JP6044798B2 - 指針および時計 - Google Patents

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Description

この発明は、時計や計器類などの機器に用いられる指針およびそれを備えた時計に関する。
例えば、時計の指針においては、特許文献1に記載されているように、針本体をマグネシウムやマグネシウム合金などの金属で形成し、この針本体の表面に装飾被膜を施すことにより、軽量で装飾性を有するように構成されたものが知られている。
特開2004−279382号公報
しかしながら、このような指針では、針本体を指針軸に取り付けるための針取付部材が必要であり、この針取付部材が針本体の表面に露出するため、この露出する針取付部材によって装飾性が損なわれるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、インパクトのある装飾効果を得ることができる指針およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、取付孔を有し、かつ回転動作する針本体と、この針本体の前記取付孔に挿入する筒軸部および前記針本体の上面に配置される装飾取付部が一体に形成され、前記針本体に取り付けられた針取付部材と、この針取付部材の前記装飾取付部に上部が露出して取り付けられた装飾体と、を備え、前記装飾体と前記装飾取付部との間には、加飾シートが配置されていることを特徴とする指針である。
また、この発明は、取付孔を有し、かつ回転動作する針本体と、前記針本体の前記取付孔に挿入する筒軸部および前記針本体の上面に配置される装飾取付部が一体に形成され、前記針本体に取り付けられた針取付部材と、前記針取付部材の前記装飾取付部に上部が露出して取り付けられた装飾体と、を備え、前記針取付部材の前記装飾取付部には、前記装飾体を固定するための第1カシメ部が設けられており、前記筒軸部には、前記装飾取付部を前記針本体に固定するための第2カシメ部が設けられ、前記第1カシメ部は、前記装飾取付部の外周に位置する筒部の上部の全周に亘り、前記筒部の厚さよりも薄く設けられていることを特徴とする指針である。
この発明によれば、針取付部材の装飾取付部に装飾体をコンパクトに取り付けることができるほか、この装飾取付部から上部が露出した装飾体によって装飾効果を得ることができると共に、針本体の動きに応じて装飾体による装飾を変化させることができるので、装飾性を高めることができると共に、インパクトのある装飾効果を得ることができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態における時計モジュールの要部を示した拡大断面図である。 図1に示された時計モジュールにおける指針の秒針を示した拡大斜視図である。 図2に示された秒針のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図3に示された秒針の要部を分解して示した拡大半断面図である。 図4に示された装飾体を示した拡大平面図である。 図3に示された加飾シートの各変形例を示し、(a)は反射面に線状溝を同心円状に設けた凹凸模様を有する第1変形例を示した拡大平面図、(b)は反射面に線状溝を多角形の同心状に設けた凹凸模様を有する第2変形例を示した拡大平面図、(c)は反射面に複数の線状溝を放射状に設けた凹凸模様を有する第3変形例を示した拡大平面図である。 図3に示された加飾シートの第4変形例を示し、(a)は加飾シートの中央部を盛り上げて弾力的に反らせることにより、加飾シートにばね性をもたせた第4変形例を示した拡大断面図、(b)は加飾シートの外周を盛り上げて弾力的に反らせることにより、加飾シートにばね性をもたせた第4変形例を示した拡大断面図である。 図3に示された加飾シートの第5変形例を示し、(a)は加飾シートの外周に複数の弾力突起部を設けた第5変形例を示した拡大断面図、(b)はその拡大側面図である。
以下、図1〜図5を参照して、この発明を指針式の腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、時計モジュール1を備えている。この時計モジュール1は、腕時計ケース(図示せず)の内部に組み込まれるものであり、ハウジング2を備えている。このハウジング2の上面には、文字板3が配置されており、このハウジング2の内部には、時計ムーブメント4が設けられている。
