JP6059079B2 - 接合方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1ワークと、該第1ワークを囲繞するように配置された第2ワークとを接合する接合方法及びその装置に関する。
固体高分子形燃料電池は、固体高分子からなる電解質膜をアノード電極とカソード電極で挟んだ電解質膜・電極接合体(MEA)を有する。この種の燃料電池において、MEAと、該MEAを囲繞する樹脂製枠体とを接合一体化して枠体付MEAを構成し、この枠体付MEAを含む単位セルを複数個積層してスタックを得る場合がある。
このような構成の枠体付MEAを得る手法として、特許文献1記載の技術が知られている。この技術は、額縁状の樹脂製枠体の内縁部近傍の部位を電解質膜の端部に重畳し、その後、この重畳部を加熱することで熱溶着部を形成するものである。
ここで、電解質膜は、燃料電池の電極反応によって生成した水を吸収・排出することに伴って膨潤・収縮を起こす。特許文献1に記載されるように樹脂製枠体と電解質膜を熱溶着した場合、電解質膜の溶着部が熱によって変質し、このために強度が低下して、前記の膨潤・収縮によって溶着部が損傷する懸念がある。
特許文献2には、樹脂製枠体の一部をレーザ光によって溶融し、これにより得られた溶融物を、アノード電極又はカソード電極のいずれかを構成するガス拡散層に浸透させた後、浸透した溶融物を冷却固化することが提案されている。この場合、樹脂製枠体に対して電解質膜を直接熱溶着する場合に比して、電解質膜への熱影響が抑制されると考えられる。
特開平5−234606号公報 特開2008−135295号公報
レーザ光を照射するのみでは、溶融した樹脂が十分に流動することは困難である。このため、十分な量の樹脂をガス拡散層に浸透させることも困難である。
このような不具合を回避するべく、樹脂製枠体の内縁部を、額縁形状をなす押圧部で加熱しながら押圧することが想起される。この場合、例えば、押圧部内にヒータを埋設し、該ヒータで押圧部を加熱すれば、樹脂製枠体の内縁部を加熱することが可能である。
しかしながら、押圧部を加熱すると、該押圧部が熱膨張を起こす。すなわち、例えば、各辺の長手方向中腹部が膨出するように撓むことがある。このような事態が生じると、樹脂製枠体の内縁部全体にわたって均等に押圧・加熱することが容易ではなくなる。換言すれば、押圧ムラや加熱ムラが生じ易くなる。
そして、十分な押圧や加熱がなされなかった部位では、上記と同様に、溶融した樹脂が流動することは困難である。このため、十分な接合強度を得ることが容易ではない。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、第1ワークの外縁部を囲繞する第2ワークの内縁部を略均等に押圧・加熱して前記第1ワークの前記外縁部に流動させることが可能であり、このため、前記第1ワークの前記外縁部と前記第2ワークの前記内縁部との間に、十分な接合強度を示す接合箇所を形成することが可能な接合方法及びその装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、第1ワークの外縁部と、枠体からなる第2ワークの、前記第1ワークの前記外縁部を囲繞した内縁部とを接合するための接合装置であって、
前記第1ワークを押圧するための第1押圧部と、
前記第1押圧部を前記第1ワークに対して接近又は離間させる方向に変位させる第1変位機構と、
前記第2ワークの前記内縁部を押圧するための第2押圧部と、
前記第2押圧部を加熱することで前記第2ワークの前記内縁部を加熱する加熱手段と、
前記第2押圧部を前記第2ワークに対して接近又は離間させる方向に変位させる第2変位機構と、
を有し、
前記第2押圧部が、複数個に分割された分割片同士が連結されることで構成され、
前記加熱手段が、前記分割片毎に設けられていることを特徴とする。
第2押圧部を構成する分割片の各々は、1個の部材から構成された第2押圧部に比して小体積である。このため、加熱手段が付勢されて第2押圧部が熱を帯びたとき(第2押圧部の温度が上昇したとき)、個々の分割片の熱膨張量が小さいので、第2押圧部全体としての熱膨張量も小さい。
従って、例えば、長手方向中腹部が膨出するように撓むことが回避されるようになる。その結果、第2押圧部によって第2ワークの内縁部が全体にわたって略均等に押圧され、且つ熱を帯びた該第2押圧部によって略均等に加熱される。このため、第2ワークの内縁部を略均等に軟化(溶融を含む)させることや、その軟化物を第1ワークの外縁部に略均等に流動させることが容易となる。すなわち、本発明においては、押圧ムラや加熱ムラが生じ難い。
軟化物が第1ワークの外縁部に到達した後に冷却硬化することにより、第1ワークの外縁部と第2ワークの内縁部が接合される。この接合箇所は、優れた接合強度を示す。上記したように、第1ワークの外縁部に対して軟化物が略均等に付着しているからである。
