JP6046434B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、回動式のレバーが設けられた椅子に関する。
椅子には、座の高さ調節装置、背凭れの傾動をロックするロック装置、背凭れの復帰回動用の付勢力を調節する調節装置等の各種の被操作部材を操作する操作手段として回動式のレバーが設けられている。
このような操作手段におけるレバーの取付構造としては、次に示す特許文献に開示されているようなものがある。
特公平02−058924号公報 実公平05−040759号公報 実公平05−040760号公報 特開平11−056516号公報 特開2002−119358号公報 特開2008−018192号公報 特開2008−183074号公報 特開2010−099445号公報
上記特許文献1に開示される椅子では、操作部材としての左右方向のロッドの基端部が、上下方向を向く基台の側板に、左右方向を向くように開口された嵌合孔に、回動可能に嵌合している。
着座者による操作の簡便性を高めるため、ロッドの自由端を長くすると、ロッドの回動半径が大きくなる分、嵌合孔の周縁を削るような動作をすることになり、経年使用による劣化が著しい。
特許文献2〜4に開示される椅子では、操作部材としてのレバーが、座(クッションなどの着座部本体)と一体化される座支持板に設けられた、下向きの開口部内に設けられた、前後方向の枢軸回りに枢支される構造が採られている。
座によって、レバーは完全に閉塞されるが、枢軸とレバーの挿通孔との位置を合わせながら、相互の取付作業を行わねばならず、作業性に課題がある。また、座を座支持板に取付けてしまうと、レバーの取付けができなくなる。
文献5に開示される椅子では、座に固定された座受けに、更に固定される操作支持フレームに、操作部材としてのレバーを枢支しているため、レバーの枢軸やワイヤの端部が露出しており、破損や誤作動の虞がある。
文献6〜8に開示される椅子では、座を前後動可能に支持する座支持フレームに、ユニット化された操作部材としてのレバーが取付けられているが、文献5に開示されている椅子と同様に、外部への露出範囲が大きいことから、破損や誤作動の虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、枢軸をレバーに挿通させることなく、支持体に固定された枢軸に、レバーを、枢軸の中心軸線と直交する方向から装着しうるようにすることにより、レバーの装着作業を簡単にした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)椅子において、脚体と、前記脚体に支持された座と、椅子の適所に設けられ、作動状態と不作動状態とに切り替えられることにより、椅子のいずれかの可動部を制御する被操作部材と、前記座に支持された枢軸と、開口部を有する弾性把持部が基端部に設けられ、前記弾性把持部を、前記枢軸に外嵌することにより、前記枢軸に回動可能として支持され、前記枢軸の中心軸線と直交する方向に着脱可能としたレバーと、前記レバーと被操作部材とを、前記レバーの枢軸回りの回動により、前記被操作部材を作動状態と不作動状態とに切り替えできるように連係する連係手段とを備えるものとし、さらに、前記座を、前記脚体に支持された座支持部材と、この座支持部材に支持された座板とを備えるものとし、前記座支持部材の側部に、上下方向に開口する空所を設け、この空所内に、前後方向を向く前記枢軸を設け、この枢軸に、前記レバーの弾性把持部を外嵌し、前記空所の下端より下方に延出した前記レバーの下端に、外側方を向く操作部を設け、前記空所の上端を、前記座板によって覆ったものとする。
このような構成によると、座に枢軸を支持させた後に、レバーにおける弾性把持部を、枢軸に、その中心軸線と直交する方向から簡単に装着することができるので、レバーを座に枢着する際に、枢軸を座やレバーに設けた軸孔に軸線方向に挿通させる必要がなく、レバーの装着作業を簡単にすることができる。
