JP6047988B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
一般に、紙等の印刷物の色落ちや摩耗を防止するため、印刷物の表裏両面に光透過性の高いフィルムを密着させて印刷物を保護するラミネート加工が知られている。ラミネート加工は、身分証明書(以下では、IDカードという)、会員証等の偽造や改ざんを防止する目的からも用いられている。
一方、小切手等の記録媒体に文字を含む画像の読み取り、もしくは記録を行う記録装置(スキャナー付きプリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の記録装置は、小切手等の記録媒体の使用者の本人確認を行うため、内蔵するスキャナーでIDカードを読み取ってその画像を保存する機能を備えている。このような記録装置でラミネート加工されたIDカードを読み取る場合、IDカードを覆うフィルムは光透過性が高いので、IDカードの周縁部(フィルム)を含む背景とIDカード本体とを容易に識別できる。したがって、スキャナーで読み取った画像から、IDカード本体の画像を切り出して記録(保存)することができる。
特開2011−32021号公報
ところで、近年、使用者の本人確認を行う際に、IDカードが偽造又は改ざんされていないことの証として、ラミネート加工されたIDカードの本体だけでなく周縁部分(フィルム)を含むIDカード全体の画像を取得して、ラミネート加工の有無を確認できるようにしたいというニーズがある。しかしながら、背景を含んでIDカードをスキャンした画像において、背景部と周縁部には明暗の差がほとんどなく、IDカードの周縁部分を構成する光透過性の高いフィルムと背景とを識別することは困難である。そのため、スキャンした画像からIDカードの画像を切り出す際、周縁部分は背景とみなされてしまい、IDカード本体のみが切り出されてしまうこととなる。このように、ラミネート加工されたIDカードをスキャナーで読み取った画像から、周縁部分に沿ってIDカード全体の画像を切り出すことは困難であり、取得した画像においてラミネート加工の有無を視認することも困難であるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明の画像処理装置は、画像が記録された第1領域及び光透過性を有する第2領域を含む媒体の読取画像が入力される画像入力部と、前記媒体の前記第1領域に対応するサイズの情報を記憶する記憶部と、前記読取画像から前記媒体の前記第1領域のサイズを検出する検出部と、前記検出部で検出された前記媒体の前記第1領域のサイズを、前記記憶部で記憶された前記第1領域に対応するサイズの情報と比較する比較部と、前記比較部で比較した結果に基づいて記読取画像から切り出す画像領域を設定し、設定された前記画像領域に基づいて画像データを取得する画像処理部と、を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、画像処理部は、検出部が検出した媒体の第1領域のサイズと記憶部が記憶する所定のサイズの情報との比較結果に基づいて、読取画像から媒体の画像を切り出す画像領域を設定する。そのため、例えば、検出部が検出した媒体の第1領域のサイズから、媒体がラミネート加工されたIDカード等の特定の媒体であると判断される場合に、画像処理部は、ラミネート加工されたIDカードの周縁部分(フィルム)である第2領域を含むように、読取画像から切り出す画像領域を設定することが可能となる。これにより、読取画像からラミネート加工されたIDカード全体を含む範囲で画像データを取得することが可能となる。一方、特定の媒体ではないと判断された場合は、ラミネート加工された周縁部のサイズを付加することなく画像データを切り出すことができる。これにより、多様なサイズの原稿をスキャンする用途において、特定のサイズの媒体にのみ周縁部を含めて画像データを取得することが可能となる。
また、本発明の画像処理装置では、前記画像処理部は、前記画像データのサイズを前記記憶部に記憶された前記第2領域のサイズよりも大きくすることが好ましい。
本発明の構成によれば、読取画像において検出部が検出した媒体の第1領域のサイズから媒体がラミネート加工されたIDカードであると判断される場合に、読取画像から画像処理部が画像データを切り出す画像領域を第2領域よりも広く設定することで、ラミネート加工されたIDカード全体を含む範囲で画像データを取得することができる。
また、本発明の画像処理装置では、前記画像処理部は、記画像データの輝度レベルを反転させ、輝度レベルを反転させた前記画像データに基づいて記画像データのサイズ補正ることが好ましい。
