JP6045941B2 - トロリ線を支持するハンガ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トロリ線を支持するハンガ装置に係り、特に、トロリ線からパンタグラフを介して電車に給電する電気鉄道における電車線のハンガ・ドロッパ装置に関するものである。
電気鉄道の架空電車線は、良好な集電性能を維持するため、その張力は一定であることが望ましい。しかし、電車線は温度変化により伸縮するため、引留箇所には張力調整装置を取り付け、電車線の伸縮に応じて支持点の移動が可能な構造(可動ブラケット支持、滑車支持)にするなどして、1つの引留からもう一方の引留まで(以下、ドラムと記す)の張力を一定に保つようにしている。しかしながら、支持構造によっては摩擦力などにより線条の移動が抑制される抵抗力(以下、抑制抵抗と記す)が発生し、同一ドラム内でも径間毎の張力は必ずしも一定ではないと考えられているが、その実態は明らかになっていない。
図4は通常状態のちょう架線とトロリ線を示す模式図、図5は弛みが生じた状態のトロリ線を示す模式図である。
これらの図において、図4では、電車線柱101と102との間にちょう架線103とハンガ金具104を介してトロリ線105が平らになるように配置されている。
ところが、ハンガ金具104に対策が施されていないと、図5に示すように、温度が上昇すると、トロリ線105が伸びて弛みが生じる。
また、本願の発明者は、電車線のハンガ金具の上部の垂下線と下部の垂下線との間に、周囲温度応答素子と、この周囲温度応答素子の出力に応じてトロリ線の弛度を一定化するアクチュエータとを具備するハンガ装置(下記特許文献1参照)を提案しているが、構成が複雑になるとともに、工費が嵩むといった問題があった。
なお、図6のように、抑制抵抗がない理想的な場合における電車線の温度伸縮に伴う移動は、トロリ線204では振止金具や引曲金具、ちょう架線203では可動ブラケットや支持滑車202によってスムーズに行われるため、電車線の張力は一定に保たれる。なお、201は電車線柱である。
特開2009−262816号公報
しかしながら、抑制抵抗により移動がスムーズに行われない場合、図7に示すように、温度が上がると電車線204は伸びるため、張力は低下し弛度は大きくなり、一方で温度が下がると電車線204は縮むため、張力は上昇し弛度は小さくなると考えられ、パンタグラフによる集電特性に影響があらわれる。
本発明は、上記状況に鑑みて、線条の温度伸縮による弛度変化の影響を抑え、パンタグラフによる集電特性への影響を低減することができる、トロリ線を支持するハンガ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕ちょう架線とトロリ線との間に設置される逆V字形状のハンガ金具を有し、この逆V字形状のハンガ金具の頂点を前記ちょう架線に、この逆V字形状のハンガ金具の両脚部の先端を前記トロリ線にそれぞれ固定してなるトロリ線を支持するハンガ装置であって、クランプとこのクランプを締結するボルトからなる締結部材により締結し、前記ハンガ金具の両脚部は、前記ハンガ金具の頂点を支点にして前記ハンガ金具の両脚部の先端の間隔が可変となるように構成し、前記逆V字形状のハンガ金具は温度変化によって前記トロリ線が伸びると前記両脚部の先端が開き、前記トロリ線が縮むと前記両脚部の先端が狭まることによって、前記トロリ線の温度伸縮に対応し、前記逆V字形状のハンガ金具の高さが変動し、前記トロリ線が平らに保たれ、パンタグラフの離線発生を抑えることを特徴とする。
本発明によれば、パンタグラフによる集電特性への影響を低減することができる、トロリ線を支持するハンガ装置を提供することができる。
本発明のトロリ線を支持するハンガ装置を適用した場合のちょう架線とトロリ線を示す模式図である。 本発明の実施例を示すトロリ線を支持するハンガ装置の模式図である。 本発明の実施例を示すトロリ線を支持するハンガ装置の具体例を示す図である。 通常状態のちょう架線とトロリ線を示す模式図である。 弛みが生じた状態のトロリ線を示す模式図である。 従来のトロリ線を示す模式図(その1)である。 従来のトロリ線を示す模式図(その2)である。
