JP6056058B2 - 3次元測定装置、3次元測定方法、プログラム及び基板の製造方法 - Google Patents

3次元測定装置、3次元測定方法、プログラム及び基板の製造方法 Download PDF

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本技術は、照度差ステレオ法を用いて測定対象物を3次元測定する3次元測定装置等の技術に関する。
近年、測定対象物を3次元的に測定する方法として、照度差ステレオ法が注目を集めている。照度差ステレオ法では、まず、光の照射方向が異なる3つ以上の照明によって測定対象物に対して順番に光が照射され、照明が切り換えられる度に撮像部によって測定対象物が撮像される。次に、撮像部によって得られた3枚以上の画像に基づいて測定対象物の表面の各点における法線方向が法線マップとして取得される。
これにより、測定対象物を3次元的に測定することができる。なお、照射方向が異なる光が測定対象物に照射されて撮像された3枚以上の画像が存在すれば、照度差ステレオ法を用いて測定対象物を3次元測定することができる。
下記特許文献1には、半田が印刷された基板や、電子部品が搭載された基板の外観を、照度差ステレオ法を用いて検査する外観検査装置が開示されている。
特開2010−237034号公報
例えば、半田が印刷された基板を照度差ステレオ法を用いて3次元測定する場合を想定する。このような場合、照明と半田との位置関係や、半田の形状などに起因して、半田の3次元測定の精度に悪影響を与える画像が取得されてしまう場合がある。このような画像を含んだ形で照度差ステレオ法による3次元測定が行われると、測定精度が低下してしまうといった問題がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、照度差ステレオ法を用いた3次元測定装置において、測定対象物の測定精度を向上させることができる3次元測定装置等を提供することにある。
本技術に係る3次元測定装置は、4以上の照明と、撮像部と、制御部とを具備する。
上記4以上の照明は、測定対象物に対してそれぞれ順番に光を照射する。
前記撮像部は、前記4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された前記測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得する。
前記制御部は、前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定する。
本技術に係る3次元測定装置では、4以上の画像から少なくとも3つの画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測することができる。従って、3次元測定に悪影響を与える画像が含まれる場合には、その悪影響を与える画像は、照度差ステレオ法による3次元測定において適切に排除される。これにより、本技術に係る3次元測定装置は、測定対象物の測定精度を向上させることができる。
上記3次元測定装置において、前記制御部は、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定し、前記各組み合わせにおける3次元測定の測定結果に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測してもよい。
これにより、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを、適切に推測することができる。
上記3次元測定装置において、前記制御部は、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、前記各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定する処理を繰り返し、前記各組み合わせにおける3次元測定の結果のバラつき度を判定し、前記バラつき度に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測してもよい。
これにより、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを、適切に推測することができる。
上記3次元測定装置において、前記制御部は、前記複数の組み合わせのうち、前記バラつき度が小さい組み合わせを、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせとして推測してもよい。
これにより、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを、適切に推測することができる。
上記3次元測定装置において、前記制御部は、前記複数の組み合わせのうち、最低限含まれるべき数の画像を含む組み合わせの中から、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測してもよい。
これにより、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを、適切に推測することができる。
上記3次元測定装置において、前記測定対象物は、複数の測定物を含んでいてもよい。
この場合、前記制御部は、前記複数の測定物のそれぞれについて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測してもよい。
「測定対象物」は、例えば、半田が印刷された基板や、電子部品が実装された基板であり、「測定物」は、例えば、半田、電子部品などである。
上記3次元測定装置において、前記測定対象物は、前記光が照射される照射面を有していてもよい。
この場合、前記4以上の照明のうち、少なくとも1つの照明は、他の照明とは前記照射面に対する光の照射角度が異なっていてもよい。
測定対象物の種類に応じて、照射面に対する適切な光の照射角度が異なる場合がある。この3次元測定装置では、様々な照射角度から照射面に対して光を照射することができる。従って、例えば、4以上の照明のうち、或る特定の照明が測定対象物に対して不適切な照射角度で光を照射しても、その他の照明は、測定対象物に対して適切な角度で光を照射することができる。