また、枢軸とレバーの基端部とが空所内に収容され、外部に露呈することがないので、体裁がよく、しかも、空所の上端が座によって覆われるので、空所内への他物や塵芥の進入を阻止することができ、進入した他物等により、レバーの回動が不円滑になったり、レバーが損傷したりするのを防止することができ、さらに体裁をよくすることができる。
(2)上記(1)項において、座支持部材の外側部下面に、空所と連通し、かつ外側方と下方、またはそのいずれか一方のみに開口する横向き空所を設け、この横向き空所に、レバーの操作部を収容する。
このような構成によると、レバーの操作部が横向き空所に収容され、座支持部材の下面から下方に突出しないようにするか、またはその突出量を小とすることができるので、体裁がよい。
本発明によると、枢軸をレバーに挿通させることなく、座に固定された枢軸に、レバーを、枢軸の中心軸線と直交する方向から装着しうるようにすることにより、レバーの装着作業を簡単にした椅子を提供することができる。
本発明の椅子の一実施形態の側面図である。 椅子の座を斜め前方より見た分解斜視図である。 図2の一部の拡大分解斜視図である。 座支持部材におけるレバーの取付時の状態を、一部縦断して、斜め前方より見た拡大分解斜視図である。 座支持部材の右半部の拡大平面図である。 レバーを取り付けたときの座支持部材の右側面図である。 レバーを取り付けたときの座支持部材を、斜め前下方より見た斜視図である。 レバーを斜め後方より見た斜視図である。 図5におけるIX−IX線で縦断した座支持部材に、レバーを取り付ける際の、取り付け初期の状態を示す拡大縦断正面図である。 図9図示の状態から、レバーを外側方に移動した状態を示す図9と同様の拡大縦断正面図である。 図10図示の状態から、レバーを後方に移動させたときの、座支持部材の図5におけるXI−XI線で縦断した部分の拡大縦断正面図である。
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、各図において、左右は正面視において言う。
図1は、本発明の椅子の一実施形態の側面図であり、この椅子は、先端部にキャスタ1が取付けられた放射方向を向く5本の脚杆2と、それらの中心に立設され、内部に収容されたガススプリング4により伸縮可能な脚柱5とからなる脚体3と、脚柱5の上端に後端部が取付けられた、やや前上方を向く支基6と、支基6の上方に、後述するようにして支持された座7と、支基6内の前向付勢手段(図示略)に連係され、左右方向を向く支軸8の両側端部に前端部が固着された、側面視前向きのL字状の左右1対の背凭れ支持杆9と、両背凭れ支持杆9の後端に支持された背凭れ10とを備えている。
背凭れ10は、基板である合成樹脂製の上下方向を向く背板10aと、その前面を覆う背用クッション材10bとからなっており、座7の後方において起立する起立位置から、一定の範囲を、支軸8を中心として後方に回動しうるようになっている。
支基6は、硬質合成樹脂材からなり、下面が開口する平面視略五角形の
支基本体11と、その下面の開口部を着脱自在に閉塞する、硬質合成樹脂材からなる下カバー12とを備えている。
座7は、図1および図2に示すように、前下端部が支基6の前部上面における両側部に、斜め後下方に移動可能として支持され、後部が左右の背凭れ支持杆9における支軸8より僅かに後方に設けた上向き突部9aの上端部に、左右方向を向く軸9bをもって連結された座支持部材13と、その上面に前後方向に位置調節可能として取り付けられた合成樹脂製の板材からなる座板14と、その上面と外周面とを覆う座用クション材15とからなっている。座支持部材13は、後述するレバー22の支持体をなしている。
図2に示すように、座板14は、周囲に上向きの枠状片14aを有する、平面視概ね方形の浅皿状をなし、枠状片14aにより囲まれた、上下に弾性変形可能な可撓性の着座部16は、下向き円弧状になだらかに湾曲している。
