JP6042984B2 - 切り替え可能なコンデンサ - Google Patents

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Description

[0001] この開示は全般的に、切り替え可能なコンデンサに、そして、詳細にはマイクロ波伝送線の入力セクションと出力セクションとの間でマイクロ波信号を選択的にカップリング又はデカップリングするために用いる切り替え可能なコンデンサに関する。
[0002] 周知のように、時々、マイクロ波伝送線の入力セクションと出力セクションの間にスイッチを提供することは望ましい。この機能を実行するためのデバイスとして、無線周波数(RF)微小電気機械システム(MEMS)スイッチがある。この既存のタイプのスイッチは、基板上で離間された2つの導電ポストを有する基板を典型的に有する。このスイッチは、電気的に分離されてこれらのポストの底部部分の間に配置された、基板上の導電部(例えば、切り替え可能なコンデンサの底部電極)を有している切り替え可能なコンデンサを含む。底部電極は、固体の誘電材料の層によって、カバーされる。可撓性で導電性の膜(メンブレン)(例えば、切り替え可能なコンデンサの上電極)が、これらのポストの頂部に電気的に接続された端部を有して、これらのポストの頂部の間を延在する。その結果、可撓性の導電性メンブレンの中心部底部電極の上方につるされる。マイクロ波伝送線の入力セクションが、第1および第2の電極の一方に結合され、伝送線上の出力セクションが、伝送線の他の一つに結合される。
[0003] RF信号は、入力セクションに典型的に適用されて、出力セクションへスイッチを介して容量結合される。より詳しくは、スイッチは、頂部電極と底部電極との間に結合されて第1の電極と第2の電極との間(すなわち、底部電極と頂部電極との間)に切り替え可能な静電力を発生する切り替え可能な電圧源を備える。り替え可能な静電力は、切り替え可能なバイアス電圧源によって発生される電圧に従って選択的に、第1の電極と第2の電極との間の間隔を変えて、それ故、スイッチの静電容量を切替える。
[0004] より詳しくは、切り替え可能な電圧源により発生される電圧がない場合(すなわち、作動解除状態又は非作動状態において)、第2の可撓性の電極は、低静電容量状態で、第1の電極及び体誘電層の双方より上に間隔を置かれる。スイッチを作動させるために、切り替え可能な電圧源は、1および第2の電極の間に接続される。このバイアス電圧が、第1および第2の電極上に静電電荷を作り出し、および電荷が第1および第2の電極を互いに静電的に引き付けさせる。この引力は、第1の電極の方へ下方に第2の可撓性の電極の中心部を移動させて、固体誘電層の頂部に接触させる。これは、スイッチの作動位置または高静電容量状態である。
[0005] スイッチのこの作動状態において、1および第2の電極間の間隔は、作動解除状態においてよりも小さい。従って、作動状態で、1および第2の電極間の容量性カップリングは、作動解除状態においてよりも有意に大きい。従って、作動状態で、1および第2の電極の一方を通って進んでいるRF信号が、第1および第2の電極の他方に沿って進んでいる信号に、実質的に完全に容量結合される。
[0006] スイッチを作動解除するために、DCバイアス電圧は、オフにされる。それから、第2の可撓性の電極の固有の復元力によってその元々の位置に戻る。これはスイッチの作動解除状態を表す。1および第2の電極間の容量性カップリングは作動解除状態において遥かに低いので、1および第2の電極の一方を通って進んでいるRF信号は、第1および第2の電極の他方に沿って進んでいる信号に対する容量結合をほとんど又は全く経験しない。
[0007] ある応用で、ハイパワー・アプリケーションに関し第2の可撓性の電極の高いプルダウン(引き下げ)電圧望ましいと、発明者は、認めた。何故なら、プルダウン電圧が低すぎる場合、望ましくない効果で、RFマイクロ波信号自体がスイッチを起動させてしまい得るからである。従来のRF MEMSスイッチのプルダウン電圧が増加される場合、これは、MEMSスイッチが閉じられているときの(すなわち、活性化状態における)固体誘電体の電界強度を増加させる。これは、固体誘電破壊または固体誘電体の過剰帯電を生じさせ得る。固体誘電体の過剰帯電は、DCバイアス電圧がオフにされてスイッチが非活性化状態に戻るべき後でさえ、可撓性メンブレンに下方位置または閉位置のままでいさせ得る第2の可撓性の電極の「スティクション」をもたらし得る。
[0008] 本開示によれば切り替え可能なコンデンサは、固体の誘電体と、一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記固体の誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、前記固体の誘電体の上に懸架される一対の電極と、前記固体の誘電体と前記第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続されている上部プレートと、を有する。上部プレートは基準電位に結合される。切り替え可能なコンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、前記電極のうちの第2の可撓性の電極前記上部プレートと接触し、当該切り替え可能なコンデンサが前記非活性化状態に戻されるとき、前記上部プレート上の電荷が前記基準電位へと放電される。
