JP6056047B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着処理済の画像の色情報および画像温度に基づいて、所定温度での色情報を求める画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置において、定着処理中、シート(例えば用紙)は加熱される。それゆえ、色情報の取得時(つまり、定着処理直後)と、ユーザによる目視時(つまり、シート排出後)とではシート温度が大きく異なっている。この温度差に起因して、色情報の取得時の色と、ユーザが目視する時の色とは異なる。このような現象はサーモクロミズム現象としてよく知られている。
サーモクロミズム現象を考慮した色補正の一例が下記特許文献1に記載されている。この色補正技術では、まず、温度特性ルックアップテーブル(以下、温度特性LUTと記す)が作成される。この温度特性LUTには、ターゲットとなるシート上での基準色の温度特性が記述される。
次に、キャリブレーション用LUTが作成される。具体的には、画像形成装置にて、シート上にパッチ画像が形成される。このシートは定着処理され、その直後にシート温度およびパッチ画像の色が測定される。次に、上記温度特性LUTを参照して、測定された色情報から、所定温度(例えば23℃)における色情報が求められる。この所定温度の色情報は、典型的には、画像形成プロセスにおいてトナー濃度の制御に使用される。
特開2010−88058号公報
ところで、複数のシート上に同じ画像を形成したとしても、各シート上のトナー付着量は必ずしも一定ではなく、トナー付着量にはばらつきがある。このトナー付着量により、たとえ同じ温度であっても、サーモクロミズム現象に起因して色も変わってくる。このトナー付着量のばらつきにより、従来の画像形成装置には、所定温度での色情報に誤差が生じやすいという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、所定温度での色情報に誤差が生じ難い画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、画像形成装置であって、シート上に画像を形成する作像手段と、シートを加熱することにより前記作像手段により形成された画像をシート上に定着させて、搬送経路に送り出す定着手段と、前記搬送経路上において、前記定着手段により定着された該シート上の画像について、該画像の色情報を画像温度が相違する状態複数回測定する色測定手段と、前記色測定手段により取得された前記複数回測定におけるそれぞれの色情報と、該それぞれの色情報の測定の際の前記シート上の画像の温度に対応するそれぞれの画像温度とに基づき、前記複数回測定における画像温度の変化と色情報の変化との関係式を求め、求めた関係式に基づき所定温度での色情報を求める色導出手段と、を備えている。
上記局面によれば、所定温度での色情報に誤差が生じ難くなる。
一実施形態に係る画像形成装置の大略的な構成を示す図である。 図1の画像形成装置の要部を示す図である。 画像形成装置の要部を示すブロック図である。 図3Aの各センサユニットの配置位置を示す図である。 図3Aの色導出手段および印刷制御手段の処理を示すフロー図である。 サーモクロミズム現象による色変化(ただし、L*のみ)を示すグラフである。 第一変形例に係る画像形成装置の三個のセンサユニットを示す図である。 第二変形例に係る画像形成装置の温調手段を示す図である。 第三変形例に係る画像形成装置の搬送経路(但し、定着器よりも下流側)を示す図である。
(はじめに)
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の説明に先立ち、用語の定義を行う。いくつかの図面には、X軸、Y軸およびZ軸が示されている。X軸は画像形成装置の左右方向(横方向)を示し、Y軸は画像形成装置の前後方向(奥行き方向)を示し、Z軸は画像形成装置の上下方向(高さ方向)を示す。また、図中、いくつかの構成には、参照符号の後に、A,B,C,Dの添え字が付加されている。A,B,C,Dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)を意味する。例えば、作像ユニット5Aは、Y用の作像ユニット5を意味する。また、上記添え字を付加可能ではあるが、参照符号に付加されていない場合、この参照符号は各色用を総称していることを意味する。例えば、作像ユニット5は、Y,M,C,Bkの各色用の作像ユニット5A〜5Dを総称している。
