JP6040538B2 - サーバー装置、及び、情報管理システム - Google Patents

サーバー装置、及び、情報管理システム Download PDF

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Description

本発明は、サーバー装置、及び、情報管理システムに関する。
技術担当者等のユーザーが利用する端末と、この端末とネットワークを介して通信可能に接続されるサーバーと、を有し、建設を行う際に必要な各種情報を管理することができる情報管理システムが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2006−79290号公報
従来では、システム上で管理される情報量が多いため、各種情報の集合からなるテーブル同士が適切に関連付けられていない場合があった。そのため、技術担当者や現場担当者等(ユーザー)は、かかるシステムにアクセスしても、建設物に関する必要な情報を簡単に得ることができない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建設物に関する情報を適切に管理し、ユーザーに当該情報のうちから必要な情報を簡単に取得させることができる情報管理システムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたサーバー装置であって、
仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトの形状を定義する形状情報と、前記オブジェクトの仕様を定義する仕様情報と、を前記オブジェクトに関連付けて記憶する記憶部であって、前記オブジェクトと当該オブジェクトに関する作業項目とを関連付けた作業情報と、前記作業項目と当該作業項目に関する資源項目とを関連付けた資源情報と、を記憶する記憶部と、
前記形状情報、前記仕様情報、前記作業情報、前記資源情報に基づき前記情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報を取得し、前記ネットワークを介して要求元の当該情報処理端末に送信するよう制御する制御部と、
を有し、
前記記憶部は、オブジェクトが位置するロケーションを示すロケーション情報を当該オブジェクトに関連付けて記憶し、
前記制御部は、オブジェクトに関する作業項目の所要時間を算出する際に、前記ロケーション情報に基づいて、ロケーションに含まれる複数のオブジェクトに関連付けられた複数の作業項目をグルーピングして所要時間を前記ロケーションごとに取得することを特徴とするサーバー装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、建設物に関する情報を適切に管理し、ユーザーに当該情報のうちから必要な情報を簡単に取得させることができる情報管理システムを提供することができる。
情報管理システム1の全体構成例を示す図である。 サーバー装置10の機能上の構成を示すブロック図である。 情報処理端末20の機能上の構成を示すブロック図である。 建設物モデル情報のデータ構造例を示す図である。 ユーザー情報のデータ構造例を示す図である。 作業情報のデータ構造例を示す図である。 資源情報のデータ構造例を示す図である。 作業関連情報のデータ構造例を示す図である。 作業工程情報のデータ構造例を示す図である。 シミュレーション情報のデータ構造例を示す図である。 設計情報のデータ構造例を示す図である。 未決定のオブジェクトを含む設計図面を表示した画面例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたサーバー装置であって、
仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトの形状を定義する形状情報と、前記オブジェクトの仕様を定義する仕様情報と、を前記オブジェクトに関連付けて記憶する記憶部であって、前記オブジェクトと当該オブジェクトに関する作業項目とを関連付けた作業情報と、前記作業項目と当該作業項目に関する資源項目とを関連付けた資源情報と、を記憶する記憶部と、
前記形状情報、前記仕様情報、前記作業情報、前記資源情報に基づき前記情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報を取得し、前記ネットワークを介して要求元の当該情報処理端末に送信するよう制御する制御部と、
を有することを特徴とするサーバー装置である。
このようなサーバー装置によれば、仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトに作業項目が関連付けられ、その作業項目に資源項目が関連付けられるため、建設物に関する情報を適切に管理できると共に、建設物に関する情報のうちから、オブジェクトのステータスの影響を受ける作業や資源等に関する必要な情報を簡単に取得することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、前記資源情報において前記資源項目のコスト情報を当該資源に関連付けて記憶し、
前記制御部は、前記情報処理端末からオブジェクトの見積りの送信要求を受け付けた場合に、前記作業情報を参照して当該オブジェクトに関する作業項目を抽出し、前記資源情報を参照して抽出した当該作業項目に関する資源項目のコスト情報を取得することにより、取得した当該資源項目のコスト情報を含む当該オブジェクトの見積り情報を作成して、要求元の当該情報処理端末に送信するよう制御することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、オブジェクトの見積り情報を簡単に取得することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、前記作業情報において前記作業項目の施工数量を当該作業項目に関連付けて記憶し、前記資源情報において前記資源項目の歩掛り及び作業人数を当該資源に関連付けて記憶し、
前記制御部は、前記情報処理端末からオブジェクトに関する作業項目の所要時間の送信要求を受け付けた場合に、前記作業情報を参照して当該作業項目の施工数量を取得し、前記資源情報を参照して当該作業項目に関する資源項目の歩掛り及び作業人数を取得し、取得した当該施工数量を取得した当該資源項目の歩掛り及び作業人数で除算することにより、要求のあった当該オブジェクトに関する作業項目の所要時間を取得することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、オブジェクトに関する作業項目の所要時間を簡単に取得することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、オブジェクトが位置するロケーションを示すロケーション情報を当該オブジェクトに関連付けて記憶し、
