JP6052386B2 - 通信装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
近年、複数のモバイル機器を一緒に充電することが可能な充電装置が実用化されている。このような充電装置の一例として、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の充電装置は、載置面に載置された端末の位置や載置した順番に応じて、発光対象となる発光体LED(Light Emitting Diode)を選択して、特定の発光色と点滅パターンで発光させ、さらには、端末の発光体LEDも特定の発光色と点滅パターンで発光させる。
上記特許文献1の充電装置は、充電装置に載置される複数の端末の載置状況をユーザに対して適切に認識させることができる。
特開2011−55669号公報
ところで、このような複数端末を載置する充電装置の利用シーンを考えると、ある施設等において、他者の端末と一緒に充電装置に端末を載置して充電を行うことが想定される。このような場合、自分の端末からの出力情報を他者の目にさらすことになってしまう可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、秘匿情報の漏洩を防止する制御装置、その制御方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の通信装置は、
充電台に載置されることで充電を行う通信装置であって、
他装置が当該充電台上で充電中である、または当該充電台上で充電終了していることを示す情報を取得する充電情報取得手段と、
前記情報を取得すると、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う制御手段と、を備える。
また、本発明の第2の通信装置は、
充電台に載置されることで充電を行う通信装置であって、
当該充電台に載置されている他装置のユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
前記他装置のユーザ情報が当該通信装置のユーザ情報と異なる場合、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う制御手段と、を備える。
本発明の第1の通信装置の制御方法は、
充電台に載置されることで充電を行う通信装置が、
他装置が当該充電台上で充電中である、または当該充電台上で充電終了していることを示す情報を取得し、
前記情報を取得すると、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う、ことを含む。
本発明の第2の通信装置の制御方法は、
充電台に載置されることで充電を行う通信装置が、
当該充電台に載置されている他装置のユーザ情報を取得し、
前記他装置のユーザ情報が当該通信装置のユーザ情報と異なる場合、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う、ことを含む。
本発明の第1のコンピュータプログラムは、
充電台に載置されることで充電を行う通信装置を実現するコンピュータに、
他装置が当該充電台上で充電中である、または当該充電台上で充電終了していることを示す情報を取得する手順、
前記情報を取得すると、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う手順、を実行させる。
本発明の第2のコンピュータプログラムは、
充電台に載置されることで充電を行う通信装置を実現するコンピュータに、
当該充電台に載置されている他装置のユーザ情報を取得する手順、
前記他装置のユーザ情報が当該通信装置のユーザ情報と異なる場合、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う手順、を実行させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の制御方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の制御方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の制御方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、秘匿情報の漏洩を防止する制御装置、その制御方法、およびプログラムが提供される。
本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の制御装置の利用シーンを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置を実現するスマートフォンの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置が参照する秘匿情報設定テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置における出力の指向性の制御方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の構成の一部を示す部分機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置における秘匿情報の表示出力の制御の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置における出力の指向性の制御方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第1制御装置および第2制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る第1制御装置および第2制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る第1制御装置および第2制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な要部構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る制御装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置100は、被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する検出部102と、検出部102により検出される前記状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する制御部104と、を備える。
本発明の制御装置が充電台との通信可能な状態を検出する被給電体としては、スマートフォン、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット端末、ノートパソコン、ゲーム機、オーディオ機器、デジタルカメラ、またはその他の電子機器等を対象とすることができる。さらに、本発明の制御装置が充電台との通信可能な状態を検出する被給電体としては、電気自動車(EV:Electric Vehicle)等も対象とすることができる。
また、上記被給電体は、制御対象の自被給電体を少なくとも1つ含み、さらに、自被給電体とは別の、制御対象ではない他被給電体を含んでもよい。
本発明の制御装置は、被給電体、充電台、および他の制御装置(たとえば、パーソナルコンピュータ)のうちの少なくともいずれか1つ、または、これらの組み合わせにより実現することができる。後述するように、本発明の制御装置は、被給電体、充電台、および他の制御装置のうちの少なくともいずれか1つに含まれる任意のコンピュータにおいて、各コンピュータのCPU(Central Processing Unit)が、本発明の制御装置の各機能に対応するコンピュータプログラムを実行することによって、単体のコンピュータまたは複数のコンピュータのハードウェアとの組み合わせにより実現することができる。また、本発明の制御装置は、少なくとも1つのチップや装置として実現されてもよく、さらに、被給電体、充電台、および他の制御装置の少なくともいずれか1つに装着するような形態で実現されてもよい。
本実施の形態の制御装置100の各構成要素は、CPU、メモリ、メモリにロードされた図1の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納する記憶装置、通信用インタフェース、を備える上述した任意のコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図1は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
本実施の形態の制御装置100では、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラムに対応する各種の処理動作を被給電体のコンピュータが実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。また、被給電体は、制御対象の自被給電体および制御対象でない他被給電体の少なくともいずれかとすることができる。
なお、上述したように、複数のコンピュータ、たとえば、被給電体と充電台で機能を分担して本発明の制御装置を実現させることもできる。
本実施形態のコンピュータプログラムは、制御装置100を実現させるためのコンピュータに、被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する手順、検出する手順により検出される状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する手順、を実行させるように記述されている。
本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
上述のような構成において、本発明の実施の形態に係る制御装置100の制御方法を以下に説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る制御装置100の制御方法は、制御装置100が、被給電体における充電台と通信可能な状態を検出し(ステップS101)、検出される状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する(ステップS103)。
詳細には、本実施形態の制御装置100において、検出部102が、被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する(ステップS101)。そして、制御部104が、ステップS101で検出される状態に基づいて、被給電体の秘匿情報の出力を制御する(ステップS103)。たとえば、自被給電体に着信があった場合に、ステップS101で、検出部102により自被給電体と充電台との通信可能な状態が検出されている場合には、ステップS103で、制御部104が、着信音の出力を停止する制御を行う。
以上説明したように、本発明の実施の形態の制御装置100によれば、被給電体における充電台と通信可能な状態を検出し、検出される状態に基づいて、自被給電体の秘匿情報の出力を制御することで、たとえば、充電台に自被給電体が載置されている時、秘匿情報の出力を停止する等の制御を行うことができるので、たとえ充電台に自被給電体を放置していても秘匿情報の漏洩を防止することができる。あるいは、自被給電体の秘匿情報の音声出力を制御することで、自被給電体の秘匿情報を用いた報知音の出力などにより、他者に迷惑をかける可能性が低くすることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の制御装置を、被給電体であるスマートフォンにより実現する実施形態について説明する。なお、本実施形態では、被給電体であるスマートフォンにより制御装置200が実現される例について説明するが、上述したように、本発明はこれに限定されない。
図3は、本発明の実施の形態に係る制御装置200の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置200は、上記実施形態の制御装置100とは、自被給電体における充電台と通信可能な状態に加え、自被給電体とは別の他被給電体における充電台と通信可能な状態を検出し、自被給電体と他被給電体の状態に基づいて、自被給電体の秘匿情報の出力を制御する点で相違する。
本発明の実施の形態に係る制御装置200は、被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する検出部202と、検出部202により検出される状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する制御部204と、を備える。検出部202は、被給電体の状態として、制御対象の自被給電体における充電台と通信可能な状態に加え、自被給電体とは別の他被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する。制御部204は、検出部202により検出される自被給電体および他被給電体の状態に基づいて、自被給電体の秘匿情報の出力を制御する。
図4は、本発明の制御装置200の利用シーンを説明するための図である。
本発明の制御装置200は、たとえば、被給電体(自被給電体210、他被給電体212)として、スマートフォン等の通信端末を、充電台3の上に載置して充電を行う時、自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する。たとえば、上記実施形態では、充電台3上に、自被給電体210のみが載置されている場合も含んでいるが、本実施形態では、充電台3上に、自被給電体210と、自被給電体210とは別の他被給電体212との両方が少なくとも載置されている場合を想定している。