(画像形成装置の構成・印刷動作)
まず、図1を参照して、典型的な画像形成装置の構成・印刷時の動作について説明する。画像形成装置は、電子写真方式を採用したMFP(Multifunction Peripheral)であり、大略的に、供給カセット1と、本体2と、排出トレイ3と、を備えている。
供給カセット1は、画像形成装置の下部に配置される。このカセット1の内部には、未印刷のシート束(例えば用紙)が載置される。カセット1は、回転する供給ローラ等の作用により、シート束の上から一枚ずつシートSを取り出し、各シートSを搬送経路4に送り出す。
本体2は、カセット1の上方に配置される。本体2の右側には、一点鎖線で示す搬送経路4が形成されている。搬送経路4には、カセット1から送り出されたシートSが導入される。シートSは、搬送経路4内を排出トレイ3(つまり、下流)に向けて搬送される。
また、本体2は、搬送経路4内を搬送されるシートSに画像を形成して、印刷物を作成する。より具体的には、本体2は、フルカラー印刷に対応するために、いわゆるタンデム方式を採用しており、四個の作像ユニット5A〜5Dを備える。本体2は、他にも、光走査装置6、一次転写ローラ7A〜7D、中間転写ベルト8、ローラ9,10、二次転写ローラ11、及び定着器12、排出ローラ対13、および、各構成を制御する制御手段14を備える。
作像ユニット5A〜5Dは横方向に並ぶように配置される。図示した例では、作像ユニット5Aが搬送経路4から横方向に最も遠くに配置され、以下、作像ユニット5B,5C,5Dの順番で搬送経路4に近接するように、これらは配置される。また、各作像ユニット5は、少なくとも感光体ドラム15と、帯電器16と、現像器17と、クリーニングブレード18と、を含んでいる。
感光体ドラム15は、画像形成装置の奥行き方向に延在しており、図示しないモータにより生成された駆動力により回転する。
帯電器16は、例えば、対応色の感光体ドラム15と平行に延在する帯電ローラまたは帯電電極を有する。このような帯電器は、外部から帯電バイアス電圧が印加されると、回転する感光体ドラム15の周面を帯電させる。
ここで、光走査装置6について説明する。光走査装置6は、画像データに基づき変調された光ビームBA〜BDを生成する。その後、光走査装置6は、生成した光ビームBA〜BDを、帯電した感光体ドラム15A〜15Dの表面に照射して、各表面に静電潜像を形成する。
現像器17は、図2に示すように現像ローラ21を備えている。現像ローラ21は、感光体ドラム15における光ビームの照射位置と、後述の一次転写領域との間に、該感光体ドラム15と平行に延在するよう配置される。現像ローラ21には、現像バイアス電圧が印加され、これによって、対応色の感光体ドラム15との間に現像電界を形成する。
また、現像器17には、図2に示すように、例えばトナーとキャリアとからなる二成分現像剤Dが内部に収容されており、この二成分現像剤Dは、内蔵の撹拌スクリュー22より撹拌され、これによって摩擦荷電される。このような二成分現像剤Dは、内蔵の供給スクリュー23の回転によって、現像ローラ21に供給される。この時、現像ローラ21による現像剤Dの搬送量は、その供給口付近に設けられた規制部材24により適切に制限される。
現像ローラ21は、感光体ドラム15との間に形成された現像電界により、トナーを感光体ドラム15の表面に供給して、表面上に形成された静電潜像を現像する。これによって、感光体ドラム15の表面には、対応色のトナー画像(換言すると、可視像)が形成される。
なお、現像に用いられずに現像ローラ21に残留したトナーは、現像ローラ21に内蔵の磁極(所謂、剥離極)25により剥離され、現像器17の内部に回収される。
中間転写ベルト8は、ローラ9,10等に無端状に架け渡され、中間転写ベルト8の下端面が各感光体ドラム15の表面に接するように配置される。この中間転写ベルト8は、図示しないモータから与えられる駆動力によって回転するローラ9,10により、矢印αの方向に回転する。