前記制御部は、オブジェクトに関する作業項目の所要時間を算出する際に、前記ロケーション情報に基づいて、ロケーションに含まれる複数のオブジェクトに関連付けられた複数の作業項目をグルーピングして所要時間を取得することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、オブジェクトに関する作業項目の所要時間をロケーションごとにまとめて取得することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、前記作業項目の前後関係を定義した作業関連情報を記憶し、
前記制御部は、前記作業関連情報に基づき作業全工程の作業経路を取得することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、作業全工程の作業経路を簡単に取得することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記制御部は、前記オブジェクトに関する作業項目の所要時間、及び、当該作業項目の前後関係に基づいて、当該作業項目の開始予定日及び終了予定日を求めることとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、作業項目の開始予定日及び終了予定日を簡単に取得することができる。
また、かかるサーバー装置であって、
前記記憶部は、作業項目の開始予定日を当該作業項目に関連付けた作業工程情報を記憶し、前記資源情報において前記資源項目の納期を当該資源項目に関連付けて記憶するものであり、
前記制御部は、
前記情報処理端末からオブジェクトの設計決定期限日の送信要求を受け付けた場合に、前記作業情報及び前記作業工程情報を参照することにより、送信要求のあった前記オブジェクトに関連付けられた作業項目及び当該作業項目の開始予定日を特定し、前記資源情報を参照することにより、特定された当該作業項目に関連付けられた資源項目の納期を特定し、当該作業項目の開始予定日から当該資源項目の納期を差し引いて当該資源項目の発注期限日を各作業項目について求め、前記資源項目の発注期限日が最も早い日を当該オブジェクトの設計決定期限日として設定することとしてもよい。
このようなサーバー装置によれば、オブジェクトの設計決定期限日を簡単に取得することができる。
また、ユーザーが利用する情報処理端末と、当該情報処理端末とネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置とを有する情報管理システムであって、
前記サーバー装置は、
仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトの形状を定義する形状情報と、前記オブジェクトの仕様を定義する仕様情報とを、前記オブジェクトに関連付けて記憶し、前記オブジェクトと当該オブジェクトに関する作業項目とを関連付けた作業情報と、前記作業項目と当該作業項目に関する資源項目とを関連付けた資源情報と、を記憶する記憶部と、
前記形状情報、前記仕様情報、前記作業情報、前記資源情報に基づき、前記情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報を取得する制御部と、
取得した前記ユーザーの要求する情報を、前記ネットワークを介して要求元の当該情報処理端末に送信する通信部と、を備え、
前記情報処理端末は、
前記ネットワークを介して前記サーバー装置から受信した、当該情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報に基づいて、当該情報処理端末を利用するユーザーに対して所定画面を表示する表示部を備えたことを特徴とする情報管理システムである。
このような情報管理システムによれば、仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトに作業項目が関連付けられ、その作業項目に資源が関連付けられるため、建設物に関する情報を適切に管理できると共に、建設物に関する情報のうちから、オブジェクトのステータスの影響を受ける作業や資源等に関する必要な情報を簡単に取得することができる。
===実施の形態===
<情報管理システム1の構成>
図1は、本実施形態に係る情報管理システム1の全体構成の一例を示す図である。本実施形態の情報管理システム1は、建設物に関する情報を共有化することで、建設物の設計を行う設計者等の技術担当者、建設工事の現場等で作業を行う職長や作業員等の現場担当者、及び建築資材のサプライヤー等が、これらの情報の中から必要な情報を取得することを可能にするシステムであり、建設プロジェクトの遂行にあたってユーザー同士での情報のやり取りを円滑に進めることにより作業効率を向上させることを目的とする。
一般的に、BIM(Building Information Modeling)を用いて建設物に関する情報を共有化することが考えられる。このBIMとは、建設物を構成するオブジェクト(構成要素)の仮想3次元空間における形状情報と、当該オブジェクトの仕様情報とを有する3次元建設物モデルである。そして、建設物を構成する所定のオブジェクト毎に、3次元の形態に関する形状情報、仕様に関する仕様情報を格納したデータベースを備えることにより、BIMを用いた情報管理システムを構築することができる。例えば、ある建設物の「壁」について、サイズ・厚さ等を含む形状情報と、その壁の材質、断熱性能、個数等を含む仕様情報がデータベースに格納されている。このような情報を、建設物モデルを構成する各オブジェクトについて登録することにより、建設物全体をモデル化したBIMモデルを作成することが可能となる。そして、施主、設計者、施工者、サプライヤー等のユーザーは、各種情報が登録されているBIMのデータベースにアクセスすることにより、これらの情報の中から必要に応じて、建設物の3次元モデル、オブジェクトの図面、オブジェクトの数量を積算した数量表、機器仕様等、所望の情報を自由に取り出すことができる。
また、BIMを用いた情報管理システムでは、3次元形状情報を扱うことにより、建設物管理の「見える化」を実現しやすい。ここで「見える化」とは文字通り可視化することであり、視覚的に見えるようにすることや、視覚以外の感覚で認識できるようにすることも含む。BIMによる「見える化」は、建設物の企画・設計段階や施工段階における様々な局面で活用することができる。例えば、企画段階においては、3次元モデリングされた建設物の画像(BIMモデル)を見ることで、当該建設物の外観・レイアウトデザイン等について直接イメージすることができる。また、設計段階においては、建設物内部での熱流(風・気流等の流れ)のシミュレーションを行なったり、照明の配置と光環境との関係について検討したりすることで、居住空間の快適性を考慮した設計を行うことができる。また、施工段階においては、3次元画像を確認することによって、設備機器や鉄骨、配管の干渉チェックや、必要な調達部材の確認等、2次元の図面では見えにくい状況を把握することができる。このように、BIMによって「見える化」された3次元情報を共有することにより、建造物の初期の計画の段階から実際に建設されるまでの各工程を機能的・効率的に行なうことができる。
