JP6047449B2 - シャントキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は体外循環回路(透析用血液回路)に装着されるシャントキャップの改良に関する。
組立時にキャップ部を管状体に取り付けた後は、管状体からキャップ部が外れることがなく、使用開始時には、キャップ部を管状体から容易に取り外して、使用することができるシャントキャップに関する。
図15は、従来のシャントキャップ101の概略図である。
シャントキャップ101は、管状体110とキャップ部120とを有し、連結部130を介して、着脱できるように形成している。
シャントキャップ101は、(成形時に)管状体(100)の長手方向Lの中心線と、キャップ部(200)の長手方向Lの中心線とが実質的に直交する位置に配置している。
キャップ部120の外筒部121Oの長手L方向の長さを「CL」、管状体110の長手L方向の長さを「TL」とすると、管状体110の長さ(TL):100に対して、キャップ部120は長さ(CL):20前後に形成している。
また出願人は特許文献1(特開2010−279494号公報)に、プライミング処理時の雑菌汚染の発生を従来よりも抑制可能なシャントキャップの発明を開示した。
特許文献1の段落[0043]〜[0044]、図14〜17には、以下の(メス型)シャントキャップ200の発明を記載している。
(メス型)シャントキャップ200は、本体部210と栓部240と有し、連結部250を介して、着脱できるように形成している。
栓部240の長手L方向の長さを「CL」、本体部210の長手L方向の長さを「TL」とすると、本体部210の長さ(TL):100に対して、栓部240は長さ(CL):15前後に形成している。
特開2010−279494号公報(図1〜図6)
図15の従来のシャントキャップ101[特許文献1に記載の(メス型)シャントキャップ200]は、組立時に、キャップ部120(栓部240)を管状体110(本体部210)を被せて装着する。
ところがキャップ部120(栓部240)の管状体110(本体部210)へのいわゆる「差し込み長」が浅い(短い)ため、作業者が連結部130(250)に指を引っ掛ける等するとキャップ部120(栓部240)が管状体110(本体部210)から外れることがあった。このため再度、キャップ部120(栓部240)を管状体110(本体部210)に装着する作業のやり直しを行う必要があり、作業効率の低下を招いていた。
また特許文献1に記載の(メス型)シャントキャップ200の発明は、栓部240を本体部210に嵌合する時は、(栓部240の)嵌合凸部244を(本体部210の)嵌合部222内部に嵌合し、かつ(嵌合部222側部の)係止部224(長手L方向に細長く伸びる突起)を(栓部240の)切り欠き246(長手L方向に細長く伸びる溝)に嵌合ものであるから、作業者が連結部130(250)に指を引っ掛ける等すると、依然として、キャップ部120(栓部240)が管状体110(本体部210)から外れることが懸念される。
そこで本発明者は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、次の発明に到達した。本発明によれば、以下のシャントキャップが提供される。
[1]本発明は、管状体(10)と、キャップ部(20)と有し、
管状体(10)と、キャップ部(20)を、連結部(30)を介して接続し、
管状体(10)は管部(10K)を有し、当該管部(10K)は末端DE側に嵌合部(11)を有し、
前記嵌合部(11)は、末端DE方向に鍔部(11F)を形成し、
前記鍔部(11F)は、側部Sに複数の切欠き溝(11FM)を形成し、
前記鍔部(11F)は、前記切欠き溝(11FM)を形成した側部S方向に複数の小リブ(11FR)を形成し、
キャップ部(21)は、内筒(21I)と外筒(21O)とを有し、
前記内筒(21I)は、嵌合突部(21IK)を基端PE方向に突設し
前記外筒(21O)は、天上部(21TP)から基端PE方向に突設し
前記外筒(21O)は内側の側部S方向に沿って突起(21TK)を突設したシャントキャップ(1(1L))を提供する。
[2]本発明は、前記鍔部(11F)は、第1側部方向に、第1切欠き溝(11FM1)を形成し、前記第3側部方向に第2切欠き溝(11FM2)を形成し、