座支持部材13は、中央に略方形の空間部13aを有する平面視ほぼ方形の枠状をなし、左右方向を向く前後の連結部19、19により互いに連結された前後方向を向く左右1対の側枠部21、21の上面は、前後方向を向くレール20、20をなしている。各側枠部21の外側の縁には、外側方を向く嵌合突体17、17が突設されている。
座支持部材13における左右のレール20、20上に、座板14の下面両側部に上方に向かって凹入するように設けた前後方向を向く左右1対の嵌合部18、18を被嵌し、かつ上記嵌合突体17を、各嵌合部18の側面に設けた前後方向を向く外向き凹入溝(図示略)に嵌合することにより、座板14は、座支持部材13に、前後方向に摺動可能、かつ上方に剥離不能として装着されている。
座板14における各嵌合部18の後部には、座板14が座支持部材13に対する前限位置に達したとき、レール20の後端に当接して、座板14のそれ以上の前方への移動を阻止するようにした弾性係合爪18aが設けられている。
座支持部材13と座板14との間には、座板14を任意の前後位置で座支持部材13にロックするロック装置が設けられているが、本発明には直接関係しないので、図示および詳細な説明は省略する。
図2〜図7に示すように、座支持部材13の右方の側枠部21における前後方向のほぼ中央部には、図8に示すようなレバー22を取り付けるためのレバー取付部23が設けられている。
レバー22は、図8に示すように、上下方向を向く基部22aの下端に、外側方を向くほぼ水平板状の操作部22bが連設され、かつ基部22aの背面側に、上下方向を向く前後1対の基片22c、22cが連設された、正面視ほぼL字状をなしている。
レバー22の基端部である前後の基片22cの上端部には、開口部24aが操作部22bと同じ外側方を向くようにした、正面視ほぼC字状の弾性把持部24が形成されている。
レバー22の前後方向の中央部であって、基部22aと操作部22bとの内隅部には、図7に示す連係手段であるボーデンケーブル25におけるワイヤ25aの一方の端末を係止するためのワイヤエンド取付部26が設けられている。
ボーデンケーブル25は、ワイヤ25aと、このワイヤ25aが軸線方向に摺動可能として挿通する可撓性のアウターチューブ25bとからなり、アウターチューブ25bの一端を、図7に示すように、座支持部材13の右方の側枠部21におけるレバー取付部23より内側の縁に止着し、そのアウターチューブ25bの一端から引き出したワイヤ25aの端末を、レバー取付部23に取り付けたレバー22のワイヤエンド取付部26に係止し、アウターチューブ25bの他端を、椅子の適所に設けられた被操作部材(図示略)の近傍に止着し、そのアウターチューブ25bの他端から引き出したワイヤ25aの端末を、被操作部材に止着することにより、レバー22の回動操作により、被操作部材を作動状態と不作動状態とに切り替え、椅子のいずれかの可動部を制御しうるようになっている。
被操作部材は、例えば、椅子の座の高さ調節装置、より詳しくは、その高さ調節装置におけるガススプリングのプッシュボタンを押動するレバー、背凭れの傾動をロックするロック装置、背凭れの復帰回動用の付勢力を調節する調節装置等の公知のものとすることができ、それらとレバー22とを、連係手段であるボーデンケーブル25をもって連係することにより、レバー22の回動操作により、それぞれ作動状態と不作動状態とに切り替えられるようになっている。
図3および図4に示すように、レバー取付部23は、右方の側枠部21を上下方向に貫通する平面視ほぼ方形の前後1対の空所27、27と、各空所27内の後半部に配設された前後方向を向く枢軸28と、各空所27内の前半部に、枢軸28の軸線方向に連続するようにして配設された拡張案内部材29とを備えている。
右方の側枠部21の下面には、各空所27の下端部と連通し、かつ外側方と下方とに開口する横向き空所27aが設けられており、この横向き空所27aに、空所27の下端より下方に延出したレバー22の基部22aの下端より外側方を向く操作部22bを収容しうるようになっている。
各空所27内の後壁27bと内側壁27cとの内隅部には、上下方向を向く平面視方形の突条30が設けられ、これによって、各空所27の後半部の左右幅は、各空所27の前半部の左右幅より狭められている。
