JP6042000B2 - 駆動モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、冷却のための液冷ジャケットと一体になった駆動モジュールに関するものである。
従来の駆動モジュールは、冷媒の注入口及び排出口が環状流路の半径方向外側に設けられており、注入口及び排出口の間に仕切板の延長線がくるように配置されている。また、仕切板には外筒との隙間または両フランジとの隙間が設けられており、冷媒の一部を環状流路を通さずに、排出することで、隙間を通って空気を抜く構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−247085号公報
しかしながら、従来の駆動モジュールは、冷媒の注入口及び排出口が、環状流路の半径方向外側に設けてあるので、注入口から環状流路を介して排出口から冷却水が排出される主の流れ区画でなく、流れが停滞する注入口と排出口の間に仕切板が設けられているため、環状流路内に混入した気泡を隙間へ押し流すことができず、気泡が停滞するという問題があった。また、注入口が上部位置で排出口が斜め位置に設けられており、無通水時に停滞しやすい仕切板の排出口側に気泡が停滞する。気泡が停滞すると、圧力損失が大きくなり、放熱能力が悪くなるという問題があった。
この発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたもので、環状流路内に混入した気泡を確実に排出することができ、低圧力損失で高効率に放熱できる駆動モジュールを得るものである。
この発明に係る駆動モジュールは、主軸が片側に突き出た回転電機と、内側に回転電機が収容され、外面に放熱フィンが設けられた内筒と、内筒と同じ軸方向に設けられ、内筒を覆い、前記内筒との間に冷媒を循環させる環状流路を形成する外筒と、内筒及び外筒の一方の端部を閉じる第1のフランジと、内筒及び外筒の他方の端部を閉じる第2のフランジと、回転電機の主軸の方向に延在して、冷媒を環状流路に分流する分流ヘッダと、回転電機の主軸の方向に延在して、環状流路を循環した冷媒を合流する合流ヘッダと、回転電機の主軸の方向に延在して、分流ヘッダと合流ヘッダとの間を仕切る仕切板と、第1のフランジまたは外筒の第2のフランジより第1のフランジ側に貫通して設けられた注入口と、第1のフランジまたは外筒の第2のフランジより第1のフランジ側に貫通して設けられた排出口と、を備え、仕切板には、回転電機の主軸の方向において第1のフランジより第2のフランジに近い位置に開口が設けられている。
この発明は、仕切板に設けられた開口により環状流路内に混入した気泡を効率良く排出することができる。これにより、低圧力損失で高効率に放熱できる駆動モジュールを得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る駆動モジュールを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る駆動モジュールの注入口および排出口の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る放熱フィンを平面に展開した模式図である。 本発明の実施の形態1に係る開口付近を拡大した図である。 本発明の実施の形態2に係る駆動モジュールを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る駆動モジュールを示す図である。 本発明の実施の形態4に係る駆動モジュールを示す図である。
実施の形態1.
図1に、実施の形態1に係る駆動モジュール100を示す。図1(a)は、図1(b)のB−Bでの断面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−Aでの断面図である。内筒1と同じ軸方向に内筒1を覆う外筒2があり、フランジ3a及びフランジ3bは、内筒1及び外筒2の両端を閉じる役割を果たす。内筒1の内側には、回転電機4と電気回路基板5を有する電力変換装置6とが回転電機3と主軸4aの方向に並んで収容されている。ここでは、回転電機4は3相の電動機であり、電力変換装置6は電動機を駆動するための電力を生成するインバータであるとして以下を説明する。回転電機4の主軸4aは片側に突き出しており、回転電機4の主軸4aが突き出ている側の反対側に電力変換装置6が収容されている。電力変換装置6側のフランジをフランジ3a、回転電機4側のフランジをフランジ3bと呼ぶこととする。内筒1の内側は、中仕切板7により仕切られているが、回転電機4及び電力変換装置6は、中仕切板7を介してケーブル(図示せず)で電気的に接続されている。電力変換装置6は、回転電機4を駆動するパワーモジュールとしての電気回路基板5を有している。図1(b)には、電気回路基板5の数が6個の場合を示しており、その数は3の倍数となっている。ここで、3の倍数とは、3、6、9、・・・を意味している。