前記鍔部(11F)は、前記第1切欠き溝(11FM1)を形成した第1側部S1側壁面に複数の小リブ(11FR)を形成し、
さらに前記第2切欠き溝(11FM2)を形成した第3側部S3側壁面に複数の小リブ(11FR)を形成した[1]に記載のシャントキャップ(1(1L))を提供する。
[3]本発明は、前記小リブ(11FR)は、略くさび状に形成し、基端PE方向に緩やかに上るテーパーに形成した[1]または[2]に記載のシャントキャップ(1(1L))を提供する。
[4]本発明は、前記キャップ部(20)の外筒(21O)の長手L方向の長さ(CL)と、前記管状体(10)の長手L方向の長さ(TL)は、長さ(TL):100に対して、
長さ(CL)は15〜30に形成した[1]から[3]のいずれか1に記載のシャントキャップ(1L)を提供する。
[5]本発明は、連結部(30)の途中に屈曲誘導部(31)を形成し、
屈曲誘導部(31)は、連結部(30)よりも幅(w)を大きく形成し、
当該屈曲誘導部(31)に、連結部(30)が屈曲する方向と反対側の位置に略V字状の溝(31M)を形成した[1]から[4]のいずれか1に記載のシャントキャップ(1L)を提供する。
[6]本発明は、管状体(10)と、キャップ部(20)と有し、
管状体(10)と、キャップ部(20)を、連結部(30)を介して接続し、
管状体(10)の長手方向L1の中心線(10CL)と、キャップ部(20)の長手方向Lの中心線(20CL)とが直交する位置に配置され、
連結部(30)の途中に屈曲誘導部(31)を形成し、
屈曲誘導部(31)は、連結部(30)よりも幅(w)を大きく形成し、
当該屈曲誘導部(31)に、連結部(30)が屈曲する方向と反対側の位置に略V字状の溝(31M)を形成し、
前記キャップ部(20)の長手L方向の長さ(CL)と、前記管状体(10)の長手L方向の長さ(TL)は、長さTL:100に対して、長さ(CL)は15〜30に形成したシャントキャップ(1L)を提供する。
[7]本発明は、前記屈曲誘導部(31)は、前記連結部(30)の全長(30AL):100とすると、前記キャップ部(20)の接続位置(20SO)から前記管状体(10)の接続位置(10SO)に向けて、距離(31L):20〜30の位置範囲に形成した[5]または[6]に記載のシャントキャップ(1(1L))を提供する。
[8]本発明は、前記屈曲誘導部(31)の幅(w)は、前記連結部(30)の幅:100に対して120〜150、溝(31M)の薄肉部の厚み(tn)は、前記連結部(30)の肉厚:100に対して、40〜60に形成した[5]から[7]のいずれか1に記載のシャントキャップ(1(1L))。
(1)本発明の(第一発明の)シャントキャップ1、1Lは、
管状体10のフランジ11Fに複数の小リブ11FRを形成することにより、組立時に、キャップ部20を管状体10に装着した後で、連結部30に作業者が指を引っ掛ける等して、不慮の力が加わっても、キャップ部20が容易に管状体10から外れることがない。
その反面、使用時にキャップ部20を把持して管状体10から取り外す時は、キャップ部20は強い力を加えなくても、管状体10から取り外すことができる。
(2)本発明の(第二発明の)シャントキャップ1Lは、
(2A):キャップ部20の長さ(CL)を長く形成し、ひいては、キャップ部20の管状体10への「差し込み長」を深く(長く)形成すること、
(2B):連結部30に屈曲誘導部31を形成すること、
(2C):屈曲誘導部31を連結部30の所定位置に配置すること、
以上の(2A)〜(2C)のコンビネーションにより、
組立時に、キャップ部20を管状体10に装着した後で、連結部30に作業者が指を引っ掛ける等して、不慮の力が加わっても、キャップ部20が容易に管状体10から外れることがない。