上記3次元測定装置において、前記測定対象物が前記光が照射される照射面を有している場合、前記4以上の照明は、それぞれ、光源と、減光フィルタとを有していてもよい。
前記減光フィルタは、前記光源と、前記照射面内における照射点との間の距離に応じた、光の照度のバラつきを吸収可能とされる。
この3次元測定装置では、減光フィルタによって、照射面に対して均一な照度の光を照射することができる。
上記3次元測定装置において、前記減光フィルタは、第1のフィルタと、第2のフィルタとを有していてもよい。
前記第1のフィルタは、減光膜が形成された減光面を有する。
前記第2のフィルタは、前記第1のフィルタの減光面と向かい合わせて重ねられた減光面を有する。
上記3次元測定装置において、前記減光フィルタは、第1のフィルタと、第2のフィルタとを有する場合、第1フィルタは、第1の方向にグラデーションのパターン方向を有していてもよい。
この場合、第2のフィルタは、前記第1の方向とは異なる第2の方向にグラデーションのパターン方向を有し、前記第1のフィルタに重ねられる。
上記3次元測定装置は、面発光照明部と、同軸落射照明とをさらに具備していてもよい。
前記面発光照明は、開口部を有し、前記測定対象物の上方に配置され、面発光により前記測定対象物に光を照射する。
前記同軸落射照明は、前記開口部の位置に、前記撮像部と同軸で配置される。
このような構造により、正確な2次元測定用画像を取得することができる。
本技術に係る3次元測定方法は、4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得することを含む。
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせが推測される。
推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物が3次元測定される。
本技術に係るプログラムは、3次元測定装置に、
4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得するステップと、
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測するステップと、
推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定するステップと
を実行させる。
本技術に係る基板の製造方法は、4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された基板を撮像して、4以上の前記基板の画像を取得することを含む。
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記基板の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせが推測される。
推測された前記組み合わせに基づいて、前記基板が3次元測定される。
前記3次元測定の測定結果に基づいて、前記基板の良否が判定され、良品と判定された基板上に電子部品が実装される。
以上のように、本技術によれば、照度差ステレオ法を用いた3次元測定装置において、測定対象物の測定精度を向上させることができる3次元測定装置等を提供することができる。
本技術の一実施形態に係る印刷検査装置を示す斜視図である。 印刷検査装置の構成を示すブロック図である。 スポットライトの側方断面図である。 LEDと、基板上面における光の照射点との間の距離と、その照射点に照射される光の照度との関係を説明するための図である。 グラデーションのパターン方向が異なる複数のフィルタが重ねあわされて減光フィルタが構成された場合の一例を示す図である。 面発光照明部の側方断面図である。 3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせが推測されるときの処理を示すフローチャートである。 図7に示す処理を説明するための補足図である。 基板検査時の印刷検査装置の処理を示すフローチャートである。 半田の高さ基準を示す図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[印刷検査装置100の全体構成及び各部の構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る印刷検査装置100を示す斜視図である。図2は、印刷検査装置100の構成を示すブロック図である。
これらの図に示す印刷検査装置100(3次元測定装置)は、印刷によってその上面に複数の半田2(測定物)(図4参照)が形成された基板1(測定対象物)を、照度差ステレオ法を用いて3次元的に検査する装置である。この印刷検査装置100は、基板1を製造する実装ライン内に配置され、実装ラインの一部を構成する。
実装ラインにおいて、印刷検査装置100の上流側には、基板1上にクリーム半田2を印刷するスクリーン印刷装置が配置される。一方、印刷検査装置100の下流側には、半田2が印刷された基板1上に電子部品を実装する実装装置、電子部品が実装された基板1を検査する検査装置、基板1をリフロー処理するリフロー炉、基板1を最終検査する最終検査装置などが配置される。
図1及び図2に示すように、印刷検査装置100は、搬送部10と、複数のスポットライト15(照明)と、面発光照明部20と、同軸落射照明30と、撮像部40と、制御部3と、記憶部4と、表示部5と、入力部6と、通信部7とを含む。
搬送部10は、X軸方向に沿って配設された2つのガイド11と、2つのガイド11にそれぞれ設けられたコンベアベルト12とを含む。搬送部10は、コンベアベルト12の駆動により、基板1を搬入して検査位置に位置決めしたり、検査が終了した基板1を排出したりすることができる。基板1は、例えば、平面視で矩形の形状を有しており、対角線上の角部近傍に2つのアライメントマークが設けられる。
複数のスポットライト15は、基板1の斜め上方の位置において、撮像部40の光軸の周囲を囲むようにして配置される。図1に示す例では、スポットライト15の数は、4つとされているが、スポットライト15の数は、4つ以上であれば、特に制限はない。
