JP6040386B1 - 部品組み立て装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の微細なワイヤと複数の部品群を組み合わせた光学モジュールを自動的に組み立てる組み立て装置を提供する。【解決手段】所定の長さを有する複数のワイヤ100と第一部品80と第二部品90とを組み合わせて物品を組み立てる部品組み立て装置であって、複数のワイヤ100を作製するワイヤ供給装置と、複数のワイヤ100を保持し移動するワイヤ保持移動装置180と、複数のワイヤ100を、第一部品80と第二部品90に挟まれた空間へ配置し、複数のワイヤ100を、第一部品80の所定位置に固定し、且つ、複数のワイヤ100を、第二部品90の所定位置に固定する組み立てステージ10を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、微細な部品を含むモジュール、特に光学モジュールの組み立て装置および組み立て方法に関する。
近年、電話機能を有した携帯用電子機器、一般にスマートフォンや携帯電話と呼ばれる装置が普及している。これら携帯用電子機器は、デジタルカメラ機能を有していることが多い。使用者は、デジタルカメラ機能で撮像した画像情報を、携帯用電子機器が有する通信機能を通じて他の人に送付したり、インターネット上に公開したりすることができる。
携帯用電子機器自体、成人の手のひらに隠れる程度の大きさであるため、それに付属するデジタルカメラは、当然極めて小型でなければならない。最近ではデジタルカメラ機能も高度化し、一般的なデジタルカメラと同様に自動焦点合わせ機能(オートフォーカス機能)や、手ぶれ補正機能を有するものが市場に登場している。そのためデジタルカメラ機能を実現する光学モジュールも、小型、且つ、複雑な構造を有するようになり、微細な部品を精度良く組み立てる必要が生じている(特許文献1参照)。具体的には図13(A)に示すように、携帯用電子機器300に内蔵される光学モジュール310は、レンズモジュール320をサスペンションワイヤ340により固定台330に支持する構造とすることで、サスペンションワイヤ340の弾性により振動を吸収する構造になっている。このワイヤは、太さが100μm以下で長さが5mm以下と微細であり組み立てについては、後述するように自動化が困難であった(非特許文献1参照)。勿論、太さが300μm以下となってくると、同様に自動化が難しい。
また他の光学製品、例えばBlu−ray Disc(ブルーレイディスク(登録商標))、DVD(登録商標)、CD(コンパクトディスク(登録商標))などについても、記録密度の増大に伴い光学記録媒体の微細化が進み、光学読み取り機構の耐振動性について、より良い性能が求められるようになっている。そのため光学読み取りモジュール内の対物レンズは、上記と同様に弾性を有するサスペンションワイヤで図13(B)のように懸架され、記録媒体の駆動に伴う振動を吸収する技術が用いられている(特許文献2参照)。具体的には光学記録媒体収納部350において、振動の原因となる光学記録媒体駆動部360に近接して設けられる光学読み取り機構370において、対物レンズモジュール380は固定部材400に対してサスペンションワイヤ390で懸架される。この場合のサスペンションワイヤも上記の携帯用電子機器に内蔵されるデジタルカメラ機能を実現する光学モジュールにおける場合と同様に、太さは細く、取り扱いが難しいため部品組み立ての自動化が難しい。
図14を用いて上記で挙げた自動化の困難さの説明をする。図14(A)では、組み立て終了した、上述の携帯用電子機器のデジタルカメラ機能を実現する光学モジュールの部品の断面図を示す。ここで示す光学モジュールは、第一部品80と第二部品90と複数のワイヤ100で構成される。第一部品80の底面80aと第二部品90の上面90aの距離Dは、100μmであり、ワイヤ100の長さはそれぞれ3mmである。このような部品の組み立てのために、例えば図14(B)のようにワイヤ100を、第一部品80の上部から図のZ方向下向きに第一貫通孔110を通して差し込むとする。ワイヤ100は、ワイヤの直径に対して長さが30倍と長細く、またサスペンションワイヤの性質上、弾性を持つため、撓みやすい。またワイヤ100の製造過程においてある程度の屈曲を持つ場合もある。そのようなときには、ワイヤ100を差し込んだ場合に、ワイヤを第二部品90に開けられた第二貫通孔120に差し込みたい場合に、図14(C)のワイヤ先端部100aのように、第二貫通孔120に位置が合わないという問題が生じうる。光学モジュールの場合、ワイヤ100が複数、例えば第一部品80と第二部品90の四隅に固定したい場合には4本のワイヤ100の位置を、四隅にある第一貫通孔110と第二貫通孔120に合わせて差し込み、固定をしなければならない。従来は治具を用いて手作業でこのような作業を行っていたが、作業時間がかかり熟練した手技が必要となっている。自動組み立てを実現するためには、どのように微細なワイヤ100を保持したらよいか、またどのように第一貫通孔110や第二貫通孔120に位置合わせをすれば良いかなど多くの課題があり、これまでは実現していなかった。
特開2013−122575号公報 特開2006−344273号公報