図1は、本発明のシャントキャップ1(1L)の概略図(全体斜視図) 図2は、本発明のシャントキャップ1(1L)の概略図(管状体10を末端DE方向、キャップ部20を第4側部S4方向からみた側面図) 図3は、本発明のシャントキャップ1(1L)の概略図(管状体10を第2側部S2方向から見た側面図、キャップ部20を末端de方向から見た側面図) 図4は管状体10の長手L方向の縦断面 図5は管状体10の嵌合部11付近を末端DE方向から見た一部拡大図 図6は本発明のシャントキャップ1(1L)のキャップ部20を嵌合部11に嵌合するところの概略図(長手方向の縦断面図) 図7は図6の一部拡大図 図8は本発明のシャントキャップ1の管状体10の嵌合部11付近を末端DE方向から見た一部拡大図 図9は図8の一部拡大図 図1の連結部30の一部拡大図 図11は本発明のシャントキャップ1Lの概略図(キャップ部20を管状体10に装着したところの概略図) 図12は、本発明のシャントキャップ1Lの概略図(管状体10を第3側部S3方向から見た側面図、キャップ部20をs3方向から見た側面図) 図13は、本発明のシャントキャップ1Lの概略図(管状体10を第2側部S2方向から見た側面図、キャップ部20を末端pe方向から見た側面図) 図14は、本発明のシャントキャップ1Lの概略図(管状体10を第1側部S1方向から見た側面図、キャップ部20を第1側部s1方向から見た側面図) 図15は従来のシャントキャップ101の概略図
本発明のシャントキャップ1の理解を容易にするため、以下の定義をおく。
説明の便宜上、説明、図面中で、キャップ部20の(外筒21Oの)長手L方向の長さを「CL」と定義し、「CL」を短く(浅く)形成したキャップ部20を含むシャントキャップと、「CL」を長く(深く)形成したキャップ部20を含むシャントキャップとを、区別するため、前者に符号「1」、後者に符号「1L」を付す。「CL」を短く(浅く)形成してもよいし、長く(深く)形成してもよいシャントキャップの場合は、「1(1L)」と記載する。
本発明の請求項、発明の説明に付した符号は、本発明のシャントキャップ1、1Lの理解を容易にするために記載したものであり、符号そのものが発明を特定するものではない。
本発明のシャントキャップ1、1Lを構成する管状体10、その他の管状(またはチューブ状、筒状という場合もある)の部材ないし当該管状の部材の形態を一部でも含む各構成部品は、長手L方向と、当該長手L方向に略垂直に交差する側部S方向(キャップ部20を除いて、「長手」に対して「短い」方向を意味する)を有する。
なおキャップ部20は、管状体10と異なり、側部S方向が長手L方向より長くなっているが、説明の便宜上、側部S方向と区別するために、そのまま「長手L方向」と記載する。
「末端DE(側または方向)」とは、例えば図1の管状体10では、長手L方向の一方向を示し、嵌合部11の端部(側または方向)を意味する。また図1のキャップ部20では、「末端de(側または方向)」とは、天井部21TP方向の端部(側または方向)を意味する。
「基端PE(側または方向)」とは、例えば図1の管状体10では、長手L方向の一方向を示し、「末端DE(側または方向)」とは、反対の方向、コネクタ接続部12の端部(側または方向)を意味する。また図1のキャップ部20では、「基端pe(側または方向)」とは、「末端de(側または方向)」とは、反対の方向、嵌合突起部21IKの端部(側または方向)(図6参照)を意味する。
側部方向(円周方向ともいう)を以下のように説明する。
単に「側部方向」とは、いわゆる「円周方向」を意味する
「第1側部S1(側または方向)」とは、側部S方向の一方向を示し、例えば図1・図5の管状体10では、末端DE側から基端PE側に見て、時計の12時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
例えば図1のキャップ部20では、「第1側部s1(側または方向)」とは、末端de側から基端pd側に見て、時計の12時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
「第3側部S3(側または方向)」とは、側部S方向の一方向を示し、例えば図1・図5の管状体10では、末端DE側から基端PE側に見て、時計の6時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
例えば図1のキャップ部20では、「第3側部s3(側または方向)」とは、末端de側から基端pe側に見て、時計の6時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
「第2側部S2(側または方向)」とは、側部S方向の一方向を示し、例えば図1・図5の管状体10では、末端DE側から基端PE側に見て、時計の3時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
