JP2024025052A - 真贋判定装置およびプログラム - Google Patents

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正彦 山崎
Masahiko Yamazaki
孝次 稲垣
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Abstract

【課題】本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供する。【解決手段】真贋判定装置3は、IDカード10の真贋判定を行うものである。真贋判定装置3は、IDカード10の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段301と、IDカード10の複数の検査領域について、当該検査領域内の画素のうち可視光画像と赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果からIDカード10の真贋判定を行う真贋判定手段302と、を備える。また複数の検査領域の間で、少なくとも、所定の基準が異なるか、または、比較結果と検査領域の正否との関係が異なる。【選択図】図4

Description

本発明は、真贋判定装置とそのプログラム等に関する。
口座開設時等では、ユーザが金融機関に出向いて本人確認証(IDカード)を提出し、金融機関側は提出された本人確認証を用いて対面により本人確認を行うのが一般的である。また特許文献1には、証明写真機において各種の媒体を発行する際に、本人確認証を用いて本人確認を行うことが記載されている。このように、成りすましを防止するための本人確認は、様々な場面で行われている。
この際、本人確認証に偽造、変造等がないか、本人確認証の真贋を判断することは重要である。特許文献1、2には、本人確認証の画像から本人確認証の真贋を判定する技術が記載されており、本人確認証の画像の特徴や文字情報に基づき、本人確認証の真贋を自動判定することが可能である。
特開2020-38442号公報 特開2011-34535号公報
上記は本人確認証の画像の特徴や文字情報を判定に利用する例であるが、正規の本人確認証(IDカード)の特徴としては、券面の領域毎に所定の印刷方法により印刷が行われており、領域毎に使用インキや印刷方式が異なることも挙げられる。そのため、領域毎の使用インキ等の違いを利用して、真贋判定の精度を向上させることも可能である。
特に近年は本人確認が厳格化される傾向にあり、本人確認証の真贋を確実に判定する技術が望まれている。上記の違いを利用した判定技術も、そのような真贋判定の精度向上に寄与するものと考えられる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、を備え、複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準と、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係と、のいずれかが異なることを特徴とする真贋判定装置である。
本発明では、正規の本人確認証が券面の領域毎に所定の印刷方法で印刷を行うことで製造されており、その使用インキ等に応じて、これらの領域の濃淡の現れ方が可視光画像と赤外線画像とで異なることを利用して真贋判定を行う。例えば、カーボンなど赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷等された部分は可視光画像と赤外線画像の双方で濃部(高濃度の部分)として現れるが、赤外線を吸収しないインキで印刷等された部分は、可視光画像では濃部として現れ、赤外線画像では淡部(低濃度の部分)となる。そのため、正規の本人確認証で使用しているインキと赤外線吸収特性の異なるインキを用いて偽造、変造等を行ったケースなどを好適に検出することができる。また、複数の検査領域のそれぞれについて、使用インキ等に応じて前記の基準等を変えながら正否(検査領域が正規の本人確認証のものであるか否か)の判別を行うことで、真贋判定の精度が向上する。
ここで、前記可視光画像における濃淡は、前記可視光画像の所定の色成分の濃淡、または、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を示す濃淡であり、前記真贋判定手段は、前記可視光画像の色成分ごとの濃淡を示す画像、および、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を濃淡として示す画像を分光画像として作成し、前記分光画像の画素の濃淡を前記判別に用いることも望ましい。この際、前記判別に用いる前記分光画像が、複数の前記検査領域の間で異なることも望ましい。