しかし、このような情報管理システムでは、仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトに対して、当該オブジェクトの形状を定義する形状情報、及び、当該オブジェクトの仕様を定義する仕様情報が関連付けされてBIMのデータベースに登録されているものの、当該オブジェクトに関する作業項目(タスク)をオブジェクトごとに関連付けた作業情報と、当該作業項目に関する資源項目(リソース)を作業項目ごとに関連付けた資源情報とがBIMのデータベースに登録されていなかった。そのため、たとえば、ユーザーがあるオブジェクトのステータスの影響を受ける作業項目(タスク)を取得したい場合であっても、BIMのデータベースからその情報を簡単に抽出することができなかった。
このような事情に鑑み、以下では、ユーザーが必要とする建設物に関する情報を簡単に取得できるようにするための、本実施形態に係る情報管理システムの機能や処理について説明する。
本実施形態に係る情報管理システム1は、オブジェクトの形状情報及び仕様情報を各オブジェクトに関連付けて登録したBIMのデータベースに加えて、オブジェクトの作業項目(タスク)を各オブジェクトに関連付けた作業情報と、当該作業項目に関する資源項目(リソース)を各作業項目に関連付けた資源情報とを備えている。このようなブレークダウンストラクチャを構成して、互いの情報を関連付けることにより、ユーザーの要求に応じて、建設物に関する必要な情報を簡単に取得することができる。この情報管理システム1は、サーバー装置10と、複数の情報処理端末20と、を含んで構成される。サーバー装置10及び情報処理端末20は、それぞれネットワーク2に接続されており、互いに通信可能となっている。ネットワーク2は、たとえば、イーサネット(登録商標)や公衆電話回線網、無線通信網、携帯電話回線網などにより構築される、インターネットやLAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)などである。
サーバー装置10は、たとえば、ワークステーションやパーソナルコンピューターであって、情報処理端末20から送信された各種のコマンド(リクエスト)に応じて、当該情報処理端末20に対して各種情報を配信することができる。
情報処理端末20は、設計者、作業現場の職長や作業者、建築資材のサプライヤー等のユーザーが利用する端末であり、ネットワーク2を介してサーバー装置10にアクセス可能に構成されている。たとえば、ユーザーは、情報処理端末20を使って建設工事に関する情報を参照、更新したり、建設工事に関するメールをやりとりしたりする。この情報処理端末20は、たとえば、携帯電話端末、スマートフォン、パーソナルコンピューターなどである。
<サーバー装置10の構成>
図2は、サーバー装置10の機能上の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るサーバー装置10は、サーバー制御部11と、サーバー記憶部12と、サーバー入力部13と、サーバー表示部14と、サーバー通信部15と、を有している。
サーバー制御部11は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、サーバー装置10全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。すなわち、サーバー制御部11は、情報処理端末20からのリクエスト(要求)に対する各種処理など、情報管理システム1に関する各種制御、情報処理を実行する機能を有している。
サーバー記憶部12は、サーバー装置10におけるシステムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、サーバー制御部11で生成される各種データ(システムプログラムで使用するフラグや演算した値)が記憶されるとともに、サーバー制御部11の演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを有しており、たとえば、フラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。そして、このサーバー記憶部12は、バスを介してサーバー制御部11に接続され、サーバー制御部11からの指令に応じて記憶されているデータを参照、読み出し、書き換える処理が行われる。本実施形態のサーバー記憶部12には、建設物モデル情報と、ユーザー情報と、作業情報と、資源情報と、作業関連情報と、作業工程情報と、シミュレーション情報と、設計情報等が記憶されている。なお、これら各情報については、追って詳述する。
サーバー入力部13は、オペレーターが各種データ(例えば、ユーザー情報や作業工程情報)を入力するためのものであり、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル等によって実現される。
サーバー表示部14は、サーバー制御部11からの指令に基づいてオペレーター用の操作画面を表示するためのものであり、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
サーバー通信部15は、情報処理端末20と通信を行うためのものであり、情報処理端末20から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、サーバー制御部11の指令に応じて各種データや信号を情報処理端末20へ送信する送信部として機能とを有している。サーバー通信部15は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
<情報処理端末20の構成>
図3は、情報処理端末20の機能上の構成を示すブロック図である。本実施形態の情報処理端末20は、端末制御部21と、端末記憶部22と、端末入力部23と、端末表示部24と、端末通信部25と、を有している。
端末制御部21は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、情報処理端末20全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。すなわち、端末制御部21は、サーバー装置10に対してリクエストするための各種処理など、情報管理システム1に関する各種制御、情報処理を実行する機能を有している。
端末記憶部22は、情報処理端末20におけるシステムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、端末制御部21で生成される各種データ(システムプログラムで使用するフラグや演算した値)が記憶されるとともに、端末制御部21の演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)とを有しており、たとえば、フラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。そして、この端末記憶部22は、バスを介して端末制御部21に接続され、端末制御部21からの指令に応じて記憶されているデータを参照、読み出し、書き換える処理が行われる。
