JP6053038B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、尿素SCRシステムが設けられている建設機械に関する。
昨今のディーゼルエンジンが搭載された油圧ショベル等の建設機械には、排気ガス規制に対応するために尿素SCRシステムが設けられている(例えば特許文献1参照)。この尿素SCRシステムは、尿素水を利用して排気ガス中の窒素酸化物を還元して排気ガスを浄化するものである。
また、この尿素SCRシステムは、尿素水噴射装置、尿素水噴射装置に接続された尿素水ポンプ、尿素水ポンプに接続された尿素水タンクを備えている。
この尿素SCRシステムによる排気ガスの浄化方法を説明する。尿素水ポンプは、尿素水タンクから尿素水を吸い上げて尿素水噴射装置に供給する。尿素水噴射装置は、尿素水ポンプから供給された尿素水を、エンジンの排気通路内に配置されたSCR触媒の前段側に噴射して、排気ガス中の窒素酸化物に尿素水を添加する。尿素水は排気ガスの熱により加水分解されてアンモニアが生成される。このアンモニアは、SCR触媒において窒素酸化物を無害な窒素に還元する。余剰のアンモニアは後段の酸化触媒により酸化されて無害な窒素と水になる。
特開2011−64134号公報
しかしながら、この従来技術による尿素水噴射装置と尿素水ポンプとを接続する尿素水供給管はエンジン室の周りに配索されるために以下の問題が生じる。
一般に、尿素水は約70℃で分解するのに対し、エンジン室内の温度は通常80℃〜90である。また、尿素水供給管の長さは一般的に長い。そのため、尿素水供給管を通る尿素水は、エンジン室内の熱の影響を受けて温度が上昇して分解するおそれがある。したがって、尿素SCRシステムの性能(排気ガスの浄化処理性能)が低下するおそれがある。
本発明は、以上の問題を鑑みて成されたものであり、尿素水噴射装置と尿素水ポンプとを接続する尿素水供給管を通る尿素水の温度上昇を防ぎ、尿素SCRシステムの性能低下を防止することができる建設機械を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のような建設機械を採用した。
本発明の建設機械は、尿素SCRシステムが設けられている建設機械において、
前記尿素SCRシステムを構成する尿素水タンクと尿素水ポンプをエンジンの左右一方側であってエンジン室の外側に配置すると共に前記尿素SCRシステムを構成する尿素水噴射装置を前記エンジンの左右他方側であって前記エンジン室内に配置し、前記尿素水噴射装置と前記尿素水ポンプとを接続する尿素水供給管を、前記エンジン室の後方側に配置されているカウンタウエイトの内部または上部に這わせて配索したことを特徴とする。
本発明の建設機械では、尿素水タンクと尿素水ポンプをエンジン室の外側に配置し、尿素水噴射装置と尿素水ポンプとを接続する尿素水供給管をカウンタウエイトの内部または上部に這わせて配索するようにした。これにより尿素水供給管はエンジン室から離れて位置するため、尿素水供給管を通る尿素水はエンジン室内の熱の影響を受けにくくなる。よって、本発明の建設機械は、尿素水供給管を通る尿素水の温度上昇を防ぐことができる。その結果、尿素SCRシステムの性能の低下を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態のホイール式油圧ショベルの左側面図である。 同実施の形態のホイール式油圧ショベルの後部の内部を示す平面図である。 同実施の形態の尿素SCRシステムの構成を示す図である。 同実施の形態の尿素水供給管の配索構造の説明図である。 本発明の第2の実施の形態のホイール式油圧ショベルにおける尿素水供給管の配索構造の説明図である。 本発明の第3の実施の形態のホイール式油圧ショベルにおける尿素水供給管の配索構造の説明図である。 本発明の第4の実施の形態のホイール式油圧ショベルの後部の内部を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態のホイール式油圧ショベルの後部の内部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すホイール式油圧ショベル1の左側面図である。以下の説明では、単に油圧ショベル1と称する。この油圧ショベル1は、走行体2と、走行体2上に旋回可能に設けられた旋回体3と、旋回体3の前側に設けられた掘削作業等を行う作業装置4とを備えている。
旋回体3上には、前側に運転室5が設けられ、後側に機械室6が設けられている。機械室6の後側にはカウンタウエイト7が設けられている。
図2に示すように、機械室6にはエンジン室ERが設けられている。このエンジン室ER内には、エンジン11、エンジン11に接続した油圧ポンプ(図示せず)およびファン12が設けられている。