本発明の構成によれば、背景が黒の場合は、背景とフィルム部はほとんど黒でありその明暗の差の識別を視認することは困難な一方、反転画像においては、白の明暗の差になるが、一般にその識別は黒よりも視認しやすい。例えば、読取画像の背景が黒色であり、ラミネート加工されたIDカードのフィルム部分と背景との識別が困難な場合でも、画像データの輝度レベルを反転させることで、フィルム部分と背景とを識別すること、すなわち、ラミネート加工の有無を視認することが可能となる。したがって、輝度レベルを反転させた画像データに基づいて、読取画像から取得された画像データからIDカード全体のサイズに合わせて、サイズが補正された画像データを取得することが可能となる。
また、本発明の画像処理装置では、前記記憶部は、前記画像データと、輝度レベルを反転させた画像データに基づいて補正された画像データと、を記憶することが好ましい。
本発明の構成によれば、輝度レベルを反転させたことでラミネート加工の有無を視認することができる画像データと、サイズが補正された画像データとを記憶することで、IDカードに表示された情報とIDカードの真贋情報とを併せて記録することができる。
本発明の画像処理装置は、画像が記録された第1領域及び光透過性を有する第2領域を含む媒体の読取画像が入力される画像入力部と、輝度レベルを反転させた前記読取画像に基づいて、前記媒体の前記第2領域の輪郭を検出する検出部と、前記検出部で検出された前記第2領域の輪郭に基づいて前記読取画像から切り出す画像領域を設定し、設定された前記画像領域に基づいて画像データを取得する画像処理部と、備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、例えば、読取画像の背景が黒色であり、ラミネート加工されたIDカードのフィルム部分と背景との識別が困難な場合でも、読取画像の輝度レベルを反転させた画像データにおいて、フィルム部分と背景とを識別してIDカード全体の輪郭を認識することが可能となる。これにより、ラミネート加工の有無を視認することができる。また、輝度レベルを反転させた画像データにおいて検出部が認識したIDカード全体の輪郭に基づいて、読取画像から切り出す画像領域を設定するので、フィルム部分を含むIDカード全体の外形とほぼ一致する範囲の画像データを取得することができる。
本発明の画像処理方法は、画像が記録された第1領域及び光透過性を有する第2領域を含む媒体を読み取って読取画像を取得し、取得された前記読取画像に含まれる前記第1領域のサイズを検出し、検出された前記第1領域のサイズと記憶された前記第1領域に対応するサイズの情報とを比較し、比較した結果に基づいて記読取画像から切り出す画像領域を設定し、設定された前記画像領域に基づいて画像データを取得することを特徴とする。
本発明の方法によれば、検出された媒体の第1領域のサイズと記憶された所定のサイズの情報との比較結果に基づいて、媒体がラミネート加工されたIDカード等の特定の媒体であると判断される場合に、ラミネート加工されたIDカードの周縁部分(フィルム)である第2領域を含むように、読取画像から切り出す画像領域を設定することが可能となる。これにより、読取画像からラミネート加工されたIDカード全体を含む範囲で画像データを取得することが可能となる。一方、特定の媒体ではないと判断された場合は、ラミネート加工された周縁部のサイズを付加することなく画像データを切り出すことができる。これにより、多様なサイズの原稿をスキャンする用途において、特定のサイズの媒体にのみ周縁部を含めて画像データを取得することが可能となる。
本発明の画像処理方法であって、設定される前記画像領域は、前記媒体の前記第2領域のサイズよりも大きくすることが好ましい。
本発明の方法によれば、読取画像において検出された媒体の第1領域のサイズから媒体がラミネート加工されたIDカードであると判断される場合に、読取画像から画像データを切り出す画像領域を第2領域よりも広く設定することで、ラミネート加工されたIDカード全体を含む範囲で画像データを切り出すことができる。
本発明の画像処理方法であって、取得された前記画像データの輝度レベルを反転させ、反転された前記画像データに基づいて記画像領域の設定を補正することが好ましい。
本発明の方法によれば、背景が黒の場合は、背景とフィルム部はほとんど黒でありその明暗の差の識別を視認することは困難な一方、反転画像においては、白の明暗の差になるが、一般にその識別は黒よりも視認しやすい。例えば、読取画像の背景が黒色であり、ラミネート加工されたIDカードのフィルム部分と背景との識別が困難な場合でも、画像データの輝度レベルを反転させることで、フィルム部分と背景とを識別すること、すなわち、ラミネート加工の有無を視認することが可能となる。したがって、輝度レベルを反転させた画像データに基づいて、読取画像から取得された画像データからIDカード全体のサイズに合わせて、サイズが補正された画像データを取得することが可能となる。
