JP6042063B2 - マニアスプレッダにおける散布装置と床コンベアの制御装置と制御方法 - Google Patents

マニアスプレッダにおける散布装置と床コンベアの制御装置と制御方法 Download PDF

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本発明は、荷箱内に積載した堆肥などを、荷箱内の床面に設けた床コンベアの作動により荷箱後部に設けた散布装置に向けて送り込み、その散布装置の回転するビーターの作動で、荷箱の後方に散布していくマニアスプレッダにおいて、床コンベアの作動と散布装置の作動とを制御する制御装置及び制御方法に関する。
荷箱に積載した堆肥などを、荷箱内の床部に装備せる床コンベアで、荷箱の後部に装備せしめてある散布装置に送り、その散布装置により荷箱の後方に散布していくマニアスプレッダ(堆肥散布機)は、トラクタに牽引されて走行する被牽引型のものについて具体的に説明すれば、通常、図1の側面図、図2の平面図にあるように、トラクタTに牽引されて走行輪10により走行する台車状の機体1の上面に、上方が開放する荷箱2を、それの後端側の機壁が切除されて後方に開放する形状に形成して装架し、この荷箱2内に、それの床板20上面に沿い回動する床コンベア3を装備せしめ、後方に開放する荷箱2の後端部には、散布装置4を装架することで構成してある。そして、この堆肥散布機Aにおける床コンベア3及び散布装置4の駆動は、床コンベア3にあっては、図6にあるように、機体1の後部の左右の一方の側面で、該床コンベア3のコンベアベルト3aの後部側の回行部を支承しているスプロケット30と対向する部位に組み付け支架した油圧モータMの出力軸を、前記スプロケット30の軸に伝導機構を介して伝導連繋しておき、この油圧モータMを、荷箱2の前面に装備せる油圧制御ボックスb内に組み込まれた油圧回路(図示省略)を経て流れる圧油によって駆動させ、それにより、スプロケット30を駆動してコンベアベルト3aを回動作動させることで、該床コンベア3を駆動するようにしてある。そして、この床コンベア3の駆動は、前記油圧制御ボックスb内の油圧回路に組み込んである制御弁(図示省略)を、荷箱2前面の前記油圧制御ボックスbの上方位置に装備せしめてあるコントローラcからの指令により、油圧回路を閉とする位置に切り換え作動させて、油圧モータMに対する圧油の流れを遮断して油圧モータMの回転を停止させることで停止し、該床コンベア3は停止状態となるようにしてある。
なお、油圧モータMを駆動するように供給する圧油は、この例においては、トラクタT側に設けられる油圧装置で生成される圧油を利用するようにしてある。トラクタT側に設けられた油圧装置の油圧回路は、油圧ホースaを介して、前記荷箱2前面に設けた油圧制御ボックスb内の油圧回路に接続させてあり、油圧モータMは、この油圧ホースaを介して導かれるトラクタTの油圧装置の圧油により駆動される。このため、床コンベア3の駆動は、トラクタTに設けられている制御装置の操作により、そのトラクタTの油圧装置を作動させて、その油圧装置の油圧回路に生成する圧油が、油圧モータMの油圧回路に流れる状態としておいて、コントローラcからの指令により制御弁を開の位置に作動させて油圧モータMを駆動させることで行われるようになる。
また、散布装置4にあっては、図4にあるように、機体1の後部に装架した該散布装置4の機枠4aの下面に組み付け支架せるビータ駆動用のミッション部kの出力軸を、散布装置4のビータ軸40に伝導連繋しておき、その駆動用のミッション部kの入力軸に伝導連結した動力伝達軸5を駆動してミッション部kを作動させてビータ軸40を駆動回転させることにより駆動させるが、動力伝達軸5は、前端側に入力軸5aが装設してあって、この入力軸5aと、トラクタTの車体後部に装備せる動力取出軸(図示省略)とが自在軸継手50を介し接続せしめてあり、トラクタTの動力取出軸(PTO軸)を駆動回転させることにより、その動力取出軸から出力されるトラクタT側の回転動力によって駆動されるようにしてある。したがって、散布装置4の駆動は、トラクタTの制御装置の操作により動力取出軸を作動させて、動力伝達軸5を駆動回転させることにより開始するようにしてある。
そして、これにより、堆肥散布機Aは、荷箱2内に投入して積載した堆肥などを、油圧モータMの駆動による床コンベア3の作動で順次後方に順次移動させ、その移動する堆肥などの後端側から、動力伝達軸5の駆動により回転するビータ41の回転作動で、荷箱2の後方に放出して散布するように構成されている。
このように構成される堆肥散布機Aには、荷箱2内に投入して積載した堆肥などの中に混入している石などの異物が、堆肥とともに、床コンベア3で散布装置4に送られてきたときに、この異物により散布装置4の回転するビータ軸40に設けたビータ41の負荷が増大することで、散布装置4に破損を生ぜしめることがある。
この堆肥中に混入する石などの異物により散布装置4に生ずる破損を防止するため、散布装置4のビータ駆動ミッション部kにトルククラッチを設けるか、動力伝達軸5にシェアボルト6を設けるなどの安全装置を組み込んで、ビータ41にかかる負荷の増大により、動力伝達軸5に過大な負荷が作用してきたときに、シェアボルト6が切断して、散布装置4のビータ軸40への回転動力の伝達を遮断し、散布装置4のビータ軸40の回転作動を停止させて、散布装置4の破損を防ぐ安全対策が採られている。
一方、この手段の採用により、異常な負荷の発生時に自動的に動力の伝達が遮断されて散布装置4の作動が停止するようにしたとき、散布装置4は停止しても、床コンベア3は作動し続けることで、堆肥を散布装置4に送り続けることから、堆肥が散布装置4の手前に圧縮されて集積し、その圧力で散布装置4を破損させたり、再起動の際に、圧縮した堆肥を取り除かないと、再起動ができない事態を生ぜしめている。
この事態の発生を防止するため、
イ.散布装置4には、前記図4に示しているように、ビータ軸40の回転を感知するセンサSを設けて、このセンサSにより散布装置4の回転停止を検出させ、その検出作動により散布装置4の回転停止時に荷箱2内の床コンベア3の作動を停止させるよう床コンベア3の作動を制御する手段、
ロ.床コンベア3で搬送される堆肥により散布装置4に加わる圧力を検出する検出手段を設けて、散布装置4の回転停止により散布装置4に加わる堆肥の圧力が増大してきたときに、その検出手段による圧力の検出作動で、荷箱2内の床コンベア3の作動が停止するよう床コンベア3の作動を制御する手段、
