JP2003125643A - ロールベーラにおける搬送装置 - Google Patents
ロールベーラにおける搬送装置Info
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Abstract
物の量では、搬送通路に詰まりを生ぜしめることなく継
続的な運転が得られるようになり、異常な量の収穫物が
供給されて詰まりが生じた場合には、収穫物の圧縮が解
除され易い状態でトルクリミッタが作動し、その後の通
常状態への復帰が、切断ナイフまで逃がす操作作業を要
することなく容易に行えるようにする。 【解決手段】ロールベーラの搬送装置3において、搬送
通路底板30は、それの前端側を、機体aに連結軸P1
により固定支架せしめ、その搬送通路底板30の後端側
を、上端側が機体aに支架されて下端側が昇降作動する
アクチュエータ5の下端側に、そのアクチュエータ5の
作動により前記連結軸P1中心に昇降回動するよう連結
せしめて、この搬送通路底板30に切断ナイフ32を組
み付け支持せしめ、搬送ロータ31の駆動系にトルクリ
ミッタhを組み込む。
Description
けたピックアップ装置によりピックアップした牧草等の
収穫物を、ピックアップ装置と機体の後部側に設けた圧
縮室との間に設ける搬送装置により圧縮室に送り込んで
ロールベールに成形するロールベーラにおいて、ピック
アップ装置と圧縮室との間に設けられる搬送装置につい
ての改良に関する。
面側に設けたピックアップ装置によりピックアップした
牧草・稲藁等の収穫物を、機体に装架してある圧縮室内
に送り込み、その圧縮室内においてロールベールに圧縮
・成形させるために、ピックアップ装置と圧縮室の入口
部との間に設ける搬送装置には、特開平9−27575
5号公報により開示されている手段がある。
に、機体aの前面側に設けるピックアップ装置1の後端
側と機体aに装架してある圧縮室2の入口部20との間
に、ピックアップ装置1の後端部から圧縮室2の入口部
20との間に渡るように配設する搬送通路底板30と、
それの上方に配位して機体aに軸支する搬送ロータ31
と、その搬送ロータ31の周面の下面側と前記搬送通路
底板30の上面側との間に形成される搬送通路wに向け
て搬送通路底板30の下面側から突出するように設ける
切断ナイフ32と、搬送ロータ31の周面に放射方向に
突出するように設ける複数の搬送ブレード33と、搬送
ロータ31の上方に配位して機体aに固定支架して下縁
を搬送ロータ31の周面に臨ませるスクレーパ34等よ
りなる搬送装置3を装設し、それの搬送ロータ31を図
において矢印に示しているように時計回りに回動するよ
うに駆動することで、ピックアップ装置1により掻き上
げてきた収穫物を、回転する搬送ロータ31の周面と搬
送通路底板30の上面とで圧縮しながら搬送ブレード3
3…で圧縮室2の入口部20に向けて送り出していくよ
うにするが、このとき、搬送通路底板30は、それの前
端側であるピックアップ装置1に隣接する側を、上下方
向に移動可能とし、かつ、上端側を機体aに係止した引
張バネ40の下端側に吊り下げ支持せしめておいて、搬
送通路wに大量の収穫物が送り込まれて抵抗が増大して
きたときには搬送通路底板30の前端側が自動的に下方
に動いて搬送通路wを広げ、それにより大量の収穫物が
通過して抵抗が減少すると引張バネ40により自動的に
復帰するようにしている手段である。
装置1と隣接する前端側の端部を、それの左右の両側に
設けた一対のピン41・41と、それらピン41に下端
側が連繋して上端側が機体に設けた係止ピン42に連繋
する引張バネ40と、前述の搬送通路底板30の両側に
設けた一対のピン41に対し上下方向に移動可能に係合
する垂直方向の長穴を具備して機体aに固定支持せしめ
る長穴ガイドとにより、引張バネ40のバネ負荷に抗し
て自在に昇降するよう吊り下げ支持せしめておく。
