JP6039970B2 - セトリング時間の設定方法、荷電粒子ビーム描画方法、および荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

セトリング時間の設定方法、荷電粒子ビーム描画方法、および荷電粒子ビーム描画装置 Download PDF

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本発明は、セトリング時間の設定方法、荷電粒子ビーム描画方法、および荷電粒子ビーム描画装置に係り、例えば、電子ビーム描画装置における電子ビームの偏向を行う偏向用のアンプのセトリング時間の設定方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図8は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という。
描画装置では、電子ビーム等の荷電粒子ビームを偏向器で偏向させて描画するが、かかるビーム偏向にはDAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプが用いられている。このようなDACアンプを用いたビーム偏向の役割としては、例えば、ビームショットの形状やサイズの制御、ショット位置の制御、及びビームのブランキングが挙げられる。ビーム偏向を行うためには、設定される移動量を誤差なく偏向させるために必要なDACアンプのセトリング時間が設定される必要がある。セトリング時間が足りないと偏向移動量に誤差が生じる。また、セトリング時間が長すぎるとスループットが劣化してしまう。そのため、誤差が生じない範囲でできるだけ短いセトリング時間に設定されることが望ましい。
ここで、近年の半導体装置に代表される回路パターンの高精度化および微細化が進むに伴い、電子ビーム描画装置においても、描画精度の高精度化およびスループットの向上が求められている。そのため、上述したビーム偏向によりマスク上の所望の位置へ描画されるパターンのわずかな位置変動も半導体回路を製造するうえで寸法精度に影響を与える。そのため、DACアンプを用いたビーム偏向における、特に、ショット位置の制御について、上述したセトリング時間の最適化が必要となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−71986号公報
しかしながら、昨今のパターンの高精度化および微細化が進むに伴い、偏向する移動量に応じた最適なセトリング時間が設定されていたはずの位置偏向用DACアンプから偏向器に偏向電圧を印加した場合でも、偏向領域内で偏向されるビームショットのうち、書き始めのショットが、それ以降の他のショットに比べて偏向位置誤差が大きくなってしまうことがわかってきた。
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、描画されるパターンのショット位置精度をより高精度にする好適なセトリング時間を設定する手法を提供することを目的とする。
本発明の一態様のセトリング時間の設定方法は、
DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、セトリング時間を可変する際、記憶装置に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正するオフセット時間が定義された補正テーブルを参照して、ショット順に対応するオフセット時間を前記偏向移動量に応じたセトリング時間に加算すると好適である。
或いは、セトリング時間を可変する際、記憶装置に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正する補正係数が定義された補正テーブルを参照して、ショット順に対応する補正係数を前記偏向移動量に応じたセトリング時間に乗じるように構成しても好適である。
また、本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
複数のDAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプと、
複数のDACアンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器と、
多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する可変処理部と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する設定部と、
設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、高スループットを維持しながらパターンのショット位置をより高精度に描画可能とする好適なセトリング時間を設定できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における各領域を説明するための概念図である。 実施の形態1における偏向位置誤差とショット順序の関係を示す図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における補正テーブルの一例を示す図である。 実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態2における補正テーブルの一例を示す図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランキング偏向器212、ブランキングアパーチャ214、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、主偏向器208及び副偏向器209が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画時には描画対象となるマスク等の試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造する際の露光用マスクが含まれる。また、試料101には、レジストが塗布された、まだ何も描画されていないマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、制御計算機110、メモリ111、偏向制御回路120、DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプ130,132、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142を有している。制御計算機110、メモリ111、偏向制御回路120、及び記憶装置140,142は、図示しないバスを介して接続されている。