さらに、エンジン室ER内には、熱交換器13がファン12と対向して配置されている。エンジン11と熱交換器13との間には、エンジン冷却水を循環する循環配管(図示せず)が接続されている。この循環配管やファン12および熱交換器13は、周知のようにエンジン11を冷却するエンジン冷却装置を構成している。
機械室6の上面には、熱交換器13のファン12と反対側になる位置に取入口(図示せず)が設けられている。エンジン11の排気側にはマフラ(図示せず)が取り付けられている。マフラには、排気管(図示せず)が機械室6の上面から突出して取り付けられている。さらに、機械室6の上面には、排気管の近傍に排出口(図示せず)が設けられている。
ここで、エンジン室ER内の基本的な動作を説明する。ファン12が駆動すると、外気が取入口からエンジン室ER内に流入して熱交換器13を通過する。熱交換器13はこの外気を利用して、循環配管内を通るエンジン冷却水を冷却する。エンジン11は、このエンジン冷却水により冷却される。熱交換器13を通過した外気は上昇してエンジン11側へ送られ、排出口から機械室6の外へ排出される。
また、機械室6には、尿素SCRシステム21が設けられている。この尿素SCRシステム21は、周知のように、排気ガス中の窒素酸化物を還元して排気ガスを浄化するものである。
図3に示すように尿素SCRシステム21は、尿素SCRシステム本体22(後処理装置)と、尿素SCRシステム本体22に尿素水を添加する尿素水添加装置23とを備えている。
尿素SCRシステム本体22は、エンジン11の排気通路11a内に上流側から順に配置された前段酸化触媒24、SCR触媒25、後段酸化触媒26を備えている。なお、前段酸化触媒24は必ずしも配置されなくても良い。
尿素水添加装置23は、尿素水タンク27、尿素水タンク27に尿素水供給管211で接続された尿素水ポンプ28、尿素水ポンプ28に尿素水供給管212で接続された尿素水噴射装置29を備えている。尿素水噴射装置29の噴射位置は、前段酸化触媒24とSCR触媒25との間に設定されている。
図2に示すように尿素水タンク27と尿素水ポンプ28は、エンジン11の左側(図2の上側)であってエンジン室ERの外側に配置されている。尿素水噴射装置29と尿素SCRシステム本体22は、エンジン11の右側(図2の下側)であってエンジン室ER内に配置されている。
ここで、尿素SCRシステム21による排気ガスの浄化方法を説明する。尿素水ポンプ28は、尿素水タンク27から尿素水を吸い上げて尿素水噴射装置29に供給する。尿素水噴射装置29は、尿素水ポンプ28から供給された尿素水を前段酸化触媒24とSCR触媒25との間に噴射する。
前段酸化触媒24は、エンジン11の排気ガス中の炭化水素と一酸化炭素を酸化して無害な二酸化炭素と水にする。前段酸化触媒24を通過した排気ガス中の窒素酸化物には、尿素水噴射装置29から噴射された尿素水が添加される。尿素水は排気ガスの熱により加水分解されてアンモニアが生成される。このアンモニアは、SCR触媒25において窒素酸化物を無害な窒素に還元する。余剰のアンモニアは後段酸化触媒26により酸化されて無害な窒素と水になる。
また、図2に示すように、尿素水ポンプ28と尿素水タンク27との間には、尿素水戻し管213が接続されている。この尿素水戻し管213は、尿素水ポンプ28から尿素水噴射装置29に供給されなかった(窒素酸化物の還元に使用されなかった)尿素水を尿素水タンク27に戻すために使用されるものである。
次に、尿素SCRシステム21の本発明にかかる構成について説明する。前述したように尿素水タンク27と尿素水ポンプ28は、エンジン11の左側であってエンジン室ERの外側に配置されている。また、尿素水噴射装置29と尿素水ポンプ28とを接続する尿素水供給管212は、エンジン室ERの後方側に配置されているカウンタウエイト7の内部に這わせて配索されている。この配索構造について図4を用いて以下に具体的に説明する。
図4の(a)〜(c)に示すように、カウンタウエイト7の前面7aには、尿素水供給管212をカウンタウエイト7の内部に這わせるための凹部71が設けられている。なお、カウンタウエイト7の前面7aとは、エンジン室ERと対向する側の面である。
この凹部71は左右に長く形成されている。凹部71の左右幅は、エンジン室ERの左右幅よりも長く設定されている。
また、図4の(b)〜(c)に示すように、尿素水供給管212は、供給管本体2121と、ポンプ側供給管2122と、噴射装置側供給管2123とを備えている。
供給管本体2121は、カウンタウエイトの凹部71に這わせる部分である。この供給管本体2121の長さは、凹部71に這わせた状態で両端側が凹部71から出るように設定されている。供給管本体2121の両端部にはそれぞれ接続部材2121aが設けられている。