4以上のスポットライト15は、基板1に対してそれぞれ順番に光を照射する。4以上のスポットライト15のうち、特定の1つのスポットライト15が点灯している間、他の20は、消灯している。点灯するスポットライト15は、制御部3の制御に応じて切り換えられる。
4以上のスポットライト15は、基板1の斜め上方の位置からそれぞれ所定の照射角度θで基板1の上面(照射面)に対して光を照射するように配置されている。典型的には、4以上のスポットライト15のうち、少なくとも1つのスポットライト15は、基板1の上面(照射面)に対する光の照射角度θが、他のスポットライト15の照射角度θとは異なるように配置される。基板1の上面(照射面)に対する照射角度θは、典型的には、20°〜60°程度とされるが、これに限られない。
図1に示す例では、4つのスポットライト15のうち、第1のスポットライト15aの照射角度θ1が、他のスポットライト15(第2乃至第4のスポットライト15b、15c、15d)の照射角度θ2と異なっている。なお、全てのスポットライト15の照射角度θをそれぞれ異ならせることもできる。
ここで、基板1上には、印刷によって複数の半田2が形成されている。この半田2の形状や、基板1上での半田2の位置に応じて、基板1の照射面に対する適切な光の照射角度θが異なる場合がある。本実施形態では、様々な照射角度θのスポットライト15が配置されているので、様々な照射角度θから照射面に対して光を照射することができる。従って、例えば、4以上のスポットライト15のうち、或る特定のスポットライト15が半田2に対して不適切な照射角度θで光を照射したとしても、その他のスポットライト15は、半田2に対して適切な角度で光を照射することができる。
面発光照明部20は、基板1の上方において、基板1と撮像部40との間に配置され、面発光により基板1の上方から基板1に向けて光を照射する。面発光照明部20は、全体として矩形の板状の形状を有しており、中央近傍の位置に上下方向に貫通する開口部20aを有している。この開口部20aが形成されていることにより、撮像部40は、基板1の上方から基板1を撮像することができる。
一方、撮像部40の視野を確保するために面発光照明部20に開口部20aが設けられている関係上、面発光照明部20による光だけでは、基板1の上方から基板1を十分に照らすことができない。すなわち、面発光照明部20による発光だけでは、開口部20aに対応する部分において、基板1が暗くなる。
このため、面発光照明部20の開口部20aに対応する位置に同軸落射照明30が配置される。同軸落射照明30は、面発光照明部20の上部において、撮像部40の光軸と同軸で配置される。この同軸落射照明30は、直方体形状の筐体31を有しており、この筐体31は、その上部及び下部に撮像部40の視野を確保するための開口32を有している。筐体31の内部には、X軸方向に向けて光を照射する、面発光型の落射用照明33が配置される。また、筐体31の内部には、落射用照明33の光の出射方向の前方側の位置にハーフミラー34が斜め方向に傾斜して配置される。
ハーフミラー34は、落射用照明33から出射された光を反射して、光の向きを90°変え、光を基板1側に向けて導くことができる。また、ハーフミラー34は、基板1側から入射された光を透過させて、撮像部40側に導くことができる。
本実施形態では、面発光照明部20と、同軸落射照明30とにより、基板1の上方から光を照射することで、基板1を明るく照らし、一方で、半田2と基板1との境界を暗くすることができる。
撮像部40は、基板1の上方に配置され、面発光照明部20に設けられた開口部20a及び同軸落射照明30に設けられた開口32を介して、基板1を上方から撮像する。撮像部40は、4以上のスポットライト15によってそれぞれ順番に光が照射された基板1を上方から撮像して、4以上の基板1の画像を取得する。また、撮像部40は、面発光照明部20及び同軸落射照明30によって光が照射された基板1を撮像して、基板1の画像を取得する。
なお、本明細書中では、スポットライト15が点灯された状態で取得された画像を3次元測定用画像と呼ぶ。一方で、面発光照明部20と、同軸落射照明30とが同時に点灯された状態で取得された画像を2次元測定用画像と呼ぶ。
撮像部40は、CCDセンサ(CCD:Charge Coupled Device)、あるいはCMOSセンサ(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子と、結像レンズ等の光学系とを含む。
制御部3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、印刷検査装置100の各部を統括的に制御する。制御部3の処理については、後に詳述する。
記憶部4は、制御部3の作業用の領域として用いられる不揮発性のメモリと、制御部3の処理に必要な各種のデータやプログラムが記憶された不揮発性のメモリとを含む。上記各種のプログラムは、光ディスク、半導体メモリ等の可搬性の記録媒体から読み取られてもよい。
表示部5は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。入力部6は、キーボード、マウス、タッチパネル等により構成され、オペレータからの各種の指示を入力する。通信部7は、クリーム半田印刷装置や、実装装置等の他の装置へ情報を送信したり、他の装置から情報を受信したりする。
[スポットライト15の構成]
次に、スポットライト15の構成について詳細に説明する。図3は、スポットライト15の側方断面図である。
図3に示すように、スポットライト15は、円筒状のケース51と、ケース51の上端部側に取り付けられたベース板52と、ベース板52の下側に取り付けられた回路基板53と、回路基板53上に設けられたLED54(Light Emitting Diode)(光源)とを含む。また、スポットライト15は、ケース51の内部において、LED54の光の出射方向の前方側の位置に、LED54と所定の間隙を空けて配置された減光フィルタ60を有する。
スポットライト15の上部には、ヒートシンク56が取り付けられている。ヒートシンク56は、例えば、アルミニウム、銅等の熱伝導率が高い材料により構成される。ヒートシンク56は、複数の放熱フィンを有しており、LED54の発光によって発生した熱をこの複数のフィンから放熱することで、LED54を冷却することができる。