いずれの場合も、たとえば、自宅、勤務先、または公共の場等に設けられた充電台3に、自分の自被給電体210を載置して充電を行うような利用シーンを想定すると、自被給電体210が、自分から離れて、他者の目に触れる場所に放置されていることになる。特に、図4の例のように、複数の被給電体が同じ面上にかつ、各ディスプレイを上にして載置された場合、周囲に各被給電体のユーザが存在し、かつ、他のユーザから自被給電体210のディスプレイ画面が見られやすい環境が想定される。
そのような状況下で着信があった場合に、自被給電体210の着信音や着信画像や着信の発信元等の秘匿情報が、他者の目に晒されることになるが、そのような秘匿情報は他者に知られたくない場合も考えられる。また、自被給電体210の着信音等の報知音等の出力により、他者に迷惑をかける恐れもある。
本発明の制御装置200は、自被給電体210を携帯せず、充電台3により充電している状況において、自被給電体210の秘匿情報の漏洩を防止するとともに、さらに、自被給電体210の秘匿情報を用いた報知音等の出力により、充電台3の周囲に居る他者に迷惑をかける可能性を低くすることができる。
本発明において、充電台3は、被給電体と接触または非接触で通信し、被給電体のバッテリを充電する。
また、本発明において、充電台3は、1台である必要はなく、近隣の複数の充電台3であってもよい。
また、本実施形態の制御装置200において、検出部202は、同じ充電台3または近隣の充電台3に載置または接続されている、複数の被給電体(制御対象の自被給電体210または自被給電体210とは別の他被給電体212を含む)における、当該充電台3と通信可能な状態を検出する。
図4の例では、充電台3は、被給電体を載置する一面を有する構成としているが、これに限定されるものではなく、クレードル型、充電端子接続型等、他の形態であってもよい。
本実施形態において、制御装置200は、自被給電体210であるスマートフォンにより実現されるものとする。
図5は、本発明の実施の形態に係る制御装置200を実現するスマートフォン10の構成を示すブロック図である。また、本実施形態では、他被給電体212もスマートフォンであり、図5と同様な構成を有するものとする。
図5に示すように、本実施形態のスマートフォン10は、CPU12と、メモリ14と、I/O(Input/Output)16と、通信制御部18と、操作部22と、操作受付部24と、表示部26と、表示制御部28と、スピーカ32と、マイク34と、音声制御部36と、充電制御部52と、を備える。
CPU12は、スマートフォン10の各要素とバス40を介して接続され、各要素とともにスマートフォン10全体を制御する。メモリ14は、スマートフォン10を動作させるためのプログラムや、そのプログラムが動作する際に使用する各種設定データ、アプリケーションデータ等を含むユーザデータを記憶するとともに、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を有する。I/O16は、スマートフォン10のCPU12と各要素とのバス40を介した入出力を制御する。
本実施形態では、スマートフォン10は、通信手段として、アンテナ19を介して、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN(Local Area Network)通信(所謂Wi−Fi)が可能な他の通信装置と無線LAN通信を行う通信制御部18を備える。通信制御部18は、中継局(不図示)を介して他の通信装置と通信してもよい。さらに、スマートフォン10は、他の通信手段により、基地局(不図示)を介して携帯通信網(不図示)に接続でき、通話等の機能を有してもよい。また、スマートフォン10は、他の通信手段、たとえば、非接触IC(Integrated Circuit)カード通信部、Bluetooth(登録商標)通信部、または赤外線通信部等を備えてもよい。
操作部22は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッド、タッチパネルなどを含む。操作受付部24は、ユーザによる操作部22の操作を受け付け、CPU12に通知する。表示部26は、LED(Light Emitting Diode)表示器や、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。表示制御部28は、CPU12からの指示に従い、表示部26に各種画面表示を行う。
スマートフォン10の場合、操作部22の少なくとも一部は表示部26と一体でタッチパネルユニット30により構成される。
音声制御部36は、CPU12からの指示に従い、スピーカ32またはマイク34、あるいは、外部の音響デバイスとの音声入出力を制御する。
充電制御部52は、スマートフォン10に電源を供給するバッテリ50の充電を制御する。充電制御部52は、充電台3と端子54を介して通信を行い、たとえば、充電台3からの電圧供給を受けてバッテリ50を充電する。スマートフォン10と充電台3との間の通信は、接触または非接触のいずれでもよく、特に限定されない。図5では、端子54は、スマートフォン10の外面に露出した形態で設けられる構成であるが、他の形態では、スマートフォン10の内部に設けられ、非接触で充電台3と通信する構成でもよい。
本実施形態の制御装置200の各構成要素は、CPU12、メモリ14、メモリ14にロードされる図3の構成要素を実現するプログラム42、ネットワーク接続用インタフェース(I/O16)を備える任意のコンピュータ(スマートフォン10)のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。図3は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
図3の制御装置200の各構成要素は、本実施形態のスマートフォン10等の自被給電体210を制御するオペレーティングシステム、ドライバ、および、スマートフォン10が実行するアプリケーション等の少なくともいずれかのソフトウェアまたは、スマートフォン10を構成するハードウェアと前記ソフトウェアとの協働によって実現することができる。あるいは、上述したように、制御装置200は、充電台3、または他の制御装置、たとえば、パーソナルコンピュータ等を制御するオペレーティングシステム、ドライバ、および、充電台3または他の制御装置が実行するアプリケーション等の少なくともいずれかのソフトウェアまたは、充電台3、または他の制御装置を構成するハードウェアと前記ソフトウェアとの協働によって実現することもできる。また、制御装置200は、少なくとも1つのチップや装置として実現されてもよく、さらに、被給電体、充電台、および他の制御装置の少なくともいずれか1つに装着するような形態で実現されてもよい。
本実施の形態の制御装置200では、本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42に対応する各種の処理動作を自被給電体210であるスマートフォン10のCPU12が実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラム42は、被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)における充電台3と通信可能な状態を検出する手順、検出する手順により検出される状態に基づいて、制御対象の自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されていて、さらに、被給電体の状態として、制御対象の自被給電体210における充電台3と通信可能な状態に加え、自被給電体210とは別の他被給電体212における充電台3と通信可能な状態を検出する手順、検出される自被給電体210および他被給電体212の状態に基づいて、自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する手順、をコンピュータ(スマートフォン10のCPU12)に実行させるように記述されている。
本実施形態の制御装置200において、検出部202は、スマートフォン10の充電制御部52から、充電台3と通信可能な状態を検出する。あるいは、充電台3がスマートフォン10の通信制御部18と通信可能な通信手段を備えている構成においては、検出部202は、スマートフォン10の通信制御部18から、充電台3と通信可能な状態を検出してもよい。
本発明において、自被給電体210が充電台3と通信可能な状態とは、充電台3と自被給電体210が接触または非接触で通信を行うことができる状態にあり、充電台3により自被給電体210が充電中または充電可能な状態にあることを言う。さらに、自被給電体210における充電台3による充電可能な状態とは、たとえば、自被給電体210が充電台3による充電を完了した状態、または、自被給電体210に、充電停止が設定されている状態を言う。
本実施形態では、自被給電体210および他被給電体212が充電台3に載置されると、それぞれ充電台3と通信可能な状態になる。
自被給電体210および他被給電体212の通信可能な状態を検出するための情報を検出部202が取得する方法としては、たとえば、以下の方法が考えられる。ここでは、検出部202が自被給電体210により構成されている場合について、説明する。
(a1)自被給電体210の充電制御部52または通信制御部18から、自被給電体210と充電台3との通信可能な状態か否かを示す情報を取得する。
(a2)充電台3から、自被給電体210の充電制御部52または通信制御部18を介して、充電台3と自被給電体210との間、および充電台3と他被給電体212との間の通信可能な状態か否かを示す情報を取得する。
(a3)他被給電体212から、自被給電体210の通信制御部18を介して、他被給電体212と充電台3との間の通信可能な状態か否かを示す情報を取得する。
上記において、自被給電体210または他被給電体212と充電台3との通信可能な状態か否かを示す情報とは、たとえば、(b1)自被給電体210または他被給電体212が充電中であることを示す情報、(b2)自被給電体210または他被給電体212が満充電で充電を終了していることを示す情報、および、(b3)自被給電体210または他被給電体212が充電台3と任意の通信手段により通信可能な状態であり、かつ、充電中か満充電かに関わらず、充電停止が設定されていることを示す情報、の少なくともいずれか、または、これらの組み合わせである。
本実施形態では、検出部202は、自被給電体210であるスマートフォン10により実現される構成としているので、自被給電体210の状態を示す情報を、たとえば、スマートフォン10の充電制御部52、または、充電台3と通信する任意の通信手段(たとえば、通信制御部18または充電制御部52)を介して検出部202が取得することができる。また、他被給電体212の状態を示す情報を、検出部202は、充電台3または他被給電体212から取得する。充電台3から取得する場合は、検出部202は、充電台3と通信する任意の通信手段(たとえば、通信制御部18または充電制御部52)を介して他被給電体212の状態を示す情報を取得できる。他被給電体212から取得する場合は、検出部202は、他被給電体212と通信する任意の通信手段(たとえば、通信制御部18)を介して他被給電体212の状態を示す情報を取得できる。
あるいは、インターネット等のネットワークを介して、自被給電体210、他被給電体212および充電台3の少なくともいずれか、またはそれぞれが充電台3と通信可能な状態を、サーバに通知またはサーバが収集する構成としてもよい。検出部202は、通信制御部18によりサーバにネットワークを介してアクセスし、これらの情報を取得してもよい。
検出部202が、自被給電体210、他被給電体212、または充電台3から上記情報を取得するタイミングは、定期的または任意のタイミング等、様々考えられる。検出部202が、定期的または任意のタイミングで、自被給電体210、他被給電体212または充電台3に対して情報を要求して取得もよいし、自被給電体210、他被給電体212または充電台3から、たとえば、自被給電体210または他被給電体212における充電開始時や充電終了時等に出力された情報を受信した時に取得してもよい。あるいは、秘匿情報の出力が必要になる場合に出力前等にそれぞれの情報を要求して取得もよい。
検出部202は、このようにして取得した情報に基づいて、自被給電体210または他被給電体212と充電台3との通信可能な状態を検出することができる。
また、他の実施形態において、検出部202が充電台3により実現される場合、自被給電体210または他被給電体212と充電台3との通信可能な状態を示す情報を、充電台3の充電手段または通信手段から、検出部202は取得することができる。充電台3は、定期的または任意のタイミングで、自被給電体210または他被給電体212に対して、情報を要求して取得してもよいし、自被給電体210または他被給電体212から、たとえば、自被給電体210または他被給電体212における充電開始時や充電終了時等に出力された情報を受信した時に取得してもよい。あるいは、自被給電体210において秘匿情報の出力が必要になる場合に出力前等に、自被給電体210から出力された情報を受信してもよいし、自被給電体210からの要求を受けて、自被給電体210または他被給電体212に対して、情報を要求して取得してもよい。
また、本実施形態の制御装置200において、制御部204は、スマートフォン10の表示制御部28または音声制御部36による秘匿情報の出力を制御する。
本発明において、秘匿情報とは、着信、着信報知の出力内容、着信報知音声、待ち受け画面の表示内容、ロック画面の表示内容、充電完了を報知する際の出力内容、その報知音声等、各種着信または通知(電話(留守電)、メール、メッセージ、LINE(登録商標)等の着信、Twitter(登録商標)やブログ等の更新通知、スケジュール通知等)の出力内容、および、その報知音声等の少なくともいずれかであり、所有者が他者に知られたくない情報を含む。
出力または表示内容とは、たとえば、ユーザが登録した着信報知用の画像や音声(楽曲も含む)、発信元を示す情報(電話番号、メールアドレス、名前(ハンドルネームを含む)、ID等)であり、ユーザの趣向等を表現する情報や個人情報を含む。
これらの秘匿情報の出力の例としては、スマートフォン10の表示制御部28による表示部26の液晶表示器への画面表示、またはLED表示器の点灯点滅、スマートフォン10の音声制御部36によるスピーカ32への音声出力、あるいは、図示されないバイブレータへの振動出力等が考えられる。