ポンプ側供給管2122は、図2に示すように一端部が尿素水ポンプ28に接続されている。図4の(c)に示すようにポンプ側供給管2122の他端部には、接続部材2122aが設けられている。この接続部材2122aは、供給管本体2121の一端部側の接続部材2121aに着脱自在に接続するように構成されている。
噴射装置側供給管2123は、図2に示すように一端部が尿素水噴射装置29に接続されている。図4の(c)に示すように噴射装置側供給管2123の他端部には、接続部材2123aが設けられている。この接続部材2123aは、供給管本体2121の他端部側の接続部材2121aに着脱自在に接続するように構成されている。
上記の接続部材2122a、2122a、2123aとしては、油圧ホースに使用されるカプラ等が挙げられる。
また、図4の(c)に示すようにカウンタウエイト7の凹部71には、供給管本体2121を這わせた状態で、供給管本体2121の上から断熱材72が嵌め込まれている。
次に、尿素水供給管212の配索方法について説明する。
(1)旋回体3上の所定の位置に、尿素SCRシステム21の各種機器を組み付ける。
(2)尿素水ポンプ28に、ポンプ側供給管2122の一端部を接続する。尿素水噴射装置29に、噴射装置側供給管2123の一端部を接続する。
(3)カウンタウエイト7の凹部71に供給管本体2121を這わせて配置し、供給管本体2121を凹部71に固定部材(図示せず)で固定する。
(4)凹部71に断熱材72を供給管本体2121の上から嵌め込む。
(5)カウンタウエイト7を旋回体3上に組み付ける。
(6)供給管本体2121の両接続部材2121a,2121aに、ポンプ側供給管2122の接続部材2122aと、噴射装置側供給管2123の接続部材2123aをそれぞれ接続する。
この結果、尿素水供給管212は、カウンタウエイト7の内部に這わせて配索されて尿素水噴射装置29と尿素水ポンプ28とを接続した状態になる。
以上、説明したように本実施の形態の油圧ショベル1では、尿素水タンク27と尿素水ポンプ28をエンジン室ERの外側に配置し、尿素水噴射装置29と尿素水ポンプ28とを接続する尿素水供給管212をカウンタウエイト7の内部に這わせて配索した。
このようにして尿素水供給管212を配索することにより、尿素水供給管212は従来よりもエンジン室ERから離れて位置することになる。そのため、尿素水供給管212を通る尿素水は、エンジン室ER内の熱の影響を受けにくくなる。よって、本実施の形態の油圧ショベル1は、尿素水供給管212を通る尿素水の温度上昇を防ぐことができる。その結果、尿素SCRシステムの性能の低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態の油圧ショベル1では、カウンタウエイト7の前面7aに、尿素水供給管212を這わせるための凹部71を設けた。これにより、尿素水供給管212をカウンタウエイト7の内部に容易に這わせることが可能になる。よって、本実施の形態の油圧ショベル1は、尿素水供給管212の配索作業の作業効率を上げることができる。
さらに、本実施の形態の油圧ショベル1では、カウンタウエイト7の凹部71に這わせた尿素水供給管212の上に断熱材72を配置した。これにより尿素水供給管212は、断熱材72によりエンジン室ER内の熱の影響をさらに受けにくくなる。よって、本実施の形態の油圧ショベル1は、尿素水供給管212を通る尿素水の温度上昇を確実に防ぐことができ、尿素SCRシステムの性能の低下を確実に防ぐことができる。
さらに、本実施の形態の油圧ショベル1では、尿素水供給管212を3本の管(供給管本体2121、ポンプ側供給管2122、噴射装置側供給管2123)に分けて、接続部材2121a、2122a、2123aで接続するようにした。
したがって、尿素水供給管212をエンジン室ER内の各種機器と干渉せずに配索することが可能になる。よって、本実施の形態の油圧ショベル1は、尿素水供給管212の配索作業の作業効率をさらに上げることができる。
なお、本実施の形態では、カウンタウエイト7の凹部71に這わせた尿素水供給管212の上に断熱材72を配置したが、断熱材72に替えて、左右側に挿通口が形成された蓋体で凹部71を覆うように配置しても良い。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態の油圧ショベルにおける尿素水供給管212の配索構造の説明図である。本実施の形態において第1の実施の形態と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態では、尿素水供給管212の供給管本体2121をカウンタウエイト107の内部に這わせるために、カウンタウエイト107の前面107aから内部にかけて、供給管本体2121の配索用通路171が設けられている。
