JP6397913B2 - Mems抵抗スイッチおよびmimキャパシタを利用したdvc - Google Patents

Mems抵抗スイッチおよびmimキャパシタを利用したdvc Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、一般にRF同調およびインピーダンス整合のための無線周波数(RF)デジタル可変キャパシタ(DVC)ユニットに関する。
MEMSキャパシタは、キャパシタとして動作した場合、非線形挙動を示すことがある。これは、1つの周波数で送信された信号が他の周波数チャネルに漏れることがある場合、RF用途にとって問題である。この1つの対策が、IP3値または、3次非線形×入力電圧または電流が1次項×入力電圧または電流と等しい入力値である。
MEMSキャパシタでは、RFラインでの電力が増加すると、増加する電圧が、RFラインと接地されたMEMSカンチレバーとの間にある酸化物を横断して降下する。MEMSデバイスは、酸化物層と機械的に接触することがあるが、その界面での粗さまたは凹凸が、印加された電力の関数として、隙間(RF電極と接地されたMEMSとの間)の小さな変化をもたらす。この隙間の変化は、最大容量の変化をもたらし、そして電力の関数として、共振周波数のシフトを生じさせる。こうして電力での変調が周波数での変調を導いて、より多くの信号が所望の周波数ウインドウの外側に見つかるようになる。
従って、一貫した共振周波数を備えたMEMS DVCの先行技術においてニーズがある。
本発明は、一般に1つ以上のMIMキャパシタを利用したMEMS DVCに関する。MIMキャパシタは、MEMSデバイスとRFパッドとの間に配置してもよく、あるいは、MIMキャパシタは、MEMSデバイス自体の中に集積してもよい。MIMキャパシタは、MEMS DVCについて低い抵抗値が達成されることを確保している。
一実施形態において、MEMS DVCは、基板の上に配置されたRFパッドと、基板の上に配置されたMEMSデバイスとを備え、MEMSデバイスは、基板の上に形成された空洞内に配置された1つ以上のスイッチング素子を有し、MEMSデバイスはさらに、基板内に配置されたRF電極を備え、1つ以上のスイッチング素子は、RF電極と電気的に接触する位置および、RF電極から離れた位置から移動可能であり、MEMS DVCはさらに、基板の上に配置されたMIMキャパシタを備え、MIMキャパシタは、RFパッドとMEMSデバイスとの間に接続される。
他の実施形態において、MEMS DVCを製造する方法は、RFパッドを基板の上に堆積するステップと、MEMSデバイスを基板の上に形成するステップとを含み、MEMSデバイスは、基板の上に形成された空洞内に配置された1つ以上のスイッチング素子を備え、MEMSデバイスはさらに、基板内に配置されたRF電極を備え、1つ以上のスイッチング素子は、RF電極と電気的に接触する位置および、RF電極から離れた位置から移動可能であり、方法はさらに、MIMキャパシタを基板の上に形成するステップを含み、MIMキャパシタは、RFパッドおよびRF電極に接続される。
他の実施形態において、MEMS DVCは、基板の上に配置されたRFパッドと、基板の上に配置されたMEMSデバイスとを備える。MEMSデバイスは、基板の上に形成された空洞内に配置された1つ以上のスイッチング素子をと、MIMキャパシタとを備え、MIMキャパシタは、RFパッドと電気的に接続される。
他の実施形態において、MEMS DVCを製造する方法は、RFパッドを基板の上に堆積するステップと、MEMSデバイスを空洞内に形成するステップとを含み、形成するステップは、MIMキャパシタを基板の上に形成することを含み、MIMキャパシタは、RFパッドと接続され、さらに1つ以上のスイッチング素子を基板の上に形成することを含み、1つ以上のスイッチング素子は、MIMキャパシタと電気的に接触する位置および、MIMキャパシタから離れた位置から移動可能である。
他の実施形態において、MEMS DVCを製造する方法は、RFパッドを基板の上に堆積するステップと、MEMSデバイスを空洞内に形成するステップとを含み、形成するステップは、MIMキャパシタを基板の上に形成することを含み、MIMキャパシタは、RFパッドと接続され、さらに1つ以上のスイッチング素子を基板の上に形成することを含み、1つ以上のスイッチング素子は、MIMキャパシタと電気的に接触する位置および、MIMキャパシタから離れた位置から移動可能である。該方法はまた、MIMキャパシタを基準電位に接続する可変抵抗器を形成することを含む。
本発明の上記特徴が詳細に理解できるような方法で、上記のように短く要約した本発明についてのより詳細な説明が実施形態を参照して行われ、その幾つかを添付図面に図示している。しかしながら、添付図面は、本発明の典型的な実施形態だけを図示しており、よってその範囲の限定と考えるべきでなく、本発明は他の等しく有効な実施形態を認めていることに留意すべきである。
一実施形態に係るMEMS DVCの概略平面図である。