制御部204は、例として、被給電体の充電台3と通信可能な状態に基づいて、以下に示すような秘匿情報の出力制御を行う。
(c1)秘匿情報をデフォルト(出荷時)設定内容に変更して出力する。
(c2)秘匿情報をユーザにより設定された変更用の出力内容に変更して出力する。
(c3)被給電体で予め定められた変更用の設定内容に変更して出力する。
(c4)秘匿情報の出力を停止する。
(c5)出力制御を行わず、そのまま秘匿情報を出力する。
上記(c2)で、変更用の出力内容は、ユーザが予め、または、充電前等の任意のタイミングで設定して、変更することができる。たとえば、制御装置200は、変更用の出力内容の編集および設定をユーザに促すメニューを準備し、充電台3に自被給電体210が載置された時に自動的にメニューを表示させて編集や設定を促したり、ユーザが事前にメニューを用いたりして、ユーザにより編集された変更用の出力内容を受け付けて保持しておくことができる。
また、制御部204は、充電台3との通信可能状態が検出された被給電体の機種やメーカに応じて、秘匿情報の出力制御を変更してもよい。たとえば、充電台3との通信可能状態が検出された被給電体(自被給電体210と他被給電体212)が、同じ機種やメーカの場合、上記(c1)では、デフォルト設定が同じ可能性がある。そのため、制御部204は、充電台3との通信可能状態が検出された被給電体の機種またはメーカの情報を取得し、同じ機種またはメーカであるか否かを判別し、同じ機種またはメーカの場合、デフォルト設定からさらに別の変更用の出力内容に変更する制御(たとえば、上記(c3))を行ってもよい。
また、上記(c2)のユーザによる秘匿情報の変更用出力内容、または上記(c3)の変更用設定内容は、状況に応じたレベル別に設定できることが好ましい。たとえば、充電場所が、自宅の場合と、公共の場の場合とで、セキュリティレベルを変えて、レベル毎に変更用の秘匿情報が変わるように設定できてもよい。自宅か公共の場なのかは、ユーザにより充電時にレベルを切り替えて設定してもよい。あるいは、たとえば、自被給電体210が無線LAN通信等によりアクセスポイントと通信を行い、予め設置場所と関連付けて登録されているアクセスポイントのIP(Internet Protocol)アドレス等から自宅、所定の利用位置、および登録場所以外のいずれであるかを判別したり、GPS(Global Positioning System)機能を用いて得られる所在地と予め登録済みの自宅または所定の利用位置から、自宅、所定の利用位置、および登録場所以外のいずれであるかを判別して、自動的にレベルを切り替えてもよい。ユーザが頻繁に利用する場所については、予め所在地が判別できるように、アクセスポイントのIPアドレスやGPSにより得られる情報を登録できてもよい。
なお、上記(c1)や(c3)のように、ユーザ設定以外の設定内容に出力内容を変更する場合には、何らかの方法でユーザに変更される出力内容を通知できる構成を有しているのが望ましい。たとえば、充電台3に自被給電体210が載置された時に、変更後の出力内容、たとえば、変更後の着信を通知する着信音や着信画像を出力してユーザに通知してもよいし、あるいは、出力内容が変更されることを伝えるメッセージを音声または画面表示で出力してユーザに通知してもよい。
制御部204による自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する条件は、以下の少なくともいずれかとなる。
(d1)自被給電体210および他被給電体212のいずれか一方と充電台3との通信可能状態が検出された時。
(d2)自被給電体210および他被給電体212の両方において、充電台3との通信可能状態が検出された時。
(d3)上記(d2)において、自被給電体210と他被給電体212の関係が所定の関係にある時。ここで、所定の関係の例としては、たとえば、自被給電体210と他被給電体212の距離が一定値未満の場合は秘匿情報の出力を制御する(距離が一定値以上の場合は秘匿情報の出力を制御しない)等が挙げられる。
(d4)充電台3との通信可能状態が検出された他被給電体212のユーザ情報が、自被給電体210のユーザと異なる他のユーザであることが判別した時。ここで、たとえば、ユーザが複数の被給電体を所持していた場合、自被給電体210は、自被給電体210のユーザが所持する他被給電体212のユーザ情報を保持することができる。さらに、制御装置200は、充電台3との通信可能状態が検出された他被給電体212のユーザ情報を取得するユーザ情報取得部(不図示)を備えてもよい。そして、制御部204は、ユーザ情報取得部により取得された充電台3との通信可能状態が検出された他被給電体212のユーザ情報に基づいて、他被給電体212が、ユーザが所持している他被給電体212であるか否かを判別する。そして、自被給電体210のユーザが所持している他被給電体212であると判別された場合、制御部204は、秘匿情報の出力の制御を行わないようにしてもよい。
さらに、制御部204による秘匿情報の出力制御が行われた後、出力制御を解除して制御前の状態に戻す条件は、以下の少なくともいずれかとなる。
(e1)充電台3との通信可能状態が検出されていた他被給電体212における充電台3との通信可能状態が検出されなくなった時。
(e2)充電台3との通信可能状態が検出されていた全ての被給電体(自被給電体210および他被給電体212)における充電台3との通信可能状態が検出されなくなった時。
(e3)充電台3との通信可能状態が検出されていた自被給電体210における充電台3との通信可能状態が検出されなくなった時。
(e4)ユーザにより出力制御の解除が指定された時。
(e5)所定の条件が揃った時。たとえば、充電台3との通信可能状態が検出されていて、かつ、互いに予め関連付けられた(たとえば、グループ登録された)自被給電体210および他被給電体212について、全ての被給電体が満充電状態となるまでは、秘匿情報の出力を停止するように制御し、全ての被給電体が満充電状態となった時、秘匿情報の出力停止を解除してもよい。ある特定の他被給電体212において、充電台3との通信可能状態が検出されなくなった時に解除してもよい。なお、この構成については、後述する実施形態で詳細に説明する。
上述した出力の制御および制御の解除の条件(d1)〜(d4)および(e1)〜(e5)は、適宜組み合わせることもできる。
上記(e4)の構成では、制御装置200は、さらに、制御部204により制御された秘匿情報の出力を、解除するためのユーザ指示を受け付ける解除指示受付部(不図示)を備え、ユーザ指示を受け付けた時、制御部204による秘匿情報の出力制御を解除することができる。
次に、このように構成される本実施形態に係る制御装置200の制御方法を説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る制御装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る制御装置の制御方法は、制御装置200が、被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)における充電台3と通信可能な状態を検出し(図2のステップS101)、検出される状態に基づいて、制御対象の自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する(図2のステップS103)制御装置の制御方法において、さらに、被給電体の状態として、制御対象の自被給電体210における充電台3と通信可能な状態に加え、自被給電体210とは別の他被給電体212における充電台3と通信可能な状態を検出し(ステップS201)、検出される自被給電体210および他被給電体212の状態に基づいて、自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する(ステップS203)。
詳細には、本実施形態では、上記実施形態の図2のステップS101の後、図2のステップS103における秘匿情報の出力制御に代えて、さらに、図6のステップS201およびステップS203を行う。
ステップS201において、検出部202が、被給電体の状態として、制御対象の自被給電体210における充電台3と通信可能な状態に加え、自被給電体210とは別の他被給電体212における充電台3と通信可能な状態を検出する。そして、ステップS203において、ステップS201で検出される自被給電体210および他被給電体212の状態に基づいて、制御部204が自被給電体210の秘匿情報の出力を制御する。
たとえば、自被給電体210(または充電台3)では、セキュリティレベルに応じて出力する秘匿情報のユーザによる設定を受け付け、秘匿情報設定テーブル220に登録し、メモリ14に保持しておくことができる。
図7は、本発明の実施の形態に係る制御装置200が参照する秘匿情報設定テーブル220の一例を示す図である。制御部204は、秘匿情報設定テーブル220を参照し、設定内容に従って、検出部202により検出された充電台3との通信可能状態に基づいて、自被給電体210における秘匿情報の出力を制御することができる。
たとえば、検出部202により自被給電体210および他被給電体212の両方において充電台3との通信可能状態が検出されない場合、制御部204は、自被給電体210に、ユーザオリジナルの待受画像A1と着信音B1を使用させる。すなわち、制御部204が、自被給電体210であるスマートフォン10において、待ち受け状態の間、待受画像A1を表示部26(図5)に表示させ、着信があった時、着信音B1を、スピーカ32を介して出力させる。なお、マナーモード等の設定といずれを優先させるか等も設定変更可能としてもよい。
また、検出部202により自被給電体210における充電台3との通信可能状態のみが検出される場合、他被給電体212が検出されなくとも、充電台3に載置された自被給電体210の近くに他のユーザが存在する可能性がある。そのため、制御部204は、ユーザオリジナルの待受画像A1と着信音B1に代えて、セキュリティレベル1として設定されている待受画像A2と着信音B2を使用させる。
また、検出部202により自被給電体210と他被給電体212の両方において、充電台3との通信可能状態が検出される場合、自被給電体210と他被給電体212が同じ充電台3(または隣接する異なる充電台3)に載置されていて、他のユーザが自被給電体210の近くに存在する可能性が前者より高くなる。そこで、制御部204は、ユーザオリジナルの待受画像A1と着信音B1やセキュリティレベル1として設定されている待受画像A2と着信音B2に代えて、セキュリティレベル2として設定されている待受画像A3と着信音B3を使用させ、さらに、着信の発信元の情報を非表示にする。ここで、待受画像A3と着信音B3は、スマートフォン10のデフォルトの設定である。
また、検出部202により他被給電体212における充電台3との通信可能状態のみが検出される場合、自被給電体210は充電台3に載置されていない状態が想定され、他被給電体212が検出されていても、他のユーザに自被給電体210の秘匿情報を知られる可能性が低いと考えることができる。そこで、制御部204は、ユーザオリジナルの待受画像A1と着信音B1を使用させる。あるいは、検出部202により他被給電体212における充電台3との通信可能状態のみが検出される場合、自被給電体210は充電台3に載置されていない状態であっても、他被給電体212が検出されているため、他のユーザが自被給電体210の近くに存在する可能性があるとも考えられる。そこで、大事をとって、制御部204は、セキュリティレベル2として設定されている待受画像A3と着信音B3を使用させ、着信の発信元情報を非表示にしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態の制御装置200によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、自被給電体210に加え、他被給電体212が充電台3に載置されている状況においても、被給電体(自被給電体210および他被給電体212)における充電台3との通信可能状態に応じて、自被給電体210における秘匿情報の出力を制御することができるので、たとえば、他被給電体212の存在の有無等に応じて、秘匿情報の出力を停止する等の制御を行うことができるので、他者が充電台3周辺に居る可能性がある場合でも秘匿情報の漏洩を防止することができる。
また、制御装置200では、他被給電体212が存在するか否かに応じて、着信、アラーム音の出力内容、報知音声、待ち受け画面、ロック画面の表示内容、充電完了を報知する際の出力内容、報知音声を変更することができ、特に、他被給電体212が存在する場合に使用する秘匿情報をユーザが予めカスタマイズして設定しておくことで、ユーザは、自分専用の待ち受け画面やロック画面の表示内容等を確認するだけで、自分の自被給電体210を見分けることができる。
このように、自被給電体210のユーザは、他被給電体212と自被給電体210を区別できるので、充電台3に複数の被給電体が載置されていた場合にも、他被給電体212との取り違えを防止できる。また、他のユーザによる自被給電体210の取り違えも防げる可能性がある。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明の実施の形態に係る制御装置300の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置300は、上記実施の形態とは、ユーザ方向で出力の指向性を制御する点で相違する。本発明の実施の形態に係る制御装置300は、図3の上記実施形態の制御装置200と同様な検出部202を備えるとともに、さらに、制御部304と、ユーザ方向検出部306と、を備える。以下、図8を用いて説明する。以下、本実施形態の制御装置300では、図3の上記実施形態の制御装置200の構成と組み合わせた例について説明するが、これに限定されるものではなく、他の実施形態の制御装置の構成を組み合わせることもできる。