本実施形態に係る画像処理装置の概略構成を模式的に示すブロック図。 本実施形態に係る画像処理装置における画像処理方法を模式的に説明する図。 本実施形態に係る画像処理装置における画像処理方法を模式的に説明する図。 変形例1に係る画像処理装置における画像処理方法を模式的に説明する図。 変形例3に係る記録装置の概略構成を説明する図。
以下に、本発明の一実施形態である画像処理装置及び画像処理方法について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置の概略構成を模式的に示すブロック図である。図2及び図3は、本実施形態に係る画像処理装置における画像処理方法を模式的に説明する図である。
<画像処理装置>
本実施形態に係る画像処理装置10の概略構成について、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態に係る画像処理装置10は、サイズ(外形寸法)や形態が異なる媒体について、背景を含んで読み取った画像から媒体の画像を切り出して取得する画像処理装置であって、ラミネート加工されたIDカードのように周縁部分が光透過性の高いフィルムで構成された媒体に対して、背景を含んで取得した画像から、周縁部分を含む媒体全体の画像を取得することが可能な画像処理装置である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置10は、画像処理装置10の動作を制御する制御部17と、外部インターフェイス18とを備えている。画像処理装置10(制御部17)は、外部インターフェイス18を介して、スキャナー20とホスト装置30とに接続されている。ホスト装置30は、例えば、POS端末機やホストコンピューター等である。制御部17は、ホスト装置30の制御の下で所定の動作を実行する。なお、スキャナー20は、ホスト装置30の制御の下で媒体の画像の読み取りを行う。
制御部17は、画像入力部11と、検出部12と、比較部13と、画像処理部14と、記憶部としての第1記憶部15及び第2記憶部16と、を有している。制御部17は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等で構成されており、これらによって、画像入力部11、検出部12、比較部13、画像処理部14、第1記憶部15、及び第2記憶部16の各機能が実現されている。なお、第1記憶部15と第2記憶部16とは、一つの記憶部が双方の機能を持つ構成であってもよい。
画像入力部11には、スキャナー20で読み取られた媒体の読取画像が入力される。スキャナー20で読み取って得られる読取画像は、背景を含む媒体の表面又は裏面の画像である。対象となる媒体としては、例えばA4等の定型紙に印刷された印刷物、小切手、振込用紙、IDカード、運転免許証等があげられる。
検出部12は、画像入力部11に入力された読取画像において、背景と媒体とを識別し、媒体の外形に対応する画像領域(例えば、輪郭等)のサイズを検出する。第1記憶部15には、対象となる媒体それぞれのサイズの情報である定型サイズデータが記憶されている。定型サイズデータとは、例えば、特定の媒体について規格で定められた長辺及び短辺の長さやその公差(閾値)のことである。
比較部13は、画像入力部11に入力された読取画像において検出部12で検出された媒体の外形に対応する画像領域のサイズ(長辺及び短辺の長さ)を、第1記憶部15に記憶された定型サイズデータと比較する。比較部13での比較結果に基づいて、画像入力部11に入力された読取画像に含まれる媒体は、対象とする媒体のうちのどの媒体に該当するかがわかる。
画像処理部14は、画像入力部11に入力された読取画像から、背景を含まないように、媒体部分の画像の切り出しを行う。画像処理部14による媒体部分の画像の切り出しは、例えば、画像入力部11に入力された読取画像において、検出部12により検出された媒体の外形に対応する画像領域部分を、第1記憶部15に記憶された媒体の定型サイズで切り出して、その画像データを取得することにより行われる。画像処理部14により取得された媒体の画像データは、第2記憶部16に一旦記憶され、外部インターフェイス18を介してホスト装置30に送られる。
ところで、小切手を決済する手続きを行う際には、IDカードの画像データを取得すること等により、使用者の本人確認が行なわれる。IDカードの中には、ラミネート加工が施されたもの、すなわち、光透過性が高いフィルムでIDカードの表面及び裏面が覆われたものがある。ラミネート加工は、IDカードの表面の印刷を保護することだけでなく、IDカードの偽造や改ざんを防止することも目的として用いられている。