各一次転写ローラ7は、上記中間転写ベルト8を挟んで、対応色の感光体ドラム15の表面と対向するように配置されている。ここで、上記一次転写領域は、中間転写ベルト8において各感光体ドラム15と対向する領域である。一次転写ローラ7は、対応色の感光体ドラム15に担持されているトナー画像が一次転写領域に搬送されてくると、該トナー画像を矢印αの方向に回転する中間転写ベルト8の略同一位置に転写する(一次転写)。これにより、中間転写ベルト8の表面上には、各色のトナー画像が重ね合わせられた合成トナー画像が生成される。また、合成トナー画像は、中間転写ベルト8に担持された状態で転写ニップ(後述)の位置まで搬送される。
また、二次転写ローラ11は、中間転写ベルト8を挟んで、ローラ10と対向するように配置されている。二次転写ローラ11と中間転写ベルト8とは互いに当接し、これによって、転写ニップが形成される。この転写ニップには、カセット1によって搬送経路4に導入されたシートSが送り込まれる。また、二次転写ローラ11には、転写バイアス電圧が印加されており、合成トナー画像は、該転写バイアス電圧により二次転写ローラ11側へと引き寄せられ、転写ニップに導入されたシートSに転写される(二次転写)。二次転写済みのシートSは、転写ニップから定着器12に向けて送り出される。
定着器12は、加熱ローラと加圧ローラとを備えている。これらローラの接触部分を定着ニップNf(詳しくは図3Bを参照)と称する。この定着ニップNfには、転写ニップから送り出されたシートSが導入される。定着ニップNfを通過するシートSには、回転する加熱ローラおよび加圧ローラから熱および圧力が加えられる。これにより、合成トナー画像はシートSに定着させられる。その後、シートSは、定着ニップNfから搬送経路4の下流へと送り出される。
定着器12から送り出されたシートSは、排出ローラ対13に導入され、該排出ローラ対13の間から排出トレイ3に印刷物として排出される。
なお、上記の通り、感光体ドラム15に担持されたトナー画像は、一次転写ローラ7の作用により、中間転写ベルト8に一次転写される。この時、感光体ドラム15の周面には一部のトナーが残留する。このような転写残トナーは、一次転写領域と帯電器16との間に設けられたクリーニングブレード18によって感光体ドラム15の周面から掻き取られる。
(所定温度における色情報の導出)
また、図1の画像形成装置は、上記構成に加えて、所定温度t0(例えば、23℃(室温))での色情報を求めるために、図3Aに示すように、第一センサユニット31と、第二センサユニット32と、色導出手段33と、印刷制御手段34と、を備えている。なお、見易さの観点から、色導出手段33および印刷制御手段34は図1には示されていない。
各センサユニット31,32は、図3Bに示すように、搬送経路4上であって定着器12よりも下流側に配置される。本実施形態では、両センサユニット31,32は、定着器12と排出ローラ対13との間に設けられる例が示されている。
第一センサユニット31は、より具体的には、定着ニップNfの下流側端部から搬送経路4に沿って下流方向に概ね第一搬送距離d1だけ離れた第一位置P1に設けられる。第一センサユニット31は、第一温度センサ35と、第一カラーセンサ36と、を含んでいる。
第一温度センサ35は、温度測定手段の典型例である。この温度センサ35は、搬送経路4における第一位置P1を通過するシートS上に形成された画像の温度を非接触で検出して、検出した温度を表す情報(以下、温度情報という)t1を色導出手段33に出力する。
また、第一カラーセンサ36は、色測定手段の典型例であり、第一位置P1を通過するシートS上の画像の色情報を測定する。ここで、色情報は、例示的に、Lab色空間で表現されるとする。カラーセンサ36は、検出した色情報を示す情報(以下、色情報という)L* 1,a* 1,b* 1を色導出手段33に出力する。
また、第二センサユニット32は、より具体的には、上記第一位置P1よりも搬送経路4に沿って下流方向に概ね第二搬送距離d2だけ離れた第二位置P2に設けられる。第二センサユニット32は、第二温度センサ37と、第二カラーセンサ38と、を含んでいる。