東京特殊電線株式会社、[online]、製品情報>サスペンションワイヤ>サスペンションワイヤ ウィスカット、[平成27年11月27日検索]、インターネット(URL:http://www.totoku.co.jp/products/suspension-wire/cat/post-7.php)
本発明は、斯かる実情に鑑み、複数の微細なワイヤと複数の部品群を組み合わせた光学モジュールを自動的に組み立てる組み立て装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、所定の長さを有する複数のワイヤと第一部品と第二部品とを組み合わせて物品を組み立てる部品組み立て装置であって、前記複数のワイヤを供給するワイヤ供給装置と、前記複数のワイヤを、互いの長手方向が同一又は近似する方向となるように保持し移動するワイヤ保持移動装置と、前記第一部品を保持する第一保持部と、前記第二部品を保持する第二保持部と、前記第一保持部に保持された前記第一部品、および、前記第二保持部に保持された前記第二部品の相対位置を調整する位置調整機構と、を備え、前記ワイヤ保持移動装置と前記第一保持部は、前記複数のワイヤの一方側の第一の端部と前記第一部品の第一挿入部の相対位置を調整して、前記第一の端部を前記第一挿入部に挿入し、前記ワイヤ保持移動装置と前記第二保持部は、前記複数のワイヤが挟まれる状態で前記第一部品に対して前記第二部品を対向配置し、前記複数のワイヤの他方側の第二の端部と前記第二部品の第二挿入部の相対位置を調整して、前記第二の端部を前記第二挿入部に挿入することを特徴とする部品組み立て装置を提供する。
(2)本発明は、前記複数のワイヤの前記一方の端部と前記第一挿入部を互いに固定し、且つ、前記複数のワイヤの前記他方の端部と前記第二挿入部を互いに固定するワイヤ固定装置を、さらに備えることを特徴とする上記(1)に記載の部品組み立て装置を提供する。
(3)本発明は、前記第一の端部と前記第一挿入部の相対位置を画像によって検出する第一位置合わせ用カメラと、前記第二の端部と前記第二挿入部の相対位置を画像によって検出する第二位置合わせ用カメラと、を備えることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の部品組み立て装置を提供する。
(4)本発明は、前記ワイヤ保持移動装置が、前記複数のワイヤを互いに独立して相対移動させることを特徴とする上記(1)乃至(3)のうちいずれかに記載の部品組み立て装置を提供する。
(5)本発明は、前記ワイヤ保持移動装置と前記第一保持部によって前記第一の端部が前記第一挿入部に挿入された状態において、前記ワイヤ保持移動装置と前記第二保持部により、前記第二の端部が前記第二挿入部に挿入されることを特徴とする上記(1)乃至(4)のうちいずれかに記載の部品組み立て装置を提供する。
(6)本発明は、前記ワイヤ供給装置が、ワイヤを一時的に保持して所定長さ送る送り爪を有するワイヤ送り手段と、ワイヤを切断するカット手段を備え、ワイヤの前記送り爪で一時的に保持した場所を、前記カット手段で切除して廃棄することを特徴とする上記(1)から(5)のうちいずれかに記載の部品組み立て装置を提供する。
(7)本発明は、前記複数のワイヤの直径が、300μm以下であることを特徴とする上記(1)乃至(6)のうちいずれかに記載の部品組み立て装置を提供する。
(8)本発明は、前記複数のワイヤ同士の相対的な位置関係を検査するワイヤ位置検査装置を備えることを特徴とする上記(1)乃至(7)のうちいずれかに記載の部品組み立て装置を提供する。
(9)本発明は、前記ワイヤ位置検査装置が、少なくとも一つのプリズムから成るワイヤ端部投影手段と、前記ワイヤ端部投影手段で投影された画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像からワイヤ位置を判定するワイヤ位置判定手段とを、備えることを特徴とする上記(8)に記載の部品組み立て装置。
(10)本発明は、前記ワイヤ位置検査装置が、前記複数のワイヤ同士の相対位置を調整するワイヤ位置調整機構を、更に有することを特徴とする上記(8)または(9)に記載の部品組み立て装置を提供する。
(11)本発明は、前記第一部品の前記第一挿入部と前記複数のワイヤのそれぞれの前記第一の端部が位置合わせされて、ワイヤ固定装置によって前記第一挿入部と前記第一の端部が互いに固定された後、前記第一部品と前記第二部品の相対位置関係を変えずに、前記第一保持部及び前記第二保持部が、前記第一部品と前記第二部品の絶対的な位置を略反転させて、前記ワイヤ固定装置によって前記第二挿入部と前記第二の端部が互いに固定されることを特徴とする上記(1)乃至(10)のいずれかに記載の部品組み立て装置を提供する。
(12)本発明は、所定の長さを有する複数のワイヤと第一部品と第二部品とを組み合わせて物品を組み立てる部品組み立て方法であって、前記複数のワイヤを供給するワイヤ供給ステップと、前記複数のワイヤを保持し移動するワイヤ保持移動ステップと、前記複数のワイヤを、前記第一部品と前記第二部品に挟まれた空間へ配置し、前記複数のワイヤの一方の側の第一の端部を、前記第一部品の第一挿入部に位置調整し、且つ、前記複数のワイヤの他方側の第二の端部を、前記第二部品の第二挿入部に位置調整する組み立てステップと、前記複数のワイヤの前記第一の端部を前記第一挿入部に固定し、且つ、前記複数のワイヤの前記第二の端部を前記第二挿入部に固定するワイヤ固定ステップと、を備えることを特徴とする部品組み立て方法を提供する。