ケース51は、回路基板53に接続されるハーネス55を通すための開口51aをその側面に有している。また、ケース51は、内周面の一部が内側に向けて突出するようにして形成されたフィルタ取り付け部51bを有している。減光フィルタ60は、フィルタ取り付け部51bの下端部と、固定リング57との間に挟まれて、ケース51内に固定される。
ベース板52は、円板状の部材であり、回路基板53を上方から保持する。ベース板52は、例えば、アルミニウム、銅等の熱伝導率が高い材料により構成されており、LED54の発光によって発生した熱を効率よくヒートシンク56に伝達することができる。
図4は、LED54と、基板1上面における光の照射点との間の距離と、その照射点に照射される光の照度との関係を説明するための図である。
LED54と、基板1上面における光の照射点との間の距離を照射距離rとしたとき、その照射点に照射される光の照度は、照射距離rの二乗に反比例する。従って、基板1上の各照射点では、LED54に近ければ近いほど照度が高くなり、LED54から遠ければ遠いほど照度が低くなる。
例えば、図4において、LED54から近い側の端部における照射点の照度は、LED54から遠い側の端部における照射点の照度に比べて、r2/r1倍、照度が高い。このような基板1上での各照射点における不均一性を解消して均一とするために、本実施形態では、減光フィルタ60が設けられている。
再び図3を参照して、減光フィルタ60は、光の透過率が上記照射距離rの二乗に比例するように構成されている。これにより、減光フィルタ60は、LED54と、基板1上面における照射点との間の距離に応じた、光の照度のバラつきを吸収することができる。
図3に示す例では、減光フィルタ60は、第1のフィルタ61と、第2のフィルタ62と、第3のフィルタ63とが上から順番に積層されて構成されている。これらの3つのフィルタ61、62、63は、それぞれ、減光膜が形成された減光面61a、62a、63aを一方の面に有している。減光膜は、例えば、インクや金属等の減光性を有する物質を、印刷や、蒸着などの方法により基材の一方の面に付着させることで形成することができる。印刷されたインクの濃さや、蒸着物の密度によって、減光面61a、62a、63a内の各点において透過率を調整することができる。なお、3つのフィルタは、減光面内の濃淡のパターン(密疎のパターン)は、共通とされる。
第1のフィルタ61は、その減光面61aが下になるように配置される。一方、第2のフィルタ62は、その減光面62aが上になるように配置され、第2のフィルタ62の減光面62aは、第1のフィルタ61の減光面61aと向かい合わせて重ねられる。第3のフィルタ63は、その減光面63aが上になるように配置される。
図3に示す例において、複数のフィルタが重ねられているのは、透過率を約0%〜100%の間で調整するためである。なお、フィルタが1つである場合には、透過率を0とすることが困難である。
また、図3に示す例において、第1のフィルタ61の減光面61aと、第2のフィルタ62の減光面62aとが向かい合わされているのは、干渉縞の発生を防止するためである。例えば、3つのフィルタ61、62、63が、それぞれ減光面が下になるようにして積層されたような場合、基板1上に干渉縞が生じてしまうといった問題がある。一方、本実施形態のように、減光面同士を重ねあわせた場合、干渉縞の発生を抑制することができる。
減光フィルタ60は、グラデーションのパターン方向が異なる複数のフィルタが重ねあわされて構成されていてもよい。この場合にも、干渉縞の発生を防止することができる。
図5は、グラデーションのパターン方向が異なる複数のフィルタが重ねあわされて減光フィルタ60が構成された場合の一例を示す図である。
図5に示す減光フィルタは、第1の方向にグラデーションのパターン方向を有する第1のフィルタと、前記第1の方向とは異なる第2の方向にグラデーションのパターン方向を有し、前記第1のフィルタに重ねられた第2のフィルタとを含む。この場合、典型的には、減光面同士を重ねあわせる必要はないが、減光面同士が重ね合わされても構わない。
[面発光照明部20の構成]
次に、面発光照明部20の構成について詳細に説明する。図6は、面発光照明部20の側方断面図である。
図6に示すように、面発光照明部20は、上板21の下面側に取り付けられた複数のLED22を含む。複数のLED22の下側の位置には、上方から順番に、第1のレンチキュラーレンズシート23、第2のレンチキュラーレンズシート24、第1の拡散板25及び第2の拡散板26が設けられる。
第1のレンチキュラーレンズシート23は、複数のシリンドリカルレンズが一方向に並べられて形成されている。第2のレンチキュラーレンズシート24は、第1のレンチキュラーレンズと同様の構成であるが、複数のシリンドリカルレンズが並べられる方向が第1のレンチキュラーレンズシート23と異なっている。すなわち、第2のレンチキュラーレンズの複数のシリンドリカルレンズは、その並べられる方向が、第1のレンチキュラーレンズのシリンドリカルレンズが並べられる方向と直交している。
このような構成により、LED22から出射された光をXY方向に効率よく拡散することができる。また、2つのレンチキュラーレンズシートの下側には、第1の拡散板25及び第2の拡散板26が配置されているため、LED54から出射された光をXY方向に十分に拡散することができる。
面発光照明部20の中央近傍に設けられた内周壁部27には、一定の反射率を持つ、布、発泡スチロール等の反射材がその両面に取り付けられる。あるいは、内周壁部27自体が反射材により構成されている。これにより、内周壁部27の両面がレフ板として機能する。このように、内周壁部27の両面がレフ板として機能することにより、面発光照明部20の開口部20aと、同軸落射照明30との間の境界線が基板1上に浮かび上がってしまうことを防止することができる。
[動作説明]
「3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせの推測」
次に、印刷検査装置100の処理について説明する。本実施形態では、4以上のスポットライト15がそれぞれ順番に点灯され、撮像部40により4以上の画像(3次元測定用画像)が取得される。そして、4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、照度差ステレオ法による3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせが推測される。まず、このときの処理について説明する。