第二温度センサ37は、温度測定手段の典型例であって、第二位置P2を通過するシートS上の温度を非接触で検出し、温度情報t2として色導出手段33に出力する。第二カラーセンサ38は、色測定手段の典型例であり、第二位置P2を通過するシートS上の画像の色情報L* 2,a* 2,b* 2を色導出手段33に出力する。
ところで、制御手段14は、典型的には、ROMと、CPUと、メインメモリと、を含んでいる。CPUは、ROMに格納された各種ソフトウエアをメインメモリ上で実行する。これにより、CPUは様々な機能の実現手段となる。色導出手段33および印刷制御手段34は、対応するソフトウエアをCPUが実行することにより実現される。以下、図4を参照して、色導出手段33および印刷制御手段34の処理について説明する。
図4の処理は、例えば画像形成装置の設置時や、印刷物上の画像の色味変化をユーザが感じた時に実行される。まず、図4のS01にて、カラーチャートがシートSに印刷される。カラーチャートは、典型的には、色空間をカバー可能なカラーパッチの集まりであり、シートSの画像領域(余白の除いた領域)に印刷される。この時の画像形成装置の詳細な動作に関しては、上述と同様であるため、その説明を省略する。
S01の処理の結果、上記定着器12からは、カラーチャート画像が印刷されたシートSが搬送経路4に送り出される。その後、このシートSは、第一位置P1に到達する。この時、センサユニット31において、第一温度センサ35は、第一位置P1における画像温度を検出し、検出温度を表す温度情報t1に出力する。画像温度は厳密にはシートs上に形成された各カラーパッチ画像の温度のことであるが、第一位置P1を通過するシートSの表面温度の平均の測定値を代表値として用いてもよい。また、第一カラーセンサ36は、第一位置P1における各カラーパッチ画像の色を検出して、色情報L* 1,a* 1,b* 1を出力する。色導出手段33は、センサユニット31からの温度情報t1と、色情報L* 1,a* 1,b* 1と、を取得する(S02)。
このシートSはさらに、搬送経路4の下流へと搬送され、やがて第二位置P2に到達する。この時、センサユニット32において、第二温度センサ37は、第二位置P2における画像温度を検出し、検出温度を表す温度情報t2に出力する。また、第二カラーセンサ38は、第二位置P2における各カラーパッチ画像の色を検出して、色情報L* 2,a* 2,b* 2を出力する。色導出手段33は、センサユニット32からの温度情報t2と、色情報L* 2,a* 2,b* 2と、を取得する(S03)。
次に、色導出手段33は、S02,S03で取得した各情報に基づき、サーモクロミズム現象に起因する色味変化を考慮して、所定温度t0(典型的には室温(23℃))における各カラーパッチ画像の色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出する(S04,S05)。以下、まず、色情報L* 0,a* 0,b* 0の導出に関し原理的な事項から説明する。
まず、本実施形態では、サーモクロミズム現象による色味変化、つまり色差は、温度に対しほぼ線形と言われている。ここで、図5は、横軸を温度とし、縦軸をL*とした時のL*の温度特性を示すグラフである。図5の座標系に、(t1,L* 1),(t2,L* 2)を●でプロットして、これら二点を直線で結ぶ。この直線l上で、温度t0の時のL*がL* 0(○を参照)となる。
ここで、サーモクロミズム現象により、色差Δは、10℃の温度変化で0.5程度、20℃の温度変化で1.0程度である。もし、色導出手段33が0.5の色差Δを識別することが要求されるのであれば、第一位置P1と第二位置P2の間で、シートSの画像温度が10℃以上の変化する必要である。このように、色導出手段33の識別能力を考慮して、前述の第一位置P1と第二位置P2とは適切に設定される必要がある。
なお、定着器12から送り出された直後、シートSの温度は、例えば約70°程度の高温になっている。しかし、搬送経路4を搬送されるにつれ、シートSは自然に放熱し、その温度は室温に向かう。この場合、直線lは、図5に示すように、左下がりの直線(つまり、t1>t2かつL* 1>L* 2)である。しかし、これに限らず、例えば、定着器4の下流側に加熱手段等が設けられる場合には、L*の温度特性は右上がりになる場合もある。
