JP6042177B2 - インクパック - Google Patents

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Description

本発明は、内部に紫外線硬化型インクを封入するインクパックに関するものである。
従来から特許文献1に開示されているようなインクパックが知られている。図12は、従来のインクパックの一例を示す破断図である。このインクパック900は、上下一対の第1フィルム901からなる表面部902と左右一対の第2フィルム903からなる側面部904とからなる。前記表面部902は、ポリエチレン層、ポリエステル層、アルミニウム層及びポリエステル層の積層構造であり、前記側面部904は、ポリエチレン層、アルミニウム層及びナイロン層の積層構造である。
このインクパック900は、表面部902の長辺部905の基材層(ポリエチレン層)と前記側面部904の長辺部906の基材層(ポリエチレン層)とを対向させてこれらを熱溶着し、表面部902の一方側の短辺部(図示省略)も当該表面部902のポリエチレン層同士を対向させて同様に熱溶着することで、筒胴体を形成する。また、表面部902の他方側にはインク供給口907が設けられている。図13は、図12に示したインクパックの一部拡大断面図である。同図に示すように、熱溶着による長辺部905,905の接合部908は、前記基材層909が端面910に露出した状態になる。
特開2000−238291号公報
近年、インクジェットプリンタのインクの消費量が飛躍的に増大し、インクパックに密封するインク量もこれに比例して増大している。このため、インクパック自体や特に熱溶着部分に相当の強度が要求されるようになり、現在ではフィルムの基材層に150μm〜200μmほどの厚さをもたせることで、全体の強度を保つと共に接合部におけるインクの密封性を確保するようにしている。
一方、上記インクパックに密封した紫外線硬化型のインクが保存時間経過と共に当該インクパック内で硬化する現象が確認されており、その原因を究明する必要が生じていた。本願発明者らは、係る原因の究明に努力した結果、前記接合部が強度確保のために厚くなったため当該接合部から紫外線が侵入し、内部のインクを硬化させていることを突き止めた。この発明は、係る課題に着目し、この課題を解決するために成されたものである。
本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの基材層の端部で接合すると共に、一方のフィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、この延出部を折り返して前記端部の接合部の端面を被覆したことを特徴とする。
この発明では、遮光層の延出部を折り返して前記接合部の端面を被覆するので前記基材層から紫外線が侵入するのが防止される。これにより、内部のインクが保存中に硬化しなくなる。なお、前記端部は、フィルムの長辺部及び短辺部のいずれも含む。また、基材層及び遮光層の他に別の層が積層されていても良い。
第2の観点における本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの基材層の端部で接合すると共に、前記フィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、この延出部同士を接合したことを特徴とする。
遮光層が延出した延出部同士を接合することで、当該遮光層により前記接合部の端面を被覆できる。このため、基材層から紫外線が侵入するのが防止され、内部のインクが保存中に硬化しなくなる。なお、前記端部は、フィルムの長辺部及び短辺部のいずれも含む。また、基材層及び遮光層の他に別の層が積層されていても良い。
第3の観点における本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの前記基材層の端部で接合すると共に、前記フィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、この延出部同士を接合すると共に、前記延出部の一方を他方の端部で折り返して接合したことを特徴とする。
係る構成によれば、遮光層が含まれる延出部の一方を他方の端部で折り返すことで更に紫外線の遮蔽効果が向上すると共に、端部の強度が更に向上する。
第4の観点における本発明に係るインクパックは、基材層と基材層との間であって前記接合部となる部分に樹脂の接合層を設けるのが好ましい。このようにすれば、紫外線を遮蔽しつつ更に端部の接合強度を向上できる。
第5の観点における本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの前記基材層の端部で接合すると共に、前記基材層は、紫外線遮蔽樹脂により構成されていることを特徴とする。
基材層を紫外線遮蔽樹脂により構成することで、この基材層が端面に露出しても内部に紫外線が侵入することがない。このため、内部のインクが保存中に硬化するのを防止できる。
第6の観点における本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの前記基材層の端部で接合すると共に、前記基材層と基材層との間であって前記接合部となる部分に紫外線遮蔽樹脂により構成される接合層を設けたことを特徴とする。
基材層と基材層との間に紫外線遮蔽樹脂を設けることで、接合部の基材層から侵入した紫外線を吸収して遮蔽できる。このため、内部のインクが保存中に硬化するのを防止できる。