[0009] ある態様では、スイッチは、固体の誘電体と、一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記固体誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該スイッチが非活性化状態にあるとき、前記誘電体の上に懸架される、一対の電極と、前記誘電体と前記第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続されているアパーチャ上部プレートまたは抵抗プレートと、前記第1の電極と前記第2の電極との間に結合されて、コンデンサを活性化状態と前記非活性化状態との間で静電的に駆動するために第の電極と第2の電極との間に切り替え可能な静電力を生成する切り替え可能な電源と、を有する。部プレートまたは抵抗プレートは、固体の誘電体がそれを介して露出される複数の穴を有して形成される。切り替え可能コンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、前記電極のうちの第2の電極が上部プレートと接触する。これが発生するとき、上部プレートおよび第2の電極は等ポテンシャルであり、かくして、静電力がそれらの間に存在しない。静電力は、上部プレートのアパーチャを通じて上部プレートと底部電極の間に残る。頂部電極に適用される力は、印加電圧及びアパーチャの組み合わせ面積の関数である。ここでの利点は、上部プレートの下にトラップされた電荷が上部プレートによって遮蔽されて、可撓性の第2の電極の起動電圧への影響を有しないことである。活性化される間に、上部プレートがアパーチャであるところで固体の誘電体が電荷をトラップするとしても、これは最小限であり、第2の電極を抑えつけるのに十分でない。第2の電極の解放に応じて、上部プレートの下固体の誘電体内に残存する電荷は上部プレートで終端し、故に、第2の電極は、固体の誘電体内の電荷を見ることなく、上部プレートの電位のみを見ることになるり替え可能なコンデンサが非活性化状態に戻されるときに、上部プレートの非開口部分と基準電位との間に放電経路が供されて、上部プレート上の電荷が取り除かれる
[0010] ある態様によるスイッチングシステムは、基板と、入力セクション及び出力セクションを備えたマイクロ波伝送線と、前記基板に配置された切り替え可能なコンデンサであって、かかるコンデンサが、固体の誘電体と、一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、前記固体の誘電体の上に懸架され、当該コンデンサが活性化状態に切り替えられたとき、電極のうちの第2の可撓性の電極が第の電極の方へ静電的に駆動される、一対の電極と、前記固体の誘電体と第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続された上部プレートと、を有する切り替え可能なコンデンサと、前記第1の電極と前記第2の電極との間に結合されて、前記コンデンサを活性化状態と非活性化状態との間で静電的に駆動するために第の電極と第2の電極との間に切り替え可能な静電力を生成する、切り替え可能な電源と、を有する。この電圧源は、活性化電圧と低い非活性化電圧との間で切り替える。り替え可能なコンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、入力セクション上のマイクロ波エネルギーが、切り替え可能なコンデンサを介して出力セクションに結合され、電極のうちの第2の電極が、上部プレートに接触され、電極のうちの第2の電極の電荷、切り替え可能な電圧の活性化電圧よりも低い電圧まで放電され、それにより固体誘電体層にかかる電圧を制限する。
[0011] 実施形態において、上部プレートは抵抗であり、回路は抵抗上部プレートを加熱するために提供される。
[0012] 一実施形態において、回路は、抵抗上部プレートを備える。
[0013] 本開示の一つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面および下記の説明に記載される。開示の他の特徴、目的および利点は、説明および図面から、そして、請求項から明らかである。
[0014] 図1は、本開示によるスイッチングシステムの上面図である、 [0015] 図2Aは、本開示によれる図1のスイッチングシステムの断面図表のスケッチである、 [0016] 図2Bは、図1のスイッチングシステムのスイッチで使用する上部プレートの上面図である、 [0017] 図2Cは、図1が開いているか非活性化状態のスイッチングシステムのブロック線図である、 [0018] 図2Dは、閉または活性化状態の図1のスイッチングシステムのブロック線図である、 [0019] 図3は、スイッチングシステムが非活性化状態であるような本開示の別の実施形態によるスイッチングシステムである図1のスイッチングシステム断面図のスケッチである。 [0020] 図3Aは、活性化状態の図3のスイッチングシステムの断面図表のスケッチである。 [0021] 図3Bは、図3Aに示される活性化状態のスイッチを有するスイッチングシステムで図3Aの拡大でより詳細な断面図のスケッチである、 [0022] 図4は、開示の他の実施形態に一致するスイッチングシステムの断面図のスケッチである。
[0023] 種々の図面の同様なリファレンスシンボルは、同じエレメントを示す。
