JP6043848B1 - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents
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フェルールは、光ファイバ挿通孔に光ファイバを通したのちに、先端を接着剤で固定することで一旦仮とめし、次いで、フェルールが所定の径と長さになるように、フェルールの先端部を研磨加工される(例えば、特許文献1を参照)。
この研磨装置では、光ファイバコネクタおよびダミーチップを研磨治具に取り付けた状態で、バネによって研磨治具を研磨盤に向けて押圧することによって、光ファイバコネクタのフェルールの先端面を研磨盤に押し当てる。この状態で研磨盤を駆動させることによって、フェルールの先端面を研磨する。
この研磨装置では、ダミーチップを用いることによって、光ファイバコネクタが研磨盤に接触するときの衝撃を緩和することができる。また、光ファイバコネクタ先端の研磨速度を遅く、かつ荷重を安定化させて行うことができるため、精度の高い研磨加工が可能となる。
1)十分な衝撃緩和効果を得るには、硬度の高いダミーチップ(例えばシリコン製)を用いる必要がある(段落0027参照)。そのため、研磨盤に工業用ダイヤモンドからなる砥粒を用いたとしても研磨加工に時間がかかり、生産性が低くなる。
2)硬度の高いダミーチップを用いるため、バネによって高い押圧力で研磨治具を研磨盤に向けて押圧することが必要となる(段落0011,0027参照)。その荷重に耐えられるように、装置構造は堅牢にする必要があるため、装置コストは上昇する。
また、研磨工程の初期においては、バネの変位量が大きいため、バネによる押圧力は大きい。しかし、フェルールの先端面の径は小さいので、フェルールの先端面の単位面積あたりの荷重が過大となりやすく、フェルールの破損が懸念される。
3)研磨速度については、望まれる研磨条件に合わせてダミーチップの断面積を変えれば研磨速度を変えることができるとされているが(段落0020,0021参照)、実際の研磨加工に際しては、頻繁にダミーチップを交換するのは、生産性向上の観点から好ましくない。
4)光ファイバコネクタとダミーチップとは共通の研磨盤によって研磨されるため、ダミーチップの研磨屑が光ファイバコネクタに付着することが考えられる。異なる材料からなる研磨屑の付着は、光ファイバコネクタの品質確保の点で好ましくない。
前記研磨対象物は、一方向に延在する主部と、前記主部の径方向外方に張り出した側方凸部とを有し、前記側方凸部は、最大外径が前記挿通孔の内径より大きく、前記通気孔の一方の開口の少なくとも一部は、前記主部が挿通孔に挿通したときに前記側方凸部に対面するように形成されていることが好ましい。
本発明の一態様は、前記通気孔内の空気の圧力または前記研磨対象物の位置を検出する検出部と、前記空気の流量を制御する制御部と、をさらに備え、前記研磨対象物は、長さ方向に外径が変化する径変化部を有し、前記制御部は、前記径変化部が前記研磨体に押し当てられて研磨される際に、前記通気孔内の空気の圧力または前記研磨対象物の位置に基づいて前記空気の流量を調節することによって、前記研磨対象物を研磨体に押し当てる力を調整する、研磨装置を提供する。
本発明の一態様は、前記保持体は前記挿通孔および前記通気孔をそれぞれ複数有し、かつ前記空気流通手段を複数有し、前記複数の通気孔のうち一部の通気孔は、前記複数の空気流通手段のうち一部の空気流通手段によって、前記複数の挿通孔のうち一部の挿通孔に挿入された前記研磨対象物に前記挿入方向の力を加えるように形成され、前記通気孔以外の通気孔のうち少なくとも一部の通気孔は、前記空気流通手段以外の空気流通手段のうち少なくとも一部の空気流通手段によって、前記挿通孔以外の挿通孔のうち少なくとも一部の挿通孔に挿入された前記研磨対象物に前記挿入方向の力を加えるように形成されている、研磨装置を提供する。
