JP6053566B2 - 誘導情報提供装置、誘導情報提供方法および誘導情報提供プログラム - Google Patents
誘導情報提供装置、誘導情報提供方法および誘導情報提供プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6053566B2 JP6053566B2 JP2013034275A JP2013034275A JP6053566B2 JP 6053566 B2 JP6053566 B2 JP 6053566B2 JP 2013034275 A JP2013034275 A JP 2013034275A JP 2013034275 A JP2013034275 A JP 2013034275A JP 6053566 B2 JP6053566 B2 JP 6053566B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delivery
- time zone
- day
- week
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
なお、本実施形態は、配送物流サービスの提供者が、配送物流サービスを新規に利用する新規利用者と、配送希望日時の調整を行う場面を想定して説明する。
図1は、本実施形態に係る誘導情報提供システムの構成を説明する図である。
誘導情報提供システムSは、誘導情報提供装置100およびクライアント端末装置200が、ネットワーク300を介して相互に通信可能なように接続されて構成される。なお、図1においては、クライアント端末装置200は1つしか記載されていないが、複数のクライアント端末装置200が誘導情報提供装置100に接続されてもよい。また、ネットワーク300は、有線・無線を問わない。
図2は、誘導情報提供装置100の構成を説明する図である。
誘導情報提供装置100は、一般的なコンピュータであり、相互にバスで接続された、中央制御装置(制御部)110、記憶装置(記憶部)120、主記憶装置130、補助記憶装置140、入力装置(入力部)150、出力装置(出力部)160および通信装置(通信部)170を有する。
記憶装置120は、データやプログラムを記憶する装置であり、主記憶装置130および補助記憶装置140を有する。
出力装置160は、プリンタ、ディスプレイ等であり、誘導情報提供装置100の画面を表示したり印刷したりする装置である。
通信装置170は、ネットワーク300を介して、クライアント端末装置200等の他の機器との情報のやりとりを仲介する。
図3は、クライアント端末装置200の構成を説明する図である。
クライアント端末装置200は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(personal digital assistant)等の一般的なコンピュータであり、相互にバスで接続された、中央制御装置(制御部)210、記憶装置(記憶部)220、主記憶装置230、補助記憶装置240、入力装置(入力部)250、出力装置(出力部)260および通信装置(通信部)270を有する。
記憶装置220は、データやプログラムを記憶する装置であり、主記憶装置230および補助記憶装置240を有する。
入力装置250は、マウス、キーボード等であり、クライアント端末装置200のユーザからの指示を受け付ける。
出力装置260は、プリンタ、ディスプレイ、タッチパネル等であり、クライアント端末装置200の画面を表示したり印刷したりする装置である。
通信装置270は、ネットワーク300を介して、誘導情報提供装置100等の他の機器との情報のやりとりを仲介する。
次に、図4に沿って、配送実績情報141を説明する。配送実績情報141は、配送担当者が実施した配送業務の進捗状況をイベント発生時刻と共に記憶している情報である。
配送実績情報141においては、配送日欄1411には配送日が、配送地域欄1412には地域コードが、配送順欄1413には配送順が、到着時刻欄1414には到着時刻が、出発時刻欄1415には出発時刻が、配送元住所欄1416には配送元住所が、配送先住所欄1417には配送先住所が、配送担当者欄1418には配送担当者名が、記憶されている。
配送地域欄1412の地域コードは、配送先の住所が含まれる、区画された土地の区域(地域)を特定する識別子である。地域コードは、例えば、郵便番号のように、区画された土地の区域に対して割り振られるコードである。また、地域コードには、複数の地域コードを所定の基準により分類したまとまりである地域グループコードを記憶することとしてもよい。なお、本実施形態においては、地域コードとして、郵便番号が記憶されているものとする。このように、体系的・階層的(N階層)に構成された郵便番号または地域コード・地域グループコードにより、配送先の地域(配送地域)を管理することで、配送地域を柔軟に特定することができる。なお、図4においては、配送地域欄1412欄に「地域A」等と記載されているが、「地域Aを示す郵便番号」等が記憶されているものとする。
到着時刻欄1414の到着時刻は、配送担当者が、配送先に到着した時刻である。
出発時刻欄1415の出発時刻は、配送担当者が、次の配送先または配送センターに向かって出発した時刻である。