内筒1及び外筒2の間に冷媒を循環させる環状流路8が形成されている。すなわち、内筒1と外筒2と両端を閉じるフランジ3a及びフランジ3bとで内筒1内側に収容された回転電機4及び電力変換装置6を冷却するための液冷ジャケットが構成されており、この液冷ジャケットの内部に冷媒が循環する環状流路8が形成されている。なお、内筒1の外面には放熱フィン14が設けられている。なお、冷媒としては、例えば水や不凍液等の液体が用いられる。回転電機4の主軸4aの方向に延在する仕切板9aの一方の面に隣接して、回転電機4の主軸4aの方向に延在して分流ヘッダ10aが設けられている。仕切板9aの分流ヘッダ10aが設けられた方と反対側の面に隣接して回転電機4の主軸4aの方向に延在して合流ヘッダ11aが設けられている。言い換えると、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aとは内筒1の周方向に隣接して設けられ、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aとの間には仕切板9aが設けられ、この仕切板9aで分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aとは仕切られている。
本実施の形態では、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aは、内筒1の外面に環状流路8よりも深い溝として形成されている。分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの溝の側面が環状流路8と接続する。すなわち、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aは、それぞれ環状流路8と主軸4aに延在する内筒1の周方向に垂直な面で隣接して設けられ、圧力損失を低減することができる。分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの主軸4aの方向に垂直な断面の面積、特に、注入口12又は排出口13との接続部分の周辺の断面積は、少なくとも、注入口12又は排出口13の断面積以上とする。図1(b)のように、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの断面形状は、主軸4aの方向から見た場合に注入口12又は排出口13よりも周方向に幅広としてもよい。分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの主軸4aに垂直な面での断面積を環状流路8の周方向に垂直な面での断面積(環状流路8を環状に流れる流路面積)と同等以上とするとより望ましい。注入口12から断面積の大きい分流ヘッダ10aに入った冷媒は一旦流れが緩やかとなったのちに環状流路8に入るので、環状流路8に流れる分布を均一化するのに有利である。なお、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの主軸4aの方向の深さ、幅は均一である必要はなく、例えば、環状流路8の終端であるフランジ3b側に近づくにつれて断面積が変化するように、深さ、幅を変化させて、環状流路8に流れる分布を調整してもよい。すなわち、環状流路8より、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aの通流高さが大きいほど、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aの圧力損失が小さくすることができ、より偏流を小さくすることができる。つまり、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aの通流高さは、フランジ3b側に近づくにつれて高くしてもよい。
仕切板9aは内筒1と一体に形成されてもよいし、別体で形成されたものを接合して形成してもよい。また外筒2側に形成されてもよい。薄い板とすることが望ましいが、強度を確保するために、ある程度の厚みを持った仕切壁として形成されてもよい。
電力変換装置6側のフランジ3aを貫通して分流ヘッダ10aと連結された注入口12から、冷媒が注入される。電力変換装置6側のフランジ3aを貫通して合流ヘッダ11aと連結された排出口13から、冷媒が排出される。なお、図1(a)においては、排出口13は注入口12の奥に位置しているため、図示していない。注入口12から分流ヘッダ10aに注入された冷媒は、分流ヘッダ10aにて内筒1の軸方向に広げられ、環状流路8へ分流して周方向に広げられることで、冷媒が環状流路8を循環する。環状流路8は放熱フィン14と接する部分と放熱フィン14が無い部分があり、放熱フィン14と接する部分で特に効率良く内筒1の熱が冷媒に伝わる。次に、環状流路8を循環した冷媒は、環状流路8から合流ヘッダ11aに流入することで内筒1の軸方向に合流される。合流ヘッダ11aで合流した冷媒は、排出口13から排出される。以上のように、内筒1の内側に収納された回転電機4及び電力変換装置6を冷却するための冷媒は、注入口12、分流ヘッダ10a、環状流路8、合流ヘッダ11a及び排出口13の順で流れることとなる。なお、注入口12は分流ヘッダ10aと、排出口13は合流ヘッダ11aとに、フランジ3a側で連結されていれば良く、フランジ3aを介さず、外筒2を介しても良い。
