JP6053142B2 - 食品容器成型用金型、及び、食品容器 - Google Patents

食品容器成型用金型、及び、食品容器 Download PDF

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Description

本発明は、食品容器成型用金型、その製造方法、及び、食品容器に関する。
従来より、寄せ豆腐、おぼろ豆腐など、ざるに盛りつけられた豆腐が知られている。
豆腐はスーパーなどの小売店では容器にパッケージされた状態で販売される。そこで、豆腐の容器の外面などにざるのような網目の模様を形成すれば、ざるに盛りつけられた豆腐のイメージを付与することできる。
しかしながら、ざるの網目は複雑な形状を有し、金型の製造は容易ではない。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ざるの網目に類似する凹凸表面を成型でき、かつ、製造の容易な金型等を提供することを目的とする。
本発明に係る食品容器成型用金型は、容器の表面を成型する面の少なくとも一部が、3以上の波状帯部、および、前記波状帯部間にそれぞれ段差を形成する段差部から形成された凹凸領域を有する。前記波状帯部は、前記容器の深さ方向と交差する方向に、帯状に伸び、かつ、凹部及び凸部を周期的に繰り返す。前記3以上の波状帯部は、前記容器の深さ方向に互いに隣あって配置される。前記深さ方向に隣接する各一対の前記波状帯部において、一方の波状帯部の凹部と、他方の波状帯部の凸部とが前記深さ方向に隣り合うように配置される。
このような金型を用いて成型した容器は、網目に類似する外観の凹凸面を有することができ、しかも、金型の凹凸領域が単純な構造であり金型の製造も容易である。
ここで、前記深さ方向に隣接する各一対の前記波状帯部において、深い側(下側)の波状帯部の凹部の最深部と、浅い側(上側)の波状帯部の凸部の最高部とが、段差無く接続していることが好ましい。
この場合、すべての段差部が容器の出口に対面する上向き面となり、段差部がアンダーカットとならない。従って、金型の凹凸領域をより製造しやすい。また、成型品を型から抜きやすい。
本発明に係る方法は、上述の食品容器成型用金型の製造方法であって、前記凹凸領域を、エンドミルを用いた切削、又は、形彫り放電により形成する工程を備える。
これにより、上記の凹凸領域を容易かつ迅速に製造できる。
本発明に係る食品容器は、容器の表面を形成する面の少なくとも一部が、3以上の波状帯部、および、前記波状帯部間にそれぞれ段差を形成する段差部から形成された凹凸領域を有する。前記波状帯部は、前記容器の深さ方向と交差する方向に、帯状に伸び、かつ、凹部及び凸部を周期的に繰り返す。前記3以上の波状帯部は、前記容器の深さ方向に互いに隣あって配置される。前記深さ方向に隣接する各一対の前記波状帯部において、一方の波状帯部の凹部と、他方の波状帯部の凸部とが前記深さ方向に隣り合うように配置される。
このような容器は、上記の食品容器成型用金型により製造されることができ、籠の網目に類似する外観の容器を提供できる。
ここで、前記深さ方向に隣接する各一対の前記波状帯部において、深い側(下側)の波状帯部の凹部の最深部と、浅い側(上側)の波状帯部の凸部の最高部とが、段差無く接続していることが好ましい。
本発明によれば、ざるの網目に類似する凹凸表面を成型でき、かつ、製造の容易な金型等が提供される。
本発明の第一実施形態に係る金型の斜視図である。 図1の金型の側面の一部破断斜視図である。 図1の金型の製造方法を説明する断面図である。 図1の金型の製造方法を説明する上面図である。 図1の金型により成型された容器の斜視図である。 図5の容器の側面の外面の一部破断斜視図である。 図5の容器の側面の内面の一部破断斜視図である。 別実施形態に係る容器の側面の一部破断斜視図である。 さらに別実施形態に係る容器の側面の一部破断斜視図である。 別実施形態に係る金型の側面の一部破断斜視図である。 図10の金型により成型された容器の側面の一部破断斜視図である。