本発明の実施の形態に係る制御装置300は、ユーザが居る方向を検出するユーザ方向検出部306をさらに備える。制御部304は、上記実施形態の制御部204と同様な機能を有するとともに、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される自被給電体210の秘匿情報の出力の指向性を、ユーザ方向検出部306により検出されるユーザ方向に応じて、さらに、制御する。
ここで、ユーザ方向検出部306により居る方向が検出されるユーザとは、自被給電体210の所有者、自被給電体210のユーザ以外の人、他被給電体212、および自被給電体210の少なくともいずれかを指す。
ユーザ方向検出部306によるユーザが居る方向の検出方法としては、以下の方法が考えられるが、これらに限定されるものではない。
(f1)充電台3から、充電台3と通信可能な他被給電体212と自被給電体210の相対位置、または他被給電体212の存在の有無を取得する。たとえば、充電台3は、被給電体が載置される一面と、その一面側に所定の配置で設けられた被給電体と通信可能な端子を複数有する。そして、自被給電体210または他被給電体212が充電台3の一面に載置された時、ユーザ方向検出部306は、充電台3において被給電体と通信が行われた端子の位置の情報を充電台3から取得し、他被給電体212と自被給電体210の相対位置を取得することができる。
(f2)他被給電体212からその他被給電体212の位置(方向)を取得する。たとえば、ユーザ方向検出部306は、他被給電体212に、充電台3と通信を行った端子位置の情報を要求、あるいは、他被給電体212に、GPS機能などを用いて取得した位置情報を要求し、他被給電体212から情報を受信してもよい。
(f3)カメラを用いて撮影した撮影画像に対する顔認証により自被給電体210の所有者と所有者以外の他者(または特定の人物)を識別する。たとえば、ユーザ方向検出部306は、スマートフォン10が備えるカメラ(不図示)を用いて、近傍にいる人間を撮影し、予め登録されている所有者または特定の人物の顔の特徴情報に基づいて顔認証処理を行う。そして、ユーザ方向検出部306は、認証結果に基づいて、自被給電体210の近傍に居る人物が、自被給電体210の所有者、他者、あるいは、特定の人物であるか否かを識別するとともに、撮影方向からユーザの方向を検出する。
(f4)赤外線で人の存在を検出する。たとえば、ユーザ方向検出部306は、赤外線を用いて人の存在を検出する検知部(不図示)により人の存在が検知された時、検知部からユーザの方向を取得する。ユーザの方向は、スマートフォン10の本体の向きに対する相対的な向きとして取得してもよい。
このように構成される本実施形態に係る制御装置300の制御方法を説明する。図9は、本発明の実施の形態に係る制御装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の制御装置300の制御方法は、図6の上記実施形態のフローチャートと同様なステップS201を有するとともに、さらに、ステップS301およびステップS303を有する。
本発明の実施の形態に係る制御装置300の制御方法において、制御装置300が、ユーザが居る方向を検出し(ステップS301)、ステップS201で検出される被給電体の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力の指向性を、ステップS301で検出されるユーザ方向に応じて、さらに、制御する(ステップS303)。
詳細には、制御装置300において、検出部202が、制御対象の自被給電体210および他被給電体212における充電台3と通信可能な状態を検出する(ステップS201)。
そして、ステップS301において、ユーザ方向検出部306が、ユーザが居る方向を検出する。そして、ステップS303において、制御部304が、ステップS201で検出される被給電体の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力の指向性を、ステップS301で検出されるユーザ方向に応じて、さらに、制御する。
図10は、本発明の実施の形態に係る制御装置300における出力の指向性の制御方法を説明するための図である。
たとえば、図10(a)に示すように、自分310がいる方向が検出された時、制御部304は、秘匿情報の出力の指向性を、自分310が居る方向の範囲312に限定して、秘匿情報を出力する。このとき、ステップS201で他被給電体212における充電台3と通信可能な状態が検出されなかった場合、制御部304は、自被給電体210に、セキュリティレベル1の待受画像A2および着信音B2を使用して、秘匿情報を出力させる。一方、ステップS201で他被給電体212における充電台3と通信可能な状態が検出されていた場合、制御部304は、自被給電体210に、セキュリティレベル2の待受画像A3および着信音B3を使用し、着信の発信元情報を非表示にして、秘匿情報を出力させる。
なお、検出される人物が、自分310であるか他者320または他被給電体212であるかの判別は、様々考えられる。たとえば、ユーザがこれから検出するのがどちらであるかを指定できてもよいし、あるいは、所定のICタグ等をユーザが携帯して自分310の存在を検出できてもよい。あるいは、上述したように、顔認証により自分310と他者320を判別してもよい。
また、図10(b)に示すように、他者320がいる方向、または他被給電体212が存在する方向が検出された時、制御部304は、秘匿情報の出力の指向性を、他者320が居ない方向または他被給電体212が存在しない方向の範囲322に限定して、秘匿情報を出力する。このとき、制御部304は、自被給電体210に、セキュリティレベル2の待受画像A3および着信音B3を使用し、着信の発信元情報を非表示にして、秘匿情報を出力させる。
なお、図10で示した出力範囲312や出力範囲322は、秘匿情報を出力する手段の仕様、たとえば、スマートフォン10の表示部26の画面の視野角やスピーカ32の出力の指向性や出力レベル等に基づいて適宜決めることができる。あるいは、出力の指向性の制御範囲は、ユーザにより予め設定または変更できてもよい。
図11は、本発明の実施の形態に係る制御装置300の構成の一部を示す部分機能ブロック図である。
さらに、本発明の実施の形態に係る制御装置300において、自被給電体210における表示部の画面の向きに関する画面情報を取得する画面情報取得部308をさらに備えることができる。そして、制御部304は、画面情報取得部308により取得される画面情報に基づいて、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力の指向性の制御対象となる、自被給電体210における表示部の画面の向きが、ユーザ方向検出部306により検出される他のユーザが居る方向を向いている場合、表示部への秘匿情報の表示出力を、さらに、制御することができる。
制御部304による秘匿情報の出力の指向性の制御の例として、以下の動作が考えられるが、これらに限定されるものではない。
(g1)音声出力の指向性を制御する。
たとえば、自分が居る方向、他者が居ない方向、または他被給電体212がない方向に、上記実施形態で説明した図7のユーザオリジナルの着信音B1またはセキュリティレベル1の着信音B2を出力する。あるいは、他者が居る方向、または他被給電体212がある方向には、図7のユーザオリジナルの着信音B1の出力を禁止、または図7のセキュリティレベル2の着信音B2を出力する。
(g2)自被給電体210の表示部26(図5)の画面の向きによって、画面に表示される秘匿情報を決定する。
たとえば、自分が居る方向、他者が居ない方向、または他被給電体212がない方向を、画面が向いている場合、制御部304は、上記実施形態で説明した図7のユーザオリジナルの待受画像A1またはセキュリティレベル1の待受画像A2の表示を許可する。あるいは、他者が居る方向、または他被給電体212がある方向を、画面が向いている場合、制御部304は、図7のユーザオリジナルの待受画像A1の表示を禁止、または図7のセキュリティレベル2の待受画像A2の表示に変更し、さらに、着信の発信元情報を非表示にする。
図12は、本発明の実施の形態に係る制御装置300における秘匿情報の表示出力の制御の動作の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートのステップS303において、秘匿情報の出力を制御する際、本処理を呼び出して実行することができる。
まず、画面情報取得部308が、制御対象となる自被給電体210における表示部26(図5)の画面の向きに関する画面情報を取得する(ステップS311)。そして、制御部304が、自被給電体210における表示部26(図5)の画面の向きが、ユーザ方向検出部306により検出される他のユーザが居る方向を向いているか否かを判定する(ステップS313)。
画面の向きが、他のユーザが居る方向を向いている場合(ステップS313のYES)、制御部304が、さらに、表示部26(図5)への秘匿情報の表示出力を制御する(ステップS315)。
図13は、本発明の実施の形態に係る制御装置300における出力の指向性の制御方法を説明するための図である。
たとえば、図13(a)に示すように、自被給電体210の表示部26の画面210aの向きが、自分310の居る方向を向いている、あるいは、他者320が居ない、または他被給電体212が存在しない方向を向いている場合、すなわち、自被給電体210の表示部26の画面210aを見ることが可能な視野角の範囲332内に、自分310しか存在しない場合、制御部304は、自被給電体210に対し、秘匿情報の出力を許可する。
このとき、図9のステップS303で説明したように、ステップS201で検出される被給電体の状態に基づいて秘匿情報の出力が制御される。たとえば、ステップS201で他被給電体212における充電台3と通信可能な状態が検出されなかった場合、制御部304は、自被給電体210に、セキュリティレベル1の待受画像A2および着信音B2を使用して、秘匿情報を出力させる。一方、ステップS201で他被給電体212における充電台3と通信可能な状態が検出されていた場合、制御部304は、自被給電体210に、セキュリティレベル2の待受画像A3および着信音B3を使用し、着信の発信元情報を非表示にして、秘匿情報を出力させる。
また、図13(b)に示すように、自被給電体210の表示部26の画面210aの向きが、自分310の居ない方向を向いている、あるいは、他者320が居る、または他被給電体212が存在する方向を向いている場合、すなわち、自被給電体210の表示部26の画面210aを見ることが可能な視野角の範囲342内に、他者320が居る、または他被給電体212が存在する場合、制御部304は、秘匿情報の出力を以下のように制御する。
たとえば、制御部304は、自被給電体210に対し、秘匿情報の出力を禁止する。あるいは、制御部304は、自被給電体210に、セキュリティレベル2の待受画像A3および着信音B3を使用し、着信の発信元情報を非表示にして、秘匿情報を出力させる。
以上説明したように、本発明の実施の形態の制御装置300によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、他のユーザの方向に応じて秘匿情報の出力の指向性も制御できるので、充電台3の周囲に居る他者に自被給電体210から出力される秘匿情報の内容の漏洩の可能性を減らしつつ、充電台3の周囲に他者が居たとしても、自分だけに向けて秘匿情報の出力を行うこともできるので、秘匿情報を用いた報知に気付く機会を逃すことも少なくすることができる。また、他者のいる方向には出力を行わない等の制御ができるので、自被給電体210の秘匿情報を用いた報知音などにより、他者に迷惑をかける可能性を低くすることができる。
(第4の実施の形態)
図14は、本発明の実施の形態に係る制御装置400の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る制御装置400は、上記実施の形態とは、ユーザの関係性に応じた制御を行う点で相違する。本発明の実施の形態に係る制御装置400は、図3の上記実施形態の制御装置200と同様な検出部202を備えるとともに、さらに、制御部404と、情報取得部406と、関係性判別部408と、を備える。以下、本実施形態の制御装置400では、図3の上記実施形態の制御装置200の構成と組み合わせた例について説明するが、これに限定されるものではなく、他の実施形態の制御装置の構成を組み合わせることもできる。
本実施形態において、ユーザの関係性とは、自被給電体210の所有者(ユーザ)と、他被給電体212の所有者(ユーザ)との間の関係の有無、関係の種類、および関係の深さ(親密度等)等の少なくともいずれかを示す情報を含むことができる。制御装置400は、関係性を示す情報に基づき、秘匿情報の出力を制御するか否かを判別することができる。
本発明の実施の形態に係る制御装置400において、制御対象の自被給電体210のユーザと、自被給電体210とは別の他被給電体212のユーザとの間の関係性を示し、当該自被給電体210が保持するユーザ関係情報を元にユーザ間の関係性を判別するための情報を取得する情報取得部406と、情報取得部406により取得される情報と、ユーザ関係情報に基づいて、自被給電体210のユーザと、検出部202により検出された他被給電体212のユーザとの間の関係性を判別する関係性判別部408と、をさらに備える。制御部404は、上記実施形態の制御部204および制御部304の少なくともいずれかと同様な機能を有するとともに、関係性判別部408により判別されるユーザ間の関係性に応じて、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力を、さらに、制御する。
さらに、本発明の実施の形態に係る制御装置400において、制御部404は、関係性判別部408により判別される、自被給電体210と他被給電体212のユーザとの間の関係性に応じて、ユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに、制御することができる。
ユーザ関係情報は、制御対象の自被給電体210のユーザと、自被給電体210とは別の他被給電体212のユーザとの間の関係性を示す情報を含み、自被給電体210により保持される。
