JP6047019B2 - 駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車などの車両を駐車するための駐車装置に関し、特に立体式の駐車装置における安全機構に関する。
パレット上に車両を載置して立体的に積み重ねて駐車させ、当該パレットを入出庫口まで移動させて車両の出し入れを行う駐車装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような駐車装置は、パレットの操作を入出庫口付近に設けられた操作盤によって行われている。
パレットを操作する操作盤には、駐車装置の電源を投入する電源スイッチ、目的とするパレットを番号で選択する番号入力部、入力された番号を表示する表示部、該当するパレットの移動を開始するスタートボタンなどが設けられている。駐車装置の利用者は操作盤で電源を投入し、番号入力部に目的のパレット番号を入力し、スタートボタンを押すことでそのパレットを入出庫口まで移動させる。パレットに載置された状態で入出庫口まで搬送された車両は、入出庫口の安全ゲートを開いて駐車装置から外へ移動するものとなっている。
パレットの操作は安全のために、利用者が駐車装置の中に入らなくて済むように操作盤が駐車装置の外側に設けられ、通常の利用形態においては外側から全ての操作ができるようになっている。
駐車装置を操作する操作盤には鍵穴の付いたシリンダー式の操作電源スイッチが設けられている。駐車装置の電源は、操作電源スイッチの鍵穴に嵌合する操作キーを差し込み、「切」から「入」にスイッチを回すことで投入される。そして入出庫口の安全ゲートが開いた状態では操作キーが操作電源スイッチから抜き取れないようにソレノイドロック付きの鍵スイッチとされており、操作電源スイッチを「切」の状態にしてはじめて操作キーを抜き取ることができるようになっている。
特開2009−191558号公報
ところで最近では、充電式の電動機車両(電気自動車)、商用電源のコンセントから差込プラグを用いてバッテリーに直接充電できる電動機と原動機を組み合わせた複合動力車両(ハイブリッドカー)が導入されつつあり、将来的にも普及することが見込まれている。このため、上記のような立体式駐車装置の利用者においても、駐車装置内で充電作業を行いたいというニーズが拡大するものと予想される。
駐車装置内に駐車された電気自動車等に充電を行うには、利用者が駐車装置に入って充電ケーブルを車両に繋ぐといった作業を行う必要がある。このとき、充電作業中の利用者が車両の陰に隠れてしまい、外から視認しにくくなることが懸念される。
また、充電作業を行うために、駐車装置の電源を入れて入出庫口の安全ゲートを開いた状態では、操作盤に操作キーが差し込まれたままとなっている。このため安全ゲートを開けて駐車装置内で作業をしているときに、後から来た人が何も気付かずに操作盤を操作してパレットを移動させてしまうおそれがある。駐車装置が公共施設や集合住宅等に設置されている場合は、複数の利用者が共用するため、操作キーの抜き忘れや安全ゲートの閉め忘れと勘違いして、駐車装置内に他の利用者がいるにもかかわらず、誤ってパレットを操作してしまうことが考えられる。
このような状況に鑑み本発明は、機械式の駐車装置において、車両の充電作業を行うときのように、内部に利用者が入って作業をする場合でも、その利用者の安全を図り、他の利用者に対しては誤って駐車装置を操作してしまわないような安全機構を提供することを目的の一とする。
本発明の一実施形態によると、縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成する主構造体と、前記駐車空間で車両を載置するパレットと、前記パレットを昇降させる昇降機とを有する駐車装置であって、第1の鍵手段により操作可能となり前記昇降機を駆動して前記パレットの昇降を操作するための駐車装置操作盤と、前記第1の鍵手段とは異なる第2の鍵手段により操作可能となりインターロックの作動または解除するためのインターロック操作盤と、インターロックが作動中であること、またはインターロックが解除されていることを報知する報知部とを有し、インターロックを作動させた後において前記第2の鍵手段は前記インターロック操作盤から取り外し可能であり、前記インターロック操作盤によりインターロックを作動させることで前記駐車装置操作盤による操作を無効化し、前記第2の鍵手段によって前記インターロックを解除するまでは前記駐車装置操作盤による操作が無効化された状態が維持されることを特徴とする駐車装置置が提供される。
別の好ましい態様において、前記パレットに充電設備が備えられ、前記充電設備は、少なくとも一部に充電ケーブルが着脱されるコンセントと、閉じた状態において前記コンセントへの前記充電ケーブルの着脱を制限する蓋部材と、前記蓋部材を閉めた状態で施錠する施錠手段とを設けてもよい。