なお、図1(a)で注入口12及び放熱フィン14の内部構造をわかりやすく図示するために、図1(b)におけるB−Bは切断面の中心を通っていない。
図1(b)に注入口12と排出口13の取り付け位置の延長線上を点線で示している。図1(b)に示すとおり、注入口12と排出口13は、それぞれ環状流路8の周方向において仕切板9aよりも環状流路8寄りに設けることにより、注入口12と排出口13との距離が離れ、それぞれに接続する配管がしやすくなる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る駆動モジュール100の注入口12および排出口13の図1(b)のC−Cでの断面図である。図2に示すように、注入口12と分流ヘッダ10aの連結部分を、注入口12から分流ヘッダ10aへ向かって拡大流路形状とすることで、冷媒が分流ヘッダ10aの周方向へ広がりやすくなり、圧力損失を低減できる。また、排出口13と合流ヘッダ11aの連結部分を、合流ヘッダ11aから排出口13へ向かって縮小流路形状とすることで、圧力損失を低減できる。また、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aを内筒1の外面に形成したので、外筒2を出っ張りの無い単純な円筒面で形成でき、製造が容易となり、サイズも小さくできる。
電力変換装置6側のフランジ3a又は内筒1及び外筒2を介して、電力変換装置6に外部から直流電力が供給される。電力変換装置6にて直流から交流に変換された電力は、中仕切板7を介して回転電機4に供給される。そして、回転電機4は、供給された電力を機械的エネルギーに変換し、回転電機4側のフランジ3bを貫通する主軸4aが外部に機械的エネルギーを伝える。その際、回転電機4及び電力変換装置6で発生した熱が内筒1へ放熱される。内筒1が受熱した回転電機4及び電力変換装置6からの熱は、冷媒へ伝えられる。ここで、放熱フィン14は内筒1の熱を効率的に冷媒に伝える役割を有している。受熱して高温になった冷媒は、環状流路8から合流ヘッダ11aに流入し、排出口13から排出される。以上のように冷媒が液冷ジャケットを循環することで、回転電機4及び電力変換装置6を冷却できる。
放熱フィン14は、電気回路基板5と同じ数である6個に分割されて、それぞれの電気回路基板5の配置に対応した位置の内筒1の外面に配置されている。放熱フィン14により、回転電機4及び電力変換装置6で発生した熱を受熱した内筒1と冷媒が接触する面積が増えるのと同等の効果が得られる。また、通流する断面積も縮小する。すなわち冷媒の圧力当たりの直径が小さくなる。その結果、放熱特性が向上する。
本実施の形態においては、図1(b)に示すように、放熱フィン14を分割して配置しており、環状流路8は放熱フィン14が装着された部分と装着されていない部分とからなる。分割された放熱フィン14間の放熱フィン14が装着されない部分を設けることにより、圧力損失を低減することができる。また、放熱フィン14を分割することにより、放熱フィン14に冷媒が接触する部分が分割個数分生じる。放熱フィン14を分割することで分割数分増加した放熱フィン14の冷媒が流入する部分には、前縁効果により、伝熱が促進される。さらに、放熱フィン14を分割することで、個々の放熱フィン14の流路長が短くなることから、放熱フィン14の表面に形成される温度境界層の発達を抑制することができ、放熱特性を向上させることができる。また、放熱フィン14が装着されない部分が軸方向に連通することから、環状流路8のフランジ3b側ほど、均流化が促進され、放熱能力が不足しやすい環状流路8のフランジ3b側を適切に放熱することができる。
なお、この前縁効果により、放熱フィン14の分流ヘッダ10a側がより効率良く放熱することができる。ここで、放熱フィン14の分流ヘッダ10a側とは、冷媒の流れから見ると上流側ということである。したがって、電気回路基板5と放熱フィン14の位置関係としては、電気回路基板5より少し合流ヘッダ11a側にずらして放熱フィン14を配置した方が、効率良く放熱することができる。
また、回転電機4と電力変換装置6とでは、それぞれが異なる放熱能力を必要とされる場合が多く、その場合はそれぞれで放熱フィン14の構造、形状および寸法が異なっても構わない。さらに、軸方向に数段階に分けて放熱フィン14の構成を変えることにより、軸方向に発生した偏流(流量の偏差が生じた流れ)をより抑制することができる。