が採られている。
上述のイの手段は、例えば、前述の図4に示しているように、散布装置4のビータ軸40に、該ビータ軸40の回転の有無を感知するセンサSを組み付け、このセンサSを、図5のブロック図にあるよう油圧制御ボックスb内の油圧回路Uを制御するコントローラcに接続し、このセンサSがビータ軸40の回転の停止を検出して、その検出信号がコントローラcに送られると、コントローラcから油圧制御ボックスb内の油圧回路Uに組み込まれた電磁弁svを、油圧回路がオフとなる位置に動かすよう作動させる信号が発信され、これによる電磁弁svの作動で油圧回路がオフに切り換わって、油圧モータMが停止し、床コンベア3の作動が停止するようにして、散布装置4の作動が停止するとそれにより自動的に床コンベア3の作動が停止するよう床コンベア3の作動を制御する手段である。
ロの手段は、例えば、図6・図7・図8に示しているように、散布装置4を組み立て構成している機枠4aを、機体1に設けた揺動支点Pに、前後に揺動自在に支架せしめ、散布装置4が、床コンベア3で送られてきた堆肥の圧力を受けたときに、その圧力で散布装置4の機枠4aが後方に傾斜回動するようにして、その散布装置4の機枠4aの傾斜回動による傾斜角度の変化により圧力の感知作動が行われるようにしておき、また、油圧モータMの作動を制御する油圧制御ボックスb内の油圧回路Uには、図9にあるようその油圧回路Uをオン・オフに切り換える油圧作動弁vを、油圧制御ボックスbの外面に軸支せる作動部材Lの上昇回動(図7)により油圧モータMに対する回路を開とする位置を占め、作動部材Lの下降回動(図8)により閉とする位置を占めるよう、作動部材Lと連繋させて組み込み、かつ、常態において、作動部材Lが上昇回動した状態位置にあり、そのとき油圧作動弁vが油圧回路Uを開とするポジションを占めるよう規制しておき、この作動部材Lの回動端部と前述の揺動自在に機体1に軸架した散布装置4の機枠4aの回動側の端部とを、角度感知ワイヤーwとにより連繋して、散布装置4の機枠4aが堆肥の圧力で後方に傾斜回動すると、角度感知ワイヤーwの牽引により、作動部材Lが下降回動して、油圧弁が油圧回路をオフに切り換えるよう作動し、油圧モータMを停止せしめて床コンベア3が停止するようにして、散布装置4の作動が停止して散布装置4に加わる堆肥の圧力が増大してくると自動的に床コンベア3の作動が停止するように制御している手段である。
このように、床コンベア3により送られる堆肥により散布装置4に異常な負荷または圧力がかかることで、安全装置の作動で散布装置4の回転作動が停止したときに、床コンベア3の作動が自動的に停止するよう床コンベア3の作動を制御する手段を装備せしめている従前の堆肥散布機Aには、以下に記載する問題がある。
1.散布装置4には回転を感知するセンサSを設けてそのセンサSによる散布装置4の回転停止の検出作動により床コンベア3の作動を停止せしめる制御手段(以下「イ手段」という)を採用し装備せしめている堆肥散布機、また、床コンベア3で搬送される堆肥により散布装置4に加わる圧力を検出する検出手段を設けて、散布装置4が回転停止して、散布装置4に加わる堆肥の圧力が増大してきたときに、その検出手段による圧力の検出作動で、床コンベア3の作動を停止せしめる制御手段(以下「ロ手段」という)を採用し装備せしめている堆肥散布機のいずれのものも、
(1)散布装置4の作動が完全に停止した後に、床コンベア3の作動が停止するので、シェアボルト6が切断して散布装置4が停止した後も回動作動する床コンベア3が停止するまでの間の送り作動により、散布装置4の入口部に堆肥が圧縮された状態となる(図11)。この圧縮された状態の堆肥が、シェアボルト6を交換して、再起動させたときに、散布装置4の作動を阻げる負荷となって、再びシェアボルトが切断し易くなる。
(2)作業開始時点における散布装置4と床コンベア3の駆動は、先に、散布装置4を規定回転数まで駆動し、その後に床コンベア3を駆動するという順を守って駆動する必要がある。この順を逆にし、または同時に駆動すると、散布装置4が停止しているか、もしくは回転が遅いところに堆肥が供給されることで、散布装置の負荷が大きくなり、シェアボルトの切断が発生し易くなる。
(3)また、「ロ手段」を採用し装備せる堆肥散布機にあっては、作業開始時点における散布装置4と床コンベア3との駆動は、散布装置4を先に駆動し、その後に床コンベア3を駆動するという順を守って行い、散布装置4を堆肥の散布・放出作動が正常に行われる規定回転数で回転する状態に駆動したところに、床コンベア3が作動して堆肥を送り込み供給するように駆動を制御することが必要である。この順を逆にすると、散布装置4が停止しているところに堆肥が送り込まれることで、散布装置4に対する堆肥の圧力が増大して、その圧力を検出する検出手段が感知作動して床コンベア3の作動を停止させてしまう(図13)。
(4)堆肥中に混入した石などの異物によりシェアボルトが切断して作動が停止したことで、シェアボルトを交換して再起動するとき、ビータ41が堆肥に喰い込んだ状態で停止している散布装置4から、喰い込んだ堆肥を取り除いておくことが必要であるが、この喰い込んだ堆肥の除去作業は、手作業で行うことで、多大の労力を要する。
という問題がある。
本発明において解決しようとする課題は、荷箱2の床面に設けた床コンベア3により、荷箱2内に投入した堆肥・厩肥などを荷箱2の後端部に装架した散布装置4に送給し、散布装置4の回転作動するビータ41により荷箱2の後方に放てき散布する堆肥散布機Aにおいて、シェアボルトなどが切断して作動が停止したときの再起動を含めた作業の起動時における散布装置4と床コンベア3の作動の制御を、散布装置4が先で床コンベア3が後になる順で駆動され、散布装置4が正常に堆肥の散布作動をするのに必要な回転数にまで駆動されたところで、床コンベア3が駆動されて堆肥の供給作動をするようにし得る制御手段を構成することと、石などの異物の混入によりシェアボルトなどの切断で散布装置4が作動を停止するときの床コンベア3の作動の制御を、散布装置4が完全に作動を停止する前に、床コンベア3が停止するようにし得る制御手段を構成する点にある。