この時計ムーブメント4は、図1に示すように、文字板3の貫通孔3aを通して文字板3の上方に突出する指針軸5を備え、この指針軸5の上部に指針6が取り付けられるように構成されている。この指針6は、秒針7、分針8、時針9を有し、上側から順に秒針7、分針8、時針9が指針軸5に取り付けられるように構成されている。これにより、時計ムーブメント4は、指針軸5を回転させて、指針6を文字板3の上方で運針させることにより、時刻を指示するように構成されている。
このような秒針7、分針8、時針9のうち、最上部に位置する秒針7は、図1および図2に示すように、針本体10を備えている。この針本体10は、アルミニウム、マグネシウム、真鍮(BS)などの金属または炭素繊維などの材料によって形成されている。すなわち、この針本体10は、厚みの薄い板状で、全体が細長い針状に形成されている。この針本体10の回転中心、つまり針本体10が指針軸5に取り付けられて指針軸5と共に回転する回転中心には、図3に示すように、取付孔11が針本体10の上下に貫通して設けられている。
この針本体10の取付孔11には、図3および図4に示すように、ハカマと称する針取付部材12が取り付けられている。この針取付部材12は、針本体10の取付孔11に挿入して取り付けられる筒軸部13と、この筒状部13の上端部に位置して針本体10の上面に配置される装飾取付部14と、を有し、これらが真鍮やリン青銅などの金属によって一体に形成された構成になっている。装飾取付部14は、装飾体15がその上部を露出させた状態で取り付けられるように構成されている。
すなわち、この装飾取付部14は、図3および図4に示すように、円板状のベース部14aと、このベース部14aの外周に設けられた筒部14bと、を有し、上方に開放された円筒状の凹部に形成されている。この場合、装飾取付部14は、装飾体15の下部が配置する深さの浅い凹部に形成されている。また、この装飾取付部14の外周に位置する筒部14bの上部には、装飾体15を固定するための第1カシメ部16が設けられている。
また、筒軸部13は、図3および図4に示すように、指針軸5に取り付けられるものであり、ほぼ円筒状に形成され、その内部に指針軸5が嵌め込まれる貫通孔13aが設けられている。この貫通孔13aは、筒軸部13の下端部から装飾取付部14のベース部14aに亘って貫通して設けられ、その上端部が装飾取付部14内に開放されるように構成されている。
この場合、貫通孔13aが装飾取付部14の内面に貫通していない場合には、切削加工時に、装飾取付部14のベース部14aの上面が盛り上がるため、その盛り上がりを防ぐために、装飾取付部14のベース部14aの厚みを厚く形成する必要がある。これに対して、貫通孔13aを筒軸部13の下端部から装飾取付部14の内面に亘って貫通させて設けた場合には、貫通孔13aの切削加工時に装飾取付部14のベース部14aの上面に盛り上がりが生じないため、装飾取付部14のベース部14aの厚みを薄く形成することができる。
さらに、筒軸部13は、図3および図4に示すように、その軸方向(図2では上下方向)の長さが針本体10の上下方向の長さである針本体10の厚みよりも十分に長く形成されている。この筒軸部13の上部外周には、針本体10の取付孔11に嵌合する嵌合部17が設けられており、この嵌合部17の下部外周には、針取付部材12を針本体10に固定するための第2カシメ部18が設けられている。
ところで、装飾体15は、図4および図5に示すように、ダイヤモンド、ブルーサファイヤ、エメラルド、ルビーなどの宝石またはそれに類似するガラス細工であり、その下端面が円形状の平坦面に形成され、その下部外周が円形状に形成され、上部外周が複数(この実施形態では8面)の各傾斜面に形成され、上端面が正多角形(この実施形態では正八角形)の平面に形成された構成になっている。
この装飾体15は、指針6が腕時計の秒針7であることを考慮して、その外形の直径が1.8mm〜1.2mmの範囲で、好ましくは1.5mm程度の大きさに形成されていることが望ましい。これにより、装飾体15は、図2および図3に示すように、その下部外周が針取付部材12の装飾取付部14内に配置され、この状態で上部外周に設けられた複数の各傾斜面の下部側が第1カシメ部16によって固定されることにより、装飾体15の上部側が装飾取付部14から上方に突出した状態で針取付部材12に取り付けられるように構成されている。
この場合、装飾体15の下面と針取付部材12の装飾取付部14のベース部14aとの間には、図3および図4に示すように、加飾シート20が配置されている。この加飾シート20は、ステンレスなどの金属製の薄板であり、その上面が反射面20aに形成されている。この反射面20aは、装飾体15の上部側から照射された外部光が装飾体15の下側に透過した際に、その透過した光を装飾体15の内部に向けて反射するように構成されている。