図3は、回転電機4側のフィン14a及び電力変換装置6側のフィン14bからなる放熱フィン14の全体を平面に展開して示した模式図の一例である。図3中の矢印は、分流ヘッダ10aから環状流路8に流入した冷媒の流れを示す。図3において、左右方向の長さを軸方向の幅、上下方向の長さを周方向の幅、奥から手前の長さすなわち内筒1の半径方向の長さを高さと呼ぶこととする。これらの定義は環状流路8の形状を表す際と放熱フィン14の形状を表す際の両方で用いるものとする。ここで、周方向にフィン14aの間を流れる流路の軸方向の幅及び周方向の幅は、それぞれ周方向にフィン14bの間を流れる流路の軸方向の幅及び周方向の幅と同一である。さらに、フィン14a及びフィン14bの高さは同じである。回転電機4側のフィン14aと電力変換装置6側のフィン14bとでの軸方向の幅を異ならせたフィン14a及びフィン14bからなる放熱フィン14を用いると、回転電機4と電力変換装置6で放熱能力を制御することができる。それと共に、流路が同一であることから、スケールなどの付着物による劣化が同様に生じる。したがって、流動特性の変化が同じとなり、経年変化による偏流の影響を抑制することができ、より好ましい。
言い換えると、回転電機4側と電力変換装置6側とでは、フィン14aの軸方向の幅Waとフィン14bの軸方向の幅Wbとは異なるが、フィン14a間の間隔Wgaとフィン14b間の間隔Wgbとは同じである。
なお、フィン14a及びフィン14bは、図3のように周方向に複数に分断されていてもよく、フィン14a及びフィン14bの間の流路が波打つようにフィン14a及びフィン14bの形状が波形とされていてもよい。
図3に示すように、フィン14aの軸方向の幅Waをフィン14bの軸方向の幅Wbよりも大きく設定することで、電力変換装置6側を流れる冷媒が回転電機4側を流れる冷媒より多くすることができるので、発熱の大きい電力変換装置6側の冷却性能を大きくできる。また、流路の形状が同じであるので、経年変化による偏流の影響を抑制することができる。なお、発熱が回転電機4側の方が大きくなる場合は、フィン14aの軸方向の幅Waをフィン14bの軸方向の幅Wbよりも小さく設定すれば良い。
本実施の形態の構成によると、供給された電力を機械的エネルギーに変換し、外部へ機械的エネルギーを出力しつつ、この動作に伴い発生する熱を冷媒にて排出することにより、回転電機4および電力変換装置6を構成する機器をそれぞれの許容温度以下に保つことができ、安定して電力を機械エネルギーへ変換することができる。
図4は、図1(b)のDの位置からDの矢印の方向に見た図であり、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11a内の冷媒の流れが分かりやすいように、回転電機4側のフランジ3b側端部を拡大した図である。図4(a)は、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの端部と環状流路8との端部が略一致している場合の冷媒の流れを示す。図4中の矢印は、冷媒の流れを示している。図4に示すように、本実施の形態では、仕切板9aの回転電機4の主軸4aの方向において注入口12及び排出口13から遠い位置であってフランジ3bに近い位置に開口15を設けている。図4(a)は本実施の形態における拡大図であり、図4(b)は本実施の形態の変形例の拡大図である。
まずは、図4(a)を用いて、本実施の形態を説明する。なお、仕切板9aに設けた開口15は、主軸4aがほぼ水平、仕切板9aが主軸4aのほぼ真上に位置するように設置されて使用された場合に、分流ヘッダ10a内の冷媒に混入した気泡を分流ヘッダ10aから合流ヘッダ11aへ押し出す役割を有している。開口15に気泡が流入すると、気泡の分流ヘッダ10a側と合流ヘッダ11a側に突状の気液界面が形成され、毛細管力が働き、開口15付近に気泡が停滞しやすくなる。そこで、気泡を排出するためには、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11a間に生じる差圧が、毛細管力よりも大きくなるように設計するか、逆にその差圧より毛細管力が小さくなるように開口15の径を大きくする必要がある。
たとえば、冷媒が水である場合、開口15を内径が2〜4mmの穴とするとよい。冷媒の種類により表面張力が異なるので、冷媒の種類に合わせて開口15の径を調整するとよい。開口15が大きいほど気泡が抜けやすいが、大きくすると分流ヘッダ10aから直接合流ヘッダ11aへバイパスして抜ける冷媒の量も多くなるので、適度な大きさにとどめることが望ましい。