例えば図1のキャップ部20では、「第2側部s2(側または方向)」とは、
末端de側から基端pe側に見て、時計の3時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
「第4側部S4(側または方向)」とは、側部S方向の一方向を示し、例えば図1・図5の管状体10では、末端DE側から基端PE側に見て、時計の9時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
例えば図1のキャップ部20では、「第4側部s4(側または方向)」とは、末端de側から基端pe側に見て、時計の9時方向(図の破線矢印参照)を意味する。
本発明の説明で、「任意の部材(部品)」を「有する」とは、すくなくともその「任意の部材(部品)」を「持つ」、「含む」等と実質的に同じ意味である。
本発明の説明で、「任意の部材(部品)」の一端部に「他の部材(部品)」を「形成」しているとは、「接続」、「連結」、「延設」、「配置」等と実質的に同じ意味である。
[シャントキャップ1]
本発明のシャントキャップ1、1Lは、以下(構成1)〜(構成19)を有する。
本発明のシャントキャップ1、1Lは、以下(構成5〜8、13、17)のコンビネーションに特徴を有するシャントキャップ1(1L)(第一発明)と、以下(構成2)の形態を前提として、以下構成(15、16、18、19)のコンビネーションに特徴を有するシャントキャップ1L(第二発明)を有する。
以下(構成1、3、4、6、9〜12、14)は、(第一発明)と(第二発明)の共通の構成部分である。以下(構成2、16)は、(第一発明)にとって、選択的な任意(採用しなくてもよいし、採用してもよい)の構成である。
(構成1):本発明のシャントキャップ1、1Lは、図1〜図3に例示するように、管状体10とキャップ部20とを有する。管状体10とキャップ部20は、連結部30を介して接続している。
(構成2):シャントキャップ1、1Lは、(成形時に)管状体(10)の長手方向Lの中心線(10CL)と、キャップ部(20)の長手方向Lの中心線(20CL)とが実質的に直交する位置に配置している。
前記第一発明では、直交する位置ではなく、並列するように配置することができる。
(構成3):管状体10は、第3側部S3側の端部で連結部30の一端部と接続位置:10SOで接続している。キャップ部20は、第1側部s1側の端部で連結部30の他方の一端部と接続位置:20SOで接続している。
[管状体10]
(構成4):管状体10は、管部10Kを有する。管部10Kは、末端DE側から基端PE側に向けて、嵌合部11、リング部15、コネクタ接続部12を設けている。
(構成5):嵌合部11は、鍔部11F、切欠き溝11FM及び小リブ11FRを有する。
嵌合部11は、末端DE側に鍔部11Fを形成している。
(構成6):鍔部11Fは、側部Sに複数の切欠き溝11FMを形成している。
さらに詳述すれば、第1側部S1方向と第3側部S3方向の二箇所に、いわゆる「略矩形状」の切欠き溝11FMを形成している。
(以下、第1側部S1方向に形成した切欠き溝11FMを、第一切欠き溝11FM1、第3側部S3方向に形成した切欠き溝11FMを、第二切欠き溝11FM2という。)
(構成7):鍔部11Fは、複数の小リブ11FRを形成している。
さらに詳述すれば図6〜図9に示すように、鍔部11Fは、第1切欠き溝11FM1を形成した第1側部S1側壁面に二箇所(時計でいえば、略11時30分方向と略12時30分方向)、さらに第2切欠き溝11FM2を形成した第3側部S3側壁面に二箇所(時計でいえば、略17時30分方向と略18時30分方向)形成している。
(構成8):小リブ11FRは、いわゆる「略くさび状」に形成し、基端PE方向に緩やかに上るテーパーに形成している。
[キャップ部20]
(構成9):図1〜図3、図6に示すように、キャップ部20は、内筒21Iと外筒21Oとを有する。内筒21Iと外筒21Oは、天上部(有底部)21TPにより繋がっている。
(構成10):内筒21Iは、天上部(有底部)21TPの略中央部から基端pe方向に向けて、突設している。内筒21Iは、さらに略中央部から基端pe方向に向けて、嵌合突起21IKを突設している。
