい。
前記背枠が、一対の縦方向背枠を有してなり、前記一対の縦方向背枠が、それぞれ、第1の上下動規制部材としての前記段階的に上下動させる機構を有することが好ましい。この場合、第2の上下動規制部材としての規制リブを併用することが、ランバーサポートの抜け防止の点からより好ましい。
<ランバーサポート>
前記ランバーサポートは、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。
前記ランバーサポートの形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、略半円柱状、略ドーム状、などが挙げられる。
前記ランバーサポートの大きさについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の大きさが好ましい。
前記ランバーサポートの構造としては、単層構造又は2層構造であることが好ましい。
前記ランバーサポートは、前記背枠に装着された際に該ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材を有している。
前記前後動規制部材としては、前記背枠に装着された際に該ランバーサポートの前後動を規制することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、係合突起、取付片、ランバーサポートの延出腕をインナーとアウターで挟み込む機構、又はこれらの組み合わせ、などが挙げられる。
前記係合突起は、前記ランバーサポートの背枠側の面(裏面)設けられ、その形状、構造、大きさ、材質、数などについては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記係合突起は、背枠のインナーに設けたランバーサポートを段階的に上下動させる機構に挿入し取り付けることにより、ランバーサポートを位置決めする機能を有している。また、前記係合突起の先端部を膨大させることにより、ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材としての役割を果すことができる。この場合、前記係合突起の膨大した先端部を取り付け易くするため、前記段階的に上下動させる機構の上端又は下端の溝幅を広く形成することが好ましい。
前記取付片は、前記ランバーサポートの背枠側の面(裏面)設けられ、その形状、構造、大きさ、材質、数などについては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記取付片は、前記係合突起の両側に一対設けることが好ましい。前記取付片の先端には爪部を有することが好ましい。
前記ランバーサポートの取付片を背枠のインナーに設けた取付孔に挿入し、前記取付片の先端の爪部をインナーの内壁と係合させることにより、ランバーサポートの前後動を規制することができる。
前記ランバーサポートを背枠の一対の縦方向背枠(右背枠及び左背枠)に装着する場合には、前記ランバーサポートの両端から延伸した延出腕の先端部に係合突起を設けることが好ましい。
前記インナーのアウター側に設けた段階的に上下動させる機構に、ランバーサポートから延伸した延出腕に設けた係合突起を挿入し取り付けた後、インナーとアウターとでランバーサポートの延出腕を挟み込むようにして、インナーとアウターとを結合することにより、ランバーサポートの前後動を規制することができる。
前記ランバーサポートを背枠に装着する際には、まず、ランバーサポートをインナーに取り付ける。次に、ランバーサポートを装着したインナーにアウターを取り付ける。これにより、ランバーサポートを安定に背枠に装着することができる。
前記ランバーサポートが、係合突起と、前記ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材としての取付片とを有し、前記背枠のインナーが、ランバーサポートの上下動を規制する第1の上下動規制部材としての段階的に上下動させる機構を有すると共に、前記背枠のアウターが、前記ランバーサポートの抜けを防止する第2の上下動規制部材としての規制リブを有しているので、ランバーサポートを背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能である。
<座部>
前記座部としては、椅子に座った人の臀部が接する部材であり、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。
前記座部の形状、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記座部の下方には、脚を有している。
<脚>
前記脚としては、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、強度の点から、金属が好ましい。
前記脚の形状、大きさ等についても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記脚の構造としては、例えば、パイプ状、軸状、棒状、などが挙げられる。
前記脚の床面(接地面)と接触する端部には、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、椅子の運搬性及び利便性の点から、キャスターを有することが好ましい。
<その他の部材>
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、肘掛け部、メモ台、ヘッドレスト、などが挙げられる。
本発明の椅子は、背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能であるため、例えば、事務用椅子、オフィス用椅子、家庭用椅子等の回転椅子;バンケット用椅子、レストラン用椅子、店舗用椅子、会議室用椅子等のパイプ椅子(非回転椅子);サイドチェア、ロッキングチェア、リクライニングチェアなどの各種椅子に好適に用いられる。