この配索用通路171はU字状に形成されており、両端が前面107aに位置している。前面107aには、配索用通路171の両端となる挿通口171a,171aが左右に離れて設けられている。
挿通口171a,171a間の長さ(配索用通路171の左右幅)は、エンジン室ER(図2参照)の左右幅よりも長く設定されている。さらに、配索用通路171の長さは、供給管本体2121を通したときに両端側が挿通口171a,171aから出るように設定されている。
次に、尿素水供給管212の配索方法を下記に説明する。なお、(1)〜(2)と(4)〜(5)の作業は、第1の実施の形態で説明した(1)〜(2)と(5)〜(6)の作業と同様である。
(1)旋回体3上の所定の位置に、尿素SCRシステム21の各種機器を組み付ける。
(2)尿素水ポンプ28に、ポンプ側供給管2122の一端部を接続する。尿素水噴射装置29に、噴射装置側供給管2123の一端部を接続する。
(3)カウンタウエイト107の配索用通路171に供給管本体2121を通す。
(4)カウンタウエイト107を旋回体3上に組み付ける。
(5)供給管本体2121の両接続部材2121a,2121に、ポンプ側供給管2122の接続部材2122aと、噴射装置側供給管2123の接続部材2123aをそれぞれ接続する。
この結果、尿素水供給管212は、カウンタウエイト107の内部に這わせて配索されて尿素水噴射装置29と尿素水ポンプ28とを接続した状態になる。
以上、説明したように本実施の形態の油圧ショベルでは、第1の実施の形態と同様、尿素水供給管212をカウンタウエイト107の内部に這わせて配索するようにしたので、尿素水供給管212を通る尿素水は、エンジン室ER内の熱の影響を受けにくくなる。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212を通る尿素水の温度上昇を防ぐことができ、尿素SCRシステムの性能の低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態の油圧ショベル1では、カウンタウエイト107の内部に尿素水供給管212を這わせるための配索用通路171を設けた。これにより、尿素水供給管212をカウンタウエイト107の内部に容易に這わせることが可能になる。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212の配索作業の作業効率を上げることができる。
さらに、この配索用通路171により、尿素水供給管212の大部分(供給管本体2121)はカウンタウエイト107で保護される。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212の外部からの損傷を防ぐことができる。
さらに、本実施の形態の油圧ショベルでは、第1の実施の形態と同様に尿素水供給管212を3本の管に分けて接続部材2121a、2122a、2123aで接続するようにした。これにより、尿素水供給管212をエンジン室ER内の各種機器と干渉せずに配索することが可能になる。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212の配索作業の作業効率をさらに上げることができる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態の油圧ショベルにおける尿素水供給管212の配索構造の説明図である。本実施の形態において第1の実施の形態と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態では、尿素水供給管212の供給管本体2121をカウンタウエイト207の上部に這わせるために、カウンタウエイト207の上面207aに、供給管本体2121を通す配索用パイプ271が取り付けられている。
この配索用パイプ271はU字状に形成されており、両端が上面207aの前端に位置している。配索用パイプ271の左右幅は、エンジン室ER(図2参照)の左右幅よりも長く設定されている。さらに、配索用パイプ271の長さは、供給管本体2121を通したときに両端側が配索用パイプ271の両端から出るように設定されている。
次に、尿素水供給管212の配索方法を下記に説明する。なお、(1)〜(2)と(5)〜(6)の作業は、第1の実施の形態で説明した(1)〜(2)と(5)〜(6)の作業と同様である。
(1)旋回体3上の所定の位置に、尿素SCRシステム21の各種機器を組み付ける。
(2)尿素水ポンプ28に、ポンプ側供給管2122の一端部を接続する。尿素水噴射装置29に、噴射装置側供給管2123の一端部を接続する。
(3)配索用パイプ271に供給管本体2121を通す。
(4)配索用パイプ271をカウンタウエイト207の上面207aに取り付ける。
(5)カウンタウエイト207を旋回体3上に組み付ける。