制御計算機110内には、描画データ処理部60、セトリング時間計算部62、ショット順取得部64、補正値取得部66、セトリング時間補正部68、及び設定部69が配置される。描画データ処理部60、セトリング時間計算部62、ショット順取得部64、補正値取得部66、セトリング時間補正部68、及び設定部69といった機能は、電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。描画データ処理部60、セトリング時間計算部62、ショット順取得部64、補正値取得部66、セトリング時間補正部68、及び設定部69に入出力される情報および演算中の情報はメモリ111にその都度格納される。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。例えば、位置偏向用には、主偏向器208と副偏向器209の主副2段の多段偏向器を用いているが、1段の偏向器或いは3段以上の多段偏向器によって位置偏向を行なう場合であってもよい。また、描画装置100には、マウスやキーボード等の入力装置、モニタ装置、及び外部インターフェース回路等が接続されていても構わない。
図2は、実施の形態1における各領域を説明するための概念図である。図2において、試料101の描画領域10は、主偏向器208のY方向偏向可能幅である短冊状の複数のストライプ領域20に仮想分割される。また、各ストライプ領域20は、副偏向器209の偏向可能サイズである複数のサブフィールド(SF)30(小領域)に仮想分割される。そして、各SF30の各ショット位置にショット図形52,54,56が描画される。
偏向制御回路120から図示しないブランキング制御用のDACアンプに対して、ブランキング制御用のデジタル信号が出力される。そして、ブランキング制御用のDACアンプでは、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、ブランキング偏向器212に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットの照射時間(照射量)が制御される。
偏向制御回路120からDACアンプ132に対して、主偏向制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプ132では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、主偏向器208に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームがメッシュ状に仮想分割された、目標となるSF30の基準位置に偏向される。
偏向制御回路120からDACアンプ130に対して、副偏向制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプ130では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、副偏向器209に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームが対象となるSF30内の各ショット位置に偏向される。
描画装置100では、複数段の多段偏向器を用いて、ストライプ領域20毎に描画処理を進めていく。ここでは、一例として、主偏向器208、及び副偏向器209といった2段偏向器が用いられる。XYステージ105が例えば−x方向に向かって連続移動しながら、1番目のストライプ領域20についてx方向に向かって描画を進めていく。そして、1番目のストライプ領域20の描画終了後、同様に、或いは逆方向に向かって2番目のストライプ領域20の描画を進めていく。以降、同様に、3番目以降のストライプ領域20の描画を進めていく。そして、主偏向器208が、XYステージ105の移動に追従するように、SF30の基準位置Aに電子ビーム200を順に偏向する。また、副偏向器209が、各SF30の基準位置Aから当該SF30内に照射されるビームの各ショット位置に電子ビーム200を偏向する。このように、主偏向器208、及び副偏向器209は、サイズの異なる偏向領域をもつ。そして、SF30は、かかる複数段の偏向器の偏向領域のうち、最小偏向領域となる。
実施の形態1では、かかる最小偏向領域となるSF30内の各ショット位置に電子ビーム200を偏向する副偏向器209用のDACアンプ130に設定されるべき最適なセトリング時間を設定する手法について、以下、重点をおいて説明する。
図3は、実施の形態1における偏向位置誤差とショット順序の関係を示す図である。DACアンプ130に設定されるべきセトリング時間は、偏向する移動量に応じて最適な時間に設定される。移動量が長ければ、その分、必要なセトリング時間も長くなる。移動量に対して設定されるセトリング時間が短ければ偏向位置誤差が大きくなる。一方、長すぎれば1ショットにかかる時間が長くなり、装置のスループットを低下させてしまう。そのため、通常、偏向する移動量に対して、誤差が許容範囲内になるようにセトリング時間は調整されてきた。しかし、かかる移動量に応じて最適なセトリング時間に設定されていたはずのDACアンプ130から偏向電圧を副偏向器209に印加した場合でも、図3に示すように各SF30の書き始めのショットでは、ショット位置誤差が大きくなってしまうことがわかってきた。これは、SF30内での最初のショットのためのDACアンプの電圧変動により熱が発生し、その直後の電圧が安定しないことが要因の1つと考えられる。これを回避するため、例えば、SF30内を偏向する際のセトリング時間を長くすると図3に示すように各SF30の書き始めのショットでも誤差は小さくなるが、従来方法では、前述のようなショット順に依存した誤差に対応するためには全てのショットのセトリング時間を長くしなければならず、装置のスループットを大幅に低下させてしまう。そこで、実施の形態1では、SF30内の各ショットのショット順に着目し、ショット順に応じてセトリング時間を可変する。
図4は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図4において、実施の形態1における描画方法では、セトリング時間計算工程(S102)と、SF内ショット順取得工程(S104)と、ショット順依存セトリングオフセット取得工程(S106)と、セトリング時間補正工程(S108)と、設定工程(S110)と、描画工程(S112)と、いう一連の工程を実施する。かかる工程のうち、DACアンプのセトリング時間の設定方法として、セトリング時間計算工程(S102)と、SF内ショット順取得工程(S104)と、ショット順依存セトリングオフセット取得工程(S106)と、セトリング時間補正工程(S108)と、設定工程(S110)という一連の工程を実施する。