図7は、3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせが推測されるときの処理を示すフローチャートである。図8は、図7に示す処理を説明するための補足図である。
まず、制御部3は、搬送部10を制御して、基板1を検査位置にまで搬送し、検査位置で基板1を固定する。次に、制御部3は、撮像部40の撮像設定を記憶部4から読み込む(ステップ101)。次に、制御部3は、校正データを記憶部4から読み込む(ステップ102)。校正データには、各スポットライト15の照度分布校正データや、面発光照明部20及び同軸落射照明30の照度分布校正データ等が含まれる。
次に、制御部3は、検査設定を記憶部4から読み込む(ステップ103)。検査設定には、4以上のスポットライト15をどのような順番で点灯させて、撮像部40により撮像するかなどの情報が含まれる。また、検査設定には、基板1上における半田2の位置等の情報が含まれる。
次に、制御部3は、撮像部40により基板1を撮像する(ステップ104)。ステップ104では、まず、制御部3は、4以上のスポットライト15を順番に点灯させ、点灯されるスポットライト15が切り換えられる度に、撮像部40により基板1の画像を撮像する。これにより、光の照射方向が異なる4以上の3次元測定用画像が取得される。
次に、制御部3は、面発光照明部20と、同軸落射照明30とを同時に点灯させ、撮像部40により、基板1を上方から撮像する。これにより、2次元測定用画像が取得される。
次に、制御部3は、ステップ104で撮像された画像を読み込み(ステップ105)、2次元測定用画像内に含まれる2つのアライメントマークに基づいて、基板1の位置を認識する(ステップ106)。
次に、制御部3は、2次元測定画像に基づいて、基板1と各半田2との境界線を認識し、各半田2が形成された2次元エリアをそれぞれ判定する(ステップ107)。制御部3は、各半田2が形成された2次元エリアを判定することで、各半田2の高さ基準を判定することができる。図10には、半田2の高さ基準が示されている。
次に、制御部3は、4以上の画像(3次元測定用画像)から少なくとも3つの画像を選ぶ複数の組み合わせのそれぞれについて、各組み合わせに含まれる画像に基づいて、半田2を3次元測定する(ステップ108)。この場合、制御部3は、各組み合わせに含まれる画像に基づいて、照度差ステレオ法を用いて、半田2の表面の各点における法線方向を法線マップとして取得する。そして、制御部3は、この情報に基づいて、半田2の体積を計測する。半田2の体積が計測されるとき、2次元エリア内における半田2の体積(つまり、高さ基準以上の高さの半田2の体積)が計測される。
図8の下側の図には、スポットライト15の数が8であり、8枚の画像が取得された場合の、画像の組み合わせの一例が示されている。図8の上側の図には、各組み合わせに含まれる画像に基づいて計測された半田2の体積(平均値)が示されている。
3次元測定画像の数が8枚である場合、8枚から8枚取る組み合わせ、8枚から7枚取る組み合わせ、8枚から6枚取る組み合わせ、・・・、8枚から3枚取る組み合わせで、組み合わせの合計は、全部で219パターン存在する。ステップ108では、制御部3は、この219パターン全てについて、半田2の体積をそれぞれ計測する。なお、図8に示すような半田2の体積は、基板1上に設けられている全ての半田2それぞれについて計測される。
次に、制御部3は、ステップ108で計測した計測結果を記憶部4に記憶する(ステップ109)。次に、制御部3は、検証回数が規定回数に到達したかを判定する(ステップ110)。この規定回数は、5〜20回程度とされるが、これに限られない。
検証回数が規定回数に到達していない場合(ステップ110のNO)、制御部3は、ステップ111へ進む。ステップ111では、まず、制御部3は、コンベアベルト12を逆回転させ、一旦、基板1の位置を検査位置から外す。そして、制御部3は、コンベアベルト12を正回転させて、基板1を再び検査位置に搬送し、この位置で再び基板1を固定する。
次に、制御部3は、先ほどと同様に、ステップ104〜ステップ110の処理を実行する。ステップ104〜ステップ110の処理は、検証回数が規定回数に到達するまで繰り返される。
検証回数が規定回数に到達した場合(ステップ110のYES)、制御部3は、各半田2それぞれについて、半田2の体積のバラつき度が最も少ない組み合わせを判定する。そして、制御部3は、半田2と、その組み合わせとを関連づけて記憶部4に記憶する(ステップ112)。
図8を参照して、図8の上側の図面には、半田2の体積のバラつきの幅(バラつき度)が記載されている。図8に示す例では、全ての組み合わせのうち、1、3、4、5、6、7、8の画像の組み合わせが、半田2の体積のバラつきの幅が最も小さい。従って、図8に示す例では、1、3、4、5、6、7、8の画像の組み合わせが、3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせであると推測される。そして、この組み合わせが、同一種類の基板1における対応する半田2の体積計測に用いられる画像の組み合わせとして採用され、記憶部4に記憶される。
他の半田2については、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8の組み合わせが、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせであると推測される場合もあり、1、2、6、7、8の組み合わせが、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせであると推測される場合もある。
ここでの例では、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせとして、半田2の体積のバラつき度が最も小さい組み合わせが採用される場合について説明した。一方、各組み合わせでの半田体積平均の平均値が算出され、この平均値に最も近い値を取る組み合わせが採用されてもよい。あるいは、バラつき度が小さく、かつ、上記平均値に最も近い値を取る組み合わせが採用されてもよい。