[0024] 次いで、図1および2Aを参照すると、スイッチングシステム10は、絶縁基板12と、マイクロ波伝送線14とを有し、例えば、マイクロ波伝送線は、ここでは上面である基板12の一方の表面上ストリップ導体回路16と、基板12の反対表面(すなわち、背面)上の接地面導体18とを有する。例えば、接地面導体18がストリップ導体回路16と同じ表面にあるコプラナー導波路(CPW)のような他のタイプのマイクロ波伝送線が用いられることが可能であることを理解すべきである。いずれにせよ、マイクロ波伝送線14の伝送線14の入力セクション19のストリップ導体回路16は一対の導電性の垂直に伸びているポスト(柱)のうちの一方22に接続し、マイクロ波伝送線14の出力セクション20のストリップ導体回路16は一対の導電性の垂直に伸びている柱のうちの他方24に接続している。
[0025] スイッチングシステム10は、基板12に配置されている切り替え可能なコンデンサ26を備える。コンデンサ26は、例えば、窒化ケイ素である固体誘電体28と、一対の電極30、32とを含んでおり、電極のうちの第1のもの30は、接地面18に接地されるとともに、その上に誘電体28を有し、図2Aおよび2Bに示したように、スイッチングシステム10(すなわち、スイッチングコンデンサ26)が非活性化状態にあるとき、電極のうちの第2の可撓性のもの32は、導電ポスト22,24によって、誘電体28の上で空気により懸架され、スイッチングシステム10(すなわち、スイッチングコンデンサ26)が、図2Dに示すように、活性化状態に切り替えられるとき、電極のうちの第2の可撓性のもの32は第の電極30の方へ下に静電的に駆動される。
[0026] 上部プレート40(図2B)、誘電体28と第2の可撓性の電極32との間で誘電体28(図2A)に配置されている。上部プレート40は、レジスタ(抵抗)50を介して基準電位に接続しており(図1および2A)、ここでは接地されている。上部プレート40は導電材料(例えば金)でもよいかまたは抵抗性材料(後述するように例えば酸化スズ)でもよく、図2Bに示すように、その中に形成されるアパーチャ41の配列を有する。
上部プレートが存在しないと、可撓性電極32が誘電体28の上の全域全体の親密接触にすることができないので、上部プレート40の使用はスイッチの静電容量を増加させる。より詳しくは、可撓性の電極32のいくつかの部分に関し、作動位置の最大静電容量の減少に結果としてなる可撓性の電極32と誘電体28の間小さいエアギャップが存在することがありえる。このRF MEMS回路10の副次的な利点は、上部プレート40と誘電体28の間親密接触による、スイッチが閉じられたときMEMS静電容量の予想される増加である。
[0027] ここで、例えば、可撓性電極32は、厚さ.1〜1μmのオーダーのアルミニウムであり、上部プレート40は、0.01乃至1μmの厚みを有しているアルミニウムまたはTiWであり、底部電極30は厚さ0.1〜1μmであり、誘電体28は厚さ0.1〜0.5μm窒化ケイ素である。図2Dに示される活性化状態にあるとき、可撓性電極32との上部プレート40の接触面積57は10x10から>500x500のレンジにある。典型的に、それは約100x100である。アパーチャ41は、矩形または、方形又は円形とし得る。可撓性の電極32を支持している2つの端上のポスト22、24間の分離は、例えば、幅又は長さ約50乃至500μmの間でもよいかまたはより大きくてもよく、典型的には約300μmとし得る。上部プレート40のアパーチャ41は、直径1―25μm、5―25μmのスペースで間隔が置かれる。
[0028] バイアス電圧42は、示すように、第2の電極32とグランドとの間に、レジスタ44で結合される切り替え可能なバイアス電圧である。り替え可能な電圧源42は、正、負またはac電圧源のいずれかでありえる。この実施形態において、切り替え可能であるかパルス化された電圧源42は、その出力43でグランドと正電圧との間で切り替わり、それにより、図2Dに示される活性化状態(ソース42がグランドに対して正の電位を出力43発生するとき)と、図2Cに示される非活性化状態(すなわち、電圧源42が出力43でグランド電圧を発生するとき)との間で静電的にスイッチ10(すなわち、切り替え可能なコンデンサ26)を駆動するために、第1の電極30と第2の電極32の間に切り替え可能な静電力を発生する。(パルス化された電圧源42を伝送線から分離(アイソレート)するために標準習慣に従って、入力セクション19および/または出力セクション20と直列の図示しないdc阻止コンデンサが用いられて、提供されることに注意されたい。
[0029] り替え可能なコンデンサ26が非活性化状態である(すなわち、第2の電極32図2B又は2Cに示すように上部プレート40から離隔される)とき、入力セクション19上のマイクロ波エネルギーはスイッチ10を通じて出力セクション20にカップリングされる。他方、切り替え可能なコンデンサ26が図2Dで示す活性化状態であるとき、入力セクション19上のマイクロ波エネルギーは出力セクション20からデカップリングされ、接地された第1の電極30を通じてグランドにパスする。り替え可能なコンデンサが活性化状態に駆動されるとき、電極のうちの第2の可撓性の電極が上部プレートと接触する。そして、切り替え可能なコンデンサが非活性化状態に戻されるときに、上部プレート40上の電荷上部プレート40から基準電位へと放電される。