別の好ましい態様において、前記充電設備はインターロック制御部を有し、前記インターロック制御部は、前記施錠手段が解錠されるとインターロックを作動させて前記駐車装置操作盤の操作を無効化してもよい。
別の好ましい態様において、前記充電設備における前記施錠手段は、前記第2の鍵手段によって施錠および解錠がされるようにすることができる。
別の好ましい態様において、前記施錠手段は、前記インターロック操作盤によりインターロックを作動させている状態において解錠可能であってもよい。
別の好ましい態様において、前記施錠手段が施錠されている状態において前記インターロック操作盤によるインターロックが解除可能であってもよい。
本発明の一実施形態によれば、駐車装置操作盤の操作を無効化するインターロック機能を設けることで、利用者が駐車装置に入って作業する場合でも、他の利用者が誤って駐車装置操作盤を操作してしまうことを防ぐことができる。また、駐車装置操作盤を操作可能とする第1の鍵手段と、インターロック操作盤を操作可能とする第2の鍵手段とを異ならせることで、インターロックを操作できる利用者を限定することができ、駐車装置の誤操作を防ぎ利用者の安全を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略側面図を示す。 本発明の一実施形態に係る駐車装置操作盤の正面図を示す。 本発明の一実施形態に係るインターロック操作盤の正面図を示す。 本発明の一実施形態に係る充電設備の概略斜視図を示す。 本発明の一実施形態に係る充電設備の概略斜視図を示す。 本発明の一実施形態に係る充電設備の概略斜視図を示す。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のシステムブロック図を示す。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の利用者の作業を説明するフローチャートを示す。
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
[駐車装置の構成]
図1に本発明の一態様に係る駐車装置100の主たる構成を示す。図1は駐車装置を側面(入出庫口がある面を正面とする場合)から見た概略図である。
駐車装置100は支柱102によって主構造体が構成され、主構造体の中に車両を載置するパレット104が設置されている。パレット104は昇降機106により支柱102に沿って昇降可能に設けられている。主構造体の中でパレット104は、複数の車両を縦方向に積み重ねたとき、車両同士が干渉しない間隔をもって設けられている。これによって、支柱102によって形成される主構造体は、縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成している。
駐車装置100は駐車装置操作盤108によって操作される。駐車装置操作盤108は駐車装置100の外側に設けられている。例えば、駐車装置100の入出庫口(図右側下部)の近くの支柱102に駐車装置操作盤108およびインターロック操作盤110が取り付けられている。駐車装置操作盤108とインターロック操作盤110とが一体の筐体に収められていてもよい。利用者は駐車装置100の外側から駐車装置操作盤108を操作して、目的のパレット104を入出庫口まで移動させる。また、利用者はインターロック操作盤110を操作して後述するインターロックを作動させたり解除したりすることができる。
駐車装置100の入出庫口に設けられる安全ゲート112は駐車装置操作盤108により開閉を行うことができる。安全ゲート112はパレット104が昇降するときはもとより、車両を入出庫するために開けた場合以外は閉じた状態となっている。安全ゲート112が閉じていることにより、通常は駐車装置100の中に人が入れないようになっている。駐車装置操作盤108から出力される信号は制御盤114に送られ、制御盤114はパレット104の昇降や安全ゲート112の開閉を行う信号を出力する。
パレット104には充電設備116を設けることが可能である。充電設備116には配電盤118から電力(例えば単相200Vの電力)が供給される。パレット104に充電設備116を設けることで電気自動車等の車両を駐車した状態で充電を行うことができる。充電設備116は、図1に示すように、駐車装置内にあるパレット104の一部について設けられていてもよいし、全部について設けられていてもよい。