図2Aと図2Bは、図1のMEMS DVCのMEMSデバイスの概略平面図および断面図である。
図3Aと図3Bは、図1のMEMS DVCのMEMSデバイスでの個々のスイッチング素子の概略平面図および断面図である。
図4Aと図4Bは、それぞれCmax位置およびCmin位置にある図3Bのスイッチング素子の概略断面図である。
図5Aと図5Bは、図4Aと図4Bのスイッチング素子の概略拡大断面図である。
図1のMEMS DVCの概略電気回路図である。
他の実施形態に係るMEMS DVCの概略平面図である。
図8Aと図8Bは、図7のMEMS DVCのMEMSデバイスの概略平面図および断面図である。
図1のMEMS DVCおよび図7のMEMS DVCについて抵抗値を比較するグラフである。
図10A〜10Dは、一実施形態に係る製造の種々の段階でのMEMS DVCの概略図である。 図10E〜10Gは、一実施形態に係る製造の種々の段階でのMEMS DVCの概略図である。
図11Aと図11Bは、他の実施形態に係る製造の種々の段階でのMEMS DVCの概略図である。 図11Cと図11Dは、他の実施形態に係る製造の種々の段階でのMEMS DVCの概略図である。
理解を促進するために、図面に共通した同一の要素を指定するために、可能であれば、同一の参照符号を使用している。一実施形態に開示された要素が、特別の記載なしで他の実施形態に有益に利用できることが想定される。
本発明は、一般に1つ以上のMIMキャパシタを利用したMEMS DVCに関する。MIMキャパシタは、MEMSデバイスとRFパッドとの間に配置してもよく、あるいは、MIMキャパシタは、MEMSデバイス自体の中に集積してもよい。MIMキャパシタは、MEMS DVCのために低い抵抗値が達成されることを確保している。
本発明において、MEMSキャパシタは、抵抗スイッチ、そして第1金属の上に絶縁体および金属のコンフォーマルコーティングを備えた金属絶縁体金属キャパシタ(MIM)デバイス内のスイッチに変換される。こうしたキャパシタは、高い電圧および、酸化物を横断する電圧降下によって誘起される高い機械的圧力に対してより堅牢である。理由は、力が界面に渡って均等に分布するためである。MEMSが抵抗スイッチとして動作する場合、Qについて良好な値を得るためには、低い抵抗値が必要になる。100のQでは、印加された電圧の1%が、抵抗スイッチの間で降下する(40VピークRF信号では0.4V)。正しい設計では、スイッチ抵抗は、印加されたRF電力とは独立にできる。高い周波数で高いQを得るためには、スイッチとMIMキャパシタとの間で低い抵抗値を得ることが重要である。低い抵抗値を達成するには、通常、大きな力をコンタクトに適用できる大型MEMSデバイスを必要とする。大型MEMSデバイスでの問題は、スイッチ動作が遅いことである。これを回避するために、並列で多くの小型のMEMSデバイスを使用して、低い抵抗値を作成できる。各コンタクトは、かなり大きな抵抗値を有するが、合計値は小さい。この手法の利点は、もし低い抵抗値が達成できれば、高いQのデジタル可変キャパシタが良好なIP3値分離で製作できることである。とはいえ、高い周波数でQ値を減少させないように、そして他のIP3課題を導入しないように抵抗値が充分に低いことを確保することは、挑戦的である。ホットスイッチングの際、アーク放電が生じないことを確保するという課題がある。
(同じフローでオーミックMEMSスイッチおよび容量性MEMSスイッチの共存)
3pFのCmaxおよび0.43pFのCmin、5ビット分解能(または32ステップ)を持つDVC製品を製作することを着目すると、ステップ当り8×10−14Fの最小容量をスイッチングすることが必要になる。もし3GHzで100のQが望ましい場合、1/(2π(周波数)×Q)または1/(2π×3x1011)(=1.3×10−12s)のRC時定数が必要である。これは、抵抗値が約16オーム未満である必要があるという条件を導く。
さらに、コンタクトの容量は開放状態で小さくすべきであり、そのため各スイッチの合成コンタクト面積が1ミクロン×1ミクロンで、並列にN個が存在する場合、容量は、ステップサイズの1/100または8×10−16Fより小さくすべきであり、これは開放状態の隙間がN×10nmより大きくすべきであることを意味する。もしNを20に設定した場合、オフ状態で200nmより大きい隙間、およびオン状態でカンチレバー当り325オームのコンタクト抵抗が必要になる。カンチレバー当り2つのコンタクトでは、各コンタクトは、約600オームである必要がある。
カンチレバーのプルイン(引き込み)面積が8×5ミクロンで、プルイン隙間が100nmに減少した場合、20Vのプルイン電圧では、力は、約(Aε/2)×(V/d) または70μNである。こうしてコンタクト当り35μNの力を持つ600オームのコンタクト抵抗が生成されるべきである。