配送元住所欄1416の配送元住所は、配送担当者が次の配送先または配送センターに向かって出発する起点である配送元の住所である。
配送先住所欄1417の配送先住所は、配送担当者が移動する目的の場所である配送先の住所である。
配送担当者欄1418の配送担当者名は、配送担当者の名前である。なお、配送担当者欄1418には、配送に用いられる車輌である配送車輌を特定する識別子が記憶されていてもよいし、配送順欄1413の一連の配送順に対応する経路(配送コース)を特定する識別子が記憶されていてもよい。なお、本実施形態においては、配送担当者1人が配送車輌1台を用いて、1つの配送コースを担当するものとして扱う。ちなみに、図4の1〜4行目に注目すると、配送担当者名が「鈴木」であるので、1台の配送車輌が配送センターを出発し、配送先住所「住所A」、「住所B」、「住所C」を経由して、配送センターに戻ったことを示している。
次に、図5に沿って、配送件数実績情報142を説明する。配送件数実績情報142は、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとの配送件数の実績(何箇所の配送先へ配送が行われたか)を記憶している情報である。配送件数実績情報142は、配送実績情報141(図4参照)に基づいて顧客誘導情報余裕値算出部131(図2参照)によって作成される。
配送件数実績情報142においては、配送日欄1421には配送日が、時間帯欄1422には時間帯が、地域A配送件数欄1423には配送件数が、地域B配送件数欄1424には配送件数が、地域C配送件数欄1425には配送件数が、記憶されている。
時間帯欄1422の時間帯は、1日のうちの、ある時刻とある時刻との間の一定の時間である。本実施形態においては、時間帯の最小単位を1時間とし、「8:00」で示される時間帯は、「8:00〜8:59」を意味するものとする。なお、時間帯の最小単位は、任意に設定可能である。
地域A配送件数欄1423の配送件数は、地域Aに含まれる配送先へ配送が行われた件数である。
地域B配送件数欄1424の配送件数は、地域Bに含まれる配送先へ配送が行われた件数である。
地域C配送件数欄1425の配送件数は、地域Cに含まれる配送先へ配送が行われた件数である。
次に、図6に沿って、配送車輌使用実績情報143を説明する。配送車輌使用実績情報143は、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとの配送車輌の使用実績(何台の配送車輌が使用されたか)を記憶している情報である。配送車輌使用実績情報143は、配送実績情報141(図4参照)に基づいて顧客誘導情報余裕値算出部131(図2参照)によって作成される。
配送車輌使用実績情報143においては、配送日欄1431には配送日が、時間帯欄1432には時間帯が、地域A配送車輌数欄1433には配送車輌数が、地域B配送車輌数欄1434には配送車輌数が、地域C配送車輌数欄1435には配送車輌数が、記憶されている。
時間帯欄1432の時間帯は、1日のうちの、ある時刻とある時刻との間の一定の時間であり、配送件数実績情報142(図5参照)の時間帯欄1422と同様である。
地域A配送車輌数欄1433の配送車輌数は、地域Aに含まれる配送先への配送において使用された配送車輌の台数である。
地域B配送車輌数欄1434の配送車輌数は、地域Bに含まれる配送先への配送において使用された配送車輌の台数である。
地域C配送車輌数欄1435の配送車輌数は、地域Cに含まれる配送先への配送において使用された配送車輌の台数である。
次に、図7に沿って、顧客誘導情報144を説明する。顧客誘導情報144は、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとの余裕値(配送件数を追加的にどのくらい増加させることが可能であるかを示す指標)を記憶している情報である。顧客誘導情報144は、配送件数実績情報142(図5参照)および配送車輌使用実績情報143(図6参照)に基づいて顧客誘導情報余裕値算出部131(図2参照)によって作成される。
顧客誘導情報144においては、曜日欄1441には曜日が、時間帯欄1442には時間帯が、地域A余裕値欄1443には余裕値が、地域B余裕値欄1444には余裕値が、地域C余裕値欄1445には余裕値が、記憶されている。
時間帯欄1442の時間帯は、1日のうちの、ある時刻とある時刻との間の一定の時間であり、配送件数実績情報142(図5参照)の時間帯欄1422および配送車輌使用実績情報143(図6参照)の時間帯欄1432と同様である。
地域A余裕値欄1443の余裕値は、地域Aにおける余裕値である。
地域B余裕値欄1444の余裕値は、地域Bにおける余裕値である。
地域C余裕値欄1445の余裕値は、地域Cにおける余裕値である。
次に、図8に沿って、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145を説明する。顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145は、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとの余裕値を、重複度(詳細後記)に基づいて按分した情報である。顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145は、顧客誘導情報144(図7参照)および時間帯区分パターン情報146(図9参照、詳細後記)に基づいて顧客誘導情報時間帯別按分部132(図2参照)によって作成される。
顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145においては、曜日欄1451には曜日が、時間帯欄1452には時間帯が、余裕値欄1453には余裕値が、時間帯区分欄1454には時間帯区分が、按分後余裕値欄1455には按分後余裕値が、時間帯区分別余裕値欄1456には時間帯区分別余裕値が、記憶されている。
時間帯欄1452の時間帯は、1日のうちの、ある時刻とある時刻との間の一定の時間であり、配送件数実績情報142(図5参照)の時間帯欄1422、配送車輌使用実績情報143(図6参照)の時間帯欄1432および顧客誘導情報144(図7参照)の時間帯欄1442と同様である。
余裕値欄1453の余裕値は、配送件数を追加的にどのくらい増加させることが可能であるかを示す指標である。
時間帯区分欄1454の時間帯区分は、時間帯欄1452の時間帯を所定の基準により分類した、時間帯のまとまりである。時間帯の組み合わせは任意であるが、本実施形態においては、連続する複数の時間帯を1つの時間帯区分とする。この時間帯区分は、後記する時間帯区分パターン情報146(図9参照)と同様である。
按分後余裕値欄1455の按分後余裕値は、余裕値欄1453の余裕値を、時間帯区分欄1454の時間帯区分の重複度(詳細後記)に基づいて按分した値である。
時間帯区分別余裕値欄1456の時間帯区分別余裕値は、按分後余裕値欄1455の按分後余裕値を、時間帯区分欄1454の時間帯区分ごとに集計した値である。
なお、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145は地域ごとに作成されており、図8は地域Aにおける月曜日の顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145である。
次に、図9に沿って、時間帯区分パターン情報146を説明する。時間帯区分パターン情報146は、時間帯を所定の基準により分類した、時間帯のまとまりを示す情報である。時間帯区分パターン情報146は、例えば、利用者にとっての利便性を勘案して作成される。利用者の生活パターンの多様性に対応させてサービスレベルを高めようとすると、ある時間帯に対して複数の時間帯区分が重複して設定されることがある。このような、1つの時間帯に対して設定されている時間帯区分の個数を、重複度と呼ぶ。図9に示す例では、時間帯「8:00」に対して設定されている時間帯区分は「早朝」の1個のみなので、重複度は「1」である。時間帯「9:00」に対して設定されている時間帯区分は「時間帯1」と「早朝」の2個なので、重複度は「2」である。なお、時間帯区分「時間帯指定なし」においては、配送物流サービスの提供者は、利用者との間で配送希望時間帯の調整を行う必要がなく、任意の時間帯に配送を行えばよい。そのため、本実施形態においては、時間帯区分「時間帯指定なし」については、時間帯区分の重複度を求める際に考慮しないものとし、按分後余裕値や時間帯区分別余裕値も求めないこととする。
時間帯区分パターン情報146においては、時間帯欄1461には時間帯が、時間帯区分欄1462には時間帯区分が、記憶されている。
時間帯区分欄1462の時間帯区分は、時間帯欄1461の時間帯を所定の基準により分類した、連続する時間帯のまとまりであり、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145(図8参照)の時間帯区分欄1454と同様である。
なお、推奨度は、配送物流サービスの提供者が任意に設定可能である。
次に、生産性指標情報(不図示)について説明する。生産性指標情報は、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとに、1台の配送車輌が配送可能な配送件数を示す生産性指標を記憶している情報である。誘導情報提供装置100は、生産性指標として、例えば、予めシミュレーションを実施した結果に基づく妥当な値を設定してもよいし、配送実績情報141(図4参照)に統計処理を施して求めた値に経営戦略的な視点を加味した妥当な値を設定してもよい。なお、生産性指標情報は、予め補助記憶装置140に記憶されており、適宜見直され、更新される。
次に、誘導情報提供装置100が行う処理について説明する。
図10は、顧客誘導情報作成処理のフローチャートである。この顧客誘導情報作成処理は、誘導情報提供装置100の制御部(図2参照)が、配送実績情報141(図4参照)に基づいて配送件数実績情報142(図5参照)および配送車輌使用実績情報143(図6参照)を作成し、これらに基づいて顧客誘導情報144(図7参照)を作成する処理である。顧客誘導情報作成処理は、所定の期間(例えば、3時間、12時間、1日)ごとに定期的に行われてもよいし、随時行われてもよい。