3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する他の方法として、標準偏差σを用いる方法が挙げられる。この場合、制御部3は、各組み合わせにおける半田体積平均の標準偏差σを算出し、平均値±3σ(あるいは、平均値±σ、平均値±2σ等)に入らない値を取る組み合わせを判定する。なお、図8の上側の図面には、平均値±3σの境界ラインが点線で示されている。
そして、制御部3は、平均値±3σに入らない値を取る組み合わせに含まれる確率が高い画像を検出する。つまり、3次元測定に悪影響を及ぼしている可能性が高い画像を検出する。そして、制御部3は、3次元測定に悪影響を及ぼしている可能性が高い画像を含む組み合わせを、採用の候補から外す。あるいは、制御部3は、3次元測定に悪影響を及ぼしている可能性が高い画像を外して、他の残りの画像を用いて、3次元測定を行う。
ここで、照度差ステレオ法による3次元測定では、異なる照射方向から光が照射されて撮像された画像が少なくとも3枚必要である。一方、画像の数は、多い方が測定精度が高いことが分かっている。例えば、8枚の画像が取得可能な場合に、3枚の画像に基づいて、3次元測定が行われると測定精度が低くなってしまう可能性がある。
そこで、制御部3は、前記複数の組み合わせのうち、最低限含まれるべき数の画像を含む組み合わせの中から、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測してもよい。例えば、画像の数が8枚である場合、組み合わせに最低限含まれるべき画像の数は、5枚程度とされる。なお、この場合、組み合わせの数が制限されるので、制御部3の負荷が低減される。
測定精度が相対的に高い画像の組み合わせの推測においては、例えば、直交表や、オールペア法等の合理化手法によって、検証する組み合わせの数を低減することができる。
「基板検査」
次に、基板検査時の印刷検査装置100の動作について説明する。図9は、基板検査時の印刷検査装置100の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部3は、搬送部10を制御して、基板1を検査位置にまで搬送し、検査位置で基板1を固定する。そして、制御部3は、撮像部40の撮像設定を記憶部4から読み込み(ステップ201)、校正データを記憶部4から読み込む(ステップ202)。制御部3は、校正データ読み込み時において、上記した半田2毎の、使用画像の組み合わせも同時に記憶部4から読み込む。そして、制御部3は、検査設定を記憶部4から読み込む(ステップ203)。
次に、制御部3は、4以上のスポットライト15を順番に点灯させ、点灯されるスポットライト15が切り換えられる度に、撮像部40により基板1の画像を撮像する(ステップ204)。また、制御部3は、面発光照明部20と、同軸落射照明30とを同時に点灯させ、撮像部40により、基板1を上方から撮像する(ステップ204)。
次に、制御部3は、ステップ204で撮像された画像を読み込み(ステップ205)、2次元測定用画像内に含まれる2つのアライメントマークに基づいて、基板1の位置を認識する(ステップ206)。
次に、制御部3は、2次元測定画像に基づいて、基板1と各半田2との境界線を認識し、各半田2が形成された2次元エリアをそれぞれ判定する(ステップ107)。制御部3は、各半田2が形成された2次元エリアを判定することで、各半田2の高さ基準(図10参照)を判定することができる。
ここで、上記したように、本実施形態では、面発光照明部と、同軸落射照明30とにより、基板1を明るく照らすことができ、一方で、半田2と基板1との境界を暗くすることができる。従って、制御部3は、2次元測定用画像に基づいて、各半田2が形成された2次元エリアを正確に認識することができる。これにより、制御部3は、各半田2の高さ基準(図10参照)を正確に判定することができるため、半田2を3次元測定する際に、半田2の体積を正確に計測することができる。
次に、制御部3は、上記推測によって採用された組み合わせに含まれる画像に基づいて、照度差ステレオ法を用いて各半田2の体積をそれぞれ計測する(ステップ208)。例えば、或る特定の半田2は、1、3、4、5、6、7、8の画像に基づいて、半田2の体積が計測される。また、例えば、他の半田2は、1、2、3、4、5、6、7、8の画像に基づいて、半田2の体積が計測される。
半田2の体積を測定すると、次に、制御部3は、計測された各半田2の体積に基づいて、それぞれ、異常が検出されたかを判定する(ステップ209)。典型的には、半田2の体積が規定値に達しておらず、半田2の量が少ない場合に、異常が検出される。
異常が検出された場合(ステップ209のYES)、制御部3は、異常が検出されたことを表示部5を介してオペレータに通知する(ステップ210)。また、制御部3は、異常が検出された半田2の3次元画像や、2次元画像を表示部5の画面上に表示する。一方、異常が検出されなかった場合(ステップ209のNO)、制御部3は、その基板1は良品であると判断する(ステップ211)。そして、制御部3は、コンベアベルトを駆動して、基板1を排出し、実装装置に受け渡す。実装装置は、良品であると判定された基板1上に電子部品を実装する。このようにして、基板1が順番に製造される。
[作用等]
以上説明したように、本実施形態では、測定精度が相対的に高い画像の組み合わせが推測され、上記推測によって採用された組み合わせに含まれる画像に基づいて、半田2の体積が計測される。これにより、スポットライト15と半田2との位置関係や、半田2の形状などに起因して、3次元測定に悪影響を与える画像が含まれる場合には、その悪影響を与える画像は、照度差ステレオ法による3次元測定において適切に排除される。これにより、本実施形態では、半田2の測定精度を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、様々な照射角度θのスポットライト15が配置されているので、様々な照射角度θから基板1の上面(照射面)に対して光を照射することができる。従って、例えば、4以上のスポットライト15のうち、或る特定のスポットライト15が或る特定の半田2に対して不適切な照射角度θで光を照射したとしても、その他のスポットライト15は、その半田2に対して適切な照射角度θで光を照射することができる。そして、或る特定の半田2に対して、不適切な照射角度θで光が照射されて撮像された画像は、上記推測によって適切に排除されることになる。