次に、このような秒針7の作用について説明する。
まず、この秒針7に取り付けられる装飾体15を製作する場合には、装飾体15の基材を円板状に形成し、その上部外周に複数(例えば8つ)の傾斜面を均等に形成し、その上端面と下端面とを平行な平面に形成する。これにより、下部側が円板状に形成され、上部外周に複数の傾斜面が形成され、上端面が正多角形の平面に形成された装飾体15が形成される。
そして、この装飾体15を針取付部材12に取り付ける。このときには、予め、針取付部材12の装飾取付部14内のベース部14a上に加飾シート20を配置する。これにより、針取付部材12の筒軸部13に設けられた貫通孔13aが装飾取付部14内に開放されていても、貫通孔13aの上端部が加飾シート20によって塞がれて隠される。この状態で、装飾取付部14内に装飾体15の下部側を配置し、装飾体15の上部側を装飾取付部14から上方に突出させる。
この状態で、第1カシメ部16をカシメ加工し、この第1カシメ部16によって装飾体15の上部外周に設けられた複数の各傾斜面の下部側を固定する。これにより、装飾体15の上部側が装飾取付部14から上方に突出した状態で、装飾体15が針取付部材12の装飾取付部14に取り付けられる。
この後、装飾体15が取り付けられた針取付部材12を針本体10に取り付ける。このときには、針取付部材12の筒軸部13を針本体10の回転中心に位置する取付孔11に挿入させて、筒軸部13の上部外周に設けられた嵌合部17を針本体10の取付孔11に嵌合させる。この状態で、嵌合部17の下部外周に設けられた第2カシメ部18をカシメ加工して針本体10の下面に押し当てる。
このときには、針本体10が第2カシメ部18によって針取付部材12の装飾取付部14の下面に押し付けられることにより、装飾取付部14が針本体10の上面に強固に固定される。この後、針取付部材12の筒軸部13に指針軸5を差し込んで嵌着させる。このときには、予め、時針9、分針8をその順で指針軸5に取り付ける。これにより、秒針7、分針8、時針9は、指針軸5に取り付けられ、この状態で指針軸5の回転によって文字板3の上方を運針して、時刻を指示する。
この場合、装飾体15は、外部光が照射されると、その照射された一部の光が内部に採り込まれ、この採り込まれた光が内部で反射を繰り返しながら外部に放出される。これにより、装飾体15が輝き、この輝きによって装飾性が得られる。また、この装飾体15は、その内部に採り込まれた一部の光が装飾体15の下側に透過する。この透過した光は、加飾シート20の反射面20aで反射され、この反射された光が再び装飾体15内に採り込まれ、この採り込まれた光が装飾体15を透過して外部に放出される。
これにより、装飾体15が輝き、この輝きによって装飾性が高められると共に、装飾体15を見る方向によって装飾体15の輝きによる装飾性が変化する。また、このときには、装飾体15が針本体10の回転中心に設けられているので、秒針7の運針に伴って装飾体15が1秒ごとに自動的に回転する。このため、装飾体15を一方向から見ていても、秒針7の運針に伴って装飾体15の輝きによる装飾性が刻々変化する。これにより、インパクトのある装飾効果が得られる。
このように、この腕時計の秒針7によれば、取付孔11を有して回転動作する針本体10と、この針本体10の取付孔11に挿入する筒軸部13および針本体10の上面に配置される装飾取付部14が一体に形成されて、針本体10に取り付けられた針取付部材12と、この針取付部材12の装飾取付部14に上部が露出して取り付けられた装飾体15と、を有していることにより、インパクトのある装飾効果を得ることができる。
すなわち、この腕時計の秒針7では、針取付部材12の装飾取付部14に装飾体15をコンパクトに取り付けることができるほか、この装飾取付部14から上部が露出した装飾体15によって装飾効果を得ることができると共に、針本体10の動きに応じて装飾体15による装飾性を刻々変化させることができるので、より一層、装飾性を高めることができると共に、インパクトのある装飾効果を得ることができる。
この場合、装飾体15は、宝石またはそれに類似するガラス細工であることにより、外部光が照射されると、その照射された一部の光を内部に採り込むことができると共に、この採り込んだ光を内部で繰り返し反射させながら外部に放出することができるので、装飾体15が輝き、その輝きによって装飾性を高めることができ、これによりインパクトのある装飾効果を得ることができる。