端末入力部23は、ユーザーが各種操作(テキスト入力操作など)を行うためのものであり、たとえば、キーボード、マウス、操作ボタン、タッチパネル等によって実現される。
端末表示部24は、端末制御部21からの指令により各種の操作画面や設計図面等を表示するためのものであり、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
端末通信部25は、サーバー装置10と通信を行うためのものであり、サーバー装置10から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、端末制御部21の指令に応じて各種データや信号をサーバー装置10へ送信する送信部として機能とを有している。端末通信部25は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
<データの構成>
本実施形態の情報管理システム1において利用される各種情報について、図4乃至図11を用いて説明する。図4は、建設物モデル情報のデータ構造例を示す図である。図5は、ユーザー情報のデータ構造例を示す図である。図6は、作業情報のデータ構造例を示す図である。図7は、資源情報のデータ構造例を示す図である。図8は、作業関連情報のデータ構造例を示す図である。図9は、作業工程情報のデータ構造例を示す図である。図10は、シミュレーション情報のデータ構造例を示す図である。図11は、設計情報のデータ構造例を示す図である。
本実施形態においては、サーバー装置10のサーバー記憶部12に、建設物モデル情報と、ユーザー情報と、作業情報と、資源情報と、作業関連情報と、作業工程情報と、シミュレーション情報と、設計情報等が記憶されている。これらの各情報は、情報管理システム1で実行される各種処理において利用される。
建設物モデル情報は、建設物モデルを構成するオブジェクトの形状情報及び仕様情報を各オブジェクトに関連付けて登録したBIMのデータベースに相当するものである。この建設物モデル情報は、オブジェクトを識別するためのオブジェクトIDと、オブジェクトの名称と、オブジェクトの形状を定義する形状情報と、オブジェクトの仕様を定義する仕様情報と、オブジェクトが配置される場所を示すロケーション情報(位置情報)とを含んで構成されて、建設物ごとに設定されている。たとえば、図4に示すように、構成するオブジェクトID:「C001」に対してオブジェクト名:「柱」が対応付けられ、オブジェクトID:「W001」に対してオブジェクト名:「壁」が対応付けられている。そして、オブジェクト「壁」に関連付けられた形状情報として、たとえば、長さ、幅、高さ、表面積、裏面積、上面積、底面積、側面積、開口部の面積、体積等が設定されている。また、オブジェクト「壁」に関連付けられた仕様情報として、たとえば、材質、数量などが設定されている。また、オブジェクト「壁」に関連付けられたロケーション情報として、たとえば、1F A工区、1F B工区、2F A工区、2F B工区等が設定されている。このように、建設物の各階や階の一部の住戸といった工区が決められる場合には、工区ごとにロケーション情報が設定されている。工区とは、建設物の工事を段階的に進めていく上で、建設物に複数ある住戸(室)を空間的(隣接した住戸)及び時間的(作業時間)にまとめたグループであり、例えば、建設物の各階や階の一部の住戸といった工区が決められる。
ユーザー情報は、設計者、現場担当者、サプライヤーなど、この情報管理システムを利用するユーザーに関する情報を設定したデータテーブルである。このユーザー情報は、ユーザーを識別するためのユーザーIDと、このユーザーIDに関連付けられた当該ユーザーに関する各種情報と、を含んで構成されている。たとえば、図5に示すように、ユーザーの職種、ユーザーの会社名、ユーザーの氏名、ユーザーの連絡先(たとえば、電話番号やメールアドレス)、ユーザーが担当する作業内容(作業項目)を識別するための作業ID、ユーザーが担当する作業内容を示す作業名等が含まれている。
作業情報は、オブジェクトに対して行う作業(タスク)に関する情報を設定したデータテーブルである。この作業情報は、作業を識別するための作業IDと、作業項目と、施工数量とを含んで構成されて、オブジェクト(オブジェクトID)ごとに設定されている。たとえば、図6に示すように、オブジェクト「柱」に関連付けられた作業項目として、「型枠建込」(作業ID:T001)、「鉄筋配筋」(作業ID:T002)、…「コンクリート打設」(作業ID:T009)、「型枠解体」(作業ID:T010)が設定されている。すなわち、オブジェクト「柱」に対して、「型枠建込」、「鉄筋配筋」…「コンクリート打設」、「型枠解体」の各作業が行われる。
資源情報は、作業(タスク)に利用する資源(リソース)に関する情報を設定したデータテーブルである。この資源情報は、資源を識別する資源IDと、資源項目と、資源の数量(人数)と、コスト情報の一例としての資源の単価と、資源の期間と、資源の歩掛り(1人1時間あたり施工できる数量)と、資源の納期と、発注先のユーザーIDを含んで構成されて、作業項目(作業ID)ごとに設定されている。たとえば、図7に示すように、作業項目「鉄筋配筋」(作業ID:T002)の資源情報として、資源ID:「00X」に対して材料資源としての資源項目:「鉄筋」が対応付けられている。また、資源ID:「00Y」に対して人的資源としての資源項目:「鉄筋工」が対応付けられている。また、資源ID:「00Z」に対して設備資源としての資源項目:「機械工具」が対応付けられている。すなわち、「鉄筋配筋」の作業が行われる際には、材料として「鉄筋」が使用され、「鉄筋工」が作業を担当し、作業中には「機械工具」が用いられることになる。
作業関連情報は、ある作業(タスク)と他の作業(タスク)との作業工程の関連性を設定するためのデータテーブルである。この作業関連情報は、作業間の前後関係を識別するための前後関係IDと、先行の作業内容を示す前工程と、後行の作業内容を示す後工程と、前後関係のタイプと、バッファと、ロケーションギャップとを含んで構成され、各オブジェクトにおける作業間ごとに設定されている。たとえば、オブジェクト「柱」(オブジェクトID:C001)についての作業関連情報には、図8に示すように、前後関係ID:「Link001」に対して、前工程として作業ID:「T001」、つまり、作業項目:「型枠建込」が対応付けられており(図6参照)、後工程として作業ID:「T002」、つまり、作業項目:「鉄筋配筋」が対応付けられている(図6参照)。また、前後関係ID:「Link001」には、バッファとして「2日」が対応付けられ、前後関係のタイプとして「FS」が対応付けられている。この前後関係のタイプには、「FS(Finish-Start)」、「FF(Finish-Finish)」、「SS(Start-Start)」、「SF(Start-Finish)」の4種類がある。