上記では、L* 0の導出方法を、図5を参照して説明したが、a* 0,b* 0についても同様の方法で求められる。それゆえ、a* 0,b* 0の導出方法については、特に図示せず、その説明も省略する。
次に、S04,S05の詳細な処理について説明する。色導出手段33は、例えば、以下の式(1)〜式(6)を保持する。
* 0=L* 1+{(L* 1−L* 2)/(t1−t2)}・(t0−t1) …(1)
* 0=L* 2+{(L* 1−L* 2)/(t1−t2)}・(t0−t2) …(2)
* 0=a* 1+{(a* 1−a* 2)/(t1−t2)}・(t0−t1) …(3)
* 0=a* 2+{(a* 1−a* 2)/(t1−t2)}・(t0−t2) …(4)
* 0=b* 1+{(b* 1−b* 2)/(t1−t2)}・(t0−t1) …(5)
* 0=b* 2+{(b* 1−b* 2)/(t1−t2)}・(t0−t2) …(6)
色導出手段33は、S02,S03で取得した(t1,L* 1),(t2,L* 2)を、少なくとも式(1)および(2)のいずれか一方に代入して、L* 0とt0との関係式を作成する。同様にして、a* 0とt0との関係式と、b* 0とt0との関係式とも作成される。以上がS04の処理である。
次に、色導出手段33は、S04で求められた関係式に、所定温度t0を代入して、L* 0,a* 0,b* 0を算出する。以上がS05の処理である。
色導出手段33は、上記のようにして求めたL* 0,a* 0,b* 0を、例えば印刷制御手段34に渡す(S06)。印刷制御手段34は、例えば、受け取ったL* 0,a* 0,b* 0に基づき、作像ユニット5で画像形成時に用いられるトナーの濃度、光走査装置6の露光条件、現像電界を形成するバイアス条件、等の画像形成条件を調整する。このような処理は、所謂、色安定化やカラーマッチングと呼ばれ、周知であるため、その説明を省略する。
なお、本実施形態では、求めたL* 0,a* 0,b* 0を、色安定化のために用いるとして説明した。しかし、これに限らず、画像形成装置のトラブル判断や、印刷画質の合否判断等に用いられても構わない。
(作用・効果)
以上説明したように、本画像形成装置によれば、搬送経路4上であって定着器12よりも下流側であって、シートS上の画像温度が互いに異なる第一位置P1および第二位置P2に、第一センサユニット31および第二センサユニット32が設けられる。ここで、第一位置P1は、定着ニップNf下流端から第一搬送距離d1だけ離れた位置であり、第二位置P2は、第一位置P1から第二搬送距離d2だけ離れた位置である(図3Bを参照)。第一センサユニット31は、温度および色情報の組み{t1,(L* 1,a* 1,b* 1)}を検出して、色導出手段33に出力し、第二センサユニット32は、温度および色情報の組み{t2,(L* 2,a* 2,b* 2)}を検出して、色導出手段33に出力する。色導出手段33は、図4に示す処理手順により、所定温度t0(典型的には室温(23℃))における色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出する。
上記の通り、色導出手段33は、定着ニップNfの下流端からの搬送距離が互いに異なる位置P1,P2での画像の温度および色情報を用いて、サーモクロミズム現象に起因する出力画像そのものの色味変化から、所定温度(典型的には室温)での色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出している。よって、シートS上の画像濃度(つまり、トナー付着量)にばらつきが生じていたとしても、実測された色味変化に基づき色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出するため、この色情報L* 0,a* 0,b* 0には誤差が生じ難くなる。