ユーザ関係情報は、自被給電体210および他被給電体212のユーザ同士の関係性、すなわち、関係の有無、関係の種類、および関係の深さ等の少なくともいずれかを、情報取得部406が取得するユーザ間の関係性を判別するための情報を用いて判別できる情報を含むことができる。
ユーザ同士の関係の有無は、自被給電体210が保持するユーザ関係情報と、情報取得部406が取得する以下の少なくともいずれかの情報で判別することができる。
関係性判別部408による判別方法の例を以下に示す。
(h1)他被給電体212の電話番号、メールアドレス等の端末識別情報が、自被給電体210のアドレス帳に登録されているか否かで判別する。
ここで、判別に使用するユーザ関係情報は、自被給電体210のアドレス帳の情報である。
情報取得部406は、他被給電体212の電話番号、メールアドレス等の端末識別情報を取得する。
関係性判別部408は、この情報が自被給電体210のアドレス帳に登録されている場合、ユーザ同士は関係あり、また、登録されていない場合は関係なしと判別する。また、電話帳のグループ(または、タグ、所属、ドメイン等)毎にユーザ間の関係性を判別できてもよい。たとえば、電話帳に登録があったとしても、グループによっては関係なしと判別できてもよい。
(h2)他被給電体212と自被給電体210のSNS(Social Networking Service)のサービス利用IDの情報が互いに関連付けられているか否かで判別する。
ここで、判別に使用するユーザ関係情報は、自被給電体210のSNSのサービス利用情報(利用ID等)である。
情報取得部406は、他被給電体212と自被給電体210のSNSのサービス利用IDの情報を取得する。
関係性判別部408は、この情報と自被給電体210のSNSのサービス利用IDが互いに関連付けられている場合、ユーザ同士は関係あり、関連がない場合は、関係なしと判別する。ここで、SNSは、たとえば、mixi(登録商標)、Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標)、LINE(登録商標)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
(h3)自被給電体210または他被給電体212における通話やメール等による通信履歴に記録されている情報を基に判別する。
ここで、判別に使用するユーザ関係情報は、自被給電体210における通話やメール等による通信履歴に記録されている情報、または予め取得した他被給電体212の通信履歴に記録されている情報である。
情報取得部406は、他被給電体212の電話番号、メールアドレス等の端末識別情報を取得する。さらに、他被給電体212の通信履歴に記録されている情報を取得してもよい。
関係性判別部408は、自被給電体210または他被給電体212の通信履歴に、自被給電体210と他被給電体212との間の通話やメール等による通信記録がある場合は、ユーザ同士は関係あり、記録がない場合は関係なしと判別する。また、通信の頻度や期間等を考慮して、所定の頻度以上通信記録がある場合は関係あり、それ以外は関係なし、あるいは、特定の期間に通信記録がある場合は関係あり、または関係なしと見なしてもよいし、これらの条件を組み合わせてもよい。
(h4)カメラ撮影された画像を元に行った顔認証の結果を用いて判別する。
ここで、判別に使用するユーザ関係情報は、予め登録される特定人物の顔画像の情報である。自被給電体210は、顔画像そのもの、または、顔画像の認証を行うのに必要な情報と、そのユーザとの関係性を示す情報を関連付けてユーザ関係情報として保持することができる。
情報取得部406は、カメラにより撮像された画像を取得する。
関係性判別部408は、画像を元に顔認証を行い、予め登録されている特定人物の顔画像が検出された場合、関係性あり、または関係なしと判別する。また、人物の顔画像毎に、関係の有無、関係の種類、関係の深さ等の関係性を示す情報を予め設定できてもよい。たとえば、上記実施形態のユーザ方向検出部306を利用してもよい。
また、関係性判別部408は、ユーザにより任意に指定された情報を基に判別してもよい。
たとえば、自被給電体210のアドレス帳等において、他のユーザのメールアドレス、電話番号、SNSの利用IDなどのユーザ情報について、関係の有無、関係の種類、関係の深さ等の関係性を示す情報をそれぞれ任意に指定することができる。関係性判別部408は、これらの指定されたユーザ関係情報と、情報取得部406により取得される他被給電体212の電話番号、メールアドレス等の端末識別情報、SNSのサービス利用ID等のユーザ情報等の情報に基づいて、ユーザ間の関係性を判別することができる。
なお、情報取得部406は、たとえば、他被給電体212または充電台3から、上記(h1)〜(h4)の判別を行うのに使用できる判別情報、たとえば、他被給電体212の電話番号、メールアドレス等の端末識別情報、SNSのサービス利用ID等のユーザ情報等を取得する。あるいは、周囲に居る人物の顔画像を、自被給電体210に内蔵または接続されるカメラ、あるいは、他被給電体212または充電台3に内蔵または接続されるカメラから取得してもよい。
情報取得部406による判別情報の取得方法は、様々考えられ、たとえば、他被給電体212または充電台3に自被給電体210(の情報取得部406)が問い合わせてもよい。あるいは、充電台3の使用に際し、他被給電体212に、充電台3またはサーバへの情報の登録を要求し、受け付けておいたものを、充電台3またはサーバから情報取得部406が取得してもよい。
上記の自被給電体210および他被給電体212のユーザ同士の関係があるか否かを判別するための判別情報のいずれを制御装置400が利用するかは、ユーザにより設定できてもよい。
関係性判別部408は、自被給電体210が保持するユーザ関係情報と、情報取得部406により取得される情報に基づいて、上述したように、自被給電体210のユーザと、検出部202により検出された他被給電体212のユーザとの間の関係性を判別することができる。
上記実施形態と同様に、制御部404は、被給電体の充電台3と通信可能な状態に基づいて、以下のように、秘匿情報の出力制御を行うことができる。
(c1)秘匿情報をデフォルト(出荷時)設定内容に変更して出力する。
(c2)秘匿情報をユーザにより設定された変更用の出力内容に変更して出力する。
(c3)被給電体で予め定められた変更用の設定内容に変更して出力する。
(c4)秘匿情報の出力を停止する。
(c5)出力制御を行わず、そのまま秘匿情報を出力する。
さらに、本発明の実施の形態に係る制御装置400において、情報取得部406は、制御対象の自被給電体210の秘匿情報と、自被給電体210とは別の他被給電体212のユーザとの間の関係性を示し、当該自被給電体210が保持するユーザ情報関係情報を元に秘匿情報およびユーザ間の関係性を判別するための情報を、さらに取得する。関係性判別部408は、情報取得部406により取得される情報と、ユーザ情報関係情報に基づいて、自被給電体210の秘匿情報と、検出部202により検出された他被給電体212のユーザとの間の関係性をさらに判別する。制御部404は、関係性判別部408により判別される、秘匿情報およびユーザ間の関係性に応じて、秘匿情報およびユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報のうち、他被給電体212のユーザと関係がある秘匿情報について出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに、制御する。
ユーザ情報関係情報は、制御対象の自被給電体210の秘匿情報と、自被給電体210とは別の他被給電体212のユーザとの間の関係性を示す情報を含み、自被給電体210により保持される。
ユーザ情報関係情報は、自被給電体210の秘匿情報と他被給電体212のユーザとの間の関係性、すなわち、関係の有無、関係の種類、および関係の深さ等の少なくともいずれかを、情報取得部406が取得する秘匿情報およびユーザ間の関係性を判別するための情報を用いて判別できる情報を含むことができる。上述したユーザ関係情報との違いは、ユーザ同士の関係性ではなく、ユーザ情報関係情報は、自被給電体210の秘匿情報と、他被給電体212のユーザとの間の関係性を示す情報である点である。
本実施形態では、制御部404は、関係性判別部408により判別されるユーザ間の関係性に応じて、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力を、さらに、制御することができる。
たとえば、制御部404は、関係性判別部408により判別されるユーザ間の関係性毎、さらに、秘匿情報と他被給電体212との間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、以下に示すように、秘匿情報の出力を制御してもよい。
(i1)レベルA:秘匿情報の出力内容を変更しない。つまり、秘匿情報の出力制御を行わず、そのまま秘匿情報を出力する。
(i2)レベルB:秘匿情報の出力内容を変更する(セキュリティレベル1:ユーザ設定、セキュリティレベル2:デフォルト)、または、秘匿情報を出力しない(秘匿情報の出力を停止する)。
(i3)レベルC:検出される他被給電体212のユーザまたは他者に関係がある秘匿情報について出力内容を変更しない。つまり、秘匿情報の出力制御を行わず、そのまま秘匿情報を出力する。関係のない秘匿情報については、さらに、レベル分けにより、(i1)および(i2)のいずれかとすることができる。
(i4)レベルD:検出される他被給電体212のユーザまたは他者に関係がある秘匿情報について出力内容を変更する(セキュリティレベル1:ユーザ設定、セキュリティレベル2:デフォルト)、または、秘匿情報を出力しない(秘匿情報の出力を停止する)。
上記レベルA〜Bは、ユーザ間の関係性毎に定められ、レベルC〜Dは、秘匿情報と他被給電体212との間の関係性毎に定められる。たとえば、秘匿情報として、ある発信元の着信報知に使用する所定の画像と、所定の他被給電体212のユーザ情報との関係性(毎に定められる出力制御レベル、たとえば、上述したレベルC〜Dで予め設定しておくことができる。発信元毎(発信元のグループ毎)、表示される画像毎、出力される音声毎、報知内容(発信元情報等)毎、検出される他被給電体212のユーザ毎(グループ毎、ユーザ情報毎、ユーザ情報の種類毎)等のうち少なくともいずれか、またはこれらの任意の組み合わせにより、その関係性のレベルを設定できてもよい。
たとえば、ある音声D1が、着信音とアラーム音に利用されていて、かつ、その音声D1を秘匿情報として、音声D1と、ある他被給電体212のユーザ情報U1との関係性をレベルDに設定してもよい。その場合、ユーザ情報U1である他被給電体212が検出部202により充電台3と通信可能な状態にあることが検出されたときに、着信があり、音声D1を出力する状況になっても、制御部404は、音声D1は出力せず、他の音声、たとえば、デフォルトの音声D0を出力する。このように、秘匿情報として出力される音声毎に他被給電体212のユーザとの関係性を設定できてもよい。
また、ある発信元U2専用の着信用の画像、および着信報知の出力内容(発信元情報等)を秘匿情報D2として、ある発信元U2の秘匿情報D2と、ある他被給電体212のユーザ情報U3との関係性をレベルDに設定し、さらに、発信元U2の着信時の報知音声については、ある他被給電体212のユーザ情報U3との関係性をレベルCに設定してもよい。
その場合、ユーザ情報U3である他被給電体212が検出部202により充電台3と通信可能な状態にあることが検出されたときに、発信元U2からの着信があり秘匿情報D2を出力する状況になっても、制御部404は、秘匿情報D2の出力を停止する。一方、報知音声については、レベルCに設定されているので、出力内容を変更せず、そのまま出力する。このように、発信元毎に秘匿情報と他被給電体212のユーザとの関係性を設定してもよい。
また、待ち受け画面の表示画像D3を制御対象の秘匿情報として、他被給電体212のユーザ情報のグループU4との関係性をレベルDに設定してもよい。その場合、グループU4である他被給電体212が検出部202により充電台3と通信可能な状態にあることが検出されたとき、制御部404は、自被給電体210の待ち受け画面の表示画像D3を、他の画像D4に変更して表示部26に表示するように制御する。このように、他被給電体212のユーザ情報のグループ毎に、特定の秘匿情報との関係性を設定してもよい。
このように構成される本実施形態に係る制御装置400の制御方法を説明する。図15は、本発明の実施の形態に係る制御装置400の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る制御装置400の制御方法において、制御装置400の情報取得部406が、ユーザ関係情報を元に、制御対象の自被給電体210のユーザと、自被給電体210とは別の他被給電体212のユーザとの間の関係性を判別するための情報を取得する(ステップS401)。そして、関係性判別部408が、情報取得部406により取得される情報と、ユーザ関係情報に基づいて、自被給電体210のユーザと、検出部202により検出された他被給電体212のユーザとの間の関係性を判別する(ステップS403)。さらに、制御部404が、関係性判別部408により判別されるユーザ間の関係性に応じて、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力を、さらに、制御する(ステップS405)。
また、図16は、本発明の実施の形態に係る制御装置400の動作の一例を示すフローチャートである。
図16は、図15のフローチャートのステップS405における制御装置400の制御部404による秘匿情報の出力制御処理の手順の一例を示す。
本発明の実施の形態に係る制御装置400の制御方法において、制御装置400の制御部404が、関係性判別部408により判別される、ユーザ間の関係性に応じて、ユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて(ステップS411)、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報の出力の内容または方法を変更する(ステップS415)か、または変更しない(ステップS413)ように、さらに、制御することができる。