この場合、装飾体15は、その下部側が円板状に形成され、上部外周に複数の傾斜面が形成されて上端面が正多角形状に形成されていることにより、装飾体15の厚みを、通常の宝石の厚みよりも薄く形成することができる。このため、装飾体15をコンパクトに形成することができるので、装飾体15の小型化および軽量化を図ることができる。これにより、装飾体15が取り付けられた針本体10を腕時計ケースの上部開口部に設けられた時計ガラス(図示せず)の下面に接近させて配置することができるので、腕時計全体の薄型化および小型化を図ることができる。
また、この秒針7では、針本体10の取付孔11が針本体10の回転中心に設けられていることにより、針本体10の1秒ごとの回転動作に伴って装飾体15を自動的に回転させることができ、これにより装飾体15の輝きによる装飾性を刻々変化させることができるので、より一層、装飾性を高めることができると共に、インパクトのある装飾効果を得ることができる。
また、この秒針7では、装飾体15と装飾取付部14との間に加飾シート20が配置されているので、この加飾シート20によって装飾体15の装飾を加飾することができ、これによっても装飾性を高めることができる。この場合、加飾シート20の表面が反射面20aに形成されていることにより、装飾体15の内部に採り込まれて下側に透過した一部の光を反射面20aで装飾体15内に反射させることができるので、この反射された光によって装飾体15の輝きによる装飾効果を更に高めることができる。
このため、装飾体15は、その下部側が円板状に形成され、上部外周に複数の傾斜面が形成されて上端面が正多角形状に形成されていることにより、装飾体15の厚みを薄く形成しても、加飾シート20の反射面20aによって装飾体15の内部に採り込まれて透過した一部の光が装飾体15の内部に反射されるので、通常の宝石と同程度の輝きが得られ、この装飾体15の輝きによる装飾効果を得ることができる。
さらに、この秒針7では、筒軸部13にその軸方向に沿う貫通孔13aが筒軸部13の下端部から装飾取付部14の内面に亘って貫通して設けられていることにより、貫通孔13aによって装飾取付部14の底部における上下方向の長さ(厚み)を薄く形成することができ、これにより装飾取付部14全体の高さを低く抑えることができるので、装飾取付部14をコンパクトに構成することができる。
すなわち、貫通孔13aが装飾取付部14の内面に貫通していない場合には、その切削加工時に装飾取付部14の内面が盛り上がるため、その盛り上がりを防ぐために、装飾取付部14の底部であるベース部14aの厚みを厚く形成する必要がある。これに対して、貫通孔13aを筒軸部13の下端部から装飾取付部14の内面に亘って貫通させて設けることにより、切削加工時に装飾取付部14の内面に盛り上がりが生じないため、装飾取付部14の底部であるベース部14aの厚みを薄く形成することができる。
この場合、筒軸部13にその軸方向に沿う貫通孔13aを筒軸部13の下端部から装飾取付部14の内面に亘って貫通させて設けても、装飾取付部14内に加飾シート20が配置されていることにより、この加飾シート20によって貫通孔13aを塞いで隠すことができるので、貫通孔13aによって装飾体15に黒点が発生するのを防ぐことができ、これによっても装飾性を高めることができる。
また、この秒針7では、針取付部材12の装飾取付部14に装飾体15を固定するための第1カシメ部16が設けられているので、この第1カシメ部16によって装飾体15を装飾取付部14に確実にかつ強固に取り付けることができる。すなわち、装飾取付部14は、円板状のベース部14aと、このベース部14aの外周に設けられた筒部14bと、を有し、装飾体15の下部側が配置する深さの浅い円筒状の凹部に形成されているので、装飾体15の上部側を装飾取付部14の上方に突出させた状態で確実に配置して固定することができる。
この場合、装飾体15は、その下部側が円板状に形成され、上部外周に複数の傾斜面が形成されて上端面が正多角形状に形成されていることにより、装飾体15全体の厚みが薄く形成されても、装飾取付部14の外周に位置する筒部14bの上部に設けられた第1カシメ部16によって、装飾体15の下部側に位置する円板状の上部を押え付けて固定することができるので、装飾体15を装飾取付部14に確実にかつ強固に固定することができる。
また、筒軸部13には、装飾取付部14を針本体10に固定するための第2カシメ部18が設けられていることにより、この第2カシメ部18によって装飾取付部14を針本体10に確実に固定することができる。すなわち、第2カシメ部18は、筒軸部13の上部外周に設けられて針本体10の取付孔11に嵌合する嵌合部17の下部外周に設けられているので、第2カシメ部18によって針本体10を装飾取付部14の下面に押し付けて固定することができるので、針取付部材12を針本体10に確実にかつ強固に固定することができる。