図1は、上方から見た抵抗スイッチ式デジタル可変キャパシタの可能な実装を示す。この設計において、符号1は、RFパッドが、トラックによって影付き金属絶縁体金属キャパシタに接続されて位置する場所を示す。そしてこれらは、並列に作動する20個程度の小型スイッチ(5)を含む小型スイッチ3のアレイを通じて接地するように接続される。スイッチのアレイの端部において、接地されるトラック4が存在する。符号6はビット0を示し、符号7はビット1を示し、符号8はビット2を示し、符号9はビット3を示し、符号10はビット4を示す。一実施形態において、デジタル可変キャパシタは、1つのより小さなビット0MIM、1つのより大きなビット1MIM、2つのより大きなビット2MIM、4つのより大きなビット3MIM、および8つのより大きなビット4MIMを有する。図1は、正確に拡大縮小しておらず、RC時定数が同じになるように、MIMのサイズに拡大縮小する小型スイッチの数を必要とするためである。
図2Aと図2Bは、図1に符号3として示したように、オーミックスイッチのアレイの平面図および側面図を示す。図2Aは、図1に符号3として示したように、スイッチのアレイの平面図である。符号11は、符号14として示す小型スイッチの下方に走るRFラインを示す。符号12,13は、プルイン電極を示す。図2Bは、プルアップ(引き上げ)電極15、空洞16、スイッチの下方にある絶縁層17およびRFラインを示し、符号18は、導電性グランドプレーンである。符号19は、下地のシリコン基板であり、デジタル可変キャパシタを動作させるために、その中に設計されたCMOSアドレス回路を有してもよい。
図3Aは、図2Aに符号14として示し、その図において点線で示すアレイ内のスイッチの1つの平面図を示す。符号12,13は、プルイン電極を示し、符号11は、RFラインである。MEMSブリッジの層22は、バンプ15A,15Bの上に着地してもよい。MEMSブリッジの2つの層20,22は、導電性材料で製作され、符号21で示すビアを用いてともに接合される。層20は、構造の端部にまで全ては延びておらず、図3Bに示すように、層20を層22より長さは短くしている。接地されたMEMSブリッジは、下地のメタライゼーション貫通ビア23と接続される。符号19は、金属18で被覆された上部酸化物であり、オフ状態のために、MEMSを屋根まで引き上げるために使用される。これは、オフ状態でのスイッチの容量を減少させるのに役立つ。符号17は、上部酸化物を示し、犠牲層を除去するために使用されるエッチング孔を充填している。それは、これらの孔に入って、カンチレバーの端部を支持するとともに、空洞を封止して、空洞内の低圧環境が存在するのに役立つ。符号16は、導電性であって、カンチレバーの導電性下面と接触する2つの着地ポストの一方を示す。符号16Bは、導電性ポスト上の表面材料であり、良好な導電性、周囲材料に対する低い反応性、高い融点、長寿命のための硬さを提供する。下面は、絶縁体でコートしてもよく、カンチレバーの下面に窓が開いており、MEMSが引き下げられた場合、電気的に接触する、導電性ポストのための導電領域16Cを提供する。
図4Aは、電圧が符号12,13に印加されて(図3Aと図3B)、引き込まれたカンチレバーを示しており、層22(図3B)が、絶縁されたバンプ15A,15Bの上に着地している(図3B)。カンチレバーの導電性下面は、2つの導電性ポストの上に着地している(一方だけを示し、他方はその後方にある)(図3Bでの符号16)。これは、低い抵抗状態を与える。図4Bは、図3B中の電極18を用いて屋根に引き上げられた後のカンチレバーを示す。これは、図3B中の絶縁層19と接触する。これは、プルアップ電極とカンチレバーとの間のいずれの電気的接触を防止する。点線四角内の領域は、図5Aと図5Bに示す。
これらの図に示していないが、カンチレバーの上部および下面の大部分の上に絶縁層が存在してもよい。孔が、カンチレバーの下面にある絶縁体に形成され、導電性ポスト16との接触を可能にする。この状態において、RFラインに対するカンチレバーの抵抗は極めて大きく、そのラインに結合する容量は小さい。
図5Aは、図4A中の点線四角の拡大図を示し、コンタクトの上部とカンチレバーの底部との間の隙間Dを伴うアップ位置にあるカンチレバーを示す。図5Bは、図4B中の点線四角に示すように、導電性ポストと電気接触するカンチレバーを伴うダウン位置にある同じデバイスを示す。符号Xは、カンチレバーとプルダウン電極との間の隙間を示す。
図6は、1つのMIMキャパシタを切り替えて、オンのとき合成容量RON、オフのときCOFFを有する、MEMSカンチレバーのアレイと接続されたMIMキャパシタCMIM を備えたデバイスの概略図を示す。オンのとき、RONはCMIMと直列であり、オフのときCOFFはCMIMと直列である。RONは、1つのMIMキャパシタと並列接続されてスイッチングを行う1つのアレイ中の全ての抵抗の接触抵抗である。MEMSは、スイッチと同様に動作し、RFラインに接続されるか、何にも接続されないかである。CMIM は、1番目のMIMキャパシタを参照し、CMIM は、N番目のMIMキャパシタを参照する。