<各種変形例>
以上の説明では、3次元測定装置の一例として、印刷検査装置100を例に挙げて説明したが、3次元検査装置は、印刷検査装置100に限られない。例えば、3次元検査装置は、電子部品(測定物)が実装された基板1(測定対象物)を検査する検査装置、あるいは最終検査装置等であってもよい。また、3次元測定装置は、傷検査装置であってもよい。
本技術は、以下の構成をとることもできる。
(1)測定対象物に対してそれぞれ順番に光を照射する4以上の照明と、
前記4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された前記測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得する撮像部と、
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定する制御部と
を具備する3次元測定装置。
(2) 上記(1)に記載の3次元測定装置であって、
前記制御部は、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定し、前記各組み合わせにおける3次元測定の測定結果に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
3次元測定装置。
(3) 上記(2)に記載の3次元測定装置であって、
前記制御部は、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、前記各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定する処理を繰り返し、前記各組み合わせにおける3次元測定の結果のバラつき度を判定し、前記バラつき度に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
3次元測定装置。
(4) 上記(3)に記載の3次元測定装置であって、
前記制御部は、前記複数の組み合わせのうち、前記バラつき度が小さい組み合わせを、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせとして推測する
3次元測定装置。
(5) 上記(1)〜(4)のうち何れか1つに記載の3次元測定装置であって、
前記制御部は、前記複数の組み合わせのうち、最低限含まれるべき数の画像を含む組み合わせの中から、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
3次元測定装置。
(6) 上記(1)〜(5)のうち何れか1つに記載の3次元測定装置であって、
前記測定対象物は、複数の測定物を含み、
前記制御部は、前記複数の測定物のそれぞれについて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
3次元測定装置。
(7) 上記(1)〜(6)のうち何れか1つに記載の3次元測定装置であって、
前記測定対象物は、前記光が照射される照射面を有し、
前記4以上の照明のうち、少なくとも1つの照明は、他の照明とは前記照射面に対する光の照射角度が異なる
3次元測定装置。
(8) 上記(1)〜(7)のうちいずれか1つに記載の3次元測定装置であって、
前記測定対象物は、前記光が照射される照射面を有し、
前記4以上の照明は、それぞれ、
光源と、
前記光源と、前記照射面内における照射点との間の距離に応じた、光の照度のバラつきを吸収可能な減光フィルタと
を有する3次元測定装置。
(9) 上記(8)に記載の3次元測定装置であって、
前記減光フィルタは、
減光膜が形成された減光面を有する第1のフィルタと、
前記第1のフィルタの減光面と向かい合わせて重ねられた減光面を有する第2のフィルタとを有する
3次元測定装置。
(10) 上記(8)に記載の3次元測定装置であって、
前記減光フィルタは、
第1の方向にグラデーションのパターン方向を有する第1のフィルタと、
前記第1の方向とは異なる第2の方向にグラデーションのパターン方向を有し、前記第1のフィルタに重ねられた第2のフィルタと
を有する3次元測定装置。
(11) 上記(1)〜(10)のうち何れか1つに記載の3次元測定装置であって、
開口部を有し、前記測定対象物の上方に配置され、面発光により前記測定対象物に光を照射する面発光照明部と、
前記開口部の位置に、前記撮像部と同軸で配置された同軸落射照明と
をさらに具備する3次元測定装置。
(12) 4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得し、
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、
推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定する
3次元測定方法。
(13) 3次元測定装置に、
4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得するステップと、
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測するステップと、
推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定するステップと
を実行させるプログラム。
(14) 4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された基板を撮像して、4以上の前記基板の画像を取得し、
前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記基板の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、
推測された前記組み合わせに基づいて、前記基板を3次元測定し、
前記3次元測定の測定結果に基づいて、前記基板の良否を判定して、良品と判定された基板上に電子部品を実装する
基板の製造方法。
1…基板
2…半田
3…制御部
10…搬送部
15…スポットライト
20…面発光照明部
30…同軸落射照明
60…減光フィルタ