このように、印刷部分の色に応じた分光画像を各検査領域の正否の判別に用いることで、真贋判定の精度を向上させることができる。
前記真贋判定手段は、前記分光画像と前記赤外線画像の濃淡を二値化した二値画像を作成し、前記検査領域の正否の判別を、前記二値画像における画素の値に基づいて行うことが望ましい。
これにより、真贋判定を行う際の処理負担が軽減できる。
例えば、複数の前記検査領域の間で前記所定の基準が異なり、一の前記検査領域において、前記所定の基準は、前記分光画像と前記赤外線画像の双方において濃部として現れることであり、別の前記検査領域において、前記所定の基準は、前記分光画像において濃部として現れ、前記赤外線画像において淡部として現れることである。
これにより、正規の本人確認証において赤外線吸収特性の異なるインキで印刷されている複数の検査領域の正否を判別し、本人確認証の真贋判定を精度良く行うことができる。
また例えば、複数の前記検査領域の間で、前記所定の基準は同じであるが前記比較結果と前記検査領域の正否との関係が異なり、当該所定の基準は、前記分光画像において濃部として現れ、前記赤外線画像において淡部として現れることであり、一の前記検査領域において、前記判別値が前記閾値以下であるときに当該検査領域が正とされ、別の前記検査領域において、前記判別値が前記閾値以上であるときに当該検査領域が正とされる。
これにより、正規の本人確認証において赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷されている部分について、赤外線吸収特性の異なるインキ(赤外線を吸収しないインキ)による偽造、変造等を検出でき、正規の本人確認証の赤外線を吸収しないインキによる印刷部分について、偽造、変造等の過程で消失するケースを検出できる。
前記真贋判定手段は、前記赤外線画像の濃淡を二値化した二値画像について濃部の膨張処理を行い、膨張処理後の前記二値画像を前記判別に用いることも望ましい。
これにより、可視光画像と赤外線画像の位置ずれによる判定精度の低下を抑制できる。
第2の発明は、コンピュータを、本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、を備え、複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準が異なるか、または、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係が異なることを特徴とする真贋判定装置として機能させるためのプログラムである。
第2の発明は、第1の発明の真贋判定装置のプログラムである。
本発明により、本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供することが可能となる。
真贋判定システム1を示す図。 真贋判定装置3のハードウェア構成を示す図。 IDカード10の一例を示す図。 真贋判定装置3の機能を示す図。 真贋判定方法の概略を示すフローチャート。 真贋判定の手順を示すフローチャート。 分光画像と赤外線画像の二値画像20、30を示す図。 検査領域11の例。 検査領域11の正否の判別方法(モード0)について説明する図。 検査領域11の正否の判別方法(モード1)について説明する図。 検査領域11の正否の判別方法(モード2)について説明する図。 設定情報40について説明する図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.真贋判定システム1)
図1は、本発明の実施形態に係る真贋判定装置3を有する真贋判定システム1を示す図である。図1に示すように、真贋判定システム1は、読取装置2と真贋判定装置3とを有線または無線により通信可能に接続して構成される。真贋判定システム1では、IDカード10の画像を読取装置2から真贋判定装置3に送信し、真贋判定装置3にて当該画像からIDカード10の真贋判定を行う。
読取装置2は、IDカード10を撮影してその画像を取得するものである。特に本実施形態では、読取装置2が可視光カメラと可視光照明、及び赤外線カメラと赤外線照明を備える。
可視光カメラによる撮影時は、可視光照明から照射されIDカード10から反射した可視光を可視光カメラで受光する。また、赤外線カメラによる撮影時は、赤外線照明から照射されIDカード10から反射した赤外線を赤外線カメラで受光する。以下、可視光カメラで撮影したIDカード10の画像を可視光画像、赤外線カメラで撮影したIDカード10の画像を赤外線画像という。
図2は真贋判定装置3のハードウェア構成を示す図である。真贋判定装置3は、制御部31、記憶部32、通信部33、表示部34等をバス等で接続して構成されたコンピュータにより実現できる。ただしこれに限ることは無く、適宜様々な構成をとることができる。