ップ装置1側となる前端側の端部には、前述の一対のピ
ン41を越して、ピックアップ装置1側に突出する鼻部
300を設け、その鼻部300の上方および下方には、
その鼻部300が搬送通路底板30の前端側の端部の上
下の動きにより上下に動いたときに、所定位置において
その鼻部300に当接して、それの動きを規制するスト
ッパ43・44を設けて、これにより、搬送通路底板3
0の前端側の端部の上下方向の移動範囲を規制し、さら
に、鼻部300が下方のストッパ44に当接するまで下
降してきた状態時に、作動領域に入るセンサ45を配設
しておいて、これを検出させるようにする。
置1と反対側となる後端側の端部には、それの両側に一
対のアクチュエータ5の各下端側を連結し、そのアクチ
ュエータ5の各上端側を圧縮室2の機壁に連結して、そ
のアクチュエータ5を作動させることで、搬送通路底板
30が、前述のピン41を回動軸としてそのピン41中
心に下方に回動させて、後部側を圧縮室2内に対し開放
させるようにする。
穫物の量が多いことで抵抗が大きくなると、搬送通路底
板30の前端部側が自動的に下方に動いて搬送通路wを
広げ、その下方の動きが限界範囲となったときに、セン
サ45の検出作動によりロールベーラを牽引するトラク
タの運転者に知らせる信号を発し、運転者がアクチュエ
ータ5を作動させて搬送通路底板30を開放回動させる
ようにしているものである。
おける搬送手段は、搬送通路底板30のピックアップ装
置1側が、引張バネ40により吊り下げ支持されて、上
下可動となっていることから、その搬送通路底板30の
ピックアップ装置1側が下方に動くと、搬送通路wの搬
送ロータ31と搬送通路底板30との間隔が広くなっ
て、ピックアップ装置1側から搬送通路wに送給される
収穫物の量が少し多い場合に通り易くするが、搬送ロー
タ31・ピックアップ装置1等を駆動する駆動系にトル
クリミッタを設けると、大量の収穫物が供給された場合
には、搬送通路wの間隔が広くなった分だけ多くの収穫
物が詰まった後に、駆動系に設けるトルクリミッタが作
動することになって、アクチュエータ5の作動により搬
送通路底板30の後部側を下方に開いて収穫物の圧縮状
態を解除し収穫物を圧縮室2へ送り込む作動が困難にな
る問題が出てくる。
解除には、搬送通路底板30の圧縮室2側を下方に開放
回動させる際に、搬送通路wに設けられる切断ナイフ3
2まで、下方に逃がす必要を生ぜしめる場合があり、通
常は要しない作業操作まで行わなければならない問題が
ある。
ックアップ装置1側が下方に動くと、搬送ロータ31と
搬送通路底板30の前部との間隔が広くなり、その結
果、搬送通路wを前方から、後方に流れる収穫物の通路
断面積が後方において小さくなることで、搬送する収穫
物を圧縮することになって、通常作業状態における駆動
動力を増加させるようになる問題がある。
題を解消せしめるためになされたものであって、通常の
収穫物の量では、搬送通路に詰まりを生ぜしめることな
く継続的な運転が得られるようになり、異常な量の収穫
物が供給されて詰まりが生じた場合には、収穫物の圧縮
が解除され易い状態でトルクリミッタが作動し、その後
の通常状態への復帰が、切断ナイフまで逃がす操作作業
を要することなく容易に行えるようにする新たな搬送手
段を提供することを目的とする。
は、上述の目的を達成するための手段として、請求項1
に記載した、機体aの前面側の下部に装架したピックア
ップ装置1の後端側と機体aに装架した圧縮室2の入口
部20との間に渡るよう設ける搬送通路底板30と、そ
れの上面側に対向させて機体aに軸支する搬送ロータ3
1と、その搬送ロータ31の周面の下面側と前記搬送通
路底板30の上面側との間に形成される搬送通路w内に
配設する切断ナイフ32と、からなり、搬送ロータ31
の駆動により、ピックアップ装置1で拾い上げた収穫物