本発明によれば、微細なワイヤを精度よく位置合わせをし、ワイヤを固定する部品群の移動距離を小さくする機構を備えることで、複数の微細なワイヤと複数の部品群を組み合わせた光学モジュールを自動的に組み立てる組み立て装置を提供することを目的とする
本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置の全体構成を説明する説明図である。 (A)部品組み立て装置により組み立てられる光学モジュールの分解状態の斜視図である。(B)部品組み立て装置により組み立てられる光学モジュールの完成形態を示す斜視図である。 (A)本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置における組み立てステージの詳細構造を示す説明図である。(B)ワイヤをワイヤ保持移動装置先端の所定位置に保持する方法を示す。(C)本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置における、部品が有する貫通孔の位置合わせが精度良くできた場合の画像例を示す。(D)本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置における、部品が有する貫通孔の位置合わせが精度良くできなかった場合の画像例を示す。(E)部品の貫通孔に差し込むワイヤの位置合わせの画像例を示す。 本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置における組み立てステージにおいて、部品群を組み立てる工程を説明した工程説明図である。 本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置における組み立てステージにおいて、部品群を組み立てる工程を説明した工程説明図である。 本発明の第二実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ供給装置の全体構造を説明する説明図である。 (A)本発明の第二実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ供給装置のワイヤカット部分の拡大説明図である。(B)本発明の第二実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ供給装置とワイヤ保持移動装置の協働を説明する説明図である。 本発明の第二実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ保持移動装置の先端にあるワイヤ吸着部の動作説明図である。 本発明の第二実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ保持移動装置の先端にあるワイヤ吸着部にワイヤを直線性良く保持する仕組みを示す説明図である。 本発明の第三実施形態に係る部品組み立て装置の全体構成を説明する説明図である。 本発明の第三実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ位置検査装置の上面図である。 (A)本発明の第三実施形態の部品組み立て装置に係るワイヤ位置検査装置の原理を説明する説明図である。(B)複数のワイヤの位置合わせが精度良くできていることをワイヤ位置検査装置で、確認した場合の画像の例である。(C)複数のワイヤの位置合わせが精度良くできなかったことをワイヤ位置検査装置で、確認した場合の画像の例である。 本発明に係る部品組み立て装置により組み立てられる光学モジュールがどのようなものであるかの概略を説明した説明図である。(A)携帯用電子機器に内蔵されたデジタルカメラ機能実現する光学モジュールにおける手ぶれ補正機構の例を示す。(B)光学記録媒体再生機の光学読み取り機構の例を示す。 本発明に係る部品組み立て装置で組み立てる光学モジュールにおいて、微細なワイヤをくみ上げる困難性について説明する説明図である。
以下、本発明に係る部品組み立て装置における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1〜図12は発明を実施する形態の一例であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。なお、各図において一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、部材の大きさ、形状、厚みなどを適宜誇張して表現する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置1の全体構成を説明する説明図である。部品組み立て装置1は、主に組み立てステージ10と、ワイヤ供給装置20と、ワイヤ固定装置30と、第1部品供給部40と、第2部品供給部50と収納部60から構成される。概要を説明すれば、組み立てるための部材は、ワイヤ供給装置20と第1部品供給部40と第2部品供給部50から供給され、図1で搬送装置70と示された装置で搬送されて組み立てステージ10とワイヤ固定装置30で組み立てられ、最終的に収納部60に収納される。もちろん収納部60を省略して、別の生産ラインに完成された組み立て品を搬送しても良い。搬送装置70は、ベルトコンベアや、チャック構造を有するロボットアーム等、様々な手法で実現可能である。