上述の課題を解決するための手段として、本発明においては、散布装置に組み付ける回転センサS2により検出される前記散布装置のビータ軸の回転数N2と、床コンベアの駆動用の油圧モータMの作動を制御するコントローラcに組み込まれたマイコンに設定した散布装置のビータ軸が正常に作動するのに必要な最低の回転数の閾値N3とを、前記マイコンにより比較監視させて、前記回転センサS2により検出されるビータ軸の検出回転数N2が前記マイコンに設定した設定閾値N3より大きくなった時点で、床コンベア駆動用の油圧モータMの油圧回路に設けた電磁弁が開に作動して床コンベアの送り作動が開始するよう制御せしめて、作業開始時における散布装置の作動と床コンベアの送り作動とが、自動的に散布装置の作動→床コンベアの作動の順を守って行われるようにすることを特徴とするマニアスプレッダにおける散布装置と床コンベアの制御方法を提起し、またこれに併せて、
散布装置には、それのビータ軸の回転数を検出する回転センサS2を組み付け、その回転センサS2を、床コンベアの駆動用の油圧モータMの作動を制御するコントローラcに接続し、前記コントローラcのマイコンには、散布装置のビータ軸が正常に作動するのに必要な最低の回転数の閾値N3を設定するとともに、前記ビータ軸の検出回転数N2と前記ビータ軸の正常回転数の閾値N3とを比較監視してN2>N3となった時点で、油圧モータMの油圧回路に設けた電磁弁svが開の位置に作動して床コンベアの送り作動が開始するようマイコンに組み込まれたプログラムに指令する比較回路を組み込み、作業開始時における散布装置の作動と床コンベアの送込作動とが、自動的に散布装置の作動→床コンベアの作動の順を守って行われるように作動制御したことを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御装置を提起し、またこれに併せて、
散布装置4を駆動する動力伝達軸5の回転数N1に対する散布装置4のビータ軸40の回転数N2の差を、床コンベア3駆動用の油圧モータMの油圧回路を制御するコントローラcに組み込まれたマイコンにより監視させ、その差に生じた変化の検出により前記油圧回路に設けた電磁弁svに前記油圧回路を閉とする位置への作動を指令するよう制御せしめ、シェアボルトの切断時に、散布装置4の作動が完全に停止する前に床コンベアの送り作動を停止させるようにしたことを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御方法を提起し、またこれに併せて、
散布装置4を駆動する動力伝達軸5に回転数N1を検出する回転センサS1を組み付け、散布装置4のビータ軸40に回転数N2を検出する回転センサS2を組み付け、これら回転センサS1・S2を床コンベア3駆動用の油圧モータMの油圧回路を制御するコントローラcに接続し、コントローラcのマイコンには、動力伝達軸5とビータ軸40とが正常に回転している状態において、回転センサS1により検出される動力伝達軸5の回転数N1に対する回転センサS2により検出されるビータ軸40の回転数N2との差となる回転センサ比較設定値Xを設定するとともに、その回転センサ比較設定値Xと、回転センサS1により検出される動力伝達軸5の検出回転数N1に対する回転センサS2により検出されるビータ軸40の検出回転数N2との差とを比較監視する比較回路を組み込み、かつ、動力伝達軸5の検出回転数N1に対するビータ軸40の検出回転数N2との差が、回転センサ比較設定値Xより大きくなったことを確認したときの指令により、前記油圧回路に設けた電磁弁svを油圧回路を閉とする中立位置に作動せしめるマイコンプログラムを組み込んでいることを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御装置を提起し、またこれに併せて、
散布装置4を駆動する動力伝達軸5の回転数N1に対する散布装置4のビータ軸40の回転数N2の差を、床コンベア3駆動用の油圧モータMの油圧回路を制御するコントローラcに組み込まれたマイコンにより監視させ、その差に生じた変化の検出によりマイコンに組み込まれたプログラムに、前記油圧回路に設けた電磁弁svが油圧回路を閉とする中立位置に作動を行うよう指令せしめ、かつ、前記プログラムには、中立位置に作動した電磁弁svを一定時間逆転位置に作動させた後、中立位置に戻すタイマー回路を組み込み、シェアボルト6が切断されたときに、散布装置の作動が完全に停止する前に床コンベアが停止して逆転作動した後停止するようにしたことを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御方法を提起し、またこれに併せて、
散布装置4を駆動する動力伝達軸5に回転数N1を検出する回転センサS1を組み付け、散布装置4のビータ軸40に回転数N2を検出する回転センサS2を組み付け、これら回転センサS1・S2を床コンベア3駆動用の油圧モータMの油圧回路を制御するコントローラcに接続し、コントローラcのマイコンには、動力伝達軸5とビータ軸40とが正常に回転している状態において、回転センサS1により検出される動力伝達軸5の回転数N1に対する回転センサS2により検出されるビータ軸40の回転数N2との差となる回転センサ比較設定値Xを設定するとともに、その回転センサ比較設定値Xと、回転センサS1により検出される動力伝達軸5の検出回転数N1に対する回転センサS2により検出されるビータ軸40の検出回転数N2との差とを比較監視する比較回路を組み込み、かつ、動力伝達軸5の検出回転数N1に対するビータ軸40の検出回転数N2との差が、回転センサ比較設定値Xより大きくなったことを確認したときの指令により、前記油圧回路に設けた電磁弁svを油圧回路を閉とする中立位置に作動せしめるマイコンプログラムを組み込み、そのマイコンプログラムには、指令により中立位置に作動させた電磁弁svを一定時間逆転位置に作動させた後に中立位置に戻すタイマー回路を組み込んでいることを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御装置を提起するものである。
散布作業を開始するとき、散布装置が一定回転以上になった後に床コンベア作動が自動的に開始されるので、散布装置と床コンベアとを、散布装置→床コンベアの順を守って作動させるのが自動的に行えるようになる。
散布作業中にシェアボルトの切断により散布装置の作動が停止する異常事態が生じたとき、散布装置の作動が完全に停止する前に床コンベアの送り作動が停止するように制御しているので、再度の起動の際の処理作業が容易になる。