[0030] より詳しくは、誘電体28に配置されている上部プレート40は基準電位(ここでは接地電位)に高い値レジスタ50で接続される。上部プレート40に接続されるレジスタ50の抵抗は、第2の可撓性の電極32と上部プレート40との間でかなりのRFまたは直流電流が基準電位(ここでは接地電位)へと流れることを防止するのに十分な高さである例えば1メガオームといった、レジスタ50のこの高い値の抵抗は、スイッチが作動するときに、上部プレート40を第2の可撓性の電極32に融着させる可能性のあるアーク流が上部プレート40と第2の可撓性の電極32の間にないことを保証する。誘電体28上の上部プレート40は、良好な導体、例えば金またはアルミニウム、または抵抗性材料(例えば、酸窒化チタン)でもよい。部プレート40に関し抵抗性材料の使用は、第2の可撓性の電極32が上部プレート40と接触させられるときの電気アークによる不具合の確率を更に低減させる。
[0031] 図2Cを次に参照すると、頂部電極32が十分に正の電圧をまず最初に受信する(すなわち、ソース42からの電圧がグランドに対して正になる)ときに、アパーチャ41が存在するところを除く上部プレート40(すなわち、上部プレートの非開口部分)と電極32との間に、静電界53が生じる。アパーチャ41が存在するところでは、静電界54が電極対30、32の間に生じる。静電界54は静電界53よりも大きい大きさを有し、双方の静電界が、頂部可撓性メンブレンが上部プレート40の非開口部分と接触するまで電極32を下方に電極30に向かわせる
[0032] この初めの作動の後、ソース42によって発生される電圧は、まだ高い。注意されたいことには、電極32と上部プレート40の非開口部分すなわち接触部分57との間の静電界53(図2C)は、これらが接触すると存在しない、静電54は、電極対30、32の間に残存しており、電極対30、32の間の距離が小さくなっているので、静電界54大きさ的にも大きく増加している。これらの静電界54は、切換構造26を作動状態に保つことを担う電極対30、32間の接触は為されず、このことにより電荷移送が制限される。この点で、上部プレート40の非開口部分および電極32は等電位である。べての電圧、大きいレジスタ50および44で降下され、それにより、電極32上の電荷が維持され、そしてそれにより、電界54が維持される
[0033] 電圧源42がその出力43にグランドを発生するように切替えられるとき、電界54(図2D)が除去される。上部プレート40を用いることによって、充電電界54が存在した面積を最小化することにより、誘電体28内に残る残留電荷が最小化される。充分な静電力なしで、図2Cに示すように、電極32がその以前の上方位置に戻。レジスタ50を介してグランドに結合された上部プレート40はまた、誘電体内の残留電荷のフォールド線を上部電極40で終端させることにより、差動電圧の変化を防止し、故に、上部プレート40の電圧は、トラップされた電荷によって影響されず、そして、より重要なことには、上部プレート40と可撓性電極32との間のフィールド53及び静電力は、上部プレート40の下の誘電体層28内のトラップ電荷によって影響を受けない。
[0034] 図2Dを再度参照して、スイッチが活性化状態にあるとき、電流がソース43から、レジスタ44を通り、可撓性の電極32を通り、上部プレート40を通り、レジスタ50を通って、グランドに戻る点に注意されたい。上部プレート40とグランドとの間の電圧は、出力43における電圧に、レジスタ50の抵抗値とレジスタ43の抵抗値との和に対するレジスタ50の抵抗比率Rを乗じたものに等しい。第2の可撓性の電極32が上がり、誘電体28の頂部上の上部プレート40と接触していない限り、第2の可撓性の電極32と誘電体28との間のエアギャップを挟んで、及び第2の可撓性の電極と上部プレート40との間のエアギャップを挟んで、完全な電位が存在し、それにより、スイッチ10を閉じるために最大の力が及ぼされる
[0035] より詳しくは、スイッチ10が閉じられているとき、すなわち、第2の可撓性の電極32が誘電体28の上のポイントP(図2D)で上部プレート40と接触しているとき、誘電体28の電圧下は、シャント抵抗50の大きさの、該シャント抵抗を含むバイアス回路の抵抗の総量(すなわち、レジスタ44の抵抗とレジスタ50の抵抗との和)に対する比Rに比例する。かくして、dc回路は分圧器を提供し、レジスタ50のシャント抵抗がより低いほど、誘電体28への印加電圧はより低い。例えば、シャント抵抗50の大きさが第2の可撓性の電極バイアス回路60の抵抗44の大きさに等しい場合、ソース42の電圧全体がスイッチ10を閉じるためになおも利用可能でありながら、誘電体にかかる電圧は半分に低減される。第2の可撓性の電極バイアス60が適用される限り、誘電体にかかる結果的な電圧が第2の可撓性の電極32を押さえつけるのに十分であること必要である。誘電体28の蓄積電荷から生じるスティクションによるスイッチ故障がこの開示により除去されたにもかかわらず、誘電体28にかかる電圧を低減させることは、誘電破壊によって生じる故障までの平均時間を増やすという更なる有利さを提供する。
[0036] 可撓性の電極32がアップ位置に戻るとき(すなわち、パルスが取り除かれるとき)、上部プレート40から大きいレジスタ50を通ってグランドへの放電経路が、上部プレート40上の電荷を取り除く。我々は次の“オン”パルスの前に上部プレート40がグランドまで放電されることを望むので、これは重要である。さもなければ、電極32と上部プレート40間の静電界53は、上部プレート40より上にエアギャップにおいて、低減させられる。この電界は、上部プレート40の電位と可撓性の電極32の電位との差に比例る。の電圧(すなわち、電位)差が活性化開始時に最大であること望ましい。何故なら、活性化開始時には、電界を低減させるこれら2つの電極40、32間の隔たりが最大だからである(すなわち、電界は、この電位差をエアギャップ間隔で割ったものである)