図2を用いて、本発明の第一の実施形態に係る部品組み立て装置1で組み立てる対象について説明をして、その後図3〜図5を用いて、組み立てステージ10等の説明をおこなう。
図2は、携帯用電子機器に内蔵されるデジタルカメラ機能に係る光学モジュールで用いられる手ぶれ防止を実現する部品例を示す。図2(A)は分解状態の斜視図である。組み立てる対象は第一部品80と第二部品90と複数のワイヤ100であり、具体的には、第一部品80としては、光学レンズと自動焦点補正機能を有するAFモジュール、第二部品90としては、手ぶれ防止の際に、F−coilと呼ばれる電磁石をフィードバック制御することにより素早く制震を行う機能をもつF−coilモジュールが挙げられる。またワイヤ100は、いわゆるサスペンションワイヤであり、直径としては300μm以下、好ましくは200μm以下、更に望ましくは100μm以下のものを用い、長さは5mm以下である。ワイヤ100の材質としてはベリリウム銅、りん青銅、タングステンまたはレニウム−タングステンなどが考えられ、環境に有害なベリリウムを避けてCu−Ni−Sn系合金を使用することもある。また第一部品80と第二部品90の間に電気的な接続を持たせないために絶縁物質でコーティングする場合もある。図2(A)で示すように、複数のワイヤ100、この場合は4本のワイヤ100を、第一部品80と第二部品90それぞれの所定位置、すなわち第一貫通孔(本発明の第一挿入部)110と第二貫通孔(本発明の第二挿入部)120に差し込み、固定することが組み立ての目標となる。なお第一貫通孔110は第一部品80の四隅に設けられ、第二貫通孔120は第二部品90の四隅に設けられる。なお、ここでは挿入部として貫通孔が形成される場合を例示したが、非貫通状態の孔でもよく、また、ワイヤ100を保持可能なスリット等でも良い。
図2(B)に組み立てられた状態の光学モジュールの概形を示す。第一部品80と第二部品90は、それぞれ複数の(この場合4本の)ワイヤ100により接続される。ワイヤ100は第一部品80においては、第一貫通孔110に差し込まれて、この図においては第一部品80の上面で溶着部130aのように接着される。同様にワイヤ100は第二部品90において、第二貫通孔120に差し込まれ、この図においては第二部品90の下面
で溶着部130bのように接着される。接着は接着剤によってもよく、例えばエポキシ系の接着剤を用いることもできる。また半田による溶着をすることも考えられ、この場合はワイヤ100を通じて第一部品80と第二部品90の間に電気的な接続をすることが可能になる。半田を使う場合には組み立ての後、半田をなじませるフラックスと呼ばれる薬剤を洗い流す工程がある方が良い。フラックスは後々、接続不良や部品劣化等の要因となるからである。本発明の第一実施形態では、半田によってワイヤ100と第一部品80、ワイヤ100と第二部品90、を固定する方法を説明する。
図3(A)は、本発明の第一実施形態に係る部品組み立て装置1を構成する組み立てステージ10と位置調整機構15の詳細構造を示す説明図である。組み立てステージ10は、第一保持部250と、第二保持部260からなり、位置調整機構15は上部位置合わせ用カメラ240と下部位置合わせ用カメラ242とワイヤ保持移動装置180、および画像処理により位置合わせを行う位置合わせ制御装置(図示省略)により構成される。位置合わせ制御装置は、第一保持部250と、第二保持部260とワイヤ保持移動装置180を統括的に制御する。位置合わせ制御装置はCPU、RAMおよびROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUはいわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて様々な機能を実現する。RAMはCPUの作業領域、記憶領域として使用され、ROMはCPUで実行されるオペレーティングシステムやプログラムを記憶する。
組み立てステージ10において、第一部品80は第一保持部250により、保持、位置調整をされ、第二部品90は第二保持部260により保持、位置調整をされる。また複数のワイヤ100については、ワイヤ供給装置20から供給され、ワイヤ保持移動装置180により組み立てステージ10に移動され、位置調整が行われる。なお、ワイヤ供給装置20は、例えば1本ずつワイヤ100を供給するパーツフィーダーや、複数のワイヤ100が載置されるトレーである。このワイヤ供給装置20によって供給されるワイヤ100は、同一の長さで用意され、ワイヤ保持移動装置180の先端部に設けられたチャック構造により所定の位置に保持される。例えば、多数のワイヤ100を長手方向が平行で端部が揃えられた状態に並べて、順にワイヤ保持移動装置180の先端を近接させて、チャック構造でとらえて保持して良い(図3(B)参照)。第一保持部250、第二保持部260、ワイヤ保持移動装置180とも図のX軸方向、Y軸方向に対して位置合わせが可能であり、またXY平面において回転する方向に対する位置調整をすることも可能であってよい。また組み立てる際や、移動する際に、第一部品80、第二部品90、ワイヤ100をZ軸方向に動かすことができる。