(6)供給管本体2121の両接続部材2121a,2121に、ポンプ側供給管2122の接続部材2122aと、噴射装置側供給管2123の接続部材2123aをそれぞれ接続する。
この結果、尿素水供給管212は、カウンタウエイト207の上部(上面207a)に這わせて配索されて尿素水噴射装置29と尿素水ポンプ28とを接続した状態になる。
以上、説明したように本実施の形態の油圧ショベルでは、第1の実施の形態や第2の実施の形態と異なり、尿素水供給管212をカウンタウエイト207の上部に這わせて配索するようにした。
このようにして尿素水供給管212を配索した場合でも、尿素水供給管212は従来よりもエンジン室ERから離れて位置することになるため、尿素水供給管212を通る尿素水はエンジン室ER内の熱の影響を受けにくくなる。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212を通る尿素水の温度上昇を防ぐことができ、尿素SCRシステムの性能の低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態の油圧ショベルでは、カウンタウエイト207の上面207aに尿素水供給管212を這わせるための配索用パイプ271を設けた。これにより、尿素水供給管212をカウンタウエイト207の上面207aに容易に這わせることが可能になる。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212の配索作業の作業効率を上げることができる。
さらに、この配索用パイプ271により、尿素水供給管212の大部分(供給管本体2121)は配索用パイプ271で保護される。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212の外部からの損傷を防ぐことができる。
さらに、本実施の形態の油圧ショベルでは、第1の実施の形態と同様に尿素水供給管212を3本の管に分けて接続部材2121a、2122a、2123aで接続するようにした。これにより、尿素水供給管212をエンジン室ER内の各種機器と干渉せずに配索することが可能になる。よって、本実施の形態の油圧ショベルは、尿素水供給管212の配索作業の作業効率をさらに上げることができる。
なお、カウンタウエイト207の上面207aに供給管本体2121を這わせる他の方法としては、上面207aに配索用パイプ271と同様の凹部を設け、この凹部に供給管本体2121を這わせた後、カバーを被せるようにしても良い。この場合でも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態を示す油圧ショベル401(ホイール式油圧ショベル)の後部の内部を示す斜視図である。本実施の形態において第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態の油圧ショベル401は、送風装置411を備えている。この送風装置411は、カウンタウエイト107で尿素水供給管212を這わせている配索用通路171(配索部分)に、尿素水供給管212を冷却するための冷却風を当てるものである。
この送風装置411は、配索用通路171の挿通口171aへ向けて送風方向が設定されており、この状態でカウンタウエイト107の前面107aに固定部材412により固定されている。
以上のように構成されている送風装置411は、駆動すると冷却風を発生する。この冷却風は挿通口171aから配索用通路171内に入り、配索用通路171内の尿素水供給管212を冷却する。よって、本実施の形態の油圧ショベル401は、この送風装置411を使用することにより、尿素水供給管212を通る尿素水の温度上昇を確実に防ぐことができ、尿素SCRシステムの性能の低下を確実に防ぐことができる。
(第5の実施の形態)
図8は、本発明の第5の実施の形態の油圧ショベル501(ホイール式油圧ショベル)の後部の内部を示す斜視図である。本実施の形態において第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様な部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態の油圧ショベル501は、第4の実施の形態と同様に、カウンタウエイト107の配索用通路171に冷却風を当てる送風装置を備えている。
本実施の形態では、送風装置が、冷却風を発生する送風装置本体であるファン12(図2参照)と、冷却風を配索用通路171へ導くガイド部材511とを備えている。
ガイド部材511は板状に形成され、且つ、L字状に折り曲げられて形成されている。さらにガイド部材511は、外側面511aを熱交換器13の方に向けて配置され、一端がカウンタウエイト107の前面107aに固定されている。