[0037] 可撓性の電極32がアップ位置すなわち非活性化状態に戻るとき(すなわち、パルスが取り除かれるとき)、上部プレート40から大きいレジスタ50を通ってグランドへの放電経路はまた、固体誘電体28の電荷を取り除く点にも注意されたい。しかしながら、上部プレート40の下の電荷は、それが上部プレート40によって静電的に遮蔽(スクリーン)されるので、あまり重要でない。誘電体28内のこの電荷は、上部プレート40の誘電体接触面上の電荷によって相殺され、如何なるネット(正味)電界も、上部プレート40の下の誘電体28内の電荷によっては、上部プレート40の上のエアギャップ内に延在しない。上部プレート40より上のエアギャップの電界は、常に可撓性の電極32と上部プレート40の間の電位差によって決定される。重要であることは、上部プレート40のアパーチャ41の下の誘電体28上の電荷がエアギャップ・フィールド、したがって可撓性の電極32上の力に影響を与えるということであ、すなわち、これらのエアギャップ領域には、上部プレート40による静電遮蔽が存在しないか、最小限しかないということである。レジスタ50による上部プレート40とグランドとの間の放電経路は、この電荷を放出する傾向があり、これは、アパーチャの固体誘電体が除去されない場合に重要である。電荷が誘電体28の表面を横切って及び誘電体28の体積を通ってゆっくりと移動するとき、上部プレート40のアパーチャを電荷の収集箇所として見ることができる
[0038] レジスタ50の抵抗の値とレジスタ44の抵抗の値との合計に対するレジスタ50の抵抗の値の比率(R)は、システムの他のパラメータに依存する。より詳しくは、誘電体28にかかる電圧が非常に低いことを望む場合、比率Rは低いべきであり、または0.7と0.3の間にあるべきである。パルス信号が可撓性電極32にどれだけ早く現れるかを決定するスイッチ10の「抵抗」(「抵抗」は抵抗43の抵抗値である)に静電容量を掛けた(RC)時定数が、どれだけ大きい抵抗が可撓性電極32に接続されるかを決定し得る。典型的に、レジスタ44のこの抵抗は、充電時定数を満足するように十分な小さいべきであるが、パルス供給がシステム内で大きい電流スパイクを生じさせることがないように十分に大きいべきである。同様に、上部プレート40に接続されるレジスタ50は、上部プレート40がどれほど速く放電するか(そのRC時定数に等しい)を決定する。思い出してほしいことには、上部プレート40は次の“オン”パルスのまでに放電されるべきである。一方で、レジスタ4はいくら小さくしてもしすぎるということはない、または、上部プレート40と接触した後の可撓性の電極32の電圧はメンブレン電極32を“下”に保持するのに十分に大きくない。異なるシステム・アプリケーションに関して、これらのレジスタ値の最適化は、異なってもよい。
[0039] 入力セクション19に供給されるRF/マイクロ波信号の観点から、スイッチ10が活性化状態(図2D)にあるときに誘電体28により提供される静電容量は、スイッチ10が閉じるときに高値シャント抵抗50を効果的に短絡させ、マイクロ波性能へのレジスタ50の影響を最小にする。シャント抵抗50は、スイッチ10が閉じるときに第2の可撓性の電極32バイアス電源42からのパワー放散を増やす。これは、望ましくないが、ある条件下では、スイッチ寿命が改善され得る場合に価値があり得る。
[0040] 別の言い方をすれば、可撓性の電極32が下方位置にあるとき、可撓性の電極32は、レジスタ50の抵抗の値とレジスタ44の抵抗の値との合計に対するレジスタ50の抵抗の値のに依存する電圧まで上部プレート40を充電する。これは、電極4の下で誘電体28を帯電させるが、上部プレート40の下の電荷は、上部プレート40によって、静電的に遮蔽されて、したがって電極40と可撓性の電極32の間電界に影響を与え、このことにより可撓性メンブレン電極32上の力に影響を及ぼさない。下方位置において、可撓性の電極32はまた、上部プレート40のアパーチャ41(図2B)の下で、誘電体28を帯電させる。電圧源42が可撓性の電極32を解するためにグランドに低下されるとき、可撓性の電極32が上方位置にあるときに、レジスタ50レジスタ54を介して上部プレート40上の電荷をグランドに放電する。しかしながら、上部プレート40によって覆われていない誘電体28の部分(すなわち、アパーチャ41によって露出された誘電体28の部分)にある電荷は、直ちに放されなくて、長期間残ることがありえる。これらの電荷は、電圧源42がグランドまで低下された後にも可撓性電極32を下方にとどまらせる、すなわち、上部プレート40にスティックさせる、あるいは、電圧源42がグランドから正の値に上昇されるときに可撓性電極32が下方に来るのを妨げるものである。レジスタ50を介して接地される上部プレート40は、これらの誘電体電荷をグランドに放電するためのこれらの電荷用の最終的な経路を提供し、接地された上部プレート40を持たない(故に、これらの電荷を除去するのに好都合な手法を持たず、標準的なRF MEMSの動作寿命を短くし得る)標準的なRF MEMSに関してよりも、帯電問題を有意に小さいものにする。更に、可撓性の電極32がアパーチャ41を通って誘電体28と物理的に接触しないように、上部プレートが十分に厚い場合、アパーチャ41の下の誘電体の蓄積電荷は最小限である。