前記研磨対象物は、一方向に延在する主部と、前記主部の径方向外方に張り出した側方凸部とを有し、前記側方凸部は、最大外径が前記挿通孔の内径より大きく、前記通気孔の一方の開口の少なくとも一部は、前記主部が挿通孔に挿通したときに前記側方凸部に対面するように形成され、前記研磨工程では、前記研磨対象物を吸引するにあたって、前記主部を前記挿通孔に挿通させるとともに、前記空気の流通により前記通気孔に前記側方凸部を吸引することが好ましい。
前記研磨対象物は、長さ方向に外径が変化する径変化部を有し、前記研磨工程では、前記径変化部を前記研磨体に押し当てて研磨し、その際、前記通気孔内の空気の圧力または前記研磨対象物の位置に基づいて前記空気の流量を調節することによって、前記研磨対象物を研磨体に押し当てる力を調整することが好ましい。
本発明の一態様は、前記研磨工程に先だって前記研磨対象物を前記挿通孔に挿入する挿入工程をさらに有し、前記挿入工程では、前記通気孔からの前記空気の吹出しによって前記研磨対象物に前記挿通孔からの引き抜き方向の力を加えつつ、前記研磨対象物を前記挿通孔に挿入する、研磨方法を提供する。
前記取り外し工程では、前記通気孔からの前記空気の吹出しによって前記研磨対象物を前記挿通孔からの引き抜き方向に移動させることが好ましい。
空気による吸引力を調整することにより、研磨体に対する研磨対象物の押し当て力を任意に設定できるため、研磨の過程において、研磨対象物の先端面の単位面積あたりの押圧力を適正化できる。したがって、研磨加工の効率を低下させず、かつ研磨対象物の破損を防ぐことができる。
また、衝撃緩和のための部材を用いないため、この部材の研磨屑が研磨対象物に付着することがない。よって、研磨対象物の品質確保の点で好ましい。
まず、本実施形態の研磨装置の研磨対象物の一例について説明する。
図1に示すように、研磨対象物1は、一方向に延在する棒状の主部11と、主部11の径方向外方に張り出して形成されたフランジ部12(側方凸部)とを有する。
主部11は、例えば、長さ方向に一定の外径を有する断面円形の定径部13と、定径部13の先端に形成された径変化部14とを有する。径変化部14は、先端に近づくほど外径が小さくなるように形成することができる。
本発明の一実施形態である研磨装置10について、図1〜図4を参照して説明する。図1は研磨装置10の構造を模式的に示す断面図である。図2および図3は、挿通孔および通気孔の構造の例を模式的に示す図である。図4は、研磨装置10の一部の構造を模式的に示す構成図である。
保持体2は、研磨対象物1が挿通する挿通孔5と、挿通孔5とは独立に形成された通気孔6とを有する。
挿通孔5が断面円形である場合、挿通孔5の内径は、研磨対象物1の主部11の外径に即して定めることができる。具体的には、挿通孔5の内径は、主部11の外径よりわずかに大きい程度とすることが好ましい。これによって、研磨対象物1は傾動しにくくなるため、研磨工程において直立姿勢を保つことができる。挿通孔5は、全長にわたって一定の内径を有することが好ましい。
上面2aにおける通気孔6(主流路7)の開口を上面開口6a(一方の開口)という。主流路7の断面形状および内径は、研磨対象物1のフランジ部12に十分な吸引力、および十分な吹出空気の圧力を作用させることができるように設計される。
図3は、通気孔6の第2の例である通気孔6Bを有する保持体2(2B)を示す図である。通気孔6Bは、挿通孔5を囲む断面円環状に形成されている。
空気経路9は、エアポンプ4aに接続された空気経路9aと、エアコンプレッサ4bに接続された空気経路9bと、通気孔6の側面開口6bに接続された空気経路9cとを有する。空気経路9cの内部空間(空気の流路)は通気孔6の内部空間に連通している。