このように、本発明によれば、第1ワークの外縁部と第2ワークの内縁部との間に、十分な接合強度を示す接合箇所を形成することが可能となる。
上記の構成に対し、さらに、第2ワークの外縁部を押圧する第3押圧部と、前記第3押圧部を第2ワークの外縁部に対して接近又は離間させる方向に変位させる第3変位機構とを設けるようにしてもよい。この場合、第2ワークが堅牢に位置決め固定されて位置ズレを起こし難くなるので、本来接合すべき所定の箇所を接合することが容易となる。
場合によっては、第2押圧部、該第2押圧部によって押圧される第2ワークの内縁部との間に、伝熱部材を介在させるようにしてもよい。この構成では、伝熱部材によって第2押圧部からの輻射熱を遮ることができる。従って、第1ワークや第2ワークの温度が過度に上昇することが抑制されるので、第1ワークや第2ワークに熱歪みが生じること等を回避することができる。
また、第1押圧部を冷却する冷却手段を設けることが好ましい。この場合、第1ワークや前記軟化物を速やかに冷却することができる。
なお、第2押圧部を変位させるには、例えば、第2押圧部を支持する支持盤を設け、この支持盤を、前記第1変位機構の作用下に変位させるようにすればよい。
以上において、第2ワークの内縁部近傍に、第2押圧部に指向する突部を突出形成することが好ましい。すなわち、第2押圧部は、該突部を押圧する。このようにすることにより、第2ワークの一部を第1ワーク側に向かって流動させることが容易となる。
第1ワークとしては多孔質体が用いられ、一方、第2ワークとしては樹脂製枠体が用いられる。この場合、樹脂製枠体の内縁部が軟化されて軟化樹脂となり、多孔質体の外縁部側に流動した後、該外縁部に浸透(含浸)される。これにより、多孔質体の外縁部と樹脂製枠体の内縁部とが接合された接合体が得られる。
また、本発明は、第1ワークの外縁部と、枠体からなる第2ワークの、前記第1ワークの前記外縁部を囲繞した内縁部とを接合する接合方法であって、
前記第1ワークを第1押圧部で押圧するとともに、前記第2ワークの前記内縁部を第2押圧部で押圧する工程と、
前記第2押圧部を加熱手段によって加熱することで、前記第2ワークの前記内縁部を加熱して軟化させ、前記第1ワークの前記外縁部に流動させる工程と、
前記第1ワークの前記外縁部に流動した軟化物を硬化させることで、前記第1ワークの前記外縁部と、前記第2ワークの前記内縁部とを接合する工程と、
を有し、
前記第2押圧部を、複数個に分割された分割片同士を連結した連結体として構成するとともに、前記加熱手段を前記分割片毎に設け、
前記第2ワークの前記内縁部を加熱する際、前記分割片の全てを前記加熱手段で加熱することを特徴とする。
このようにすることにより、上記したように、第2ワークの内縁部を全体にわたって略均等に加圧・加熱することが可能となる。その結果、第1ワークの外縁部と第2ワークの内縁部との接合箇所が優れた接合強度を示す接合体が得られる。
この接合方法では、第2ワークの外縁部を第3押圧部で押圧し、その後、該第2ワークの内縁部を加熱することが好ましい。第2ワークを堅牢に位置決め固定することができるので、第2ワークが位置ズレを起こすことが回避される。従って、接合すべき所定の箇所を接合することが容易となる。
また、第2ワークの内縁部近傍に、前記第2押圧部に指向する突部を突出形成し、前記突部を第2押圧部で押圧することが好ましい。この場合、第2ワークの一部を一層容易に流動させることができる。
上述の通り、第1ワークとしては多孔質体、第2ワークとしては樹脂製枠体用いられる。この場合、樹脂製枠体の内縁部を軟化させて多孔質体の外縁部に浸透(含浸)させればよい。
本発明によれば、第2ワークを押圧する第2押圧部を、複数個の分割片を組み合わせることで構成するようにしている。この第2押圧部における分割片の各々は、1個の部材から構成された第2押圧部に比して小体積である。このため、熱膨張量も小さい。
従って、第2ワークの内縁部が、熱を帯びた該第2押圧部によって略均等に押圧・加熱される。換言すれば、押圧ムラや加熱ムラが生じ難くなる。このため、第2ワークの内縁部を略均等に軟化させることや、その軟化物を第1ワークの外縁部に略均等に流動させることが容易となる。その結果として、第1ワークの外縁部に対して軟化物が略均等に付着するようになるので、第1ワークの外縁部と第2ワークの内縁部との間に、十分な接合強度を示す接合箇所を形成することができる。