制御部31はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部32、ROMなどの記憶媒体に格納された真贋判定装置3の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部32、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部31が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部32はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、後述する処理に際し真贋判定装置3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。
通信部33は読取装置2との間の通信を媒介する通信インタフェースである。表示部34は液晶ディスプレイ等であり、IDカード10の真贋判定に係る各種の情報を表示する。
(2.IDカード10)
IDカード10は、本実施形態において真贋判定の対象となる本人確認証である。本人確認証は、各種の行政機関、金融機関や携帯電話キャリア等で行政手続や本人確認に用いられる媒体であり、例えば運転免許証とする。ただし、IDカード10はこれに限らず、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書などであってもよい。
図3はIDカード10(運転免許証)の概略を示す図であり、IDカード10の券面の一例を模式的に示したものである。IDカード10は、略矩形状のカード基材に、カード所持者の氏名101、生年月日102、住所103、交付年月日104、有効期限105、発行番号106、発行元107、印章108、顔写真109などを印刷したものである。
氏名101、生年月日102、住所103、交付年月日104、有効期限105、発行番号106、顔写真109等は、個々のIDカード10によって異なるオンデマンド情報を含んでいる。これらのオンデマンド情報は、サーマルヘッドを用いた熱転写による印刷方式によりカード基材上の決まった位置に印刷して形成される。顔写真109以外の文字は溶融型熱転写方式によって、顔写真109は昇華型熱転写方式によってそれぞれ印刷される。
一方、氏名101、住所103、交付年月日104、発行番号106の記載欄を示す「氏名」「住所」「交付」「番号」などの文字、発行元107、印章108、「運転免許証」の文字110、および罫線等は、各IDカード10で共通に使用される。これらの文字や罫線は、オンデマンド情報の印刷前に、オフセット印刷方式や凸版印刷方式などの印刷方式でカード基材上の決まった位置に予め形成され、プレ印刷部分と呼ばれる。
予めプレ印刷部分を形成したカード基材に前記のオンデマンド情報を印刷することでIDカード10が製造される。オンデマンド情報やプレ印刷部分がどのような構成となるかは、運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書などIDカード10の種類によって異なる。
(3.真贋判定装置3の機能)
図4は真贋判定装置3の機能を示すブロック図である。真贋判定装置3は、取得手段301、真贋判定手段302等を有する。
取得手段301は、真贋判定装置3の制御部31が、通信部33を介して読取装置2からIDカード10の可視光画像及び赤外線画像を受信し、取得するものである。
真贋判定手段302は、真贋判定装置3の制御部31が、読取装置2から取得したIDカード10の可視光画像と赤外線画像を用い、IDカード10の真贋判定を行うものである。
(4.真贋判定方法の概略)
図5は、真贋判定システム1で実行される真贋判定方法の概略を示すフローチャートである。図5のS1~S2は読取装置2の制御部(不図示)が読取装置2の各部を制御して実行する処理であり、S3~S5は真贋判定装置3の制御部31が真贋判定装置3の各部を制御して実行する処理である。
本実施形態では、まずユーザがIDカード10を読取装置2の所定位置にセットし、読取装置2は、ユーザの操作に応じて可視光カメラ及び赤外線カメラによりそれぞれIDカード10を撮影する(S1)。
読取装置2は、IDカード10を撮影して得た可視光画像及び赤外線画像を真贋判定装置3に送信する(S2)。真贋判定装置3は、IDカード10の可視光画像と赤外線画像を受信する(S3)と、可視光画像と赤外線画像を用いてIDカード10の真贋判定を行う(S4)。なお、可視光画像と赤外線画像はいずれも、各画素の色をR(赤)、G(緑)、B(青)の各成分の階調値により表した画像であるものとする。赤外線画像では、各画素のR、G、Bの階調値がほぼ同じとなる。ただし、赤外線カメラでIDカード10を撮影した赤外線画像が、各画素の明るさの程度を階調値で表したグレースケール画像である場合もあり、この場合は後述のS105におけるグレースケール変換は不要である。