以下、本発明を図面を参照しながら説明する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係る金型(食品容器成型用金型)の斜視図である。この金型10は、上面中央部にキャビティ部20を有し、このキャビティ部20の内面が、上部が開口した容器の表面形状をを成型する。キャビティ部20は、概略直方体形状をなしている。
キャビティ部20の開口の外縁には、開口を取り囲む縁部30が設けられており、縁部30の外側は、縁部30よりも高さが低くされていて、金型10の上面から縁部30が突出している。縁部30の上面には、キャビティ部20を取り囲む環状の突起32が設けられている。
キャビティ部20は、概ね、底面部20b、及び、四つの側面部20sから構成されている。底面部20bと、側面部20sとの間には、斜面部20iが形成されている。
底面部20bの中央部には凹凸が形成されていない一方、底面部20bの周辺部及び斜面部20iには、格子状の窪み20bbが形成されている。
側面部20sの最上部には、それぞれ、肩部22が形成されている。図2に示すように、肩部22は、側面22a及び段差部22bから形成されている。側面22aは逆テーパ面であり、アンダーカットを形成する。また、図1に戻って、側面部20s同士が接続する角部においては、肩部22に、さらに窪み22cが形成されている。肩部22及び窪み22cにより、容器を重ね合わせる際に、縁同士が所定の間隔で離間される。
側面部20sは、肩部22の下に、凹凸領域40を有する。なお、二つの側面部20sが接合する角部においては、凹凸領域40は形成されず、窪み20ssが形成されている。
図2に示すように、凹凸領域40は、3以上の波状帯部42、および、波状帯部42間にそれぞれ段差を形成する段差部44から形成される。
波状帯部42は、キャビティ部20(容器)の深さ方向(Z方向)と交差する方向(、X方向、Y方向)、すなわち、キャビティ部20の出口あるいは容器の開口の縁に沿う方向に、帯状に伸び、かつ、凹部42b及び凸部42dを周期的に繰り返す。波状帯部42の幅W(Z方向)は特に限定されないが、2〜10mmが好ましく、4〜7mmがより好ましい。それぞれの波状帯部42において、波状帯部の凸部42dの最高部42dmと、凹部42bの最深部42bmとの間の距離すなわち突出高さDは、特に限定されないが、0.5〜5mmが好ましく、2〜3mmがより好ましい。各波状帯部42間において、凹凸の周期は同一であることが好ましい。周期T(例えば、凸部の最高部42dm間の距離)は特に限定されないが、5〜20mmが好ましく、8〜12mmが好ましい。
波状帯部42の水平断面(XY断面)の形状の具体例は、正弦波等の波線、三角波などである。
複数の波状帯部42は、容器の深さ方向(Z方向)に互いに隣あって配置される。深さ方向に隣接する各一対の波状帯部42、42において、一方の波状帯部42の凹部42bと、他方の波状帯部42の凸部42dとが深さ方向(上下方向)に隣り合うように配置される。
また、深さ方向に隣接する各一対の波状帯部42、42において、深い側(下側)の波状帯部42の凹部42bの最深部42bmと、浅い側(上側)の波状帯部の凸部の最高部42dmとが、それぞれ段差無く接続している。
本実施形態では、上側の波状帯部42の下端と、下側の波状帯部42の上端との間に、それぞれ、容器の開口側(上側)に向いた面(好ましくは平面)である段差部44が形成される。すなわち、凹凸領域40は、波状帯部42及び段差部44から形成される。
なお、波状帯部42が、金型の深さ方向(抜き出し方向:Z方向)となす角度は、アンダーカットになる向きをマイナスとして、0°以上すなわちアンダーカットにならないことが好ましい。本実施形態では、0〜+5°とすることができ、0〜+2°とすることができる。
このような金型10は、図3,図4のようにして製造できる。例えば、公知の方法で形成したキャビティ部20の側面を、例えば略円筒形状のエンドミルA1で、図4のように波線状の軌跡R1で側面に沿って略一周移動させて切削し、これによって最上段の波状帯部42を形成する。次に、エンドミルA2で、軌跡R1とは逆の位相の波線状でかつ、得られる波状帯部42の凹部の最深部の位置が、上段側の波状帯部42の凸部の最高部の位置と重なるような軌跡R2で側面に沿って略一周移動させて切削を行えばよい。