図3(C)〜図3(E)において、組み立てステージ10で第一部品80、第二部品90、ワイヤ100について、XY平面での位置合わせ動作を説明する。位置調整機構15が有する上部位置合わせ用カメラ240と下部位置合わせ用カメラ242で撮影した画像で位置合わせを行うが、例えば図3(A)における第一部品80の第一貫通孔110の位置合わせについては、第一部品80に複数設けられた第一貫通孔110のそれぞれについて、上部位置合わせ用カメラ240で撮影する。位置合わせをしたい目標位置を示す位置決め基準点265の位置と第一貫通孔110の位置を示す画像を、位置合わせ手段(図示省略)が比較して、図3(C)のように位置決め基準点265が第一貫通孔110の中心近傍にあれば、位置合わせを終了し、図3(D)のように位置決め基準点265と第一貫通孔110の位置がずれていれば、第一保持部250により第一部品80の位置調整をおこなう。これを第一部品80に設けられた第一貫通孔110すべてにおいておこなう。同様に、下部位置合わせ用カメラ242によって、第二部品90に設けられた第二貫通孔120の位置合わせを第二保持部260によりおこなう。また第一部品80と第二部品90を接続する複数のワイヤ100の位置調整についても、同様の手法で行う。具体的には上部位置合わせ用カメラ240または/および下部位置合わせ用カメラ242により、ワイヤ100の端部を撮影したワイヤ端面像267と位置決め基準点265の画像を比較して位置合わせを行う。図3(E)のように、位置ずれがある場合にはワイヤ保持移動装置180により位置を調整する。これらの位置調整を複数のワイヤ100についてそれぞれおこなう。ワイヤ100の直径が300μm以下の場合には、画像から位置を合わせるために解像度の高い撮影手段を上部位置合わせ用カメラ240、下部位置合わせ用カメラ242として設置する。第一貫通孔110と位置決め基準点265の位置ずれや、ワイヤ端面像267と位置決め基準点265の位置ずれについては、位置ずれがゼロにする必要は無く、ある程度の尤度をもって位置合わせ終了としても良い。
次に図4(A)〜(H)と図5(A)〜図5(B)を用いて、上記した第一実施形態についての組み立て工程を説明する。
最初に上記のように位置調整機構15によって、第一部品80、第二部品90、ワイヤ100についてそれぞれ位置合わせをおこなう。具体的には第一部品80と第二部品90を組み立てステージ10に移動する前に、複数のワイヤ100についてワイヤ同士の相対的な位置関係の位置合わせを行い、ワイヤ100を一旦組み立てステージ10から退避させて、第一部品80と第二部品90について位置合わせを行った後に、ワイヤ保持移動装置180によりワイヤ100を位置合わせした場所に戻す。これらの位置合わせの順番については任意で良い。
まず図4(A)で示すように、第一部品80と第二部品90の間の距離がワイヤ100の長さより大きい状態になるよう、第一保持部250と第二保持部260を調整する。そしてワイヤ保持移動装置180により、複数のワイヤ100を第一部品80と第二部品90の間で、ワイヤ100のすべてがそれぞれに対応する第一貫通孔110と第二貫通孔120に差し込める位置に位置調整を行う。
次に図4(B)のように第一保持部250により第一部品80をZ方向、第二部品90がある向きに移動させ、複数のワイヤ100の図面での上端のすべてが第一部品80に設けられた第一貫通孔110に差し込まれるようにする。このとき第一部品80の移動は、ワイヤ100の上端が第一貫通孔110の出口において接着できる程度まで差し込まれた状態になるまで行って終了する。背景技術の項で説明した図12(B)の方法に比べてワイヤ100を移動させなければいけない距離が短いことがわかる。またワイヤ保持移動装置180によりワイヤ100が保持されているため、図13(C)のような問題も生じにくい。
次に図4(C)で示すように、第二保持部260により第二部品90をZ方向、第一部品80がある向きに移動させ、複数のワイヤ100の図面での下端のすべてが第二部品90に設けられた第二貫通孔120に差し込まれるようにする。このとき第二部品90の移動は、ワイヤ100の下端が第二貫通孔120の出口において接着できる程度まで差し込まれた状態になるまで行って終了する。図4(B)と図4(C)の工程は時間的に同時に行っても良い。
さて図4(D)からは、ワイヤ100のそれぞれの端部を接着固定する工程を説明する。本第一実施形態では、組み立てた部品を図4(C)の状態に保った状態で、ワイヤ固定装置30に移動させて固定を行う。もちろん組み立てステージ10上で、固定を行っても良い。さて具体的には、ワイヤ固定装置30において、図上Z軸方向上部からワイヤ固定装置270を移動させ、接着したい部分にクリーム半田を第一部品80図上上面の第一貫通孔110近傍に塗布する。そして図4(E)のようにワイヤ固定装置270を退避させた後に、レーザー光280を第一貫通孔110のそれぞれの近傍に照射し温度を上げて第一部品80とワイヤ100を溶着させる。その結果として図4(F)のように溶着部285が形成されワイヤ100と第一部品80が固定される。半田が冷えて固定が定着した後に、ワイヤ保持移動装置180のワイヤ100に対する吸着をやめ、ワイヤ保持移動装置180を退避させる。