第7の観点における本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの前記基材層の端部で接合すると共に、一方のフィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、前記端部の接合部の端面を被覆する紫外線遮蔽樹脂からなる被覆層を延出部上に前記端面を含めて形成したことを特徴とする。
紫外線遮蔽樹脂の被覆層を前記端面を含めるように延出部上に形成することで、端面から侵入する紫外線を遮蔽できる。これにより、内部のインクが保存中に硬化することがない。
第8の観点における本発明に係るインクパックは、フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの基材層の端部で接合すると共に、遮光層を含むテープ状の封止片により前記端部の接合部の端面を被覆したことを特徴とする。
この発明では、遮光性のある封止片により前記接合部の端面を被覆するので前記基材層から紫外線が侵入するのが防止される。これにより、内部のインクが保存中に硬化しなくなる。なお、前記端部は、フィルムの長辺部及び短辺部のいずれも含む。
本発明によれば、樹脂製の基材層から紫外線が侵入して内部のインクが保存中に硬化することを防止できる。
この実施の形態に係るインクパックのカートリッジを示す組立図である。 図1に示したインクパックの平面図である。 図2のA−A断面図である。 実施の形態1の変形例に係るインクパックの接合部を示す断面図である。 実施の形態1の変形例に係るインクパックの接合部を示す断面図である。 実施の形態1の変形例に係るインクパックの接合部を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るインクパックの接合部を示す断面図である。 実施の形態2に係るインクパックの変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るインクパックを示す断面図である。 実施の形態3に係るインクパックの変形例を示す断面図である。 実施の形態4に係るインクパックの変形例を示す断面図である。 従来のインクパックの一例を示す破断図である。 図12に示したインクパックの一部拡大断面図である。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態1に係るインクパックのカートリッジを示す組立図である。図2は、図1に示したインクパックの平面図である。図3は、図2のA−A断面図である。このインクパック100は、表面部1と側面部2とを熱溶着により袋状に接合して形成される。表面部1は、長方形の上フィルム11及び下フィルム12からなる。当該上フィルム11及び下フィルム12は多層構造であり、例えば基材層13としてポリエチレン膜を設け、この基材層13に第二樹脂層14であるポリエステル層を積層し、更に当該第二樹脂層14に遮光層であるアルミニウム膜の金属層15を積層し、この金属層15にポリエステル膜からなる保護層16を積層形成して成る。
側面部2は、長方形のフィルムを中央で折り曲げた構成であり、その長さは前記表面部1と略同じである。当該側面部2は、前記表面部1の左右側に設けられる。側面部2も同様に、長方形のフィルム20からなる。当該フィルム20は多層構造であり、例えば基材層13としてポリエチレン膜を設け、この基材層13に第二樹脂層14であるポリエステル層を積層し、更に当該第二樹脂層14にアルミニウム膜の金属層15を積層し、この金属層15にポリエステル膜からなる保護層16を積層形成して成る。
例えば、基材層13の厚さは120μmである。第二樹脂層14の厚さは15μmである。金属層15の厚さは9μmである。保護層16の厚さは16μmである。
このインクパック100は、図3(a)に示すように、表面部1の長辺部17のポリエチレン層と前記側面部2の長辺部17のポリエチレン層とを対向させ、図3(b)に示すように、これらを熱溶着することで密封構造とする。接合部3の端面6の厚さDは、300μm〜400μmになる。また、表面部1の一方側の短辺部18では、表面部1の上フィルム11と下フィルム12との前記ポリエチレン層同士を対向させて同様に熱溶着する。接合部3の厚さDは、300μm〜400μmとなる。
表面部1の他方側の短辺側中央にはインク供給口4が設けられている。このインク供給口4は、樹脂製の筒状体41の一端を取り巻くように上フィルム11及び下フィルム12の短辺部18が当該筒状体41に接着された構成である。
前記表面部1の上フィルム11の第二樹脂層14、金属層15及び保護層16は、前記基材層13から延出している(延出部5)。金属層15は遮光性を備えているため、この延出部5を折り返して側面部2の下フィルム12の表面に貼り付ける。これにより、遮光性を有する金属層15により接合部3の端面6に露出する基材層13(ポリエチレン層)が被覆されるので外部から紫外線が当該基材層13を通じてインクに到達するのを防止できる。表面部1の上フィルム11の延出部5と側面部2の下フィルム12との接着は、上フィルム11の第二樹脂層14と下フィルム12の保護層16とを熱溶着することで行う。また、延出部5を折り返して熱溶着することによりフィルム間の接合度が高まり、インクパック100の強度が向上する。
また、図3に示すように、前記表面部1の短辺部18においても上フィルム11の延出部5を折り返して下フィルム12の表面に貼り付ける。これにより、遮光性を有する金属層15により接合部3の端面6に露出する基材層13(ポリエチレン層)が被覆されるので外部から紫外線が当該基材層13を通じてインクに到達するのを防止できる。表面部1の上フィルム11の延出部5と下フィルム12との接着は、上フィルム11の第二樹脂層14と下フィルム12の保護層16とを熱溶着することで行う。