を圧縮室2に送り込むロールベーラの搬送装置3におい
て、搬送通路底板30は、それの上面と搬送ロータ31
の下周面との間に形成される搬送通路wが、通常の量の
収穫物の移送時に詰まりを生ぜしめない間隔となるよう
に設定配設して、その搬送通路底板30の前端側を、機
体aに連結軸P1により固定支架せしめ、その搬送通路
底板30の後端側を、上端側が機体aに支架されて下端
側が昇降作動するアクチュエータ5の下端側に、そのア
クチュエータ5の作動により前記連結軸P1中心に昇降
回動するよう連結せしめて、この搬送通路底板30に切
断ナイフ32を組み付け支持せしめ、搬送ロータ31の
駆動系にトルクリミッタhを組み込むことを特徴とする
ロールベーラの搬送装置を提起するものである。
図面に従い説明する。図2は、本発明による搬送手段を
実施せるロールベーラAの全体の一部破断した側面図で
ある。ロールベーラAは、この例においては、それの機
体aの前面側に設けた連結桿bを、図において後半側だ
けを示しているトラクタTの機体の後面側に設けた牽引
ヒッチcに連結して、トラクタTの走行により牽引させ
て走行するようにした被牽引型に構成してあるが、機体
aにエンジンを搭載して、それの動力により自走して走
行する自走型に構成するなど、それの形態は問わないも
のである。
の前面側の下部に配位して機体aに装架したピックアッ
プ装置、3はピックアップ装置1で拾い上げた収穫物を
後送する搬送装置、2はその搬送装置3で後送する収穫
物を入口部20から受け入れてロールベールに成形する
よう機体aの後部側に装架した圧縮室である。
回転するピックアップドラム11と、それの周面から突
出する歯杆12…が嵌入するスリットを設けて弧状に彎
曲する帯板状に設けた周壁13とで構成される通常のも
ので、それのピックアップドラム11は、左右に一対に
対向させた側板状のフレームf間に渡架軸支され、その
フレームfが機体aに設けた回動アーム14の下端に、
長穴を介して連繋してその回動アーム14の回動により
昇降する吊杆15に吊り下げ支持されていて、その吊杆
15の昇降作動により図4・図5・図6・図7に示して
いるようにフレームfが揺動支点f’中心に回動するこ
とで、対地高さの調節が行われるようにしてある。
の作用巾(ピックアップ巾)が、搬送装置3の作用巾よ
りも広く設定してあり、そのため、このピックアップ装
置1の後端側の上方には、ピックアップ巾の左右の両側
部位に、拾い上げてきた収穫物をピックアップ巾の中央
部位に向けて送り出すスクリューオーガーgが、前述の
左右のフレームfからそれぞれ突出するように設けてあ
る(図10)。
アップ装置1のピックアップドラム11を囲う周壁13
の後端部と圧縮室2の入口部20との間に渡架するよう
に設ける棚板状の搬送通路底板30と、それの上面側に
対向させて機体aに軸支する搬送ロータ31と、それの
周面に設けた搬送ブレード33…と、搬送通路底板30
の下面側から、前記搬送ロータ31の下周面と前述搬送
通路底板30との上面との間に形成される搬送通路w内
に突出するように設ける切断ナイフ32とで、ピックア
ップ装置1により拾い上げてきた収穫物を、搬送ロータ
31の回転作動により搬送通路底板30の上面に沿い圧
縮室2に向け掻き送るように構成することについては、
従前手段のものと同様に構成してよいが、搬送通路wの
底板となる搬送通路底板30は、それのピックアップ装
置1側の端部を、図10にあるように、機体aと別に形
成して、機体aの左右の内壁面に一体に連結させて設け
る取付鈑jに、連結軸P1により連結して機体aに対し
固定支持させておく。
支持は、ピックアップ装置1のピックアップドラム11
を囲う彎曲した周壁13の上面側の後端部から、圧縮室
2の入口部20の下唇部となる位置に軸支せる移送ロー
ル21の前面との間に渡るよう配設する前記搬送通路底