本発明の実施の形態に係る接合方法によって得られる接合品である枠体付電解質膜・電極接合体の全体概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る接合装置の要部縦断面図である。 図2の要部拡大図である。 図2の接合装置を構成する第2押圧部の概略斜視図である。 図2の接合装置に設けられた案内ピンが挿入された部位を拡大して示す平面図である。 図2の接合装置を構成する装置本体において、第2押圧部を突出させた状態を示す要部縦断面図である。 第1押圧部が電解質膜・電極接合体に着座するとともに、伝熱部材が樹脂製枠体の突部に着座した状態を示す要部縦断面図である。 図7に続き、第2押圧部が伝熱部材のV溝に進入してその底部に着座した状態を示す要部縦断面図である。 図8に続き、樹脂製枠体の突部が圧潰された状態を示す要部縦断面図である。 前記突部の圧潰が終了した後、第2押圧部を案内する案内ピンが元の位置に戻る状態を示す要部縦断面図である。 図9に続き、第2押圧部が伝熱部材から離間した状態を示す要部縦断面図である。 図11に続き、伝熱部材が電解質膜・電極接合体から離間した状態を示す要部縦断面図である。
以下、本発明に係る接合方法につき、それを実施する接合装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、電解質膜・電極接合体(MEA)を第1ワーク、樹脂製枠体を第2ワークとし、MEAを構成するガス拡散層の外縁部に、樹脂製枠体の内縁部の軟化樹脂(溶融樹脂を含む)を浸透させる場合を例示して説明する。
はじめに、図1に示す枠体付MEA10につき説明する。この枠体付MEA10は、MEA12と、該MEA12を保持する樹脂製枠体14とを有する。
この場合、MEA12は、幅狭なカソード電極16と、該カソード電極16に比して幅広の電解質膜18と、該電解質膜18と略同一幅・面積のアノード電極20とで構成される。従って、電解質膜18の外縁部は、カソード電極16から露呈する。
また、カソード電極16は、第1ガス拡散層22、第1電極触媒層24を下方からこの順序で有し、一方、アノード電極20は、第2電極触媒層26、第2ガス拡散層28を下方からこの順序で有する。第1ガス拡散層22及び第2ガス拡散層28は、カーボンペーパー等の多孔質体からなる。ガス拡散層22、28と電極触媒層24、26との間に、中間層を介装するようにしてもよい。
このように構成されるMEA12を保持する樹脂製枠体14には、図1における下端面から上端面に向かって、第1収容孔30、第2収容孔32が互いに連なるようにして貫通形成される。第1収容孔30は第2収容孔32に比して幅狭であり、このため、第2収容孔32の底部は段部34となっている。
第1収容孔30にはカソード電極16が収容され、一方、第2収容孔32には電解質膜18及びアノード電極20が収容される。すなわち、樹脂製枠体14において、第1収容孔30及び第2収容孔32の内壁近傍は、カソード電極16及びアノード電極20の各外縁部を囲繞する内縁部である。なお、電解質膜18の下端面は、段部34に当接して支持される。
第2収容孔32の近傍(樹脂製枠体14の内縁部)の樹脂は、アノード電極20を構成する第2ガス拡散層28に浸透している。この浸透により、樹脂製枠体14がアノード電極20(MEA12)に接合されている。すなわち、枠体付MEA10は、樹脂製枠体14とMEA12との接合体である。なお、図1では、第2ガス拡散層28において、樹脂製枠体14から溶融した樹脂が浸透した部位をクロスハッチングで示している。
次に、接合体である枠体付MEA10を得るための接合装置につき説明する。なお、以下において、「下方」、「上方」、「左方」、「右方」は、それぞれ、図面における下方、上方、左方、右方を意味するものとする。
図2は、本実施の形態に係る接合装置40の要部縦断面図である。この接合装置40は、位置決め固定部42と、装置本体44とを有する。
位置決め固定部42は、第1ダイベース46、第2ダイベース48、載置用治具50を有し、この中の載置用治具50に、MEA12と、樹脂製枠体14とが載置される。
この際、MEA12の外縁部は、樹脂製枠体14の内縁部で囲繞される。樹脂製枠体14の内縁部の上端面には、内縁部を周回するようにして突部52(図3参照)が突出形成されている。また、該突部52の外方には、該突部52を囲繞する捕捉用凹部54が陥没形成される。捕捉用凹部54の容積は、突部52の体積に比して若干小さい。
載置用治具50には、図示しない第1冷媒通路が形成される。この第1冷媒通路に冷却媒体が流通されることにより、樹脂製枠体14を源として軟化ないし溶融した樹脂の冷却硬化が促進される。
一方、装置本体44は、押止盤56、第1支持盤58、第2支持盤60及び第3支持盤62を有するとともに、MEA12の上端面を押圧する第1押圧部64と、樹脂製枠体14の前記突部52、すなわち、内縁部を上方から押圧する第2押圧部66と、樹脂製枠体14の外縁部を上方から押圧する第3押圧部68とを有する。
第1押圧部64は略長方形形状をなし、一方、前記押止盤56は略矩形状をなす。なお、押止盤56は、複数個の第1円柱部材70を介して第2支持盤60に支持されている。
第1押圧部64は、後述する第1シリンダ72(第2変位機構)の作用下に前進(下降)・後退(上昇)することが可能である。第1押圧部64は、MEA12に比して若干小面積に設定されており、このため、MEA12(アノード電極20)の外縁部は第1押圧部64から露呈する。