[0041] 3および3Aを参照するに、ここでは、誘電体28が、上部プレート40のアパーチャ41の下に、すなわち、それと位置を合わせられて、アパーチャ80を備えている。上部プレート40のアパーチャ41の下誘電体28の部分を除去することによって、結果として生じるエアギャップは、可撓性電極32が下方位置から解放されるときに電荷を蓄積せず、それ故、可撓性の電極32をそれが下にあるときに縛り付けるか又はそれがその後閉じるのを防止するかの何れかである残留電荷がない。これは、誘電体28の帯電がRF MEMS動作に影響を与えること完全に排除する。
[0042] 図1に示すように、可撓性の電極32の穴78があることを理解すべきである。かくして、上部プレート40のアパーチャ41が可撓性の電極32のアパーチャ78から、そして、上部プレート40のアパーチャ41からオフセットされるべき点に留意する必要がある。これは、閉位置すなわち活性化位置にある図3のスイッチを示す図3Bにいっそう明瞭に示される。
[0043] 図4を次に参照すると、スイッチングシステム10示されている。ここで、上部プレート40は抵抗であり、この抵抗上部プレート40を加熱するための回路が設けられている。この回路は、図示のように、グランドとレジスタ50の間に連結される電圧源90を含んでおり、上記の如く、レジスタ50が、ここでは上部プレート40の一端で、上部プレート40に接続され、上部プレート40の反対側の端部に、そしてグランドへと、レジスタ92が接続されている。ここでは、抵抗性材料からできた誘電体29上の上部プレート40を有し、それを第1の電極30を僅かに加熱するために使用することができ、このことにより、スイッチ10のパッケージ(図示せず)内に捕獲された水分を、パッケージのいっそう冷たい部分へと移動させ、それにより、水分によって発生される上部プレート40への第2の可撓性の電極32のスティクションを更に低減させ得る。このケースに関して、追加抵抗器92は、電圧源90により提供される加熱電流に関し、無線周波数(rf)絶縁(アイソレート)された電流路を提供する。上部プレート40による下に横たわる誘電体28の加熱はまた、シャント抵抗50を介して誘電体28が放電する速さを上昇させ、それにより第2の可撓性の電極32のスティクションを抑制する傾向もある。部プレート40による誘電体28の加熱はまた、上部プレート40のアパーチャ41領域の下の誘電体電荷が誘電体内を移動してシャント抵抗50を介して放電することができる速さを上昇させ、それにより可撓性電極32のスティクションを更に抑制する
[0044] 抵抗性の上部プレート40の使用は、第2の可撓性の電極の32のプルダウン電圧を下げるために、それが上部プレート40と接触しているときに、すなわち、下方位置すなわち活性化位置にあるときに、第2の可撓性の電極32の温度を上げるために使用され得る。かかるアプリケーションに関して、プルダウン電圧(すなわち、電源42により提供される活性化電圧)が、図2Aにおいてよりも意図的に高く設計されるとともに、抵抗性の上部プレート40がプルダウン電圧を所望の値へと低下させるために使用され、それによって、プロセスバラつきに起因するプルダウン電圧のバラつきを補償する。このアプローチは、RF MEMS回路の温度がそれぞれに決定されることができると仮定して環境またはRF電力散によりスイッチが加熱するときのプルダウン電圧の自然な低下を補償するために用いることができる。この用途に関して、パッケージ温度が増加するにつれて、電源によって抵抗上部プレート40に供給される電力は低減され、それによって、一定の第2の可撓性の電極32温度およびプルダウン電圧を維持する。指摘されるべきことには、加熱される抵抗上部プレート40に関して挙げた利点は、単にヒーターとしてMEMSスイッチ10に隣接して抵抗材料を使用することによっても得られ得るが、熱が変えられたときと第2の可撓性の電極32が応答するときとの間の時間遅延がより大きいことが予期される。
[0045] さまざまな本発明の特徴を記載し、開示によるスイッチで切り替え可能なコンデンサが以下を備えるとここで認められるべきである:固体の誘電体と、一対の電極であって、スイッチで切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、電極の第1の方がその上に固体の誘電体を有し、および、電極の第2の可撓性の一方が固体の誘電体において、懸架されていることを特徴とする一対の電極と、固体の誘電体と第2の可撓性の電極の間に配置され、基準電位に接続された上部プレートと、を有し、スイッチで切り替え可能なコンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、電極の第2の可撓性の方が上部プレートに接触し、スイッチで切り替え可能なコンデンサが非活性化状態に戻されるとき、上部プレート上の電荷はリファレンス可能性に放出される。スイッチで切り替え可能なコンデンサは、以下の特徴の一つ以上を備えることもありえる:上部プレートはそこにアパーチャを有し、電極の第2の方がそこにアパーチャを有し、上部プレートのアパーチャは、誘電体のアパーチャに合わせられ、電極の第2の方はそこにアパーチャを有し、電極の第2の方のアパーチャが上部プレートのアパーチャからオフセットされ、回路は、上部プレートを備え、上部プレートは抵抗であり、そこにアパーチャを有し、電極の第2の方は、そこにアパーチャを有し、上部プレートのアパーチャからオフセットされる。