例えば、配送実績情報141の2件目のレコードは、配送日が「2011年12月5日(月)」であり、地域コード(配送地域)が「地域A」であり、到着時刻が「9:05」である。到着時刻「9:05」は、時間帯「9:00」(すなわち、9:00〜9:59)に含まれるため、当該レコードに基づいて、顧客誘導情報余裕値算出部131は、配送件数実績情報142の2件目のレコードの地域A配送件数欄1423の配送件数をカウントアップ(1を加算)する。
例えば、配送実績情報141に示す例では、配送担当者名が「鈴木」である配送担当者は、時間帯「9:00」において、地域Aへ2件、地域Bへ1件、地域Cへ0件の合計3件の配送を行っている。この場合、当該配送担当者に相当する配送車輌数は、地域Aについては2/3=0.66台、地域Bについては1/3=0.33台、地域Cについては0/3=0.00台となる。
そして、処理を終了する。
次に、図11に沿って、キャパシティ算出処理を説明する。なお、この処理は、図10のステップS1004である。
そして、メインルーチンへ戻る。
次に、図12に沿って、余裕値算出処理を説明する。なお、この処理は、図10のステップS1005である。
そして、メインルーチンへ戻る。
次に、図13に沿って、時間帯別按分処理を説明する。なお、この処理は、図10のステップS1007である。
なお、時間帯区分パターン情報146に、利用者を誘導したい(利用者に推奨したい)度合いである推奨度が記憶されている場合は、推奨度に基づいて按分後余裕値が算出される。
図9に示す例では、時間帯「8:00」における時間帯区分の重複度は「1」であり、時間帯「9:00」、「10:00」および「11:00」における時間帯区分の重複度は、それぞれ「2」である。なお、前記のように、本実施形態では、時間帯区分「時間帯指定なし」については、時間帯区分の重複度を求める際に考慮しない。
そして、図7に示す例では、地域Aにおける時間帯「8:00」の余裕値は「4.2」であり、時間帯区分の重複度は「1」であるので、按分後余裕値は、4.2÷1=4.2となる。また、時間帯「9:00」の余裕値は「21.4」であり、時間帯区分の重複度は「2」であるので、按分後余裕値は、21.4÷2=10.7となる。同様に、時間帯「10:00」の按分後余裕値は「20」であり、時間帯「11:00」の按分後余裕値は「22.5」である。
そして、図9に示す例では、時間帯区分「早朝」は時間帯「8:00」および「9:00」に対して設定されている。時間帯「8:00」の按分後余裕値は「4.2」であり、時間帯「9:00」の按分後余裕値は「10.7」であるので、時間帯区分「早朝」の時間帯区分別余裕値は4.2+10.7=14.9となる。また、時間帯区分「時間帯1」は時間帯「9:00」、「10:00」および「11:00」に対して設定されている。時間帯「9:00」の按分後余裕値は「10.7」であり、時間帯「10:00」の按分後余裕値は「20」であり、時間帯「11:00」の按分後余裕値は「22.5」であるので、時間帯区分「時間帯1」の時間帯区分別余裕値は10.7+20+22.5=53.2となる。
このように、按分後余裕値および時間帯区分別余裕値が算出され、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145に記憶される。
時間帯「9:00」の余裕値は「21.4」であるので、時間帯区分「時間帯1」の按分後余裕値は21.4×3/(3+1)=16.05となり、時間帯区分「早朝」の按分後余裕値は21.4×1/(3+1)=5.35となる。
そして、メインルーチンへ戻る。
次に、図14に沿って、クライアント端末装置200に表示される顧客誘導情報表示画面を説明する。
クライアント端末装置200は、誘導情報提供装置100に対して顧客誘導情報を要求する。当該要求に対し、誘導情報提供装置100は、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145(図8参照)の表示用データを、クライアント端末装置200に提供する。そして、クライアント端末装置200の顧客誘導情報表示部231は、当該表示用データに基づいて顧客誘導情報表示画面2610を出力装置260に表示する。顧客誘導情報表示画面2610は、郵便番号入力欄2611、地域名入力欄2612、検索ボタン2613、検索結果表示欄2614、余裕値欄2615、推奨曜日欄2616および推奨時間帯欄2617を含んで構成される。
推奨曜日欄2616には、推奨される曜日(推奨曜日)が表示される。推奨曜日は、利用者を誘導したい曜日である。
推奨時間帯欄2617には、推奨される時間帯(推奨時間帯)が表示される。推奨時間帯は、利用者を誘導したい時間帯である。
推奨曜日および推奨時間帯は、例えば、検索された顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145の中で、余裕値が最も大きい曜日および時間帯を表示する。
クライアント端末装置200のユーザは、このような顧客誘導情報表示画面2610を確認しながら利用者との間で配送希望日時の調整を行うので、利用者に対して余裕値の大きい曜日および時間帯における配送を勧めることができる。