「FS」は、前工程が完了してからバッファを経て後工程を開始できることを意味する。「FF」は、前工程が完了してからバッファを経て後工程を完了できることを意味する。「SS」は、前工程が開始してからバッファを経て後工程を開始できることを意味する。「SF」は、前工程が開始してからバッファを経て後工程を完了できることを意味する。また、前後関係ID:「Link001」には、ロケーションギャップとして「0」値が対応付けられている。このロケーションギャップは、ロケーションごとに差異を調整するための値であり、たとえば、1階(1F)の「コンクリート打設(作業ID:T009)」が完了した後に、2階(2F)の「鉄筋配筋」(作業ID:T002)が開始できる場合には、「+1」となり、2階(2F)の「コンクリート打設」(作業ID:T009)が完了した後に、1階(1F)の「型枠解体」(作業ID:T010)が開始できる場合には、「−1」となる。すなわち、図8に示した例では、「型枠解体」(作業ID:T001)の作業が完了してから「2日」のバッファを挟んで「鉄筋配筋」(作業ID:T002)の作業を開始できることを意味している。このようにして、作業間の前後関係から作業全工程の作業経路(クリティカルパス)を決定することができるため、経験に頼ることなく、正確な工程管理を行うことが可能となる。
作業工程情報は、各作業項目(タスク)の作業工程に関する情報を設定したデータテーブルである。この作業工程情報は、作業内容を識別するための作業IDと、この作業IDに関連付けられた作業工程に関する各種情報と、を含んで構成されている。たとえば、図9に示すように、作業ID:「T001」に対して、建設工事が行われるロケーション(建設現場)ごとに、作業期間、シミュレーションID、作業の開始予定日、作業の終了予定日、作業の開始実績(作業を開始した実際の開始日)、作業の終了実績(作業を終了した実際の終了日)等が関連付けられている。なお、作業の開始実績及び作業の終了実績は、作業を担当したユーザーが日付を入力することにより、データテーブルに登録される。
シミュレーション情報は、4Dシミュレーションを設定するための情報を設定したデータテーブルである。4Dシミュレーションとは、3次元データに対して時間軸データを付加したシミュレーションである。たとえば、建設物モデルの形状情報と作業工程情報に基づいてレンダリング処理を行うことにより、仮想3次元空間上に配置された建設物モデルが時間の経過に従って完成していく様子を動画として画面上に表現することができる。このシミュレーション情報は、4Dシミュレーションを識別するシミュレーションIDと、シミュレーションの開始予定日と、シミュレーションの終了予定日と、シミュレーションのタイプと、動作と、画面表示する際の色や透明度とを含んで構成されている。シミュレーションのタイプとして、「建設」と「解体」のいずれかを設定することができる。「建設」を設定した場合は、時間経過に伴って非表示だったオブジェクトが設定された色や透明度により表示されるようになる。一方、「解体」を設定した場合は、時間経過に伴って表示されていたオブジェクトが非表示となる。なお、シミュレーション実行中における表示色や透明度、動作等の設定は、シミュレーションIDごとに行うことができる。たとえば、図10に示すような4Dシミュレーション用のテーブルが設定された場合、シミュレーションID:「4D001」に対応するシミュレーションプログラムが実行されると、開始予定日の「2011年10月13日」から終了予定日の「2011年10月14日」までは、対象となるオブジェクト(シミュレーションID「4D001」に関連付けられた作業ID(図9参照)に関連付けられたオブジェクト(図6参照))は、透明度「50%」の「赤」色で表示されることになり、2011年10月15日以降においては非表示となる。なお、作業工程情報は、図9に示すように、シミュレーションIDを各作業項目(タスク)に関連付けて登録している。したがって、共通する作業項目(タスク)が関連付けられたオブジェクトは、4Dシミュレーションの実行中に、共通のシミュレーション動作を行うことになる。たとえば、作業項目「型枠建込」(作業ID:T001)のオブジェクト「柱」が3つある場合(オブジェクトID:C001、C002、C003)、オブジェクト「柱」すべて同じ表示色で画面表示される。
設計情報は、オブジェクトの設計に関する情報を設定したデータテーブルである。この設計情報は、図11に示すように、オブジェクトのロケーション、オブジェクトのオブジェクトID、オブジェクトの設計項目を決定すべき設計決定期限日、決定フラグ、オブジェクトの設計を担当する担当ユーザーIDと、を含んで構成されている。決定フラグは、オブジェクトに未確定要素が含まれているか否かを判定するためのフラグ情報である。すなわち、図11に示した例では、ロケーション「1F A工区」のオブジェクト「柱」(オブジェクトID:C001)について、オブジェクト「柱」の設計項目は「未決定」であり、オブジェクト「柱」の設計を設計決定期限日である「2011年7月27日」までに決定しなければならず、そのオブジェクト「柱」の担当が設計者(ユーザーID:005)であることを意味している。
以下では、これらの各情報を利用した、本実施形態に係る情報管理システム1の動作例について説明する。
<情報管理システム1の処理>
ここでは、情報管理システム1の処理及び特徴について説明する。
建設現場において、たとえば、現場担当者等のユーザーは、オブジェクトの形状や設計図面に関して確認したい場合や、オブジェクトの仕様等について質問がある場合に、まず、情報処理端末20を使用して、情報管理システム1にログインする。
すなわち、情報通信端末20は、ユーザーによるログイン用の操作入力(ユーザーIDやパスワードの入力)に応答して、ユーザーIDとパスワード等が設定されたログイン要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。サーバー装置10は、情報通信端末20からのログイン要求を受信すると、ユーザー認証処理を行う。そして、ユーザー認証に成功すると、システムログインが完了する。
このようにしてシステムログインが完了した後、ユーザーは、情報通信端末20を用いて、建設物の3次元モデルを構成するオブジェクトの図面や、オブジェクトの数量を積算した数量表など、必要とする情報の送信を要求する。すなわち、サーバー装置10は、当該必要とする情報についての配信リクエストを、そのユーザーが利用する情報処理端末20から受信すると、サーバー制御部11は、サーバー記憶部12に記憶された各種情報(各種テーブル)を参照することにより当該必要とする情報を取得して要求元の情報処理端末20に送信するように制御を行う。
このように、各ユーザーは、本実施形態に係る情報管理システム1を利用することにより、建設工事の進行状況等に応じて必要とする情報を取得することができる。すなわち、サーバー装置10は、各ユーザーが必要とする各種情報の送信リクエストを情報処理端末20から受け付けた場合に、情報処理端末20からのリクエストに応じて以下の処理を行う。