被牽引型のマニアスプレッダのトラクタに連結牽引させた状態における一部破断した側面図である。 同上マニアスプレッダの同上状態における平面図である。 同上マニアスプレッダのトラクタから取り外した状態における平面図である。 同上マニアスプレッダに安全対策としてシェアボルトを装設し、さらに、シェアボルトの切断時に、床コンベアの作動が自動停止する制御手段を施したマニアスプレッダの一部破断した側面図である。 同上マニアスプレッダに組み付け施工した制御手段のブロック図である。 同上マニアスプレッダに、シェアボルト切断時における床コンベアの作動を自動停止さす制御を、散布装置に加わる堆肥の圧力を検出する圧力検出手段で行うようにした例の平面図である。 同上の圧力検出手段の側面図である。 同上圧力検出手段が、圧力を検出する作動を行った状態の側面図である。 同上圧力検出手段のブロック図である。 散布装置が正常に作動している通常状態時における荷箱内の堆肥の移動状態を表す説明図である。 堆肥中に混入している石などの異物により散布装置の作動が異常停止したときの、堆肥などが散布装置の手前に圧縮された状態を表す説明図である。 散布装置を作動させた後に床コンベアを作動させて、散布作業を開始したときの、荷箱内の堆肥の移動状態を表す説明図である。 散布装置を作動させる前に、床コンベアを作動させ、その後に散布装置を作動させて、散布作業を開始したときの、荷箱内の堆肥などの移動状態を表す説明図である。 本発明を実施せる第1の実施例のマニアスプレッダの平面図である。 同上実施例のマニアスプレッダの一部破断した側面図である。 同上実施例のマニアスプレッダにおける制御装置のブロック図である。 同上制御装置の要部のブロック図である。 同上制御装置の作動のフローチャートである。 本発明を実施せる第2の実施例のマニアスプレッダの平面図である。 同上実施例のマニアスプレッダの、散布作業中に散布装置の作動が異常停止した状態における荷箱内の堆肥などの移動状態を表した一部破断した側面図である。 同上実施例のマニアスプレッダに装備せしめた制御装置のブロック図である。 同上制御装置の要部のブロック図である。 同上制御装置の作動のフローチャートである。 本発明を実施せる第3の実施例のマニアスプレッダの平面図である。 同上マニアスプレッダの、散布作業中に散布装置の作動が異常停止し、床コンベアが停止して一定時間逆転した後に停止した状態時における荷箱内の堆肥などの移動状態を表した一部破断した側面図である。 同上マニアスプレッダに装備せる制御手段のブロック図である。 同上制御手段の要部のブロック図である。 同上制御手段の作動順を示すフローチャートである。
次に本発明の実施の形態を、実施例につき図面に従い詳述する。
図14乃至図18は、本発明手段の第1の実施例を示し、図14は本発明手段を実施せるマニアスプレッダの平面図、図15は同上マニアスプレッダの一部破断した側面図、図16は制御手段部のブロック図、図17は同上手段の要部のブロック図、図18は同上手段のフローチャートである。
これら図において、Aは本発明の実施に用いるマニアスプレッダの全体、1はそのマニアスプレッダAの機体、2は散布すべき堆肥などを積載する荷箱、3は積載した堆肥などを後方に送るよう荷箱2の床面に装架した床コンベア、4は前記床コンベア3で後方に送られる堆肥などを、後端側から掻き出して機体1の後方に散布していくよう機体1の後部に装架した散布装置を示す。
マニアスプレッダAは、前述の図3、図4、図5で示している従来例のものと同様に、機体1の前端に設けた連結器11をトラクタTの車体後部の連結ヒッチに連結してトラクタTにより牽引されて走行し、その走行移動により、散布装置4の作動で掻き出す堆肥などを圃場に散布していく被牽引型に構成したものである。
機体1の上面側で前半側に装架せる荷箱2は、上方が開放し後方が開放する形状に形成された従前のものと同様の構成のものである。
荷箱2の床面に装架せる床コンベア3も従来手段のものと同様であり、機体1の後部の一側で、床コンベア3のコンベアベルト3aの後端側を支承するスプロケット30と対向する部位に組み付けた油圧モータMの作動により、前記スプロケット30を駆動することで、コンベアベルト3aの搬送面が後方に回動して、荷箱2内に投入した堆肥などを後方の散布装置4に向け送り込むよう作動する構成のものである。
そして、その床コンベア3駆動用の油圧モータMは、牽引するトラクタTに設けられている油圧装置(図示省略)から油圧ホースaを介して導かれる圧油により作動し、そのトラクタT側から導かれる圧油が、荷箱2の前壁の前面に装架せる油圧制御ボックスb内の油圧回路Uを経て油圧モータMに供給され、制御ボックスb内の油圧回路Uに設けた電磁弁svが、荷箱2の前壁の前面に装架せるコントローラcに組み込まれたマイコンによる制御で、油圧回路Uを開とするオンの位置と同回路Uを閉とするオフの位置とに切り換えられることにより、回転作動する作動状態と回転作動が停止した停止状態とに切り換わり、この切り換え作動によって、床コンベア3を送り込み作動をする状態と送り込みを停止した状態とに切り換えられるようにしてある。
機体1の後部に装架せる散布装置4は、該散布装置4の機枠4aに軸支したビータ軸40を、機枠4aの下面側に設けたビータ駆動ミッション部kの駆動により、該ミッション部k内に収蔵せる伝導機構(図示省略)の作動で駆動回転させて、ビータ軸40の周面に放射状に取り付けたビータ41をビータ軸40中心に回転させることで、その回転するビータ41により、床コンベア3で送り込まれてくる堆肥などを掻き出して機体1の後方に散布していくよう構成した従来手段のものと同様のものである。そして、ビータ軸40を回転さすビータ駆動ミッション部kの駆動を、該駆動ミッション部kに後端側が接続する動力伝達軸5の前端側に入力軸5aを設けて、その入力軸5aを牽引するトラクタTの車体に設けた動力取出軸(PTO軸)に自在軸継手50を介し接続し、トラクタT側の回転動力で駆動するようにしていることも、従来手段のものと同様である。
6は、散布装置4のビータ軸40に過大な負荷がかかってきたときに、ビータ駆動ミッション部kに破損が生ずるのを防止するための安全対策として、散布装置4の駆動部に設けるシェアボルトであり、動力伝達軸5の途中で前端寄りの部位に装設してある。
S1は、散布装置4を駆動する動力伝達軸5の回転数を検出する回転センサであり、動力伝達軸5の、シェアボルト6を設けた部位よりも入力側の部位に組み付けて装設してあり、散布装置4のビータ軸40にかかる過大な負荷によりシェアボルト6が切断したときにおいても、動力伝達軸5の回転数を正しく検出するように設けてある。