上記実施形態においては、階層構造(N階層)である地域コードにより配送地域を特定可能としたが、業務の都合上、地域コードとは別の単位によって管理が必要な場合もある。例えば、ある営業所が管轄する地域である管轄エリアや、配送業務の拠点である配送拠点を単位として、KPI(Key Performance Indicator)を管理する場合がある。このKPIは、配送業務における生産性を示す指標として用いられる。このように、業務の管理のために用いられる単位を業務管理単位と呼ぶ。
管轄エリア=地域i+地域(i+1)+・・・+地域(i+n) ・・・(1)
上記実施形態においては、誘導情報提供装置100は、図14で説明したように、郵便番号(地域コード)または地域名に基づいて検索された顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145(図8参照)の中から、推奨される曜日および時間帯(余裕値の大きい曜日および時間帯)を表示するものとした。変形例2においては、誘導情報提供装置100は、余裕値の閾値をキーとして顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145を検索する。
また、変形例2は、クライアント端末装置200のユーザとの対話を必要とせず、配送物流サービスの利用者がインターネット等を介して誘導情報提供装置100にアクセスし、配送希望日時を検討・決定する場面においても活用できる。例えば、配送物流サービスの利用者から余裕値の閾値の入力を受け付けるのではなく、誘導情報提供装置100が余裕値の閾値として適切な値を設定して、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145から検索し、表示用データを配送物流サービスの利用者が操作する端末装置等へ送信する。このように、配送物流サービスの利用者が配達希望日時の変更を検討・決定する際や、配送物流サービスを新規に利用したい者(新規利用者)が配達希望日時等の登録を行う場合に、配送物流サービスの利用者等に余裕値を意識させずに、最も推奨したい曜日・時間帯または推奨したい順に複数の曜日・時間帯をガイダンス表示する方法として、変形例2が用いられる。
変形例2においては、誘導情報提供装置100は、余裕値の閾値をキーとして顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145を検索するものとした。変形例3においては、更に、地域コードをキーに含み、顧客誘導情報(時間帯別按分結果)145を検索し、入力された余裕値の閾値および地域コードに合致する曜日および時間帯を表示する。
上記の実施例においては、全ての曜日・時間帯に亘って、余裕値の大小関係に基づいて、推奨される曜日および時間帯が表示されるものとした。変形例4においては、まず推奨される曜日が選定され、次に該当曜日において推奨される時間帯が選定され表示される。
本実施形態の誘導情報提供システムSは、余裕値が大きい曜日や時間帯に関する情報を作成するので、配送物流サービスの提供者は当該情報に基づいて、利用者との間で配送希望日時の調整を行うことができる。そのため、余裕値が小さい(配送負荷が大きい)曜日・時間帯から、余裕値が大きい(配送負荷が小さい)曜日・時間帯へ、利用者が希望する配送希望日時を変更してもらうことが可能となる。これにより、配送負荷を平準化することができ、配送負荷が大きい場合に必要となる配送車輌、配送要員等のリソースを縮減し、物流コストを低減することができる。
例えば、配送件数実績情報142(図5参照)、配送車輌使用実績情報143(図6参照)および生産性指標情報を集計・作成する際に、集計対象となる配送実績情報141(図4参照)の適切な集計対象期間に対して、移動平均の処理や統計処理(正規分布等。例えば、±3σ外である異常データを除外して平均値を求める等)を施して求めた値を採用する。
100 誘導情報提供装置
110 中央制御装置(制御部)
120 記憶装置(記憶部)
130 主記憶装置(記憶部)
131 顧客誘導情報余裕値算出部
132 顧客誘導情報時間帯別按分部
140 補助記憶装置(記憶部)
141 配送実績情報
142 配送件数実績情報
143 配送車輌使用実績情報
144 顧客誘導情報(第一の顧客誘導情報)
145 顧客誘導情報(時間帯別按分結果)、(第二の顧客誘導情報)
146 時間帯区分パターン情報
150 入力装置(入力部)
160 出力装置(出力部)
170 通信装置(通信部)
200 クライアント端末装置
300 ネットワーク
Claims (6)
- 配送先の地域と、配送が行われた曜日と、配送先に到着した時刻である到着時刻と、配送に用いられた車輌である配送車輌と、を対応付けて記憶している配送実績情報と、
前記地域ごと、前記曜日ごと、前記到着時刻が含まれる時間帯ごとに、1台の前記配送車輌が配送可能な配送件数を示す生産性指標を記憶している生産性指標情報と、
を格納している記憶部と、
前記配送実績情報に基づいて、前記地域ごと、前記曜日ごと、前記時間帯ごとに、配送が行われた件数である配送件数を集計して配送件数実績情報を作成し、
前記配送実績情報に基づいて、前記地域ごと、前記曜日ごと、前記時間帯ごとに、配送に用いられた前記配送車輌の数である配送車輌数を集計し、
前記集計した配送車輌数および前記生産性指標に基づいて、前記配送車輌が配送可能な配送件数を示すキャパシティを算出し、