板30の下面側に、補強リブ状に下方に向け垂下する支
持鈑35を一体に連結させて取り付けて、この支持鈑3
5の前端部を、連結軸P1を介し、前述の機体aに一体
に設ける取付鈑jに軸支することで行ってよく、このよ
うにすることが、搬送通路底板30の搬送面に与える影
響を少なくすることからむしろ望ましい。
後端側となる圧縮室2の入口部20側の端部を、上端側
が機体aに一体に設けた取付鈑jに連結支持されたアク
チュエータ5の伸縮作動する作動ロッド50の突出端部
に連結して、そのアクチュエータ5の伸縮作動により搬
送通路底板30の後端側が、前述の前端側に設けた連結
軸P1中心に上下方向に回動して、搬送通路wの後端側
の開放が行われるようにする。
エータ5との連結も、前述の搬送通路底板30の下面側
に一体的に連続させた補強リブ状の支持鈑35の後端部
に、左右方向に沿う連結軸P2を左右に貫通するように
装着して、それの左右の軸端部に、圧縮室2の入口部2
0の左右の両側部位にそれぞれ配位して上端側を機体a
に一体に設けた取付鈑jに連結支持せしめたアクチュエ
ータ5の伸縮する作動ロッド50の下方に突出する突出
端部を、それぞれ連結することで行っている。
32aが搬送通路wに向けて突出するように装設する切
断ナイフ32は、それの刃身部32bを係止ピン320
と係合カム321とにより、前述の搬送通路底板30の
下面側に補強板状に設ける支持鈑35に組み付け支持せ
しめてあって、アクチュエータ5の作動で搬送通路底板
30を連結軸P1中心に回動させたときに、搬送通路底
板30と一緒に昇降するようにしてある。
連繋は、図8にあるように、アクチュエータ5の作動ロ
ッド50が引き込まれて、搬送通路底板30の後端側が
最も上昇位置にある状態においては、その搬送通路底板
30に組み付けておく切断ナイフ32の刃部32aが、
搬送通路底板30の上面と搬送ロータ31の下周面との
間に形成される搬送通路wの途中を閉ざす位置を占め、
作動ロッド50が押し出されて搬送通路底板30の後端
側が最も下降した状態位置にある状態においては、図9
にあるように、搬送通路底板30と共に下降する切断ナ
イフ32が、搬送通路wから下方に退避してその切断ナ
イフ32の刃部32aの刃縁と搬送ロータ31の下周面
との間に搬送通路wを形成する位置を占める状態となる
ように設定してある。
補強リブ状の支持鈑35は、それの後端側350が図8
にあるように、アクチュエータ5の作動により搬送通路
底板30を上限位置に上昇させたときに、移送ロール2
1の下周面側を下方から囲い込むようになる形状に形成
してある。
は、トラクタTの運転席に装備せるコントロールボック
スの操作により電磁切替弁を作動させて油圧回路を切り
替えることによって伸縮作動する油圧シリンダであり、
オペレータにより人為的に操作するものである。
まりを対処すべくアクチュエータ5を作動させて、搬送
通路底板30の後端側を下降回動させたときに、搬送通
路底板30に組み付けた切断ナイフ32が後方下方に傾
斜しながら一緒に下降することで、この切断ナイフ32
の刃部32aが搬送通路wから下方に退避して搬送通路
wを開放するとともに、その刃部32aの上縁が開放し
た搬送通路wの底面を形成するようにしてある。
アップ装置1に回転動力を伝導する伝導機構は図2およ
び図3に示している。
なるドライブシャフトである。この例におけるロールベ
ーラAは、トラクタTに牽引連結して走行させる被牽引
型に作られていることから、そのドライブシャフトd
は、トラクタTの機体後面に設けた動力取出軸PTO
と、ロールベーラAの機体aの前端側に設けたミッショ
ン部eとの間に渡架するように設けたユニバーサルジョ
イント軸になっている。
ラクタT側から導かれる回転動力は、ドライブシャフト
dとミッション部eとの間に組み込んだトルクリミッタ
hを経てミッション部eに入力され、そこから、そのミ