設計は、RON<<CMIMおよびCOFF<<CMIMのようにする。これは、MEMSカンチレバーがオンである場合、RFラインとグランドとの間の容量がCMIM値によって支配され、オフである場合は、COFFによって支配されることを意味する。抵抗値は、並列である全てのコンタクトの合成抵抗RONによって支配されることになる。コンタクト用の材料は、多くの製品で要求される10億サイクル続くように、そして低い接触抵抗を有し、そしてCMOS製造設備と適合するように選択する必要がある。
コンタクトが汚染しないのを確保するために、これらが、コンタクトの上に堆積する有機材料の薄い層を導くことがある周囲雰囲気に触れないことが重要である。これらは、接触抵抗を大きく増加できる輸送についてのバリアを提供する。0.2nm厚の絶縁層が、いくつかの材料について抵抗値を10倍だけ増加できる。コンタクトを清浄に維持するために、MEMSデバイスは、その自分の空洞内で製造される。MEMSスイッチの上方および下方で除去する低圧ガスエッチングを用いて、犠牲材料が除去され、デバイスの上に空洞を残し、カンチレバーブリッジアンカーの近くに空洞内に小さな孔を残す。同じツールにおいて、低い圧力で材料が堆積され、これは空洞を充填し、MEMSデバイスの周りの低圧環境を封止する。
コンタクトエリアは、ある粗さを有し、コンタクトの全体エリアが物理的に接触しないようにしている。一方の金属から他方への真空中でのトンネル現象レートは、間隔が1ナノメータだけ増加すると、5桁以上で降下するため、抵抗値は、物理的に接触している凹凸によって支配される。これらの凹凸の数および半径は、接触抵抗を変化させるため、金属処理は、凹凸の曲率半径が小さく、サイズが同様になるようにする必要がある。コンタクトの抵抗値は、コンタクト材料の抵抗率および凹凸の接触面積に依存することになる。それは、各凹凸における力にも依存する。接触力を増加させると、最初は凹凸を弾性的に変形させ、接触面積を大きくして、そして力をより増加させると、非弾性変形を導いて、面積をより増加させ、より低い抵抗値に導く。材料が硬い場合は、この非弾性は、面積を増加させ、力が減少する。
典型的には、多くのコンタクトが、金から製作される。その理由は、これが容易に汚染せず、材料は軟らかく、高い導電率を有するためである。しかしながら、それは、CMOS製造設備では許容されず、最善の選択ではない。窒化チタンが良好な材料であり、その理由はCMOS製造において既に使用されており、バリア層として使用されるためである。それはまた、容易に変色せず、コンタクト表面は低い汚染確率を有するべきである。それは、極めて硬い材料であり、その抵抗率は極めて低い。TiNの1つの利点が、MEMS製造にとって極めて耐久性のある材料となり、MEMSおよびコンタクト抵抗について同じ材料を使用できることである。
コンタクト抵抗は、コンタクトにおける凹凸の性質によって支配されているため、そしてこれらは典型的には20nm未満の高さであるため、サブ100nm材料層が、底部コンタクトの上およびMEMSの下面でのエリアにおいてパターン化でき、そこでは底部コンタクトが、降下するMEMSデバイスと接触する。
CMOS製造設備で許容され、または低い抵抗率値を有し、環境と強く反応しないものとして既に見つけている材料は、TiN,Tu,Pt,Ir,Rh,RuおよびMoを含む。TiN,MoおよびTuは、比較的容易にエッチングできる材料であるが、他のものはそれほど容易にはエッチングされない。これらは、全て比較的硬く、高い融点を有し、これらは全て10−5Ω・cm未満の抵抗率の値を有する。
IP3値を低くするために、コンタクトの抵抗値が、コンタクトに印加される電力とともに変化しないことが重要である。こうして凹凸上で高い圧力で動作することが重要であり、これらはほぼ完全に変形している。通常、接触後、凹凸コンタクトの抵抗値が特別な力で素早く減少し、しかしながら、適切な力が印加された場合、抵抗値は安定し、印加された力に強く依存することはない。これが、作動する機構である。
より硬い膜を選択することによって、変形は、弾性限界内でより長く残留し、これは、装置をオフに切り替えようとする場合、装置を分離するのに役立つ上向き力を、より高い凹凸が提供するのを確保している。こうして癒着に関連した問題を防止するのに役立つ最も高い導電率および高い硬度値を備えた材料が要望されている。
温度の増加は、コンタクトの軟化、および硬度の変化を生じさせることができる。加熱は、凹凸を通る電流フローから生じさせることができる。こうして高い融点を有する材料を有することが有用である。
抵抗スイッチを伴う1つの課題が、コンタクトが開いたときのアーク放電に起因して、コンタクト寿命の減少である。これは、回路内のいずれか浮遊インダクタンスから由来し、V=L(dI/dt)によって与えられる電圧Vを発生する。こうしてデバイス設計での浮遊インダクタンスを減少させ、そして不要な突然の電流変化を減少させることが重要である。不活性ガス、例えば、アルゴンなどの管理された雰囲気を追加することによって、着地時に跳ね返りを生じさせるカンチレバーの振動を減衰できる。跳ね返りが、従来より多くのコンタクト遮断を追加して、デバイス寿命を減少させる。
