JP6040579B2 - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報コードを光学的に読み取り可能な光学的情報読取装置に関するものである。
従来、情報コードを光学的に読み取り可能な光学的情報読取装置として、下記特許文献1に示す光学的情報読取装置が知られている。この光学的情報読取装置は、装置ケース内に、照明光源と、照明光源からの光を集光・拡散する照射する照明用レンズと、読取対象からの反射光を結像するための結像レンズと、この結像レンズによる像を取り込む一次元撮像素子とを有し、照明光源は、その光軸が、結像レンズの光軸及び一次元撮像素子を含む光学的平面上に位置するように配置されている。そして、結像レンズの視野を遮らない位置には、照明用レンズから射出する光の一部を集光・拡散して射出する副照明用レンズが設けられている。この副照明用レンズにより、結像レンズの視野を妨げることなく、照明用レンズから射出された光の大部分を集光・拡散することで照明光源からの光が有効に利用でき、明確な光強度の照明光を所望の範囲に形成することができる。
特開2004−145542号公報
図7は、曲率を有する照明レンズ2における入射面3の入射状態および出射面4の出射状態を説明する説明図であり、図7(A)は光源1の中心と照明用レンズ2の光軸とが一致する状態を示し、図7(B)は光源1の中心と照明用レンズ2の光軸とが位置ずれする状態を示す。
ところで、図7に示すように、上述のような照明用レンズ2は、光源1から照射される照明光を集光するため、入射面3および出射面4が凸となる曲率を有するように形成されており、この曲率が大きくなるほど、集光効率が向上する。しかしながら、光源1は、例えば、周囲に比べて中央方向が高い配分布を有するLEDのように、一般的に配分布を有しているため、効果的に集光するためには、図7(A)に例示するように、光源1の中心と照明用レンズ2の光軸とを一致させる必要があり、曲率を有する照明用レンズ2との位置合わせに関して高い組付精度が要求される。一方、図7(B)に例示するように、光源1の中心と照明用レンズ2の光軸とが位置ずれしていると、光源1からの照明光の一部が入射面3に入射せずに集光効率が低下するという問題や、出射面4から出射する照明光が出射すべき方向からずれてしまうという問題がある。
このような構成では、照明用レンズの曲率が大きくなるほど、位置ずれしたときの集光効率が低下するとともに、位置ずれ時の出射すべき方向からのずれが大きくなってしまう。特に、光学的情報読取装置では、横長の照射光を照射するために、一対の光源、またはそれ以上の個数の光源が採用されるので、個々の光源にて、対応する照明用レンズとの位置合わせがそれぞれ必要となる。そうすると、要求される組付精度が高くなるほど、組付工程や検査工程等が煩雑となり、製造コストが増大してしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、照明光を照射する光源と照明レンズとの位置合わせに必要な組付精度を下げ得る光学的情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、照明光(Lf,Lfa,Lfb)をそれぞれ照射する一対の光源(22a,22b)と、前記一対の光源からそれぞれ入射する前記照明光を情報コード(C)に向けて出射する照明レンズ(50,54)と、前記情報コードからの反射光(Lr)を受光する受光センサ(28)と、を備える光学的情報読取装置(10)であって、前記照明レンズは、一方の前記光源(22a)からの前記照明光が入射する入射面(51)からこの入射した照明光が出射する出射面(52,52a)にかけて徐々に拡がるように形成される一方の導光部(50a)と、他方の前記光源(22b)からの前記照明光が入射する入射面(51)からこの入射した照明光が出射する出射面(52,52a)にかけて徐々に拡がるように形成される他方の導光部(50b)とを有し、前記入射面は、それぞれ平面状に形成され、前記導光部は、前記出射面が矩形状となるように形成され、前記一方の導光部および前記他方の導光部は、前記入射面から前記出射面にかけて徐々に四角状に拡がる錐体として形成されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、照明レンズは、一対の光源からそれぞれ入射する照明光を情報コードに向けて出射するように形成される。そして、照明レンズは、入射面から出射面にかけて徐々に拡がるように形成される一方の導光部および他方の導光部を有しており、入射面は、それぞれ平面状に形成される。
これにより、入射面から入射した照明光は、導光部内での反射を繰り返しながら出射面に向かうため、曲率を有する照明レンズを採用することなく、出射面から出射する照明光の分布を均一にすることができる。特に、両導光部の入射面がそれぞれ平面状に形成されるため、配分布を有する光源であってもその光源の中心と導光部の光軸とを一致させる必要が無く、一対の光源と一対の導光部との位置合わせに関して高い位置精度を不要とすることができる。
