JP6047724B2 - ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置 - Google Patents

ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6047724B2
JP6047724B2 JP2016065371A JP2016065371A JP6047724B2 JP 6047724 B2 JP6047724 B2 JP 6047724B2 JP 2016065371 A JP2016065371 A JP 2016065371A JP 2016065371 A JP2016065371 A JP 2016065371A JP 6047724 B2 JP6047724 B2 JP 6047724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
capillary
bonding apparatus
flow path
bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016065371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016149567A (ja
Inventor
耕平 瀬山
耕平 瀬山
恭弘 千田
恭弘 千田
角谷 修
修 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinkawa Ltd
Original Assignee
Shinkawa Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinkawa Ltd filed Critical Shinkawa Ltd
Priority to JP2016065371A priority Critical patent/JP6047724B2/ja
Publication of JP2016149567A publication Critical patent/JP2016149567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6047724B2 publication Critical patent/JP6047724B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Description

本発明は、ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置の構造及に関する。
半導体チップを基板上に実装する方法として電極にはんだバンプを形成した、はんだバンプ付電子部品を熱圧着によって基板に実装する方法や、電子部品の電極に金バンプを成形し、基板の銅電極の表面に薄いはんだの皮膜を設け、金バンプの金とはんだとを熱溶融接合する金はんだ溶融接合や、熱可塑樹脂や異方性導電膜(AFC)等の樹脂系の接着材を使用した接合方法が用いられている。このような接合方法は、いずれも、電子部品を加熱して電極上のはんだや接着剤を溶融させた状態で圧着ツールによって電子部品を基板に押圧した後、はんだや接着材を冷却して固着させて、基板に電子部品を接合するものである。このような接合に用いられる電子部品実装装置では、はんだを溶融状態まで加熱或いは接着剤を軟化状態まで加熱するためのヒータと、接合後にはんだや接着剤を冷却する冷却手段を備え、急加熱、急速冷却を行うことが要求される。
タクトタイムを短くする上では、急加熱よりも、いかに短時間で冷却するかが問題となってくる。このため、板状のセラミックスヒータに重ね合わされる断熱材に空気流路を設け、冷却空気をセラミックスヒータの表面に流してヒータ及びヒータに取り付けられたボンディングツールを冷却する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、パルスヒータとパルスヒータに重ねあわされるベース部材の間に空間を設け、ベース部材に設けた冷却孔から吹き出す空気をパルスヒータの断熱材側の面に吹き付けてパルスヒータを急速冷却する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002―16091号公報 特開平10―275833号公報
ところで、一般に狭い平行平板間に流体を流した場合、平行平板の表面から冷却媒体への熱伝達は、流れに垂直な方向の熱伝導が支配的で、乱流のような物資移動を伴う熱移動は非常に小さい。このため、平行平板の表面と冷却媒体との間の熱移動量を大きくするためには、平行平板間の距離、すなわち、冷却媒体中での熱伝導の距離を短くすることが重要となってくる。特に、冷却媒体に熱伝導率が小さい空気を使用した場合(例えば、0.1〜0.5Mpa空気の熱伝導率は0.026W/(m・K)であり、水の0.6W/(m・K)に比べて非常に小さい)には、平行平板間の距離をより狭くすることが必要となってくる。このため、特許文献1に記載された従来技術のように、平行平板間の距離が0.5mm〜2mm程度の矩形流路に空気を流して冷却しても、効果的にヒータを冷却することができないという問題がある。また、特許文献2に記載された従来技術のようにヒータの表面に空気を吹き付けることによってヒータを冷却しようとした場合には、大量の空気をベース部材に吹き付ける必要があるので、吹き出した空気によってボンディング雰囲気が乱されてしまうという問題があった。