たとえば、ステップS411で、関係性判別部408により判別されたユーザ間の関係性の出力制御レベルがレベルA(たとえば、まったく関係がない、または、秘匿情報を知られてもよい関係)である場合、制御部404が、秘匿情報の出力内容を変更せず、そのまま秘匿情報を出力する(ステップS413)。
一方、ステップS411で、関係性判別部408により判別された自被給電体210のユーザと他被給電体212のユーザの関係性の出力制御レベルがレベルB(たとえば、多少関係がある、または、秘匿情報を知られたくない関係)である場合、制御部404が、秘匿情報の出力内容を変更する、または秘匿情報を出力しないように制御する(ステップS415)。
このように、制御装置400によれば、自被給電体210のユーザと、他被給電体212のユーザとの関係性を判別し、関係性に応じて、秘匿情報の出力の制御を行うことができる。
また、図17は、本発明の実施の形態に係る制御装置400の動作の一例を示すフローチャートである。
図17のフローチャートにおいて、図15または図16のフローチャートの手順をさらに組み合わせてもよい。
さらに、本発明の実施の形態に係る制御装置400の制御方法において、制御装置400の情報取得部406が、制御対象の自被給電体210の秘匿情報と、自被給電体210とは別の他被給電体212のユーザとの間の関係性を示し、当該自被給電体210が保持するユーザ情報関係情報を元に秘匿情報およびユーザ間の関係性を判別するための情報をさらに取得する(ステップS421)。そして、関係性判別部408が、情報取得部406により取得される情報と、ユーザ情報関係情報に基づいて、自被給電体210の秘匿情報と、検出部202により検出された他被給電体212のユーザとの間の関係性をさらに判別する(ステップS423)。
そして、制御部404が、関係性判別部408により判別される、自被給電体210のユーザと他被給電体212のユーザの関係性に応じて、関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて(ステップS425)、検出部202により検出される被給電体(自被給電体210および他被給電体212の少なくともいずれか)の状態に基づいて制御される秘匿情報のうち、他被給電体212のユーザと関係がある秘匿情報について出力の内容または方法を変更する(ステップS429)か、または変更しない(ステップS427)ように、さらに、制御する。
たとえば、ステップS423で関係性判別部408により判別された自被給電体210の秘匿情報と他被給電体212のユーザの関係性の出力制御レベルがレベルC(たとえば、秘匿情報との関係はあるが、他被給電体212のユーザに知られてもよい秘匿情報である)と判別された場合(ステップS425のレベルC)、ステップS427に進み、制御部404が、秘匿情報の出力内容を変更せず、図6のステップS203での制御の通りに秘匿情報を出力する。
一方、ステップS423で関係性判別部408により判別された自被給電体210の秘匿情報と他被給電体212のユーザの関係性の出力制御レベルがレベルD(たとえば、関係があるため、他被給電体212のユーザには知られたくない秘匿情報である)と判別された場合(ステップS425のレベルD)、ステップS429に進み、制御部404が、秘匿情報の出力内容をさらに変更する、または秘匿情報を出力しないように制御する。
このように、制御装置400によれば、自被給電体210の秘匿情報と、他被給電体212のユーザとの関係性を判別し、判別される関係性に応じた出力制御レベルで、秘匿情報の出力の制御を行うことができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態の制御装置400によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、充電台3に載置されている自被給電体210と他被給電体212のユーザ間の関係性に応じて、秘匿情報の出力を制御できるので、充電台3の周囲に特に秘匿情報を漏らしたくない他被給電体212のユーザが存在する可能性が高い場合には、秘匿情報の出力を制御して、たとえば、出力内容や方法を変更したり、秘匿情報の出力を停止することにより、秘匿情報の漏洩を防ぐことができる。また、充電台3の周囲に秘匿情報を隠匿したい他者の存在の可能性が低い場合には、通常の処理を行い、秘匿情報の出力の制御を行わないようにすることができるので、消費電力の消費を抑えるとともに、処理効率がよい。
さらに、本発明の実施の形態の制御装置400によれば、秘匿情報と他被給電体212のユーザとの間の関係性に応じて、秘匿情報の出力の制御を行うことができるので、他被給電体212のユーザと関係のある秘匿情報についてのみ、出力内容や方法を変更したり、出力を停止できる。他被給電体212のユーザと関係のない秘匿情報については、制御を行わないようにすることができるので、消費電力の消費を抑えるとともに、処理効率がよい。
(第5の実施の形態)
図18は、本発明の実施の形態に係る第1制御装置510および第2制御装置520の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
上記実施形態では、たとえば、図4に示すように、充電台3に自被給電体210と他被給電体212が載置されている場合に、自被給電体210のみが制御装置による秘匿情報の制御対象となっているが、本実施形態では、さらに、自被給電体210が通信可能な状態であることが検出されている充電台3と同じ充電台3との通信可能な状態が検出される他被給電体212についても、本発明の制御装置による秘匿情報の制御対象とする構成を有するものとする。
本実施形態の制御装置は、自被給電体210の秘匿情報の制御を行うとともに、さらに、他被給電体212の秘匿情報の制御を行う。
本実施形態では、充電台3と通信可能な状態にある複数の被給電体のうち、いずれか1つが、自被給電体210および他被給電体212の秘匿情報の制御を行う第1制御装置510として機能し、その他の被給電体が、第1制御装置510による指示に従い、自被給電体210または他被給電体212の秘匿情報を制御する第2制御装置520として機能する。
以下の説明では、自被給電体210が第1制御装置510として、他被給電体212が第2制御装置520として機能する。
なお、自被給電体210と他被給電体212の所有者は、同一人物であってもよいし、別人であってもよい。
充電台3と通信可能な状態にある複数の被給電体のうち、いずれの被給電体を第1の制御装置510とするかは、予め定められた順、充電台3に載置された順序、充電残量の多い順等の所定の優先順位に従って、自被給電体210、他被給電体212、および充電台3の少なくともいずれかが決定することができる。
あるいは、他の例では、充電台3が、第1制御装置510の機能を備え、自被給電体210と他被給電体212を第2制御装置520として制御してもよい。なお、本実施形態では、充電台3に最初に載置された被給電体が第1制御装置510として機能し、その後、充電台3に載置された被給電体は第2制御装置520として機能すると決定されるものとする。
本実施形態では、複数の被給電体、たとえば、自被給電体210および他被給電体212に、第1制御装置510および第2制御装置520の機能をそれぞれ実現させる、本発明の実施の形態に係るプログラム(アプリケーション)がそれぞれインストールされ、各被給電体のCPUにより実行されることで、各被給電体が本発明の実施の形態に係る制御装置として実現される。
たとえば、自被給電体210と他被給電体212は、図18に示す第1制御装置510および第2制御装置520の両方の構成要素の各機能を実現するためのプログラム42を全て予めインストールしておいてもよい。そして、上述したように、所定の優先順位に従って、第1制御装置510に定められた被給電体(ここでは自被給電体210)が、図18の第1制御装置510の各構成要素の各機能を、第2制御装置520に定められた被給電体(ここでは他被給電体212)が、図18の第2制御装置520の各構成要素の各機能を、それぞれ実現させるためのプログラム42を各被給電体のCPUが選択的に実行してもよい。
あるいは、第1制御装置510となる被給電体と、第2制御装置520となる被給電体は、予め定められていて、それぞれ専用のプログラムのみをインストールする構成でもよい。あるいは、2つのプログラムを各被給電体に予めインストールして、被給電体毎に、条件に応じて、実行するプログラムを自動的または手動で選択してもよい。
なお、図18では、第2制御装置520である他被給電体212は1台のみ記載されているが、これに限定されるものではない。複数の他被給電体212が充電台3と通信可能な状態であってもよく、第1制御装置510により秘匿情報が制御される第2制御装置520は複数であってもよい。
本実施形態において、第1制御装置510は、図3の上記実施形態の制御装置200と同様な検出部202を備えるとともに、制御部204に替えて、制御部516を備える。
第1制御装置510は、さらに、検出部202により検出される他の被給電体(他被給電体212)の充電状態を受信する受信部512と、検出部202により検出される自被給電体を含む全ての被給電体(自被給電体210および他被給電体212)の充電状態が、充電完了か否かを判定する判定部514と、を備える。
なお、受信部512は、他の被給電体(他被給電体212)または充電台3に対し、充電状態を定期的、または随時、問い合わせて受信してもよいし、他の被給電体(他被給電体212)において充電が完了した時、他の被給電体(他被給電体212)または充電台3から送信される充電完了の通知を受信してもよい。
そして、第1制御装置510において、制御部516は、上記実施形態の制御部204、制御部304、および制御部404の少なくともいずれかと同様な機能を有するとともに、判定部514により、全ての被給電体(自被給電体210および他被給電体212)の充電が完了したと判定された時、充電完了の報知を行うように秘匿情報の出力を制御する。また、制御部516は、全ての被給電体(自被給電体210および他被給電体212)の充電が完了しない間は、充電完了の報知を行わないように秘匿情報の出力を制御する。
また、本実施形態において、第2制御装置520は、図3の上記実施形態の制御装置200と同様な検出部202を備えるとともに、制御部204に替えて、制御部524を備える。
第2の制御装置は、さらに、検出部202により検出される他の被給電体(自被給電体210)に、自被給電体210の充電状態を送信する送信部522を備える。
なお、送信部522は、他の被給電体(自被給電体210)または充電台3からの充電状態の問い合わせに応じて、充電状態を送信してもよいし、自被給電体(他被給電体212)において充電が完了した時、他の被給電体(自被給電体210)または充電台3に充電完了の通知を送信してもよい。
そして、制御部524は、自被給電体(他被給電体212)の充電が完了した場合でも、充電完了の報知を行わないように秘匿情報の出力を制御する。なお、第2制御装置520が、第1制御装置510と同様な判定部514を備えてもよく、判定部514により、全ての被給電体(自被給電体210および他被給電体212)の充電が完了したと判定された時、制御部524が充電完了の報知を行うように秘匿情報の出力を制御してもよい。なお、制御部524は、上記実施形態の制御部204、制御部304、および制御部404の少なくともいずれかと同様な機能を有してもよい。
また、受信部512または送信部522の通信手段は、特に限定されるものではなく、様々な通信手段を採用することができる。充電台3を介した通信でもよいし、直接被給電体間での通信でもよい。上述したように、たとえば、スマートフォン10の通信制御部18または充電制御部52により通信手段を実現できる。
さらに、本実施形態の秘匿情報の出力の制御対象となる被給電体は、充電台3と通信可能な状態が検出された全ての被給電体でもよいし、制御対象としてグループ登録された被給電体でもよい。グループは予め登録されてもよいし、充電時に登録できてもよい。
あるいは、図14の上記実施形態の制御装置400の構成をさらに備えている場合、関係性判別部408により関係があると判別された被給電体(自被給電体210および他被給電体212)の全部が、充電が完了したか否かを判定部514が判定してもよい。制御部516は、全ての被給電体の充電が完了したと判定された時、充電完了を報知するように、秘匿情報の出力を制御する。
また、グループの全被給電体の充電完了の報知処理は、いずれかの被給電体が行ってもよい。たとえば、上記の第1制御装置510の被給電体(自被給電体210)が行ってもよいし、最後に充電が完了した被給電体が行ってもよいし、所定の被給電体が行ってもよい。
なお、本実施形態の第1制御装置510および第2制御装置520では、図3の上記実施形態の制御装置200の構成と組み合わせた例についてそれぞれ説明しているが、これに限定されるものではなく、他の実施形態の制御装置の構成を組み合わせることもできる。
このように構成された本実施形態の第1制御装置510と第2制御装置520の動作について、以下に説明する。図19および図20は、本発明の実施の形態に係る第1制御装置510と第2制御装置520の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、最初に充電台3に載置された自被給電体210が、第1制御装置510として機能し、その後、充電台3に装置された他被給電体212が、第2制御装置520として機能するように決定される。この例では、図19のステップS501で検出部202により検出される、充電台3との通信可能な状態にある被給電体が、自被給電体210のみであることを受けて(図19のステップS503のYES)、制御部516が、自被給電体210が第1制御装置510として機能することを決定する(図19のステップS505)。そして、図20のステップS510に進む。