次に組み立てている部品の第一部品80、第二部品90、ワイヤ100の相対位置関係を保持したまま、組み立てステージ10に移動する。そして第一保持部250と第二保持部260を用いて第一部品80と第二部品90のZ方向における位置関係を図4(G)のように反転させた後、組み立てている部品をワイヤ固定装置30に移動して、図4(H)のようにワイヤ固定装置270によりクリーム半田を第二部品90図上上面、第二貫通孔120近傍に塗布する。もしも反転動作を行わず、鉛直下側からクリーム半田を塗布したとすると、クリーム半田が重力に従い垂れてしまい、第二部品90とワイヤ100の溶着固定が不十分になる問題が生じてしまう。したがってこの反転動作は、クリーム半田による固定の際に不良が生じることを防ぐ。
図5(A)のようにワイヤ固定装置270を退避させた後に、レーザー光280を第二貫通孔120のそれぞれの近傍に照射し温度を上げて第二部品90とワイヤ100を溶着させる。その結果として図5(B)のように溶着部285が形成されワイヤ100と第二部品90が固定される。半田が冷えて固定が定着した後に、第一保持部250の保持を解放し、退避させ、組み立てられた部品を第二保持部260により収納部60に移動させて工程を終了させる。以上の工程により、第一部品80と第二部品90を複数のワイヤ100によって固定した部品を組み立てることができる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。上記説明した第一実施形態において、複数のワイヤ100については、同一の長さのものを予め用意した。ワイヤ100は、所定の長さの市販品が市場に流通してはいるが、組み立てる光学モジュールによっては、適切な長さのワイヤが無い場合もあり、また市販ワイヤに依存しているとモデルチェンジに素早く対応することができない。そこで本第二実施形態では、部品組み立て装置1に所定の長さを持つワイヤ100を供給できるワイヤ供給装置20を設けて、任意のワイヤ100を製造供給できるようにする。
図6にワイヤ供給装置20の全体構造を示す。ワイヤ供給装置20は長尺ワイヤ150
を供給するリール140と送り爪160と、カッター170から主に構成される。所定の長さだけリール140から長尺ワイヤ150を送り出す長さ調整手段については図示を省略する。リール140を回転させて送り出された長尺ワイヤ150は、さらに所定の長さ分だけ送り爪160により長さ調整された上でカッター部に送られ、カッター170により切断されてワイヤ100を製造する。
図7(A)は本第二実施形態に係るワイヤ供給装置20のワイヤカット部分の拡大説明図である。組み立てに必要なワイヤ100の所定長さをLとすると、送り爪160は、L分だけ長尺ワイヤ150を送り爪160aと送り爪160bで挟んだ状態で、カッター170により切断する。このときワイヤの送り爪で一時的に保持したワイヤ部分は、前記カッター170で切除して廃棄する。図7(B)〜図7(F)でその動作を説明する。
ワイヤ100を作製した直後の状態では図7(B)のように、長尺ワイヤ150の端部Cは送り爪で保持されている。次に図7(C)で示すように、送り爪160aと送り爪160bを開放して長尺ワイヤ150を端部Cがカットできる分だけ鉛直下向きに送り切断する。そして図7(D)のように、長尺ワイヤ150を所定の長さLだけ送り、図7(E)のようにワイヤ保持移動装置180で吸着保持し、カッター170で切断する。こうすることで、送り爪で挟まれたときに変形したワイヤ部分を組み立てに使用しないという効果が得られる。最後に、図7(F)のように、ワイヤ保持移動装置180により、ワイヤ100は次の工程に送られる。これにより、所定の長さLのワイヤ100を製造しワイヤ保持移動装置180に保持することができる。次に微細なワイヤ100をどのように吸着保持するかについて図8と図9で説明する。
図8は、本発明の第二実施形態に係るワイヤ保持移動装置の先端にあるワイヤ吸着部の動作説明図である。本実施形態ではワイヤ100のワイヤ保持移動装置180に対する保持は真空吸着を用いる。ワイヤ保持移動装置180の先端には、長尺ワイヤ150の直径dが収まる程度の深さに形成されたV字溝200が設けられている。またV字溝200の底部には吸着孔190が設けられ、そこから真空引きをおこない、長尺ワイヤ150を吸着させる。図8(B)のように、所定の長さLにカットされた後も、ワイヤ100はワイヤ保持移動装置180の先端に吸着保持されたまま、保持移動することが可能である。このときV字溝200があることで、ワイヤ100が傾きにくい。本第二実施形態では真空吸着による保持を説明したが、ワイヤ100を保持する方法は静電吸着や、クランプ構造を用いてもよい。
図9ではワイヤ100をV字溝200に合わせて保持する方法を示す。長尺ワイヤ150は、重力に従っておおよそ鉛直下向きに伸びた状態にあるが、ある程度の長さがあり、端部が自由であることから、ワイヤ自身のよれなどから、直線状になっているとは限らない。そこでワイヤ供給装置20には、ワイヤ挿入時ガイド210を設けて、長尺ワイヤ150をワイヤ挿入時ガイド210でV字溝200の溝に押して吸着させることが考えられる。これにより鉛直方向に伸びるV字溝200に沿って長尺ワイヤ150が吸着されるため、後の工程においてカット後のワイヤ100の傾きを少なくすることができる。