以上のように構成されている送風装置は、ファン12が駆動すると、前述したように外気が取入口からエンジン室ER内に流入する。これにより冷却風が発生する。この冷却風の一部は、ガイド部材511により挿通口171aへ導かれて配索用通路171内に入り、配索用通路171内の尿素水供給管212を冷却する。
よって、本実施の形態の油圧ショベル501は、この送風装置を使用することにより尿素水供給管212を通る尿素水の温度上昇を確実に防ぐことができ、尿素SCRシステムの性能の低下を確実に防ぐことができる。
さらに、本実施の形態の送風装置においては、送風装置本体として既存のファン12を使用したので、第4の実施の形態のように新たに送風装置411を使用する場合に比べて設備コストの低減化を図ることができる。
以上、本発明にかかる実施の形態を例示したが、上記の実施の形態は本発明の内容を限定するものではない。また、本発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、第4の実施の形態や第5の実施の形態では、第2の実施の形態のカウンタウエイト107に送風装置を適用した例を示したが、第1の実施の形態のカウンタウエイト7や第3の実施の形態のカウンタウエイト207に送風装置を適用しても良い。これらの場合は、凹部71や配索用パイプ271が、カウンタウエイト7、207で尿素水供給管212を這わせている配索部分となる。また、第4の実施の形態において、送風装置411の他に第5の実施の形態のようにガイド部材を配置しても良い。
1 ホイール式油圧ショベル(建設機械)
7 カウンタウエイト
7a カウンタウエイトの前面
11 エンジン
12 ファン(送風装置本体)
21 尿素SCRシステム
27 尿素水タンク
28 尿素水ポンプ
29 尿素水噴射装置
71 凹部(配索部分)
107 カウンタウエイト
107a カウンタウエイトの前面
171 配索用通路(配索部分)
207 カウンタウエイト
207a カウンタウエイトの上面
212 尿素水供給管
271 配索用パイプ(配索部分)
401 ホイール式油圧ショベル(建設機械)
411 送風装置
501 ホイール式油圧ショベル(建設機械)
511 ガイド部材
2121 供給管本体
2121a 接続部材
2122 ポンプ側供給管
2122a 接続部材
2123 噴射装置側供給管
2123a 接続部材
ER エンジン室

Claims (5)

  1. 尿素SCRシステムが設けられている建設機械において、
    前記尿素SCRシステムを構成する尿素水タンクと尿素水ポンプとがエンジンの左右一方側であってエンジン室の外側に配置されると共に前記尿素SCRシステムを構成する尿素水噴射装置前記エンジンの左右他方側であって前記エンジン室内に配置されており、
    前記尿素水噴射装置と前記尿素水ポンプとを接続する尿素水供給管、前記エンジン室の後方側に配置されているカウンタウエイトの内部に設けられた凹部に該尿素水供給管の両端側が出るように這わせられており、
    前記凹部は前記尿素水供給管が這わせられた状態で左右側に挿通口が形成されて蓋体により覆われており、
    前記挿通口から前記凹部の前記尿素水供給管を這わせている配索部分に前記尿素水供給管を冷却するための冷却風を当てる送風装置が備えられている
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記尿素水供給管は、前記カウンタウエイトの内部に這わせる供給管本体と、前記尿素水ポンプに一端部が接続されたポンプ側供給管と、前記尿素水噴射装置に一端部が接続された噴射装置側供給管とを備え、
    前記供給管本体の両端部にはそれぞれ接続部材が設けられ、前記ポンプ側供給管の他端部には、前記供給管本体の一端部側の前記接続部材に着脱自在に接続する接続部材が設けられ、前記噴射装置側供給管の他端部には、前記供給管本体の他端部側の前記接続部材に着脱自在に接続する接続部材が設けられていることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建設機械において、
    前記蓋体は、断熱材であることを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の建設機械において、
    前記送風装置は、前記挿通口へ向けて送風方向が設定されて前記カウンタウエイトに固定部材により固定されていることを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の建設機械において、
    前記送風装置は、前記エンジンに接続されたファンと、前記冷却風を前記配索部分へ導くガイド部材とにより構成されることを特徴とする建設機械。
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