したがって、照明光を照射する光源と照明レンズとの位置合わせに必要な組付精度を下げることができる。
また、請求項1の発明では、導光部は、出射面が矩形状となるように形成されるため、両導光部から出射する照射光はそれぞれ矩形状となり、それぞれの照射光の少なくとも一部が重なり情報コードに照射される照射光も矩形状となる。このため、一般的に矩形状が多い情報コードに対して、矩形状の照射光を照射できるため、情報コードに対して無駄なく照射光を照射させやすくなり、情報コードからの反射光の光量を高めることができる。
請求項2の発明では、照明レンズは、一方の導光部の光軸と他方の導光部の光軸とが平行となるように形成されるため、一方の導光部から出射される照明光と他方の導光部から出射される照明光とが遠方ほど重なる領域が広くなる。このため、遠方であっても照明光が重なった領域の照度が増し、遠方の情報コードに対しても高い照度の照明光を照射することができる。
請求項3の発明では、照明レンズは、一方の導光部と他方の導光部とが一体に形成されるため、一方の導光部と他方の導光部との相対位置精度が向上するので、一対の光源を採用する場合でも必要な組付精度を下げることができるだけでなく、部品点数が削減されることで更なる製造コストの低減を図ることができる。
請求項4の発明では、一対の光源は、照明レンズに対して、その発光面が対応する入射面に近接するように、具体的には、その発光面が入射面に接触するか僅かな隙間を介して対向するように、それぞれ配置される。これにより、より多くの照射光が入射面に入射するので、光源から照射される照射光を有効に使用でき、情報コードからの反射光の光量を高めることができる。
請求項の発明では、導光部は、出射面が出射側に凸となる曲率を有するように形成される。これにより、小型化を図るために導光部の導光方向の長さを短くすることで導光部内での反射回数が少なくなる場合でも、出射面から出射する照射光の広がりが抑制されて、情報コードに対して無駄なく照射光を照射させやすくなり、情報コードからの反射光の光量を高めることができる。
本実施形態に係る光学的情報読取装置の電気的構成を示すブロック図である。 照明レンズと一対のLEDとの配置関係を示す説明図である。 照明レンズの詳細形状を示す斜視図である。 照明レンズを介して照射される照明光の照射状態を説明する説明図である。 図2の照明光源における入射面の入射状態および出射面の出射状態を説明する説明図である。 照明レンズの変形例を説明する説明図である。 曲率を有する照明レンズにおける入射面の入射状態および出射面の出射状態を説明する説明図である。
以下、本発明の光学的情報読取装置を具現化した一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、本実施形態に係る光学的情報読取装置10の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示す光学的情報読取装置10は、梱包箱等の読取対象に付されたバーコードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取る携帯型の読取装置として構成されている。この光学的情報読取装置10は、筐体(図示略)の内部に回路部20が収容されてなるものであり、回路部20は、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、例えば赤色などの照明光を発光可能な一対のLED22a,22bと、両LED22a,22bの出射側に設けられる照明レンズ50とから構成されている。照明レンズ50は、LED22aおよびLED22bから入射する照明光を読取口13を介し情報コードに向けて帯状の照明光Lfとして出射するためのレンズである。この照明光源21の詳細構成については後述する。なお、図1では、情報コードCが付された物品Rに向けて照明レンズ50を介して照明光Lfを照射する例を概念的に示している。また、LED22aおよびLED22bは、特許請求の範囲に記載の「一対の光源」の一例に相当し、照明レンズ50は、特許請求の範囲に記載の「照明レンズ」の一例に相当し得る。
受光光学系は、受光センサ28、結像レンズ27、反射鏡(図示略)などによって構成されている。受光センサ28は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を一次元に配列したラインセンサまたは二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、情報コードに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されている。この受光センサ28は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能にプリント配線板(図示略)に実装されている。