エアポンプ4aは、空気経路9c,9aを通して通気孔6内の空気を吸入できる。エアコンプレッサ4bは、空気経路9b,9cを通して空気を通気孔6に供給できる。
制御部17は、例えば、空気流通手段4に接続されたリーク経路19に設けられた開閉弁21の開度を制御することによって、エアポンプ4aによる吸引力を調整できるように構成することができる。
リーク経路19は、外部空気をエアポンプ4aに導入可能な経路であり、開閉弁21の開度の調整によってリーク経路19からの外部空気の導入量が増減すると、空気経路9からの空気の吸入量が変化する。
次に、研磨装置10を用いた場合を例として、本発明の一実施形態の研磨方法を、図5〜図8を参照して説明する。
図5(A)および図5(B)に示すように、研磨対象物1の主部11を、保持体2の挿通孔5に上面開口5aから下方に向けて挿入する。主部11が挿通孔5に進入することにより、フランジ部12は保持体2の上面2aに接近する。
挿通孔5の内径と主部11の外径とに大きな差がない場合は、挿通孔5と主部11との隙間が狭くなるため、主部11の挿入に伴って挿通孔5の空気が外部に放出される際の抵抗が大きくなる。そのため、研磨対象物1は低速で下降する。
上面開口6aの一部はフランジ部12の下面12aに対面する位置にあるため、上面開口6aから吹出された空気の一部は、フランジ部12の下面12aに当たり、フランジ部12に上方(研磨対象物1の引き抜き方向)への力を加える。この上方への力によって、研磨対象物1が自重によって下降する際の速度を小さくすることができる。
このように、空気によって研磨対象物1に上方への力を加えつつ研磨対象物1を挿通孔5に挿入することによって、主部11の先端部11cが研磨体3に当たる際の衝撃を緩和できる。
図6に示すように、研磨対象物1を挿通孔5に挿入した保持体2を、搬送したり、研磨装置の保持構造(図示略)などに装着する際には、挿入工程と同様に、空気流通手段4を用いて、空気経路9を通して通気孔6に空気を供給することができる。
これによって、上面開口6aから吹出された空気がフランジ部12に上方への力を加え、研磨対象物1を上昇させる。そのため、搬送などの際に、主部11の先端部11cに大きな力が加えられるのを回避し、先端部11cが破損するのを防ぐことができる。
次工程(研磨工程)に先だって、次のようにして、研磨対象物1が所定の位置にあるか否かを確認することができる。所定の位置とは図5(D)に示す位置、すなわち、主部11が挿通孔5に挿入され、フランジ部12が通気孔6の上面開口6aに対面した状態となる位置である。
よって、空気経路9内の空気の圧力を、圧力検出部15によって測定すれば、その測定値に基づいて、研磨対象物1が所定の位置にあるか否かを確認することができる。
研磨対象物1が所定の位置にあることを確認した後に、次工程(研磨工程)に移行する。
なお、他の手法により研磨対象物1が所定の位置にあるか否かを確認できる場合には、本工程はなくてもよい。
図7に示すように、挿通孔5の下面開口5bにおいて、主部11の先端部11cを研磨体3の研磨面3aに接触させた状態で、駆動装置(例えばモータ。図示略)によって研磨体3を駆動することにより、主部11の先端部11cに研磨加工を施すことができる。
この際、空気流通手段4を用いて、空気経路9を通して通気孔6内の空気を吸入する。これによって、通気孔6内は陰圧となるため、外部空気が上面開口6aから通気孔6に流入する。
研磨が進行すると、研磨対象物1の高さ位置は低くなり、フランジ部12が上面開口6aに近づくため、外部空気が通気孔6に流入しにくくなり、通気孔6内の圧力は低下する。通気孔内6の圧力を圧力検出部15(図4参照)によって検出する。
これによって、研磨体3に対する研磨対象物1の押し当て力を、先端面11dの面積の増大に応じて増加させ、先端面11dの単位面積あたりの押圧力をほぼ一定とすることができる。