前記配送件数実績情報から、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとに、配送件数を取得し、
前記算出したキャパシティおよび前記取得した配送件数に基づいて、配送件数を追加的にどのくらい増加させることが可能であるかを示す余裕値を算出し、
前記算出した余裕値を、地域、曜日および時間帯に対応付けて記憶した第一の顧客誘導情報を作成する、
処理を行う制御部と、
を備えることを特徴とする、誘導情報提供装置。 - 前記記憶部は、さらに、
時間帯と、前記時間帯を所定の基準により分類した時間帯のまとまりである時間帯区分と、を対応付けて記憶している時間帯区分パターン情報と、
を記憶しており、
前記制御部は、
同一の時間帯に対して設定されている前記時間帯区分の個数である重複度に基づいて、前記算出した余裕値を按分した値である按分後余裕値を算出し、
前記算出した按分後余裕値を、前記時間帯区分ごとに合算した値である時間帯区分別余裕値を、地域、曜日および時間帯に対応付けて記憶した第二の顧客誘導情報を作成する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の誘導情報提供装置。 - 前記時間帯区分パターン情報には、複数の時間帯区分が設定されている時間帯において、余裕値を時間帯区分ごとに按分する比率である推奨度が記憶されており、
前記制御部は、
前記推奨度に基づいて、前記按分後余裕値を算出する、
ことを特徴とする、請求項2に記載の誘導情報提供装置。 - 前記制御部は、
地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとの、前記算出した余裕値に基づいて、ある地域における前記算出した余裕値を曜日ごとに集計し、当該曜日ごとに算出された余裕値に基づいて、ある曜日を選定し、当該選定された曜日における時間帯ごとの余裕値に基づいて、ある時間帯を選定し、当該選定された曜日および時間帯をクライアント端末装置に表示させる
ことを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の誘導情報提供装置。 - 誘導情報提供装置が実現する誘導情報提供方法であって、
前記誘導情報提供装置の記憶部は、
配送先の地域と、配送が行われた曜日と、配送先に到着した時刻である到着時刻と、配送に用いられた車輌である配送車輌と、を対応付けて記憶している配送実績情報と、
前記地域ごと、前記曜日ごと、前記到着時刻が含まれる時間帯ごとに、1台の前記配送車輌が配送可能な配送件数を示す生産性指標を記憶している生産性指標情報と、
を格納しており、
前記誘導情報提供装置の制御部は、
前記配送実績情報に基づいて、前記地域ごと、前記曜日ごと、前記時間帯ごとに、配送が行われた件数である配送件数を集計して配送件数実績情報を作成し、
前記配送実績情報に基づいて、前記地域ごと、前記曜日ごと、前記時間帯ごとに、配送に用いられた前記配送車輌の数である配送車輌数を集計し、
前記集計した配送車輌数および前記生産性指標に基づいて、前記配送車輌が配送可能な配送件数を示すキャパシティを算出し、
前記配送件数実績情報から、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとに、配送件数を取得し、
前記算出したキャパシティおよび前記取得した配送件数に基づいて、配送件数を追加的にどのくらい増加させることが可能であるかを示す余裕値を算出し、
前記算出した余裕値を、地域、曜日および時間帯に対応付けて記憶した第一の顧客誘導情報を作成すること、
を特徴とする誘導情報提供方法。 - 誘導情報提供装置を機能させるための誘導情報提供プログラムであって、
前記誘導情報提供装置の記憶部に対し、
配送先の地域と、配送が行われた曜日と、配送先に到着した時刻である到着時刻と、配送に用いられた車輌である配送車輌と、を対応付けて記憶している配送実績情報と、
前記地域ごと、前記曜日ごと、前記到着時刻が含まれる時間帯ごとに、1台の前記配送車輌が配送可能な配送件数を示す生産性指標を記憶している生産性指標情報と、
を格納させ、
前記誘導情報提供装置の制御部に対し、
前記配送実績情報に基づいて、前記地域ごと、前記曜日ごと、前記時間帯ごとに、配送が行われた件数である配送件数を集計して配送件数実績情報を作成し、
前記配送実績情報に基づいて、前記地域ごと、前記曜日ごと、前記時間帯ごとに、配送に用いられた前記配送車輌の数である配送車輌数を集計し、
前記集計した配送車輌数および前記生産性指標に基づいて、前記配送車輌が配送可能な配送件数を示すキャパシティを算出し、
前記配送件数実績情報から、地域ごと、曜日ごと、時間帯ごとに、配送件数を取得し、
前記算出したキャパシティおよび前記取得した配送件数に基づいて、配送件数を追加的にどのくらい増加させることが可能であるかを示す余裕値を算出し、
前記算出した余裕値を、地域、曜日および時間帯に対応付けて記憶した第一の顧客誘導情報を作成する、
処理を実行させること、