結像レンズ27は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明レンズ50を介してLED22a,22bから照射された照明光Lfが情報コードにて反射した後、この反射光Lrを結像レンズ27で集光し、受光センサ28の受光面28aにコード像を結像させている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、液晶表示器46、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、生成されてメモリ35に入力されると、所定のコード画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述したコード画像情報格納領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、後述する読取処理、解析処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンによって構成されており、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有すると共に、情報処理機能を備えており、メモリ35とともに情報処理装置を構成している。本実施形態では、制御回路40に対し、トリガースイッチ42、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、液晶表示器46、通信インタフェース48等が接続されている。
これにより、制御回路40は、例えば、トリガースイッチ42の監視や管理、一次元コードCの読み取りに関する情報を報知するインジケータとして機能する発光部43の点灯・消灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、当該光学的情報読取装置10の読取作業者に伝達し得る振動を発生可能なバイブレータ45の駆動制御、液晶表示器46の表示制御や外部装置とのシリアル通信を可能にする通信インタフェース48の通信制御等を可能にしている。
次に、上述した照明光源21の詳細構成について、図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2は、照明レンズ50と一対のLED22a,22bとの配置関係を示す説明図である。図3は、照明レンズ50の詳細形状を示す斜視図であり、図3(A)は、入射側から見た斜視図であり、図3(B)は、出射側から見た斜視図である。図4は、照明レンズ50を介して照射される照明光Lfa,Lfbの照射状態を説明する説明図であり、図4(A)は、近距離での照射状態を示し、図4(B)は、中距離での照射状態を示し、図4(C)は、遠距離での照射状態を示す。
図2および図3に示すように、照明レンズ50は、第1導光部50aと、第2導光部50bと、両導光部50a,50bを一体に連結する連結部50cとを備えている。LED22aは、その発光面が第1導光部50aの入射面51に対して僅かな隙間を介して対向するように配置されている。また、LED22bは、その発光面が第2導光部50bの入射面51に対して僅かな隙間を介して対向するように配置されている。そして、それぞれの入射面51は、対向するLED22a,22bの発光面よりも大きくなるように四角状に形成されている。
第1導光部50aは、LED22aから入射する照明光を読取口13に向けて四角状(矩形状)の照明光Lfaとして出射するライトパイプであって、平面状に形成される入射面51から同じく平面状に形成される出射面52にかけて徐々に四角状に拡がる錐体として形成される。また、第2導光部50bは、LED22bから入射する照明光を読取口13に向けて四角状の照明光Lfbとして出射するライトパイプであって、平面状に形成される入射面51から同じく平面状に形成される出射面52にかけて徐々に四角状に拡がる錐体として形成される。これにより、第1導光部50aの入射面51から入射した照明光は第1導光部50a内での反射を繰り返しながら出射面52に向かい、第2導光部50bの入射面51から入射した照明光は第2導光部50b内での反射を繰り返しながら出射面52に向かうため、両出射面52から出射するそれぞれの照明光Lfa,Lfbの分布が均一となる。