図2(a)に、ラミネート加工されたIDカード(図では、身分証明書と表記)の一例であるIDカード1を平面視した図を示す。なお、平面視とは、図2(a)に示す表面側からIDカード1を見ることをいう。図2(a)に示すように、IDカード1は、IDカード本体1aとフィルム1bとで構成される。
IDカード本体1aは、例えば、4つの角が丸く形成された略矩形の平面形状を有している。IDカード本体1aのサイズ、すなわち、長辺A及び短辺Bの長さは規格で定められている。IDカード本体1aの表面には、例えば、IDカードの所有者本人の写真と、生年月日、登録番号等の情報が印刷されている。なお、IDカード本体1aの印刷は、一般に、カラー印刷である。
フィルム1bは、1対の光透過性を有するフィルムからなる。フィルム1bは、平面視でIDカード本体1aよりも一回り(例えば、幅Cだけ)大きく、IDカード本体1aの表面及び裏面を覆って、周縁部分1cで互いに密着している。周縁部分1cは、平面視でIDカード本体1aの周囲を囲む部分であり、光を透過する。IDカード本体1aの領域を第1領域とし、周縁部分1cの領域を第2領域とすると、IDカード1全体の領域は、第1領域と第2領域とを含んだ領域となる。
ところで、このようなIDカード1については、ラミネート加工されていることが、IDカード1が偽造又は改ざんされていないことの証とされる。そのため、IDカード1の使用者の本人確認を行う際に、IDカード本体1aだけでなくフィルムからなる周縁部分1cを含むIDカード1全体の画像データを取得して、ラミネート加工の有無を確認できるようにしたいというニーズがある。この、取得した画像においてラミネート加工の有無を視認する構成については、後述する画像形成方法とともに詳述する。
<画像処理方法>
次に、本実施形態に係る画像処理装置10による画像処理方法について、図2及び図3を参照して説明する。ここでは、ラミネート加工されたIDカード1を読み取った画像の処理を行う場合について説明する。
まず、スキャナー20(図1参照)により、図2(a)に示すIDカード1を背景とともに読み取る。そして、画像入力部11(図1参照)は、スキャナー20で読み取った読取画像を取得するステップを実行する。図2(b)に、画像入力部11で取得した読取画像の一例として、画像2を示す。
図2(b)に示す画像2において、IDカード本体1aに対応する領域を第1領域2aといい、周縁部分1cに対応する領域を第2領域2cという。また、IDカード1全体(フィルム1bの外形)に対応する領域を全体領域2bという。なお、背景の色は、例えば、黒色である。ここでは、画像2はカラー画像であるものとするが、モノクロ画像であってもよい。
IDカード1の周縁部分1c(第2領域)は光を透過するため、画像2における第2領域2cでは、背景が透過して見える。したがって、画像2において、第1領域2aと第2領域2cとを容易に識別できるので、第1領域2aの輪郭を容易に認識できる。一方、画像2において第2領域2cと、第2領域2cより外側の背景との識別は困難であるので、第2領域2cの輪郭、すなわち、IDカード1全体に対応する全体領域2bの輪郭を認識することは困難である。
次に、図2(c)に示すように、検出部12(図1参照)は、画像入力部11で取得した画像2において、第1領域2aと第2領域2cとを識別し、第1領域2aのサイズ(長辺A及び短辺Bの長さ)を検出する検出ステップを実行する。
続いて、比較部13(図1参照)は、検出部12で検出された第1領域2aのサイズ(長辺A及び短辺Bの長さ)を、第1記憶部15(図1参照)に記憶された各媒体の定型サイズデータと比較する比較ステップを実行する。比較部13での比較結果に基づいて、画像2の媒体が、第1記憶部15に記憶された媒体のうちのどの媒体であるかが判断できる。
ここでは、画像2における第1領域2aのサイズは、ラミネート加工されたIDカード1のIDカード本体1aのサイズ(長辺A及び短辺Bの長さ)に該当する。したがって、比較部13での比較結果に基づいて、画像入力部11に入力された画像2は、ラミネート加工されたIDカード1の画像であると判断される。
次に、画像処理部14(図1参照)は、画像2から切り出すIDカード1の画像領域を設定して画像データを取得する画像処理ステップを実行する。このとき、画像2におけるIDカード1の画像の切り出し範囲(画像領域)は、比較部13での比較結果に基づいて判断された媒体の種類に応じて設定される。
