JP6051742B2 - 信頼度導出装置、信頼度導出方法、信頼度導出プログラム及びナビゲーション装置 - Google Patents

信頼度導出装置、信頼度導出方法、信頼度導出プログラム及びナビゲーション装置 Download PDF

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本発明は、信頼度導出装置、信頼度導出方法、信頼度導出プログラム及びナビゲーション装置に関する。
従来、GPS(Global Positioning System)を利用した位置検出装置では、GPS等の情報から算出することにより、測位対象の位置を推定している。GPSから算出された測位対象の測位位置は、測位対象の真の位置に対して誤差を含んでいる。この誤差を統計的に評価した結果を「測位精度」と呼ぶ。
GPS衛星からのデータにより得られる測位精度は、GPS衛星及びそれぞれのGPS受信機の測定距離である擬似距離に含まれる誤差(以下、「測距精度」と呼ぶ)と、GPS衛星及びGPS受信機の幾何学的位置関係によって決定される誤差係数であるDOP(Dilution Of Precision)とに基づいて概算することができる。例えば、複数のGPS衛星における測距精度の最大値又は平均値とDOPとの積を半径とし、測定された測位対象の位置を中心として、測位精度を円の領域として表すことができる。このように導出された領域は測位誤差(領域)と呼ばれ、「測位誤差が大きい」状態は、「測位精度が低く測位データの信頼性に欠ける」状態であると言うことができる。
測位精度は、GPS受信機の受信環境やGPS衛星の配置の影響等によってその信頼性が低下する場合がある。その要因の一つとして、測位対象の周囲の建造物や樹木等の影響が知られている。GPS受信機が周囲の建造物や樹木等に反射したGPS信号(以下、「マルチパス」と呼ぶ)を受信すると、擬似距離が実際の値より大きくなり、正確な測距精度を算出することが困難となるため、GPS衛星からのデータにより得られる測位精度の信頼性が低下する。
ここで、マルチパスが存在する受信環境下において、マルチパスの検出結果を考慮した測位精度の指標を算出する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−328157号公報
しかしながら、例えば、従来技術では、GPS受信機が算出した測位位置が測位誤差領域内の誤差最大値近傍にあるのか、或いは、実際の装置(測位対象)の位置に近い位置であるかは判別できない。さらに、上述したマルチパスが生じている環境では、測位誤差領域は広くなり、その影響が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、衛星航法から推定される測位対象の位置精度を向上させることが可能である信頼度導出装置、信頼度導出方法、信頼度導出プログラム及びナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る信頼度導出装置は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部とを有する。
本発明に係る信頼度導出装置は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部とを有する。
本発明に係る信頼度導出装置は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部とを有する。
また、本発明に係る信頼度導出方法は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較するステップと、前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度情報の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップとを含む。
本発明に係る信頼度導出方法は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較するステップと、前記測位誤差分散値の比較結果と、前記加速度の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップとを含む。
本発明に係る信頼度導出方法は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較するステップと、前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度分散差分値の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップとを含む。
また、本発明に係る信頼度導出プログラムは、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較するステップと、前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度情報の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明に係る信頼度導出プログラムは、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較するステップと、前記測位誤差分散値の比較結果と、前記加速度の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明に係る信頼度導出プログラムは、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較するステップと、前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度分散差分値の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明に係るナビゲーション装置は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と、決定された前記信頼度を出力する信頼度出力部とを有する。
本発明に係るナビゲーション装置は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と、決定された前記信頼度を出力する信頼度出力部とを有する。
本発明に係るナビゲーション装置は、衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と、決定された前記信頼度を出力する信頼度出力部とを有する。
本発明の一つの様態によれば、衛星航法から推定される測位対象の位置精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る信頼度導出装置の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る判定閾値制御記憶部によって記憶される情報例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る信頼度記憶部に記憶された情報例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る信頼度導出装置における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態1に係る判定閾値制御処理の流れの例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態2に係る信頼度導出装置の構成例を示す図である。 図7は、実施の形態2に係る判定閾値制御記憶部によって記憶される情報例を示す図である。 図8は、実施の形態2に係る信頼度導出装置における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2に係る判定閾値制御処理の流れの例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成例を示す図である。 図11は、実施の形態3に係るナビゲーション装置における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態3に係る位置推定処理の流れの例を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成例を示す図である。 図14は、実施の形態4に係るナビゲーション装置における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る信頼度導出装置、信頼度導出方法、信頼度導出プログラム及びナビゲーション装置の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施の形態は、内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることができる。
(実施の形態1)
[実施の形態1に係る信頼度導出装置の構成]
図1を用いて、実施の形態1に係る信頼度導出装置の構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る信頼度導出装置の構成例を示す図である。
図1に示すように、信頼度導出装置100は、GPS測位部111と、信頼度導出部120とを有する。かかる信頼度導出装置100は、以下で説明する処理により、測位情報の信頼度を求めるものである。なお、信頼度の詳細については後述する。また、信頼度導出部120は、測位誤差分散値演算部121と、測位誤差分散値比較部122と、速度平均値演算部123と、加速度演算部124と、加速度比較部125と、判定閾値制御部126と、判定閾値制御記憶部127と、信頼度決定部128と、信頼度記憶部129とを有し、信頼度を導出する。
GPS測位部111は、GPS衛星から信号を逐次受信し、サンプリング間隔ごと(周期的)にGPS測位の測位情報を算出する。そして、GPS測位部111は、算出した測位情報を測位誤差分散値演算部121、速度平均値演算部123それぞれに対して逐次出力する。なお、測位情報の算出は、公知の技術によって行なわれれば良いため、ここでの詳細な説明を省略する。
GPS測位部111によって算出される測位情報には、例えば、経緯度、測位誤差、測位対象の移動速度であるGPS速度、測位対象の方位であるGPS方位等が含まれる。これらのうち、測位誤差は、捕捉される各GPS衛星に関する擬似距離の測定精度である測距精度と、測位対象とGPS衛星との幾何学的位置関係がどのように測位演算に反映されるかの指標であるDOP値等に基づいて導出される。また、測位対象は、車両や歩行者等の移動するあらゆるものを指す。本実施の形態では、信頼度導出装置100を車両に適用する場合を例に挙げて説明する。なお、歩行者を測位対象とする場合には、歩行者が保持する携帯端末等に信頼度導出装置100が適用される。
測位誤差分散値演算部121は、GPS測位部111によって出力された測位情報に含まれる測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値を逐次演算する。そして、測位誤差分散値演算部121は、演算した測位誤差分散値を測位誤差分散値比較部122に対して逐次出力する。
測位誤差分散値比較部122は、測位誤差分散値演算部121によって逐次出力された測位誤差分散値と、期待する測位情報の精度を維持できる測位誤差分散値を表す第1閾値「X」とを比較する。そして、測位誤差分散値比較部122は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果を判定閾値制御部126に対して出力する。かかる比較結果は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との大小関係である。
速度平均値演算部123は、GPS測位部111によって出力された測位情報に含まれる車両の対地速度から、任意に決定された期間における速度の平均値を表す速度平均値を逐次演算する。そして、速度平均値演算部123は、演算した速度平均値を加速度演算部124に対して逐次出力する。
加速度演算部124は、速度平均値演算部123によって逐次出力される速度平均値について、今回の速度平均値及び時間と、前回の速度平均値及び時間とから、前回から今回に至る車両の加速度を演算する。そして、加速度演算部124は、演算した加速度を加速度比較部125に対して出力する。
加速度比較部125は、加速度演算部124によって出力された加速度と、期待する測位情報の精度を維持できる加速度を表す第2閾値「Y」とを比較する。そして、加速度比較部125は、加速度と第2閾値「Y」との比較結果を判定閾値制御部126に対して出力する。かかる比較結果は、加速度と第2閾値「Y」との大小関係である。なお、加速度は、速度情報の一例であり、加速度比較部125は、速度情報比較部の一例である。
判定閾値制御部126は、測位誤差分散値比較部122によって出力された比較結果と、加速度比較部125によって出力された比較結果とに基づいて、信頼度記憶部129に記憶された所定の判定閾値を更新する。判定閾値の更新後、判定閾値制御部126は、信頼度決定部128に対して、信頼度を決定する信頼度決定処理を実行するように指示する。
より具体的には、判定閾値制御部126は、判定閾値制御記憶部127を参照して、測位誤差分散値比較部122によって出力された比較結果と、加速度比較部125によって出力された比較結果とに対応する判定閾値の更新値を取得する。そして、判定閾値制御部126は、取得した更新値をもとに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新する。
図2は、実施の形態1に係る判定閾値制御記憶部127によって記憶される情報例を示す図である。図2に示すように、判定閾値制御記憶部127は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果と、加速度と第2閾値「Y」との比較結果とに対応する、判定閾値の更新値を記憶する。
例を挙げると、判定閾値制御記憶部127は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果が「測位誤差分散値<X」であり、加速度と第2閾値「Y」との比較結果が「加速度<Y」であるときの、判定閾値の更新値「+1」を記憶する。この更新値「+1」は、判定閾値を「1」だけ増加させる更新を行なうことを意味する。また、判定閾値制御記憶部127は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果が「測位誤差分散値≧X」であり、加速度と第2閾値「Y」との比較結果が「加速度≧Y」であるときの、判定閾値の更新値「−1」を記憶する。この更新値「−1」は、判定閾値を「1」だけ減少させる更新を行なうことを意味する。なお、判定閾値制御記憶部127は、上記の比較結果以外のときの判定閾値の更新値「0」を記憶する。判定閾値の更新値が「0」である場合には、判定閾値を更新しないことを意味する。
ここで、判定閾値の更新値「+1」や「−1」は一例である。つまり、判定閾値制御部126は、比較結果が「測位誤差分散値<X」且つ「加速度<Y」である場合に、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を大きくする更新を実行する。同様に、判定閾値制御部126は、比較結果が「測位誤差分散値≧X」且つ「加速度≧Y」である場合に、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を小さくする更新を実行する。また、判定閾値制御部126は、上記の比較結果以外のときに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新しない。
図3は、実施の形態1に係る信頼度記憶部129に記憶された情報例を示す図である。図3に示すように、信頼度記憶部129は、測位情報の信頼性の度合いを表す「信頼度」と、測位情報に含まれる測位誤差から該信頼度を決定するために利用される閾値を表す「判定閾値」とを対応付けて記憶する。例を挙げると、信頼度記憶部129は、信頼度「信頼度1」と、判定閾値「≦L」とを対応付けて記憶する。また、信頼度記憶部129は、信頼度「信頼度2」と、判定閾値「≦L」とを対応付けて記憶する。また、信頼度記憶部129は、信頼度「信頼度3」と、判定閾値「<L」とを対応付けて記憶する。
ここで、信頼度の大きさは、「信頼度1>信頼度2>信頼度3」であり、「信頼度1」が最も信頼性が高いことを示すものとする。例えば、信頼度を10段階の値で表す場合には、「信頼度1=10」、「信頼度2=6」、「信頼度3=3」等となる。また、判定閾値の大きさは、「L>L」であり、「L」よりも「L」の方がより大きな値であるものとする。かかる判定閾値は、信頼度決定部128によって適宜更新されるものであり、例えば、初期値としては「L=5(m)」、「L=10(m)」である。
例えば、判定閾値制御部126は、判定閾値制御記憶部127から取得した判定閾値の更新値「+1」をもとに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値「L=5(m)」、「L=10(m)」それぞれに「1」を加算し、判定閾値を「L=6(m)」、「L=11(m)」に更新する。
信頼度決定部128は、GPS測位部111によって出力された測位情報に含まれる測位誤差と、判定閾値制御部126によって更新された信頼度記憶部129の判定閾値とを比較することにより、信頼度を決定する。例えば、信頼度決定部128は、測位情報に含まれる測位誤差が「7(m)」であり、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値が「L=6(m)」、「L=11(m)」である場合に、信頼度を「信頼度2」に決定する。なお、信頼度は、衛星航法から得られた位置と自律航法から得られた位置とを合成することにより車両等の測位対象の位置を推定するナビゲーション装置等に出力される。これにより、ナビゲーション装置においては、衛星航法位置と自律航法位置との合成比率を信頼度に応じて設定する等、より好適な位置の推定に利用される。
つまり、信頼度導出装置100は、マルチパスの影響を受けていない期間と、マルチパスの影響を受けている期間とで、測位誤差が同じ値である可能性があるものの、各々の期間においては判定閾値の値も更新により異なっているため、マルチパスの影響の大きさに応じた、より高精度な信頼度を導出することができる。
[実施の形態1に係る全体処理フロー]
次に、図4を用いて、実施の形態1に係る信頼度導出装置100における全体処理の流れについて説明する。図4は、実施の形態1に係る信頼度導出装置100における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。
図4に示すように、GPS測位部111から測位情報が入力された場合に(ステップS101:Yes)、測位誤差分散値演算部121は、測位情報に含まれる測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値を算出する(ステップS102)。また、測位情報が入力されない場合には(ステップS101:No)、該測位情報の入力待ちの状態となる。また、測位誤差分散値比較部122は、測位誤差分散値演算部121によって算出された測位誤差分散値と、第1閾値「X」とを比較し、比較結果を判定閾値制御部126に対して出力する(ステップS103)。
また、速度平均値演算部123は、測位情報に含まれる車両の対地速度から、任意に決定された期間における速度平均値を算出する(ステップS104)。また、加速度演算部124は、速度平均値演算部123によって算出された速度平均値について、今回の速度平均値及び時間と、前回の速度平均値及び時間とから、前回から今回に至る車両の加速度を算出する(ステップS105)。また、加速度比較部125は、加速度演算部124によって算出された加速度と、第2閾値「Y」とを比較し、比較結果を判定閾値制御部126に対して出力する(ステップS106)。
また、判定閾値制御部126は、判定閾値制御記憶部127を参照して、測位誤差分散値比較部122によって出力された比較結果と、加速度比較部125によって出力された比較結果とに対応する判定閾値の更新値を取得し、取得した更新値をもとに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新する(ステップS107)。また、信頼度決定部128は、測位情報に含まれる測位誤差と、判定閾値制御部126によって更新された信頼度記憶部129の判定閾値とを比較することにより、信頼度を決定する(ステップS108)。なお、ステップS102及びステップS103と、ステップS104〜ステップS106との処理は、逆の順序で実行されても良いし、並行して実行されても良い。
[実施の形態1に係る判定閾値制御処理フロー]
次に、図5を用いて、実施の形態1に係る判定閾値制御処理の流れについて説明する。図5は、実施の形態1に係る判定閾値制御処理の流れの例を示すフローチャートである。
図5に示すように、判定閾値制御部126は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果を、測位誤差分散値比較部122から取得する(ステップS201)。また、判定閾値制御部126は、加速度と第2閾値「Y」との比較結果を、加速度比較部125から取得する(ステップS202)。そして、判定閾値制御部126は、比較結果について、「測位誤差分散値<第1閾値「X」」且つ「加速度<第2閾値「Y」」であるか否かを判定する(ステップS203)。
このとき、判定閾値制御部126は、比較結果が「測位誤差分散値<第1閾値「X」」且つ「加速度<第2閾値「Y」」であると判定した場合に(ステップS203:Yes)、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を大きくする更新を実行する(ステップS204)。一方、判定閾値制御部126は、比較結果が「測位誤差分散値<第1閾値「X」」且つ「加速度<第2閾値「Y」」でないと判定した場合に(ステップS203:No)、「測位誤差分散値≧第1閾値「X」」且つ「加速度≧第2閾値「Y」」であるか否かを判定する(ステップS205)。
そして、判定閾値制御部126は、比較結果が「測位誤差分散値≧第1閾値「X」」且つ「加速度≧第2閾値「Y」」であると判定した場合に(ステップS205:Yes)、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を小さくする更新を実行する(ステップS206)。また、判定閾値制御部126は、比較結果が「測位誤差分散値≧第1閾値「X」」且つ「加速度≧第2閾値「Y」」でないと判定した場合に(ステップS205:No)、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新しない(ステップS207)。なお、ステップS204、ステップS206、ステップS207それぞれの処理後、判定閾値制御部126は、信頼度決定部128に対して信頼度決定処理を実行するように指示する。
[実施の形態1による効果]
上述したように、信頼度導出装置100は、衛星航法に係る測位情報に含まれる測位誤差の測位誤差分散値と、期待する測位情報の精度を維持できる測位誤差分散値を表す第1閾値とを比較した比較結果と、測位情報に含まれる対地速度をもとに算出された加速度と、期待する測位情報の精度を維持できる加速度を表す第2閾値とを比較した比較結果とに応じて、測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度の決定で利用される判定閾値を更新する。また、信頼度導出装置100は、測位情報に含まれる測位誤差と判定閾値とを比較して、信頼度を決定する。これらの結果、信頼度導出装置100は、衛星航法から得られる測位情報の信頼度を導出するので、衛星航法から推定される測位対象の位置精度を向上させることができる。また、かかる信頼度は、ナビゲーション装置等において、自律航法位置と衛星航法位置との合成により、測位対象の位置が推定される際の合成比率の決定に利用することが可能である。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、速度情報の一例として、加速度を利用する場合を説明したが、速度分散値を利用することもできる。実施の形態2では、速度分散値を利用して信頼度を決定する信頼度導出装置について説明する。
[実施の形態2に係る信頼度導出装置の構成]
図6を用いて、実施の形態2に係る信頼度導出装置の構成を説明する。図6は、実施の形態2に係る信頼度導出装置の構成例を示す図である。なお、図6では、実施の形態1に係る信頼度導出装置100と同様の構成については同一の符号を付し、同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。実施の形態2では、信頼度導出装置200において、以下に示すGPS測位部211、速度分散値演算部231、速度分散値差分演算部232、速度分散値比較部234、判定閾値制御部226、判定閾値制御記憶部227以外の機能及び構成、処理については実施の形態1と同様である。
図6に示すように、信頼度導出装置200は、GPS測位部211と、信頼度導出部220とを有する。これらのうち、信頼度導出部220は、測位誤差分散値演算部121と、測位誤差分散値比較部122と、速度分散値演算部231と、速度分散値差分演算部232と、速度分散値比較部234と、判定閾値制御部226と、判定閾値制御記憶部227と、信頼度決定部128と、信頼度記憶部129とを有する。
GPS測位部211は、GPS衛星から信号を逐次受信し、サンプリング間隔ごと(周期的)にGPS測位の測位情報を算出する。そして、GPS測位部211は、算出した測位情報を測位誤差分散値演算部121、速度分散値演算部231それぞれに対して逐次出力する。
速度分散値演算部231は、GPS測位部211によって出力された測位情報に含まれる車両の対地速度から、該対地速度の分散値を表す速度分散値を逐次演算する。そして、速度分散値演算部231は、演算した速度分散値を速度分散値差分演算部232に対して逐次出力する。
速度分散値差分演算部232は、速度分散値演算部231によって逐次出力される速度分散値について、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表す速度分散差分値を演算する。そして、速度分散値差分演算部232は、演算した速度分散差分値を速度分散値比較部234に対して出力する。
速度分散値比較部234は、速度分散値差分演算部232によって出力された速度分散差分値と、期待する測位情報の精度を維持できる速度分散差分値を表す第2閾値「Z」とを比較する。そして、速度分散値比較部234は、速度分散値差分値と第2閾値「Z」との比較結果を判定閾値制御部226に対して出力する。かかる比較結果は、速度分散差分値と第2閾値「Z」との大小関係である。なお、速度分散差分値は、速度情報の一例であり、速度分散値比較部234は、速度情報比較部の一例である。
判定閾値制御部226は、測位誤差分散値比較部122によって出力された比較結果と、速度分散値比較部234によって出力された比較結果とに基づいて、信頼度記憶部129に記憶された所定の判定閾値を更新する。判定閾値の更新後、判定閾値制御部226は、信頼度決定部128に対して、信頼度を決定する信頼度決定処理を実行するように指示する。
より具体的には、判定閾値制御部226は、判定閾値制御記憶部227を参照して、測位誤差分散値比較部122によって出力された比較結果と、速度分散値比較部234によって出力された比較結果とに対応する判定閾値の更新値を取得する。そして、判定閾値制御部226は、取得した更新値をもとに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新する。
図7は、実施の形態2に係る判定閾値制御記憶部227によって記憶される情報例を示す図である。図7に示すように、判定閾値制御記憶部227は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果と、速度分散差分値と第2閾値「Z」との比較結果とに対応する、判定閾値の更新値を記憶する。
例を挙げると、判定閾値制御記憶部227は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果が「測位誤差分散値<X」であり、速度分散差分値と第2閾値「Z」との比較結果が「速度分散差分値<Z」であるときの、判定閾値の更新値「+1」を記憶する。この更新値「+1」は、判定閾値を「1」だけ増加させる更新を行なうことを意味する。また、判定閾値制御記憶部227は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果が「測位誤差分散値≧X」であり、速度分散差分値と第2閾値「Z」との比較結果が「速度分散差分値≧Z」であるときの、判定閾値の更新値「−1」を記憶する。この更新値「−1」は、判定閾値を「1」だけ減少させる更新を行なうことを意味する。なお、判定閾値制御記憶部227は、上記の比較結果以外のときの判定閾値の更新値「0」を記憶する。判定閾値の更新値が「0」である場合には、判定閾値を更新しないことを意味する。
ここで、判定閾値の更新値「+1」や「−1」は一例である。つまり、判定閾値制御部226は、比較結果が「測位誤差分散値<X」且つ「速度分散差分値<Z」である場合に、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を大きくする更新を実行する。同様に、判定閾値制御部226は、比較結果が「測位誤差分散値≧X」且つ「速度分散差分値≧Z」である場合に、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を小さくする更新を実行する。また、判定閾値制御部226は、上記の比較結果以外のときに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新しない。
例えば、判定閾値制御部226は、判定閾値制御記憶部227から取得した判定閾値の更新値「+1」をもとに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値「L=5(m)」、「L=10(m)」それぞれに「1」を加算し、判定閾値を「L=6(m)」、「L=11(m)」に更新する。
[実施の形態2に係る全体処理フロー]
次に、図8を用いて、実施の形態2に係る信頼度導出装置200における全体処理の流れについて説明する。図8は、実施の形態2に係る信頼度導出装置200における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。
図8に示すように、GPS測位部211から測位情報が入力された場合に(ステップS301:Yes)、測位誤差分散値演算部121は、測位情報に含まれる測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値を算出する(ステップS302)。また、測位情報が入力されない場合には(ステップS301:No)、該測位情報の入力待ちの状態となる。また、測位誤差分散値比較部122は、測位誤差分散値演算部121によって算出された測位誤差分散値と、第1閾値「X」とを比較し、比較結果を判定閾値制御部226に対して出力する(ステップS303)。
また、速度分散値演算部231は、測位情報に含まれる車両の対地速度から、該対地速度の分散値を表す速度分散値を逐次算出する(ステップS304)。また、速度分散値差分演算部232は、速度分散値演算部231によって逐次算出される速度分散値について、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表す速度分散差分値を算出する(ステップS305)。また、速度分散値比較部234は、速度分散値差分演算部232によって算出された速度分散差分値と、第2閾値「Z」とを比較し、比較結果を判定閾値制御部226に対して出力する(ステップS306)。
また、判定閾値制御部226は、判定閾値制御記憶部227を参照して、測位誤差分散値比較部122によって出力された比較結果と、速度分散値比較部234によって出力された比較結果とに対応する判定閾値の更新値を取得し、取得した更新値をもとに、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新する(ステップS307)。また、信頼度決定部128は、測位情報に含まれる測位誤差と、判定閾値制御部226によって更新された信頼度記憶部129の判定閾値とを比較することにより、信頼度を決定する(ステップS308)。なお、ステップS302及びステップS303と、ステップS304〜ステップS306との処理は、逆の順序で実行されても良いし、並行して実行されても良い。
[実施の形態2に係る判定閾値制御処理フロー]
次に、図9を用いて、実施の形態2に係る判定閾値制御処理の流れについて説明する。図9は、実施の形態2に係る判定閾値制御処理の流れの例を示すフローチャートである。
図9に示すように、判定閾値制御部226は、測位誤差分散値と第1閾値「X」との比較結果を、測位誤差分散値比較部122から取得する(ステップS401)。また、判定閾値制御部226は、速度分散差分値と第2閾値「Z」との比較結果を、速度分散値比較部234から取得する(ステップS402)。そして、判定閾値制御部226は、比較結果について、「測位誤差分散値<第1閾値「X」」且つ「速度分散差分値<第2閾値「Z」」であるか否かを判定する(ステップS403)。
このとき、判定閾値制御部226は、比較結果が「測位誤差分散値<第1閾値「X」」且つ「速度分散差分値<第2閾値「Z」」であると判定した場合に(ステップS403:Yes)、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を大きくする更新を実行する(ステップS404)。一方、判定閾値制御部226は、比較結果が「測位誤差分散値<第1閾値「X」」且つ「速度分散差分値<第2閾値「Z」」でないと判定した場合に(ステップS403:No)、「測位誤差分散値≧第1閾値「X」」且つ「速度分散差分値≧第2閾値「Z」」であるか否かを判定する(ステップS405)。
そして、判定閾値制御部226は、比較結果が「測位誤差分散値≧第1閾値「X」」且つ「速度分散差分値≧第2閾値「Z」」であると判定した場合に(ステップS405:Yes)、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を小さくする更新を実行する(ステップS406)。また、判定閾値制御部226は、比較結果が「測位誤差分散値≧第1閾値「X」」且つ「速度分散差分値≧第2閾値「Z」」でないと判定した場合に(ステップS405:No)、信頼度記憶部129に記憶された判定閾値を更新しない(ステップS407)。なお、ステップS404、ステップS406、ステップS407それぞれの処理後、判定閾値制御部226は、信頼度決定部128に対して信頼度決定処理を実行するように指示する。
[実施の形態2による効果]
上述したように、信頼度導出装置200は、衛星航法に係る測位情報に含まれる測位誤差の測位誤差分散値と、期待する測位情報の精度を維持できる測位誤差分散値を表す第1閾値とを比較した比較結果と、測位情報に含まれる対地速度をもとに算出された速度分散差分値と、期待する測位情報の精度を維持できる速度分散差分値を表す第2閾値とを比較した比較結果とに応じて、測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度の決定で利用される判定閾値を更新する。また、信頼度導出装置200は、測位情報に含まれる測位誤差と判定閾値とを比較して、信頼度を決定する。これらの結果、信頼度導出装置200は、衛星航法から得られる測位情報の信頼度を導出するので、衛星航法から推定される測位対象の位置精度を向上させることができる。また、かかる信頼度は、ナビゲーション装置等において、自律航法位置と衛星航法位置との合成により、測位対象の位置が推定される際の合成比率の決定にも利用することが可能である。
(実施の形態3)
上記実施の形態1や2では、測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を導出する信頼度導出装置100、信頼度導出装置200を説明したが、実施の形態3では、信頼度を利用して測位対象の位置を推定するナビゲーション装置について説明する。
[実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成]
図10を用いて、実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成を説明する。図10は、実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成例を示す図である。なお、図10では、実施の形態1に係る信頼度導出装置100と同様の構成については同一の符号を付し、同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。実施の形態3では、信頼度導出装置100aにおいて、以下に示すGPS測位部111a、センサ情報検出部112a、信頼度決定部128a以外の機能及び構成、処理については実施の形態1と同様である。
図10に示すように、ナビゲーション装置300は、信頼度導出装置100aと、変換係数算出部340と、位置導出部350とを有する。これらのうち、信頼度導出装置100aは、測定部110aと、信頼度導出部120aとを有する。また、位置導出部350は、合成比率決定部351と、位置推定部352とを有する。また、測定部110aは、GPS測位部111aと、センサ情報検出部112aとを有する。また、信頼度導出部120aは、測位誤差分散値演算部121と、測位誤差分散値比較部122と、速度平均値演算部123と、加速度演算部124と、加速度比較部125と、判定閾値制御部126と、判定閾値制御記憶部127と、信頼度決定部128aと、信頼度記憶部129とを有する。
GPS測位部111aは、GPS衛星から信号を逐次受信し、サンプリング間隔ごと(周期的)にGPS測位の測位情報を算出する。そして、GPS測位部111aは、算出した測位情報を、測位誤差分散値演算部121、速度平均値演算部123、信頼度決定部128a、変換係数算出部340、位置導出部350それぞれに対して逐次出力する。
センサ情報検出部112aは、車両に搭載された速度センサ、角速度センサや加速度センサ等に接続されており、速度パルス信号、角速度パルス信号、加速度パルス信号等の自律航法センサによる出力信号を検出する。そして、センサ情報検出部112aは、検出した速度パルス信号、角速度パルス信号、加速度パルス信号等を変換係数算出部340、位置導出部350それぞれに対して逐次出力する。
信頼度決定部128aは、判定閾値制御部126から信頼度決定処理の実行指示を受け付けると、GPS測位部111aによって出力された測位情報に含まれる測位誤差と、判定閾値制御部126によって更新された判定閾値とを比較することにより、信頼度を決定する。そして、信頼度決定部128aは、決定した信頼度を変換係数算出部340、位置導出部350それぞれに対して出力する。
変換係数算出部340は、GPS測位部111aによって逐次出力される測位情報に含まれる経緯度の差分、或いは、GPS速度の積算により算出した移動距離と、該算出の期間でセンサ情報検出部112aによって出力された速度パルスとを比較することにより、1パルス当たりの距離を表す速度パルスの変換係数を算出する。そして、変換係数算出部340は、算出した変換係数を位置導出部350に対して出力する。但し、変換係数算出部340による変換係数の算出及び出力は、信頼度決定部128aによって出力された信頼度が所定値以上である場合に実行される。変換係数が算出されなかった場合には、後段の処理において、以前に算出された変換係数が利用される。
例を挙げると、変換係数算出部340は、信頼度決定部128aによって出力された信頼度が「信頼度1」である場合に、測位情報の信頼性が高いことから、位置推定の算出で利用される変換係数の算出を行なう。一方、変換係数算出部340は、信頼度決定部128aによって出力された信頼度が「信頼度2」や「信頼度3」である場合に、測位情報の信頼性が低いことから、位置推定の算出で利用される変換係数の算出を行なわない。上記の例において、所定値は、「信頼度2」よりも大きな値の「8」等である。なお、変換係数の算出については、公知の技術によって行なわれれば良いため、ここでの詳細な説明を省略する。
合成比率決定部351は、信頼度決定部128aによって出力された信頼度が所定値以上である場合に、測位情報をもとに算出された車両の衛星航法位置と、センサ情報をもとに算出された車両の自律航法位置との合成比率について、衛星航法位置の比率を高く設定した合成比率を決定する。例えば、合成比率決定部351は、信頼度決定部128aによって出力された信頼度が「信頼度1」である場合に、衛星航法位置の比率を自律航法位置よりも高く設定した合成比率を決定する。また、例えば、合成比率決定部351は、信頼度決定部128aによって出力された信頼度が「信頼度2」や「信頼度3」である場合に、自律航法位置の比率を衛星航法位置よりも高く設定した合成比率を決定する。なお、合成比率については、信頼度に応じて予め設定された比率を適用しても良いし、同じ信頼度であっても測位誤差と判定閾値との差に応じた比率にするようにしても良い。
位置推定部352は、合成比率決定部351によって決定された合成比率にしたがって、衛星航法位置と自律航法位置とを合成し、車両の位置を推定する。より具体的には、位置推定部352は、センサ情報検出部112aによって出力されたセンサ情報と、変換係数算出部340によって出力された変換係数とから、車両の移動距離や角速度等を算出し、該車両の位置及び方位を更新して自律航法位置を算出する。そして、位置推定部352は、GPS測位部111aによって出力された測位情報に含まれる経緯度等から、車両の衛星航法位置を算出する。続いて、位置推定部352は、算出した自律航法位置と衛星航法位置とを、合成比率決定部351によって決定された合成比率にて合成し、車両の位置を推定する。
[実施の形態3に係る全体処理フロー]
次に、図11を用いて、実施の形態3に係るナビゲーション装置300における全体処理の流れについて説明する。図11は、実施の形態3に係るナビゲーション装置300における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る信頼度導出装置100における全体処理と同様の処理についてはその説明を省略する場合がある。具体的には、ステップS501〜ステップS508は、ステップS101〜ステップS108における処理と同様である。
図11に示すように、合成比率決定部351は、測位情報をもとに算出される車両の衛星航法位置と、センサ情報をもとに算出される車両の自律航法位置との合成比率を決定する(ステップS509)。また、位置推定部352は、衛星航法位置と自律航法位置とを算出し、合成比率決定部351によって決定された合成比率にしたがって、算出した衛星航法位置と自律航法位置とを合成することにより、車両の位置を推定する(ステップS510)。
[実施の形態3に係る位置推定処理フロー]
次に、図12を用いて、実施の形態3に係る位置推定処理の流れについて説明する。図12は、実施の形態3に係る位置推定処理の流れの例を示すフローチャートである。
図12に示すように、合成比率決定部351は、信頼度決定部128aによって決定された信頼度が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS601)。このとき、合成比率決定部351は、信頼度が所定値以上であると判定した場合に(ステップS601:Yes)、衛星航法位置と自律航法位置との合成比率について、衛星航法位置の比率を高く設定した合成比率を決定する(ステップS602)。一方、合成比率決定部351は、信頼度が所定値未満であると判定した場合に(ステップS601:No)、衛星航法位置と自律航法位置との合成比率について、自律航法位置の比率を高く設定した合成比率を決定する(ステップS603)。
また、位置推定部352は、センサ情報検出部112aによって出力されたセンサ情報と、変換係数算出部340によって出力された変換係数とから、車両の自律航法位置を算出するとともに、GPS測位部111aによって出力された測位情報から車両の衛星航法位置を算出する(ステップS604)。そして、位置推定部352は、合成比率決定部351によって決定された合成比率にしたがって、算出した衛星航法位置と自律航法位置とを合成し、車両の位置を推定する(ステップS605)。
[実施の形態3による効果]
上述したように、ナビゲーション装置300は、測位情報の信頼度に基づいて、衛星航法位置と自律航法位置との合成比率を決定するので、車両等の測位対象の位置推定の精度を向上させることができる。
(実施の形態4)
上記実施の形態1や2では、測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を導出する信頼度導出装置100、信頼度導出装置200を説明したが、実施の形態4では、信頼度を利用してナビゲーションの表示等を制御するナビゲーション装置について説明する。
[実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成]
図13を用いて、実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成を説明する。図13は、実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成例を示す図である。なお、図13では、実施の形態1に係る信頼度導出装置100と同様の構成については同一の符号を付し、同様の構成については詳細な説明を省略する場合がある。実施の形態4では、信頼度導出装置100の機能及び構成、処理については実施の形態1と同様である。
図13に示すように、ナビゲーション装置400は、信頼度導出装置100と、位置導出部450と、表示制御部460と、表示部470と、報知部480とを有する。これらのうち、信頼度導出装置100は、GPS測位部111と、信頼度導出部120とを有する。また、信頼度導出部120は、測位誤差分散値演算部121と、測位誤差分散値比較部122と、速度平均値演算部123と、加速度演算部124と、加速度比較部125と、判定閾値制御部126と、判定閾値制御記憶部127と、信頼度決定部128と、信頼度記憶部129とを有する。
位置導出部450は、GPS測位部111による測位情報から測位対象の位置を導出する。表示制御部460は、信頼度決定部128によって決定された信頼度をもとに、表示部470によるナビゲーションの表示を変化させる制御を行なう。より具体的には、表示制御部460は、信頼度決定部128によって決定された信頼度が第3閾値よりも小さい場合に、表示部470によるナビゲーションの表示を変化させる制御を行なう。つまり、表示制御部460は、第3閾値よりも小さい「信頼度2」や「信頼度1」等の信頼度が低い場合に、表示部470によるナビゲーションの表示について、位置導出部450によって導出された測位対象の位置の信頼度が低いことをユーザに知らせるために、その表示を変化させる。
表示の変化について例を挙げると、表示制御部460は、測位対象である車両アイコンの色の濃さを信頼度が高い順に合わせて濃い色から淡い色に変化させたり、車両アイコンを点滅させたり、位置の精度が好ましくない可能性がある旨の文字を出力させたりする。また、表示制御部460は、信頼度の程度を数値として出力させても良い。例えば、信頼度決定部128によって決定された信頼度を直接表示するか、信頼度決定部128によって信頼度を決定する際に行なわれる測位誤差と判定閾値比較の差分値を表示する。この差分値は、判定閾値から測位誤差の差分をとった場合に、値が正に大きいほど信頼度が高いことを示す。これらにより、表示制御部460は、ユーザに対し、GPS測位によって導出された位置の信頼度を出力する。表示部470は、表示制御部460によって制御され、ナビゲーションの画面を表示するディスプレイである。
報知部480は、信頼度決定部128によって決定された信頼度をもとに、音を出力する。より具体的には、報知部480は、信頼度決定部128によって決定された信頼度が第3閾値よりも小さい場合に、音を出力する。つまり、報知部480は、第3閾値よりも小さい「信頼度2」や「信頼度1」等の信頼度が低い場合に、位置導出部450によって導出された測位対象の位置の信頼度が低いことをユーザに知らせるために、効果音や、位置の精度が好ましくない可能性がある旨の音声等をスピーカに出力させる。なお、表示制御部460や報知部480は、信頼度出力部の一例である。また、表示制御部460と報知部480とについては、少なくとも一つを機能させれば良い。
[実施の形態4に係る全体処理フロー]
次に、図14を用いて、実施の形態4に係るナビゲーション装置400における全体処理の流れについて説明する。図14は、実施の形態4に係るナビゲーション装置400における全体処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1に係る信頼度導出装置100における全体処理と同様の処理についてはその説明を省略する場合がある。具体的には、ステップS701〜ステップS708は、ステップS101〜ステップS108における処理と同様である。また、図14では、信頼度を利用して車両アイコンの軌跡を変化させる場合を例に挙げて説明する。
図14に示すように、位置導出部450は、GPS測位部111による測位情報から車両の位置を導出する(ステップS709)。また、表示制御部460は、信頼度決定部128によって決定された信頼度が第3閾値以上であるか否かを判定する(ステップS710)。このとき、表示制御部460は、信頼度が第3閾値よりも小さい場合に(ステップS710:No)、表示部470に表示させる車両アイコンについて、信頼度が高い場合とは異なる色に変化させた表示制御を行なう(ステップS711)。一方、表示制御部460は、信頼度が第3閾値以上である場合に(ステップS710:Yes)、表示部470に表示させる車両アイコンの軌跡について、通常の表示制御を行なう(ステップS712)。
[実施の形態4による効果]
上述したように、ナビゲーション装置400は、測位情報の信頼度に応じて、ナビゲーションの表示等を制御するので、測位情報の精度をユーザに対して報知することができる。
(実施の形態5)
さて、これまで本発明に係る信頼度導出装置100、信頼度導出装置200、ナビゲーション装置300、ナビゲーション装置400の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)構成、(2)プログラム、について異なる実施の形態を説明する。
(1)構成
また、上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、上記実施の形態では、信頼度を3段階に分けることとして説明したが、信頼度は3段階に限られるものではなく、これに応じて、判定閾値も上記実施の形態のものに限られるわけではない。また、例えば、上記実施の形態では、信頼度が「信頼度2」より大きい場合、すなわち「信頼度1」を所定値以上の信頼度であることとして説明したが、該所定値はこれに限られるわけではなく、適宜変更することができる。
また、図示した信頼度導出装置100、信頼度導出装置200、ナビゲーション装置300、ナビゲーション装置400の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。例えば、合成比率決定部351と、位置推定部352とを、衛星航法位置と自律航法位置との合成比率を信頼度に応じて決定し、決定した合成比率にしたがって、衛星航法位置と自律航法位置とを合成することにより、測位対象の位置を推定する「位置推定部」として統合しても良い。
また、上記実施の形態4では、ナビゲーション装置400に、実施の形態1に係る信頼度導出装置100を含む構成として説明したが、実施の形態2に係る信頼度導出装置200を含む構成としても良い。また、上記実施の形態4では、信頼度を利用してナビゲーションの表示等を制御する場合を説明したが、かかるナビゲーションの表示の制御については、信頼度が低い場合に導出された位置を表示しないようにしても良い。これにより、ナビゲーション表示された位置・経路については、高精度な情報のみを表示することができる。
(2)プログラム
また、本実施の形態の信頼度導出装置100は、CPU等の制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置と、タッチパネル又はディスプレイ装置等の表示装置と、操作キー等の入力装置を備えており、任意の端末や特定の情報処理装置を利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態の信頼度導出装置100で実行される信頼度導出プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等の端末や情報処理装置で読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態の信頼度導出装置100で実行される信頼度導出プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の信頼度導出装置100で実行される信頼度導出プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、本実施の形態の信頼度導出プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
本実施の形態の信頼度導出装置100で実行される信頼度導出プログラムは、上述した各部(測位誤差分散値比較部122、加速度比較部125、判定閾値制御部126、信頼度決定部128)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体や記憶装置等から信頼度導出プログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、測位誤差分散値比較部122、加速度比較部125、判定閾値制御部126、信頼度決定部128が主記憶装置上に生成されるようになっている。
100 信頼度導出装置
111 GPS測位部
120 信頼度導出部
121 測位誤差分散値演算部
122 測位誤差分散値比較部
123 速度平均値演算部
124 加速度演算部
125 加速度比較部
126 判定閾値制御部
127 判定閾値制御記憶部
128 信頼度決定部
129 信頼度記憶部

Claims (14)

  1. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、
    前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、
    前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と
    を有することを特徴とする信頼度導出装置。
  2. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、
    前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、
    前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と
    を有することを特徴とする信頼度導出装置。
  3. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、
    前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、
    前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と
    を有することを特徴とする信頼度導出装置。
  4. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較するステップと、
    前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度情報の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、
    前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップと
    を含むことを特徴とする信頼度導出方法。
  5. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較するステップと、
    前記測位誤差分散値の比較結果と、前記加速度の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、
    前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップと
    を含むことを特徴とする信頼度導出方法。
  6. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較するステップと、
    前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度分散差分値の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、
    前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップと
    を含むことを特徴とする信頼度導出方法。
  7. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較するステップと、
    前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度情報の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、
    前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップと
    をコンピュータに実行させるための信頼度導出プログラム。
  8. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較するステップと、
    前記測位誤差分散値の比較結果と、前記加速度の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、
    前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップと
    をコンピュータに実行させるための信頼度導出プログラム。
  9. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較するステップと、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された前記測位対象の今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較するステップと、
    前記測位誤差分散値の比較結果と、前記速度分散差分値の比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行するステップと、
    前記測位誤差と前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定するステップと
    をコンピュータに実行させるための信頼度導出プログラム。
  10. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値とを含む速度情報と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、
    前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度情報が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、
    前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と、
    決定された前記信頼度を出力する信頼度出力部と
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  11. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の加速度と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、
    前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記加速度が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、
    前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と、
    決定された前記信頼度を出力する信頼度出力部と
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  12. 衛星から逐次受信した信号から得られる測位情報に含まれる測位対象に対する測位誤差をもとに算出された、該測位誤差の分散値を表す測位誤差分散値と、第1閾値とを比較する測位誤差分散値比較部と、
    前記測位情報に含まれる前記測位対象の対地速度をもとに算出された、前記測位対象の今回の速度分散値の絶対値と、前回の速度分散値の絶対値との差分値を表し、前記測位対象の速度分散差分値と、第2閾値とを比較する速度情報比較部と、
    前記測位誤差分散値比較部による比較結果と、前記速度情報比較部による比較結果とに基づいて、前記測位誤差分散値が前記第1閾値よりも小さい場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値よりも小さい場合に、判定閾値を大きくする更新を実行し、前記測位誤差分散値が前記第1閾値以上である場合、且つ、前記速度分散差分値が前記第2閾値以上である場合に、前記判定閾値を小さくする更新を実行する判定閾値制御部と、
    前記測位誤差と、前記判定閾値とを比較することにより、前記測位情報の信頼性の度合いを表す信頼度を決定する信頼度決定部と、
    決定された前記信頼度を出力する信頼度出力部と
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  13. 前記信頼度出力部は、前記信頼度に基づいて、表示部によるナビゲーションの表示を変化させることにより、前記信頼度を出力することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  14. 前記信頼度出力部は、前記信頼度に基づいて、音を出力することにより、前記信頼度を出力することを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
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