ッション部eに設けた伝導輪60および駆動チエン61
を経て中間伝導輪62に伝導され、その中間伝導輪62
から搬送ロータ31の回転軸310に設けた伝導輪63
に伝導チエン64を介し伝導し、これにより搬送ロータ
31を駆動し、また、この搬送ロータ31の回転軸31
0から、オーガーgの回転軸およびピックアップ装置1
の回転軸10に、ピックアップ装置1のフレームfに設
けておく伝導機構(図示省略)を介して伝導し、スクリ
ューオーガーgおよびピックアップ装置1を駆動するよ
うにしている。
機体aの左右の反対側に、図3にあるように前述の伝導
輪60と対称するように伝導輪70が軸支され、それか
ら、駆動チエン71を介して、圧縮室2の入口部20の
上唇部となる位置に軸支した圧縮ドラム80、および圧
縮室2の周壁を形成するように張架したタイトチエン8
1の駆動輪82とに回転動力を伝導するようにしてあ
り、さらに、伝導機構(図示省略)を介して移送ロール
21に伝導するようにしてある。
ーラにおける搬送手段は、ピックアップ装置1の後端側
と圧縮室2の入口部20との間に渡架するように装設す
る搬送通路底板30が、それの上面と、それの上面側に
対向させて軸支する搬送ロータ31の下周面との間に形
成される搬送通路wを、それの断面積が通常の量の収穫
物を搬送するときに詰まりを生ぜしめない広さに設定し
て、前端側を連結軸P1により機体aに固定連結し、後
端側を人為的に操作することで下降作動するアクチュエ
ータ5に連結軸P2により連結しているのだから、ピッ
クアップ装置1により拾い上げてくる収穫物が通常の量
のときには、詰まりを生ぜしめることなく収穫物を継続
して圧縮室2に送り込めるようになる。
路wに、拾い上げられてきたときは、それにより生ずる
詰まりにより、動力伝達部に設けておくトルクリミッタ
hが作動して一時的に回動動力を停止させ、過負荷動力
の伝達による機械装置の破損を防止すると共に、トルク
リミッタhの作動に生ずる滑り、または断続音、また
は、トルクリミッタhに組み込んでおくセンサにより作
動制御されるブザー等の警報器などからオペレータにこ
の状態を知らせるようになる。このとき、オペレータ
は、アクチュエータ5を作動させて搬送通路底板30の
後端側を下降させればよい。
板30の前端側が連結軸P1により機体aに固定支持さ
れ、後端側が連結軸P2を介しアクチュエータ5に支持
されて、機体aに固定された状態となっている搬送通路
底板30の上面と搬送ロータ31の下周面との間の搬送
通路wに生じる詰まりであるから、アクチュエータ5に
より後端側の下降作動に支障を与えることがなく、アク
チュエータ5による搬送通路底板30の後端側の下降作
動は楽に行われる。
側のアクチュエータ5による下降回動は、機体aに該搬
送通路底板30の前端側を固定支架した連結軸P1中心
に行われ、この搬送通路底板30に組み付けた切断ナイ
フ32を一緒に後方下方に向け傾斜回動させて、搬送通
路wから下方に退避させながら刃部32aの刃縁が開放
した搬送通路wの底面を形成するようになって、搬送ロ
ータ31の駆動の負荷を軽減する状態となることから、
トルクリミッタhを介して駆動回転する搬送ロータ31
の回転の復活により、詰まった収穫物が、開放した搬送
通路w内を、回転する搬送ロータ31の搬送ブレード3
3により移送ロール21に向け掻き送られていき、この
移送ロール21により圧縮室2内に送り込まれるので、
詰まりの解消が簡単に行えるようになる。
送通路wに突出するように設ける切断ナイフ32が、搬
送通路底板30の下面側に一体の補強リブ状に設ける支
持鈑35に刃身部32bを組み付けていることから、搬
送通路底板30の後端側を下降させたときに、この切断
ナイフ32も一緒に搬送通路wを開く側に自動的に移動
するので、切断ナイフ32を動かす操作も要さずに、収
穫物の詰まりを解消するのが楽に行えるようになる。