真贋判定装置3は、IDカード10の真贋判定結果を表示部34に表示し(S5)、処理を終了する。表示部34を見た担当者は、その後の適切な対応をとることができる。真贋判定装置3は、IDカード10の真贋判定結果とともに判定結果に応じたインストラクションを表示部34に表示し、当事者に対し適切な対応を促してもよい。
本実施形態では、S4において、正規のIDカード10が券面の領域毎に所定の印刷方法で印刷を行うことで製造されており、その使用インキ等に応じて、これらの領域の濃淡の現れ方が可視光画像と赤外線画像とで異なることを利用して真贋判定を行う。以下、真贋判定方法の詳細について説明する。
(5.IDカード10の真贋判定)
図6は、S4における、IDカード10の真贋判定の手順を示すフローチャートである。
本実施形態では、S4において、まずS3で受信した可視光画像と赤外線画像をリサイズして所定のサイズへと縮小する(S101)。これにより、以降の処理が高速化される。上記のサイズは、可視光画像と赤外線画像で同じであり、例えば元の可視光画像と赤外線画像を1/2程度に縮小したものとするが、これに限らない。
次に、真贋判定装置3は、リサイズ後の可視光画像と赤外線画像において顔写真109をマスクする(S102)。この処理は、顔写真109中の画素の階調値が、後で行われる二値化処理に影響するのを避けるためである。マスク処理は、顔写真109中の画素の階調値を特定のマスク値に置き換えることで行われる。
次に、真贋判定装置3は、マスク処理後の可視光画像から分光画像を作成する(S103)。この処理では、分光画像として、可視光画像の各画素のR、G、B成分の階調値のそれぞれを各画素の階調値とした画像を作成する。以下、B成分の階調値による画像をB画像、G成分の階調値による画像をG画像、R成分の階調値による画像をR画像という。B画像、G画像、R画像はそれぞれ、R、G、B成分の濃淡を示す分光画像である。
またS103では、分光画像として、可視光画像の各画素のR、G、B成分の階調値のうち最も大きいものを各画素の階調値とした画像を作成する。これは可視光画像の各画素の明るさの程度を濃淡として示す画像であり、以下、V(明度)画像という。例えば、可視光画像において、ある画素のR、G、B成分の階調値が(R、G、B)=(10、20、30)である場合、V画像の対応する画素の階調値は30となる。
これにより、以降の処理では、可視光画像の濃淡として、可視光画像の色成分ごとの濃淡、または、可視光画像の各画素の明るさの程度を示す濃淡が用いられることになる。
真贋判定装置3は、S103で作成した分光画像をそれぞれ二値化する(S104)。二値化の方法は特に限定されないが、本実施形態では、大津の方式による二値化を行うものとする。大津の方式は、画像全体の階調値ヒストグラムから二値化時の閾値を自動決定する手法であり、画像処理分野において既知である。ただし、予め定める所定の閾値によって二値化を行うことも可能である。
図7(a)は、分光画像(B画像、G画像、R画像、V画像)の二値画像20の例である。これらの二値画像20は、分光画像において高濃度の部分(濃部)を黒の画素で、低濃度の部分(淡部)を白で表したものであり、印刷部分は基本的に黒の画素(濃部)となる。
ただし、B画像、G画像、R画像の二値画像30では、これらの色で印刷された部分(例えばR画像であれば赤で印刷された部分)が黒の画素として現れず、白の画素(淡部)として現れる。一方、これらの色の補色に近い色で印刷された部分(例えばB画像であれば赤で印刷された部分)は黒の画素として現れる。
真贋判定装置3は、マスク処理後の赤外線画像についても、グレースケール変換を行ったのち二値化処理を行う(S105)。グレースケール変換は、赤外線画像の画素のR、G、B成分の階調値が互いに異なる場合があるために行っているが、前記したように赤外線画像がグレースケール画像である場合は省略することも可能である。グレースケール変換は既知の手法によって行うことができる。
赤外線画像の二値化は、先程とは異なり、予め定める所定の閾値によって行う。閾値は、IDカード10の種類によって適切な値を設定することが望ましい。ただし、前記と同様、大津の方式によって二値化を行っても良い。図7(b)は、赤外線画像の二値画像30の例である。赤外線画像では、赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷された部分が高濃度の部分(濃部)となり、二値画像30では当該部分が黒の画素として表れる。