また、エンドミル以外でも、波状帯部の形状に対応する表面形状を有する電極を用意し、この電極を金型の側面に近接させて放電加工する、いわゆる、型彫放電加工によっても製造できる。
続いて、上述の金型10を用いて容器を製造する方法について説明する。
まず、真空成型、又は、真空圧空成型を例示する。予め、上記金型10には、上下を貫通する微細な通気口が形成されている。そして、加熱された樹脂シートを金型の上面にかぶせ、キャビティ部20内を真空に引くことにより、樹脂シートを金型のキャビティ部の内面に沿うように変形させ、その後、冷却し、金型から容器を取り出せばよい。なお、真空引き時に、必用に応じて、さらに、樹脂シートの背面から圧力を掛けて樹脂シートをキャビティ部内部に押しつけるようにしてもよい。
樹脂の種類は特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリスチレン(例えば、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)など)、ポリエチレンテレフタレート(A(アモルファス)-PET等)が挙げられる。真空成型や真空圧空成型の場合の樹脂シートの厚みは、例えば、1mm以下とすることができ、0.5mm以上とすることができる。
得られた容器の例を、図5〜図7に示す。この容器は、金型のキャビティ部20に対応する皿部120と、金型の縁部30に対応する縁130を有する。皿部120の開口を取り囲む縁130の上には、金型の環状の突起32に対応して、凸条132が形成されている。皿部120は、金型10の底面部20b、側面部20s、斜面部20iに対応して、底面部120bと、側面部120s、及び、斜面部120iを有する。
底面部120bの中央部には凹凸が形成されていない一方、底面部120bの周辺部及び斜面部120iには、金型の窪み20bbに対応して、格子状の凸条120bbが形成されている。
側面部120sの最上部には、それぞれ、肩部122が形成されている。図7に示すように、肩部122は、アンダーカット形状の側面122a及び段差部122bから形成される。図5に示すように、側面部120s同士が接続する角部においては、肩部122に窪み122cが形成されており、これにより、この容器を重ね合わせる際に、縁130同士が所定の間隔で上下に離間される。
側面部120sは、肩部122の下に、凹凸領域140を有する。なお、二つの側面部120sが接合する角部においては、凹凸領域140は形成されず、窪み120ssが形成されている。
図6は容器の皿部の外面を下から見上げた一部破断斜視図である。図6に示すように、凹凸領域140は、金型の凹凸領域40に対応して、容器の側面の外面及び内面にそれぞれ形成されている。外面及び内面では、凹凸領域の形状は同様である。図6に示すように、凹凸領域140は、3以上の波状帯部142、および、波状帯部142間にそれぞれ段差を形成する段差部144から形成される。
波状帯部142は、皿部120の深さ方向(Z方向)と交差する方向(X方向、Y方向)、すなわち、容器の皿部120の開口の縁に沿う方向に、帯状に伸び、かつ、凹部142b及び凸部142dを周期的に繰り返す。波状帯部142の幅W(Z方向)は特に限定されないが、2〜10mmが好ましく、4〜7mmがより好ましい。それぞれの波状帯部142において、波状帯部の凸部142dの最高部142dmと、凹部142bの最深部142bmとの間の距離すなわち突出高さDは、特に限定されないが、0.5〜5mmが好ましく、2〜3mmmmがより好ましい。
なお、波状帯部142が、容器の深さ方向(抜き出し方向:Z方向)となす角度は、アンダーカットになる向きをマイナスとして、0°以上すなわちアンダーカットにならないことが好ましい。本実施形態では、0〜+5°とすることができ、0〜+2°とすることができる。
各波状帯部42間において、凹凸の周期は金型と同様に同一であることが好ましい。周期T(例えば、凸部142dの最高部142dm間の距離)は特に限定されないが、5〜20mmが好ましく、8〜12mmが好ましい。