S2は、散布装置4のビータ軸40の回転数を検出する回転センサで、ビータ軸40の上端部位に組み付けて装設してある。そして、この回転センサS2は、図16及び図17のブロック図に示しているよう、油圧制御ボックスb内の油圧回路Uを制御するコントローラcに対し、該回転センサS2で検出したビータ軸40の回転数の検出値である検出回転数N2を送るようそのコントローラcに接続させてある。
そして、コントローラcには、それに組み込まれたマイコンに、散布装置4のビータ軸40が正常に作動するのに必要な最低の回転数(例えば、ビータ軸40の最大回転数の50%の回転数)の閾値が、設定閾値N3として設定してある。また、そのマイコンには、トラクタのPTO軸(動力取出軸)の回転作動の開始により動力伝達軸5を介し散布装置4を駆動し散布作動を開始したときにおいて、回転し始めたビータ軸40から回転センサS2により検出されてコントローラcに送られてくる検出回転数N2と前述の設定閾値N3との比較監視と、起動により次第に大きくなってくる検出回転数N2が設定閾値N3より大きくなったN2>N3ことを確認したときに出力される指令により、油圧モータMの油圧回路Uに設けた電磁弁svをその油圧回路Uを開とする位置に作動せしめるマイコンプログラムに指令する比較回路が組み込まれる。
以上のように構成してあるこの実施例の堆肥散布機Aは、トラクタTのPTO軸をオンに作動させて、軸継手→動力伝達軸5→ビータ駆動ミッション部kを経て散布装置4のビータ軸40を駆動し、散布作業を開始したとき、図18のフローチャートに示しているよう、動力伝達軸5の駆動により回転し始めたビータ軸40の回転数が回転センサS2により検出されて、検出値の検出回転数N2の信号データが、コントローラcに入力され、コントローラcに組み込まれているマイコンにおいて、その検出した検出回転数N2と、マイコンに設定してある設定閾値N3とが比較監視され、検出回転数N2が設定閾値N3より小さいときは、もとに戻り、検出回転数N2が設定閾値N3より大きいN2>N3とする値となったときに、マイコンに組み込まれているプログラムに指令を出力し、そのプログラムにより電磁弁svが油圧回路Uを開とする位置に作動し、これにより、コンベア駆動用の油圧モータMが駆動されて床コンベア3の送り作動が開始されるようになる。
したがって、PTO軸を作動させて、動力伝達軸5を駆動し、散布作業を開始したとき、散布装置4のビータ軸40の回転作動が、堆肥などの散布作業を正常に行うのに必要な最低の回転数になるまでは、床コンベア3は作動せず、散布装置4のビータ軸40が正常な散布作業を行える回転数にまで回転してきたところで、床コンベア3の送り作動が開始することになるから、散布作業を開始するとき、先に散布装置4が作動を開始し、その作動が正常な散布作業を行うのに適応する状態となったところで、床コンベア3の作動が開始するようになって、散布装置4の作動と床コンベア3の作動とが、自動的に散布装置4→床コンベア3の順を守って行われるようになる。
図19乃至図23は、本発明による堆肥散布機Aにおける散布装置4と床コンベア3の制御手段についての別の実施例を示している。この例は、堆肥散布機Aによる堆肥の散布作業中に、散布する堆肥中に混入している石などの異物によって、散布装置4のビータ軸40に加わる負荷の増大により散布装置4の駆動部に設けたシェアボルト6などが切断して散布装置4の作動が停止した際に行われる床コンベアの送り作動の停止作動が、散布装置4のビータ軸40の回転作動が完全に停止する前に行われるようにしている例である。
以下、図面に従いその構成を説明すると、図において、Aは牽引型に構成したマニアスプレッダの全体、1はそのマニアスプレッダの機体、2はその機体1の上面側に装架した散布すべき堆肥などを積載する荷箱、3は積載した堆肥などを後方に送るよう荷箱bの床面に装架した床コンベア、4は前記床コンベア3で後方に送られる堆肥などを、それの後端側から掻き出して機体1の後方に散布していくよう機体1の後部に装架した散布装置、5は、散布装置4を駆動する動力伝達軸、6はその動力伝達軸5の途中に設けたシェアボルト、Mは床コンベア3を駆動する油圧モータ、aは、その油圧モータMを作動させる圧油をトラクタTに装備されている油圧回路から導く油圧ホース、bは、油圧モータMの作動を制御する油圧回路Uが組み込まれている油圧制御ボックス、cはその油圧制御ボックスb内の油圧回路Uに組み込まれた電磁弁svの作動を制御して、油圧回路Uを開・閉し、油圧モータMの作動をオン・オフするよう制御するコントローラ、S1は、散布装置4を駆動する動力伝達軸5の回転数を検出して、その検出値である検出回転数N1をコントローラcに送るよう動力伝達軸5の、シェアボルト6を設けた部位よりも入力軸側に寄る部位に組み付け付設した回転センサ、S2は、散布装置4のビータ軸40の回転数を検出して、その検出値の検出回転数N2をコントローラcに送るようビータ軸40の上端部位に組み付け付設した回転センサであり、これらは、前述の第1の実施例のものと同様に構成してある。
さらに具体的にいえば、この実施例におけるマニアスプレッダAは、機体1の前端に設けた連結器11をトラクタT(図示省略)の車体後部連結ヒッチに連結して、そのトラクタによる牽引により走行し、その走行移動により、散布装置4の作動で掻き出す荷箱2内の堆肥などを圃場に散布していく牽引型のマニアスプレッダであり、
機体1の上面側で前半側に装架せる荷箱2は、上方と後方が開放する形状に形成された構成のものであり、
荷箱2の床面に装架せる床コンベア3は、機体1の後部の一側で、該床コンベア3のコンベアベルト3aの後端側を支承するスプロケット30と対向する部位に組み付けた油圧モータMの作動により、前記スプロケット30を駆動することで、コンベアベルト3aをそれの搬送面が後方に回動するよう駆動して、荷箱2内に投入した堆肥などを機体1の後部に設けた散布装置4に向け送り込むよう作動する構成のものであり、
その床コンベア3駆動用の油圧モータMは、牽引するトラクタに装備されている油圧装置(図示省略)で生成される圧油を利用して駆動が行われるようにしてあり、そして、この油圧モータMへの圧油の供給は、コントローラcに組み込まれたマイコンの制御により、油圧回路Uに組み込まれている電磁弁svが油圧回路Uを開とする位置と閉とする位置とに切り換えられる作動によって、オン・オフに制御され、これにより、油圧モータMは、回転作動する状態と回転停止の状態とに切り換えられるようにしてあり、また、機体1の後部に装架せる散布装置4は、それの作動が、該散布装置4の機枠4aの下面に装架せるビータ駆動ミッション部kを、動力伝達軸5の駆動により駆動させて、そのミッション部k内の伝導機構を介しビータ軸40を駆動回転させることで行われ、その動力伝達軸5の駆動が、トラクタTのPTO軸からの回転動力の入力により行われる構成のものとなっている。