を特徴とする誘導情報提供プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013034275A JP6053566B2 (ja) | 2013-02-25 | 2013-02-25 | 誘導情報提供装置、誘導情報提供方法および誘導情報提供プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013034275A JP6053566B2 (ja) | 2013-02-25 | 2013-02-25 | 誘導情報提供装置、誘導情報提供方法および誘導情報提供プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014164465A JP2014164465A (ja) | 2014-09-08 |
JP6053566B2 true JP6053566B2 (ja) | 2016-12-27 |
Family
ID=51615027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013034275A Active JP6053566B2 (ja) | 2013-02-25 | 2013-02-25 | 誘導情報提供装置、誘導情報提供方法および誘導情報提供プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6053566B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009063891A1 (ja) * | 2007-11-14 | 2009-05-22 | Toagosei Co., Ltd. | 六方晶リン酸ジルコニウム粉末の製造方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6057230B1 (ja) * | 2015-08-03 | 2017-01-11 | 株式会社エプコ | 輸送業務支援システムおよび輸送業務支援方法 |
JP6906373B2 (ja) * | 2017-06-06 | 2021-07-21 | 株式会社 ディー・エヌ・エー | 車両の走行計画を管理するためのシステム、方法、及びプログラム |
JP6926385B2 (ja) * | 2017-07-28 | 2021-08-25 | アスクル株式会社 | 配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム |
JP7134119B2 (ja) * | 2019-03-18 | 2022-09-09 | 株式会社東芝 | 管理装置及びプログラム |
JP2024067321A (ja) * | 2022-11-04 | 2024-05-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 組合せ最適化装置、組合せ最適化計算方法、及び、コンピュータプログラム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11283191A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-15 | Aisin Seiki Co Ltd | 配車管理システム |
JP5037927B2 (ja) * | 2006-09-08 | 2012-10-03 | キヤノンItソリューションズ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体 |
JP2012008671A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Hitachi Ltd | 宅配ポイント付与方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP5492106B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2014-05-14 | 株式会社日立製作所 | 輸送力演算装置 |
-
2013
- 2013-02-25 JP JP2013034275A patent/JP6053566B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009063891A1 (ja) * | 2007-11-14 | 2009-05-22 | Toagosei Co., Ltd. | 六方晶リン酸ジルコニウム粉末の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014164465A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6053566B2 (ja) | 誘導情報提供装置、誘導情報提供方法および誘導情報提供プログラム | |
Zou et al. | A coordinated algorithm for integrated production scheduling and vehicle routing problem | |
Abdelmaguid et al. | A genetic algorithm approach to the integrated inventory-distribution problem | |