カンチレバーコンタクトがゆっくりと遮断するのを確保することによって、dI/dtの値を減少できる。これは、プルイン電圧の絶対値を0に減少させ、そしてプルアップ電圧をオンにすることによって達成できる。これは、スプリングが、コンタクトを引き離すことを可能とし、接着力に打ち勝って、1つの凹凸コンタクトを一度に破壊する。電流が急速にいったんゼロになると、コンタクトは遮断され、このプロセスは数百ナノ秒で終わることができ、全体のスイッチング時間を遅くすることはなく、これは1または2マイクロ秒のオーダーと同程度である。スイッチのアレイを一度にスイッチングさせることは、各コンタクトが少し異なるレートで遮断するため、素早く遮断する1つの大型コンタクトより遅い電流変化の平均レートをもたらす。
(全てのMEMSスイッチがハイブリッド・オーミック−MIMデバイスになる)
図7は、上方から示した抵抗スイッチ付デジタル可変キャパシタの可能性ある実装を示す。この設計において、符号1は、RFパッドが、灰色トラックによって、並列に作動する20個程度の小型スイッチ(5)を含む小型ハイブリッド・オーミック−MIMスイッチ3のアレイに接続されて位置する場所を示す。スイッチのアレイの端部において、接地されるトラック4が存在する。
図8Aと図8Bは、図7に符号5として示したアレイ内のハイブリッド・オーミック−MIM MEMSスイッチの平面図および断面図を示す。符号12,13は、プルイン電極を示し、符号11はRFラインである。MEMSブリッジは、層20,22で製作される。層20は、構造の端部にまで全ては延びておらず、図8Bに示すように、層20を層22より長さは短くしている。ブリッジは、バンプ15A,15Bの上に着地する。MEMSブリッジの2つの層は、導電性材料で製作され、符号21で示すビアを用いてともに接合される。接地されたMEMSブリッジは、下地のメタライゼーション貫通ビア23と接続される。符号19は、金属18で被覆された上部酸化物であり、オフ状態のために、MEMSを屋根まで引き上げるために使用される。これは、オフ状態でのスイッチの容量を減少させるのに役立つ。符号17は、上部酸化物を示し、犠牲層を除去するために使用されるエッチング孔を充填している。それは、これらの孔に入って、カンチレバーの端部を支持するとともに、空洞を封止して、空洞内の低圧環境が存在するのに役立つ。符号16Bは、導電性である着地ポストを示し、カンチレバーの導電性下面と接触する。符号16Aは、導電性ポスト上の表面材料であり、良好な導電性、周囲材料に対する低い反応性、高い融点、長寿命のための硬さを提供する。ブリッジの下面は、絶縁体でコートしてもよく、カンチレバーの下面に窓が開いており、MEMSが引き下げられた場合、電気的に接触する、導電性ポストのための導電領域16Cを提供する。符号25は、プルイン電極12,13の上部およびRFライン11の上部に堆積された誘電体層である。金属構造16B、誘電体25およびRFライン11は、MIMキャパシタを実装する。このMIMの上部電極は、MEMSブリッジがアップ位置にある場合、電気的に浮遊しており、あるいは、MEMSブリッジがダウン位置にある場合、16Aと16Cとの間にあるオーミックコンタクトを介して接地される。
代替の実施形態において、金属構造16A+16Bは、MIMの上部電極であり、可変抵抗器によって基準DC電位と電気的に接続される。基準DC電位は、共通のグラントまたはデバイスの別個の端子のいずれかにできる。可変抵抗器は、例示の実装として、トランジスタまたは別個のより高抵抗MEMSオーミックスイッチによって実装できる。
特定の実施形態において、制御ロジックが、下記のように動作する可変抵抗器の値を設定するために使用される。MEMSブリッジ(20+21+22)がアップ位置またはダウン位置にある場合、可変抵抗器は、通常、最も高い値に設定されることになる。この値は、可変抵抗器を流れる電流がMEMSブリッジとRFライン11との間の結合より著しく低くなるように指定されることになる。MEMSブリッジの位置が、ダウン位置からアップ位置に変化した場合、あるいはアップ位置からダウン位置に変化した場合、可変抵抗器は、状態遷移が完了するまで、小さい長さの時間でその最も低い値に一時的に設定されることになる。これは、スイッチングイベント時に、可動ブリッジとMIMキャパシタとの間の隙間での電界を減少させて、これはホットスイッチ性能を改善し、表面劣化を回避する。
多数の小型オーミックMIMスイッチを備えた全デバイスを実装するのに幾つかの利点がある。低い容量が、スイッチの高いインピーダンスと、所定のRMS電圧でデバイスを通過する小さいRF電流とを意味し、これは、オーミックスイッチの開放の際のアーク放電に起因した信頼性の課題を最小化する。その理由は、電流が、応用回路内の回路レベルのインダクタンスに起因して瞬時にゼロにならないためである。デバイスの固有のQは、1/(オメガ×C)とスイッチのオーミック抵抗との比率であり、例えば、1GHzにおいて小さいC(5〜10fFのオーダ)は、100オームより大きい抵抗値について100のQ値を与える。一般に、デバイスを多数の分岐に分解し、それぞれ直列の極めて小型のMIMを備えたオーミックスイッチで製作することは、オーミックスイッチ値についての要件を緩和し、全体的に小さい等価直列抵抗(ESR)および高いデバイスQ値を達成する。