このインクパック100は、インクカートリッジ150のケース101に収納される。このケース101は高分子材料からなる箱体であり上部には蓋102が装着され、インクパック100のインク供給口4をケース101の切り欠き103に固定し、インクカートリッジ150を構成する。また、このインクカートリッジ150のケース101は、多数の小さな穴104が設けられ、軽量化と使用材料の節約が図られている。穴104は、袋がいびつに変形しない程度の径とするのが好ましい。また、穴104を通じて内部のインクパック100が見えるようにすれば、インクパック100にインク色を表示することでそのインクカートリッジ150のインク色を確認でき、インクカートリッジ150毎に内部のインクパック100の色をシール等で表示しなくても済む。このため、インクカートリッジ150を全ての色のインクパック100に対して共通して使用できるようになる。
以上、この発明のインクパック100では、接合部3から紫外線が進入するのを防止できるので、内部の紫外線硬化型インクが時間経過と共に硬化するのを防止できる。このため、インクの品質保持期間を長く設定でき、不良インクパックの発生を防止できる。また、インクカートリッジ150のケース101を、紫外線を遮断できる素材から構成しなくても良い。即ち、インクパック100をインクカートリッジ150に収納した場合に外部から紫外線が侵入しても、接合部3で紫外線が遮断されるので、インクが硬化することがない。このため、ケース101に複数の穴104を設けて軽量化及び材料の節約を可能にできる。
なお、前記延出部5は、少なくとも金属層15で構成すれば足りるが、上記実施の形態1のように、当該金属層15の補強のため前記第二樹脂層14または保護層16と共に構成するのが好ましい。また、上記実施の形態では、延出部5を上フィルム11に設けたが、当該延出部5は下フィルム12に設けても良い。この場合、下フィルム12の延出部5を、接合部3を熱溶着した後に折り返して基材層13の端面6を被覆するようにし、外部から紫外線が当該基材層13を通じてインクに到達するのを防止する。
また、図4に示すように、インクパック110の接合部3のみに厚い樹脂層を設けることができる。例えば、接合部3になる上フィルム11の長辺部17及び短辺部18に対してテープ状の樹脂製の接合層31を介在させ、この接合層31を挟んで表面部1の上フィルム11の基材層13と側面部2のフィルム20の基材層13とを熱溶着して接合する。この場合、露出する端面6が広くなるが、上フィルム11の延出部5を折り返して当該端面6を被覆することで紫外線の侵入を防止できる。このため、更に高い強度で上フィルム11と下フィルム12とを接合でき且つその接合部3の端面6からの紫外線の侵入を防止できる。
図5は、上記実施の形態1の変形例に係るインクパックの接合部3を示す断面図である。このインクパック120は、図5(a)に示すように、表面部1の上フィルム11及び側面部2のフィルム20に上記同様の延出部5を設け、図5(b)に示すように、表面部1の上フィルム11及び側面部2のフィルム20の長辺部17を接合した後、対向する上フィルム11の延出部5とフィルム20の延出部5とを熱溶着した構成である。この場合も、接合部3の基材層13の端面6が延出部5により被覆されるので、当該端面6からの紫外線の侵入が阻止されてインクの硬化を防止できる。更に、表面部1の短辺部18同士を接合する場合も同様に上フィルム11の延出部5と下フィルム12の延出部5とを熱溶着して基材層13の端面6を被覆する。なお、係る構成においても、延出部5は、少なくとも金属層15で構成すれば足りるが、当該金属層15の補強のため前記第二樹脂層14または保護層16と共に構成するのが好ましい。
図6は、上記実施の形態1の別の変形例に係るインクパックの接合部を示す断面図である。このインクパック130は、図5のインクパンク120のように、表面部1の上フィルム11及び側面部2のフィルム20に上記同様の延出部5を設け、表面部1の上フィルム11及び側面部2のフィルム20の長辺部17を接合した後、対向する上フィルム11の延出部5にフィルム20の延出部5を重ねて熱溶着し、更に、上フィルム11の延出部5を折り返して前記フィルムの端部21に重ねた構成である。上フィルム11の延出部5の第二樹脂層14がフィルム20の保護層16に熱溶着される。この場合も、接合部3の基材層13の端面6が延出部5により被覆されるので、当該端面6からの紫外線の侵入が阻止されてインクの硬化を防止できる。なお、係る構成においても、延出部5は、少なくとも金属層15で構成すれば足りるが、当該金属層15の補強のため前記第二樹脂層14または保護層16と共に構成するのが好ましい。更に、表面部1の短辺部18同士を接合する場合も同様に上フィルム11の延出部5と下フィルム12の延出部5とを図6に示すように熱溶着して基材層13の端面6を被覆する。
(実施の形態2)
図7は、この発明の実施の形態2に係るインクパックの接合部3を示す断面図である。このインクパック200では、基材層213を紫外線遮蔽樹脂で構成した点に特徴がある。基材層213を紫外線遮蔽樹脂で構成することで、基材層213同士を熱溶着した場合にその基材層213の端面6が露出しても、基材層13同士が互いに密着しているので端面6から侵入する紫外線は基材層13の端面6で遮蔽される。これにより、インクパック内部に紫外線が侵入することを防止できる。
紫外線遮蔽樹脂は、メトキシケイヒ酸オクチル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピレン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等である。