なお、上述した実施形態では、加飾シート20の表面に反射面20aを設けた構成である場合について述べたが、これに限らず、例えば図6(a)〜図6(c)に示す第1〜第3の各変形例のような凹凸模様21〜23を設けた構成であっても良い。
すなわち、図6(a)に示された第1変形例では、反射面20aに複数の線状溝21aを同心円状に設けることによって、凹凸模様21を形成した構成である。このような凹凸模様21が形成された反射面20aでは、装飾体15を透過した光を反射する際に、複数の線状溝21aで光が乱反射されるので、反射光に同心円状の輝度をもたせることができ、これにより装飾体15の輝きに変化を与えることができるので、これによっても装飾効果を高めることができる。
また、図6(b)に示された第2変形例では、反射面20aに複数の線状溝22aを多角形(例えば八角形)の同心状に設けることによって、凹凸模様22を形成した構成である。このような凹凸模様22が形成された反射面20aでは、装飾体15を透過した光を反射する際に、複数の線状溝22aで光が乱反射されるので、反射光に多角形の同心状の輝度をもたせることができ、これにより装飾体15の輝きに変化を与えることができるので、これによっても装飾効果を高めることができる。
さらに、図6(c)に示された第3変形例では、反射面20aに複数の線状溝23aを放射状に設けることによって、凹凸模様23を形成した構成である。このような凹凸模様23が形成された反射面20aでは、装飾体15を透過した光を反射する際に、複数の線状溝23aで光が乱反射されるので、反射光に放射状の輝度をもたせることができ、これにより装飾体15の輝きに変化を与えることができるので、これによっても装飾効果を高めることができる。
また、上述した第1〜第3の各変形例では、加飾シート20の反射面20aに凹凸模様21〜23を設けたが、これに限らず、加飾シート20の反射面20aに微細な凹凸を多数設けた梨地模様を設けた構成であっても良い。このような梨地模様を設けた場合にも、装飾体15を透過した光を反射する際に、多数の微細な凹凸で光が乱反射されるので、反射光に梨地状の輝度をもたせることができ、これにより装飾体15の輝きに変化を与えることができるので、これによっても装飾効果を高めることができる。
また、上述した第1〜第3の各変形例では、加飾シート20の反射面20aに凹凸模様21〜23を設けたが、これに限らず、加飾シート20の表面に印刷などによって着色を施して有色の表面にしても良い。この場合には、加飾シート20の表面の色を装飾体15に加飾することができるので、装飾体15の輝きを加飾させることができ、これによっても装飾効果を高めることができる。
さらに、上述した実施形態では、加飾シート20をステンレスなどの金属製の薄板で平坦な円板状に形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図7または図8に示す第4、第5の各変形例のように構成しても良い。
すなわち、図7(a)に示された第4変形例の加飾シート25は、ステンレスなどの金属製の薄板の中央を盛り上げて弾力的な反りを形成することにより、ばね性をもたせた構成になっている。このような加飾シート25では、そのばね性によって装飾体15を装飾取付部14に弾力的に取り付けることができるので、装飾取付部14に対して装飾体15がガタつくことがなく、良好に装飾体15を装飾取付部14に固定することができる。
この場合、加飾シート25は、図7(b)に示すように、ステンレスなどの金属製の薄板の外周部を盛り上げて弾力的な反りを形成することにより、ばね性をもたせた構成であっても良い。このような加飾シート25においても、そのばね性によって装飾体15を装飾取付部14に弾力的に取り付けることができるので、装飾取付部14に対して装飾体15がガタつくことがなく、良好に装飾体15を装飾取付部14に固定することができる。
また、図8(a)および図8(b)に示された第5変形例の加飾シート26は、ステンレスなどの金属製の薄板の外周に複数の弾力突起部26aを等間隔で設けた構成になっている。このような加飾シート26では、複数の弾力突起部26aによって装飾体15を装飾取付部14に弾力的に取り付けることができるので、装飾取付部14に対して装飾体15がガタつくことがなく、良好に装飾体15を装飾取付部14に固定することができる。