第1押圧部64と第3押圧部68との間には、クリアランスが形成される。該クリアランスには、MEA12の外縁部端面と樹脂製枠体14の内縁部端面とが対向した突き合わせ部が露呈する。第2押圧部66は、このクリアランスに対して進入(又は離脱)し、後述する伝熱部材74を介して前記突部52を押圧する。
第1押圧部64は、第2支持盤60に支持されている。この点については、後述する。
一方、第3押圧部68は、額縁形状の樹脂製枠体14の外縁部を押圧し得るように、枠状(額縁形状)に形成されている。第3押圧部68は、第2シリンダ76(第3変位機構)の第2ロッド78に連結されている。従って、第3押圧部68は、第2ロッド78の前進(下降)又は後退(上昇)に追従して下降又は上昇する。なお、第2シリンダ76は、位置決め固定部42に設けられた図示しない支持フレームに支持されている。
図2中の右方の第2押圧部66の要部を拡大した図3に示すように、第2押圧部66は、樹脂製枠体14の第2収容孔32の開口近傍に、第2押圧部66を指向するように突出形成された突部52を押圧するためのものである。
ここで、第2押圧部66は、図4に示すように、分割片80a〜80dが、樹脂製枠体14の突部52に対応して枠状(額縁形状)となるように連結された組立体である。
分割片80a〜80dは、略直方体形状をなす。そして、分割片80a、80cは、分割片80b、80dに比して長尺に形成されている。すなわち、分割片80a、80cは、枠状の第2押圧部66の長辺をなし、一方、分割片80b、80dは短辺をなす。
分割片80a〜80dの下端部からは、下方に指向する突起部82が延在している(図3参照)。樹脂製枠体14の突部52は、この突起部82によって押圧される。
以上のように構成される分割片80a〜80dの各々には、カートリッジヒータ84(加熱手段)が個々に埋設される。これらのカートリッジヒータ84が付勢されることに伴って、該カートリッジヒータ84の熱が第2押圧部66(図2及び図3参照)に伝達され、さらに、伝熱部材74を介して突部52に伝達される。伝熱部材74に関しては、後述する。
第2押圧部66は、第1支持盤58に支持されている(図2参照)。第2押圧部66と第1支持盤58との間には、断熱ブロック86、第1冷却ブロック88、及び複数個の第1コイルスプリング90(弾性部材)が介在する。
この中の断熱ブロック86は、第2押圧部66(分割片80a〜80d)に比して幅広に設定されている。分割片80a〜80dの若干幅広な上端面から突出する断熱ブロック86の下端面には、係止ブロック92a、92bが取り付けられる。これら係止ブロック92a、92bの水平方向に突出した下端部から、分割片80a〜80dの上端面を挿通して断熱ブロック86に螺合されるボルト(図示せず)により、第2押圧部66が断熱ブロック86に連結される。
断熱ブロック86及び第1冷却ブロック88は、第2押圧部66よりも上方に位置する部材等に熱が伝達されることを防止するべく、カートリッジヒータ84から第2押圧部66に伝達された熱を遮蔽するためのものである。従って、断熱ブロック86は、熱伝導率が比較的小さい材料から構成される。
また、第1冷却ブロック88には、図示しない第2冷媒通路が形成される。この第2冷媒通路に冷却媒体が流通されることにより、第1冷却ブロック88、断熱ブロック86及び第2押圧部66の熱が速やかに奪取される。
第1冷却ブロック88と第1支持盤58との間には、前記第1コイルスプリング90が介在する。従って、第1冷却ブロック88、断熱ブロック86及び第2押圧部66は、前記第1コイルスプリング90の作用下に、樹脂製枠体14に指向して弾発付勢されている。
第1冷却ブロック88の上端部には、案内ピン94(案内部材)が立設されている。該案内ピン94の頭部は、上方から下方に向かうにつれてテーパー状に縮径する略円錐台形状をなす。一方、第1支持盤58には、その厚み方向に沿って挿入孔が貫通形成されており、各挿入孔には、フランジ部を有するスリーブ96が挿入されている。フランジ部が第1支持盤58の上端面に係止されることにより、スリーブ96の挿入孔からの抜け止めがなされている。
スリーブ96には、前記案内ピン94が通される。フランジ部には、案内ピン94の上方から下方に向かってテーパー状に縮径するテーパー孔98が形成されており、案内ピン94の頭部は、このテーパー孔98に収容されている。案内ピン94は、スリーブ96の内壁に対して摺動可能であり、結局、テーパー孔98に変位自在に挿入されている。
図5に示すように、テーパー孔98は長穴形状として形成されている。
第2押圧部66の内方には、第2冷却ブロック100が配設される(図2参照)。この第2冷却ブロック100には、図示しない第3冷媒通路が形成される。この第3冷媒通路に流通する冷却媒体は、主に第1押圧部64を冷却することでMEA12を冷却する。