本発明は、ボンディング装置用ヒータをより効果的に冷却することを目的とする。
本発明のボンディング装置用ヒータは、冷却空気が供給される冷却空気孔を有する流路形成部材の平面状の合わせ面に取り付けられ、セラミックス製で平板形の形状を有し、電流が流れることで発熱するボンディング装置用ヒータであって、ボンディングツールが取り付けられる第一の面と、第一の面と反対側で流路形成部材の合わせ面に重ね合わされる第二の面とを備え、第二の面は、当該面に沿った方向の幅が0.1mmから0.02mmの範囲で、且つ、当該面に沿った方向の幅が当該面に垂直方向の深さよりも小さい多数の毛細スリットを有し、多数の毛細スリットは、対向する各側面の間に延び、空気冷却孔から冷却空気が流れることで発熱した当該ボンディング装置用ヒータを直接冷却する毛細冷却流路を構成すること、を特徴とする。また、本発明のボンディング装置用ヒータにおいて、流路形成部材は、中央付近に窪みを有し、第二の面が流路形成部材の合わせ面に重ね合わされると、流路形成部材の窪みは、第二の面との間に冷却空気が流入するキャビティを形成することとしても好適である。
また、本発明のボンディング装置用ヒータにおいて、毛細スリットの前記幅に対する毛細スリットの深さの比率は、3〜10の範囲であること、としても好適である。
本発明のボンディング装置用ヒータ組立体は、ボンディングツールが取り付けられる第一の面と、第一の面と反対側の第二の面とを備えるセラミックス製で平板形の形状を有し、電流が流れることで発熱するボンディング装置用ヒータと、第二の面に取り付けられる断熱材と、を含むボンディング装置用ヒータ組立体であって、第二の面は、当該面に沿った方向の幅が0.1mmから0.02mmの範囲で、且つ、当該面に沿った方向の幅が当該面に垂直方向の深さよりも小さい多数の毛細スリットを有し、第二の面と接触する断熱材の合わせ面は、中央付近に窪みが設けられ、窪みは、第二の面との間に冷却空気が流入するキャビティを形成し、多数の毛細スリットは、対向する各側面の間に延び、キャビティに連通して冷却空気が流れることで発熱した当該ボンディング装置用ヒータを直接冷却する毛細冷却流路であること、を特徴とする。
本発明のボンディング装置は、ボンディングツールが取り付けられる第一の面と、第一の面と反対側の第二の面とを備えるセラミックス製で平板形の形状を有し、電流が流れることで発熱するボンディング装置用ヒータと、第二の面に取り付けられる断熱材と、を含むボンディング装置であって、第二の面は、当該面に沿った方向の幅が0.1mmから0.02mmの範囲で、且つ、当該面に沿った方向の幅が当該面に垂直方向の深さよりも小さい多数の毛細スリットを有し、第二の面と接触する断熱材の合わせ面は、中央付近に窪みが設けられ、窪みは、第二の面との間に冷却空気が流入するキャビティを形成し、多数の毛細スリットは、対向する各側面の間に延び、キャビティに連通して冷却空気が流れることで発熱した当該ボンディング装置用ヒータを直接冷却する毛細冷却流路であること、を特徴とする。
本発明は、ボンディング装置用ヒータをより効果的に冷却することができるという効果奏する。
本発明の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの構成を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの平面図と断面図である。 本発明の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの毛細スリットの詳細を示す断面図である。 本発明の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの毛細冷却流路を示す斜視図である。 従来技術によるボンディング装置用ヒータの冷却溝の詳細を示す断面図である。 本発明の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの毛細スリット幅と熱抵抗の関係を示すグラフである。 本発明の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの毛細冷却流路の長さと空気温度の関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの構成を示す説明図である。 本発明の他の実施形態におけるボンディング装置用ヒータの平面図と断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態のボンディング装置用ヒータについて説明する。図1に示すように、本実施形態のボンディング装置用ヒータ30は、平板形の本体31と、ボンディングツール40が取り付けられる第一の面である下面31bと、断熱材20が取り付けられる第二の面である上面31aとを備えている。上面31aの中央近傍には略直方体の窪み34が設けられ、本体31には窪み34から側面33に延びる多数の毛細スリット35が設けられている。この窪み34と上面31aに合わせられる断熱材20の合わせ面21とは、冷却空気が流入するキャビティ36を形成し、多数の毛細スリット35と上面31aに取り付けられる断熱材20の合わせ面21とは、キャビティ36から側面33に延びる多数の毛細冷却流路37を形成している。