次に、真贋判定装置3は、赤外線画像の二値画像30について、濃部の膨張処理を行う(S106)。膨張処理も画像処理分野においては既知の手法であり、例えば、ある一定の大きさの範囲内の画素に黒の画素が存在すれば、その範囲内の画素を全て黒の画素に変換することで、濃部を膨張させることができる。これにより、分光画像と赤外線画像に若干の位置ずれがあっても、後述するS108の処理を問題無く行うことができる。図7(c)は、膨張処理後の二値画像30の例である。
こうして分光画像と赤外線画像のそれぞれについて前処理を行って二値画像20、30を作成した後、真贋判定装置3は、分光画像と赤外線画像の二値画像20、30から検査領域を切り出す(S107)。検査領域はIDカード10の種類ごとに予め定められており、その一部をIDカード10の可視光画像上で示したものが図8である。図8に示すように、本実施形態では、IDカード10の券面中で複数の検査領域11が定められており、分光画像と赤外線画像の二値画像20、30の双方から、これらの検査領域11を切り出す。なお、検査領域11は主にIDカード10の券面の文字部分に設定されている。
そして、真贋判定装置3は、二値画像20、30の画素の値に基づき、検査領域11が正であるか否か(検査領域11が正規のIDカード10のものであるか否か)を判別する(S108)。
S108では、二値画像20、30の画素の値に基づき、検査領域11内の画素のうち、分光画像と赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、判別値と閾値の比較結果から当該検査領域11の正否を判別する。特に本実施形態では、上記した所定の基準や、比較結果と検査領域11の正否との関係等が、検査領域11ごとに異なる。より具体的には、検査領域11が赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷される部分であるか、そうでないインキで印刷される部分であるかによって主に異なる。以下、検査領域11の正否の判別方法(「モード」という)の違いについて説明する。
<モード0;検査領域11が、赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷される部分である場合>
検査領域11が、正規のIDカード10において赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷される部分である場合、その印刷部分は、図9(a)に示すように、分光画像(この例ではV画像)と赤外線画像の双方で濃部となり、これらの二値画像20、30において黒の画素として現れる。
一方、図9(b)は、IDカード10の上記検査領域11に、赤外線を吸収しないインキによる書き込み12を行ったものである。この場合、当該書き込み12を行った部分が、分光画像で濃部、赤外線画像で淡部となり、分光画像の二値画像20で黒の画素として現れるが、赤外線画像の二値画像30では白の画素として現れる。
図9(c)は、分光画像の二値画像20で黒となり、赤外線画像の二値画像30で白となる画素を白の画素、それ以外の画素を黒の画素として示したものである。真贋判定装置3は、上記のような赤外線吸収特性の異なるインキでの書き込み12による変造等を検出するため、分光画像の二値画像20と赤外線画像の二値画像30から切り出した検査領域11について、前者の二値画像20で黒となり、後者の二値画像30で白となる画素(図9(c)の白の画素)の数をカウントし、そのカウント数を判別値とする。そして、判別値を閾値と比較し、判別値が閾値以下であれば検査領域11が正、判別値が閾値を超えていれば検査領域11が正でないと判別する。
この場合、前記した所定の基準は、「分光画像で濃部となり、赤外線画像で淡部となること(二値画像20で黒の画素となり、二値画像30で白の画素となること)」であり、比較結果と検査領域11の正否との関係は、「判別値が閾値以下であれば検査領域11を正とすること」である。
<モード1;検査領域11に、赤外線を吸収しないインキで印刷される部分が存在し、偽造、変造等によりその部分が消失する場合>
IDカード10には、赤外線を吸収しないインキで印刷されている部分もあり、偽造、変造等されたIDカード10では、そのような部分が消失しているケースも散見される。
例えば図10(a)は、分光画像(この例ではB画像)と赤外線画像の二値画像20、30のそれぞれについて、IDカード10の発行番号106を含む検査領域11を示したものである。検査領域11には、発行番号106と併せて、赤外線を吸収しない赤のインキで印刷が行われている斜線部分13も存在するが、この斜線部分13は分光画像で濃部、赤外線画像で淡部となり、分光画像の二値画像20では黒の画素として現れ、赤外線画像の二値画像30では白の画素として現れる。
一方、図10(b)は、IDカード10の上記検査領域11において、斜線部分13を消失させたものである。この場合、斜線を消失させた部分が、分光画像で淡部となり、分光画像の二値画像20で白の画素となる。