第2冷却ブロック100の外縁部から押止盤56の内縁部には、略矩形状の伝熱部材74が橋架される。伝熱部材74には、略V字形状をなすV溝が形成されており(図3参照)、第2押圧部66の突起部82は、このV溝に進入する。
伝熱部材74の内縁部及び外縁部には、鍔部が突出形成される。伝熱部材74は、内縁部側の鍔部が第1枠状断熱部材102と第2冷却ブロック100で挟持されるとともに、外縁部側の鍔部が押止盤56と第2枠状断熱部材104で挟持されることにより、第2冷却ブロック100から押止盤56に橋架されている。
第2冷却ブロック100及び第1押圧部64は、それぞれ、第2円柱部材106及び第3円柱部材108を介して第2支持盤60に支持される(図2参照)。すなわち、先ず、第2冷却ブロック100は、複数本の第2円柱部材106によって第2支持盤60の下端面に支持されている。
次に、第1押圧部64の上端面には複数本の第3円柱部材108が連結されている。なお、第2円柱部材106及び第3円柱部材108はいずれも、第1支持盤58に貫通形成された略長方形形状の四角穴110に通されている。
第3円柱部材108の端部は第2冷却ブロック100に貫通形成された挿通孔112に通され、一方、小径な上端部は、第2支持盤60に貫通形成された小径穴114に通された後、そのネジ部にワッシャ付ナット116が螺合されることで抜け止めがなされている。この抜け止めによって第3円柱部材108が第2支持盤60に支持されることに伴い、該第3円柱部材108に連結された第1押圧部64が第2支持盤60に支持される。
ここで、小径な上端部は第2コイルスプリング118に通されている。第2コイルスプリング118の下端は第3円柱部材108のフランジ部に着座し、上端は第2支持盤60の下端面に着座する。従って、第2支持盤60が第1押圧部64に対して相対的に前進(下降)したときには、第2コイルスプリング118が収縮する。
第2支持盤60の外縁部近傍には、複数個の摺動孔120が貫通形成される。各摺動孔120に通された第4円柱部材122は、第1支持盤58と第3支持盤62を連結する。これにより、第2押圧部66が第3支持盤62に間接的に支持される。第4円柱部材122は、摺動孔120の内壁に対し、摩擦を生じながら摺接する。
第3支持盤62の下端面には、第1シリンダ72が設けられる。この第1シリンダ72を構成する第1ロッド124は、前進(下降)することによって第2支持盤60の上端面を押圧する。この押圧に伴い、第2支持盤60、第2円柱部材106、第2冷却ブロック100、第3円柱部材108及び第1押圧部64が一体的に下降する。また、第1ロッド124が後退(上昇)して第2支持盤60に対する押圧を解除すると、第2支持盤60、第2円柱部材106、第2冷却ブロック100、第3円柱部材108及び第1押圧部64が一体的に上昇する。
一方、第3支持盤62の上端面には、図示しないプレス機(第1変位機構)が設けられる。装置本体44ないし第3支持盤62は、該プレス機の作用下に下降又は上昇する。装置本体44は、位置決め固定部42に対して相対的に接近又は離間する方向に変位可能である。また、第3支持盤62が昇降動作することに追従し、第4円柱部材122、第1支持盤58、第1冷却ブロック88、断熱ブロック86、第2押圧部66が一体的に昇降動作する。
前記プレス機には荷重センサ(図示せず)が付設されており、該荷重センサは、接触荷重を検知した際、そのことを信号として図示しない制御回路に送る。この信号を受けた制御回路は、第2押圧部66が樹脂製枠体14の突部52に当接したと判断する。
接合装置40は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき、本実施の形態に係る接合方法との関係で説明する。
接合作業が開始される前段階では、装置本体44は、位置決め固定部42から離間した位置(例えば、上方)に待機している。この状態で、はじめに、MEA12及び樹脂製枠体14を位置決め固定部42に位置決め固定する。
すなわち、MEA12と樹脂製枠体14とを載置用治具50に載置する。この際、樹脂製枠体14の段部34の底面に、電解質膜18のカソード電極16から露呈した下端面縁部を載置する。段部34の底面と、電解質膜18の下端面縁部とは接着剤を介して接合するようにしてもよい。また、MEA12の外縁を樹脂製枠体14で囲繞し、MEA12の外縁端面と樹脂製枠体14の内縁端面とが対向した突き合わせ部を形成する。
次に、第2シリンダ76を付勢し、その第2ロッド78を前進させることで第3押圧部68を下降させる。その結果、樹脂製枠体14の外縁部が第3押圧部68で押圧され、これにより樹脂製枠体14が位置ズレを起こすことが防止される。
その一方で、前記第1冷媒通路〜前記第3冷媒通路の各々に冷却媒体を流通させる。冷却媒体としては、水やオイルを用いればよい。また、前記カートリッジヒータ84を付勢する。