本発明のトロリ線を支持するハンガ装置は、クランプとこのクランプを締結するボルトからなる締結部材により締結し、前記ハンガ金具の両脚部は、前記ハンガ金具の頂点を支点にして前記ハンガ金具の両脚部の先端の間隔が可変となるように構成し、前記逆V字形状のハンガ金具は温度変化によって前記トロリ線が伸びると前記両脚部の先端が開き、前記トロリ線が縮むと前記両脚部の先端が狭まることによって、前記トロリ線の温度伸縮に対応し、前記逆V字形状のハンガ金具の高さが変動し、前記トロリ線が平らに保たれ、パンタグラフの離線発生を抑える。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明のトロリ線を支持するハンガ装置を適用した場合のちょう架線とトロリ線を示す模式図、図2は本発明のトロリ線を支持するハンガ装置の模式図、図3はそのトロリ線を支持するハンガ装置の具体例を示す図である。
本発明のトロリ線を支持するハンガ装置は、逆V字形状のハンガ金具11を有し、その逆V字形状のハンガ金具11の頂点12にはちょう架線3に固定するための締結部材13が設けられており、逆V字形状のハンガ金具11の両脚部14,15の先端16,17にもトロリ線5に固定するための締結部材18,19がそれぞれ設けられている。
ここで、逆V字形状のハンガ金具11の頂点12とちょう架線3とを固定する締結部材13は、図3(b)に示すように、ちょう架線3を挟むクランプ13Aとこのクランプ13Aを締結するボルト13Bとからなる。また、逆V字形状のハンガ金具11の両脚部14,15の先端16,17とトロリ線5とを固定する締結部材18,19、ここでは締結部材18について述べるが、締結部材19も同様である。トロリ線5はクランプ18Aで挟まれ、ボルト18Bにより締結される。また、この上側に逆V字形状のハンガ金具11の先端16がクランプ18Aの上端部にボルト18Cにより締結される。
このハンガ金具11の両脚部14,15は、頂点12を支点にして両脚部14,15の先端16,17の間隔が可変となるように構成されている。
したがって、トロリ線5の温度伸縮に対応し、逆V字形状のハンガ金具11の高さがH0 とH1 の間で変動するので、トロリ線5が平らに保たれ、パンタグラフの離線発生を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明のトロリ線を支持するハンガ装置は、パンタグラフによる集電特性への影響を低減することができる、トロリ線を支持するハンガ装置として利用可能である。
1,2 電車線柱
3 ちょう架線
4 ハンガ金具
5 トロリ線
11 逆V字形状のハンガ金具
12 ハンガ金具の頂点
14,15 ハンガ金具の両脚部
16,17 ハンガ金具の両脚部の先端
13,18,19 締結部材
13A,18A クランプ
13B,18B,18C ボルト

Claims (1)

  1. ちょう架線とトロリ線との間に設置される逆V字形状のハンガ金具を有し、該逆V字形状のハンガ金具の頂点を前記ちょう架線に、該逆V字形状のハンガ金具の両脚部の先端を前記トロリ線にそれぞれ固定してなるトロリ線を支持するハンガ装置であって、クランプと該クランプを締結するボルトからなる締結部材により締結し、前記ハンガ金具の両脚部は、前記ハンガ金具の頂点を支点にして前記ハンガ金具の両脚部の先端の間隔が可変となるように構成し、前記逆V字形状のハンガ金具は温度変化によって前記トロリ線が伸びると前記両脚部の先端が開き、前記トロリ線が縮むと前記両脚部の先端が狭まることによって、前記トロリ線の温度伸縮に対応し、前記逆V字形状のハンガ金具の高さが変動し、前記トロリ線が平らに保たれ、パンタグラフの離線発生を抑えることを特徴とするトロリ線を支持するハンガ装置。
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