断熱材20の上部には、ステンレス製のベース部材10が取り付けられており、このベース部材10は、図示しないボンディング装置のボンディングヘッドに取り付けられ、ボンディングヘッドに内蔵されている上下方向の駆動装置によりベース部材10と断熱材20とボンディング装置用ヒータ30とボンディングツール40とが一体となって上下方向に移動する。
ボンディング装置用ヒータ30は、例えば、窒化アルミなどのセラミックスの内部に白金あるいはタングステンなどにより構成された発熱抵抗体を埋め込んだものである。また、断熱材20は、ボンディング装置用ヒータ30の熱をベース部材10に伝えないようにするもので、例えば、アドセラム(登録商標)等のセラミックス製である。
図2を参照しながらボンディング装置用ヒータ30と断熱材20の構造について詳細に説明する。図2(a)は、ボンディング装置用ヒータ30の上面31aを示す平面図であり、図2(b)は図2(a)に示すA−Aの断面図であり、図2(c)は図2(a)に示すB−Bの断面図である。
図2(a)に示すように、ボンディング装置用ヒータ30の上面31aの上下方向の中央部には、2つの窪み34が設けられており、各窪み34の上下方向の壁面から各側面33に向かって本体31の中に多数の毛細スリット35が延びている。本実施形態のボンディング装置用ヒータ30では、各窪み34の各上下方向の壁から本体31の上下方向の各側面33に向かってそれぞれ63本の毛細スリット35が延びている。従って、図2(a)に示す上面31aには、合計63×2×2=252本の毛細スリット35が形成されている。また、各毛細スリット35の長さはLである。毛細スリット35は、例えば、ダイシング装置によって切削することによって形成してもよい。
図3に示すように各毛細スリット35の幅Wは0.05mm、毛細スリット35の間の壁38の厚さDは0.1mm、毛細スリット35の深さHは、0.3mmである。このように、毛細スリット35は、幅Wが深さHよりも小さく、本実施形態では、幅Wに対する深さHの比率(深さH/幅W)=(0.3/0.05)=6.0となっている。また、窪み34の深さは毛細スリット35と同様の0.3mmの深さとなっている。
図2(b)、図2(c)に示すように、本体31の上面31aには断熱材20が重ねあわされている。断熱材20の合わせ面21は平面であり、上面31aに設けられた窪み34、毛細スリット35の周囲の面と密着している。このため、図2(b)に示すように、本体31の上面31aに断熱材20の合わせ面21が重ねあわされると、略直方体の窪み34の上側の解放面及び毛細スリット35の上側の解放面が閉じられ、各窪み34と合わせ面21とは略直方体の各キャビティ36を形成する。同様に図2(c)に示すように、多数の毛細スリット35と合わせ面21は、上下方向に細長い多数の毛細冷却流路37を形成する。また、図2(b)に示すように、断熱材20には、各キャビティ36にそれぞれ連通する2つの冷却空気孔25が設けられている。そして、各冷却空気孔25に供給された冷却空気は、図2(b)の下向き矢印で示すように、冷却空気孔25からキャビティ36に流入した後、各キャビティ36から多数の毛細冷却流路37に流入し、図2(a)に示す上下方向の矢印のように、各側面33側から外部に流出し、ボンディング装置用ヒータ30を冷却する。
図4に示すように、本実施形態のボンディング装置用ヒータ30の毛細冷却流路37は、幅W、深さH、長さLの矩形断面の流路であり、冷却空気は、キャビティ36に連通している入口371から流路に入り、側面33の上にある出口372から流出する。毛細冷却流路37の幅Wは0.05mmと非常に狭くなっている一方、その深さHは0.3mmと幅Wの6倍にもなっていることから、毛細冷却流路37の中を流れる空気の流れは狭い平行平板間の流れとなり、ボンディング装置用ヒータ30の本体31と空気との熱交換は毛細冷却流路37の両側面37aを構成する毛細スリット35の両側面35aが支配的で毛細冷却流路37の底面37bを構成する毛細スリット35の底面35bはほとんど熱交換に寄与しなくなる。本実施形態のボンディング装置用ヒータ30では毛細冷却流路37の数は252であることから、有効熱交換面積は、次のようになる。
有効熱交換面積
=毛細スリット35の両側面35aの面積=H×L×2×毛細冷却流路37の数
=H×L×504
となる。
また、毛細冷却流路37の全流路断面積は、
全流路断面積
=W×H×毛細冷却流路37の数=W×H×504
となる。
一方、図5に示すように、断熱材20の合わせ面21に本実施形態の毛細冷却流路37の全流路断面積と同様の断面積を持つ冷却空気流路26を形成した場合を考える。図5に示す例では、冷却空気流路26は、図中の横方向には仕切りが無い流路として形成されている。この場合、2つの毛細冷却流路37の幅Wと壁38の厚さDの合計長さ、すなわち毛細冷却流路37の2ピッチ分の幅Wは、(0.05+0.1)×2=0.3mmで毛細冷却流路37の深さHと同様であることから、冷却空気流路26の高さHを毛細冷却流路37の幅Wの2倍の0.1mmとすれば、両者の流路断面積は同一となる。そして、図5に示す幅Wの冷却空気流路26の有効熱交換領域は冷却空気流路26の上面31aに面する底面26bのみであり、側面26aはほとんど熱交換に寄与しないから、有効熱交換面積は、W×Lであるのに対し、幅Wの部分の毛細冷却流路37の有効熱交換面積は、H×L×2(両面)×2(2流路)となる。ここで、W=Hであることから、幅Wの部分の毛細冷却流路37の有効熱交換面積は、幅Wの冷却空気流路26の有効熱交換面積の4倍となることとなる。