本実施の形態では、冷媒を環状流路8に流していない時、すなわち冷媒が環状流路8内で静止している場合においては、気泡の浮力により、上部に設けられた分流ヘッダ10aおよび合流ヘッダ11aに気泡が集まる。一方、冷媒を環状流路8に流している時には、注入口12から分流ヘッダ10aへの流れにより、分流ヘッダ10aに停滞していた気泡は開口15へ押し流され、開口15を介して合流ヘッダ11aに押し出され、さらに開口15から合流ヘッダ11aへ流出するバイパス流および環状流路8から合流ヘッダ11aへ流入する冷媒の主流により、合流ヘッダ11aに停滞する気泡を排出口13へ押し流される。本実施の形態によれば、以上のように環状流路8内の気泡を確実に排出することができる。上記の通り、本実施の形態ではフランジ3b側の分流ヘッダ10aおよび合流ヘッダ11aも開口15からの冷媒流れがあると共に、ほぼ全領域に渡り停滞部が存在しないことから、確実に気泡を排出することができる。
また、環状流路8よりも流路の高さが高い分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aとの間に開口15を設けるため、比較的大きなサイズの穴を開けることが可能であり、表面張力の大きな冷媒への対応も容易である。また、分流ヘッダ10aおよび合流ヘッダ11aが重力方向に関して略水平位置に配置されることにより、気泡に働く浮力の影響が無く、開口15を介して気泡を排出することができる。気泡の押し出しやすさの観点から仕切板9aの厚みは、強度が十分であればなるべく薄いほうが望ましい。
本実施の形態では、開口15の形状については、開口15の面における、回転電機4の主軸4a方向の辺(以下、主軸4a方向の辺とする)と内筒1及び外筒2の半径方向の辺(以下、半径方向の辺とする)の値が等しい楕円、すなわち円としたが、四角形などでも問題ないことは言うまでもない。しかしながら、より効果を得るには、開口15は四角形である場合は、開口15の面における、回転電機4の主軸4a方向の幅(以下、主軸4a方向の幅とする)の、内筒1及び外筒2の半径方向の幅(以下、半径方向の幅とする)に対する比である、アスペクト比が1に近い方が望ましい。言い換えると、主軸4a方向の幅/半径方向の幅の値が等しい方が望ましい。開口15が楕円の場合は、主軸4a方向の幅に対応するのは、主軸4a方向の辺であり、内筒1及び外筒2の半径方向の幅に対応するのは、内筒1及び外筒2の半径方向の辺である。
また、開口15は、注入口12及び排出口13から遠い位置、すなわちフランジ3b寄りに設けてある。その結果、仕切板9aを介して分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aの間にバイパス流を発生する。分流ヘッダ10a内に混入した気泡は、冷媒の慣性力により押し流され、回転電機4側のフランジ3b寄りの端部側に集められ、開口15を通って合流ヘッダ11aへ移動し、開口15から流出するバイパス流により、勢いよく合流ヘッダ11aから排出口13へ押し流される。
本実施の形態の駆動モジュール100は、環状流路8を冷媒が周回する流れが生じるため、環状流路8に混入した気泡に遠心力が働き、気泡は外筒2へ押し付けられる。気泡は、また、混入した気泡に働く浮力によっても外筒2へ押し付けられる。したがって、開口15は、仕切板9aの外筒2側に近接して設けた方が、混入した気泡を排出しやすくなる。
本実施の形態によると、環状流路8内に流入した空気を効率良く排出することができるので、環状流路8内を冷媒で満たすことができ、圧力損失を低減できる。その結果、所望の冷媒流量および放熱能力を得ることができ、回転電機4および電力変換装置6を構成する機器の寿命も長くなるという効果が得られる。
また、本実施の形態によると、開口15から合流ヘッダ11aに流入する冷媒により、冷媒の移動量が小さな合流ヘッダ11aのフランジ3b寄りの端部の冷媒の移動量を増加させることができる。その結果、分流ヘッダ10aのフランジ3b寄りの端部に集められた後、開口15を介して合流ヘッダ11aに流入し停滞していた気泡を冷媒で押し流しやすくなり、気泡を効率良く排出することができる。
気泡が排出されやすい条件下では、開口15での冷媒のバイパス流量が増大する。バイパス流量が大きくなると、環状流路8に流れるべき冷媒の流量が不足し、所望する放熱能力が得られなくなる。そこで、注入口12から供給する冷媒流量を増加させると、注入口12および排出口13での圧力損失が大きくなると共に、注入口12と排出口13に連結される冷媒循環ループ(配管、リザーバタンク、ポンプや冷媒-空気熱交換器(ラジエータ)など)での圧力損失が大きくなり、冷媒循環駆動力を発生させるポンプが大型化したり、圧力損失を低減するために配管径を大きくしたりするなど、システムとしての容積および重量が共に大きくなるという問題が生じる。この問題を解決するための本実施の形態の変形例を図4(b)に示し、以下で説明する。