しかして、動力伝達軸5の回転数を検出するよう動力伝達軸5に組み付けた回転センサS1および散布装置4のビータ軸40の回転数を検出するようビータ軸40に組み付けた回転センサS2は、それぞれが検出した動力伝達軸5の検出回転数N1の信号データ及びビータ軸40の検出回転数N2の信号データを、コントローラcに送信するよう、そのコントローラcに送信回線で接続させてあり、そのコントローラcには、散布作業開始時に、散布装置4が先に作動を開始し、その後に床コンベア3の作動が開始されるように、散布装置4の作動と床コンベア3の作動とを制御するために、散布装置4のビータ軸40が正常に作動するのに必要な最低の回転数を閾値とする設定閾値N3が、コントローラcに組み込まれたマイコンに設定され、また、この設定閾値N3と回転センサS2で検出されてくるビータ軸40の検出回転数N2とを比較監視し、検出回転数N2が設定閾値N3より大きいN2>N3となったときにそれを判断してマイコンに組み込まれたプログラムに、電磁弁svが油圧回路Uを開とする位置に作動するよう指令する比較回路が組み込まれることについては、前述の第1の実施例のものと同様であるが、この実施例手段においては、コントローラcに、さらに、以下に記載する別の制御手段が組み込まれる。
コントローラcのマイコンには、回転センサ比較設定値Xが設定される。この設定値Xは、動力伝達軸5とビータ軸40とが正常に作動して回転している状態において、回転センサS1で検出される動力伝達軸5の検出回転数N1と回転センサS2で検出されるビータ軸40の検出回転数N2との差であり、X=N1−N2であるが、この例においては、単純な数値とするために、動力伝達軸5に対し、減速比G=N2/N1をもって回転しているビータ軸40の回転数N2に対し、減速比Gで除して回転数N1と同回転数とした演算回転数N2’(N2’=N2/G=N1)をマイコンにより演算させ、このN2’のN1に対する差(N1−N2’)として設定してある。即ち、N1とN2’とは同数(N1=N2’)であるから、N1−N2’は零(N1−N2’=0)であり、回転センサ比較設定値Xは、零(X=0)の値として設定してある。
そして、コントローラcに組み込まれたマイコンには、回転センサS1により検出されてくる動力伝達軸5の検出回転数N1と減速比を加算して演算されたビータ軸40の演算回転数N2’との差(N1−N2’)の監視と、この差(N1−N2)と上述の回転センサ比較設定値Xとの、比較監視を行い、差(N1−N2)が比較設定値Xより大きくなり(N1−N2’)>Xとなったときに、それを判断確認して、マイコンプログラムに電磁弁svを閉の位置に作動さすよう指令する比較回路が組み込まれる。
このように構成してあるこの実施例における散布装置4と床コンベア3の作動の制御手段は、図23のフローチャートに示しているよう作用し機能して、散布作業中にシェアボルト6がして散布装置4の作動が停止したときにおける床コンベア3の作動を停止させる制御が、散布装置4の作動が完全に停止する前に、床コンベア3の作動が停止するように制御できるようになる。
即ち、トラクタのPTO軸を作動させて起動し、散布作業を開始したとき、散布装置4のビータ軸40に設けた回転センサS2で検出されるビータ軸40の検出回転数N2とコントローラcのマイコンに設定した設定閾値N3とを比較回路による比較監視により、ビータ軸40の検出回転数N2が設定閾値N3より大きくなった時点で、電磁弁svを、油圧回路Uを開とする側に作動させて、床コンベア3の送り作動を開始させることで、散布装置4の手前に堆肥の詰まりを生ぜしめることなく散布装置4による散布作動が正常に行われるようにする。
そして、これにより、散布作業が正常に行われているところに、床コンベア3で送る堆肥の中に混入している石などの異物により、散布装置4のビータ軸40に過大な負荷がかかることで、動力伝達軸5の途中に設けたシェアボルト6が切断される異常事態が生じたときは、ビータ軸40は、動力伝達軸5との伝導が断たれることで、回転が低下し始め、続いて回転が停止するようになるが、ビータ軸40の回転が低下すると、回転センサS2により検出されるビータ軸40の検出回転数N2が下がることで、回転センサS1により検出される動力伝達軸5の検出回転数N1と検出回転数N2に減速比Gを加算して演算した演算回転数N2’との差(N1−N2’)が、マイコンプログラムに設定した回転センサ比較設定値X(X=0)より大きくなる。これを比較監視する比較回路がこの(N1−N2’)>Xとなったことを確認した時点でマイコンに組み込まれたプログラムに、電磁弁svを油圧モータMの油圧回路Uを閉とする位置に作動させるよう指令し、これにより、油圧モータMを停止させて床コンベア3の送り作動を停止させるようにする。
したがって、シェアボルト6の切断で、散布装置4のビータ軸40の作動が停止したときの床コンベア3の送り作動の停止を、ビータ軸40の作動が完全に停止する前の、回転が低下し出した時点で行わせるようになって、散布装置4の作動が停止したところに、床コンベア3で堆肥が送られてくることで生ずる堆肥の詰まりを解消するようになる。
図24乃至図28は、さらに別の実施例を示している。この例は、前述の実施例2の制御手段を、さらに発展させた制御手段である。散布作業中に、散布装置4を駆動する動力伝達軸5に設けたシェアボルトなどの切断により、散布装置4のビータ軸40の回転作動が停止した際に行う床コンベア3の送り作動の停止を、散布装置4のビータ軸40の作動が完全に停止する前に自動的に行わすことで、シェアボルトなどの切断により散布装置4の作動が停止したとき、床コンベア3の作動を停止させるまでの間の床コンベア3の送り作動により停止した散布装置4に向け送られてくる堆肥などによって散布装置4の手前に生ずる堆肥などの詰まりを防止するようにしている前述の実施例2における制御手段をさらに発展させた手段である。
散布装置4のビータ軸40の回転作動が完全に停止する前に、床コンベア3の送り作動を停止させるようにするが、送り作動を停止させた床コンベア3を、停止したところで一定時間(数秒)逆回転に作動させて、その後に停止するように制御することにより床コンベア3により散布装置4に向け送られて、停止している散布装置4の前面に送り込まれた堆肥などを、散布装置4の前面から引き離すように戻し、これにより、散布装置4の前面側に生ずる堆肥などの詰まりの発生の防止を一層効果的にしている手段である。