例えば、媒体がラミネート加工されたIDカード1であると判断された場合は、IDカード本体1aに対応する第1領域2aだけでなく周縁部分1cに対応する第2領域2cも含む範囲で、画像2から切り出す必要がある。そこで、画像処理部14は、図3(a)に示すように、第1領域2aに対して所定の幅Dだけ大きい範囲3aで(第1領域2aの周囲に亘って所定の幅Dだけ拡げて)、画像の切り出しを行う。所定の幅Dは、第1領域2aに対する第2領域2c(IDカード本体1aに対する周縁部分1c)の幅Cよりも大きくなるように、すなわち、IDカード1全体に対応する全体領域2bのサイズよりも大きくなるように、適宜設定される。
図3(b)に、画像処理部14により、画像2から範囲3aで切り出された画像データとしての画像3を示す。画像3には、第1領域2aと第2領域2cとからなる全体領域2bと、その周囲を囲む背景領域3dとが含まれる。画像3は、第2記憶部16に保存される。画像3には、IDカード1に表示された情報が画像データとして含まれる。
一方、媒体がラミネート加工されたIDカード1ではないと判断された場合は、周縁部分1cのサイズを付加することなく、画像データを切り出すことができる。例えば、媒体がA4等の定型紙に印刷された印刷物や小切手であると判断された場合は、画像2からその定型サイズの範囲で画像データが取得される。これにより、多様なサイズの原稿をスキャンする用途において、特定のサイズの媒体にのみ周縁部を含めて画像データを取得することが可能となる。
次に、画像処理部14は、画像3の輝度レベルを反転させて、図3(c)に示す画像データとしての反転画像4を取得する。すなわち、ポジ(Positive)画像である画像3のネガ(Negative)画像として反転画像4を取得する。反転画像4における第1領域4a、第2領域4c、全体領域4b、背景領域4dは、それぞれ、画像3における第1領域2a、第2領域2c、全体領域2b、背景領域3dに対応する。
反転画像4においては、画像3と同様に第1領域4aと第2領域4cとを容易に識別できるとともに、画像3と比べて第2領域4cと背景領域4dとを識別することが可能となる。そのため、IDカード1全体の輪郭であるフィルム1bの輪郭を認識することが可能となる。これにより、画像入力部11で取得した画像2における媒体は、ラミネート加工されたIDカード1であることが確認できる。反転画像4も、第2記憶部16に保存される。
以上の画像処理の結果、第2記憶部16に保存された画像3から、目視により、IDカード1の使用者の本人確認を行うことができる。そして、反転画像4から、目視により、ラミネート加工の有無を確認することができる。また、ラミネート加工されていることが確認された場合に、IDカード1は偽造や改ざんされたものではない旨の真贋情報とともに、画像3を保存しておくことができる。
なお、反転画像4で確認できたIDカード1全体の輪郭(フィルム1bの輪郭)に沿って、画像3及び反転画像4から、さらにIDカード1の外形に対応する範囲で画像を切り出して、画像データのサイズがIDカード1全体に合わせて補正された画像データを取得し保存することもできる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置及び画像処理方法によれば、以下の効果が得られる。
(1)画像処理部14は、検出部12が検出した媒体の第1領域のサイズと第1記憶部15が記憶する所定のサイズの情報との比較結果に基づいて、読取画像から媒体の画像を切り出す画像領域を設定する。そのため、例えば、検出部12が検出したIDカード本体1aの領域のサイズから、媒体がラミネート加工されたIDカード1等の特定の媒体であると判断される場合に、画像処理部14は、ラミネート加工されたIDカード1の周縁部分1cを含むように、画像2から切り出す画像領域を設定することが可能となる。これにより、画像2からラミネート加工されたIDカード1全体を含む範囲で画像3を取得することが可能となる。一方、特定の媒体ではないと判断された場合は、ラミネート加工された周縁部のサイズを付加することなく画像データを切り出すことができる。これにより、多様なサイズの原稿をスキャンする用途において、特定のサイズの媒体にのみ周縁部を含めて画像データを取得することが可能となる。
(2)画像2において検出部12が検出したIDカード本体1aの領域のサイズから媒体がラミネート加工されたIDカード1であると判断される場合に、画像2から画像処理部14が画像3を切り出す画像領域をIDカード1全体の領域よりも広く設定することで、ラミネート加工されたIDカード1全体を含む範囲で画像3を取得することができる。
(3)背景が黒の場合は、背景とフィルム部はほとんど黒でありその明暗の差の識別を視認することは困難な一方、反転画像においては、白の明暗の差になるが、一般にその識別は黒よりも視認しやすい。例えば、画像3の背景が黒色であり、ラミネート加工されたIDカード1の第2領域2cと背景領域3dとの識別が困難な場合でも、画像3の輝度レベルを反転させることで、第2領域4cと背景領域4dとを識別すること、すなわち、ラミネート加工の有無を視認することが可能となる。したがって、輝度レベルを反転させた反転画像4に基づいて、画像2から取得された画像3からIDカード1全体のサイズに合わせて、サイズが補正された画像データを取得することが可能となる。