また、毛細冷却流路37を構成する毛細スリット35の両側面35aの各表面から冷却空気への熱伝達は、流れに垂直な方向の熱伝導が支配的で、乱流のような物資移動を伴う熱移動は非常に小さくなる。このため、図6に示すように、熱移動の際の熱抵抗は毛細スリット35の幅Wの大きさが大きくなると増大する。
従って、図1から図4を参照して説明した本実施形態のボンディング装置用ヒータ30の毛細冷却流路37は、図5を参照して説明した従来技術による冷却空気流路26の4倍の有効熱交換面積を有し、冷却空気流路26よりも熱抵抗が少ないことから、より大きな熱交換を行うことができ、より効果的にボンディング装置用ヒータ30を冷却することができる。
図7に示す様に、本実施形態のボンディング装置用ヒータ30の毛細冷却流路37の内部の温度は、毛細冷却流路37の流れ方向の位置と空気の流量によって変化する。図7(a)は、毛細冷却流路37の幅方向中央の長手方向距離に対する空気温度の変化を示すグラフであり、図7(b)は毛細冷却流路37中の空気温度が壁面(毛細スリット35の壁面)の温度Tとなる位置を示す図である。空気流量が少ない場合には、図7(a)の線a、図7(b)の線pに示す様に、毛細冷却流路37の入口371に温度Tで流入した空気の温度は急速に上昇し、流路の前半で毛細冷却流路37の壁面(毛細スリット35の壁面)の温度T2まで上昇してしまい、そのまま出口372から流出する。この場合、流路の後半では空気温度が壁面の温度Tに達してしまっているので、本体31から熱を奪うことができなくなってしまい、冷却能力が十分に発揮できていない。
逆に、流量が多い場合には、図7(a)の線c、図7(b)の線rに示す様に、入口371に温度Tで流入した空気は、温度が壁面の温度Tの半分程度の温度で出口372から外部に流出していく。この場合、毛細冷却流路37の長手方向全般に渡って空気と壁面(毛細スリット35の壁面)との温度差が大きいので、冷却能力は大きくなるが、冷却空気流量のわりに冷却能力は大きくならない。
そこで、本実施形態のボンディング装置用ヒータ30では、毛細冷却流路37の出口372から流出する空気の温度が壁面(毛細スリット35の壁面)の温度Tよりも少しだけ、あるいは所定の閾値ΔTだけ低い温度となるように空気流量を調整する。この流量は、試験などによって予め決めておき、その流量となるように冷却空気孔25に供給する空気の圧力を調整したり、冷却空気孔25の入り口側に設けた流量調節弁あるいはレギュレータによって流量を調節したりするようにしてもよい。このように冷却空気流量を調整することによって少ない冷却空気流量で効果的にボンディング装置用ヒータ30を冷却することができる。
図8から図9を参照して本発明の他の実施形態について説明する。先に図1から図7を参照して説明した実施形態と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。図8に示すように、本実施形態では、断熱材20の合わせ面21の中央近傍に第二の窪みである窪み134が設けられ、図9(a)に示す様に、本体31に設けられた毛細スリット35は、一方の側面33から対抗する他方の側面33まで延びている。窪み134には、冷却空気孔25が接続されている。毛細スリット35の本数、幅、深さは先に図1から7を参照して説明した実施形態と同様である。
図8、図9(b)に示す様に、断熱材20の合わせ面21を本体31の上面31aに合わせると、断熱材20の合わせ面21に設けられた窪み134は、本体31の上面31aの毛細スリット35が設けられていない面に密着し、冷却空気孔25からの空気が入り込むキャビティ136を構成する。図9(c)に示すように、毛細スリット35と断熱材20の合わせ面21とは毛細冷却流路37を構成する。図9(a)に示す様に、毛細冷却流路37の長さはLである。また、図9(b)に示す様に、キャビティ136の下面は多数の毛細スリット35の上側の開放端と連通している。そして、冷却空気孔25からキャビティ136に入った空気は、キャビティ136から下側の毛細スリット35に流入した後、図9(a)に示すように、毛細冷却流路37を側面33に向って流れ、ボンディング装置用ヒータ30を冷却する。
本実施形態は、先に図1から図7を参照して説明した実施形態と同様の効果に加え、セラミックス製の本体31の加工が簡単であり、より簡便な構成とすることができるという効果を奏する。
以上説明した実施形態では、毛細スリット35の幅Wは0.05mmとして説明したが、毛細スリット35の幅Wは0.5mm〜0.01mmの範囲であれば自由に選択してもよい。0.1mm〜0.02mmの範囲であればより好ましく、0.05mm〜0.02mmの範囲であれば更に好ましい。また、毛細スリット35の深さHは、0.3mm、毛細スリット35の幅Wと毛細スリット35の深さHの比率は1:6として説明したが、毛細スリット35の深さHは毛細スリット35の幅Wよりも深ければよく、例えば、1.0mm〜0.1mmの範囲で自由に選択してもよい。また、毛細スリット35の幅Wと毛細スリット35の深さHの比率は1:6に限られず、1:3〜1:10の範囲であれば自由に選択できる。