以下、本発明の実施例につき図面を用いて具体的に説明するが、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
本発明の椅子の実施例1について説明する。図1は、椅子の分解斜視図、図2は、背枠のインナーの部分斜視図、図3は、背枠のアウターの部分斜視図、図4は、ランバーサポートを裏面(座者と接しない側の面)から見た斜視図、図5は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付けた状態を示す斜視図、図8は、ランバーサポートを取り付けたインナーにアウターを結合させて、ランバーサポートを背枠に装着した状態を示す部分斜視図、図15は、ランバーサポートを背枠に取り付けた状態での背枠及びランバーサポートの水平方向断面図、をそれぞれ表す。
図1に示すように、本発明の椅子10は、インナー2とアウター3とからなる背枠31と、ランバーサポート1とからなる背受部32と、座部5とを有している。なお、図1中6は脚であり、脚の床面(接地面)と接触する端部にはキャスターを有している。図1中4はインナー2の表面に設けられた表皮材(カバー材)であり、メッシュ材が用いられている。
ランバーサポート1は、前後動規制部材及び上下動規制部材の働きにより、背枠31の座者側に段階的に上下動可能に、かつ前後動を規制された状態で装着されている。
図2に示すように、インナー2は、略四角形状であり、ポリプロピレン樹脂製である。
インナー2は、インナーの右背枠2bと、インナーの左背枠2cと、インナーの中央背枠2aとを有しており、インナーの中央背枠2aは、インナーの右背枠2bの中央部とインナーの左背枠2cの中央部との間を連結している。
インナーの中央背枠2aの中央部には、ランバーサポートの上下動を規制する第1の上下動規制部材としての段階的に上下動させる機構11と、該段階的に上下動させる機構11の両側に、ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材としての取付片21,22(図4参照)を装着する取付孔12,13を有している。
ランバーサポートを段階的に上下動させる機構11は、ランバーサポートの係合突起23が挿入され、上下方向に溝幅が変化する溝であり、この実施例1では、5段階に溝幅が増減する箇所を有している。前記段階的に上下動させる機構11は、中央の溝幅が狭く、両端に向かって漸次溝幅が広くなるように形成されている。これにより、ランバーサポートの取り付けが容易となり、ランバーサポートの位置決めが安定となる。
図3に示すように、アウター3は、略半円柱状であり、ポリプロピレン樹脂製である。アウター3のインナー側の面には補強のために補強リブが多数設けられている。
アウター3は、アウターの右背枠3bと、アウターの左背枠3cと、アウターの中央背枠3aとを有しており、アウターの中央背枠3aは、アウターの右背枠3bの中央部とアウターの左背枠3cの中央部との間を連結している。
アウターの中央背枠3aには、インナーの中央背枠2aの取付孔12,13に対応する位置に、ランバーサポートの上下動を規制する第2の上下動規制部材としての規制リブ14,15を有している。これにより、ランバーサポートの上下動を確実に規制することができる。
図4に示すように、ランバーサポート1は、略蒲鉾状であり、ポリプロピレン樹脂製である。
図4に示すように、ランバーサポート1の裏面(座者と接しない側の面)には、係合突起23と、インナーの中央背枠2aの取付孔12,13に対応する位置に一対の取付片21,22を有している。
ランバーサポートの係合突起23は、段階的に上下動させる機構11の上端又は下端から挿入させて、取り付けられる。この実施例1では、上端から挿入される。
前記取付片21,22の先端には、爪部21a,22aを有しており、インナーの内壁と係合し、ランバーサポートの前後動を規制できる。
図5〜図7に示すように、背枠のインナー2にランバーサポート1が取り付けられる。この実施例1では、ランバーサポート1の前後動規制部材としての取付片21,22をインナーの中央背枠2aの取付孔12,13に挿入し、取付片21,22の爪部21a,22aをインナーの内壁に係合させることにより、ランバーサポート1の前後動が規制された状態でインナー2に取り付けられる(図15及び図16参照)。
図6は、ランバーサポート1を背枠のインナーに取り付け始めの状態を示し、インナーの中央背枠2aに設けられた段階的に上下動させる機構11に上方からランバーサポートの係合突起23を挿入する状態を示している。図7は、ランバーサポートを背枠のインナーに取り付けた状態(ランバーサポートの下端位置)を示す。
図8及び図9に示すように、ランバーサポート1を取り付けたインナー2にアウター3を結合させて、ランバーサポートを背枠31に装着する。この場合、図12のB−B線での断面図である図14に示すように、ランバーサポート1の位置が上端となると、アウターの規制リブ14がランバーサポートの下端1aと当接するので、ランバーサポート1が背枠から抜けるのを防止できる。
ランバーサポート1は、該ランバーサポート1の係合突起23と、背枠のインナーの中央枠の上下動させる機構11に挿入し取り付けると共に、ランバーサポート1の取付片21,22を背枠31の取付孔12,13にスライド可能に装着することにより、前後動が規制された状態で上下方向に多段階に位置を調整することができる。例えば、図10に示すように、背枠に取り付けたランバーサポートの位置が下端である状態(アウターを外した状態)を示す。図11は、背枠に取り付けたランバーサポートの位置が中央である状態(アウターを外した状態)を示す。図12は、背枠に取り付けたランバーサポートの位置が上端である状態(アウターを外した状態)を示す。
また、図13は、図12の背枠に取り付けたランバーサポートの位置が上端である状態でのA−A線での部分断面図である。また、図14は、図12のB−B線での部分断面図である。