(4)輝度レベルを反転させたことでラミネート加工の有無を視認することができる反転画像4と、画像3または画像3からIDカード1全体のサイズに合わせてサイズが補正された画像データとを記憶することで、IDカード1に表示された情報とIDカード1の真贋情報とを併せて記録することができる。
(5)A4〜IDカードサイズといった汎用的な原稿サイズを取り込めるスキャナーを用いて(あるいは、小切手や帳票等いろいろなサイズをスキャンする業務において)、スキャンした画像データから、原稿領域と背景の分離が必要である場合に、周縁部分に沿ってIDカード全体の画像を切り出すことが可能となる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。
(変形例1)
上述の実施形態では、画像入力部11で取得した画像2から第1領域2aに対して所定の幅Dだけ大きい範囲3aで画像3を切り出した後、画像3の輝度レベルを反転させて反転画像4を取得する構成であったが、本発明はこのような構成に限定されない。画像2の輝度レベルを反転させた後に、画像の切り出しを行う構成としてもよい。変形例1の構成を、図4を参照して説明する。図4は、変形例1に係る画像処理装置における画像処理方法を模式的に説明する図である。
図4(a)に、画像入力部11で取得した読取画像である画像2を示す。図4(a)の画像2は、図2(b)に示す画像2と同じである。
画像処理部14は、画像2の輝度レベルを反転させて、図4(b)に示す画像データとしての反転画像5を取得する。反転画像5における第1領域5a、第2領域5c、全体領域5b、背景領域5dは、それぞれ、画像2における第1領域2a、第2領域2c、全体領域2b、背景領域2dに対応する。反転画像5においては、画像2と比べて第2領域5cと背景領域5dとを識別できるので、IDカード1全体(フィルム1b)に対応する全体領域5bの輪郭を認識することが可能となる。反転画像5において、例えば、検出部12により、全体領域5bの輪郭を検出する。
次に、画像処理部14は、画像2から、反転画像5において検出した全体領域5bの輪郭に沿った範囲で、画像の切り出しを行う。図4(c)に、画像2から切り出された画像データとしての画像6を示す。変形例1に係る画像処理装置及び画像処理方法によれば、全体領域5bの輪郭を認識したうえで画像の切り出しを行うので、IDカード1の外形に沿って画像6の切り出しを行うことができる。したがって、ラミネート加工されたIDカード1全体(フィルム1b)の外形とほぼ一致するサイズの画像データを画像6として取得し、保存することができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、IDカード1の使用者の氏名や生年月日等の情報を画像情報(画像3または画像6)として保存する構成であったが、本発明はこのような構成に限定されない。画像入力部11で取得した画像2から、例えば、IDカード1の表面に印刷された情報を読み取った文字情報として保存する構成としてもよい。その場合、IDカード1の真贋情報(ラミネート加工の有無)を、文字情報として一緒に保存することとしてもよい。
(変形例3)
上述の実施形態では、画像処理装置10はスキャナー20を含まない構成であったが、本発明はこのような構成に限定されない。本発明に係る画像処理装置は、スキャナー20を含むスキャナーシステムであってもよい。また、スキャナー20やプリンター部を備えた記録装置が、本発明の画像処理装置10の機能を併せ持つ構成であってもよい。さらには、ホスト装置30が画像処理装置10の機能を併せ持つ構成であってもよいし、画像処理装置10の画像処理方法を、プログラムとしてコンパクトディスク、フラッシュROM等の記憶媒体に格納し、パーソナルコンピューター等にインストールすることで実行する構成であってもよい。
変形例3の一例としての記録装置を、図5を参照して説明する。図5は、変形例3に係る記録装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図5(a)は記録装置の外観を示す正面斜視図であり、図5(b)は記録装置の概略構成を示すブロック図である。
図5(a)に示す記録装置としてのプリンター100は、上部カバー101、上部ケース102及び下部ケース103と、本体110とを備えている。プリンター100の前面には、IDカード1や記録媒体7を挿入あるいは排出する手差口104が開口している。本体110は、上部カバー101、上部ケース102及び下部ケース103に覆われている。