それに対し、特開2010−88058号公報に記載の従来の画像形成装置は、サーモクロミズム現象を考慮した色情報の温度特性を示すLUTを保持する。そして、画像形成装置は、定着処理直後の画像温度および色が測定した後、LUTを参照して所定温度(例えば23℃)での色情報を求めている。より具体的には、従来の画像形成装置は、定着処理直後の一か所でしか画像温度および色を測定していない。換言すると、従来の画像形成装置では、サーモクロミズム現象に起因する出力画像そのものの色味変化を実測してない。したがって、シートS上のトナー付着量にばらつきが生じてしまうと、色情報に誤差が生じやすくなる。
(第一変形例)
次に、第一変形例に係る画像形成装置について説明する。本画像形成装置は、上記実施形態の画像形成装置と比較すると、二個のセンサユニット31,32に加え、図6に示すように、第三センサユニット41をさらに備えている点で相違する。この相違に起因して、色導出手段33の処理も異なる。それ以外に両画像形成装置に相違点は無いので、第一変形例では図1を援用し、対応する構成の説明を省略する。
第三センサユニット41は、図6に例示するように、搬送経路4上であって、例えばセンサユニット31および32の間の第三位置P3に設けられる。ここで、第三位置P3は、第一位置P1から、搬送経路4に沿って下流方向に第三搬送距離d3(但し、d3<d2)だけ離れた位置である。このセンサユニット41は、第三温度センサ42と、第三カラーセンサ43と、を含んでいる。
第三温度センサ42は、温度測定手段の他の典型例である。この温度センサ42は、搬送経路4における第三位置P3を通過するシートS上の画像の温度を非接触で検出して、温度情報t3を色導出手段33に出力する。
また、第三カラーセンサ43は、色測定手段の典型例であり、第三位置P3を通過するシートS上の画像の色を測定して、色情報L* 3,a* 3,b* 3を色導出手段33に出力する。
色導出手段33は、三個のセンサユニット31,32,41から得られた{ti,(L* i,a* i,b* i)}(但し、iは、i=1,2,3)から、例えば最小二乗法によりL*,a*,b*それぞれの温度特性曲線を導出し、各曲線に基づき、温度t0における色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出する。
上記実施形態では、サーモクロミズム現象による色味変化が温度変化に対しほぼ線形として説明した。しかし、サーモクロミズム現象に関しては不明な点もあり、シートSやトナーの材料によっては、色味変化が温度変化に対し非線形になる可能性もある。この場合、センサユニット数を三個とすることで、色味変化が温度変化に対し非線形な場合にも対応可能な画像形成装置を提供することが可能となる。また、センサユニット数を四個以上とすれば、高次曲線近似に対応することもできる。
(第二変形例)
次に、第二変形例に係る画像形成装置について説明する。本画像形成装置は、上記実施形態の画像形成装置と比較すると、図7に示すように、温調手段の典型例としての冷却手段51をさらに備えている点で相違する。それ以外に両画像形成装置に相違点は無いので、第二変形例でも図1を援用し、対応する構成の説明を省略する。
冷却手段51は、搬送経路4上であって、第一位置P1および第二位置P2の間に設けられる。この冷却手段51は、ヒートシンクやファンからなり、搬送経路4の第一位置P1および第二位置P2の間を通過するシートSを強制的に冷却する。その結果、上記温度t1およびt2の差が大きくなる。これに起因して、色情報の差、例えばL* 1とL* 2との差も大きくなる。これによって、導出する温度に対するL*の傾き(図5参照)の精度が向上し、色導出手段33によって導出される、温度t0における色情報に、各温度センサ35,37およびカラーセンサ36,38の誤差が影響することを抑えることが可能となる。
なお、この種の冷却手段51を配置するにはスペースが必要となるため、画像形成装置は、例えばオンデマンド印刷プリンタのように大型機であることが好ましい。
また、冷却手段は、第一変形例の第一位置P1および第三位置P3の間および/または第三位置P3および第二位置P2の間に設けられても構わない。
また、本変形例では、画像形成装置がトナー画像を形成するものであるため、温調手段の好ましい例として冷却手段を説明した。しかし、これに限らず、温調手段は加熱手段であっても構わない。
(第三変形例)