図10(c)は、分光画像の二値画像20で黒となり、赤外線画像の二値画像30で白となる画素を白の画素、それ以外の画素を黒の画素として示したものである。真贋判定装置3は、上記のように本来赤外線を吸収しないインキで印刷されているべき部分が偽造、変造等の過程で消失したケースを検出するため、分光画像の二値画像20と赤外線画像の二値画像30から切り出した検査領域11について、前者の二値画像20で黒となり、後者の二値画像30で白となる画素(図10(c)の白の画素)の数をカウントし、そのカウント数を判別値とする。そして、判別値を閾値と比較し、判別値が閾値以上であれば当該領域が正、判別値が閾値未満であれば当該領域が正でないと判別する。
この場合、前記した所定の基準は、「分光画像で濃部となり、赤外線画像で淡部となること(二値画像20で黒の画素となり、二値画像30で白の画素となること)」であり、比較結果と検査領域11の正否との関係は、「判別値が閾値以上であれば検査領域11を正とすること」である。
<モード2;検査領域11が、赤外線を吸収しないインキで印刷される部分である場合>
検査領域11が、正規のIDカード10において赤外線を吸収しないインキで印刷される部分である場合、その印刷部分は、図11(a)に示すように、分光画像(この例ではV画像)で濃部となる一方、赤外線画像では淡部となり、分光画像の二値画像20で黒の画素として現れ、赤外線画像の二値画像30では白の画素として現れる。
一方、図11(b)は、IDカード10の上記検査領域11において、赤外線を吸収しないインキで印刷される部分を、赤外線を吸収する成分を含むインキにより印刷したものである。この場合、当該印刷を行った部分14が、分光画像と赤外線画像の双方で濃部となり、分光画像の二値画像20と赤外線画像の二値画像30の双方で黒の画素として現れる。
図11(c)は、分光画像の二値画像20と赤外線画像の二値画像30の双方で黒となる画素を白の画素、それ以外の画素を黒の画素として示したものである。真贋判定装置3は、上記のように赤外線吸収特性の異なるインキでの印刷による偽造や変造等を検出するため、分光画像の二値画像20と赤外線画像の二値画像30から切り出した検査領域11について、双方の二値画像20、30で黒となる画素(図11(c)の白の画素)の数をカウントし、そのカウント数を判別値とする。そして、判別値を閾値と比較し、判別値が閾値以下であれば検査領域11が正、判別値が閾値を超えていれば検査領域11が正でないと判別する。
この場合、前記した所定の基準は、「分光画像と赤外線画像で濃部となること(二値画像20、30で黒の画素となること)」であり、比較結果と検査領域11の正否との関係は、「判別値が閾値以下であれば検査領域11を正とすること」である。
このように、S108では、使用インキ等の違いに応じて検査領域11ごとに予め定められた判別方法(前記のモード0~2)を実施し、S107で抽出した検査領域11が正であるか否かを判別する。
真贋判定装置3は、全ての検査領域11について上記の判別を行うまで(S109;Nо)、S107~S108の処理を繰り返し、全ての検査領域11について正であるか否かの判別を行った後(S109;Yes)、各検査領域11の判別結果からIDカード10の真贋判定を行う(S110)。
本実施形態では全ての検査領域11が正とされた場合にIDカード10を真とし、それ以外の場合、IDカード10を偽とするが、これに限ることはない。例えば、正と判別される検査領域11の数が所定数以上であればIDカード10を真とすることも可能である。
なお、S107~S108の処理は、真贋判定装置3が、検査領域11の位置や判別方法等をIDカード10の種類ごとに定めた設定情報を記憶部32から読み出し、設定情報に基づいて行うことができる。
図12(a)、(b)は、この設定情報40を、異なる種類のIDカード10について例示したものである。本実施形態の設定情報40は、検査領域の範囲41、判別に用いる分光画像42、モード43、及び判別時の閾値44のデータを含み、IDカード10の種類ごとに定められる。真贋判定装置3は、判定対象のIDカード10の種類に応じた設定情報40を読み出し、S107~S108の処理を実行することができる。
検査領域の範囲41は、S107で分光画像や赤外線画像の二値画像20、30から検査領域11を切り出す範囲を定めたものであり、例えば矩形状の検査領域11の左上隅と右下隅について、直交二軸上の位置を指定する。