なお、本実施形態の容器は、真空成型や真空圧空成型で作成しているため、凹凸領域140は、金型の凹凸領域40に比べて、波状帯部142と段差部144との間の角は丸みを帯びており、突出高さDは、金型のDに比べて通常小さくなる。
波状帯部142の水平断面形状の具体例は、金型と同様に、正弦波等の波線、三角波などである。複数の波状帯部142は、容器の深さ方向(Z方向)に互いに隣あって配置される。深さ方向に隣接する各一対の波状帯部142、142において、一方の波状帯部142の凹部142bと、他方の波状帯部142の凸部142dとが深さ方向(上下方向)に隣り合うように配置される。
また、深さ方向に隣接する各一対の波状帯部142、142において、深い側(下側)の波状帯部142の凹部142bの最深部142bmと、浅い側(上側)の波状帯部の凸部の最高部142dmとが、それぞれ段差無く接続している。
本実施形態では、容器の外面において、上側の波状帯部142の下端と、下側の波状帯部142の上端との間に、それぞれ、容器の下側に向いた段差部144が形成されている。すなわち、凹凸領域140は、波状帯部142及び段差部144から形成されている。
この容器の外面の凹凸形状は、ざる(籠)の網目に類似しており、商品に対して、よせ豆腐やおぼろ豆腐のような外観を与えることができる。また、特に第一実施形態では、金型10の凹凸領域40に、段差部がアンダーカットを有さない構造とすることができ、抜き出し性にも優れる。
このような容器には、公知の方法を用いて豆腐を密封できる。例えば、このような容器の皿部内に、豆腐(例えば、凝固済の豆腐を崩したもの)、又は豆腐原料(例えば、豆乳と凝固剤の混合物)を供給し、必用に応じて内容物に圧力を与えて、その後、皿部の上面を覆うようにフィルムを縁部に接着し、必用に応じて加熱をすることができる。なお、本実施形態では、容器の内面にも凹凸があるため、このような方法に依れば、容器内の豆腐の表面に、凹凸領域140に対応する凹凸形状が形成できる場合がある。また、予め適切な大きさにカットされた豆腐、例えば、直方体形状を、容器内に収容してシールしても良い。このような方法によれば、通常、豆腐の表面に特に凹凸形状は形成されない。
なお、上記実施形態では、凹型の内面に凹凸領域40が形成されており、それを用いて真空又は真空圧空成型することにより、容器の外面に凹凸領域140が形成されるが、凸型の表面に凹凸領域40が形成され、それを用いて真空又は真空圧空成型しても、容器の内面及び外面に凹凸領域140が形成されることとなる。すなわち、真空又は真空圧空成型の場合には凸型の表面も、容器の表面を成型する面となる。
続いて、別の方法で成型した容器の例を説明する。本実施形態では、射出成型により容器を成型する。射出成型をする場合には、容器の外面側を成型する雌型の表面に、上述の凹凸領域40が形成されていればよい。容器の内面を成型する雄形の表面に、上述の凹凸領域が形成されていることもできる。
射出成型によれば、成型品の表面形状を金型に忠実に合わせることができるため、図8、図9に示すように、金型の凹凸領域40とほぼ同様の波状帯部142及び段差部144を有する凹凸領域140を得ることができる。
ここで、雄型及び雌型の表面にそれぞれ凹凸領域40を形成した場合には、図8に示すように、容器100の両面に凹凸領域140が形成される。一方、雌型の表面のみに凹凸領域40を形成した場合には、図9に示すように、容器100の外面のみに凹凸領域140が形成される。
(第2実施形態)
続いて、図10を参照して、第2実施形態の金型10’について説明する。第一実施形態の金型10との相違点は、凹凸領域40の形状のみであるのでこれのみ説明する。
相違点は、第一実施形態の図2では、深さ方向に隣接する各一対の波状帯部42、42において、深い側(下側)の波状帯部42の凹部42bの最深部42bmと、浅い側(上側)の波状帯部の凸部の最高部42dmとが、それぞれ段差無く接続したのに対し、本実施形態では、深さ方向に隣接する各一対の波状帯部42、42において、深い側(下側)の波状帯部42の凹部42bの最深部42bmと、浅い側(上側)の波状帯部の凸部の最高部42dmとが、下向きの段差部46により接続されている点である。
すなわち、本実施形態では、凹凸領域40が、波状帯部42、上を向いた段差部44、及び、下を向いた段差部46により形成されている。