[0046] 本開示によるスイッチは、固体の誘電体と、一対の電極であって、スイッチで切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、該電極の第1の方がその上に前記固体の誘電体を備え、該電極の第2の可撓性の方が前記誘電体の上に懸架されることを特徴とする、一対の電極と、前記誘電体と前記第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続している上部プレートと、活性化状態と非活性化状態との間で静電的にスイッチを静電的に駆動するために第一の電極と第2の電極との間にスイッチで切り替え可能な静電力を生成するために、第一の電極と第2の電極の間に接続されたスイッチで切り替え可能な電源と、を有し、スイッチが活性化状態に静電的に駆動されるとき、電極の第2の方が上部プレートと接触し、スイッチが非活性化状態に戻るとき、上部プレート上の電荷が上部プレートから基準電位まで放電される、ことを特徴とする。
[0047] 本開示によるスイッチングシステムは、基板と、入力セクション及び出力セクションを備えたマイクロ波伝送線と、基板に配置されたスイッチで切り替え可能なコンデンサであって、かかるコンデンサが、誘電体と、一対の電極であって、スイッチで切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、該電極の第1の方がその上に前記誘電体を備え、該電極の第2の可撓性の方が前記誘電体の上に懸架され、コンデンサが活性化状態に切り替えられたとき、電極の第2の可撓性の方が第一の電極の方へ静電的に駆動されることを特徴とする、一対の電極と、誘電体と第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続された上部プレートと、を備えることを特徴とするスイッチで切り替え可能なコンデンサと、活性化状態と非活性化状態との間で静電的にコンデンサを静電的に駆動するために第一の電極と第2の電極との間にスイッチで切り替え可能な静電力を生成するために、第一の電極と第2の電極の間に接続されたスイッチで切り替え可能な電源と、を有し、スイッチで切り替え可能なコンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、入力セクション上のマイクロ波エネルギーが、スイッチで切り替え可能なコンデンサを介して出力セクションに結合され、電極の第2の方が、上部プレートに接触され、スイッチで切り替え可能なコンデンサが、非活性化状態に戻るとき、上部プレート上の電荷が基準電位まで放電されることを特徴とする。
[0048] 本開示の多くの実施形態を記載してきたにもかかわらず、さまざまな修正が開示の精神と範囲から逸脱することなくされることができることが理解されよう。したがって、他の実施形態は、以下の請求項の範囲内である。

Claims (19)

  1. 切り替え可能なコンデンサであって、
    固体の誘電体と、
    一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記固体の誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、前記固体の誘電体の上に懸架される、一対の電極と、
    前記固体の誘電体と前記第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続されている上部プレートであり、その中に複数のアパーチャを有する上部プレートと、
    を有し、
    当該切り替え可能なコンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、前記電極のうち前記第2の可撓性の電極前記上部プレートと接触し、当該切り替え可能なコンデンサが前記非活性化状態に戻されるとき、前記上部プレート上の電荷が前記基準電位へと放電される、
    り替え可能なコンデンサ。
  2. スイッチであって、
    固体の誘電体と、
    一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記固体の誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該スイッチが非活性化状態にあるとき、前記誘電体の上に懸架される、一対の電極と、
    前記誘電体と前記第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続されている上部プレートであり、その中に複数のアパーチャを有する上部プレートと、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に結合されて、当該スイッチを活性化状態と前記非活性化状態との間で静電的に駆動するために前記の電極と前記第2の電極との間に切り替え可能な静電力を生成する切り替え可能な電源と、
    を有し、
    当該スイッチが前記活性化状態に静電的に駆動されるとき、前記電極のうちの前記第2の電極前記上部プレートと接触し、当該スイッチが前記非活性化状態に戻されるとき、前記上部プレート上の電荷が前記上部プレートから前記基準電位へと放電される、
    イッチ。
  3. 基板と、
    入力セクション及び出力セクションを備えたマイクロ波伝送線と、
    前記基板に配置された切り替え可能なコンデンサであ、かかるコンデンサが、