ランバーサポートを背枠に装着する際には、まず、ランバーサポート1をインナー2に装着する。次に、ランバーサポートを装着したインナー1にアウター2を取り付ける。
ランバーサポート1が、係合突起23と、前記ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材としての取付片21,22とを有し、前記背枠のインナーが、ランバーサポート1の上下動を規制する第1の上下動規制部材としての段階的に上下動させる機構11を有すると共に、前記背枠のアウターが、ランバーサポート1の抜けを防止する第2の上下動規制部材としての規制リブ14とを有しているので、ランバーサポートを背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能である。
(実施例2)
本発明の椅子の実施例2について説明する。この実施例2は、背枠が、一対の縦方向背枠(右背枠及び左背枠)を有し、前記一対の縦方向背枠が、それぞれ段階的に上下動させる機構を有する変形例である。
図17及び図18に示すように、背枠のインナーの右背枠2b及びインナーの左背枠2c(不図示)の座面側に設けた段階的に上下動させる機構16に、ランバーサポート1から延伸した延出腕8に設けた係合突起17を挿入して取り付ける。これにより、一対の縦方向背枠(右背枠及び左背枠)に跨ってランバーサポート1を容易に取り付けることができ、ランバーサポート1の上下動を段階的にスムーズに調節可能である。
ランバーサポートの延出腕8に設けた係合突起17の先端17aは膨大しており、段階的に上下動させる機構16に挿入した際にランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材として機能する(図18参照)。その際、先端17aが膨大した係合突起17を段階的に上下動させる機構16に挿入し易くするため、段階的に上下動させる機構16の上端の穴16aを大径に形成している。
背枠のアウターの右背枠3b及びアウターの左背枠3c(不図示)には第2の上下動規制部材としての規制リブ41が設けられている。ランバーサポート装着したインナーとアウターとを結合することにより、規制リブ41の働きによって、ランバーサポートの背枠からの抜けを防止することができる。
(実施例3)
本発明の椅子の実施例3について説明する。この実施例3は、背枠が、一対の縦方向背枠(右背枠及び左背枠)を有し、前記一対の縦方向背枠が、それぞれ段階的に上下動させる機構を有する変形例である。
図19及び図20に示すように、背枠のインナーの右背枠2b及びインナーの左背枠2c(不図示)のアウター側に設けた段階的に上下動させる機構26に、ランバーサポート1から延伸した延出腕9に設けた係合突起27を挿入して取り付ける。これにより、一対の縦方向背枠(右背枠及び左背枠)に跨ってランバーサポート1を容易に取り付けることができ、ランバーサポート1の上下動を段階的にスムーズに調節可能である。
インナーの右背枠2bのアウター側に設けた段階的に上下動させる機構26にランバーサポートから延伸した延出腕9に設けた係合突起27を挿入した後、アウターの右背枠3bによりランバーサポートの延出腕9を挟み込むようにして、インナーとアウターとを結合することにより、ランバーサポートの前後動を規制することができる(図20参照)。
また、背枠のアウターの右背枠3b及びアウターの左背枠3c(不図示)に第2の上下動規制部材としての規制リブ42を設けている。これにより、ランバーサポートの係合突起27による係合と相俟って、ランバーサポートの背枠からの抜けを確実に防止することができる。
以上、本発明の椅子について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
本発明の椅子は、背枠に直接取り付けることができ、部品点数が少なく、ランバーサポートの抜け防止が図れ、ランバーサポートの上下動を段階的にスムーズに調節可能であるため、例えば、事務用椅子、オフィス用椅子、家庭用椅子等の回転椅子;バンケット用椅子、レストラン用椅子、店舗用椅子、会議室用椅子等のパイプ椅子(非回転椅子);サイドチェア、ロッキングチェア、リクライニングチェアなどの各種椅子に好適に用いることができる。
1 ランバーサポート
2 インナー
3 アウター
4 表皮材
5 座部
8 延出腕
9 延出腕
10 椅子
11 段階的に上下動させる機構
12、13 取付孔
21、22 取付片
14、15 規制リブ
16 段階的に上下動させる機構
17 係合突起
23 係合突起
26 段階的に上下動させる機構
27 係合突起
31 背枠
32 背受部
41 規制リブ
42 規制リブ

Claims (6)

  1. 背枠と、該背枠に装着されるランバーサポートとを少なくとも有してなり、
    前記ランバーサポートが、前記背枠に装着された際に該ランバーサポートの前後動を規制する前後動規制部材を有し、
    前記背枠が、前記ランバーサポートが装着された際に該ランバーサポートの上下動を規制する上下動規制部材を有することを特徴とする椅子。
  2. 背枠がアウターとインナーとを有してなり、
    前記アウター及び前記インナーの一方が、第1の上下動規制部材を有し、該第1の上下動規制部材が前記ランバーサポートを段階的に上下動させる機構を有する請求項1に記載の椅子。
  3. 段階的に上下動させる機構が、上下方向に溝幅が変化する溝である請求項2に記載の椅子。
  4. アウター及びインナーの一方が、第1の上下動規制部材を有し、他方が第2の上下動規制部材を有する請求項2に記載の椅子。
  5. 背枠が、幅方向に延設された中央背枠を有してなり、
    前記中央背枠の中央部に段階的に上下動させる機構を有する請求項3に記載の椅子。
  6. 背枠が、一対の縦方向背枠を有してなり、
    前記一対の縦方向背枠が、それぞれ段階的に上下動させる機構を有する請求項3に記載の椅子。
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