図9は、シミュレーション解析によって発生したプロットであり、MIMキャパシタ(よって、固定容量値のもの)によって実装されるデバイスを、プログラム可能なC値を得るために直列のオーミックスイッチを全てのMIMに導入したデバイスと比較している。MIMだけのデバイスESRは、0.3オームであり、オーミックスイッチの追加がESRを増加させているが、0.1オーム未満のESRペナルティを有するために、60オーム未満の各オーミックスイッチ抵抗値を有することで充分である。これは、多数の極めて小型のオーミックMIMスイッチからなる構造における並列化を利用している。
前述の分岐手法の代わりに、全てのスイッチをハイブリッド・オーミック−MIMにすることの利点は、各オーミックコンタクトを横断する低い電流と、よってアーク放電および電力に対する感度が減少すること、そして遷移時に異なるスイッチを横断するより均一な電流分配(MIMに起因して高インピーダンス)、そして減少した寄生であり、これは、MIMだけ+スイッチだけの経路選定を有する代わりに、全ての経路選定が容量のために使用されるためである。
(MEMS DVC製造)
図10A〜図10Gは、一実施形態に係る製造の種々の段階におけるMEMS DVC1000の概略図である。図10Aと図10Bに示すように、基板102は、そこに形成された複数の電極1004A〜1004Eと、MIMの下部「金属」を形成することになる電気伝導性材料1004Fとを有する。図10Aは、MEMSデバイスを示し、図10BはMIMを示す。MIMは、同じ基板1002の上に、MEMSデバイスの空洞の外側に堆積される。電極1004A〜1004Eおよび電気伝導性材料1004Fは、同じ堆積およびパターン化プロセスの際に、同じ材料で形成できる。よって、RF電極1004Cは、電気伝導性材料1004Fと直接に接続される。電極1004A〜1004Eおよび電気伝導性材料1004Fは、異なる材料を含み、異なるプロセスで形成してもよいことは想定される。例えば、電極1004A〜1004Eは、電気伝導性材料1004Fとは別個に形成され、電気伝導性材料1004Fは、RFパッドと同時に形成されて、電気伝導性材料1004Fがパッドと直接に接続されるようにすることが想定される。
基板1002は、単層基板または多層基板、例えば、1つ以上の相互接続層を有するCMOS基板を備えてもよいことは理解すべきである。さらに、電極1004A〜1004Eおよび電気伝導性材料1004Fに使用できる適切な材料が、窒化チタン、アルミニウム、タングステン、銅、チタンおよびこれらの組合せを含み、異なる材料の多層スタックを含む。
そして、図10Cと図10Dに示すように、電気絶縁層1006が、電極1004A〜1004Eおよび電気伝導性材料1004Fの上に堆積される。電気絶縁層1006にとって適切な材料が、シリコン酸化物、二酸化シリコン、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物を含むシリコン系材料を含む。図10Cに示すように、電気絶縁層1006は、接地電極1004A,1004Eの上で除去され、そしてRF電極1004Cの上から除去され、下地の電極1004A,1004C,1004Eを露出している。
そして、電気伝導性材料1008が、電気絶縁層1006の上に堆積できる。電気伝導性材料1008は、接地電極1004A,1004EおよびRF電極1004Cとの直接接続を提供する。さらに、電気伝導性材料1008は、MIM内の上側「金属」を提供する。一実施形態において、MIMの上側金属は、MEMSデバイスから離れており、電気的に切断されており、RFパッドと直接接続される。他の実施形態において、MIMの上側金属は、RF電極1004Cと直接接続されるとともに、MIMの下部金属は、RFパッドと直接接続される。電気伝導性材料1008に使用できる適切な材料が、チタン、窒化チタン、タングステン、アルミニウムおよびこれらの組合せを含み、異なる材料を含む多層スタックを含む。
いったん電気伝導性材料1008が堆積されてパターン化されると、処理の残りが発生して、図10Gに示すMEMS DVC1000を形成する。詳細には、表面材料1010は、RF電極1004Cの上に形成された電気伝導性材料1008の上に形成でき、導電性の着地ポストを形成する。さらに、電気絶縁着地構造1012が、電気絶縁層1006の上に形成でき、スイッチング素子1014がCmax位置にある場合、スイッチング素子1014をその上に着地させることができる。上述のように、スイッチング素子1014は、その下面をコートする絶縁材料を有することができ、表面材料1010に着地することになる、露出した導電性材料のエリア1024が存在してもよい。追加の電気絶縁層1018をプルオフ(即ち、プルアップ)電極1020の上に形成してもよく、封止層1022が、全体のMEMSデバイスを封止でき、スイッチング素子1014が空洞内に配置される。製造の際、犠牲材料が、空洞の境界を規定するために使用される。
