JP6046434B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
このような操作手段におけるレバーの取付構造としては、次に示す特許文献に開示されているようなものがある。
着座者による操作の簡便性を高めるため、ロッドの自由端を長くすると、ロッドの回動半径が大きくなる分、嵌合孔の周縁を削るような動作をすることになり、経年使用による劣化が著しい。
座によって、レバーは完全に閉塞されるが、枢軸とレバーの挿通孔との位置を合わせながら、相互の取付作業を行わねばならず、作業性に課題がある。また、座を座支持板に取付けてしまうと、レバーの取付けができなくなる。
文献6〜8に開示される椅子では、座を前後動可能に支持する座支持フレームに、ユニット化された操作部材としてのレバーが取付けられているが、文献5に開示されている椅子と同様に、外部への露出範囲が大きいことから、破損や誤作動の虞がある。
(1)椅子において、脚体と、前記脚体に支持された座と、椅子の適所に設けられ、作動状態と不作動状態とに切り替えられることにより、椅子のいずれかの可動部を制御する被操作部材と、前記座に支持された枢軸と、開口部を有する弾性把持部が基端部に設けられ、前記弾性把持部を、前記枢軸に外嵌することにより、前記枢軸に回動可能として支持され、前記枢軸の中心軸線と直交する方向に着脱可能としたレバーと、前記レバーと被操作部材とを、前記レバーの枢軸回りの回動により、前記被操作部材を作動状態と不作動状態とに切り替えできるように連係する連係手段とを備えるものとし、さらに、前記座を、前記脚体に支持された座支持部材と、この座支持部材に支持された座板とを備えるものとし、前記座支持部材の側部に、上下方向に開口する空所を設け、この空所内に、前後方向を向く前記枢軸を設け、この枢軸に、前記レバーの弾性把持部を外嵌し、前記空所の下端より下方に延出した前記レバーの下端に、外側方を向く操作部を設け、前記空所の上端を、前記座板によって覆ったものとする。
図1は、本発明の椅子の一実施形態の側面図であり、この椅子は、先端部にキャスタ1が取付けられた放射方向を向く5本の脚杆2と、それらの中心に立設され、内部に収容されたガススプリング4により伸縮可能な脚柱5とからなる脚体3と、脚柱5の上端に後端部が取付けられた、やや前上方を向く支基6と、支基6の上方に、後述するようにして支持された座7と、支基6内の前向付勢手段(図示略)に連係され、左右方向を向く支軸8の両側端部に前端部が固着された、側面視前向きのL字状の左右1対の背凭れ支持杆9と、両背凭れ支持杆9の後端に支持された背凭れ10とを備えている。
支基本体11と、その下面の開口部を着脱自在に閉塞する、硬質合成樹脂材からなる下カバー12とを備えている。
座板14における各嵌合部18の後部には、座板14が座支持部材13に対する前限位置に達したとき、レール20の後端に当接して、座板14のそれ以上の前方への移動を阻止するようにした弾性係合爪18aが設けられている。
座支持部材13と座板14との間には、座板14を任意の前後位置で座支持部材13にロックするロック装置が設けられているが、本発明には直接関係しないので、図示および詳細な説明は省略する。
図9に示すように、レバー22の各弾性把持部24の開口部24aが拡張案内部材29の先端に対峙するように、各基片22cの上端部を前後の各空所27の前半部に下方より挿入し、次いで、各弾性把持部24の開口部24aの上下の縁を、拡張案内部材29の上下の案内面29a、29bに沿って摺接させつつ、各弾性把持部24の開口部24aを、拡張案内部材29の基部に向かって、すなわち、枢軸28の中心軸線の延長線と直交する方向に向かって押し入れる。
レバー22の枢軸28から後方への移動は、空所27の後壁27bによって阻止される。
その初期には、弾性把持部24における開口部24aの前縁が、拡張案内部材29の後面に当接して、レバー22の枢軸28から前方への移動に抵抗力が付与されるが、その抵抗力より大きい力をもって、レバー22を前方に移動させると、弾性把持部24の開口部24aの上下の縁の前端が、拡張案内部材29の上下面に乗り上がって、弾性把持部24が上下方向に拡開させられ、レバー22は、図10に示すように、拡張案内部材29側に移動させることができる。
このときのレバー22を前方への移動を円滑に行えるようにするためには、拡張案内部材29の後面の縁、または弾性把持部24における開口部24aの前縁を面取りするか、または円弧状面としておくのが望ましい。
したがって、レバー22を座支持部材13に枢着する際に、枢軸28を座支持部材13やレバー22に設けた軸孔(図示略)に軸線方向に挿通させることなく、予め座支持部材13に装着しておいた枢軸28に、レバー22を後から、枢軸28の中心軸線と直交する方向から簡単に、かつ軽力で装着することができ、レバー22の装着作業を簡単にすることができる。
(1) 枢軸28と、拡張案内部材29とを、座支持部材13における空所27内に設けるのではなく、例えば、座支持部材13の外側面等に設ける。
(2) レバー22の弾性把持部24の内面形状を、真円ではなく、方形、または多角形等とする。