主構造体により、縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成し立体的に車両を収納して駐車させる駐車装置100では、パレット104が昇降することで、目的とするパレット104を入出庫口へ移動させて車両の出し入れを行う。目的とするパレット104を入出庫口まで移動させる動作にはいくつかの方式があり、例えば上段のパレット104に駐車された車両を出庫するために下段のパレット104を地下ピットに沈み込ませる方式、下段のパレット104を車体横方向(図1の紙面奥行き方向)にスライドさせて上段のパレット104を降下させる方式、あるいはこれらを組み合わせた方式等が採用されている。
図1で示す例では、1階から上階に向かって駐車空間P1,P2,P3,P4が設けられている態様を示している。また駐車空間P1の横方向(図1の紙面奥方向)には駐車空間P5(図示略)が設けられている。このとき上段にある駐車空間P4に駐車してあるパレット104を降下させ車両を入出庫するには下段の駐車空間P1,P2,P3のパレット104が障害となる。この場合、駐車空間P5のパレット104を上昇させ、駐車空間P1,P2,P3のパレット104を横方向にスライドさせると障害物がなくなるので、駐車空間P4のパレット104を入出庫口まで降下させることが可能となる。
[駐車装置操作盤について]
図2は、駐車装置操作盤108の一例を示す。駐車装置操作盤108は目的のパレットを入出庫口まで移動させる操作を行う。駐車装置操作盤108には操作電源スイッチ120、操作部122、番号入力部126、表示部124、非常停止ボタン128が設けられている。
駐車装置100は、操作電源スイッチ120を「切」から「入」に回すことで電源が投入される。操作電源スイッチ120は駐車装置100の施錠手段でもあり、この施錠手段に合った鍵手段によって施錠が解除され操作が可能となる。鍵手段としては、シリンダー錠に嵌合する鍵、ダイヤル式の鍵、暗証番号式の鍵、磁気カードまたはICカードによる鍵などを適用することが可能である。以下では、鍵手段の一例としてブレードの付いた鍵を用いる場合について例示するものとし、鍵手段を「操作キー」と呼んで説明する。
駐車装置を使用するに当たっては、操作電源スイッチ120の鍵穴に操作キーを差し込むことで操作が可能となり、操作キーを「入」に回したときは操作電源スイッチ120から操作キーを抜くことができないようになっている。操作電源スイッチ120から操作キーを抜くには、「ゲート閉」とし、さらに「切」の位置まで操作キーを回して駐車装置の電源を落としてからでないと抜き取れないようになっている。
操作部122は駐車装置の基本的な操作を行う部分である。図2で示すものはその一例であるが、操作部122は操作手順ごとに点灯ランプおよび操作ボタンが配列されている。操作電源スイッチ120を「切」から「入」に回すことで操作部122の「電源キーSW」が点灯する。操作部122の「安全確認ボタン」は駐車装置内に人がいないかどうかを利用者が確認し、これを押すことで確認したことを入力するボタンである。安全ゲート112が閉鎖中であれば、このボタンを押すことによりパレット呼び出しを可能な状態に移行させるボタンとなる。安全ゲート112が開放されている状態では、パレットの移動はされないようになっている。
操作部122の「呼び出し番号入力」はパレットの番号(呼び出し番号)の入力を促す点灯ランプである。そして、操作部122の「スタート」は、パレット104の入出庫口への移動を開始させ、パレット104が入出庫口へ移動したら安全ゲート112が開くようにするための操作ボタンである。一方、利用者は、安全ゲート112が開放中のときに、操作キーを「ゲート閉」に回した後、「安全確認ボタン」を押すことで安全ゲート112を閉鎖することができる。安全ゲート112が閉鎖されると、利用者は、操作キーを「切」に回すことができ、その後、操作キーを抜くことができる。
パレット番号は番号入力部126で入力をする。番号入力部126により入力された番号は表示部124に表示される。利用者は番号入力部126から入力した番号を表示部124で確認することができる。非常停止ボタン128は移動中のパレット104を緊急停止させたい場合にこのボタンを押すことで停止させることができる。このように、駐車装置100の基本的な操作は駐車装置操作盤108により行うことができる。
ここで、パレット104に設けられた充電設備116を使って電気自動車等の車両に充電をするには、利用者が駐車装置100に入って充電ケーブルを当該車両に接続する必要がある。このとき、駐車装置操作盤108の操作電源スイッチ120に操作キーを差し込んで電源を入れ、安全ゲート112を開ける必要がある。駐車装置操作盤108の操作キーは、電源投入中または少なくとも安全ゲート開放中は抜き取ることができないので、利用者は操作キーを操作電源スイッチ120に差し込んだまま駐車装置100の中に入って作業をすることになる。