第1導光部50aおよび第2導光部50bは、連結部50cを介して対称であって、第1導光部50aの光軸Laと第2導光部50bの光軸Lbとが並行であって所定距離だけ離間するように、連結部50cにより一体に連結されている。これにより、近距離(例えば、出射面52から50mm離れた距離)では、図4(A)に示すように、第1導光部50aから出射される照明光Lfaと第2導光部50bから出射される照明光Lfbとが重なることなく照射される。そして、中距離(例えば、出射面52から70mm離れた距離)では、図4(B)に示すように、照明光Lfaおよび照明光Lfbがそれぞれ広がりながら一部の領域で重なるように照射される。そして、遠距離(例えば、出射面52から100mm離れた距離)では、図4(C)に示すように、照明光Lfaと照明光Lfbとの重なる領域が中距離よりも広くなる。すなわち、遠方ほど照明光Lfaと照明光Lfbとの重なる領域が広くなり、両照明光が重ならない場合と比較して、遠方に照射される照明光Lfの照度の低下が抑制される。
また、連結部50cには、第1導光部50aおよび第2導光部50bの間に配置される受光センサ28等との干渉をさけるために、その中央に円弧状の切り欠き53が設けられている。なお、第1導光部50aは、特許請求の範囲に記載の「一方の導光部」の一例に相当し、第2導光部50bは、特許請求の範囲に記載の「他方の導光部」の一例に相当し得る。
次に、上述のように構成される第1導光部50aおよび第2導光部50bの作用効果について、第1導光部50aとLED22aとの関係を例に、図5を用いて説明する。図5は、図2の照明光源21における入射面51の入射状態および出射面52の出射状態を説明する説明図であり、図5(A)はLED22aの中心と第1導光部50aの光軸Laとが一致する状態を示し、図5(B)はLED22aと第1導光部50aの光軸Laとが位置ずれする状態を示す。なお、図5(A),(B)では、便宜上、第1導光部50a内での反射を繰り返しながら出射面52に向かう光の図示を省略している。
第1導光部50aの入射面51は、平面状に形成されているため、曲率を有する入射面と比較して、中心から離れた入射面51の縁部であってもLED22aの発光面との距離を近づけやすく、より多くの照射光が入射面51に入射する。特に、このように入射面51の縁部もLED22aの発光面に近づくため、図5(A)に示すようにLED22aの中心と第1導光部50aの光軸Laとが一致している場合だけでなく、図5(B)に示すようにLED22aと第1導光部50aの光軸Laとが位置ずれする場合でも入射面51への入射漏れが比較的少なく、上記位置ずれに起因する集光効率の低下が抑制される。
さらに、入射面51は、LED22aの発光面よりも大きくなるように形成されているため、上述のような位置ずれが生じても入射面51への入射漏れがより少なくなり、上記位置ずれに起因する集光効率の低下が確実に抑制される。
この第1導光部50aとLED22aとの関係は、第2導光部50bとLED22bとの関係でも同様であり、第2導光部50bでも平面状の入射面51が採用されているため、LED22bからの照射光を入射面51に対してより多く入射させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光学的情報読取装置10では、照明レンズ50は、一対のLED22a,22bからそれぞれ入射する照明光を情報コードに向けて出射するように形成される。そして、照明レンズ50は、入射面51から出射面52にかけて徐々に拡がるように形成されると第1導光部50aおよびと第2導光部50bを有しており、入射面51は、それぞれ平面状に形成される。
これにより、入射面51から入射した照明光は、導光部50a,50b内での反射を繰り返しながら出射面52に向かうため、曲率を有する照明レンズを採用することなく、出射面52から出射する照明光の分布を均一にすることができる。特に、両導光部50a,50bの入射面51がそれぞれ平面状に形成されるため、配分布を有するLED22a,22b等の光源であってもその光源の中心と導光部50a,50bの光軸とを厳密に一致させる必要が無く、一対のLED22a,22bと一対の導光部50a,50bとの位置合わせに関して高い位置精度を不要とすることができる。
したがって、照明光を照射する光源(22a,22b)と照明レンズ50との位置合わせに必要な組付精度を下げることができる。
また、照明レンズ50は、第1導光部50aの光軸Laと第2導光部50bの光軸Lbとが平行となるように形成されるため、第1導光部50aから出射される照明光Lfaと第2導光部50bから出射される照明光Lfbとが遠方ほど重なる領域が広くなる。このため、遠方であっても照明光Lfa,Lfbが重なった領域の照度が増し、遠方の情報コードに対しても高い照度の照明光Lfを照射することができる。
さらに、照明レンズ50は、第1導光部50aと第2導光部50bとが連結部50cを介して一体に形成されるため、第1導光部50aと第2導光部50bとの相対位置精度が向上するので、一対のLED22a,22bを採用する場合でも必要な組付精度を下げることができるだけでなく、部品点数が削減されることで更なる製造コストの低減を図ることができる。