研磨が進行すると、研磨対象物1の高さ位置は低くなり、図4に示すように、その位置は位置検出部16によって検出される。
制御部17は、位置検出部16の検出値に基づいて、開閉弁21の開度を調節することによって、エアポンプ4aによる吸引力を調整し、空気経路9の空気の流量を調整することができる。通気孔6内の圧力は、この流量に応じた圧力となる。
これによって、研磨体3に対する研磨対象物1の押し当て力を、先端面11dの面積の増大に応じて増加させ、先端面11dの単位面積あたりの押圧力をほぼ一定とすることができる。
図8に示すように、研磨対象物1を保持体2から取り外すにあたっては、取り外し治具(図示略)を用いて、フランジ部12を支持した状態で研磨対象物1を挿通孔5から引き抜く。
取り外し治具(図示略)による研磨対象物1の引き抜きの際には、空気流通手段4から空気経路9を通して通気孔6に空気を供給し、上面開口6aから吹出された空気によりフランジ部12に上方への力を加え、研磨対象物1を上昇させるのが好ましい。
これによって、主部11の先端部11cが研磨体3から離れるため、取り外し治具を用いて研磨対象物1を挿通孔5から引き抜く際に、先端部11cが破損するのを防ぐことができる。また、フランジ部12が保持体2から大きく離れるため、取り外し治具によってフランジ部12を支持する操作が容易になる。
以上の工程を経て、先端部11c(先端面11d)が研磨加工された研磨対象物1を得る。
空気による吸引力は、空気流通手段4の駆動力の設定などにより容易に調整できるため、吸引力を調整することにより、研磨体3に対する研磨対象物1の押し当て力を任意に設定できる。
よって、研磨の過程において、研磨対象物1の先端面11dの単位面積あたりの押圧力を適正化できる。したがって、研磨加工の効率を低下させず、かつ研磨対象物1の破損を防ぐことができる。
また、衝撃緩和のための部材を用いないため、この部材の研磨屑が研磨対象物1に付着することがない。よって、研磨対象物1の品質確保の点で好ましい。
例えば、実施形態では、制御部17による空気流量の調整によって、先端面11dの単位面積あたりの押圧力をほぼ一定とする例を挙げたが、これに限らず、他の指標を採用してもよい。例えば、研磨時間を一定とすることを指標として空気流量を調整してもよい。
挿通孔5通気孔6とからなる組が複数ある場合、例えば、図2に示すように、1つの挿通孔5と2つの通気孔6とからなる組が複数ある場合には、それぞれの組(挿通孔5A1と通気孔6A1とからなる第1の組と、挿通孔5A2と通気孔6A2とからなる第2の組)に、それぞれ空気流通手段4(4A1,4A2)が設けられるのが好ましい。
図2では、複数の通気孔6のうち一部である通気孔6A1は、複数の空気流通手段4のうち一部である空気流通手段4A1によって、複数の挿通孔5のうち一部である挿通孔5A1に挿入された研磨対象物1A1に挿入方向の力を加えることができる。
通気孔6A1以外の通気孔6のうち少なくとも一部である通気孔6A2は、空気流通手段4A1以外の空気流通手段4のうち少なくとも一部である空気流通手段4A2によって、挿通孔5A1以外の挿通孔5のうち少なくとも一部である挿通孔5A2に挿入された研磨対象物1A2に挿入方向の力を加えることができる。
空気流通手段4A1と空気流通手段4A2とは、独立に動作することができる。
Claims (9)
- 研磨対象物を保持する保持体と、前記研磨対象物を研磨する研磨体と、空気流通手段とを備え、
前記保持体は、前記研磨対象物が挿通する挿通孔と、前記挿通孔とは独立に形成された通気孔とを有し、
前記空気流通手段は、前記通気孔に空気を流通させるように構成され、
前記通気孔は、前記挿通孔に挿入された前記研磨対象物を、前記空気の流通により吸引することによって、前記研磨対象物に前記挿入方向の力を加えるように形成され、