さらに、上述した実施形態では、加飾シート20をステンレスなどの金属製の薄板で形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば合成樹脂製のシートで形成しても良い。この場合には、合成樹脂製のシートの表面に電解メッキや蒸着によって金属層を形成し、この金属層の表面に反射面を形成すれば良い。
この場合にも、金属層の表面に、上述した第1〜第3の各変形例のように、凹凸模様21〜23を設けた構成であっても良く、また金属層の表面に微細な凹凸を多数設けた梨地模様を設けた構成であっても良く、さらに金属層の表面に印刷などによって着色して有色の表面にしても良い。
また、これらに限らず、例えば加飾シートは弾力性を有する合成樹脂製のシートで形成されていても良い。このような加飾シートによれば、その弾力性によって装飾体15を装飾取付部14に弾力的に取り付けることができるので、装飾取付部14に対して装飾体15がガタつくことがなく、良好に装飾体15を装飾取付部14に固定することができる。
また、上述した実施形態およびその各変形例では、針本体10の回転中心に針取付部材12の装飾取付部14を設けた場合について述べたが、必ずしも針本体10の回転中心に装飾取付部14を設ける必要はなく、針本体10の回転中心からずれた位置に装飾取付部14を設け、この装飾取付部14に装飾体15を取り付けるように構成しても良い。この場合にも、針本体10の運針に伴って装飾取付部14に設けられた装飾体15が旋回移動するので、上述した実施形態とほぼ同様の作用効果が得られる。
また、装飾取付部14及び装飾体15を針本体10の回転中心からずれた位置に設けることで、秒針7(針全体)の重心バランスを調整することもできる。この場合、上述した実施形態の図2の針本体10の装飾体15の左側部分の長さを極端に短くすることも可能となる。さらに、装飾取付部14及び装飾体15の形状を変えることにより針全体の重心バランスを調整するようにしても良い。
さらに、上述した実施形態およびその各変形例では、指針6の秒針7に適用した場合について述べたが、必ずしも秒針7である必要はなく、例えば指針6が2針の場合であれば分針8に適用することができ、また指針6が時針9のみの1針の場合であれば、時針9に適用することができる。
なおまた、上述した実施形態およびその各変形例では、指針式の腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の指針式の時計に適用することができる。また、必ずしも時計に限らず、指針を備えたメータなどの各種の計器類にも広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、取付孔を有し、かつ回転動作する針本体と、この針本体の前記取付孔に挿入する筒軸部および前記針本体の上面に配置される装飾取付部が一体に形成され、前記針本体に取り付けられた針取付部材と、この針取付部材の前記装飾取付部に上部が露出して取り付けられた装飾体と、を有していることを特徴とする指針である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の指針において、前記装飾体は宝石またはガラス細工であることを特徴とする指針である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の指針において、前記取付孔は、前記針本体の回転中心に設けられていることを特徴とする指針である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の指針において、前記装飾体と前記装飾取付部との間には、加飾シートが配置されていることを特徴とする指針である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の指針において、前記筒軸部には、その軸方向に沿う貫通孔が、前記筒軸部の下端部から前記装飾取付部の内面に亘って貫通して設けられていることを特徴とする指針である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の指針において、前記針取付部材の前記装飾取付部には、前記装飾体を固定するための第1カシメ部が設けられており、前記筒軸部には、前記装飾取付部を前記針本体に固定するための第2カシメ部が設けられていることを特徴とする指針である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の指針において、前記加飾シートは、前記装飾体を透過した光を前記装飾体の内部に向けて反射する反射面を有していることを特徴とする指針である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の指針において、前記加飾シートには、凹凸模様が施されていることを特徴とする指針である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の指針において、前記加飾シートは、弾力性を有していることを特徴とする指針である。