図4(b)は、本実施の形態である図4(a)の変形例として、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの端部が環状流路8の端部よりもフランジ3b寄りにある場合を示したものである。言い換えると、開口15の面の法線方向は壁16となっており、開口15が環状流路8の端部に面さないように構成されている。図4(a)と同様に、矢印は冷媒の流れを示している。この変形例によると、開口15と環状流路8の端部とが面しあわない配置としたことにより、環状流路8から流入する冷媒の流れと、開口15から流出するバイパス流が衝突し、干渉することを防ぐことができる。その結果、所望の安定した冷媒流量及び放熱能力を得ることができる。さらに、分流ヘッダ10a及び合流ヘッダ11aの周方向の幅に比べて開口15と壁16との間隔は狭くなっている。このため、開口15から流出した冷媒が衝突噴流として壁16に衝突し、この衝突噴流に伴う圧力損失により、バイパス流量を抑制することができる。少ないバイパス流量を発生する構成にて、開口15からスムーズに気泡を分流ヘッダ10aから合流ヘッダ11aへ排出することができ、所望の放熱能力を効率良く達成することができる。
本実施の形態の駆動モジュール100は、回転電機4と電力変換装置6を内装しており、3相駆動系であることから、それぞれ3の倍数を基準とした要素機器の構成となる。例えば、回転電機4は、内筒1に接する固定子と固定子に内装された可動子から主に構成され(図示せず)、固定子は3の倍数要素(例えば、ティースやコイル群など)の組合せから構成している。また、電力変換装置6は、U相、V相、W相用の電気回路基板5、制御基板、コンデンサなどから構成され、特に高効率冷却が必要な電気回路基板5が3相用として、3個や6個といった個数で構成される。
なお、回転電機4は、あえて電力変換装置6の電気回路基板5の個数と変えて(たとえば、ティースを4個や5個)、回転電機4の動作をスムーズにすることもある。したがって、回転電機4と電力変換装置6は3の倍数の要素機器から構成されるが、同一数とは限らず、異なる分割数でも良いのは言うまでもない。
なお、以上では電力変換装置6がインバータの場合について説明したが、電力変換装置6が、交流電力を直流電力に変換し、さらにこの直流電力を回転電機4の駆動に必要な交流電力に変換するようなコンバータとインバータとの組合せとなっていても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
以上のとおり、実施の形態1に係る駆動モジュール100においては、主軸が片側に突き出た回転電機4と、片側とは反対側に回転電機4と並んで設けられ、回転電機4を駆動する電力変換装置6と、内側に回転電機4及び電力変換装置6が収容され、外面に放熱フィン14が設けられた内筒1と、内筒1と同じ軸方向に内筒1を覆い、内筒1との間に冷媒を循環させる環状流路8を形成する外筒2と、内筒1及び外筒2の電力変換装置6側の端部を閉じる第1のフランジ3aと、内筒及び外筒の回転電機側の端部を閉じる第2のフランジ3bと、回転電機4の主軸4aの方向に延在して、冷媒を環状流路8に分流する分流ヘッダ10aと、回転電機4の主軸4aの方向に延在して、環状流路8を循環した冷媒を合流する合流ヘッダ11aと、回転電機4の主軸4aの方向に延在して、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ11aとの間を仕切る仕切板9aと、分流ヘッダ10aの片側とは反対側の位置に、第1のフランジ3aまたは外筒2のいずれかに貫通して設けられた注入口12と、合流ヘッダ11aの片側とは反対側の位置に、第1のフランジ3aまたは外筒2のいずれかに貫通して設けられた排出口13と、を備え、仕切板9aには、回転電機4の主軸4aの方向において注入口12及び排出口13から遠い位置であって第2のフランジ3bに近い位置に開口15が設けられている。このため、実施の形態1に係る駆動モジュール100は、環状流路8内に混入した気泡を確実に排出することができ、低圧力損失で高効率に放熱できる。
実施の形態2.
図5に、本実施の形態2に係る駆動モジュール200を示す。図5は、図1(b)と同じ位置での断面図である。本実施の形態は、実施の形態1とは分流ヘッダ10b、合流ヘッダ11b及び仕切板9bの配置が異なるだけで、他の構成については実施の形態1と同じである。本実施の形態では、分流ヘッダ10b、合流ヘッダ11b及び仕切板9bが、実施の形態1よりも外筒2より外側へ向かって突出した形状である。
本実施の形態によれば、分流ヘッダ10b及び合流ヘッダ11bの通流断面積を小さくすること無く内筒1の厚さを薄くすることができるので、液冷ジャケットの冷却能力を維持したままで軽量化あるいは小型化を実現できる。一方、逆に、液冷ジャケットの冷却能力を増加させたい場合は、本実施の形態によれば、分流ヘッダ10bと合流ヘッダ11bの通流断面積をより大きくすることができ、圧力損失をより低減できると共に、環状流路8の偏流をより抑制することができるので、冷媒の流量を増やすことができる。
実施の形態3.