(構成11):嵌合突部21IKは、いわゆる「略管状」に形成している。
嵌合突部21IKは、長手L方向に見て、基端pe方向に緩やかに下るテーパーに形成してもよいし、ストレートに形成してもよい。
(構成12):外筒21Oは、天上部(有底部)21TPの側部S(円周)方向から、基端pe方向に向けて、突設している。
外筒21Oは、いわゆる有底の「略円筒状」に形成している。
(構成13) 外筒21Oは、内側の側部s方向に沿って突起21TKを突設している。
突起21TKは、いわゆる「略環状」に形成している。「略環状」に沿うように、
不連続に形成してもよい。
[連結部30]
(構成14):連結部30は、図1、図3、図10に示すように、いわゆる「略帯状」または「略紐状」に形成している。
(構成15):連結部30は、途中に屈曲誘導部31を形成している。
屈曲誘導部31は、いわゆる「略矩形状」に形成している。
屈曲誘導部31は、連結部30よりも幅広に形成している。
屈曲誘導部31は、連結部30が屈曲する方向と反対側の位置(面)に略V字状の溝31Mを形成している。これにより連結部30を屈曲させたい方向に屈曲しやすく、屈曲した状態を維持しやすいようにしている。
屈曲誘導部31は、図3、図11では、一箇所形成しているが、図1、図13、図14のように二箇所形成してもよい。
[各部材の寸法等]
[管状体10とキャップ部20との関係]
(構成16):図11のように、キャップ部20の(外筒21Oの)長手L方向の長さを「CL」と定義し、管状体10の長手L方向の長さを「TL」と定義する。
管状体10の長さ(TL):100に対して、キャップ部20の長さ(CL)は、25〜30に形成する。
長さ(CL)があまり短い(15未満)と、組立後に、キャップ部20が管状体10から外れる懸念がある。
長さ(CL)があまり長い(30を超える)と、組立時に、キャップ部20が嵩張って管状体10に嵌合しずらい。作業効率が低下する。
なお公知のシャントキャップ101では、長さ(TL):100に対して、長さ(CL):略20に形成している。
本発明のキャップ部20の長さ(CL)は、公知のシャントキャップ101の長さ(CL):100に対して、125〜150と長く形成している。
以上のように形成することにより、キャップ部20の管状体10へのいわゆる「差し込み長」を深く(長く)している。
[鍔部11Fとキャップ部20]
(構成17):図6のように、鍔部11Fの小リブ11FRを含む外径を「FOD」と定義し、キャップ部20の外筒21Oの内径を「CID」と定義する。
キャップ部20の内径(CID):100に対して、鍔部11Fの外径(FOD):100〜105に形成し、外径(FOD)を内径(CID)よりも若干大きく形成している。
100未満にすると、キャップ部20が外れる方向に移動しやすくなる。
105を超えると、キャップ部20の突起21TKが、鍔部11Fを乗り越えるのが困難となり却って大きな力が必要となる。
このように形成することにより、キャップ部20を管状体10へ嵌合した後、キャップ部20が管状体10から外れるのを防止することができる。
[屈曲誘導部31の肉厚tと幅w、溝31M(薄肉部の厚みtn)]
(構成18):連結部30の肉厚と幅:100に対して、
屈曲誘導部31の幅wは、連結部30の幅:100に対して、120〜150、溝31M(薄肉部の厚みtn)は、連結部30の肉厚:100に対して、40〜60に形成している。
屈曲誘導部31の肉厚と連結部30の肉厚との関係は、屈曲誘導部31を折り曲げることに関しては影響ないので、適宜調整することが可能である。
屈曲誘導部31の幅w、溝31M(薄肉部の厚みtn)が、前記の各々の上限を超えると、屈曲させるのに、大きな力を必要とする。また前記の各々の下限未満では、屈曲誘導部31として機能しずらくなる。
[屈曲誘導部31の形成位置]
(構成19):図3のように、屈曲誘導部31の形成位置は、連結部30の全長30AL:100とすると、キャップ部20の接続位置:20SOから管状体10の接続位置:10SOに向けて、距離(31L):20〜30の位置範囲に形成している。
30を超えると、キャップ部20を管状体10に装着した後、外れやすくなる。
20未満では、キャップ部20を管状体10方向へ屈曲させずらくなる。
屈曲誘導部31は、図1、図13、図14のように、二箇所形成する場合は、キャップ部20に近いほうの屈曲誘導部31が、前記形成位置にあればよい。