(見積り明細)
ユーザーは、対象となるオブジェクト(たとえば、「柱」)の見積り明細を取得したい場合、その情報を取得すべく情報処理端末20を操作すると、情報処理端末20は、かかるユーザーの操作入力に応答して、対象の当該オブジェクトの見積り送信要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。
サーバー装置10は、情報処理端末20からオブジェクトの見積り送信要求を受信すると、当該オブジェクトの見積り情報を取得するための処理を行う。
すなわち、サーバー制御部11は、受信した当該見積り送信要求に設定されたオブジェクトIDをキーとしてサーバー記憶部12内の作業情報(図6に示す)を参照することにより、当該オブジェクトに関連付けられた作業項目を抽出する。そして、サーバー制御部11は、抽出した当該作業項目に対応付けられた作業IDをキーとしてサーバー記憶部12内の資源情報(図7に示す)を参照することにより、当該作業項目に関連付けられた資源項目及びその単価を抽出する。具体的には、オブジェクト「柱」の場合、図6に示すように、オブジェクト「柱」に関連付けられた作業「型枠建込」、「鉄筋配筋」、…「コンクリート打設」、「型枠解体」のそれぞれについてコストを求める。たとえば、作業項目「鉄筋配筋」の場合、図7に示すように、資源項目「鉄筋」の数量「5000」に単価「1000」を乗じて材料費の合計を求めることができ、資源項目「鉄筋工」の人数「50」に単価「4000」を乗じることにより人件費の合計を求めることができる。このようにして「鉄筋配筋」のコストを算出する。そして、各作業項目のコストを合算することにより、オブジェクト「柱」の見積り明細を作成することができる。サーバー制御部11は、以上のように、対象となるオブジェクトの見積り情報を作成して、要求元の当該情報処理端末20に送信するよう制御する。
このように、オブジェクトに作業項目を関連付け、その作業項目に資源項目を関連付けて、各オブジェクトのブレークダウンストラクチャを形成することにより、オブジェクトのステータスの影響を受ける作業(タスク)や資源(リソース)に関する情報を簡単に抽出することができるため、ユーザーは対象のオブジェクトに関する見積り情報を簡単に取得することが可能となる。
(作業項目の所要時間)
ユーザーは、対象となるオブジェクト(たとえば、「柱」)に関する作業項目(たとえば、「鉄筋配筋」)の所要時間を取得したい場合、その情報を取得すべく情報処理端末20を操作すると、情報処理端末20は、かかるユーザーの操作入力に応答して、対象の当該作業項目の所要時間の送信要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。
サーバー装置10は、情報処理端末20から作業項目の所要時間の送信要求を受信すると、当該作業項目の所要時間を取得するための処理を行う。
すなわち、サーバー制御部11は、受信した当該所要時間の送信要求に設定された作業IDをキーとしてサーバー記憶部12内の作業情報(図6に示す)を参照することにより、当該作業IDの作業項目に対応付けられた施工数量を取得する。また、サーバー制御部11は、受信した所要時間の送信要求に設定された作業IDをキーとしてサーバー記憶部12内の資源情報(図7に示す)を参照することにより、当該作業項目に関連付けられた資源項目(人的資源)、その歩掛り(1人1時間あたり施工できる数量)及び人数を抽出する。具体的には、オブジェクト「柱」の作業項目「鉄筋配筋」について所要時間を取得したい場合、図6に示すように、「鉄筋配筋」に関連付けられた施工数量を取得する。また、図7に示すように、「鉄筋配筋」に関連付けられた資源項目「鉄筋工」の歩掛り及び作業人数を取得する。このようにして、サーバー制御部11は、作業項目の施工数量、資源の歩掛り及び作業人数を特定すると、当該施工数量を当該資源の歩掛り及び作業人数で除算することにより、対象となる作業項目の所要時間を求めることができる。以上のように、サーバー制御部11は、対象となる作業項目の所要時間を取得して、要求元の当該情報処理端末20に送信するよう制御する。
このように、オブジェクトに作業項目を関連付け、その作業項目に資源項目を関連付けて、各オブジェクトのブレークダウンストラクチャを形成することにより、オブジェクトのステータスの影響を受ける作業(タスク)や資源(リソース)に関する情報を簡単に抽出することができるため、ユーザーは対象のオブジェクトに関する作業項目の所要時間を簡単に取得することが可能となる。
なお、サーバー制御部11は、オブジェクトに関する作業項目の所要時間を算出する際に、サーバー記憶部12内の建設物モデル情報(図4に示す)に登録されたロケーション情報に基づいて、ロケーションに含まれる複数のオブジェクトに関連付けられた複数の作業項目をグルーピングして所要時間を取得するようにしてもよい。これにより、オブジェクトに関する作業項目の所要時間をロケーションごとにまとめて取得することができる。
(各作業の開始予定日・終了予定日)
ユーザーは、対象となるオブジェクト(たとえば、「柱」)に関する各作業項目の開始予定日・終了予定日を取得したい場合、その情報を取得すべく情報処理端末20を操作すると、情報処理端末20は、かかるユーザーの操作入力に応答して、対象となる当該作業項目の開始予定日・終了予定日の送信要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。
サーバー装置10は、情報処理端末20から作業項目の開始予定日・終了予定日の送信要求を受信すると、当該作業項目の開始予定日・終了予定日を取得するための処理を行う。
すなわち、サーバー制御部11は、受信した当該開始予定日・終了予定日の送信要求に設定されたオブジェクトIDをキーとしてサーバー記憶部12内の建設物モデル情報(図4に示す)を参照することにより、当該オブジェクトIDに関連する作業情報及び資源情報を特定する。そして、サーバー制御部11は、当該オブジェクトIDに関連する作業情報(図6に示す)を参照することにより、各作業項目に対応付けられた施工数量をそれぞれ取得する。また、サーバー制御部11は、当該オブジェクトIDに関連する資源情報(図7に示す)を参照することにより、各作業項目に関連付けられた資源項目、その歩掛り(1人1時間あたり施工できる数量)及び人数をそれぞれ取得する。サーバー制御部11は、各作業項目の施工数量、資源項目の歩掛り及び作業人数を取得すると、取得した当該施工数量を取得した当該資源項目の歩掛り及び作業人数で除算することにより、各作業項目の所要時間をそれぞれ求める。次に、サーバー制御部11は、サーバー記憶部12内の作業関連情報(図8に示す)を参照することにより、作業項目間の前後関係から作業全工程の作業経路(クリティカルパス)を求める。このクリティカルパスは、一般的なクリティカルパスメソッド(CPM)における演算方法と同様の演算方法により求めることができる。そして、サーバー制御部11は、各作業項目の所要時間及びこのクリティカルパスに基づいて、各作業の開始予定日・終了予定日を決定する。引き続き、サーバー制御部11は、この各作業の開始予定日・終了予定日を要求元の当該情報処理端末20に送信するよう制御する。なお、この各作業の開始予定日・終了予定日は、サーバー記憶部12内の作業工程情報(図9に示す)に登録される。