次に、第三変形例に係る画像形成装置について説明する。本画像形成装置は、上記実施形態の画像形成装置と比較すると、図8に示すように、搬送経路4において定着器12および排出ローラ対13の間の部分が、Y軸方向からの平面視でループ形状になっている点で相違する。また、これに起因して、本変形例の画像形成装置は、複数ではなく、単一のセンサユニット61を備えている点でも相違する。それ以外に両画像形成装置に相違点は無いので、第三変形例でも図1を援用し、対応する構成の説明を省略する。
上記のように、定着器12の下流側の搬送経路4をループ形状にすることにより、定着器12から送り出されたシートSは、排出ローラ対13に到達するまでに、同一の空間位置P4を二度通過することになる。
センサユニット61は、上記空間位置P4に設けられ、温度センサ62と、カラーセンサ63と、を含んでいる。温度センサ62は、温度測定手段の他の例であり、位置P4を一回目に通過するシートS上の画像の各温度を表す温度情報t1を色導出手段33に出力するとともに、二回目の位置P4通過時の温度情報t2も色導出手段33に出力する。
また、カラーセンサ63は、色測定手段の他の例であり、位置P4を一回目に通過するシートS上の画像の色情報L* 1,a* 1,b* 1を色導出手段33に出力するとともに、二回目の位置P4通過時の色情報L* 2,a* 2,b* 2も色導出手段33に出力する。
ここで、温度情報t1および色情報L* 1,a* 1,b* 1と、温度情報t2および色情報L* 2,a* 2,b* 2とは、空間的に同じ位置P4のセンサユニット61から出力される。しかし、温度情報t1および色情報L* 1,a* 1,b* 1と、温度情報t2および色情報L* 2,a* 2,b* 2とは、シートSが互いに異なる距離だけ搬送されたタイミングで出力されているため、t1とt2の間には充分な温度差が確保され、例えばL* 1とL* 2との間には十分な色情報の差は確保される。
色導出手段33は、これら情報に基づき、上記実施形態で説明したようにして温度t0における色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出する。
上記実施形態等では、複数の温度センサおよび複数のカラーセンサを用いていたため、温度センサ間の個体差およびカラーセンサ間の個体差による測定誤差が、導出された色情報L* 0,a* 0,b* 0に影響を与えていた。それに対し、本変形例の構成によれば、単一のセンサユニット61で色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出しているため、複数の温度センサの個体差による測定誤差および複数のカラーセンサの個体差による測定誤差が生じない。よって、導出された色情報L* 0,a* 0,b* 0から、このような測定誤差の影響を排除することが可能となる。
なお、本変形例の搬送経路4のループ形状部分を、シートSが複数回循環しても構わない。これによって、t1とt2の温度差を大きくすることが可能となるため、上述と同様に、色導出手段33によって導出される、温度t0における色情報に、各温度センサおよび各カラーセンサの誤差が影響することを抑えることが可能となる。
また、本変形例の搬送経路4のループ形状部分に、第二変形例で説明した温調手段を設けても構わない。もし、t1とt2の温度差を大きくしたい場合には、ループ形状部分の通過回数を増やせばよい。このように、単一の温調手段によってシートSの温度差を大きくできるという効果も得られる。
また、本変形例のような搬送経路4においても、複数のセンサユニットを設けても構わないし、ループ形状部分にセンサユニットを設けても構わない。
(付記)
上記実施形態および各変形例では、シートS上には合成トナー画像(つまり、フルカラーのトナー画像)が形成されるとして説明した。しかし、これに限らず、シートS上には、モノクロ画像が形成されても構わないし、単色画像が形成されても構わない。この場合、画像形成装置は、単一の作像ユニット5を備えていればよい。