[第一発明(前記構成5〜8、13、17のコンビネーションに特徴を有する)シャントキャップ1(1L)の組立方法]
(1)(キャップ部20の)嵌合突部21IKの基端pe側を、管状体10の末端DE側の開口部12Oから挿入する。
(2)嵌合突部21IKを基端pe側に推し進めると、(キャップ部20の)突起21TKが、(管状体10の)嵌合部11のフランジ11Fの末端DE側に突き当たる。
(3)さらに嵌合突部21IKを基端pe側に推し進めると、(キャップ部20の)突起21TKは、(管状体10の)嵌合部11のフランジ11F[及びフランジ11Fの小リブ11FR(基端PE側へ上るテーパーに形成している)]を乗り越えて、フランジ11Fの基端PE側に移行する。
(4)さらに嵌合突部21IKを基端pe側に推し進めると、(キャップ部20の)内筒21Iが、(管状体10の)嵌合部11の末端DE側に嵌合される。
また(管状体10の)嵌合部11のフランジ11Fの末端DE側は、(キャップ部20の)嵌合凹部21KOに嵌合される。
以上のようにキャップ部20を、(管状体10の)嵌合部11に装着した後は、
連結部30に、指を引っ掛けても(指を引っ掛けた程度の偶発的な力では)、フランジ11Fの小リブ11FR(基端PE側へ上るテーパーに形成している)]を乗り越えて、フランジ11Fの末端側に移行することがない。
以上により、組立時に、キャップ部20を管状体10に装着した後で、連結部30に作業者が指を引っ掛ける等して、不慮の力が加わっても、キャップ部20が容易に管状体10から外れることがない。
[第二発明(前記構成2の形態を前提として、前記構成15、16、18、19のコンビネーションに特徴を有する)シャントキャップ1Lの組立方法]
(1)連結部30を、屈曲誘導部31の溝31Mから(キャップ部20の第3側部s3側の端部で連結部30の他方の一端部との)接続位置:20SOの間で、管状体10の嵌合部11の方向へ屈曲させる。
(2)キャップ部20を、管状体10に装着する方向に誘導する。
(3)(キャップ部20の)嵌合突部21IKの基端pe側を、管状体10の末端DE側の開口部12Oから挿入する。
(4)嵌合突部21IKを基端pe側に推し進めて、管状体10に嵌合させる。
以上のシャントキャップ1Lは、
(2A):キャップ部20の長さ(CL)を長く形成し、ひいては、キャップ部20の管状体10への「差し込み長」を深く(長く)形成すること、
(2B):連結部30に屈曲誘導部31を形成すること、
(2C):屈曲誘導部31を連結部30の所定位置に配置すること、
以上の(2A)〜(2C)のコンビネーションにより、
組立時に、キャップ部20を管状体10に装着した後で、連結部30に作業者が指を引っ掛ける等して、不慮の力が加わっても、キャップ部20が容易に管状体10から外れることがない。
第一発明の(前記構成5〜8、13、17のコンビネーションに特徴を有する)シャントキャップ1(1L)は、前記(構成16)を付加して、キャップ部20の管状体10への「差し込み長」を深く(長く)形成してもよい。これにより不慮の力ではキャップ部20は、管状体10から確実に外れにくくなる。
また前記(構成18、19)を付加して、キャップ部20を、管状体10に装着しやすくすることができる。
シャントキャップ1(1L)を構成する各部材は、金型により一体成形されている。
シャントキャップ1(1L)を構成する材料としては、例えば、ポリプロピレンやポリ
エチレンなどのプラスチック材料を好適に用いることができる。プラスチック材料の他に金属材料も用いることができる。
1、1L シャントキャップ
10 管状体
10CL 管状体の中心軸
10K 管部
11 嵌合部
11F 鍔部(管状体)
11FM 切欠き溝(鍔部)
11FM1 第1切欠き溝
11FM2 第2切欠き溝
11FR 小リブ(鍔部)
12 コネクタ接続部
12R 螺合部
12O
開口部
15 リング部
20 キャップ部
21I 内筒(キャップ部)
21IK 嵌合突部(内筒)
21KO 嵌合凹部
21O 外筒(キャップ部体)
21TP 天上部(有底部)(キャップ部)
21TK 突起(外筒)
30 連結部
31 屈曲誘導部
31M 溝

Claims (8)

  1. 管状体(10)と、キャップ部(20)と有し、