図5(b)に示すように、本体110は、画像処理装置10と、イメージセンサーを含む光学読取部21と、磁気読取部40と、プリンター部50と、CPUや記憶部等を含む制御部60と、搬送機構(図示しない)と、外部インターフェイス70とを備えている。本体110は、外部インターフェイス70を介して、ホスト装置80に接続されている。なお、プリンター部50には、ドットインパクト式のプリンターを用いてもよいし、インクジェット式のプリンターや感熱式のプリンターを用いてもよい。
プリンター100は、小切手等の記録媒体7が手差口104から挿入されると、記録媒体7に記録されたMICR(Magnetic Ink Character Recognition)情報が磁気読取部40により読み取られ、記録媒体7の表面及び裏面が光学読取部21より読み取られる。磁気読取部40により読み取られたデータは制御部60により解析され、得られた文字データがホスト装置80に送信される。また、光学読取部21により読み取られた画像データも、制御部60によりホスト装置80に送信される。
ホスト装置80は、現物の記録媒体7を輸送して処理する代わりに、送信された文字データ及び画像データを受入先から支払先に伝送することによって電子的な決済を行う。小切手等の記録媒体7を電子的に決済する際に、IDカード1を手差口104から挿入して、光学読取部21でIDカード1の表面を読み取り、画像処理装置10により切り出した画像を取得することで、IDカード1に表示された情報を参照して本人確認を行うことができる。また、画像処理装置10により取得した反転画像から、ラミネートの有無を検出することで、IDカード1が偽造や改ざんされたものではないことの確認を行うことができる。
1…IDカード(媒体)、10…画像処理装置、11…画像入力部、12…検出部、13…比較部、14…画像処理部、15…第1記憶部(記憶部)、16…第2記憶部(記憶部)、20…スキャナー。

Claims (6)

  1. 第1領域及び当該第1の領域よりも光透過性が高い第2領域を含む媒体の読取画像が入力される画像入力部と、
    前記媒体の前記第1領域に対応するサイズの情報を記憶する記憶部と、
    前記読取画像から前記媒体の前記第1領域のサイズを検出する検出部と、
    前記検出部で検出された前記媒体の前記第1領域のサイズを、前記記憶部で記憶された前記第1領域に対応するサイズの情報と比較する比較部と、
    前記比較部で比較した結果に基づいて前記読取画像から切り出す画像領域を前記媒体の前記第2領域のサイズよりも大きく設定し、設定された前記画像領域に基づいて画像データを取得する画像処理部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理部は、前記画像データの輝度レベルを反転させ、輝度レベルを反転させた画像データに基づいて前記画像データのサイズを補正する請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記画像データと、輝度レベルを反転させた画像データに基づいて補正された画像データと、を記憶する請求項に記載の画像処理装置。
  4. 第1領域及び当該第1の領域よりも光透過性が高い第2領域を含む媒体の読取画像が入力される画像入力部と、
    輝度レベルを反転させた前記読取画像に基づいて、前記媒体の前記第2領域の輪郭を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された前記第2領域の輪郭に基づいて前記読取画像から切り出す画像領域を設定し、設定された前記画像領域に基づいて画像データを取得する画像処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 第1領域及び当該第1の領域よりも光透過性が高い第2領域を含む媒体を読み取って読取画像を取得し、
    取得された前記読取画像に含まれる前記第1領域のサイズを検出し、
    検出された前記第1領域のサイズと記憶された前記第1領域に対応するサイズの情報とを比較し、
    比較した結果に基づいて前記読取画像から切り出す画像領域を前記媒体の前記第2領域のサイズよりも大きく設定し、設定された前記画像領域に基づいて画像データを取得することを特徴とする画像処理方法。
  6. 取得された前記画像データの輝度レベルを反転させ、反転された前記画像データに基づいて前記画像領域の設定を補正する請求項に記載の画像処理方法。
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