以下、実施例につき図面に従い構成を説明すれば、Aはマニアスプレッダの全体、1はそのマニアスプレッダAの機体、2は堆肥などを積載する荷箱、3は荷箱2の床面に装架した床コンベア、4は機体1の後部に装架した散布装置、5は散布装置4を駆動する動力伝達軸、6はその動力伝達軸5に設けたシェアボルト、Mは床コンベア3駆動用の油圧モータ、aは、その油圧モータMを作動させる圧油をトラクタTに装備されている油圧装置から導く油圧ホース、bは油圧モータMの作動を制御する油圧回路Uが組み込まれている油圧制御ボックス、cはその油圧制御ボックスb内の油圧回路Uに組み込まれた電磁弁svの作動を制御して油圧回路を制御するコントローラ、S1は散布装置4を駆動する動力伝達軸5の回転数N1を検出するようその動力伝達軸5に組み付けた回転センサ、S2は散布装置4のビータ軸40の回転数N2を検出するようビータ軸40に組み付けた回転センサである。これらは、前述の実施例2のものと同様に構成してあるので、詳しい構成については、同じ構成部材に同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
しかして、動力伝達軸5に付設した回転センサS1及びビータ軸40に付設した回転センサS2は、それらが検出する動力伝達軸5の検出回転数N1の信号データ及びビータ軸40の検出回転数N2の信号データを、コントローラcに送信するようそのコントローラcに送信回線で接続させてあること、そして、コントローラcには、散布作業の開始時に、散布装置4が先に作動を開始しその後に床コンベア3の作動が開始されるように散布装置4の作動と床コンベア3の作動とを制御するために、散布装置4のビータ軸40が正常に作動するのに必要な最低の回転数を閾値とする設定閾値N3が、該コントローラcに組み込まれたマイコンに設定され、また、この設定閾値N3と回転センサS2で検出されてくるビータ軸40の検出回転数N2とを比較監視し、検出回転数N2が設定閾値N3より大きいN2>N3となったときにそれを判断確認してマイコンに組み込まれたプログラムに電磁弁svが油圧回路を開とする位置に作動するよう指令する比較回路が組み込まれることについては、前述の実施例2のものと同様である。
さらに、コントローラcのマイコンには、散布作業中にシェアボルト6が切断されて散布装置4のビータ軸40の回転作動が停止した際、散布装置4のビータ軸40の回転作動が完全に停止する前に、床コンベア3の送り作動の停止が行われるように制御するため、動力伝達軸5とビータ軸40とが正常に作動して回転している状態において、回転センサS1で検出される動力伝達軸5の検出回転数N1と回転センサS2で検出されるビータ軸40の検出回転数N2との差Xが回転センサ比較設定値Xとして設定されること、そして、この設定された回転センサ比較設定値Xと、回転センサN1で検出される動力伝達軸5の検出回転数N1に対する回転センサS2により検出されるビータ軸40の検出回転数N2との差(N1−N2)とを、比較監視し、検出回転数N1と検出回転数N2との差が回転センサ比較設定値Xより大きくなったことを判断確認したときに、マイコンプログラムに電磁弁svが油圧回路を閉とする位置に作動するよう指令する比較回路が組み込まれることについても、前述の実施例2のものと同様である。
しかして、上述した如く、第2の実施例のものと同様に構成してあるこのマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御手段には、以下に記載する手段が組み込み装備される。
制御ボックスb内に組み込まれた油圧モータMの作動を制御する油圧回路Uに、その油圧回路Uを開・閉するよう設ける電磁弁svには、油圧回路Uを閉として油圧モータMに対する圧油の流れを遮断する中立位置と、油圧回路Uを開として油圧モータMに対し圧油を正方向に流し油圧モータMを正転作動させる正転位置とに切り換え作動させる電磁弁svと、油圧回路Uを閉とする中立位置と油圧モータMに対する圧油の流れを逆方向として油圧モータMを逆転作動させる逆転位置とに切り換え作動させる電磁弁sv2とが装備される。そしてこれら電磁弁sv1と電磁弁sv2は、コントローラcからの指令信号によりそれぞれ作動するようコントローラcに接続させてある。
また、コントローラcのマイコンに組み込まれたマイコンプログラムには、回転センサS1で検出される動力伝達軸5の検出回転数N1と回転センサS2で検出されるビータ軸40の検出回転数N2’との差と、マイコンに設定した回転センサ比較設定値Xとの比較回路による比較監視で、差(N1−N2’)が回転センサ比較設定値Xより大きくなった((N1−N2’)>X)ことが確認されたときの指令によるプログラムの作動で、油圧回路Uを閉とする中立位置に作動した電磁弁svを、一定時間逆転位置に作動させた後中立位置に戻すタイマー回路が組み込まれる。このマイコンプログラムに組み込むタイマー回路に設定する一定時間は、数秒の範囲の短い時間である。
このように構成しているこの実施例のマニアスプレッダにおける散布装置と床コンベアの制御装置は、散布作業中にシェアボルトが切断して、散布装置の作動が停止する異常事態が起きたとき、散布装置の作動が完全に停止する前に、床コンベアの送り作動が自動的に停止するようになるが、停止するとき短い時間だけ逆転回動し、その後に停止するようになることから、停止したときに、堆肥などが散布装置の前面から引き離された状態となるので、再起動するときに、散布装置の前面に詰まった堆肥を取り除く作業が不要となり、再起動の際に行う処理作業を容易にする。
A 堆肥散布機
G 減速比
L 作動部材
N1 動力伝達軸の検出回転数
N2 ビータ軸の検出回転数
N2’ビータ軸の演算回転数
N3 閾値
M 油圧モータ
P 揺動支点
S センサ
S1 動力伝達軸の回転数を検出する回転センサ
S2 ビータ軸の回転数を検出する回転センサ
T トラクタ
U 油圧回路
X 比較設定値
a 油圧ホース
b 油圧制御ボックス
c 油圧コントローラ
k ミッション部
sv sv1 sv2 電磁弁
v 油圧作動弁
w 角度感知ワイヤー
1 機体
10 走行輪
11 連結器
2 荷箱
20 床板
3 床コンベア
3a コンベアベルト
30 スプロケット
4 散布装置
4a 機枠
40 ビータ軸
41 ビータ
5 動力伝達軸
50 自在軸継手
5a 入力軸
6 シェアボルト

Claims (6)