[インターロック操作盤について]
他の利用者が操作キーを操作して安全ゲート112を閉鎖してしまったりしないように、本実施の形態に係る駐車装置100にはインターロック機能が付加されている。駐車装置100に設けられるインターロック操作盤110は、駐車装置操作盤108の操作を無効化する機能を有している。図3はインターロック操作盤110の一例を示す。
インターロック操作盤110には施錠手段が設けられている。施錠手段の施錠または解錠をするには鍵手段が必要であり、これに用いる鍵手段は駐車装置操作盤108の操作に用いる鍵手段とは異なるものが用いられる。図3では、インターロック操作盤110の施錠手段として操作スイッチ130を用いる場合を例示している。以下では、鍵手段の一例としてブレードの付いた鍵を用いる場合について例示するものとし、鍵手段を「インターロックキー」と呼んで説明する。
インターロック操作盤110は、操作スイッチ130はインターロックキーを使用することではじめて操作可能であり、インターロックを作動させたり解除させたりするための施錠手段である。操作スイッチ130の鍵穴にインターロックキーを差し込んで、「切」から「入」に回すことでインターロックを作動させることができる。インターロックが作動すると駐車装置操作盤108の入力が無効化され駐車装置100のパレット104を移動させたり、安全ゲートを閉鎖させたりするための操作ができないようになる。
なお、入力が無効化される場合には、駐車装置操作盤108において電源をオフにした場合と同様の状態としてもよい。この場合、例えば、パレット104の移動中などにおいてインターロックが作動されると、パレット104の移動が停止する。インターロックが作動されると非常停止ボタン128が押された状態と同様な状態に制御してもよい。
インターロック操作盤110を操作するインターロックキーは、駐車装置操作盤108を操作可能な状態とする操作キーとは異なるものを用いる。すなわち駐車装置100の施錠手段と、インターロックを作動あるいは解除するための施錠手段とを異ならせておく。それにより駐車装置100の誤操作を防止することができる。また、この2つのキーを異ならせることでインターロックを作動させることができる利用者を限定することができる。
インターロック操作盤110の操作スイッチ130に差し込まれたインターロックキーは、インターロックを作動させた後、インターロック操作盤110から抜き取ることができる構成となっている。インターロックキーを操作スイッチ130に挿入して抜き取れないようにすると、後から来た他の利用者がインターロックキーを操作してインターロックを解除してしまう可能性があるためである。
なお、鍵手段としては、ブレードの付いた鍵の他に、磁気カード式やICカード式のような電磁式あるいは電子式のものを用いることも可能である。また、RFID技術等を用いた非接触短距離通信によるものを用いることも可能である。このように、個々を識別する情報を持たせられる鍵手段を用いることで、インターロックの解除を、インターロックを作動させた鍵手段以外では実行できないようにすることもできる。
インターロック操作盤110には、インターロックが作動していること、あるいはインターロックが作動していないことを利用者等に知らせるインターロック表示部132が設けられている。図3で示すインターロック表示部132は、文字によるメッセージが表示されるようになっている。インターロック表示部132は駐車装置100内に人がいることを確認するためのものでもある。もちろん、文字によるメッセージの他に注意を喚起するランプが点灯するものであってもよいし、音声を出力するようにしてもよいし、機械的な動きによるものであってもよいし、あるいはこれらを組み合わせてもよい。すなわち、利用者に対してインターロックが作動していること、あるいはインターロックが作動していないことをを利用者に報知する報知部により、駐車装置100内に人がいることを認識させるようになっていればよい。
また、図3ではインターロック操作盤110に操作スイッチ130とインターロック表示部132を設ける構成を示しているが、インターロック表示部132を分離して駐車装置100の他の場所(利用者の目に付きやすい場所、例えば駐車装置操作盤108など)に設けるようにしてもよい。
[充電設備について]
図4から図6は、充電設備116の一例を示す。充電設備116は箱形の筐体134を備えている。箱形の筐体134は、少なくとも一部に開口が設けられた箱形の筐体を有している。図4では、上部に開口が設けられた箱形の筐体134を示している。箱形の筐体134の開口部は、開閉可能な蓋部材136により蓋をすることができる構造となっている。箱形の筐体134と蓋部材136は、樹脂や金属により形成されている。