    管状体(10)と、キャップ部(20)を、連結部(30)を介して接続し、
    管状体(10)は管部(10K)を有し、当該管部(10K)は末端DE側に嵌合部(11)を有し、
    前記嵌合部(11)は、末端DE方向に鍔部(11F)を形成し、
    前記鍔部(11F)は、側部Sに複数の切欠き溝(11FM)を形成し、
    前記鍔部(11F)は、前記切欠き溝(11FM)を形成した側部S方向に複数の小リブ(11FR)を形成し、
    キャップ部(21)は、内筒(21I)と外筒(21O)とを有し、
    前記内筒(21I)は、嵌合突部(21IK)を基端PE方向に突設し
    前記外筒(21O)は、天上部(21TP)から基端PE方向に突設し
    前記外筒(21O)は内側の側部S方向に沿って突起(21TK)を突設した、
    ことを特徴とするシャントキャップ(1(1L))。
  2. 前記鍔部(11F)は、第1側部方向に、第1切欠き溝(11FM1)を形成し、前記第3側部方向に第2切欠き溝(11FM2)を形成し、
    前記鍔部(11F)は、前記第1切欠き溝(11FM1)を形成した第1側部S1側壁面に複数の小リブ(11FR)を形成し、
    さらに前記第2切欠き溝(11FM2)を形成した第3側部S3側壁面に複数の小リブ(11FR)を形成した、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシャントキャップ(1(1L))。
  3. 前記小リブ(11FR)は、略くさび状に形成し、基端PE方向に緩やかに上るテーパーに形成した、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャントキャップ(1(1L))。
  4. 前記キャップ部(20)の外筒(21O)の長手L方向の長さ(CL)と、前記管状体(10)の長手L方向の長さ(TL)は、長さ(TL):100に対して、
    長さ(CL)は15〜30に形成した、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシャントキャップ(1L)。
  5. 連結部(30)の途中に屈曲誘導部(31)を形成し、
    屈曲誘導部(31)は、連結部(30)よりも幅(w)を大きく形成し、
    当該屈曲誘導部(31)に、連結部(30)が屈曲する方向と反対側の位置に略V字状の溝(31M)を形成した、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシャントキャップ(1(1L))。
  6. 管状体(10)と、キャップ部(20)と有し、
    管状体(10)と、キャップ部(20)を、連結部(30)を介して接続し、
    管状体(10)の長手方向L1の中心線(10CL)と、キャップ部(20)の長手方向Lの中心線(20CL)とが直交する位置に配置され、
    連結部(30)の途中に屈曲誘導部(31)を形成し、
    屈曲誘導部(31)は、連結部(30)よりも幅(w)を大きく形成し、
    当該屈曲誘導部(31)に、連結部(30)が屈曲する方向と反対側の位置に略V字状の溝(31M)を形成し、
    前記キャップ部(20)の長手L方向の長さ(CL)と、前記管状体(10)の長手L方向の長さ(TL)は、長さTL:100に対して、長さ(CL)は15〜30に形成した、ことを特徴とするシャントキャップ(1L)。
  7. 前記屈曲誘導部(31)は、前記連結部(30)の全長(30AL):100とすると、前記キャップ部(20)の接続位置(20SO)から前記管状体(10)の接続位置(10SO)に向けて、距離(31L):20〜30の位置範囲に形成した、ことを特徴とする請求項5または請求項6項に記載のシャントキャップ(1(1L))。
  8. 前記屈曲誘導部(31)の幅(w)は、前記連結部(30)の幅:100に対して120〜150、溝(31M)の薄肉部の厚み(tn)は、前記連結部(30)の肉厚:100に対して、40〜60に形成したことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のシャントキャップ(1(1L))。
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