図5は、実施の形態1における補正テーブルの一例を示す図である。まず、描画前に予めショット順に応じたセトリングオフセット値を実験等により求める。かかるオフセット値は、ショット順序に依存し、偏向移動量には依存しない値として求める。例えば、同じ移動量のショットをSF30内に順にショットしていき、各ショットの位置誤差を測定する。そして、各ショット間の位置誤差の差を求める。そして、かかる差分に相当するオフセット値(時間)を求めればよい。図5の例では、SF内の最初(1番目)のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば400nsとなる。2番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば200nsとなる。3番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば100nsとなる。4番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば70nsとなる。5番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば50nsとなる。6番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば30nsとなる。・・・そして、例えば10番目以降のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して加算するオフセット値が例えば0nsとなる。かかるショット順とセトリングオフセット値との相関関係が定義された補正テーブルは記憶装置144に格納される。
描画処理を行うにあたって、まず、描画データ処理部60は、記憶装置140から描画データを読み出し、複数段のデータ変換処理を行って装置固有のショットデータを生成する。描画データには、複数の図形パターンが定義される。しかしながら、描画装置100で図形パターンを描画するためには、1回のビームのショットで照射できるサイズに描画データに定義された図形パターンを分割する必要がある。そこで、描画データ処理部60は、実際に描画するために、各図形パターンを1回のビームのショットで照射できるサイズに分割してショット図形を生成する。そして、ショット図形毎にショットデータを生成する。ショットデータには、例えば、図形種、図形サイズ、及び照射位置といった図形データが定義される。その他、照射量に応じた照射時間が定義される。ショットデータはショット順にソートされて定義される。生成されたショットデータは記憶装置142に格納される。ショット図形に分割し、ショットデータを生成することで各SF30にショットされるショット図形のショット順序がわかる。
セトリング時間計算工程(S102)として、セトリング時間計算部62は、DACアンプ130,132からの偏向信号によって電子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する副偏向器209用のDACアンプ130に設定される偏向移動量ΔLに応じたセトリング時間Tを計算する。DACアンプ130に設定されるセトリング時間T(通常のセトリング時間)は、DACアンプ130に最低限必要なセトリング時間Tに偏向移動量ΔLに依存した補正時間α(ΔL)が加算された値で求めることができる。セトリング時間Tは、偏向移動量ΔLに依存した次の式(1)で計算される。
(1) T=T+α(ΔL)
ここでは、例えば、偏向領域内のx,y方向のうち、x方向への偏向移動について説明している。かかる場合、SF30内での最大偏向移動量はSF30サイズなので、偏向移動量ΔLは、例えばSF30サイズに設定されればよい。よって、ここでは、副偏向器209用の1つのDACアンプ130に設定される1つのセトリング時間Tが求められる。図1では、1対の電極として各偏向器が示されているが、例えば、x方向に対して、0度方向、45度方向、90度方向、及び135度方向の4対の組による8極の電極によって構成されると好適である。そして、各極の各電極に対して、それぞれ1つずつのDACアンプが用意される。そして、各DACアンプについてセトリング時間Tが求められる。副偏向器209用の1つのDACアンプ130に対し一意のセトリング時間Tを用いることで設定されるデータ量を少なくできる。
SF内ショット順取得工程(S104)として、ショット順取得部64は、ショットデータを参照して、ショット図形毎に、描画されるSF30内におけるショット順序を取得する。
ショット順依存セトリングオフセット取得工程(S106)として、補正値取得部66は、ショット図形毎に、記憶装置144に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正するオフセット時間が定義された補正テーブルを参照して、当該SF30内でのショット順に対応するオフセット時間を取得する。
セトリング時間補正工程(S108)として、セトリング時間補正部68(可変処理部)は、副偏向器209用のDACアンプ130に設定される偏向移動量に応じたセトリング時間Tを、電子ビーム200のSF内でのショット順に応じて可変することによって補正する。具体的には、セトリング時間補正部68は、オフセット時間が定義された補正テーブルを参照して、ショット順iに対応するオフセット時間β(i)を偏向移動量ΔLに応じたセトリング時間T(=T+α(ΔL))に加算する。
設定工程(S110)として、設定部69は、補正したセトリング時間T’(=T+α(ΔL)+β(i))を副偏向器209用のDACアンプ130に設定する。具体的には、設定部69は、補正したセトリング時間T’に設定するための制御信号を偏向制御回路120に出力し、偏向制御回路120は、DACアンプ130に補正したセトリング時間T’を設定する。
描画工程(S112)として、描画部150は、設定されたセトリング時間T’で制御された副偏向器209を用いて電子ビーム200を偏向することによって、試料101上にパターンを描画する。具体的には次のように動作する。偏向制御回路120では、ショットデータを記憶装置142から読み出し、ショットデータに定義される照射位置データに応じて、ショット図形毎に、主偏向データと副偏向データを生成する。主偏向データは、DACアンプ132に出力される。副偏向データは、DACアンプ130に出力される。その際、DACアンプ130のセトリング時間T’を上述したショット順に依存して補正された時間T’になるようにDACアンプ130に制御信号を出力する。また、偏向制御回路120は、ショットデータに定義される照射時間に応じて、ショット図形毎に、ブランキングデータを生成し、図示しないブランキング用のDACアンプに出力する。また、偏向制御回路120は、ショットデータに定義される図形種および図形サイズに応じて成形データを生成し、図示しないビーム成形用のDACアンプに出力する。そして、制御回路122および偏向制御回路120から制御された各DACアンプからの信号に基づいて、描画部150は、電子ビーム200を用いて、当該図形パターンを試料100に描画する。