また、一対のLED22a,22bは、照明レンズ50に対して、その発光面が対応する入射面51に僅かな隙間を介して対向するように、それぞれ配置される。これにより、より多くの照射光が入射面51に入射するので、LED22a,22bから照射される照射光を有効に使用でき、情報コードからの反射光Lrの光量を高めることができる。なお、一対のLED22a,22bは、照明レンズ50に対して、その発光面が対応する入射面51に僅かな隙間を介して対向するように近接して配置されることに限らず、その発光面が対応する入射面51に接触するように近接して配置されてもよく、その配置でも上記効果を奏する。
さらに、両導光部50a,50bは、出射面52が四角状(矩形状)となるように形成されるため、両導光部50a,50bから出射する照射光Lfa,Lfbはそれぞれ四角状(矩形状)となり、それぞれの照射光Lfa,Lfbの少なくとも一部が重なり情報コードに照射される照射光Lfも四角状(矩形状)となる。このため、一般的に矩形状、特に四角状が多い情報コードに対して、四角状(矩形状)の照射光Lfを照射できるため、情報コードに対して無駄なく照射光Lfを照射させやすくなり、情報コードからの反射光Lrの光量を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)図6は、照明レンズの変形例を説明する説明図である。
出射面から出射する照射光の広がりを抑制する照明レンズとして、図6に例示する照明レンズ54を採用してもよい。この照明レンズ54における両導光部50a,50bは、その出射面52aが出射側に凸となる曲率を有するように形成されている。これにより、小型化を図るために導光部50a,50bの導光方向の長さを短くすることで導光部50a,50b内での反射回数が少なくなる場合でも、出射面52aから出射する照射光Lfa,Lfbの広がりが抑制されて、情報コードに対して無駄なく照射光Lfを照射させやすくなり、情報コードからの反射光Lrの光量を高めることができる。
(2)両導光部50a,50bは、四角錐状に形成されることに限らず、求められる照明光の形状に応じて、例えば、多角錐状や円錐状に形成されてもよい。
(3)両導光部50a,50bは、それぞれの光軸Laと光軸Lbとが平行となるように配置されることに限らず、求められる照明光の形状に応じて、光軸Laおよび光軸Lbが交差するように配置されてもよい。
10…光学的情報読取装置
21…照明光源
22a,22b…LED(光源)
28…受光センサ
50,54…照明レンズ
50a…第1導光部(一方の導光部)
50b…第2導光部(他方の導光部)
51…入射面
52,52a…出射面
Lf,Lfa,Lfb…照明光
La,Lb…光軸

Claims (5)

  1. 照明光をそれぞれ照射する一対の光源と、
    前記一対の光源からそれぞれ入射する前記照明光を情報コードに向けて出射する照明レンズと、
    前記情報コードからの反射光を受光する受光センサと、
    を備える光学的情報読取装置であって、
    前記照明レンズは、一方の前記光源からの前記照明光が入射する入射面からこの入射した照明光が出射する出射面にかけて徐々に拡がるように形成される一方の導光部と、他方の前記光源からの前記照明光が入射する入射面からこの入射した照明光が出射する出射面にかけて徐々に拡がるように形成される他方の導光部とを有し、
    前記入射面は、それぞれ平面状に形成され、
    前記導光部は、前記出射面が矩形状となるように形成され、
    前記一方の導光部および前記他方の導光部は、前記入射面から前記出射面にかけて徐々に四角状に拡がる錐体として形成されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記照明レンズは、前記一方の導光部の光軸と前記他方の導光部の光軸とが平行となるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記照明レンズは、前記一方の導光部と前記他方の導光部とが一体に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の光学的情報読取装置。
  4. 前記一対の光源は、前記照明レンズに対して、その発光面が対応する前記入射面に近接するようにそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
  5. 前記導光部は、前記出射面が出射側に凸となる曲率を有するように形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
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