このように、オブジェクトに作業項目を関連付け、その作業項目に資源項目を関連付けて、各オブジェクトのブレークダウンストラクチャを形成することにより、オブジェクトのステータスの影響を受ける作業(タスク)や資源(リソース)に関する情報を簡単に抽出することができるため、ユーザーは対象のオブジェクトに関する各作業の開始予定日・終了予定日を簡単に取得することが可能となる。
(オブジェクトの設計決定期限)
ユーザーは、対象となるオブジェクト(たとえば、「柱」)に関する各作業項目の開始予定日・終了予定日を取得したい場合、その情報を取得すべく情報処理端末20を操作すると、情報処理端末20は、かかるユーザーの操作入力に応答して、対象となる当該オブジェクトの設計決定期限日の送信要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。
サーバー装置10は、情報処理端末20から設計決定期限日の送信要求を受信すると、当該オブジェクトの設計決定期限日を取得するための処理を行う。
すなわち、サーバー制御部11は、受信した当該設計決定期限日の送信要求に設定されたオブジェクトIDをキーとしてサーバー記憶部12内の建設物モデル情報(図4に示す)を参照することにより、当該オブジェクトIDに関連する作業情報及び資源情報を特定する。そして、サーバー制御部11は、当該オブジェクトIDに関連する作業情報(図6に示す)の各作業項目を抽出し、抽出した各作業項目に対応付けられた作業IDをキーとしてサーバー記憶部12内の作業工程情報(図9に示す)を参照することにより、各作業項目の開始予定日をそれぞれ取得する。また、サーバー制御部11は、当該オブジェクトIDに関連する作業情報(図6に示す)の各作業項目を抽出し、抽出した各作業項目に対応付けられた各作業IDをキーとしてサーバー記憶部12内の資源情報(図7に示す)を参照することにより、各作業項目に関連付けられた資源項目(材料資源)及びその納期を抽出する。そして、サーバー制御部11は、作業項目の開始予定日から作業項目に関連付けられた資源項目の納期を減じることにより、各資源項目の発注期限日を作業項目ごとにそれぞれ算出する。次に、サーバー制御部11は、資源項目の発注期限日から当該資源項目に関連するオブジェクトに設定されたバッファ日数(準備作業期間)を減じた日付を資源項目ごとにそれぞれ求め、その中で最も早い日付をオブジェクトの設計決定期限日として設定する。そして、サーバー制御部11は、このオブジェクトの設計決定期限日を要求元の当該情報処理端末20に送信するよう制御する。なお、このオブジェクトの設計決定期限日は、サーバー記憶部12内の設計情報(図11に示す)に登録される。
このように、オブジェクトに作業項目を関連付け、その作業項目に資源項目を関連付けて、各オブジェクトのブレークダウンストラクチャを形成することにより、オブジェクトのステータスの影響を受ける作業(タスク)や資源(リソース)に関する情報を簡単に抽出することができるため、工事管理者等のユーザーは、対象のオブジェクトの設計決定期限日を簡単に取得することが可能となる。
なお、上記において、オブジェクトの設計決定期限日を求める際、資源項目の発注期限日からバッファ日数(準備作業期間)を減じた日付を資源ごとに求めたが、本実施形態に係る情報管理システムは、これに限られるものではなく、資源項目の発注期限日が最も早い日付をオブジェクトの設計決定期限日として設定するようにしてもよい。
また、ユーザーは、本実施形態に係る情報管理システムを利用することにより、オブジェクトの設計決定期限日のみならず、オブジェクトに関連する資源項目(材料資源)の発注期限日の送信を要求することもできる。ユーザーが建材のサプライヤー等の場合、サプライヤーは、材料発注のタイミングを予め把握することができるため、生産計画に適切に反映させることができるようになる。なお、この際、サーバー制御部11は、資源情報(図6参照)から対象となる資源項目に関連付けられた発注先のユーザーIDを取得して、このユーザーIDをキーとしてユーザー情報(図5参照)を参照することにより、当該発注先ユーザーの連絡先に関する情報を取得することも可能である。そのため、ユーザーは、資源項目の発注期限日等について問題等が生じたときは、発注先ユーザーの連絡先に直接問い合せることもできる。
(オブジェクトの決定・未決定)
建設物の着工中であっても、設計者による仕様検討、建築主の意向等によって、大きさや形等が決定されていないオブジェクトが存在する場合がある。ユーザーは、対象となるオブジェクト(たとえば、「柱」)の形状・仕様等が決定しているか否かを確認したい場合、その情報を取得すべく情報処理端末20を操作すると、情報処理端末20は、かかるユーザーの操作入力に応答して、対象となる当該オブジェクトの決定確認の送信要求を、ネットワーク2を介してサーバー装置10に送信する。
サーバー装置10は、情報処理端末20から当該オブジェクトの決定確認の送信要求を受信すると、当該オブジェクトの形状等が決定されているか否かの情報を取得するための処理を行う。
すなわち、サーバー制御部11は、受信した当該決定確認の送信要求に設定されたオブジェクトIDをキーとしてサーバー記憶部12内の設計情報(図11に示す)に登録された未決定フラグを参照する。たとえば、この未決定フラグに対して「1」が設定されている場合、決定の状態であることを示し、「0」が設定されている場合には、未決定の状態であることを示す。サーバー制御部11は、当該オブジェクトに関連付けられたこのフラグ情報に基づき、当該オブジェクトIDに対応するオブジェクトの形状等が決定された状態であるのか否かを判定する。そして、サーバー制御部11は、この判定結果を要求元の当該情報処理端末20に送信するよう制御する。
このようにして、ユーザーは、対象となるオブジェクトが決定状態にあるのか又は未決定状態にあるのかを簡単に確認することが可能となる。
なお、サーバー制御部11は、オブジェクトが未決定状態にあると判定した場合には、設計情報(図11に示す)を参照することにより、当該オブジェクトIDに関連付けられた担当ユーザーIDを取得して、このユーザーIDをキーとしてユーザー情報(図5参照)を参照することにより、当該担当ユーザーの連絡先に関する情報を取得することも可能である。そのため、ユーザーは、オブジェクトについて質問等があるときは、担当ユーザーの連絡先に直接問い合せることができる。