いったん製造すると、図10A〜図10Gに示したMEMS DVCは、MIMの上部または下部の金属と直接に接続されたRF電極1004Cを有する。これに応じて、MIMの他の金属は、RF電極1004Cと直接に接続されず、RFパッドと直接に接続される。こうしてMIMキャパシタは、MEMS DVCを形成するために、MEMSデバイスと同時に形成できる。
図11A〜図11Dは、他の実施形態に係る製造の種々の段階でのMEMS DVC1100の概略図である。MEMS DVCに使用される材料は、MEMS DVC1000の製造に使用したものと同じでもよい。図11Aに示すように、電極1104A〜1104Eが、基板1002の上に形成される。電極1104A〜1104Eの上に、電気絶縁層1106が堆積されパターン化でき、図11Bに示すように、グランド電極1104A,1104Eを露出させる。本実施形態において、MIMがMEMSデバイス内に形成されると、電気絶縁層1106は、RF電極1104Cの上に残留する。
そして、電気伝導性材料1108が、堆積されてパターン化でき、グランド電極1104A,1104Eとの電気接続を形成して、MIMの第2金属を形成する。図11Cに示すように、MIMは、MEMSデバイスの空洞の外側にある別個のデバイスとしてというよりは、MEMSデバイス内に形成される。
いったん電気伝導性材料1108が堆積されてパターン化されると、処理の残りが発生して、図11Dに示すMEMS DVC1100を形成する。詳細には、表面材料1110は、RF電極1104Cの上に形成された電気伝導性材料1108の上に形成でき、導電性の着地ポストを形成する。さらに、電気絶縁着地構造1112が、電気絶縁層1106の上に形成でき、スイッチング素子1114がCmax位置にある場合、スイッチング素子1114をその上に着地させることができる。上述のように、スイッチング素子1114は、その下面をコートする絶縁材料を有することができ、表面材料1110に着地することになる、露出した導電性材料のエリア1124が存在してもよい。追加の電気絶縁層1118をプルオフ(即ち、プルアップ)電極1120の上に形成してもよく、封止層1122が、全体のMEMSデバイスを封止でき、スイッチング素子1114およびMIMが空洞内に配置される。製造の際、犠牲材料が、空洞の境界を規定するために使用される。一実施形態において、各スイッチング素子1114(空洞内に1つ以上のスイッチング素子が存在できる)は、空洞内に対応するMIM構造を有する。
空洞の内部または外側にあるMIMキャパシタを使用することによって、MEMS DVCは、低い抵抗値および、一貫した共振周波数を有するようになる。
上記記載は、本発明の実施形態に関するものであるが、本発明の他のおよび追加の実施形態が、その基本的範囲から逸脱することなく考案でき、その範囲は後記の請求項によって決定される。

Claims (25)

  1. 基板の上に配置されたRFパッドと、
    基板の上に配置されたMEMSデバイスと、
    基板の上に配置されたMIMキャパシタと、を備え、
    MEMSデバイスは、基板の上に形成された空洞内に配置された1つ以上のスイッチング素子を有し、
    MEMSデバイスはさらに、基板内に配置されたRF電極を備え、
    1つ以上のスイッチング素子の下面が絶縁体でコートされ、導電領域が、1つ以上のスイッチング素子の下面に開いた窓を経由して露出しており、
    1つ以上のスイッチング素子は、導電領域を経由してRF電極と電気的に接触する位置および、RF電極から離れた位置から移動可能であり、
    MIMキャパシタは、RFパッドとMEMSデバイスとの間に接続される、MEMS DVC。
  2. MIMキャパシタは、第1電気伝導層と、
    第1電気伝導層の上に配置された電気絶縁層と、
    電気絶縁層の上に配置された第2電気伝導層とを備える請求項1記載のMEMS DVC。
  3. 第1電気伝導層は、RF電極と電気的に接続される請求項2記載のMEMS DVC。
  4. 第2電気伝導層は、RFパッドと電気的に接続される請求項3記載のMEMS DVC。
  5. 第1電気伝導層は、RF電極である請求項4記載のMEMS DVC。
  6. 第1電気伝導層は、RFパッドと電気的に接続される請求項2記載のMEMS DVC。
  7. 第2電気伝導層は、RF電極と電気的に接続される請求項6記載のMEMS DVC。
  8. 第2電気伝導層は、RF電極である請求項7記載のMEMS DVC。
  9. MEMS DVCを製造する方法であって、
    RFパッドを基板の上に堆積するステップと、
    MEMSデバイスを基板の上に形成するステップと、
    MIMキャパシタを基板の上に形成するステップと、を含み、
    MEMSデバイスは、基板の上に形成された空洞内に配置された1つ以上のスイッチング素子を備え、
    1つ以上のスイッチング素子の下面が絶縁体でコートされ、導電領域が、1つ以上のスイッチング素子の下面に開いた窓を経由して露出しており、