さらに、第1シリンダ72の第1ロッド124を前進(下降)させる。前進した第1ロッド124が第2支持盤60を押圧することにより、図6に示すように、第2円柱部材106、第2冷却ブロック100、第3円柱部材108及び第1押圧部64が下降する。その結果、伝熱部材74が第2押圧部66の突起部82に対して相対的に下降し、該突起部82から離間する。この下降の最中、摺動孔120の内壁に対して第4円柱部材122が摺接する。
次に、前記プレス機を付勢する。第4円柱部材122と摺動孔120の内壁の間に摩擦力が作用しているため、この段階では、プレス機の作用下に第3支持盤62が下降することに追従して装置本体44が位置決め固定部42に向かって下降する。
第1押圧部64や押止盤56等が既に若干下降しているため、図7に示すように、第1押圧部64がMEA12の上端面(第2ガス拡散層28の上端面)中、外縁部よりも内方に着座する。
同時に、第1押圧部64の外方縁部と第3押圧部68の内方縁部との間にクリアランスが形成されるとともに、該クリアランスに露呈した前記突き合わせ部、すなわち、第2押圧部66に指向する突部52に伝熱部材74が着座する。この時点では、前記プレス機から付与された前進力に比して突部52からの反力が大きく、このため、装置本体44の下降が若干の間停止する。
この状態で、プレス機による第3支持盤62への前進力の付与が継続される。この前進力が前記摩擦力を上回るために第3支持盤62が下降し、これに追従して第1支持盤58が下降する。このため、案内ピン94を介して第1支持盤58に支持された第2押圧部66が下降し、図8に示すように、突起部82が伝熱部材74に着座する。
第2押圧部66を構成する分割片80a〜80d(図4参照)に埋設されたカートリッジヒータ84が付勢されているため、第2押圧部66にカートリッジヒータ84からの熱が伝達される。この熱は、第2押圧部66の突起部82から伝熱部材74に伝達される。
伝熱部材74が突部52に当接しているため、該突部52にも熱が伝達される。その結果、該突部52が加熱されて流動可能な程度に軟化し、軟化樹脂となる。なお、突部52を溶融させるようにしてもよい。本明細書においては、溶融樹脂も軟化樹脂に含めるものとする。
この場合、分割片80a〜80dの各々は、1個の部材から構成された第2押圧部に比して小体積となる。従って、分割片80a〜80dの各々の熱膨張量も小さい。このため、分割片80a〜80dの長手方向中腹部が膨出するように撓むことが回避される。
しかも、本実施の形態では、第2押圧部66を第1コイルスプリング90で支持することにより、いわゆるフローティング状態としている。このため、突部52の突出長さ(高さ方向寸法)の高低差や、若干の反り等の歪みが存在する場合には、第1コイルスプリング90の圧縮の度合いがそれに対応して相違するようになる。すなわち、第1コイルスプリング90の圧縮量は、他の部位に比して歪みが大きい箇所では小さく、歪みが小さい箇所では大きい。このため、第2押圧部66の突起部82が適切な加圧力で突部52を押圧する。
以上のような理由から、第2押圧部66の突起部82によって突部52の全体が略均等に押圧される。このために押圧ムラや加熱ムラが生じ難い。しかも、テーパー孔98が長穴形状であるので(図5参照)、分割片80a〜80dが熱膨張を起こした際、案内ピン94がテーパー孔98に拘束されることがない。このため、案内ピン94が変形することが回避される。
ここで、第1冷媒通路〜第3冷媒通路には冷却媒体が流通されているが、カートリッジヒータ84の発熱量は、該冷却媒体と熱交換が行われてもなお突部52が軟化する程度に設定される。このため、突部52の軟化が阻害されることが回避される。
プレス機の作用による第3支持盤62の下降、及び第1ロッド124による第2支持盤60への押圧が継続されているので、突部52が軟化樹脂となった状態に至ると、プレス機及び第1シリンダ72から付与された前進力が突部52からの反力を上回るようになる。従って、図2に示すように、第2コイルスプリング118が圧縮されるとともに、第2冷却ブロック100、押止盤56、第1枠状断熱部材102、第2枠状断熱部材104、伝熱部材74及び第2押圧部66がさらに下降する。
この下降に伴って、軟化樹脂が第2押圧部66及び伝熱部材74によって加圧される。すなわち、図9に示すように突部52が圧潰される。このため、突き合わせ部では、MEA12及び樹脂製枠体14の上端面同士が面一となり、伝熱部材74は、面一となった上端面に当接する。
また、第1支持盤58及び第3支持盤62が若干下降し、案内ピン94がテーパー孔98から突出する。また、この下降に伴って第1コイルスプリング90が圧縮される(図2参照)。
第2押圧部66が突き合わせ部の上端面に当接したときの接触荷重を荷重センサが感知して制御回路に信号を送ると、制御回路は、プレス機を滅勢することで第3支持盤62のそれ以上の下降動作を停止させる。