また、サーバー制御部11は、オブジェクトが未決定状態にあると判定した場合には、設計情報(図11に示す)を参照することにより、当該オブジェクトIDに関連付けられた設計決定期限や担当ユーザーIDを取得し、取得したこれらの設計情報を付加した設計図面を作成するようにしてもよい。たとえば、図12に示すように、対象となるオブジェクト「壁」が未決定の状態である場合、設計図上において、対象のオブジェクト「壁」を他のオブジェクトと異なる色で表示するとともに、対象のオブジェクト「壁」の設計決定期限や担当ユーザー等を含む付加情報を、対象のオブジェクト「壁」に関連付けて表示するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
1 情報管理システム
2 ネットワーク
10 サーバー装置
11 サーバー制御部
12 サーバー記憶部
13 サーバー入力部
14 サーバー表示部
15 サーバー通信部
20 情報処理端末
21 端末制御部
22 端末記憶部
23 端末入力部
24 端末表示部
25 端末通信部

Claims (7)

  1. ユーザーが利用する情報処理端末がネットワークを介して接続されるように構成されたサーバー装置であって、
    仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトの形状を定義する形状情報と、前記オブジェクトの仕様を定義する仕様情報と、を前記オブジェクトに関連付けて記憶する記憶部であって、前記オブジェクトと当該オブジェクトに関する作業項目とを関連付けた作業情報と、前記作業項目と当該作業項目に関する資源項目とを関連付けた資源情報と、を記憶する記憶部と、
    前記形状情報、前記仕様情報、前記作業情報、前記資源情報に基づき前記情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報を取得し、前記ネットワークを介して要求元の当該情報処理端末に送信するよう制御する制御部と、
    を有し、
    前記記憶部は、オブジェクトが位置するロケーションを示すロケーション情報を当該オブジェクトに関連付けて記憶し、
    前記制御部は、オブジェクトに関する作業項目の所要時間を算出する際に、前記ロケーション情報に基づいて、ロケーションに含まれる複数のオブジェクトに関連付けられた複数の作業項目をグルーピングして所要時間を前記ロケーションごとに取得することを特徴とするサーバー装置。
  2. 請求項1に記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、前記資源情報において前記資源項目のコスト情報を当該資源項目に関連付けて記憶し、
    前記制御部は、前記情報処理端末からオブジェクトの見積りの送信要求を受け付けた場合に、前記作業情報を参照して当該オブジェクトに関する作業項目を抽出し、前記資源情報を参照して抽出した当該作業項目に関する資源項目のコスト情報を取得することにより、取得した当該資源項目のコスト情報を含む当該オブジェクトの見積り情報を作成して、要求元の当該情報処理端末に送信するよう制御することを特徴とするサーバー装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、前記作業情報において前記作業項目の施工数量を当該作業項目に関連付けて記憶し、前記資源情報において前記資源項目の歩掛り及び作業人数を当該資源項目に関連付けて記憶し、
    前記制御部は、前記情報処理端末からオブジェクトに関する作業項目の所要時間の送信要求を受け付けた場合に、前記作業情報を参照して当該作業項目の施工数量を取得し、前記資源情報を参照して当該作業項目に関する資源項目の歩掛り及び作業人数を取得し、取得した当該施工数量を取得した当該資源項目の歩掛り及び作業人数で除算することにより、要求のあった当該オブジェクトに関する作業項目の所要時間を取得することを特徴とするサーバー装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、前記作業項目の前後関係を定義した作業関連情報を記憶し、
    前記制御部は、前記作業関連情報に基づき作業全工程の作業経路を取得することを特徴とするサーバー装置。
  5. 請求項4に記載のサーバー装置であって、
    前記制御部は、前記オブジェクトに関する作業項目の所要時間、及び、当該作業項目の前後関係に基づいて、当該作業項目の開始予定日及び終了予定日を求めることを特徴とするサーバー装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のサーバー装置であって、
    前記記憶部は、作業項目の開始予定日を当該作業項目に関連付けた作業工程情報を記憶し、前記資源情報において前記資源項目の納期を当該資源項目に関連付けて記憶するものであり、
    前記制御部は、
    前記情報処理端末からオブジェクトの設計決定期限日の送信要求を受け付けた場合に、前記作業情報及び前記作業工程情報を参照することにより、送信要求のあった前記オブジェクトに関連付けられた作業項目及び当該作業項目の開始予定日を特定し、前記資源情報を参照することにより、特定された当該作業項目に関連付けられた資源項目の納期を特定し、当該作業項目の開始予定日から当該資源項目の納期を減じて当該資源項目の発注期限日を各作業項目について求め、前記資源項目の発注期限日が最も早い日を当該オブジェクトの設計決定期限日として設定することを特徴とするサーバー装置。
  7. ユーザーが利用する情報処理端末と、当該情報処理端末とネットワークを介して通信可能に接続されるサーバー装置とを有する情報管理システムであって、
    前記サーバー装置は、
    仮想3次元空間上の建設物を構成するオブジェクトの形状を定義する形状情報と、前記オブジェクトの仕様を定義する仕様情報とを、前記オブジェクトに関連付けて記憶する記憶部であって、前記オブジェクトと当該オブジェクトに関する作業項目とを関連付けた作業情報と、前記作業項目と当該作業項目に関する資源項目とを関連付けた資源情報と、を記憶する記憶部と、
    前記形状情報、前記仕様情報、前記作業情報、前記資源情報に基づき、前記情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報を取得する制御部と、
    取得した前記ユーザーの要求する情報を、前記ネットワークを介して要求元の当該情報処理端末に送信する通信部と、を備え、
    前記情報処理端末は、
    前記ネットワークを介して前記サーバー装置から受信した、当該情報処理端末を利用するユーザーの要求する情報に基づいて、当該情報処理端末を利用するユーザーに対して所定画面を表示する表示部を備え、
    前記記憶部は、オブジェクトが位置するロケーションを示すロケーション情報を当該オブジェクトに関連付けて記憶し、
    前記制御部は、オブジェクトに関する作業項目の所要時間を算出する際に、前記ロケーション情報に基づいて、ロケーションに含まれる複数のオブジェクトに関連付けられた複数の作業項目をグルーピングして所要時間を前記ロケーションごとに取得することを特徴とする情報管理システム。
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