本発明の第三実施形態について図10、図11、図12を用いて説明する。図10は、本発明の第三実施形態に係る部品組み立て装置1の全体構成を説明する説明図である。部品組み立て装置1は、主に組み立てステージ10と、ワイヤ供給装置20と、ワイヤ位置検査装置25と、ワイヤ固定装置30と、第1部品供給部40と、第2部品供給部50と収納部60から構成される。上記の第一実施形態、第二実施形態においては、複数のワイヤ100について長さは、すべて正確に形成され、Z方向の位置ずれは無い状態にあって、ワイヤ保持移動装置180の所定の位置に傾き無く保持されていると仮定したが、実際にはワイヤのねじれや吸着の失敗、ゴミの付着などにより、ワイヤ100がすべてワイヤ保持移動装置180の先端のV字溝200の正確な位置に保持されているとは限らない。そこで本第三実施形態においては、部品組み立て装置1に、複数のワイヤ100の位置を検査するワイヤ位置検査装置25を設ける。
図11にワイヤ位置検査装置25の上面図を示す。ワイヤ位置検査装置25は、プリズム230を貼り合わせた中央の検査ミラー225と後述する位置合わせ用カメラ220によって構成される。ワイヤ保持移動装置180によって保持されたワイヤ100は、検査ミラー225の各辺に設けられたプリズムの端面に近接される。
次にワイヤ位置検査装置25の側面図である図12(A)を用いて、ワイヤ位置検査装置25の原理を説明する。ワイヤ保持移動装置180により保持されたワイヤ100はプリズム230の端面であるワイヤ押し当て面231に当接される。するとワイヤ100の像は反射面232で反射されて画像投影面233に投影される。各ワイヤ100について同様に虚像が画像投影面233に投影されるが、その像を位置合わせ用カメラ220でとらえて、ワイヤ100の位置を検査する。図12(B)に、位置合わせ用カメラ220でとらえた画像投影面233に投影された投影像の例を示す。各ワイヤ100の上端は、投影像としては内側に、そして各ワイヤ100の下端は、投影像では外側に投影される。図12(B)では4本のワイヤ100の投影像は、内側(すなわちワイヤ100の上端)が上端位置合わせ線235にすべて一致し、外側(すなわちワイヤ100の下端)が下端位置合わせ線237にすべて一致していることから、すべてのワイヤ100について、ワイヤ保持移動装置180の先端吸着部の所定の位置に正確に吸着されていることがわかる。なお、ここでは各ワイヤ100の全体をまとめて撮像する場合を例示しているが、ピントが合わない場合は、ワイヤ100の上端側の撮像と、下端側の撮像を別々に実行しても良い。
図12(C)に別の例を示す。図12(C)の場合、ワイヤ100のうち図の左側のワイヤ239fは、ワイヤ保持移動装置180の先端において、所定の位置よりZ方向上向きにずれており、ワイヤ239eは、ワイヤ保持移動装置180の先端において所定の位置よりZ方向下向きにずれている。このとき位置合わせ用カメラ220でとらえた画像投影面233の投影像を図12(D)に示す。ワイヤ239fに対応する投影像は投影像239jであり、ワイヤ239eに対応する投影像は投影像239hとなる。図12(D)でわかるように、投影像239jは上端位置合わせ線235より内側にずれており、投影像239hは下端位置合わせ線237より外側にずれているので、これらについては廃棄するか、位置合わせをし直さなければならないことがわかる。同様に投影像239gについては、問題が無いことがわかり、投影像239iに対応するワイヤ100については、高さはおおよそ合っているものの角度がV字溝200に沿っていない傾いた状態で、ワイヤ保持移動装置180の先端部に吸着されていることがわかる。投影像239j、投影像239h、投影像239iに対応する状態で、吸着されているワイヤ100については、このまま組み立てステージ10で組み立てに入っても、部品を組み立てることができないので、ワイヤ100の位置を修正するか、吸着したワイヤ100を一旦廃棄して、新しいワイヤ100を製造、ワイヤ保持移動装置180に保持することが必要になる。
上記、前者のワイヤ100の位置修正については、例えば投影像からZ方向上向きに1mmずらせば良いことがわかれば、ワイヤ保持移動装置180をワイヤ位置修正板(図示省略)の位置に移動させ、ワイヤ100の端部を板に押し当てて上向きにずらすといった修正を施すワイヤ位置調整機構をさらに有し、再度ワイヤ位置検査装置25で検査して、合格したら組み立てステージ10に移動することが考えられる。
以上、本発明の部品組み立て装置における実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した第一実施形態において、ワイヤ保持移動装置180の先端部を交換可能にすることで、各種長さのワイヤ100を保持し移動することができるようになる。こうすることで多くの種類の部品を組み立てることが可能になる。またワイヤ位置検査装置25の検査ミラー225についてはコーンミラーを用いても良い。
1 部品組み立て装置
10 組み立てステージ
15 位置調整機構
20 ワイヤ供給装置
25 ワイヤ位置検査装置
30 ワイヤ固定装置
40 第1部品供給部
50 第2部品供給部
60 収納部
70 搬送装置
80 第一部品
90 第二部品
100 ワイヤ
110 第一貫通孔
120 第二貫通孔
130 溶着部
140 リール
150 長尺ワイヤ
160 送り爪
170 カッター
180 ワイヤ保持移動装置
190 吸着孔
200 V字溝
210 ワイヤ挿入時ガイド
220 位置合わせ用カメラ
225 検査ミラー
230 プリズム
231 ワイヤ押し当て面
232 反射面
233 画像投影面
235 上端位置合わせ線
237 下端位置合わせ線
239 投影像
240 上部位置合わせ用カメラ