図6は、本実施の形態3に係る駆動モジュール300を示す図である。図6(a)は、図6(b)のF−Fでの断面図であり、図6(b)は、図6(a)のE−Eでの断面図である。本実施の形態は、実施の形態2の構成に加えて、ドレン流路17、ドレン穴18、栓19が備わったところが異なるだけで、他の構成については実施の形態2と同じである。
なお、図6(a)でドレン流路17、ドレン穴18、栓19の内部構造をわかりやすく図示するために、図1(b)におけるE−Eは切断面の中心を通っていない。
ドレン流路17は、環状流路8内の最下部すなわち仕切板9bの180度反対側の外筒2の内側の面に主軸4a方向に延在する窪みである。ドレン流路17は、環状流路8よりも通流断面積が大きくなるように設けられている。ドレン流路17を設けることにより、冷媒中に含まれたゴミおよび環状流路8内で腐食により発生したゴミなどを、ドレン流路17にてトラップすることができる。
さらに、ドレン流路17でトラップしたゴミなどを排出するドレン穴18が、外筒2を貫通して設けられている。また、ドレン穴18を塞ぐ栓19も設けられている。ドレン穴18を設けることにより、環状流路8内の冷媒を排出しやすくなると共に、環状流路8内のゴミを排出することができる。
なお、本実施の形態では、ドレン流路17にドレン穴18及び栓19を設けているが、実施の形態1及び実施の形態2のようなドレン流路17を有しない構成においても、外筒2を貫通させてドレン穴18及び栓19を設けることができる。
実施の形態4.
図7は、本実施の形態4に係る駆動モジュール400を示す図である。図7(a)は、図7(b)のH−Hでの断面図であり、図7(b)は、図7(a)のG−Gでの断面図である。実施の形態1に示す駆動モジュール100においては、内筒1の内側に回転電機4と電力変換装置6とを収容している。実施の形態4に示す駆動モジュール400においては、内筒1の内側に回転電機4を収容しているが、内筒1の内側に電力変換装置6は収容していない。実施の形態4に示す駆動モジュール400のその他の構成および機能は、実施の形態1に示す駆動モジュール100と同一である。なお、図7(b)の断面図においては、回転電機4の図示を省略している。
図7(b)に示すように、放熱フィン14は、環状流路8に沿って、内筒1または回転電機4の周方向に複数に分割されて、内筒1の外面に配置されている。放熱フィン14により、回転電機4で発生した熱を受熱した内筒1と冷媒が接触する面積が増えるのと同等の効果が得られる。また、通流する断面積も縮小する。すなわち冷媒の圧力当たりの直径が小さくなる。その結果、放熱特性が向上する。
本実施の形態4においては、図7(b)に示すように、放熱フィン14を分割して配置しており、環状流路8は放熱フィン14が装着された部分と装着されていない部分とからなる。分割された放熱フィン14間の放熱フィン14が装着されない部分を設けることにより、圧力損失を低減することができる。また、放熱フィン14を分割することにより、放熱フィン14に冷媒が接触する部分が分割個数分生じる。放熱フィン14を分割することで分割数分増加した放熱フィン14の冷媒が流入する部分には、前縁効果により、伝熱が促進される。さらに、放熱フィン14を分割することで、個々の放熱フィン14の流路長が短くなることから、放熱フィン14の表面に形成される温度境界層の発達を抑制することができ、放熱特性を向上させることができる。また、放熱フィン14が装着されない部分が軸方向に連通することから、環状流路8のフランジ3b側ほど、均流化が促進され、放熱能力が不足しやすい環状流路8のフランジ3b側を適切に放熱することができる。
以上のとおり、実施の形態4に係る駆動モジュール400においては、主軸4aが片側に突き出た回転電機4と、内側に回転電機4が収容され、外面に放熱フィン14が設けられた内筒2と、内筒2と同じ軸方向に設けられ、内筒2を覆い、内筒2との間に冷媒を循環させる環状流路8を形成する外筒1と、内筒2及び外筒1の一方の端部を閉じる第1のフランジ3aと、内筒2及び外筒1の他方の端部を閉じる第2のフランジ3bと、回転電機4の主軸4aの方向に延在して、冷媒を環状流路8に分流する分流ヘッダ10aと、回転電機4の主軸4aの方向に延在して、環状流路8を循環した冷媒を合流する合流ヘッダ11aと、回転電機4の主軸4aの方向に延在して、分流ヘッダ10aと合流ヘッダ10bとの間を仕切る仕切板9aと、第1のフランジ3aまたは外筒の第2のフランジ3bより第1のフランジ3a側に貫通して設けられた注入口12と、第1のフランジ3aまたは外筒1の第2のフランジ3bより第1のフランジ3a側に貫通して設けられた排出口13と、を備え、仕切板9aには、回転電機4の主軸4aの方向において第1のフランジ3aより第2のフランジ3bに近い位置に開口15が設けられている。このため、実施の形態4に係る駆動モジュール400は、環状流路8内に混入した気泡を確実に排出することができ、低圧力損失で高効率に放熱できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 内筒、2 外筒、3a フランジ、3b フランジ、4 回転電機、4a 主軸、