枢軸28と拡張案内部材29とは、硬質合成樹脂製の座支持部材13の成形時に一体成形されているが、座支持部材13とは別部材とし、それを座支持部材13に固着してもよい。
図4、図9および図10に示すように、拡張案内部材29は、各空所27内の外側壁27dから内下方に向かって傾斜する板状をなし、その先端部上下面に、外側方に向かって上下に拡開する、すなわち、枢軸28の中心軸線の延長線と直交する方向に互いに拡開する1対の案内面29a、29bを有している。
レバー22の弾性把持部24に外力が作用していないときの弾性把持部24の内面形状は、内径が、枢軸28の外径と同一か、またはそれより小とした真円とし、弾性把持部24の開口部24aの幅は、拡張案内部材29の先端部の厚さより大、かつ拡張案内部材29の基端部の厚さより小としてある。
レバー22の各部の寸法と、レバー取付部23の各部の寸法との関係は、次に説明するレバー取付部23へのレバー22の取り付け方法が円滑に実施されるような関係としてある。
次に、枢軸28へのレバー22の取り付け方法の実施要領について説明する。
図9に示すように、レバー22の各弾性把持部24の開口部24aが拡張案内部材29の先端に対峙するように、各基片22cの上端部を前後の各空所27の前半部に下方より挿入し、次いで、各弾性把持部24の開口部24aの上下の縁を、拡張案内部材29の上下の案内面29a、29bに沿って摺接させつつ、各弾性把持部24の開口部24aを、拡張案内部材29の基部に向かって、すなわち、枢軸28の中心軸線の延長線と直交する方向に向かって押し入れる。
すると、各弾性把持部24は漸次拡開するように弾性変形させられ、図10に示すように、レバー22の基部22aが、空所27の外側壁27dの下端に当接したときは、各弾性把持部24の内径は、枢軸28の直径より大なる。
次いで、この状態から、弾性把持部24における開口部24aの上下の縁を、拡張案内部材29の上下面に沿って案内させつつ、レバー22を後方に摺動させると、弾性把持部24は、拡張案内部材29から後方に離れた時点で縮径し、図11に実線で示すように、枢軸28を適度の弾性力をもって把持し、レバー22は、枢軸28に回動可能として支持される。
次いで、レバー22のワイヤエンド取付部26に、ボーデンケーブル25におけるワイヤ25aの一端を係止させ、ワイヤ25aの他端を被操作部材に係止させるて、ワイヤ25aを緊張させると、被操作部材側に設けた付勢手段(図示略)により、レバー22は、図11に2点鎖線で示すように、突条30によって左右幅を縮められた空所27の後半部の内側壁27c、またはその下端部に設けたストッパ部31に基片22cが当接する不作動位置に停止させられる。
レバー22が、図11に2点鎖線で示す不作動位置に停止している状態から、レバー22の操作部22bを、枢軸28を中心として上向きに回動させて、レバー22を、図11に実線で示す作動位置に位置させることにより、ワイヤ25aが牽引され、被操作部材は不作動状態から作動状態へ切り替えられる。
レバー22が作動位置に位置している状態から、レバー22の操作部22bから手を離すと、被操作部材に設けられた付勢手段により、ワイヤ25aが牽引され、レバー22は、枢軸28を中心として、作動位置から図11に2点鎖線で示す不作動位置まで復帰回動させられ、被操作部材は、作動状態から不作動状態へ切り替えられる。
このようにして、レバー22を、支持体である座支持部材13に取り付けると、レバー22を座支持部材13に枢着させる際に、枢軸28を座支持部材13やレバー22に設けた軸孔(図示略)に挿通させることなく、予め座支持部材13に装着しておいた枢軸28に、レバー22を後から、枢軸28の中心軸線と直交する方向から簡単に、かつ軽力で装着することができ、レバー22の装着作業を簡単にすることができる。