蓋部材136は、箱形の筐体134に蝶番により結合されており、倒すことで箱形の筐体134に蓋をし、起こすことでこの蓋を開くことができる構造となっている。図4は、蓋部材136を起こして蓋を開いた状態が示されている。蓋部材136の内側(裏側)には、充電ケーブルを繋ぐコンセント140を備えた電源ボックス138が取り付けられている。
蓋部材136を開けることで、図4に示すように電源ボックス138が露出する。電源ボックス138には電源線142が接続されている。電源線142は箱形の筐体134の底部から外に引き出され、配電盤に接続されている。なお、電源ボックス138は、箱形の筐体134の側に設けてもよい。また、充電設備116は、箱形でなくてもよく、蓋部材136を開けた状態においてコンセント140に充電ケーブル146の着脱が可能となり、閉じた状態においては着脱を制限するとともに、施錠手段150において施錠できる構成になっていればよい。
図5には、蓋部材136を開けた状態において、充電ケーブル146の一端がコンセント140に接続され、さらに充電ケーブル146が巻かれて箱形の筐体134の内部に収納され、更に充電ケーブル146の他端のコネクタ148が、切り欠き部144から引き出された状態が示されている。
図5に示すように箱形の筐体134の切り欠き部144に充電ケーブル146を通すことで、一端側のコネクタ148をコンセント140に差し込んで接続した状態で、蓋部材136を閉め、充電ケーブル146の他端側のコネクタ148を箱形の筐体134の外部に引き出すことができる。そして、コネクタ148が車両側の充電用の接続部に接続されることで、車両への充電が行われる。なお、この状態では充電ケーブル146を介した電力の供給が制限され、蓋部材136が閉まった状態で施錠手段150が施錠された状態のときになってから電力が供給されるようにしてもよい。
蓋部材136は、引き起こした際に、垂直にならず、僅かに閉鎖方向に傾く構造とされている。こうすることで、蓋部材136を手で支えていないと、蓋部材136が重力によって自動的に倒れて閉まる構造とされている。また、蓋部材136が勢いよく閉まらないように(倒れないように)蝶番にダンパー(図示省略)を備え、手を離すとゆっくりと蓋部材136が閉まる構造とされている。図6は、蓋部材136が閉まった状態を示す図である。
充電設備116には施錠手段150が設けられている。施錠手段150は、図6に示すように蓋部材136を閉めた状態で、鍵手段(この例では、インターロックキー)によって施錠または解錠できるようになっている。施錠手段150を施錠または解錠する鍵手段としては、インターロックキーと共通のものでなくてもよいが、共通化することでインターロック操作盤110にインターロックキーが挿入されたままとなってしまうことが無くなるため、他の利用者によって、誤ってインターロックを解錠する操作をされてしまうことを防ぐことができる。
なお、パレット104毎に充電設備116のキーが異なるようにしてもよいが、インターロック操作盤110において、このキーを用いてインターロックの作動、解除ができるように、操作スイッチ130の鍵穴が構成されていることが望ましい。また、施錠手段150は、インターロック操作盤110においてインターロックを作動させた状態においてのみ解錠できるようになっていてもよい。
[駐車装置のシステムと動作フローについて]
図7はこのような駐車装置のシステムブロック図を示す。駐車装置操作盤108には操作電源スイッチ120、操作部122、番号入力部126、表示部124、非常停止ボタン128が設けられ、操作入力された情報は制御盤114に送られる。制御盤114は操作情報に基づいて昇降機106や安全ゲート112の動作を制御する。インターロック操作盤110からインターロックを作動させるための信号が出力されると、駐車装置操作盤108にその信号が入力され、操作部122および番号入力部126からの操作を無効化する。一方、インターロック操作盤110からインターロックを解除させるための信号が出力されると、駐車装置操作盤108にその信号が入力され、操作部122および番号入力部126からの操作を再び有効化する。
なお、駐車装置操作盤108への操作を無効化する方法には様々な手法が取り得るため、上記の態様に限られない。例えば、駐車装置操作盤108に供給される電力を遮断するなどして、利用者による一切の操作を受け付けないようにしてもよい。また、インターロック操作盤110から信号が出力されている間のみインターロックが作動しているものとし、インターロックが解除された場合には、この信号出力が停止するようにしてもよいし、これとは逆の関係であってもよい。