10 ベース部材、20 断熱材、21 合わせ面、25 冷却空気孔、26 冷却空気流路、30 ボンディング装置用ヒータ、31 本体、31a 上面、31b 下面、33 側面、34,134 窪み、35 毛細スリット、35a,37a 側面、35b,37b 底面、36,136 キャビティ、37 毛細冷却流路、38 壁、40 ボンディングツール、371 入口、372 出口。

Claims (5)

  1. 冷却空気が供給される冷却空気孔を有する流路形成部材の平面状の合わせ面に取り付けられ、セラミックス製で平板形の形状を有し、電流が流れることで発熱するボンディング装置用ヒータであって、
    ボンディングツールが取り付けられる第一の面と、前記第一の面と反対側で前記流路形成部材の合わせ面に重ね合わされる第二の面とを備え、
    前記第二の面は、当該面に沿った方向の幅が0.1mmから0.02mmの範囲で、且つ、当該面に沿った方向の幅が当該面に垂直方向の深さよりも小さい多数の毛細スリットを有し、
    前記多数の毛細スリットは、対向する各側面の間に延び、前記空気冷却孔から冷却空気が流れることで発熱した当該ボンディング装置用ヒータを直接冷却する毛細冷却流路を構成すること、
    を特徴とするボンディング装置用ヒータ。
  2. 請求項1に記載のボンディング装置用ヒータであって、
    前記毛細スリットの前記幅に対する前記毛細スリットの深さの比率は、3〜10の範囲であること、
    を特徴とするボンディング装置用ヒータ。
  3. ボンディングツールが取り付けられる第一の面と、前記第一の面と反対側の第二の面とを備えるセラミックス製で平板形の形状を有し、電流が流れることで発熱するボンディング装置用ヒータと、
    前記第二の面に取り付けられる流路形成部材と、を含むボンディング装置用ヒータ組立体であって、
    前記第二の面は、当該面に沿った方向の幅が0.1mmから0.02mmの範囲で、且つ、当該面に沿った方向の幅が当該面に垂直方向の深さよりも小さい多数の毛細スリットを有し、
    前記第二の面と接触する前記流路形成部材の合わせ面は、中央付近に窪みが設けられ、前記窪みは、前記第二の面との間に冷却空気が流入するキャビティを形成し、
    前記多数の毛細スリットは、対向する各側面の間に延び、前記キャビティに連通して冷却空気が流れることで発熱した当該ボンディング装置用ヒータを直接冷却する毛細冷却流路であること、
    を特徴とするボンディング装置用ヒータ組立体。
  4. ボンディングツールが取り付けられる第一の面と、前記第一の面と反対側の第二の面とを備えるセラミックス製で平板形の形状を有し、電流が流れることで発熱するボンディング装置用ヒータと、
    前記第二の面に取り付けられる流路形成部材と、を含むボンディング装置であって、
    前記第二の面は、当該面に沿った方向の幅が0.1mmから0.02mmの範囲で、且つ、当該面に沿った方向の幅が当該面に垂直方向の深さよりも小さい多数の毛細スリットを有し、
    前記第二の面と接触する前記流路形成部材の合わせ面は、中央付近に窪みが設けられ、前記窪みは、前記第二の面との間に冷却空気が流入するキャビティを形成し、
    前記多数の毛細スリットは、対向する各側面の間に延び、前記キャビティに連通して冷却空気が流れることで発熱した当該ボンディング装置用ヒータを直接冷却する毛細冷却流路であること、
    を特徴とするボンディング装置。
  5. 請求項1に記載のボンディング装置用ヒータであって、
    前記流路形成部材は、中央付近に窪みを有し、
    前記第二の面が前記流路形成部材の合わせ面に重ね合わされると、前記流路形成部材の前記窪みは、前記第二の面との間に冷却空気が流入するキャビティを形成する、ボンディング装置用ヒータ。
JP2016065371A 2016-03-29 2016-03-29 ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置 Active JP6047724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016065371A JP6047724B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016065371A JP6047724B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015127628A Division JP6149241B2 (ja) 2015-06-25 2015-06-25 ボンディング装置用ヒータ及びその冷却方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016149567A JP2016149567A (ja) 2016-08-18
JP6047724B2 true JP6047724B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=56688051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016065371A Active JP6047724B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6047724B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230070313A (ko) * 2020-12-28 2023-05-22 가부시키가이샤 신가와 실장 헤드