図11に実線および2点鎖線で示すように、弾性把持部24が、枢軸28に正規に外嵌しているときは、弾性把持部24の内側の縁部は、突条30によって左右幅を縮められた空所27の後半部の内側壁27cに近接または当接するようにしてあり、それによって、弾性把持部24が、枢軸28から内側方に外れるのを阻止しうるようにしてある。
図11に2点鎖線で示すように、レバー22が不作動位置に位置している状態において、レバー22を、枢軸28の中心軸線に沿って前方へ移動させようとすると、弾性把持部24における開口部24aの上縁部の前面が、移動阻止面である拡張案内部材29の後面に当接して、レバー22の枢軸28から前方への移動が阻止される。
レバー22の枢軸28から後方への移動は、空所27の後壁27bによって阻止される。
レバー22を枢軸28から外したい場合は、レバー22を、図11に実線で示す作動位置まで回動させた後、枢軸28の中心軸線に沿って前方に移動させる。
その初期には、弾性把持部24における開口部24aの前縁が、拡張案内部材29の後面に当接して、レバー22の枢軸28から前方への移動に抵抗力が付与されるが、その抵抗力より大きい力をもって、レバー22を前方に移動させると、弾性把持部24の開口部24aの上下の縁の前端が、拡張案内部材29の上下面に乗り上がって、弾性把持部24が上下方向に拡開させられ、レバー22は、図10に示すように、拡張案内部材29側に移動させることができる。
このときのレバー22を前方への移動を円滑に行えるようにするためには、拡張案内部材29の後面の縁、または弾性把持部24における開口部24aの前縁を面取りするか、または円弧状面としておくのが望ましい。
その後、レバー22を、図10に示す状態から、図9に示すように、内下方に押動することにより、レバー22を、拡張案内部材29から簡単に外すことができる。
図1および図2に示すように、座支持部材13における前後の空所27、27の上端は、座板14によって覆われているので、各空所27内への他物や塵芥の進入を阻止することができ、進入した他物等により、レバー22の回動が不円滑になったり、レバー22が損傷したりするのを防止することができ、さらに体裁をよくすることができる。
この実施形態においては、支持体である座支持部材13に、枢軸28と拡張案内部材29とが支持された状態で、レバー22における弾性把持部24の開口部24aを、拡張案内部材29の薄肉部分から厚肉部分に向かって押し入れることにより、弾性把持部24の開口部24aの対向縁を、拡張案内部材29の両案内面29a、29bに沿って拡開する方向に摺動させつつ、弾性把持部24を、枢軸28の直径より拡開させ、次いで、拡開させた状態で、弾性把持部24を、拡張案内部材29の両案内面29a、29bに沿って、枢軸28側に摺動させて、弾性把持部24を枢軸28に簡単に装着させることができる。
したがって、レバー22を座支持部材13に枢着する際に、枢軸28を座支持部材13やレバー22に設けた軸孔(図示略)に軸線方向に挿通させることなく、予め座支持部材13に装着しておいた枢軸28に、レバー22を後から、枢軸28の中心軸線と直交する方向から簡単に、かつ軽力で装着することができ、レバー22の装着作業を簡単にすることができる。
また、レバー22の弾性把持部24が、拡張案内部材29側へ移動しようとすると、その側面が拡張案内部材29の移動阻止面に当接して、その方向への移動が阻止されるので、レバー22の弾性把持部24が、いたずらに枢軸28から拡張案内部材29側へ移動して、枢軸28から外れるといったおそれをなくすことができる。
さらに、枢軸28と拡張案内部材29とレバー22の基端部22aとが空所27内に収容され、外部に露呈することがないので、体裁がよい。
椅子における各種のレバーおよびその取付構造を、上記のような構成とすると、椅子におけるあらゆる用途のレバーの装着作業を簡単にすることができる。