ルベーラにおける搬送装置は、切断ナイフ32を組み付
け支持せしめた搬送通路底板30の前端側を連結軸P1
により機体aに固定支持しておいて、後端側を、人為操
作により作動するアクチュエータ5に連結支持して、そ
のアクチュエータ5の作動により下降させて搬送通路w
を後方に開放するようにしているのだから、ピックアッ
プ装置1により搬送通路wに掻き上げられてくる収穫物
の量が通常の量であるときは、詰まりを生ぜしめること
なく継続して圧縮室2内に送り込んでいけ、収穫物の量
が許容量を越えて大量に掻き上げられて詰まりが生じた
ときは、それにより搬送ロータ31の駆動系に設けたト
ルクリミッタhが作動したところで、アクチュエータ5
を作動させて搬送通路底板30の後端側を下降させれ
ば、詰まった収穫物が、抵抗の軽減により回転力が復活
してくる搬送ロータ31の作動で圧縮室2内に送り込ま
れて、詰まりを解消せしめるようになり、詰まりが解消
したところで、アクチュエータ5の作動により搬送通路
底板30を上昇位置に復元させればよいので、作業中に
生ずる収穫物の詰まりに対する処理が簡単に行えように
なる。
置図である。
ーラの連結したトラクタの一部を省略した側断面図であ
る。
断面図である。
せた状態の側面図である。
せた状態の側面図である。
る。
置のフレームを吊り上げた状態時の縦断側面図である。
後端側を上昇させた状態時の縦断側面図である。
後端側を下降させた状態時の縦断側面図である。
平面図である。
るA−A線断面図である。
るB−B線断面図である。
るC方向視の側面図である。
した状態の、図10におけるC方向視の側面図である。
軸、PTO…動力取出軸、a…機体、b…連結桿、c…
牽引ヒッチ、d…ドライブシャフト、e…ミッション
部、f…フレーム、f’…揺動支点、g…スクリューオ
ーガー、h…トルクリミッタ、j…取付鈑、w…搬送通
路、y…開放口、1…ピックアップ装置、10…回転
軸、11…ピックアップドラム、12…歯杆、13…周
壁、14…回動アーム、15…吊杆、2…圧縮室、20
…入口部、21…移送ロール、3…搬送装置、30…搬
送通路底板、300…鼻部、31…搬送ロータ、310
…回転軸、32…切断ナイフ、32a…刃部、32b…
刃身部、320…係止ピン、321…係合カム、33…
搬送ブレード、34…スクレーパ、35…支持鈑、35
0…後端側、40…引張バネ、41…ピン、42…係止
ピン、43・44…ストッパ、45…センサ、5…アク
チュエータ、50…作動ロッド、60…伝導輪、61…
駆動チエン、62…中間伝導輪、63…伝導輪、64…
伝導チエン、70…伝導輪、71…駆動チエン、80…
圧縮ドラム、81…タイトチエン、82…駆動輪、83
…受動輪。
Claims (5)
- 【請求項1】 機体aの前面側の下部に装架したピック
アップ装置1の後端側と機体aに装架した圧縮室2の入
口部20との間に渡るよう設ける搬送通路底板30と、
それの上面側に対向させて機体aに軸支する搬送ロータ
31と、その搬送ロータ31の周面の下面側と前記搬送
通路底板30の上面側との間に形成される搬送通路w内
に配設する切断ナイフ32と、からなり、搬送ロータ3
1の駆動により、ピックアップ装置1で拾い上げた収穫
物を圧縮室2に送り込むロールベーラの搬送装置3にお
いて、搬送通路底板30は、それの上面と搬送ロータ3
1の下周面との間に形成される搬送通路wが、通常の量
の収穫物の移送時に詰まりを生ぜしめない間隔となるよ
うに設定配設して、その搬送通路底板30の前端側を、
機体aに連結軸P1により固定支架せしめ、その搬送通
路底板30の後端側を、上端側が機体aに支架されて下
端側が昇降作動するアクチュエータ5の下端側に、その
アクチュエータ5の作動により前記連結軸P1中心に昇
降回動するよう連結せしめて、この搬送通路底板30に
切断ナイフ32を組み付け支持せしめ、搬送ロータ31