図8は、実施の形態2に係るインクパックの変形例を示す断面図である。このインクパック210では、接合部3のみに厚い紫外線遮蔽樹脂からなる接合層231を設ける。例えば、接合部3になる上フィルム11の長辺部17及び短辺部18に対してテープ状の紫外線遮蔽樹脂製の接合層231を介在させ、この接合層231を挟んで表面部1の上フィルム11の基材層13と側面部2のフィルム20の基材層13とを熱溶着して接合する。この場合、露出する端面6に紫外線遮蔽樹脂を挟み込む形になり、端面6に紫外線遮蔽樹脂が露出するので、当該端面6において紫外線の多くが遮蔽される。特に基材層13が薄く、接合層231が厚い構成にすることで、より高い紫外線遮蔽の効果が得られる。また、基材層13の端面6から斜めに侵入してきた紫外線を吸収することで遮蔽できる。なお、当該実施の形態2において、前記紫外線遮蔽樹脂に換えて紫外線散乱材も用いても良い。
(実施の形態3)
図9は、この発明の実施の形態3に係るインクパックを示す断面図である。このインクパック300は、表面部1の下フィルム12に、延出部5を設け、この延出部5の上に紫外線遮蔽樹脂を塗布し、基材層13の端面6を被覆した点に特徴がある。前記表面部1の下フィルム12の第二樹脂層14、金属層15及び保護層16は、当該下フィルム12の前記基材層13からはみ出して設けられている(延出部5)。そして、上フィルム11と下フィルム12とを対向させて長辺部17を熱溶着する。これにより、基材層13の端面6が横方向に露出する。次に、延出部5の上であって前記端面6を含めて紫外線遮蔽樹脂を塗布し、端面6の被覆層301を形成する。この被覆層301は、図9に示したように、端面6をうまく被覆するような微小幅のものとしても良いし、図10に示すように、端面6を含めた所定幅をもった紫外線遮蔽樹脂からなるテープ材302としても良い。
(実施の形態4)
図11は、この発明の実施の形態4に係るインクパックを示す断面図である。このインクパック400は、図3に示したインクパックと略同様の構成であるが、延出部5が上フィルム11とは別体のテープ状の封止片405となっている点が異なる。その他の構成は実施の形態1と同様であるからその説明を省略する。この封止片405は、端面6を完全に覆うように上テープ11及び下テープ12の表面に渡って熱溶着して設けられている。この封止片405は、上テープ及び下テープ12の構造と同じである。また、封止片405は、遮光層のみからなる単層構造でも良い(図示省略)。このようにしても、実施の形態1のインクパックと同一の効果が得られる。
なお、上記実施の形態1〜3では、各フィルムの構成として、基材層13としてポリエチレン膜を設け、この基材層13に第二樹脂層14であるポリエステル層を積層し、更に当該第二樹脂層14にアルミニウム膜の金属層15を積層し、この金属層15にポリエステル膜からなる保護層16を積層形成して成るものを示したが、これに限定されるものではない。
100 インクパック
1 表面部
2 側面部
5 延出部
6 端面
11 上フィルム
12 下フィルム
13 基材層
14 第二樹脂層
15 金属層
16 保護層
20 フィルム
150 インクカートリッジ

Claims (6)

  1. フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、
    前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの基材層の端部で接合すると共に、一方のフィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、この延出部を折り返して前記端部の接合部の端面を被覆したことを特徴とするインクパック。
  2. フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、
    前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの基材層の端部で接合すると共に、前記フィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、この延出部同士を接合したことを特徴とするインクパック。
  3. 更に、前記延出部の一方を他方の端部で折り返して接合したことを特徴とする請求項2に記載のインクパック。
  4. 更に、基材層と基材層との間であって前記接合部となる部分に樹脂の接合層を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のインクパック。
  5. フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、
    前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの前記基材層の端部で接合すると共に、一方のフィルムは、前記基材層から遮光層が延出した延出部を有し、前記端部の接合部の端面を被覆する紫外線遮蔽樹脂からなる被覆層を延出部上に前記端面を含めて形成したことを特徴とするインクパック。
  6. フィルムを接合して袋状とし、その内部に紫外線硬化型のインクを封入するインクパックであって、
    前記フィルムは、樹脂からなる基材層と当該基材層に積層した遮光層とを含む多層構造であり、そのフィルム同士をそれぞれの基材層の端部で接合すると共に、遮光層を含むテープ状の封止片により前記端部の接合部の端面を被覆したことを特徴とするインクパック。
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