また、椅子だけでなく、テーブルその他の家具においても、支持体としての構造体の一部に、上記と同様のレバー22を、上記と同様にして取り付け、そのレバー22と、適所に設けた、例えば、天板の高さ調節装置、天板の折畳み用のロック装置等の各種の被操作部材(いずれも図示略)とを、レバー22の回動操作により、上記被操作部材を作動状態と不作動状態とに切り替えるように、上記ボーデンケーブル25、またはその他の構成の連係手段をもって互いに連係することにより、家具におけるあらゆる用途のレバーの装着作業を簡単にすることができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、例えば次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 枢軸28と、拡張案内部材29とを、座支持部材13における空所27内に設けるのではなく、例えば、座支持部材13の外側面等に設ける。
(2) レバー22の弾性把持部24の内面形状を、真円ではなく、方形、または多角形等とする。
(3) レバー22における弾性把持部24の開口部24aの位置は、拡張案内部材29に対して差し込む方向に合わせて、例えば真上、または内側方等とする。
(4) 空所27における突条30を省略し、かつレバー22における弾性把持部24を、弾性変形させつつ、その開口部24aを拡開させて、枢軸28に、その中心軸線と直交する方向から着脱可能とする。
(5) 枢軸28を、左右方向を向くように形成する。この場合、枢軸28は、支基6との位置関係と連係手段としてのボーデンケーブル25の引き方向を考慮して、座板14の前部、または後部に設けるのが望ましい。
(6) 横向き空所27aは、空所27と連通し、かつ外側方または下方のいずれか一方のみに開口するように座支持部材13の外側部下面に設け、この横向き空所27aに、レバー22の操作部22bを収容する。
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 ガススプリング
5 脚柱
6 支基
7 座
8 支軸
9 背凭れ支持杆
10 背凭れ
10a背板
10b背用クッション材
11 支基本体
12 下カバー材
13 座支持部材(支持体)
14 座板
14a枠状片
15 座用クッション材
16 着座部
17 嵌合突体
18 嵌合部
18a弾性係合爪
19 連結部
20 レール
21 側枠部
22 レバー
22a基部
22b操作部
22c基片
23 レバー取付部
24 弾性把持部
24a開口部
25 ボーデンケーブル(連係手段)
25aワイヤ
25bアウターチューブ
26 ワイヤエンド取付部
27 空所
27a横向き空所
27b後壁
27c内側壁
27d外側壁
28 枢軸
29 拡張案内部材
29a、29b 案内面
30 突条
31 ストッパ部

Claims (2)

  1. 脚体と、
    前記脚体に支持された座と、
    椅子の適所に設けられ、作動状態と不作動状態とに切り替えられることにより、椅子のいずれかの可動部を制御する被操作部材と、
    前記座に支持された枢軸と、
    開口部を有する弾性把持部が基端部に設けられ、前記弾性把持部を、前記枢軸に外嵌することにより、前記枢軸に回動可能として支持され、前記枢軸の中心軸線と直交する方向に着脱可能としたレバーと、
    前記レバーと被操作部材とを、前記レバーの枢軸回りの回動により、前記被操作部材を作動状態と不作動状態とに切り替えできるように連係する連係手段
    とを備え
    さらに、前記座を、前記脚体に支持された座支持部材と、この座支持部材に支持された座板とを備えるものとし、前記座支持部材の側部に、上下方向に開口する空所を設け、この空所内に、前後方向を向く前記枢軸を設け、この枢軸に、前記レバーの弾性把持部を外嵌し、前記空所の下端より下方に延出した前記レバーの下端に、外側方を向く操作部を設け、前記空所の上端を、前記座板によって覆ったことを特徴とする椅子。
  2. 座支持部材の外側部下面に、空所と連通し、かつ外側方と下方、またはそのいずれか一方のみに開口する横向き空所を設け、この横向き空所に、レバーの操作部を収容した請求項記載の椅子。
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