続いて、図11を参照して、第2実施形態に係る凹凸領域40を有する金型を用いて成型された容器100’を説明する。この容器100’は、凹凸領域40に応じた内面形状を有し、下向きの段差部46に由来する下向きの段差部146を有する。すなわち、凹凸領域140が、波状帯部142、上を向いた段差部144、及び、下を向いた段差部146により形成されている。それ以外の符号は、第一実施形態と同様である。
本実施形態でも、第一実施形態と同様の効果を奏する。なお、本実施形態の凹凸領域40には、アンダーカット構造があるため、金型は横方向に分割可能なものを用いることが好ましい。
本発明は上記実施形態に限定されず、様々な変形態様が可能である。たとえば、キャビティ部及び皿部内の空間の形状は、略直方体であるが、他の形状、例えば、略円板状、下向きドーム状などでも構わない。例えば、下向きドーム状などの場合には、波状帯部42(142)が、金型(容器)の深さ方向(抜き出し方向:Z方向)となす角度を、深い位置にある波状帯部ほどこの角度が+側(アンダーカットにならない側)に大きくなるようにすることができる。この場合、例えば、この角度を45°程度にまでしてもよい。
また、縁部30や縁130が無くても構わず、また、突起32、132も必須ではない。また、斜面部20i、120iも必須ではない。
また、上記実施形態では、金型における、容器の皿部の側面を成型する面にのみ凹凸領域40が形成されていたが、容器の皿部内の底面を成型する面などに、凹凸領域40が形成されていても良い。すなわち、金型における、容器の表面を成型する金型面の少なくとも一部に上記の凹凸領域40が形成されていればよい。同様に、上記実施形態では、成型される容器の皿部の側面にのみ凹凸領域140が形成されていたが、容器の皿部内の底面に、凹凸領域40が形成されていても良い。すなわち、容器の表面の少なくとも一部に上記の凹凸領域40が形成されていればよい。例えば、容器又は金型の外面の全面に、上記の凹凸領域が形成されていても良い。
また、上記実施形態では、容器を豆腐容器として使用しているが、食品容器であれば特に豆腐容器に限定されない。特に、和風の食品の容器であることが好ましく、例えば、和菓子、梅干しなどの漬け物、水、お茶などの飲料などの容器としても好適に使用できる。
20、20’…金型、40…凹凸領域、42…波状帯部、42b…凹部、42d…凸部、42bm…最深部、42dm…最高部、44…段差部、100、100’…容器、142…波状帯部、142b…凹部、142d…凸部、142bm…最深部、142dm…最高部、140…凹凸領域、144…段差部。

Claims (2)

  1. 容器の表面を成型する面の少なくとも一部が、
    3以上の波状帯部、および、前記波状帯部の間にそれぞれ段差を形成する段差部から形成された凹凸領域を有し、
    前記波状帯部は、前記容器の深さ方向と交差する方向に、帯状に伸び、かつ、凹部及び凸部を周期的に繰り返し、
    前記3以上の波状帯部は、前記容器の深さ方向に互いに隣あって配置され、
    前記深さ方向に隣接する各一対の前記波状帯部において、一方の波状帯部の凹部と、他方の波状帯部の凸部とが前記深さ方向に隣り合うように配置され、深い側の波状帯部の凹部の最深部と、浅い側の波状帯部の凸部の最高部とが、段差無く接続している、食品容器成型用金型。
  2. 容器の表面を形成する面の少なくとも一部が、
    3以上の波状帯部、および、前記波状帯部の間にそれぞれ段差を形成する段差部から形成された凹凸領域を有し、
    前記波状帯部は、前記容器の深さ方向と交差する方向に、帯状に伸び、かつ、凹部及び凸部を周期的に繰り返し、
    前記3以上の波状帯部は、前記容器の深さ方向に互いに隣あって配置され、
    前記深さ方向に隣接する各一対の前記波状帯部において、一方の波状帯部の凹部と、他方の波状帯部の凸部とが前記深さ方向に隣り合うように配置され、深い側の波状帯部の凹部の最深部と、浅い側の波状帯部の凸部の最高部とが、段差無く接続している、食品容器。
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