242 下部位置合わせ用カメラ
250 第一保持部
260 第二保持部
265 位置決め基準点
267 ワイヤ端面像
270 ワイヤ固定装置
280 レーザー光
285 溶着部
300 携帯用電子機器
310 光学モジュール
320 レンズモジュール
330 固定台
340 サスペンションワイヤ
350 光学記録媒体収納部
360 光学記録媒体駆動部
370 光学読み取り機構
380 対物レンズモジュール
390 サスペンションワイヤ
400 固定部材

Claims (11)

  1. 所定の長さを有する複数のワイヤと第一部品と第二部品とを組み合わせて物品を組み立てる部品組み立て装置であって、
    前記複数のワイヤを供給するワイヤ供給装置と、
    前記複数のワイヤを、互いの長手方向が同一又は近似する方向となるように保持し移動するワイヤ保持移動装置と、
    前記第一部品を保持する第一保持部と、
    前記第二部品を保持する第二保持部と、
    前記第一保持部に保持された前記第一部品、および、前記第二保持部に保持された前記第二部品の相対位置を調整する位置調整機構と、を備え、
    前記ワイヤ保持移動装置と前記第一保持部は、前記複数のワイヤの一方側の第一の端部と前記第一部品の第一挿入部の相対位置を調整して、前記第一の端部を前記第一挿入部に挿入し、
    前記ワイヤ保持移動装置と前記第二保持部は、前記複数のワイヤが挟まれる状態で前記第一部品に対して前記第二部品を対向配置し、前記複数のワイヤの他方側の第二の端部と前記第二部品の第二挿入部の相対位置を調整して、前記第二の端部を前記第二挿入部に挿入することを特徴とする部品組み立て装置。
  2. 前記複数のワイヤの前記一方の端部と前記第一挿入部を互いに固定し、且つ、前記複数のワイヤの前記他方の端部と前記第二挿入部を互いに固定するワイヤ固定装置を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の部品組み立て装置。
  3. 前記第一の端部と前記第一挿入部の相対位置を画像によって検出する第一位置合わせ用カメラと、
    前記第二の端部と前記第二挿入部の相対位置を画像によって検出する第二位置合わせ用カメラと、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の部品組み立て装置。
  4. 前記ワイヤ保持移動装置は、前記複数のワイヤを互いに独立して相対移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一の請求項に記載の部品組み立て装置。
  5. 前記ワイヤ保持移動装置と前記第一保持部によって前記第一の端部が前記第一挿入部に挿入された状態において、前記ワイヤ保持移動装置と前記第二保持部により、前記第二の端部が前記第二挿入部に挿入されることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一の請求項に記載の部品組み立て装置。
  6. 前記ワイヤ供給装置は、
    ワイヤを一時的に保持して所定長さ送る送り爪を有するワイヤ送り手段と、
    ワイヤを切断するカット手段を備え、
    ワイヤの前記送り爪で一時的に保持した場所を、前記カット手段で切除して廃棄することを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一の請求項に記載の部品組み立て装置。
  7. 前記複数のワイヤの直径は、300μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一の請求項に記載の部品組み立て装置。
  8. 前記複数のワイヤ同士の相対的な位置関係を検査するワイヤ位置検査装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一の請求項に記載の部品組み立て装置
  9. 前記ワイヤ位置検査装置は、
    少なくとも一つのプリズムから成るワイヤ端部投影手段と、
    前記ワイヤ端部投影手段で投影された画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像からワイヤ位置を判定するワイヤ位置判定手段とを、備えることを特徴とする請求項8に記載の部品組み立て装置。
  10. 前記ワイヤ位置検査装置は、前記複数のワイヤ同士の相対位置を調整するワイヤ位置調整機構を、更に有することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の部品組み立て装置。
  11. 前記第一部品の前記第一挿入部と前記複数のワイヤのそれぞれの前記第一の端部が位置合わせされて、ワイヤ固定装置によって前記第一挿入部と前記第一の端部が互いに固定された後、
    前記第一部品と前記第二部品の相対位置関係を変えずに、前記第一保持部及び前記第二保持部が、前記第一部品と前記第二部品の絶対的な位置を略反転させて、
    前記ワイヤ固定装置によって前記第二挿入部と前記第二の端部が互いに固定されることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一の請求項に記載の部品組み立て装置。
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