  1. 散布装置に組み付ける回転センサ(S2)により検出される前記散布装置のビータ軸の回転数(N2)と、床コンベアの駆動用の油圧モータ(M)の作動を制御するコントローラ(c)に組み込まれたマイコンに設定した散布装置のビータ軸が正常に作動するのに必要な最低の回転数の閾値(N3)とを、前記マイコンにより比較監視させて、前記回転センサ(S2)により検出されるビータ軸の検出回転数(N2)が前記マイコンに設定した設定閾値(N3)より大きくなった時点で、床コンベア駆動用の油圧モータ(M)の油圧回路に設けた電磁弁が開に作動して床コンベアの送り作動開始するよう制御せしめて、作業開始時における散布装置の作動と床コンベアの送り作動とが、自動的に散布装置の作動→床コンベアの作動の順を守って行われるようにすることを特徴とするマニアスプレッダにおける散布装置と床コンベアの制御方法。
  2. 散布装置には、それのビータ軸の回転数を検出する回転センサ(S2)を組み付け、その回転センサ(S2)を、床コンベアの駆動用の油圧モータ(M)の作動を制御するコントローラ(c)に接続し、前記コントローラ(c)のマイコンには、散布装置のビータ軸が正常に作動するのに必要な最低の回転数の閾値(N3)を設定するとともに、前記ビータ軸の検出回転数(N2)と前記ビータ軸の正常回転数の閾値(N3)とを比較監視して(N2)>(N3)となった時点で、油圧モータ(M)の油圧回路に設けた電磁弁(sv)が開の位置に作動して床コンベアの送り作動が開始するようマイコンに組み込まれたプログラムに指令する比較回路を組み込み、作業開始時における散布装置の作動と床コンベアの送込作動とが、自動的に散布装置の作動→床コンベアの作動の順を守って行われるように作動制御したことを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御装置。
  3. 散布装置(4)を駆動する動力伝達軸5の回転数(N1)に対する散布装置(4)のビータ軸(40)の回転数(N2)の差を、床コンベア(3)駆動用の油圧モータ(M)の油圧回路を制御するコントローラ(c)に組み込まれたマイコンにより監視させ、その差に生じた変化の検出により前記油圧回路に設けた電磁弁(sv)に前記油圧回路を閉とする位置への作動を指令するよう制御せしめ、シェアボルトの切断時に、散布装置(4)の作動が完全に停止する前に床コンベアの送り作動を停止させるようにしたことを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御方法。
  4. 散布装置(4)を駆動する動力伝達軸(5)に回転数(N1)を検出する回転センサ(S1)を組み付け、散布装置(4)のビータ軸(40)に回転数(N2)を検出する回転センサ(S2)を組み付け、これら回転センサ(S1)・(S2)を床コンベア(3)駆動用の油圧モータ(M)の油圧回路を制御するコントローラ(c)に接続し、コントローラ(c)のマイコンには、動力伝達軸(5)とビータ軸(40)とが正常に回転している状態において、回転センサ(S1)により検出される動力伝達軸(5)の回転数(N1)に対する回転センサ(S2)により検出されるビータ軸(40)の回転数(N2)との差となる回転センサ比較設定値(X)を設定するとともに、その回転センサ比較設定値(X)と、回転センサ(S1)により検出される動力伝達軸(5)の検出回転数(N1)に対する回転センサ(S2)により検出されるビータ軸(40)の検出回転数(N2)との差とを比較監視する比較回路を組み込み、かつ、動力伝達軸(5)の検出回転数(N1)に対するビータ軸(40)の検出回転数(N2)との差が、回転センサ比較設定値(X)より大きくなったことを確認したときの指令により、前記油圧回路に設けた電磁弁(sv)を油圧回路を閉とする中立位置に作動せしめるマイコンプログラムを組み込んでいることを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御装置。
  5. 散布装置(4)を駆動する動力伝達軸(5)の回転数(N1)に対する散布装置(4)のビータ軸(40)の回転数(N2)の差を、床コンベア(3)駆動用の油圧モータ(M)の油圧回路を制御するコントローラ(c)に組み込まれたマイコンにより監視させ、その差に生じた変化の検出によりマイコンに組み込まれたプログラムに、前記油圧回路に設けた電磁弁(sv)が油圧回路を閉とする中立位置に作動を行うよう指令せしめ、かつ、前記プログラムには、中立位置に作動した電磁弁(sv)を一定時間逆転位置に作動させた後、中立位置に戻すタイマー回路を組み込み、シェアボルト(6)が切断されたときに、散布装置の作動が完全に停止する前に床コンベアが停止して逆転作動した後停止するようにしたことを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御方法。
  6. 散布装置(4)を駆動する動力伝達軸(5)に回転数(N1)を検出する回転センサ(S1)を組み付け、散布装置(4)のビータ軸(40)に回転数(N2)を検出する回転センサ(S2)を組み付け、これら回転センサ(S1)・(S2)を床コンベア(3)駆動用の油圧モータ(M)の油圧回路を制御するコントローラ(c)に接続し、コントローラ(c)のマイコンには、動力伝達軸(5)とビータ軸(40)とが正常に回転している状態において、回転センサ(S1)により検出される動力伝達軸(5)の回転数(N1)に対する回転センサ(S2)により検出されるビータ軸(40)の回転数(N2)との差となる回転センサ比較設定値(X)を設定するとともに、その回転センサ比較設定値(X)と、回転センサ(S1)により検出される動力伝達軸(5)の検出回転数(N1)に対する回転センサ(S2)により検出されるビータ軸(40)の検出回転数(N2)との差とを比較監視する比較回路を組み込み、かつ、動力伝達軸(5)の検出回転数(N1)に対するビータ軸(40)の検出回転数(N2)との差が、回転センサ比較設定値(X)より大きくなったことを確認したときの指令により、前記油圧回路に設けた電磁弁(sv)を油圧回路を閉とする中立位置に作動せしめるマイコンプログラムを組み込み、そのマイコンプログラムには、指令により中立位置に作動させた電磁弁(sv)を一定時間逆転位置に作動させた後に中立位置に戻すタイマー回路を組み込んでいることを特徴とするマニアスプレッダにおける床コンベアと散布装置の制御装置。
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