5 電気回路基板、6 電力変換装置、8 環状流路、9a 仕切板、9b 仕切板、
10a 分流ヘッダ、10b 分流ヘッダ、11a 合流ヘッダ、11b 合流ヘッダ、12 注入口、13 排出口、14 放熱フィン、15 開口、17 ドレン流路、
100、200、300、400 駆動モジュール

Claims (11)

  1. 主軸が片側に突き出た回転電機と、
    内側に前記回転電機が収容され、外面に放熱フィンが設けられた内筒と、
    前記内筒と同じ軸方向に設けられ、前記内筒を覆い、前記内筒との間に冷媒を循環させる環状流路を形成する外筒と、
    前記内筒及び前記外筒の一方の端部を閉じる第1のフランジと、
    前記内筒及び前記外筒の他方の端部を閉じる第2のフランジと、
    前記回転電機の前記主軸の方向に延在して、前記冷媒を前記環状流路に分流する分流ヘッダと、
    前記回転電機の前記主軸の方向に延在して、前記環状流路を循環した前記冷媒を合流する合流ヘッダと、
    前記回転電機の前記主軸の方向に延在して、前記分流ヘッダと前記合流ヘッダとの間を仕切る仕切板と、
    前記第1のフランジまたは前記外筒の前記第2のフランジより前記第1のフランジ側に貫通して設けられた注入口と、
    前記第1のフランジまたは前記外筒の前記第2のフランジより前記第1のフランジ側に貫通して設けられた排出口と、
    を備え、
    前記仕切板には、前記回転電機の前記主軸の方向において前記第1のフランジより前記第2のフランジに近い位置に開口が設けられていること
    を特徴とする駆動モジュール。
  2. 前記内筒の内側に前記回転電機の前記主軸の方向に前記回転電機と並んで設けられ、前記回転電機を駆動する電力変換装置を備え、
    前記第1のフランジは、前記内筒及び前記外筒の前記電力変換装置側の端部を閉じ、
    前記第2のフランジは、前記内筒及び前記外筒の前記回転電機側の端部を閉じること
    を特徴とする請求項1に記載の駆動モジュール。
  3. 前記開口の面の法線方向に、壁を設けること
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動モジュール。
  4. 前記電力変換装置は、前記内筒の内面に周方向に並んだ複数の電気回路基板を有し、
    前記放熱フィンは、前記電力変換装置が有する前記電気回路基板の数と同数に前記内筒の前記周方向に分割されると共に、前記分割された前記放熱フィンの各々は、前記複数の前記電気回路基板のそれぞれの配置に対応する前記内筒の外面に設けられたこと
    を特徴とする請求項2に記載の駆動モジュール。
  5. 前記電気回路基板の数は、3の倍数であること
    を特徴とする請求項4に記載の駆動モジュール。
  6. 前記放熱フィンのうち、前記回転電機と前記内筒を介して隣接する前記環状流路中の部分の構造と、前記電力変換装置と前記内筒を介して隣接する前記環状流路中の部分の構造が異なること
    を特徴とする請求項2に記載の駆動モジュール。
  7. 前記注入口及び前記排出口が前記第1のフランジを貫通する位置は、それぞれ前記環状流路の周方向において前記仕切板よりも前記環状流路寄りであること
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動モジュール。
  8. 前記注入口と前記分流ヘッダの連結部分は、前記注入口から前記分流ヘッダに向かって拡大流路形状であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動モジュール。
  9. 前記排出口と前記合流ヘッダの連結部分は、前記合流ヘッダから前記排出口に向かって縮小流路形状であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動モジュール。
  10. 前記分流ヘッダ、前記仕切板及び前記合流ヘッダが、前記外筒より前記外筒の半径方向外側へ向かって突出した形状であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動モジュール。
  11. 前記環状流路内の最下部に窪みを設けたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動モジュール。
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