また、上記実施形態および各変形例では、画像形成装置は、トナーを用いて画像形成を行っていた。しかし、これに限らず、画像形成装置は、例えばインクジェットプリンタのように、インクを用いて画像形成を行っても構わない。かかる画像形成装置も、上記同様の定着器12を備えているため、上記手法により所定温度での色情報を求め、これによって、所定温度での色情報に誤差が発生することを抑えることが可能となる。
また、上記実施形態および各変形例では、カラーチャートをシートSの中央部に形成する例を説明した。しかし、これに限らず、画像形成装置は、通常の画像をシートSの中央に形成し、既知のカラーチャートをシートSの余白に形成しても構わない。この場合、余白部分に形成されたカラーチャートは、不要になった時点でユーザにより切り落とされる。
また、定着処理後のシートS上の画像温度に関しては、例えば特開2011−186087号公報に記載されている通り、推定可能である。この場合、全てのセンサユニットは温度センサを備えていなくてもよく、あるいは1つのセンサユニットのみに温度センサを備えていてもよく、色導出手段33は、複数の温度推定値と、それぞれに対応する色情報とに基づき、所定温度t0における色情報L* 0,a* 0,b* 0を導出する。
また、各センサユニットに含まれる温度センサやカラーセンサは、Y軸方向に平行に配列されたラインセンサアレイであっても構わない。これにより、シートS上の画像の幅方向(搬送方向に直交する方向)の各部分について、温度や色情報を測定することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置は、所定温度での色情報に誤差が生じ難くなり、フルカラーの複写機やプリンタもしくはこれらの複合機等に有用である。
5 作像ユニット
14 制御手段
31 第一センサユニット
32 第二センサユニット
33 色導出手段
34 印刷制御手段
35 第一温度センサ
36 第一カラーセンサ
37 第二温度センサ
38 第二カラーセンサ
41 第三センサユニット
42 第三温度センサ
43 第三カラーセンサ
51 冷却手段
61 センサユニット
62 温度センサ
63 カラーセンサ

Claims (6)

  1. シート上に画像を形成する作像手段と、
    シートを加熱することにより前記作像手段により形成された画像をシート上に定着させて、搬送経路に送り出す定着手段と、
    前記搬送経路上において、前記定着手段により定着された該シート上の画像について、該画像の色情報を画像温度が相違する状態複数回測定する色測定手段と、
    前記色測定手段により取得された前記複数回測定におけるそれぞれの色情報と、該それぞれの色情報の測定の際の前記シート上の画像の温度に対応するそれぞれの画像温度とに基づき、前記複数回測定における画像温度の変化と色情報の変化との関係式を求め、求めた関係式に基づき所定温度での色情報を求める色導出手段と、を備える画像形成装置。
  2. 前記搬送経路上の複数の位置であって、かつ前記定着手段からの搬送距離が相違する複数の位置のそれぞれで色情報を測定するように、複数の前記色測定手段を配置している、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送経路は、前記定着手段から送り出された前記シートが、1つの前記色測定手段の測定領域を二回通過するように形成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送経路上の少なくとも1箇所の前記色測定手段の測定領域での前記シート上の画像温度を測定する温度測定手段を、さらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送経路上の前記色測定手段の測定領域での前記シート上の画像温度を推定する温度推定手段を、さらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記色測定手段により測定を行った後、次の測定を行うまでの間に、前記搬送経路を通過する前記シート画像の温度を強制的に変化させる温調手段を、さらに備える請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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