その後、充電台3に載置された他被給電体212は、図19のステップS501で検出部202により検出される、充電台3との通信可能な状態にある被給電体が、自被給電体(他被給電体212)のみでない(他の被給電体(自被給電体210等)が充電台3との通信可能な状態にある)ことを受けて(図19のステップS503のNO)、制御部524が、自被給電体(他被給電体212)が第2制御装置520として機能することを決定する(図19のステップS507)。そして、図20のステップS530に進む。さらに、他被給電体212が充電台3に載置された場合も、上記動作を繰り返す。
第1制御装置510において、自被給電体210の充電が完了し、充電完了の報知の出力を行う状態となったことを、充電完了の報知処理を行う報知部(不図示)から受け取ったことに呼応して(図20のステップS510のYES)、本処理が開始する。そして、検出部202が、後から充電台3に載置された他被給電体212を検出した時(図20のステップS511のYES)、受信部512が、他被給電体212に充電完了の通知を要求して返信を待つ(図20のステップS513)。
一方、第2制御装置520では、第1制御装置510からの要求を受けて、本処理を開始した後、他被給電体212の充電が完了し、充電完了の報知の出力を行う状態となったことを、充電完了の報知処理を行う報知部(不図示)から受け取った場合(図20のステップS530のYES)、送信部522が第1制御装置510に充電完了の通知を送信する(図20のステップS531)。さらに、第2制御装置520では、制御部524が、充電が完了した場合でも、充電完了の報知は行わないように秘匿情報の出力を制御する(図20のステップS533)。そして、本処理を終了する。
そして、第1制御装置510の受信部512が、第2制御装置520から充電完了の通知を順次受信する(図20のステップS515)。
そして、第1制御装置510の判定部514が、充電台3と通信可能な状態にある全ての他被給電体212(第2制御装置520)の充電完了の通知を受信し(図20のステップS515)、かつ、全ての被給電体の充電が完了したと判定した場合(図20のステップS510のYES、かつ、図20のステップS517のYES)、制御部516が、充電完了の報知を行うように秘匿情報の出力を制御する(図20のステップS519)。そして、本処理を終了する。
自被給電体210の充電が完了しても(図20のステップS510のYES)、全ての被給電体の充電が完了しない間は(図20のステップS517のNO)、充電完了の報知は行わないように秘匿情報の出力を制御する(図20のステップS521)。なお、図20では、ステップS521の後、本処理が終了するように図示されているが、第1制御装置510では、引き続き、全ての被給電体の充電が完了するまで(図20のステップS510のYES、かつ、図20のステップS517のYES)、ステップS511またはステップS515において、他被給電体212における充電台3と通信可能な状態の検出、または、全ての他被給電体212の充電完了の通知の受信を監視する。
本発明の実施の形態に係る制御装置(第1制御装置510および第2制御装置520)によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、たとえば、仲間同士で同じ充電台3で被給電体の充電を行っているような状況において、複数の被給電体が充電完了の報知を個々に無秩序に行う場合に比べて、報知回数をまとめて1回にすることができるので、報知毎に逐一確認する手間が省けるとともに、秘匿情報を用いた報知音などによる周囲への迷惑を最小限に留めることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
(変更解除制御)
たとえば、上記実施形態では、制御部(制御部104、制御部204、制御部304、または制御部404)により秘匿情報の出力制御が行われた後、出力制御を解除して制御前の状態に戻す場合、制御部が、所定の条件に従い、出力制御を解除する構成を有することができる。他の実施形態において、さらに、制御装置600は、秘匿情報の出力内容が変更された時に、変更の解除を、パスワード等の識別情報の入力により許可する構成をさらに、有してもよい。
図21は、本発明の実施の形態に係る制御装置600の論理的な要部構成を示す機能ブロック図である。
制御装置600は、上記実施形態の制御装置100、制御装置200、制御装置300、制御装置400、および第1制御装置510の少なくともいずれかと同様な構成を有するとともに、さらに、制御部604と、受付部606と、照合部608と、を備える。
具体的には、この実施形態において、制御装置600は、制御部604により変更された秘匿情報の出力内容の設定を解除するための識別情報を受け付ける受付部606と、受付部606が受け付けた識別情報が、予め設定された識別情報と一致するか否かを照合する照合部608と、をさらに備えることができる。
制御部604は、照合部608により、識別情報が一致していると判断された場合に、制御部604により制御された秘匿情報の出力の設定を解除し、元の出力の設定に戻す。
受付部606は、制御部604により、充電台3との通信可能な状態が検出されて秘匿情報の出力が制御され、出力内容が変更された場合に、その変更を解除する指示を受け付ける。この実施形態では、受付部606は、解除する指示として、たとえば、パスワード、暗証番号等の識別情報を受け付ける。受付部606は、たとえば、自被給電体210が備える操作キーやタッチパネルに表示されるソフトキーをユーザが操作することにより、入力された識別情報を受け付けることができる。
あるいは、予め解除用の識別情報が記録された非接触ICカード等の記録媒体を自被給電体210が備えるカードリーダが読み取ることで、受付部606が識別情報を受け付けてもよい。あるいは、自被給電体210に対し、ネットワーク経由で、遠隔操作により送信された識別情報を、受付部606が受け付けてもよい。
この構成によれば、充電台3で複数の被給電体が充電されている状況で、他のユーザにより自被給電体210が取り違えられた場合や、他のユーザにより自被給電体210が操作された場合にも、変更された秘匿情報の出力内容を元に戻すために、パスワード等の入力が必要となるので、変更された秘匿情報の出力内容が他のユーザに漏洩する心配がない。
(ユーザ編集)
また、上記実施形態において、制御装置(制御装置100、制御装置200、制御装置300、制御装置400、第1制御装置510、制御装置600)が、出力制御レベル毎の出力制御の変更内容を編集および設定する構成を有することを説明した。具体的には、制御装置は、出力制御レベル毎の出力制御のユーザ編集を受け付ける編集部(不図示)をさらに有することができる。
たとえば、制御装置において、編集部は、充電台3との通信可能な状態を検出部102(または検出部202)が検知した時、ユーザ編集用のメニューを表示部に表示してもよい。あるいは、随時、編集できてもよい。
編集部は、まず、充電台3との通信可能な状態を検出部102(または検出部202)が検出した時、充電台3に載置されたことをユーザに通知するメッセージ、および秘匿情報の出力制御を行うか否かをユーザに問合せるメッセージを表示することができる。そして、制御する場合は、編集部は、変更内容の設定を行う編集メニューへと画面を移行させることができる。
たとえば、編集部は、複数のセキュリティレベルについて、それぞれ制御対象となる秘匿情報として、待受画像、着信画像、ロック画面画像の設定、着信音、充電完了音等の各種音声の設定等を受け付けることができる。たとえば、図7に示すように、制御対象の自被給電体210の通常利用時に使用される待受画像や着信音等を設定するオリジナルと、自被給電体210が充電台3との通信可能な状態にある場合に使用される待受画像や着信音を設定するセキュリティレベル1、および自被給電体210と他被給電体212が通信可能な状態にある場合に使用される待受画像や着信音を設定するセキュリティレベル2の3つのレベルで、それぞれ編集することができる。
さらに、充電時に、以下のいずれかの出力制御を行うかメニューで選択できてもよい。
設定1:秘匿情報を変更(予め設定:レベル1、デフォルト:レベル2等)
設定2:秘匿情報を出力しない
設定3:他ユーザとの関係に応じて秘匿情報を変更(予め設定、デフォルト等)または出力しない
設定4:他ユーザとの関係に応じて、他ユーザと関係のある秘匿情報のみ変更(予め設定、デフォルト等)または出力しない
あるいは、上述したように、自被給電体210が保持するアドレス帳等において、ユーザ毎の関係性、または、ユーザ専用の着信画像、着信報知の出力内容、着信音等の出力制御レベルを設定できてもよい。
この構成によれば、充電台3に自被給電体210を載置した時等に、秘匿情報の出力内容変更の設定をユーザに促すことができるので、設定し忘れを防ぐことができる。また、制御が不要な場合には秘匿情報の出力制御の処理を行わずに済むので、消費電力の消費を抑えるとともに、処理効率がよい。
(電気自動車(EV)への適用)
上述した本発明の実施の形態に係る制御装置を電気自動車(EV)に適用した場合の例について、以下に説明する。
本実施形態では、被給電体がEVであり、EVが充電台3により充電される時、充電完了を、たとえば、クラクション、または車載オーディオのスピーカ等からの報知音により報知することができる。あるいは、EVのフロントガラスに映像を映写したり、ヘッドライト、室内灯、ウィンカー、テールランプ等の照明類の点灯点滅制御で、充電完了等を報知することもできる。
本実施形態では、他被給電体212が検出部202により検出された場合等に、充電完了の報知(秘匿情報に相当)を制御部204が制御することができる。また、自被給電体210が充電している場所に応じて、秘匿情報(充電完了の報知)の出力を制御してもよい。たとえば、自宅の駐車場で充電している場合には、充電完了の報知は行わないように制御してもよい。
あるいは、仲間同士で、複数のEVを充電した場合、最後に充電が終わったときのみ報知するようにしてもよい。あるいは、複数のEV間で、充電完了までにかかる時間が大きく異なり、所定時間以上の差が生じる場合は、満充電でなくても、所定値以上の充電量となった時点で、報知する等してもよい。
この構成によれば、EV等の充電完了時の報知も秘匿情報の出力制御として、充電台3との通信可能な状態に応じて、制御することができる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 制御装置が、
被給電体における充電台と通信可能な状態を検出し、
検出される前記状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する制御装置の制御方法。
2. 1.に記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
前記被給電体の前記状態として、前記制御対象の自被給電体における前記充電台と通信可能な状態に加え、前記自被給電体とは別の他被給電体における前記充電台と通信可能な状態を検出し、
検出される前記自被給電体および前記他被給電体の前記状態に基づいて、前記自被給電体の秘匿情報の出力を制御する制御装置の制御方法。
3. 1.または2.に記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
ユーザが居る方向をさらに検出し、
検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の指向性を、検出されるユーザ方向に応じてさらに制御する制御装置の制御方法。
4. 3.に記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
前記自被給電体における表示部の画面の向きに関する画面情報をさらに取得し、
取得される前記画面情報に基づいて、検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の指向性の制御対象となる、前記自被給電体における前記表示部の前記画面の向きが、検出される他のユーザが居る方向を向いている場合、前記表示部への前記秘匿情報の表示出力をさらに制御する制御装置の制御方法。
5. 1.乃至4.いずれかに記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
前記制御対象の自被給電体と、前記自被給電体とは別の他被給電体のユーザ間の関係性を示し、当該自被給電体が保持するユーザ関係情報を元に前記ユーザ間の関係性を判別するための情報をさらに取得し、
取得される前記情報と前記ユーザ関係情報に基づいて、前記自被給電体と、検出された前記他被給電体のユーザ間の関係性をさらに判別し、
判別される前記ユーザ間の関係性に応じて、検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力をさらに制御する制御装置の制御方法。
6. 5.に記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
判別される、前記ユーザ間の関係性に応じて、前記ユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに制御する制御装置の制御方法。
7. 5.または6.に記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
前記制御対象の自被給電体の前記秘匿情報と、前記自被給電体とは別の他被給電体のユーザとの間の関係性を示し、当該自被給電体が保持するユーザ情報関係情報を元に前記秘匿情報およびユーザ間の関係性を判別するための情報をさらに取得し、
取得される前記情報と前記ユーザ情報関係情報に基づいて、前記自被給電体の前記秘匿情報と、検出された前記他被給電体のユーザとの間の関係性をさらに判別し、
判別される、前記秘匿情報およびユーザ間の関係性に応じて、前記秘匿情報およびユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報のうち、前記他被給電体のユーザと関係がある秘匿情報について前記出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに制御する制御装置の制御方法。
8. 1.乃至7.いずれかに記載の制御装置の制御方法において、
前記制御装置が、