(3) レバー22における弾性把持部24の開口部24aの位置は、拡張案内部材29に対して差し込む方向に合わせて、例えば真上、または内側方等とする。
(4) 空所27における突条30を省略し、かつレバー22における弾性把持部24を、弾性変形させつつ、その開口部24aを拡開させて、枢軸28に、その中心軸線と直交する方向から着脱可能とする。
(5) 枢軸28を、左右方向を向くように形成する。この場合、枢軸28は、支基6との位置関係と連係手段としてのボーデンケーブル25の引き方向を考慮して、座板14の前部、または後部に設けるのが望ましい。
(6) 横向き空所27aは、空所27と連通し、かつ外側方または下方のいずれか一方のみに開口するように座支持部材13の外側部下面に設け、この横向き空所27aに、レバー22の操作部22bを収容する。
2 脚杆
3 脚体
4 ガススプリング
5 脚柱
6 支基
7 座
8 支軸
9 背凭れ支持杆
10 背凭れ
10a背板
10b背用クッション材
11 支基本体
12 下カバー材
13 座支持部材(支持体)
14 座板
14a枠状片
15 座用クッション材
16 着座部
17 嵌合突体
18 嵌合部
18a弾性係合爪
19 連結部
20 レール
21 側枠部
22 レバー
22a基部
22b操作部
22c基片
23 レバー取付部
24 弾性把持部
24a開口部
25 ボーデンケーブル(連係手段)
25aワイヤ
25bアウターチューブ
26 ワイヤエンド取付部
27 空所
27a横向き空所
27b後壁
27c内側壁
27d外側壁
28 枢軸
29 拡張案内部材
29a、29b 案内面
30 突条
31 ストッパ部
Claims (2)
- 脚体と、
前記脚体に支持された座と、
椅子の適所に設けられ、作動状態と不作動状態とに切り替えられることにより、椅子のいずれかの可動部を制御する被操作部材と、
前記座に支持された枢軸と、
開口部を有する弾性把持部が基端部に設けられ、前記弾性把持部を、前記枢軸に外嵌することにより、前記枢軸に回動可能として支持され、前記枢軸の中心軸線と直交する方向に着脱可能としたレバーと、
前記レバーと被操作部材とを、前記レバーの枢軸回りの回動により、前記被操作部材を作動状態と不作動状態とに切り替えできるように連係する連係手段
とを備え、
さらに、前記座を、前記脚体に支持された座支持部材と、この座支持部材に支持された座板とを備えるものとし、前記座支持部材の側部に、上下方向に開口する空所を設け、この空所内に、前後方向を向く前記枢軸を設け、この枢軸に、前記レバーの弾性把持部を外嵌し、前記空所の下端より下方に延出した前記レバーの下端に、外側方を向く操作部を設け、前記空所の上端を、前記座板によって覆ったことを特徴とする椅子。 - 座支持部材の外側部下面に、空所と連通し、かつ外側方と下方、またはそのいずれか一方のみに開口する横向き空所を設け、この横向き空所に、レバーの操作部を収容した請求項1記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012216282A JP6046434B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012216282A JP6046434B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 椅子 |
Publications (2)
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JP2014068763A JP2014068763A (ja) | 2014-04-21 |
JP6046434B2 true JP6046434B2 (ja) | 2016-12-14 |
Family
ID=50744586
Family Applications (1)
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JP2012216282A Active JP6046434B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 椅子 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (2)
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JPH02112136U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-07 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216282A patent/JP6046434B2/ja active Active
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JP2014068763A (ja) | 2014-04-21 |
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