前記研磨体は、前記挿入方向の力が加えられた前記研磨対象物が押し当てられるように設置される、研磨装置。 - 前記研磨対象物は、一方向に延在する主部と、前記主部の径方向外方に張り出した側方凸部とを有し、
前記側方凸部は、最大外径が前記挿通孔の内径より大きく、
前記通気孔の一方の開口の少なくとも一部は、前記主部が挿通孔に挿通したときに前記側方凸部に対面するように形成されている、請求項1に記載の研磨装置。 - 前記通気孔内の空気の圧力または前記研磨対象物の位置を検出する検出部と、前記空気の流量を制御する制御部と、をさらに備え、
前記研磨対象物は、長さ方向に外径が変化する径変化部を有し、
前記制御部は、前記径変化部が前記研磨体に押し当てられて研磨される際に、前記通気孔内の空気の圧力または前記研磨対象物の位置に基づいて前記空気の流量を調節することによって、前記研磨対象物を研磨体に押し当てる力を調整する、請求項1または2に記載の研磨装置。 - 前記保持体は前記挿通孔および前記通気孔をそれぞれ複数有し、かつ前記空気流通手段を複数有し、
前記複数の通気孔のうち一部の通気孔は、前記複数の空気流通手段のうち一部の空気流通手段によって、前記複数の挿通孔のうち一部の挿通孔に挿入された前記研磨対象物に前記挿入方向の力を加えるように形成され、
前記通気孔以外の通気孔のうち少なくとも一部の通気孔は、前記空気流通手段以外の空気流通手段のうち少なくとも一部の空気流通手段によって、前記挿通孔以外の挿通孔のうち少なくとも一部の挿通孔に挿入された前記研磨対象物に前記挿入方向の力を加えるように形成されている、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の研磨装置。 - 研磨対象物を保持体に保持しつつ研磨する研磨工程と、前記研磨工程によって研磨された前記研磨対象物を前記保持体から取り外す取り外し工程とを有し、
前記保持体は、前記研磨対象物が挿通する挿通孔と、前記挿通孔とは独立に形成された通気孔とを有し、
前記研磨工程では、前記挿通孔に挿入された前記研磨対象物を、前記空気の流通により前記通気孔に吸引することによって、前記研磨対象物に前記挿入方向の力を加え、この力により前記研磨対象物を研磨体に押し当てて研磨する、研磨方法。 - 前記研磨対象物は、一方向に延在する主部と、前記主部の径方向外方に張り出した側方凸部とを有し、
前記側方凸部は、最大外径が前記挿通孔の内径より大きく、
前記通気孔の一方の開口の少なくとも一部は、前記主部が挿通孔に挿通したときに前記側方凸部に対面するように形成され、
前記研磨工程では、前記研磨対象物を吸引するにあたって、前記主部を前記挿通孔に挿通させるとともに、前記空気の流通により前記通気孔に前記側方凸部を吸引する、請求項5に記載の研磨方法。 - 前記研磨対象物は、長さ方向に外径が変化する径変化部を有し、
前記研磨工程では、前記径変化部を前記研磨体に押し当てて研磨し、その際、前記通気孔内の空気の圧力または前記研磨対象物の位置に基づいて前記空気の流量を調節することによって、前記研磨対象物を研磨体に押し当てる力を調整する、請求項5または6に記載の研磨方法。 - 前記研磨工程に先だって前記研磨対象物を前記挿通孔に挿入する挿入工程をさらに有し、
前記挿入工程では、前記通気孔からの前記空気の吹出しによって前記研磨対象物に前記挿通孔からの引き抜き方向の力を加えつつ、前記研磨対象物を前記挿通孔に挿入する、請求項5〜7のうちいずれか1項に記載の研磨方法。 - 前記取り外し工程では、前記通気孔からの前記空気の吹出しによって前記研磨対象物を前記挿通孔からの引き抜き方向に移動させる、請求項5〜8のうちいずれか1項に記載の研磨方法。
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