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01113355U (ja) * 1988-01-25 1989-07-31
JP2577063Y2 (ja) * 1992-02-28 1998-07-23 京セラ株式会社 半導体パッケージ
JP3002611B2 (ja) * 1992-09-30 2000-01-24 株式会社日立製作所 発熱体の冷却装置
JPH06213588A (ja) * 1992-12-04 1994-08-02 American Teleph & Telegr Co <Att> 回路パックとそのヒートシンクの構造を最適化する方法
JPH07183678A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Nhk Spring Co Ltd ヒートシンク装置
JP3255871B2 (ja) * 1997-03-31 2002-02-12 住友大阪セメント株式会社 パルスヒーター及び半導体チップ実装ボードの製法
JPH11204994A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Hitachi Ltd 素子搭載装置
JP2000150728A (ja) * 1998-11-17 2000-05-30 Nec Corp 半導体装置
JP3452015B2 (ja) * 2000-02-07 2003-09-29 株式会社日立製作所 ヒートシンク及びその製造方法
JP2003007931A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法
JP3801966B2 (ja) * 2002-07-31 2006-07-26 京セラ株式会社 加熱装置
JP2007242724A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Seiko Epson Corp マイクロチャンネル構造体、マイクロチャンネル構造体の製造方法及び電子機器
US7775062B2 (en) * 2008-09-15 2010-08-17 Mike Blomquist Modular cooling system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016149567A (ja) 2016-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5793473B2 (ja) ボンディング装置用ヒータ及びその冷却方法
JP6350932B2 (ja) 加熱及び冷却可能な吸引部材を有するボンディングヘッド
JP4695851B2 (ja) マイクロ化学チップ温度調節装置
US11508688B2 (en) Bonding apparatus including a heater and a cooling flow path used for stacking a plurality of semiconductor chips
US20100081191A1 (en) Anisotropic heat spreader for use with a thermoelectric device
JP2008501926A (ja) 熱交換器及び冷却方法
US8938880B2 (en) Method of manufacturing an integrated cold plate for electronics
JPH0334229B2 (ja)
JPH036848A (ja) 半導体冷却モジュール
CN110880484B (zh) 半导体装置
JP6047724B2 (ja) ボンディング装置用ヒータ、ボンディング装置用ヒータ組立体及びボンディング装置
JP6149241B2 (ja) ボンディング装置用ヒータ及びその冷却方法
JP5487142B2 (ja) ヒートツールおよび熱圧着装置
JP2015109485A (ja) ボンディング装置用ヒータ及びその冷却方法
JP5592029B2 (ja) 酸化防止ガス吹き出しユニット
JP6850854B2 (ja) ボンディングヘッドおよび実装装置
JP6632856B2 (ja) ボンディングヘッドおよび実装装置
JP6836317B2 (ja) ボンディングヘッドおよび実装装置
US10192847B2 (en) Rapid cooling system for a bond head heater

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160513

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6047724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250