    MEMSデバイスはさらに、基板内に配置されたRF電極を備え、
    1つ以上のスイッチング素子は、導電領域を経由してRF電極と電気的に接触する位置および、RF電極から離れた位置から移動可能であり、
    MIMキャパシタは、RFパッドおよびRF電極に電気的に接続される、方法。
  10. MIMキャパシタを形成するステップは、
    第1電気伝導層を基板の上に堆積することと、
    第1電気絶縁層を第1電気伝導層の上に堆積することと、
    第2電気伝導層を第1電気絶縁層の上に堆積することと、を含む請求項9記載の方法。
  11. 第1電気伝導層は、RF電極を含み、
    第2電気伝導層は、RFパッドと接続される請求項10記載の方法。
  12. 第1電気伝導層は、RFパッドと接続され、
    第2電気伝導層は、RF電極を含む請求項10記載の方法。
  13. 基板の上に配置されたRFパッドと、
    基板の上に配置されたMEMSデバイスとを備え、
    MEMSデバイスは、基板の上に形成された空洞内に配置された1つ以上のスイッチング素子と、MIMキャパシタとを備え、
    1つ以上のスイッチング素子の下面が絶縁体でコートされ、導電領域が、1つ以上のスイッチング素子の下面に開いた窓を経由して露出しており、
    MIMキャパシタは、RFパッドと電気的に接続される、MEMS DVC。
  14. MIMキャパシタは、第1電気伝導層と、
    第1電気伝導層の上に配置された電気絶縁層と、
    電気絶縁層の上に配置された第2電気伝導層とを備える請求項13記載のMEMS DVC。
  15. 第1電気伝導層は、RFパッドと電気的に接続される請求項14記載のMEMS DVC。
  16. 第2電気伝導層は、RFパッドと電気的に接続される請求項14記載のMEMS DVC。
  17. MEMS DVCを製造する方法であって、
    RFパッドを基板の上に堆積するステップと、
    MEMSデバイスを空洞内に形成するステップとを含み、
    形成するステップは、
    a)MIMキャパシタを基板の上に形成することを含み、MIMキャパシタは、RFパッドと接続され、
    b)さらに1つ以上のスイッチング素子を基板の上に形成することを含み、1つ以上のスイッチング素子は、MIMキャパシタと電気的に接触する位置および、MIMキャパシタから離れた位置から移動可能であり、1つ以上のスイッチング素子の下面が絶縁体でコートされ、導電領域が、1つ以上のスイッチング素子の下面に開いた窓を経由して露出している、方法。
  18. MIMキャパシタを形成するステップは、
    第1電気伝導層を基板内に堆積することと、
    第1電気絶縁層を第1電気伝導層の上に堆積することと、
    第2電気伝導層を第1電気絶縁層の上に堆積することと、を含む請求項17記載の方法。
  19. 第1電気伝導層を堆積することは、MIMキャパシタをRFパッドに接続する請求項18記載の方法。
  20. 1つ以上のスイッチング素子が、MIMキャパシタから離れた位置にある場合、第2電気伝導層は、電気的に浮遊している請求項18記載の方法。
  21. MEMS DVCを製造する方法であって、
    RFパッドを基板の上に堆積するステップと、
    MEMSデバイスを空洞内に形成するステップとを含み、
    形成するステップは、
    a)MIMキャパシタを基板の上に形成することを含み、MIMキャパシタは、RFパッドと接続され、
    b)さらに1つ以上のスイッチング素子を基板の上に形成することを含み、1つ以上のスイッチング素子は、MIMキャパシタと電気的に接触する位置および、MIMキャパシタから離れた位置から移動可能であり、
    該方法はさらに、MIMキャパシタを基準電位に接続する可変抵抗器を形成することを含む、方法。
  22. MIMキャパシタを形成するステップは、
    第1電気伝導層を基板内に堆積することと、
    第1電気絶縁層を第1電気伝導層の上に堆積することと、
    第2電気伝導層を第1電気絶縁層の上に堆積することと、を含む請求項21記載の方法。
  23. 第1電気伝導層を堆積することは、MIMキャパシタをRFパッドに接続する請求項22記載の方法。
  24. 第2電気伝導層は、電気的に浮遊している請求項22記載の方法。
  25. 下記論理に基づいて、可変抵抗器の値を設定することをさらに含む請求項21記載の方法。
    a)スイッチング素子がアップ位置またはダウン位置にある場合、可変抵抗器は、通常、最も高い値に設定され、そのため可変抵抗器を流れる電流が、スイッチング素子とMIMキャパシタとの間の結合より著しく低くなり、
    b)スイッチング素子の位置が、ダウン位置からアップ位置に変化した場合、あるいはアップ位置からダウン位置に変化した場合、可変抵抗器は、状態遷移が完了するまで、その最も低い値に一時的に設定される。
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