Low et al. | Integrated scheduling of production and delivery with time windows | |
Zhang et al. | Route prediction for instant delivery | |
Saberi et al. | Continuous approximation model for the vehicle routing problem for emissions minimization at the strategic level | |
KR20210052499A (ko) | e-헤일링(e-hailing) 서비스 | |
CN105210069A (zh) | 基于订阅的移动阅读平台 | |
Roh et al. | A block transportation scheduling system considering a minimisation of travel distance without loading of and interference between multiple transporters | |
Andoh et al. | A two-stage decision-support approach for improving sustainable last-mile cold chain logistics operations of COVID-19 vaccines | |
JP4468257B2 (ja) | 電力供給調整時損失予測システム、電力供給調整時損失予測方法、電力供給調整時損失予測プログラム | |
Babai et al. | Dynamic versus static control policies in single stage production-inventory systems | |
US20100306034A1 (en) | System & method for facilitating projected transactions | |
Ibarra-Rojas et al. | Vehicle routing problem considering equity of demand satisfaction | |
Krityakierne et al. | Nurse-patient relationship for multi-period home health care routing and scheduling problem | |
JP6649235B2 (ja) | 業務支援システム、業務支援装置、及びプログラム | |
JP5801185B2 (ja) | 巡回業務分担システム、巡回業務分担方法 | |
JP2019175032A (ja) | 生産計画装置、生産計画システム、生産計画方法、及びプログラム | |
Raman et al. | A genetic algorithm and queuing theory based methodology for facilities layout problem | |
Abeywickrama et al. | Strategic bidding in a discrete accumulating priority queue | |
Jaramillo et al. | The generalised machine layout problem | |
JP2017072903A (ja) | 接客情報管理システム | |
Wang et al. | A full service model for vehicle scheduling in one-way electric vehicle car-sharing systems | |
Chiu et al. | Two approaches to solving the multi-depot vehicle routing problem with time windows in a time-based logistics environment | |
Yuan et al. | Designing public storage warehouses with high demand for revenue maximisation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20150320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20150320 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160622 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20160715 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6053566 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |