JP2000002759A - Gps受信装置 - Google Patents
Gps受信装置Info
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- JP2000002759A JP2000002759A JP16786998A JP16786998A JP2000002759A JP 2000002759 A JP2000002759 A JP 2000002759A JP 16786998 A JP16786998 A JP 16786998A JP 16786998 A JP16786998 A JP 16786998A JP 2000002759 A JP2000002759 A JP 2000002759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning
- unit
- gps
- calculated
- calculation unit
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測位衛星の切り替わりや未測位状態から測位
状態に移行した時に測位位置が急に飛んだり、GPS電
波がビル等で反射されて発生するマルチパスによって停
止中にも関わらず測位位置が移動したりする可能性があ
る。 【解決手段】 複数のGPS衛星から受信した信号によ
って測位演算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位
置誤差範囲(UERE)、時刻等を算出する測位演算部
2と、測位演算部2の演算した位置データ記憶する測位
結果記憶部3と、測位結果記憶部3に記憶された位置デ
ータを観測者に知らせる表示通知部4を備えるGPS受
信装置において、測位位置補正部11を設ける。
状態に移行した時に測位位置が急に飛んだり、GPS電
波がビル等で反射されて発生するマルチパスによって停
止中にも関わらず測位位置が移動したりする可能性があ
る。 【解決手段】 複数のGPS衛星から受信した信号によ
って測位演算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位
置誤差範囲(UERE)、時刻等を算出する測位演算部
2と、測位演算部2の演算した位置データ記憶する測位
結果記憶部3と、測位結果記憶部3に記憶された位置デ
ータを観測者に知らせる表示通知部4を備えるGPS受
信装置において、測位位置補正部11を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS受信装置に
関し、特に急な位置飛びやズレを防止し、正確な自位置
を観測者に知らせる事ができるように構成したものに係
わる。
関し、特に急な位置飛びやズレを防止し、正確な自位置
を観測者に知らせる事ができるように構成したものに係
わる。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のGPS受信装置につい
て、図面を用いて説明する。
て、図面を用いて説明する。
【0003】図8は従来のGPS受信装置の構成を示す
ブロック図である。図8において、1はGPS衛星から
電波を受信するアンテナ部、2はアンテナ部1で受信し
た信号を解析して観測地点の位置データ(緯度、経度、
高度)や時刻、移動方位・速度等を算出する測位演算
部、3は測位演算部2で得られた測位結果を記憶する測
位結果記憶部、4は測位結果記憶部3に記憶されている
測位結果を表示して観測者に通知する表示通知部であ
る。
ブロック図である。図8において、1はGPS衛星から
電波を受信するアンテナ部、2はアンテナ部1で受信し
た信号を解析して観測地点の位置データ(緯度、経度、
高度)や時刻、移動方位・速度等を算出する測位演算
部、3は測位演算部2で得られた測位結果を記憶する測
位結果記憶部、4は測位結果記憶部3に記憶されている
測位結果を表示して観測者に通知する表示通知部であ
る。
【0004】以上のように構成されたGPS受信装置に
ついて、以下にその動作について説明する。
ついて、以下にその動作について説明する。
【0005】測位演算部2では、3〜4個の衛星の軌道
情報を解析して測位計算を行う。そのため、これらのG
PS衛星の発する電波はアンテナ部1で受信され、各衛
星の軌道情報が測位演算部2に伝えられる。次に測位演
算部2では、軌道情報に基づいて各衛星の位置を計算
し、次いで、次式(1)によって観測地点の位置を求め
る。
情報を解析して測位計算を行う。そのため、これらのG
PS衛星の発する電波はアンテナ部1で受信され、各衛
星の軌道情報が測位演算部2に伝えられる。次に測位演
算部2では、軌道情報に基づいて各衛星の位置を計算
し、次いで、次式(1)によって観測地点の位置を求め
る。
【0006】 {(Xi−X)+(Yi−Y)+(Zi−Z)} = ri+s ・・・(1) ここで、(X、Y、Z)は観測地点の座標であり、(Xi、Y
i、Zi)はi番目の衛星の位置であり、riは観測地点
からi番目の衛星までの擬似距離であり、sは受信機時
計誤差による距離への影響値である。
i、Zi)はi番目の衛星の位置であり、riは観測地点
からi番目の衛星までの擬似距離であり、sは受信機時
計誤差による距離への影響値である。
【0007】式(1)に4個の衛星に関する(Xi、Yi、
Zi、ri)を代入し、観測地点の座標を概略設定して、反
復近似計算を行うことにより、未知数(X、Y、Z、s)を
求める。次いで、この近似計算で求めた観測地点の座標
値を緯度・経度・高度に変換し、測位結果記憶部3に格
納し、さらに表示通知部4にその内容を表示して観測者
に知らせる。
Zi、ri)を代入し、観測地点の座標を概略設定して、反
復近似計算を行うことにより、未知数(X、Y、Z、s)を
求める。次いで、この近似計算で求めた観測地点の座標
値を緯度・経度・高度に変換し、測位結果記憶部3に格
納し、さらに表示通知部4にその内容を表示して観測者
に知らせる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のGPS受信装置
では、測位衛星の切り替わりや未測位状態から測位状態
に移行した時に測位位置が急に飛んだり、GPS電波が
ビル等で反射されて発生するマルチパスによって停止中
にも関わらず測位位置がずれたりする可能性がある。従
来のGPS受信装置では、その結果をそのまま観測者に
通知している。
では、測位衛星の切り替わりや未測位状態から測位状態
に移行した時に測位位置が急に飛んだり、GPS電波が
ビル等で反射されて発生するマルチパスによって停止中
にも関わらず測位位置がずれたりする可能性がある。従
来のGPS受信装置では、その結果をそのまま観測者に
通知している。
【0009】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、測位位置の急な位置飛びやマルチパスに
よるズレを防止することができるGPS受信装置を提供
することを目的としている。
るものであり、測位位置の急な位置飛びやマルチパスに
よるズレを防止することができるGPS受信装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、GPS受信機に測位補正部を設ける。
に本発明は、GPS受信機に測位補正部を設ける。
【0011】測位補正部は、測位演算部で算出された速
度と方向を参照して自位置を相対的に推測する推測位置
算出部と、推測位置算出部によって求められた推測位置
が自位置として適切かどうか判定する推測位置妥当性判
定部と、推測位置妥当性判定部によって推測位置が自位
置として適切でないと判断された場合、推測位置算出部
で算出された推測位置と測位演算部で算出された位置、
この2点間を結ぶ直線上に自位置として最も適当な位置
を決定する推測位置補正部と、測位演算部で算出した速
度の状態から停止を予測する停止判定部と、停止判定部
によって停止中と判断された場合、測位演算部が算出す
る位置誤差範囲(UERE)が最も小さい時の位置を自
位置とする停止中補正部と、未測位後の測位は信頼性が
ある位置かどうかを判定する未測位判定部と、未測位判
定部によって位置に信頼性があると判断された場合、未
測位だった時間を加味して推測位置算出する未測位算出
部とで構成されている。
度と方向を参照して自位置を相対的に推測する推測位置
算出部と、推測位置算出部によって求められた推測位置
が自位置として適切かどうか判定する推測位置妥当性判
定部と、推測位置妥当性判定部によって推測位置が自位
置として適切でないと判断された場合、推測位置算出部
で算出された推測位置と測位演算部で算出された位置、
この2点間を結ぶ直線上に自位置として最も適当な位置
を決定する推測位置補正部と、測位演算部で算出した速
度の状態から停止を予測する停止判定部と、停止判定部
によって停止中と判断された場合、測位演算部が算出す
る位置誤差範囲(UERE)が最も小さい時の位置を自
位置とする停止中補正部と、未測位後の測位は信頼性が
ある位置かどうかを判定する未測位判定部と、未測位判
定部によって位置に信頼性があると判断された場合、未
測位だった時間を加味して推測位置算出する未測位算出
部とで構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のGPS衛星から受信した信号によって測位演
算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位置誤差範囲
(UERE)、時刻等を算出する測位演算部と、前記測
位演算部の演算した位置データ記憶する測位結果記憶部
と、前記測位結果記憶部に記憶された位置データを観測
者に知らせる表示通知部を備えるGPS受信装置であっ
て、前記測位演算部で算出された速度と方向を参照して
自位置を相対的に推測する推測位置算出部を設けたもの
であり、これにより衛星の切り替わり等で発生する測位
位置の位置飛び、位置ズレ等を補正する。
は、複数のGPS衛星から受信した信号によって測位演
算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位置誤差範囲
(UERE)、時刻等を算出する測位演算部と、前記測
位演算部の演算した位置データ記憶する測位結果記憶部
と、前記測位結果記憶部に記憶された位置データを観測
者に知らせる表示通知部を備えるGPS受信装置であっ
て、前記測位演算部で算出された速度と方向を参照して
自位置を相対的に推測する推測位置算出部を設けたもの
であり、これにより衛星の切り替わり等で発生する測位
位置の位置飛び、位置ズレ等を補正する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のGPS受信装置において、前記推測位置算出
部によって求められた推測位置が自位置として適切かど
うかを判定する推測位置妥当性判定部を設けたものであ
り、これにより推測位置算出部により求められた推測位
置が妥当なものかを判断する。
1に記載のGPS受信装置において、前記推測位置算出
部によって求められた推測位置が自位置として適切かど
うかを判定する推測位置妥当性判定部を設けたものであ
り、これにより推測位置算出部により求められた推測位
置が妥当なものかを判断する。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載のGPS受信装置において、前記推測位置妥当
性判定部によって推測位置が自位置として適切でないと
判断された場合、前記推測位置算出部で算出された推測
位置と前記測位演算部で算出された位置との2点間を結
ぶ直線上に自位置として最も適当な位置を決定する推測
位置補正部を設けたものであり、最も適当と判断される
位置が自位置とされる。
2に記載のGPS受信装置において、前記推測位置妥当
性判定部によって推測位置が自位置として適切でないと
判断された場合、前記推測位置算出部で算出された推測
位置と前記測位演算部で算出された位置との2点間を結
ぶ直線上に自位置として最も適当な位置を決定する推測
位置補正部を設けたものであり、最も適当と判断される
位置が自位置とされる。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、複数の
GPS衛星から受信した信号によって測位演算を行い観
測位置や移動速度、移動方向、位置誤差範囲(UER
E)、時刻等を算出する測位演算部と、前記測位演算部
の演算した位置データ記憶する測位結果記憶部と、前記
測位結果記憶部に記憶された位置データを観測者に知ら
せる表示通知部を備えるGPS受信装置であって、前記
測位演算部で算出した速度の状態から停止を予測する停
止判定部を設けたものであり、実際に停止中の場合に測
位演算部で算出する速度が数km/hになり、位置がず
れることを防ぐことができる。
GPS衛星から受信した信号によって測位演算を行い観
測位置や移動速度、移動方向、位置誤差範囲(UER
E)、時刻等を算出する測位演算部と、前記測位演算部
の演算した位置データ記憶する測位結果記憶部と、前記
測位結果記憶部に記憶された位置データを観測者に知ら
せる表示通知部を備えるGPS受信装置であって、前記
測位演算部で算出した速度の状態から停止を予測する停
止判定部を設けたものであり、実際に停止中の場合に測
位演算部で算出する速度が数km/hになり、位置がず
れることを防ぐことができる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載のGPS受信装置において、前記停止判定部に
よって停止中と判断された場合、前記測位演算部が算出
する位置誤差範囲(UERE)が最も小さい時の位置を
自位置とする停止中補正部を設けたものであり、より的
確な停止位置を算出することが可能となる。
4に記載のGPS受信装置において、前記停止判定部に
よって停止中と判断された場合、前記測位演算部が算出
する位置誤差範囲(UERE)が最も小さい時の位置を
自位置とする停止中補正部を設けたものであり、より的
確な停止位置を算出することが可能となる。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、複数の
GPS衛星から受信した信号によって測位演算を行い観
測位置や移動速度、移動方向、位置誤差範囲(UER
E)、時刻等を算出する測位演算部と、前記測位演算部
の演算した位置データ記憶する測位結果記憶部と、前記
測位結果記憶部に記憶された位置データを観測者に知ら
せる表示通知部を備えるGPS受信装置であって、未測
位後の測位は信頼性がある位置かどうかを判定する未測
位判定部を設けたものであり、トンネル等でGPSの電
波が受信できず未測位が続いた後の測位で位置飛びが発
生するのを防ぐことができる。
GPS衛星から受信した信号によって測位演算を行い観
測位置や移動速度、移動方向、位置誤差範囲(UER
E)、時刻等を算出する測位演算部と、前記測位演算部
の演算した位置データ記憶する測位結果記憶部と、前記
測位結果記憶部に記憶された位置データを観測者に知ら
せる表示通知部を備えるGPS受信装置であって、未測
位後の測位は信頼性がある位置かどうかを判定する未測
位判定部を設けたものであり、トンネル等でGPSの電
波が受信できず未測位が続いた後の測位で位置飛びが発
生するのを防ぐことができる。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載のGPS受信装置において、前記未測位判定部
によって前記測位演算部が算出する位置に信頼性がある
と判断された場合に未測位だった時間を加味して推測位
置を算出する未測位算出部を設けたものであり、高精度
の補正が可能となる。
6に記載のGPS受信装置において、前記未測位判定部
によって前記測位演算部が算出する位置に信頼性がある
と判断された場合に未測位だった時間を加味して推測位
置を算出する未測位算出部を設けたものであり、高精度
の補正が可能となる。
【0019】以下、図面を用いて本発明の実施の形態に
ついて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態における
GPS受信装置の構成を示すブロック図である。
ついて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態における
GPS受信装置の構成を示すブロック図である。
【0020】図1において、2は複数のGPS衛星から
受信した信号によって測位演算を行い観測位置や移動速
度、移動方向、位置誤差範囲(UERE)、時刻等を算
出する測演算部、3は測位演算部の演算した位置データ
記憶する測位結果記憶部、4測位結果記憶部に記憶され
た位置データを観測者に知らせる表示通知部、5は未測
位後の測位は信頼性がある位置かどうかを判定する未測
位判定部、6は未測位判定部によって位置に信頼性があ
ると判断された場合、未測位だった時間を加味して推測
位置算出する前回未測位算出部、7は測位演算部で算出
した速度の状態から停止を予測する停止判定部、8は停
止判定部によって停止中と判断された場合、測位演算部
が算出する位置誤差範囲(UERE)が最も小さい時の
位置を自位置とする停止中補正部、9は測位演算部で算
出された速度と方向を参照して自位置を相対的に推測す
る推測位置算出部、10は推測位置算出部によって求め
られた推測位置が自位置として適切かどうか判定する推
測位置妥当性判定部、11は推測位置妥当性判定部によ
って推測位置が自位置として適切でないと判断された場
合、推測位置算出部で算出された推測位置と測位演算部
で算出された位置、この2点間を結ぶ直線上に自位置と
して最も適当な位置を決定する推測位置補正部である。
尚、5〜11をまとめて測位補正部と呼ぶことにする。
受信した信号によって測位演算を行い観測位置や移動速
度、移動方向、位置誤差範囲(UERE)、時刻等を算
出する測演算部、3は測位演算部の演算した位置データ
記憶する測位結果記憶部、4測位結果記憶部に記憶され
た位置データを観測者に知らせる表示通知部、5は未測
位後の測位は信頼性がある位置かどうかを判定する未測
位判定部、6は未測位判定部によって位置に信頼性があ
ると判断された場合、未測位だった時間を加味して推測
位置算出する前回未測位算出部、7は測位演算部で算出
した速度の状態から停止を予測する停止判定部、8は停
止判定部によって停止中と判断された場合、測位演算部
が算出する位置誤差範囲(UERE)が最も小さい時の
位置を自位置とする停止中補正部、9は測位演算部で算
出された速度と方向を参照して自位置を相対的に推測す
る推測位置算出部、10は推測位置算出部によって求め
られた推測位置が自位置として適切かどうか判定する推
測位置妥当性判定部、11は推測位置妥当性判定部によ
って推測位置が自位置として適切でないと判断された場
合、推測位置算出部で算出された推測位置と測位演算部
で算出された位置、この2点間を結ぶ直線上に自位置と
して最も適当な位置を決定する推測位置補正部である。
尚、5〜11をまとめて測位補正部と呼ぶことにする。
【0021】以上のように構成されたGPS受信装置に
ついて以下に動作を説明する。ブロック図1の1〜4は
従来の技術と同様であるので説明を省略し、測位補正部
についてのみ説明を行う。
ついて以下に動作を説明する。ブロック図1の1〜4は
従来の技術と同様であるので説明を省略し、測位補正部
についてのみ説明を行う。
【0022】まず、測位補正部の一部であるブロック図
である図9〜11の動作を図2のフローチャート及び図
3の補正状態図を用いて説明する。これは、通常の測位
中(後記する未測位中でなく停止中でもない場合)の処
理について説明したものである。測位演算部2が算出し
た位置(以下GPS位置)が補正状態図3のa2にある
時、推測位置算出部9にて、c1に測位演算部2が算出
する速度・方向をベクトル加算し相対的な位置(以下推
測位置)b2を求める(S101)。次に推測位置妥当
性判定部10にてa2とb2の距離差を求める(S10
2)。この距離差とUEREを比較して(S103)、
距離差がUEREよりも大きい場合は、測定位置補正部
11にてa2とb2を結んだ直線とUEREの限界線の
交点c2を求め補正位置とし(S104)、測位結果記
憶部3に補正位置として記憶する。次の測位でGPS位
置がa3の位置になった時、a2の時と同じ様に前回の
補正位置c2に速度・方向をベクトル加算し推測位置b
3を求める。a3とb3の距離差とUEREを比較し
て、距離差がUEREよりも小さい場合は、GPS位置
の信頼度に応じてa3とb3を結んだ直線上に補正位置
を決定する(S105)。その際のGPSの信頼度と
は、GPS位置の軌跡が連なっている時信頼度が上が
り、衛星の切り替わり等でGPS位置が急に飛んだ時信
頼度が下がる傾向にある。つまり、GPS位置が連なっ
ている時は補正位置はGPS位置よりに引き込まれ、G
PS位置が急に飛んだ場合は補正位置は推測位置よりに
引き込まれる。以上のことにより、衛星の切り替わり等
で発生する位置飛びを防止し、高精度の補正が可能とな
る。
である図9〜11の動作を図2のフローチャート及び図
3の補正状態図を用いて説明する。これは、通常の測位
中(後記する未測位中でなく停止中でもない場合)の処
理について説明したものである。測位演算部2が算出し
た位置(以下GPS位置)が補正状態図3のa2にある
時、推測位置算出部9にて、c1に測位演算部2が算出
する速度・方向をベクトル加算し相対的な位置(以下推
測位置)b2を求める(S101)。次に推測位置妥当
性判定部10にてa2とb2の距離差を求める(S10
2)。この距離差とUEREを比較して(S103)、
距離差がUEREよりも大きい場合は、測定位置補正部
11にてa2とb2を結んだ直線とUEREの限界線の
交点c2を求め補正位置とし(S104)、測位結果記
憶部3に補正位置として記憶する。次の測位でGPS位
置がa3の位置になった時、a2の時と同じ様に前回の
補正位置c2に速度・方向をベクトル加算し推測位置b
3を求める。a3とb3の距離差とUEREを比較し
て、距離差がUEREよりも小さい場合は、GPS位置
の信頼度に応じてa3とb3を結んだ直線上に補正位置
を決定する(S105)。その際のGPSの信頼度と
は、GPS位置の軌跡が連なっている時信頼度が上が
り、衛星の切り替わり等でGPS位置が急に飛んだ時信
頼度が下がる傾向にある。つまり、GPS位置が連なっ
ている時は補正位置はGPS位置よりに引き込まれ、G
PS位置が急に飛んだ場合は補正位置は推測位置よりに
引き込まれる。以上のことにより、衛星の切り替わり等
で発生する位置飛びを防止し、高精度の補正が可能とな
る。
【0023】次に、測位補正部の一部であるブロック図
である図5〜6の動作を図4のフローチャート及び図5
の補正状態図を用いて説明する。これは未測位時もしく
は未測位から測位に移行した時の処理について説明した
ものである。未測位判定部5にて、補正状態図5のa
2、a3、a4のようにGPS位置が未測位だった場合
は(S201)、未測位だった時間をカウントしていく
(S204)。a5のように未測位から測位に移行して
1回目測位では(S202)、その位置が信頼性がある
のかどうか判定する(S203)。その判定基準はUE
REが100m以内なら信頼性があり、100mよりも
大きかったら信頼性がないとする。a5の場合UERE
が150mだったので大きく位置飛びしている事が予想
される。従ってa5は未測位だったとみなし未測位時間
をカウントアップし(S204)、補正位置は算出しな
い。a6も場合も同様に、未測位から測位に移行して2
回目の測位で、しかもUEREが150mと大きいの
で、位置飛びが発生しているとみなし、未測位を時間カ
ウントアップし、補正位置は算出しない。
である図5〜6の動作を図4のフローチャート及び図5
の補正状態図を用いて説明する。これは未測位時もしく
は未測位から測位に移行した時の処理について説明した
ものである。未測位判定部5にて、補正状態図5のa
2、a3、a4のようにGPS位置が未測位だった場合
は(S201)、未測位だった時間をカウントしていく
(S204)。a5のように未測位から測位に移行して
1回目測位では(S202)、その位置が信頼性がある
のかどうか判定する(S203)。その判定基準はUE
REが100m以内なら信頼性があり、100mよりも
大きかったら信頼性がないとする。a5の場合UERE
が150mだったので大きく位置飛びしている事が予想
される。従ってa5は未測位だったとみなし未測位時間
をカウントアップし(S204)、補正位置は算出しな
い。a6も場合も同様に、未測位から測位に移行して2
回目の測位で、しかもUEREが150mと大きいの
で、位置飛びが発生しているとみなし、未測位を時間カ
ウントアップし、補正位置は算出しない。
【0024】a7は3回目の測位であるが、UEREが
80mと小さいので信頼できる位置と判断する。未測位
補正部6にて、前回算出した補正位置c1に速度・方向
をベクトル加算する際に未測位時間を積算して推測位置
b7を求める(S205)。GPS位置と推測位置から
補正位置を求める方法は、図2のS102〜S105と
同様である。また、未測位から測位に移行した時の、G
PS位置の見極めは3回までとし、4回目以降はUER
Eが100mより大きくても補正位置を算出する。
80mと小さいので信頼できる位置と判断する。未測位
補正部6にて、前回算出した補正位置c1に速度・方向
をベクトル加算する際に未測位時間を積算して推測位置
b7を求める(S205)。GPS位置と推測位置から
補正位置を求める方法は、図2のS102〜S105と
同様である。また、未測位から測位に移行した時の、G
PS位置の見極めは3回までとし、4回目以降はUER
Eが100mより大きくても補正位置を算出する。
【0025】以上のことにより、未測位から測位に移行
した時に発生しやすい位置飛びを防止し、高精度の補正
が可能となる。
した時に発生しやすい位置飛びを防止し、高精度の補正
が可能となる。
【0026】次に、測位補正部の一部であるブロック図
である図7〜8の動作を図6のフローチャート及び図7
の補正状態図を用いて説明する。これは停止中の処理に
ついて説明したものである。停止判定部7において、測
位演算部が算出する移動速度をチェックする。その速度
が2km/h以下、もしくは5km/h以下かつ前回と
の速度差が0.5km/h以下だった場合、停止中と判
断する(S301〜S303)。停止判定部7で停止中
と判断された場合、停止中補正部8にて、停止中にもっ
ともUEREが小さかった位置をチェック、保持し、そ
の位置を停止中の補正位置とする(S304〜S30
6)。補正状態図の図7においてa2〜a5時の速度は
全て速度2km/h以下だったので、停止中と判断され
た。補正位置はa2〜a5の中で一番UEREが小さい
a2の位置に補正され続ける。以上のことにより、停止
中に発生する位置ズレを防止し、高精度の補正が可能と
なる。
である図7〜8の動作を図6のフローチャート及び図7
の補正状態図を用いて説明する。これは停止中の処理に
ついて説明したものである。停止判定部7において、測
位演算部が算出する移動速度をチェックする。その速度
が2km/h以下、もしくは5km/h以下かつ前回と
の速度差が0.5km/h以下だった場合、停止中と判
断する(S301〜S303)。停止判定部7で停止中
と判断された場合、停止中補正部8にて、停止中にもっ
ともUEREが小さかった位置をチェック、保持し、そ
の位置を停止中の補正位置とする(S304〜S30
6)。補正状態図の図7においてa2〜a5時の速度は
全て速度2km/h以下だったので、停止中と判断され
た。補正位置はa2〜a5の中で一番UEREが小さい
a2の位置に補正され続ける。以上のことにより、停止
中に発生する位置ズレを防止し、高精度の補正が可能と
なる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、衛星の切
り替わり等で発生する位置飛びや未測位から測位に移行
した時に発生する位置飛び、または停止中に発生する位
置ズレ等を防止し、高精度の補正が可能となる。
り替わり等で発生する位置飛びや未測位から測位に移行
した時に発生する位置飛び、または停止中に発生する位
置ズレ等を防止し、高精度の補正が可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態におけるGPS受信装置
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態における測定補正部の通
常測位時のフローチャート
常測位時のフローチャート
【図3】本発明の一実施の形態における通常測位時の補
正状態を示す補正状態図
正状態を示す補正状態図
【図4】本発明の一実施の形態における測定補正部の未
測位時のフローチャート
測位時のフローチャート
【図5】本発明の一実施の形態における未測位時の補正
状態を示す補正状態図
状態を示す補正状態図
【図6】本発明の一実施の形態における測定補正部の停
止時のフローチャート
止時のフローチャート
【図7】本発明の一実施の形態における停止時の補正状
態を示す補正状態図
態を示す補正状態図
【図8】従来のGPS受信装置の構成を示すブロック図
1 アンテナ部 2 測位演算部 3 測位結果記憶部 4 表示通知部 5 未測位判定部 6 未測位補正部 7 停止判定部 8 停止中補正部 9 推測位置算出部 10 推測位置妥当性判定部 11 推測位置補正部
Claims (7)
- 【請求項1】複数のGPS衛星から受信した信号によっ
て測位演算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位置
誤差範囲(UERE)、時刻等を算出する測位演算部
と、前記測位演算部の演算した位置データ記憶する測位
結果記憶部と、前記測位結果記憶部に記憶された位置デ
ータを観測者に知らせる表示通知部を備えるGPS受信
装置であって、 前記測位演算部で算出された速度と方向を参照して自位
置を相対的に推測する推測位置算出部を設けたことを特
徴とするGPS受信装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のGPS受信装置におい
て、前記推測位置算出部によって求められた推測位置が
自位置として適切かどうかを判定する推測位置妥当性判
定部を設けたことを特徴とするGPS受信装置。 - 【請求項3】請求項2に記載のGPS受信装置におい
て、前記推測位置妥当性判定部によって推測位置が自位
置として適切でないと判断された場合、前記推測位置算
出部で算出された推測位置と前記測位演算部で算出され
た位置との2点間を結ぶ直線上に自位置として最も適当
な位置を決定する推測位置補正部を設けたことを特徴と
するGPS受信装置。 - 【請求項4】複数のGPS衛星から受信した信号によっ
て測位演算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位置
誤差範囲(UERE)、時刻等を算出する測位演算部
と、前記測位演算部の演算した位置データ記憶する測位
結果記憶部と、前記測位結果記憶部に記憶された位置デ
ータを観測者に知らせる表示通知部を備えるGPS受信
装置であって、 前記測位演算部で算出した速度の状態から停止を予測す
る停止判定部を設けたことを特徴とするGPS受信装
置。 - 【請求項5】請求項4に記載のGPS受信装置におい
て、前記停止判定部によって停止中と判断された場合、
前記測位演算部が算出する位置誤差範囲(UERE)が
最も小さい時の位置を自位置とする停止中補正部を設け
たことを特徴とするGPS受信装置。 - 【請求項6】複数のGPS衛星から受信した信号によっ
て測位演算を行い観測位置や移動速度、移動方向、位置
誤差範囲(UERE)、時刻等を算出する測位演算部
と、前記測位演算部の演算した位置データ記憶する測位
結果記憶部と、前記測位結果記憶部に記憶された位置デ
ータを観測者に知らせる表示通知部を備えるGPS受信
装置であって、 未測位後の測位は信頼性がある位置かどうかを判定する
未測位判定部を設けたことを特徴とするGPS受信装
置。 - 【請求項7】請求項6に記載のGPS受信装置におい
て、前記未測位判定部によって前記測位演算部が算出す
る位置に信頼性があると判断された場合に未測位だった
時間を加味して推測位置を算出する未測位算出部を設け
たことを特徴とするGPS受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16786998A JP2000002759A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | Gps受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16786998A JP2000002759A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | Gps受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000002759A true JP2000002759A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15857599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16786998A Pending JP2000002759A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | Gps受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000002759A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007020848A1 (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Sanyo Electric Co., Ltd. | 無線装置 |
JP2010243216A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Toyota Motor Corp | 移動体用測位装置 |
JP2013004986A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Canon Inc | 撮像装置、及びその制御方法とそのプログラム |
JP2014048228A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Seiko Epson Corp | 移動状態算出方法及び移動状態算出装置 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP16786998A patent/JP2000002759A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007020848A1 (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Sanyo Electric Co., Ltd. | 無線装置 |
US8032154B2 (en) | 2005-08-12 | 2011-10-04 | Kyocera Corporation | Wireless device |
KR101260544B1 (ko) | 2005-08-12 | 2013-05-06 | 교세라 가부시키가이샤 | 무선 장치 |
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US9600609B2 (en) | 2012-09-03 | 2017-03-21 | Seiko Epson Corporation | Moving state calculating method and moving state calculating device |
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