突部52を源とする軟化樹脂は、容易に流動する。上記したように突部52の全体が第2押圧部66の突起部82によって略均等に押圧されているため、押圧ムラや加熱ムラが生じ難いからである。
この場合、突部52の近傍に捕捉用凹部54が形成されているので、軟化樹脂が第3押圧部68側に流動したときには、該軟化樹脂が捕捉用凹部54に捕捉される。すなわち、軟化樹脂の流動先が確保されるので、軟化樹脂が堰止されることに起因して盛り上がり部が形成されることを回避することができる。その一方で、アノード電極20に向かって流動した軟化樹脂は、第2ガス拡散層28が多孔質体であるため、該第2ガス拡散層28に浸透する。
この間、MEA12及び樹脂製枠体14は、各々の下端面に対して面接触した載置用治具50により冷却される。上記したように載置用治具50に形成された第1冷媒通路に冷却媒体が流通しているからである。また、第2冷却ブロック100の第3冷媒通路にも冷却媒体が流通しており、さらに、伝熱部材74は、突部52に当接する部位以外、第1枠状断熱部材102及び第2枠状断熱部材104に覆われている。このため、突部52及びその近傍以外の部位の温度が過度に上昇することが回避されるので、MEA12や樹脂製枠体14に反りが発生することを回避することができる。
しかも、第2冷却ブロック100に形成された第3冷媒通路を流通する冷却媒体により、第2ガス拡散層28に浸透した軟化樹脂が効率よく冷却され、比較的短時間で硬化する。これにより、第2ガス拡散層28(アノード電極20)と樹脂製枠体14とが一体的に接合され、接合品としての枠体付MEA10が得られるに至る。
その上、第2押圧部66の上方に第1冷却ブロック88及び断熱ブロック86が設けられているため、第1支持盤58よりも上方に熱が伝達されることを回避することも容易である。
その後、プレス機の作用下に第3支持盤62を上昇させて第1支持盤58を上昇させ、これにより第1コイルスプリング90を第1支持盤58による押圧から解放する。その結果、第1コイルスプリング90が伸張して第2冷却ブロック100、断熱ブロック86及び第2押圧部66を下方に指向して弾発付勢する。また、図10に示すように、案内ピン94の頭部がテーパー孔98に戻る。
この際、テーパー形状をなす案内ピン94の頭部によってテーパー孔98が案内される。この案内により、第2押圧部66が当初の位置に戻る。
第3支持盤62及び第1支持盤58がさらに上昇すると、図11に示すように、第2押圧部66が伝熱部材74から離間する。これにより、樹脂製枠体14に対する加熱及び加圧が終了する。
また、第1シリンダ72の第1ロッド124が第2支持盤60から離間するので、第2支持盤60が第1ロッド124の押圧から解放される。これに伴って第2コイルスプリング118が伸張し、図12に示すように、第1押圧部64が元の位置に戻るとともに、押止盤56や伝熱部材74が突き合わせ部から離間する。
前記プレス機の動作がさらに続行されると、装置本体44が位置決め固定部42から離間する。さらに、第2シリンダ76の第2ロッド78が後退して収縮することにより、第3押圧部68が樹脂製枠体14から離間する方向に変位する。以上により、枠体付MEA10が第1押圧部64、第2押圧部66及び第3押圧部68から解放される。その後、枠体付MEA10を載置用治具50から取り出せばよい。
この枠体付MEA10では、MEA12と樹脂製枠体14との接合強度が優れる。上記したように、樹脂製枠体14の突部52が略均等に加熱されることで全体にわたって軟化樹脂となり、さらに、この軟化樹脂が略均等に加圧されることで良好に流動して第2ガス拡散層28に浸透しているからである。
本発明は上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、接合装置40の用途は、枠体付MEA10を作製する場合に限定されるものではない。すなわち、第1ワーク及び第2ワークは、第2ガス拡散層28、樹脂製枠体14に特に限定されるものではなく、第1ワークの外縁部と第2ワークの内縁部とを接合して接合品を得る場合全般に使用することが可能である。
そして、第2ワークを押圧・加熱する第2押圧部は、第2ワークの形状に対応する形状とすればよい。すなわち、第2ワークの加熱すべき部位が円形状であれば、例えば、6個の円弧状分割片同士を組み合わせて円形状の第2押圧部を構成するようにすればよい。
なお、このことから諒解されるように、第2押圧部を構成する分割片の個数及び形状は任意である。
また、突部52を設けることは特に必須ではなく、第1収容孔30や第2収容孔32近傍の部位のみを軟化して第2ガス拡散層28に浸透させるようにしてもよい。いずれにおいても、第2ガス拡散層28ではなく、カソード電極16の第1ガス拡散層22に樹脂を含浸するようにしてもよい。