同じ充電台または近隣の充電台に載置または接続されている、複数の前記被給電体における、当該充電台と通信可能な状態を検出する制御装置の制御方法。
9. 被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する手順、
検出する手順により検出される前記状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
10. 9.に記載のプログラムにおいて、
前記検出する手順において、
前記被給電体の前記状態として、前記制御対象の自被給電体における前記充電台と通信可能な状態に加え、前記自被給電体とは別の他被給電体における前記充電台と通信可能な状態を検出する手順、
をコンピュータに実行させ、
前記制御する手順において、
前記検出する手順で検出される前記自被給電体および前記他被給電体の前記状態に基づいて、前記自被給電体の秘匿情報の出力を制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
11. 9.または10.に記載のプログラムにおいて、
ユーザが居る方向を検出する手順、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記制御する手順において、
前記検出する手順で検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の指向性を、前記ユーザが居る方向を検出する手順で検出されるユーザ方向に応じて、さらに制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
12. 11.に記載のプログラムにおいて、
前記自被給電体における表示部の画面の向きに関する画面情報を取得する手順、
をさらにコンピュータに実行させ、
前記制御する手順において、
前記画面情報を取得する手順で取得される前記画面情報に基づいて、前記検出する手順で検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の指向性の制御対象となる、前記自被給電体における前記表示部の前記画面の向きが、前記ユーザが居る方向を検出する手順で検出される他のユーザが居る方向を向いている場合、前記表示部への前記秘匿情報の表示出力を、さらに制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
13. 9.乃至12.いずれかに記載のプログラムにおいて、
制御対象の自被給電体と、前記自被給電体とは別の他被給電体のユーザ間の関係性を示し、当該自被給電体が保持するユーザ関係情報を元に前記ユーザ間の関係性を判別するための情報を取得する手順、
前記情報を取得する手順で取得される前記情報と前記ユーザ関係情報に基づいて、前記自被給電体と、前記検出する手順により検出された前記他被給電体のユーザ間の関係性を判別する手順、
をコンピュータに実行させ、
前記制御する手順において、
前記関係性を判別する手順で判別される前記ユーザ間の関係性に応じて、前記検出する手順で検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力を、さらに制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
14. 13.に記載のプログラムにおいて、
前記制御する手順において、
前記関係性を判別する手順により判別される、前記ユーザ間の関係性に応じて、前記ユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、前記検出する手順で検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
15. 13.または14.に記載のプログラムにおいて、
前記ユーザ関係情報を取得する手順において、
前記制御対象の自被給電体の前記秘匿情報と、前記自被給電体とは別の他被給電体のユーザとの間の関係性を示し、当該自被給電体が保持するユーザ情報関係情報を元に前記秘匿情報およびユーザ間の関係性を判別するための情報をさらに取得する手順、
をコンピュータに実行させ、
前記関係性を判別する手順において、
前記情報を取得する手順で取得される前記情報と前記ユーザ情報関係情報に基づいて、前記自被給電体の前記秘匿情報と、前記検出する手順で検出された前記他被給電体のユーザとの間の関係性をさらに判別する手順、
をコンピュータに実行させ、
前記制御する手順において、
前記関係性を判別する手順により判別される、前記秘匿情報およびユーザ間の関係性に応じて、前記秘匿情報およびユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、前記検出する手順で検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報のうち、前記他被給電体のユーザと関係がある秘匿情報について前記出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに制御する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
16. 9.乃至15.いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記検出する手順において、
同じ充電台または近隣の充電台に載置または接続されている、複数の前記被給電体における、当該充電台と通信可能な状態を検出する手順、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
17. 被給電体における充電台と通信可能な状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される前記状態に基づいて、制御対象の自被給電体の秘匿情報の出力を制御する制御手段と、
を備える制御装置。
18. 17.に記載の制御装置において、
前記検出手段は、前記被給電体の前記状態として、前記制御対象の自被給電体における前記充電台と通信可能な状態に加え、前記自被給電体とは別の他被給電体における前記充電台と通信可能な状態を検出し、
前記制御手段は、前記検出手段により検出される前記自被給電体および前記他被給電体の前記状態に基づいて、前記自被給電体の秘匿情報の出力を制御する制御装置。
19. 17.または18.に記載の制御装置において、
ユーザが居る方向を検出するユーザ方向検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、
前記検出手段により検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の指向性を、前記ユーザ方向検出手段により検出されるユーザ方向に応じて、さらに、制御する制御装置。
20. 19.に記載の制御装置において、
前記自被給電体における表示部の画面の向きに関する画面情報を取得する画面情報取得手段をさらに備え、
前記制御手段は、
前記画面情報取得手段により取得される前記画面情報に基づいて、前記検出手段により検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の指向性の制御対象となる、前記自被給電体における前記表示部の前記画面の向きが、前記ユーザ方向検出手段により検出される他のユーザが居る方向を向いている場合、前記表示部への前記秘匿情報の表示出力を、さらに、制御する制御装置。
21. 17.乃至20.いずれかに記載の制御装置において、
前記制御対象の自被給電体と、前記自被給電体とは別の他被給電体のユーザ間の関係性を示し、当該自被給電体が保持するユーザ関係情報を元に前記ユーザ間の関係性を判別するための情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得される前記情報と前記ユーザ関係情報に基づいて、前記自被給電体と、前記検出手段により検出された前記他被給電体のユーザ間の関係性を判別する関係性判別手段と、
をさらに備え、
前記制御手段は、
前記関係性判別手段により判別される前記ユーザ間の関係性に応じて、前記検出手段により検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力を、さらに、制御する制御装置。
22. 21.に記載の制御装置において、
前記制御手段は、
前記関係性判別手段により判別される、前記ユーザ間の関係性に応じて、前記ユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、前記検出手段により検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報の前記出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに、制御する制御装置。
23. 21.または22.に記載の制御装置において、
前記情報取得手段は、
前記制御対象の自被給電体の前記秘匿情報と、前記自被給電体とは別の他被給電体のユーザとの間の関係性を示し、当該自被給電体が保持するユーザ情報関係情報を元に前記秘匿情報およびユーザ間の関係性を判別するための情報をさらに取得し、
前記関係性判別手段は、
前記情報取得手段により取得される前記情報と前記ユーザ情報関係情報に基づいて、前記自被給電体の前記秘匿情報と、前記検出手段により検出された前記他被給電体のユーザとの間の関係性をさらに判別し、
前記制御手段は、
前記関係性判別手段により判別される、前記秘匿情報およびユーザ間の関係性に応じて、前記秘匿情報およびユーザ間の関係性毎に予め定められた出力制御レベルに基づいて、前記検出手段により検出される前記被給電体の前記状態に基づいて制御される前記秘匿情報のうち、前記他被給電体のユーザと関係がある秘匿情報について前記出力の内容または方法を変更するか、または変更しないように、さらに、制御する制御装置。
24. 17.乃至23.いずれかに記載の制御装置において、
前記検出手段は、
同じ充電台または近隣の充電台に載置または接続されている、複数の前記被給電体における、当該充電台と通信可能な状態を検出する制御装置。
3 充電台
10 スマートフォン
12 CPU
14 メモリ
16 I/O
18 通信制御部
19 アンテナ
22 操作部
24 操作受付部
26 表示部
28 表示制御部
30 タッチパネルユニット
32 スピーカ
34 マイク
36 音声制御部
40 バス
42 プログラム
50 バッテリ
52 充電制御部
54 端子
100 制御装置
102 検出部
104 制御部
200 制御装置
202 検出部
204 制御部
210 自被給電体
210a 画面
212 他被給電体
220 秘匿情報設定テーブル
300 制御装置
304 制御部
306 ユーザ方向検出部
308 画面情報取得部
400 制御装置
404 制御部
406 情報取得部
408 関係性判別部
510 第1制御装置
512 受信部
514 判定部
516 制御部
520 第2制御装置
522 送信部
524 制御部
600 制御装置
604 制御部
606 受付部
608 照合部

Claims (9)

  1. 充電台に載置されることで充電を行う通信装置であって、
    他装置が当該充電台上で充電中である、または当該充電台上で充電終了していることを示す情報を取得する充電情報取得手段と、
    前記情報を取得すると、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 充電台に載置されることで充電を行う通信装置であって、
    当該充電台に載置されている他装置のユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記他装置のユーザ情報が当該通信装置のユーザ情報と異なる場合、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  3. 前記ユーザ情報は、メールアドレス、電話番号、SNSの利用IDの少なくともいずれか一つである請求項2に記載の通信装置。
  4. 充電台に載置されることで充電を行う通信装置が、
    他装置が当該充電台上で充電中である、または当該充電台上で充電終了していることを示す情報を取得し、
    前記情報を取得すると、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う、
    通信装置の制御方法。
  5. 充電台に載置されることで充電を行う通信装置が、
    当該充電台に載置されている他装置のユーザ情報を取得し、
    前記他装置のユーザ情報が当該通信装置のユーザ情報と異なる場合、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う、
    通信装置の制御方法。
  6. 前記ユーザ情報は、メールアドレス、電話番号、SNSの利用IDの少なくともいずれか一つである請求項5に記載の通信装置の制御方法。
  7. 充電台に載置されることで充電を行う通信装置を実現するコンピュータに、
    他装置が当該充電台上で充電中である、または当該充電台上で充電終了していることを示す情報を取得する手順、
    前記情報を取得すると、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う手順、
    実行させるためのプログラム。
  8. 充電台に載置されることで充電を行う通信装置を実現するコンピュータに、
    当該充電台に載置されている他装置のユーザ情報を取得する手順、
    前記他装置のユーザ情報が当該通信装置のユーザ情報と異なる場合、少なくとも当該通信装置が当該充電台上で充電を行っている間は、着信する電話、メール、およびメッセージの少なくともいずれか一つの発信元情報の画面表示を停止する制御を行う手順、
    実行させるためのプログラム。
  9. 前記ユーザ情報は、メールアドレス、電話番号、SNSの利用IDの少なくともいずれか一つである請求項8に記載のプログラム。
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