    誘電体と、
    一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、前記誘電体の上に懸架され、当該コンデンサが活性化状態に切り替えられたとき、当該電極のうちの前記第2の可撓性の電極前記の電極の方へ静電的に駆動される、一対の電極と、
    前記誘電体と前記第2の可撓性の電極との間に配置され、基準電位に接続された上部プレートであり、その中に複数のアパーチャを有する上部プレートと、
    有する切り替え可能なコンデンサと、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に結合されて、前記コンデンサを前記活性化状態と前記非活性化状態との間で静電的に駆動するために前記の電極と前記第2の電極との間に切り替え可能な静電力を生成する、切り替え可能な電源と、
    を有し、
    前記切り替え可能なコンデンサが前記活性化状態に静電的に駆動されるとき、
    前記入力セクション上のマイクロ波エネルギーが、前記切り替え可能なコンデンサを介して前記出力セクションに結合され、且つ
    前記電極のうちの前記第2の電極が、前記上部プレート接触
    前記切り替え可能なコンデンサが前記非活性化状態に戻されるとき、前記上部プレート上の電荷が前記基準電位へと放電される
    スイッチングシステム。
  4. 前記誘電体がその中にアパーチャを有し、前記上部プレート前記アパーチャが、前記誘電体前記アパーチャと位置合わせされている、請求項1に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  5. 前記電極のうちの前記第2の電極がその中にアパーチャを有し前記電極のうちの前記第2の電極内前記アパーチャが前記上部プレートのアパーチャからオフセットされている、請求項4に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  6. 前記上部プレートが抵抗である請求項2に記載のスイッチ。
  7. 前記誘電体がその中にアパーチャを有し、前記上部プレート前記アパーチャが、前記誘電体前記アパーチャに位置合わせされている、請求項6に記載のスイッチ。
  8. 前記電極のうちの前記第2の電極がその中にアパーチャを有し、前記電極のうちの前記第2の電極内前記アパーチャが前記上部プレート前記アパーチャからオフセットされてい請求項7に記載のスイッチ。
  9. 前記上部プレートが抵抗であり、前記上部プレートを加熱するための回路を備えている請求項2に記載のスイッチ。
  10. 前記回路が前記上部プレートを含んでいる、請求項9に記載のスイッチ。
  11. 前記上部プレートが抵抗であり、前記上部プレートを加熱するための回路を備えている、請求項1に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  12. 前記回路が前記上部プレートを含んでいる、請求項11に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  13. 前記上部プレートが抵抗であり、前記電極のうちの前記第2の電極がその中に、前記上部プレート内の前記アパーチャからオフセットされたアパーチャを有する、請求項1に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  14. 切り替え可能なコンデンサであって、
    固体の誘電体と、
    一対の電極であり、当該電極のうちの第1の電極は、その上に前記固体の誘電体を備え、当該電極のうちの第2の可撓性の電極は、当該切り替え可能なコンデンサが非活性化状態にあるとき、前記固体の誘電体の上に懸架される、一対の電極と、
    前記固体の誘電体と前記電極のうちの前記第2の電極との間に配置された抵抗上部プレートであり、その中に複数のアパーチャを有する上部プレートと、
    を有し、
    当該切り替え可能なコンデンサが活性化状態に静電的に駆動されるとき、前記電極のうちの前記第2の可撓性の電極前記上部プレートと接触し、当該切り替え可能なコンデンサが前記非活性化状態に戻されるとき、前記上部プレートの電荷基準電位へと放電される、
    り替え可能なコンデンサ。
  15. 前記抵抗上部プレートを加熱するための回路を含む請求項14に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  16. 前記回路が前記上部プレートを含んでいる、請求項15に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  17. 前記電極のうちの前記第2の電極前記上部プレートに接触する時点に、前記誘電体にかかる電圧が低下される、請求項14に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  18. 前記固体の誘電体がその中にアパーチャを有し、前記上部プレート内の前記アパーチャが、前記固体の誘電体内の前記アパーチャと位置合わせされている、請求項14に記載の切り替え可能なコンデンサ。
  19. 前記電極のうちの前記第2の電極がその中に、前記上部プレート内の前記アパーチャからオフセットされたアパーチャを有する、請求項18に記載の切り替え可能なコンデンサ。
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