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の指針において、前記加飾シートは、金属製の薄板であることを特徴とする指針である。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の指針において、前記加飾シートは、合成樹脂製のシートであることを特徴とする指針である。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のいずれかに記載された指針を備えていることを特徴とする時計である。
1 時計モジュール
3 文字板
4 時計ムーブメント
5 指針軸
6 指針
7 秒針
8 分針
9 時針
10 針本体
11 取付孔
12 針取付部材
13 筒軸部
13a 貫通孔
14 装飾取付部
14a ベース部
14b 筒部
15 装飾体
16 第1カシメ部
17 嵌合部
18 第2カシメ部
20、25、26 加飾シート
20a 反射面
21〜23 凹凸模様
21a〜23a 線状溝
26a 弾力突起部

Claims (13)

  1. 取付孔を有し、かつ回転動作する針本体と、
    前記針本体の前記取付孔に挿入する筒軸部および前記針本体の上面に配置される装飾取付部が一体に形成され、前記針本体に取り付けられた針取付部材と、
    前記針取付部材の前記装飾取付部に上部が露出して取り付けられた装飾体と、
    を備え、
    前記装飾体と前記装飾取付部との間には、加飾シートが配置されていることを特徴とする指針。
  2. 取付孔を有し、かつ回転動作する針本体と、
    前記針本体の前記取付孔に挿入する筒軸部および前記針本体の上面に配置される装飾取付部が一体に形成され、前記針本体に取り付けられた針取付部材と、
    前記針取付部材の前記装飾取付部に上部が露出して取り付けられた装飾体と、
    を備え、
    前記針取付部材の前記装飾取付部には、前記装飾体を固定するための第1カシメ部が設けられており、前記筒軸部には、前記装飾取付部を前記針本体に固定するための第2カシメ部が設けられ
    前記第1カシメ部は、前記装飾取付部の外周に位置する筒部の上部の全周に亘り、前記筒部の厚さよりも薄く設けられていることを特徴とする指針。
  3. 請求項1または請求項2に記載の指針において、前記装飾体は宝石またはガラス細工であることを特徴とする指針。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の指針において、前記取付孔は、前記針本体の回転中心に設けられていることを特徴とする指針。
  5. 請求項2に記載の指針において、前記装飾体と前記装飾取付部との間には、加飾シートが配置されていることを特徴とする指針。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の指針において、前記筒軸部には、その軸方向に沿う貫通孔が、前記筒軸部の下端部から前記装飾取付部の内面に亘って貫通して設けられていることを特徴とする指針。
  7. 請求項1に記載の指針において、前記針取付部材の前記装飾取付部には、前記装飾体を固定するための第1カシメ部が設けられており、前記筒軸部には、前記装飾取付部を前記針本体に固定するための第2カシメ部が設けられていることを特徴とする指針。
  8. 請求項1に記載の指針において、前記加飾シートは、前記装飾体を透過した光を前記装飾体の内部に向けて反射する反射面を有していることを特徴とする指針。
  9. 請求項1に記載の指針において、前記加飾シートには、凹凸模様が施されていることを特徴とする指針。
  10. 請求項1に記載の指針において、前記加飾シートは、弾力性を有していることを特徴とする指針。
  11. 請求項1に記載の指針において、前記加飾シートは、金属製の薄板であることを特徴とする指針。
  12. 請求項1に記載の指針において、前記加飾シートは、合成樹脂製のシートであることを特徴とする指針。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載された指針を備えていることを特徴とする時計。
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