判別に用いる分光画像42は、前記のモード0~2で説明した判別手順のなかで、どの分光画像を用いるかを指定したものである。検査領域11は主に文字部分に設定されており、分光画像は基本的にはV画像とすればよいが、例外的に、カラーで印刷されている部分に関しては、その部分を分光画像中で濃部として顕現させるため、印刷色の補色に近い色とすることが望ましい。例えば前記の斜線部分13のように、赤で印刷されている部分を含む検査領域11に関しては、B画像を選択するとよい。このように、本実施形態では、判別に用いる分光画像も検査領域11間で異なることがある。
モード43は、前記したモード0~2のうち、どの判別方法を実施するかを定めるものであり、本実施形態では、前記したように、IDカード10内の複数の検査領域11で異なるモードが設定されている。また閾値44は、前記のモード0~2で説明した判別値との比較対象となる閾値であり、これも検査領域11に応じて異なる。
さらに本実施形態では、図12(a)、(b)の設定情報40の破線枠で囲った部分で示すように、前記のモード1による判別が行われた検査領域11に関しては、これと同時にモード0あるいはモード2による判別も行われている。
これは、例えば図10で説明したモード1の例では、斜線部分13を除く発行番号106そのものが赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷されているためにモード0による判別を別途行うことが有用であり、また図11で説明したモード2の例では、赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷されている部分が検査領域11に存在するか否かだけでなく、モード1による判別を行い、赤外線を吸収しないインキによる印刷部分が偽造、変造等の過程で消失しているかを検出することも有用であるためである。
以上説明したように、本実施形態では、正規のIDカード10が券面の領域毎に所定の印刷手法で印刷を行うことで製造されており、その使用インキ等に応じて、これらの領域の濃淡の現れ方が可視光画像と赤外線画像とで異なることを利用して真贋判定を行う。例えば、カーボンなど赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷等された部分は可視光画像と赤外線画像の双方で濃部(高濃度の部分)として現れるが、赤外線を吸収しないインキで印刷等された部分は、可視光画像では濃部として現れ、赤外線画像では淡部(低濃度の部分)となる。
そのため、本実施形態では、図9~11に示すように、正規のIDカード10で使用しているインキと赤外線吸収特性の異なるインキを用いて偽造、変造等を行ったケースや、本来赤外線を吸収しないインキで印刷されているべき部分が偽造、変造等の過程で消失したケースなどを好適に検出することができる。また、複数の検査領域11のそれぞれについて、使用インキ等に応じて前記の基準等を変えながら正否の判別を行うことで、真贋判定の精度が向上する。
また本実施形態では、二値画像20、30の値に基づき上記の判別を行うことで、真贋判定を行う際の処理負担が軽減できる。ただし、多値画像を用い、階調値の高低から上記の判別を行うこともできる。
また本実施形態では、前記のモード0、モード2による検査領域11の正否の判別を行うことで、正規のIDカード10において赤外線吸収特性の異なるインキを用いて印刷されている複数の検査領域11の正否を判別し、IDカード10の真贋判定を精度良く行うことができる。
また本実施形態では、前記のモード0、モード1による検査領域11の正否の判別を行うことで、正規のIDカード10において赤外線を吸収する成分を含むインキを用いて印刷されている部分について、赤外線吸収特性の異なるインキ(赤外線を吸収しないインキ)による偽造、変造等を検出でき、正規のIDカード10の赤外線を吸収しないインキによる印刷部分について、偽造、変造等の過程で消失するケースを検出できる。
また本実施形態では、赤外線画像の二値画像30について前記の膨張処理を行い、膨張処理後の二値画像を検査領域11の正否の判別に用いることで、可視光画像と赤外線画像の位置ずれによる判定精度の低下を抑制できる。
また本実施形態では、印刷部分の色に応じた分光画像を各検査領域11の正否の判別に用いることで、真贋判定の精度を向上させることができる。
しかしながら、本発明は以上の実施形態に限定されない。例えば本実施形態では、前記のS103(図6参照)において分光画像としてB画像、G画像、R画像、V画像を作成しているが、IDカード10の種類によっては使用しない分光画像もあり、S104において全ての分光画像を二値化するのではなく、使用する分光画像のみを選択して二値化処理を行うようにしてもよい。これにより、処理を高速化できる。
また本実施形態ではS104において大津の方式により画像全体の階調値ヒストグラムから二値化時の閾値を決定するが、例えば運転免許証の有効期限105の欄には高濃度の地色が存在し、画像全体の階調値ヒストグラムから二値化時の閾値を決定すると、地色の濃さにより有効期限105が現れなくなる(地色と有効期限105の双方がともに黒の画素となる)ケースがある。そこで、このような高濃度の地色上の文字を二値化時に顕現させるため、分光画像から、高濃度の地色上に文字を有する検査領域11を切り出した後、当該検査領域11のみに大津の方式を適用して二値化を行うことも可能である。