の駆動系にトルクリミッタhを組み込むことを特徴とす
るロールベーラの搬送装置。 - 【請求項2】 搬送通路底板30の下面側に、補強リブ
状に垂下する支持鈑35を一体に連結させて装設し、そ
の支持鈑35の前端側に、連結軸P1を設けてその連結
軸P1により搬送通路底板30の前端側を機体aに固定
支架せしめることを特徴とする請求項1記載のロールベ
ーラにおける搬送装置。 - 【請求項3】 搬送通路底板30の下面側から、その搬
送通路底板30の上面とそれの上面側に軸支する搬送ロ
ータ31の下周面との間に形成される搬送通路wに向け
刃部32aが突出するように設ける切断ナイフ32の刃
身部32bを、搬送通路底板30の下面側に補強リブ状
に垂設する支持鈑35に組み付け支架せしめることを特
徴とする請求項1記載のロールベーラにおける搬送装
置。 - 【請求項4】 下面側に一体に連結する支持鈑35を垂
設し、その支持鈑35に切断ナイフ32の刃身部32b
を組み付けて、前端側を機体aに連結軸P1により固定
支架し、後端側を機体aに支架したアクチュエータ5に
連結軸P2により連結せしめてピックアップ装置1の後
端側と圧縮室2の入口部20との間に配設する搬送通路
底板30を、アクチュエータ5が上昇作動した常態時に
は、該搬送通路底板30に組み付けた切断ナイフ32の
刃部32aが、搬送ロータ31の下周面と搬送通路底板
30の上面との間に形成される搬送通路wを閉ざす位置
を占め、アクチュエータ5の下降作動時には、搬送通路
底板30とともに下降回動する切断ナイフ32が、それ
の刃部32aを搬送通路wの下方に退避させた位置を占
めるようにアクチュエータ5に連結することを特徴とす
る請求項1記載のロールベーラにおける搬送装置。 - 【請求項5】 前端側を機体aに連結軸P1により固定
連結し、後端側を機体aに支架したアクチュエータ5に
連結軸P2により連結せしめて、ピックアップ装置1の
後端側と圧縮室2の入口部20との間に配設する搬送通
路底板30に、それの下面側に補強リブ状に垂下する支
持鈑35を、一体に連結させて装設し、その支持鈑35
の後端側350を、アクチュエータ5により搬送通路底
板30の後端側を上限位置まで上昇させたときに、移送
ロール21の下周面側を下方から囲い込む形状となるよ
うに形成しておくことを特徴とする請求項1および請求
項4記載のロールベーラにおける搬送装置。
Priority Applications (1)
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JP2001325931A JP3939125B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ロールベーラにおける搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3939125B2 JP3939125B2 (ja) | 2007-07-04 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010226985A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Ihi Star Machinery Corp | ロールベーラ |
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-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001325931A patent/JP3939125B2/ja not_active Expired - Lifetime
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