図8は駐車装置の利用者の作業を説明するフローチャートを示す。まず、駐車装置を作動させるためには、駐車装置操作盤108の操作電源スイッチ120に操作キーを入れて電源を投入する操作をする(S01)。そして、目的とするパレット104を移動させる操作(パレット番号を入力等)をする(S02)。パレット104が入出庫口まで移動(S03)したら、安全ゲート112が自動的に開くこととなる(S04)。
上記までの段階で、車両の入出庫が可能となり、あるいは駐車装置に入って充電等の作業を開始することが可能となる。車両の入出庫作業(S05;No)は利用者が車両に乗車して出車または駐車する作業であり、安全ゲート112が開いた後、安全ゲート112を閉める操作を行う間(S04〜S06)に行われる。その入出庫作業が終了したら安全ゲート112を閉める操作を行う(S06)。これにより安全ゲート112は閉まる動作を行う(S07)。安全ゲート112が完全に閉まると、利用者は、操作キーを駐車装置操作盤108の操作電源スイッチ120から抜いて取り外すことができる(S08)。
充電作業を行う(S05;Yes)には、まずインターロックを作動させる作業を行う。この充電作業は、車両の入庫直後に行われてもよいし、既に入庫されている車両に対して行われてもよい。インターロック(IL)キーをインターロック操作盤110の操作スイッチ130に挿入する(S11)。続いて、インターロックキーを「切」から「入」に回してインターロックを作動させる操作を行う(S12)。インターロックが作動すると表示ランプ等によりインターロックが作動中であることが表示される(S13)。利用者は、インターロックキーを「入」の位置にしたまま操作スイッチ130からインターロックキーを抜いて取り外す(S14)。上述したとおり、インターロックが作動している間は、駐車装置操作盤108への利用者の操作が無効化され、利用者の安全が確保される。なお、車両の入庫後に充電作業を行う場合には、この段階で入庫作業を行ってもよいし、安全ゲート112が開いた直後に入庫作業を行い、その後にS11以降の処理をしてもよい。
充電作業(充電開始作業または充電終了作業)を行うには、まず、インターロックキーを充電設備116(BOX)に挿入し、施錠手段150を解錠する(S21)。充電設備116の蓋部材136を開き、充電ケーブル146の取り付けまたは取り外しを行う(S22)。これから充電を開始する場合には充電ケーブル146の取り付け、または充電を終了する場合には充電ケーブル146の取り外しを行った後、充電設備116の蓋部材136を閉め、施錠手段150を施錠し、インターロックキーを抜いて取り外す(S23)。これにより、駐車装置内での充電作業は終了する。そして、再び、インターロックキーをインターロック操作盤110の操作スイッチ130に挿入する(S31)。続いて、インターロックキーを「入」から「切」に回してインターロックを解除する(S32)。インターロックが解除されると表示ランプ等の表示はオフとなる(S33)。利用者は、インターロックキーを「切」の位置にしたまま操作スイッチ130からインターロックキーを抜いて取り外す(S34)。
上記の充電開始または終了作業の後(必要に応じて車両の出庫後)、安全ゲートを閉める操作を行う(S06)。これにより安全ゲート112は閉まる動作を行い(S07)、安全ゲート112が完全に閉まると、利用者は、操作キーを駐車装置操作盤108の操作電源スイッチ120から抜いて取り外すことができる(S08)。
本発明の一実施形態に係る駐車装置100によれば、駐車装置操作盤108の操作を無効化するインターロック機能を設けることで、利用者が駐車装置に入って作業する場合でも、他の利用者が誤って駐車装置操作盤108を操作してしまうことを防ぐことができる。また、駐車装置操作盤108を操作可能とする第1の鍵手段と、インターロック操作盤110を操作可能とする第2の鍵手段とを異ならせることで、インターロックを操作できる利用者を限定することができる。それにより、充電作業のために利用者が駐車装置の中に立ち入っているときに、他の利用者が駐車装置操作盤108を操作しても安全ゲート112が閉鎖してしまわないようにすることができ、その結果、パレット104が移動することもなくなるので、利用者の安全を確保することができる。
(変形例1)
インターロックは、駐車装置内に利用者が入って作業をするときに装置の誤操作を防ぎ、利用者の安全を確保するためのものであるので、作業の対象となる機器に併設してもよい。
例えば、図4から図6で示す充電設備116の施錠手段150に連動してインターロックが作動するように、インターロック制御部152を設けてもよい。インターロック制御部152は、施錠手段150が解錠され蓋部材136を開くことが可能となったときインターロックが作動するようにし、蓋部材136が閉じられて施錠手段150が施錠されたときインターロックが解除されるようにする信号が出力されるようにする。