また、真贋判定の目的は特に限定されず、金融機関における口座開設時の他、携帯端末の契約時、各種行政機関における手続時の本人確認にも適用することができ、証明写真機で各種の申請や媒体の発行を行う際の本人確認などにも本発明は適用可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:真贋判定システム
2:読取装置
3:真贋判定装置
10:IDカード
20:分光画像の二値画像
30:赤外線画像の二値画像
40:設定情報
301:取得手段
302:真贋判定手段

Claims (8)

  1. 本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
    前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、
    前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
    を備え、
    複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準と、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係と、のいずれかが異なることを特徴とする真贋判定装置。
  2. 前記可視光画像における濃淡は、前記可視光画像の所定の色成分の濃淡、または、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を示す濃淡であり、
    前記真贋判定手段は、
    前記可視光画像の色成分ごとの濃淡を示す画像、および、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を濃淡として示す画像を分光画像として作成し、前記分光画像の画素の濃淡を前記判別に用いることを特徴とする請求項1に記載の真贋判定装置。
  3. 前記判別に用いる前記分光画像が、複数の前記検査領域の間で異なることを特徴とする請求項2に記載の真贋判定装置。
  4. 前記真贋判定手段は、
    前記分光画像と前記赤外線画像の濃淡を二値化した二値画像を作成し、前記検査領域の正否の判別を、前記二値画像における画素の値に基づいて行うことを特徴とする請求項2記載の真贋判定装置。
  5. 複数の前記検査領域の間で前記所定の基準が異なり、
    一の前記検査領域において、前記所定の基準は、前記分光画像と前記赤外線画像の双方において濃部として現れることであり、
    別の前記検査領域において、前記所定の基準は、前記分光画像において濃部として現れ、前記赤外線画像において淡部として現れることであることを特徴とする請求項4記載の真贋判定装置。
  6. 複数の前記検査領域の間で、前記所定の基準は同じであるが前記比較結果と前記検査領域の正否との関係が異なり、
    当該所定の基準は、前記分光画像において濃部として現れ、前記赤外線画像において淡部として現れることであり、
    一の前記検査領域において、前記判別値が前記閾値以下であるときに当該検査領域が正とされ、
    別の前記検査領域において、前記判別値が前記閾値以上であるときに当該検査領域が正とされる
    ことを特徴とする請求項4記載の真贋判定装置。
  7. 前記真贋判定手段は、前記赤外線画像の濃淡を二値化した二値画像について濃部の膨張処理を行い、膨張処理後の前記二値画像を前記判別に用いることを特徴とする請求項5または請求項6記載の真贋判定装置。
  8. コンピュータを、
    本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
    前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、
    前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
    を備え、
    複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準と、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係と、のいずれかが異なることを特徴とする真贋判定装置として機能させるためのプログラム。
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