100…印刷検査装置

Claims (9)

  1. 測定対象物に対してそれぞれ順番に光を照射する4以上の照明と、
    前記4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された前記測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得する撮像部と、
    前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定する制御部とを具備し、
    前記制御部は、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、前記各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定する処理を繰り返し、前記各組み合わせにおける3次元測定の結果のバラつき度を判定し、前記バラつき度に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
    3次元測定装置。
  2. 請求項に記載の3次元測定装置であって、
    前記制御部は、前記複数の組み合わせのうち、前記バラつき度が小さい組み合わせを、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせとして推測する
    3次元測定装置。
  3. 請求項1に記載の3次元測定装置であって、
    前記制御部は、前記複数の組み合わせのうち、最低限含まれるべき数の画像を含む組み合わせの中から、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
    3次元測定装置。
  4. 請求項1に記載の3次元測定装置であって、
    前記測定対象物は、複数の測定物を含み、
    前記制御部は、前記複数の測定物のそれぞれについて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
    3次元測定装置。
  5. 請求項1に記載の3次元測定装置であって、
    前記測定対象物は、前記光が照射される照射面を有し、
    前記4以上の照明のうち、少なくとも1つの照明は、他の照明とは前記照射面に対する光の照射角度が異なる
    3次元測定装置。
  6. 請求項1に記載の3次元測定装置であって、
    開口部を有し、前記測定対象物の上方に配置され、面発光により前記測定対象物に光を照射する面発光照明部と、
    前記開口部の位置に、前記撮像部と同軸で配置された同軸落射照明と
    をさらに具備する3次元測定装置。
  7. 4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された測定対象物を撮像して、制御部を備える3次元測定装置の当該制御部により4以上の前記測定対象物の画像を取得し、
    前記制御部により、前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、
    前記制御部により、推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定し、
    前記組み合わせを推測するステップでは、前記制御部により、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、前記各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定する処理を繰り返し、前記各組み合わせにおける3次元測定の結果のバラつき度を判定し、前記バラつき度に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
    3次元測定方法。
  8. 3次元測定装置に、
    4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された測定対象物を撮像して、4以上の前記測定対象物の画像を取得するステップと、
    前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記測定対象物の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測するステップと、
    推測された前記組み合わせに基づいて、前記測定対象物を3次元測定するステップとを実行させ
    前記組み合わせを推測するステップでは、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、前記各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記測定対象物を3次元測定する処理を繰り返し、前記各組み合わせにおける3次元測定の結果のバラつき度を判定し、前記バラつき度に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
    プログラム。
  9. 4以上の照明によってそれぞれ順番に光が照射された基板を撮像して、制御部を備える3次元測定装置の当該制御部により4以上の前記基板の画像を取得し、
    前記制御部により、前記4以上の画像から少なくとも3枚の画像を選ぶ複数の組み合わせのうち、前記基板の3次元測定の測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測し、
    前記制御部により、推測された前記組み合わせに基づいて、前記基板を3次元測定し、
    前記3次元測定の測定結果に基づいて、前記基板の良否を判定して、良品と判定された基板上に電子部品を実装し、
    前記組み合わせを推測するステップでは、前記制御部により、前記複数の組み合わせ毎に、それぞれ、前記各組み合わせに含まれる画像に基づいて、前記基板を3次元測定する処理を繰り返し、前記各組み合わせにおける3次元測定の結果のバラつき度を判定し、前記バラつき度に基づいて、前記測定精度が相対的に高い画像の組み合わせを推測する
    基板の製造方法。
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