さらに、第1支持盤58、第2支持盤60、第3支持盤62及び押止盤56の少なくともいずれかに冷媒通路を形成して冷却媒体を流通させるようにしてもよい。
10…枠体付MEA 12…電解質膜・電極接合体(MEA)
14…樹脂製枠体 16…カソード電極
18…電解質膜 20…アノード電極
22…第1ガス拡散層 28…第2ガス拡散層
40…接合装置 42…位置決め固定部
44…装置本体 50…載置用治具
52…突部 54…捕捉用凹部
56…押止盤 58…第1支持盤
60…第2支持盤 62…第3支持盤
64…第1押圧部 66…第2押圧部
68…第3押圧部 72…第1シリンダ
74…伝熱部材 76…第2シリンダ
80a〜80d…分割片 82…突起部
84…カートリッジヒータ 86…断熱ブロック
88…第1冷却ブロック 90…第1コイルスプリング
92a、92b…係止ブロック 94…案内ピン
98…テーパー孔 100…第2冷却ブロック
102…第1枠状断熱部材 104…第2枠状断熱部材
118…第2コイルスプリング

Claims (9)

  1. 第1ワークの外縁部と、枠体からなる第2ワークの、前記第1ワークの前記外縁部を囲繞した内縁部とを接合するための接合装置であって、
    前記第1ワークを押圧するための第1押圧部と、
    前記第1押圧部を前記第1ワークに対して接近又は離間させる方向に変位させる第1変位機構と、
    前記第2ワークの前記内縁部を押圧するための第2押圧部と、
    前記第2押圧部を加熱することで前記第2ワークの前記内縁部を加熱する加熱手段と、
    前記第2押圧部を前記第2ワークに対して接近又は離間させる方向に変位させる第2変位機構と、
    を有し、
    前記第2押圧部が、複数個に分割された分割片同士が連結されることで構成され、
    前記加熱手段が、前記分割片毎に設けられるとともに、
    前記第1ワークが多孔質体からなり、且つ前記第2ワークが樹脂製枠体からなり、前記多孔質体の外縁部と前記樹脂製枠体の内縁部とを接合することを特徴とする接合装置。
  2. 請求項1記載の接合装置において、前記第2ワークの外縁部を押圧する第3押圧部と、前記第3押圧部を前記第2ワークの前記外縁部に対して接近又は離間させる方向に変位させる第3変位機構とをさらに有することを特徴とする接合装置。
  3. 請求項1又は2記載の接合装置において、前記第2押圧部と、前記第2ワークの前記内縁部との間に介在する伝熱部材を有することを特徴とする接合装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の接合装置において、前記第1押圧部を冷却する冷却手段を有することを特徴とする接合装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合装置において、前記第2押圧部を支持する支持盤を有し、前記第1変位機構は、前記支持盤を変位させることで前記第2押圧部を変位させることを特徴とする接合装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の接合装置において、前記第2ワークの前記内縁部近傍に、前記第2押圧部に指向する突部が突出形成されるとともに、前記第2押圧部は、前記突部を押圧することを特徴とする接合装置。
  7. 第1ワークの外縁部と、枠体からなる第2ワークの、前記第1ワークの前記外縁部を囲繞した内縁部とを接合する接合方法であって、
    前記第1ワークを第1押圧部で押圧するとともに、前記第2ワークの前記内縁部を第2押圧部で押圧する工程と、
    前記第2押圧部を加熱手段によって加熱することで、前記第2ワークの前記内縁部を加熱して軟化させ、前記第1ワークの前記外縁部に流動させる工程と、
    前記第1ワークの前記外縁部に流動した軟化物を硬化させることで、前記第1ワークの前記外縁部と、前記第2ワークの前記内縁部とを接合する工程と、
    を有し、
    前記第2押圧部を、複数個に分割された分割片同士を連結した連結体として構成するとともに、前記加熱手段を前記分割片毎に設け、
    前記第2ワークの前記内縁部を加熱する際、前記分割片の全てを前記加熱手段で加熱するとともに、
    前記第1ワークとして多孔質体を用い且つ前記第2ワークとして樹脂製枠体を用い、前記樹脂製枠体の内縁部を軟化させて前記多孔質体の外縁部に浸透させることを特徴とする接合方法。
  8. 請求項記載の接合方法において、さらに、前記第2ワークの外縁部を第3押圧部で押圧し、その後、該第2ワークの前記内縁部を加熱することを特徴とする接合方法。
  9. 請求項又は記載の接合方法において、前記第2ワークの前記内縁部近傍に、前記第2押圧部に指向する突部を突出形成し、前記突部を前記第2押圧部で押圧することを特徴とする接合方法。
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