これを図7において説明すると、充電設備116のインターロック制御部152の信号が駐車装置制御盤108に入力されるようになっている(図7において点線で示す経路)。なお、施錠手段150が施錠されてから一定時間経過後にインターロックが解錠されるようにしてもよい。
インターロック操作盤110の操作または充電設備116の施錠手段150の解錠操作とのいずれかにおいてインターロックが作動するようにしておくと、利用者がインターロック操作盤110を使ってインターロックを作動させ忘れた場合でも、充電設備116の施錠手段150に連動してインターロックが作動するので、安全機能を二重に設けることができるため好ましい。
また、充電設備116において充電のための電力が供給されるのは、インターロックが解除された後に制限するようにしてもよい。このようにすれば、利用者は蓋部材136を閉めるだけでなく施錠手段150を確実に施錠し、また、インターロック操作盤110においてインターロックを解除する操作を確実に行うようになるから、インターロックの解除をし忘れて、他の利用者が操作できなくなってしまうことを防止することもできる。
なお、施錠手段150を施錠していない状態においては、インターロック操作盤110の操作スイッチ130を「入」から「切」に回せないようにしてもよい。このようにすれば、インターロック操作盤110によりインターロックを解除する操作をしても、施錠手段150を解錠した状態となっていることによってインターロックが作動したままとなってしまうことを防ぐことができるから、他の利用者が操作できなくなってしまうことを防止することもできる。
100…駐車装置、102…支柱、104…パレット、106…昇降機、108…駐車装置操作盤、110…インターロック操作盤、112…安全ゲート、114…制御盤、116…充電設備、118…配電盤、120…操作電源スイッチ、122…操作部、124…表示部、126…番号入力部、128…非常停止ボタン、130…操作スイッチ、132…インターロック表示部、134…箱形の筐体、136…蓋部材、138…電源ボックス、140…コンセント、142…電源線、144…切り欠き部、146…充電ケーブル、148…コネクタ、150…施錠手段、152…インターロック制御部

Claims (6)

  1. 縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成する主構造体と、前記駐車空間で車両を載置するパレットと、前記パレットを昇降させる昇降機とを有する駐車装置であって、
    第1の鍵手段により操作可能となり前記昇降機を駆動して前記パレットの昇降を操作するための駐車装置操作盤と、
    前記第1の鍵手段とは異なる第2の鍵手段により操作可能となりインターロックの作動または解除するためのインターロック操作盤と、
    インターロックが作動中であること、またはインターロックが解除されていることを報知する報知部と
    を有し、
    インターロックを作動させた後において前記第2の鍵手段は前記インターロック操作盤から取り外し可能であり、前記インターロック操作盤によりインターロックを作動させることで前記駐車装置操作盤による操作を無効化し、前記第2の鍵手段によって前記インターロックを解除するまでは前記駐車装置操作盤による操作が無効化された状態が維持されること
    を特徴とする駐車装置。
  2. 前記パレットに充電設備が備えられ、
    前記充電設備は、少なくとも一部に充電ケーブルが着脱されるコンセントと、閉じた状態において前記コンセントへの前記充電ケーブルの着脱を制限する蓋部材と、前記蓋部材を閉めた状態で施錠する施錠手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記充電設備はインターロック制御部を有し、
    前記インターロック制御部は、前記施錠手段が解錠されるとインターロックを作動させて前記駐車装置操作盤の操作を無効化することを特徴とする請求項2に記載の駐車装置。
  4. 前記充電設備における前記施錠手段は、前記第2の鍵手段によって施錠および解錠がされることを特徴とする請求項に記載の駐車装置。
  5. 前記施錠手段は、前記インターロック操作盤によりインターロックを作動させている状態において解錠可能であることを特徴とする請求項に記載の駐車装置。
  6. 前記施錠手段が施錠されている状態において前記インターロック操作盤によるインターロックが解除可能であることを特徴とする請求項5に記載の駐車装置。

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