具体的には、以下のように動作する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、ブランキング偏向器212内を通過する際にブランキング用のDACアンプからの偏向信号によって制御されるブランキング偏向器212によって、ビームONの状態では、ブランキングアパーチャ214を通過するように制御され、ビームOFFの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ214で遮へいされるように偏向される。ビームOFFの状態からビームONとなり、その後ビームOFFになるまでにブランキングアパーチャ214を通過した電子ビーム200が1回の電子ビームのショットとなる。ブランキング偏向器212は、通過する電子ビーム200の向きを制御して、ビームONの状態とビームOFFの状態とを交互に生成する。例えば、ビームONの状態では電圧を印加せず、ビームOFFの際にブランキング偏向器212に電圧を印加すればよい。かかる各ショットの照射時間tで試料101に照射される電子ビーム200のショットあたりの照射量が調整されることになる。
以上のようにブランキング偏向器212とブランキングアパーチャ214を通過することによって生成された各ショットの電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形の穴を持つ第1の成形アパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形に成形する。そして、第1の成形アパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2の成形アパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2の成形アパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形を行なう)ことができる。かかる可変成形はショット毎に行なわれ、通常ショット毎に異なるビーム形状と寸法に成形される。そして、第2の成形アパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、主偏向器208及び副偏向器209によって偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料101の所望する位置に照射される。図1では、位置偏向に、主副2段の多段偏向を用いた場合を示している。かかる場合には、主偏向器208でSF30の基準位置にステージ移動に追従しながら該当ショットの電子ビーム200を偏向し、副偏向器209でSF内の各照射位置にかかる該当ショットのビームを偏向すればよい。かかる動作を繰り返し、各ショットのショット図形を繋ぎ合わせることで、描画データに定義された図形パターンを描画する。
実施の形態1によれば、DACアンプ130に設定されるセトリング時間をすべて長くするのではなく、SF30内の書き始めのショット或いは書き始めから所定番目までのごく限られたショットについて長くするだけなので、スループットへの影響を少なくできる。そして、SF30内の書き始めのショット或いは書き始めから所定番目までのごく限られたショットで生じていた偏向位置誤差を抑制できる。よって、スループットへの影響を最小限に止めながらより好適なセトリング時間に設定できる。その結果、高スループットで高精度なパターンを描画できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、偏向移動量に応じたセトリング時間にオフセット値を加算することでショット順に応じたセトリング時間を補正したが、これに限るものではない。実施の形態2では、補正係数を用いて補正する場合について説明する。
描画装置100の構成は図1と同様である。また、以下、特に説明しない内容は実施の形態1と同様である。
図6は、実施の形態2における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図6において、実施の形態2における描画方法では、ショット順依存セトリングオフセット取得工程(S106)の代わりに、ショット順依存セトリング補正係数取得工程(S107)を、セトリング時間補正工程(S108)の代わりに、セトリング時間補正工程(S109)を備えた点以外は、図4と同様である。
図7は、実施の形態2における補正テーブルの一例を示す図である。まず、描画前に予めショット順に応じたセトリング補正係数を実験等により求める。かかる補正係数は、ショット順序に依存し、偏向移動量には依存しない値として求める。例えば、同じ移動量のショットをSF30内に順にショットしていき、各ショットの位置誤差を測定する。そして、各ショット間の位置誤差の差を求める。そして、かかる差分に相当する補正係数を求めればよい。図7の例では、SF内の最初(1番目)のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば10倍となる。2番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば5倍となる。3番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば3倍となる。4番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば2倍となる。5番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば1.5倍となる。6番目のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば1.3倍となる。・・・そして、例えば10番目以降のビームショットについては、偏向移動量に応じた適切なセトリング時間に対して乗じる補正係数が例えば1倍となる。かかるショット順と補正係数との相関関係が定義された補正テーブルは記憶装置144に格納される。
ショット順依存セトリング補正係数取得工程(S107)として、補正値取得部66は、ショット図形毎に、記憶装置144に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正する補正係数が定義された補正テーブルを参照して、当該SF30内でのショット順に対応する補正係数を取得する。
セトリング時間補正工程(S109)として、セトリング時間補正部68(可変処理部)は、副偏向器209用のDACアンプ130に設定される偏向移動量に応じたセトリング時間Tを、電子ビーム200のSF内でのショット順に応じて可変することによって補正する。具体的には、セトリング時間補正部68は、オフセット時間が定義された補正テーブルを参照して、ショット順iに対応する補正係数γ(i)を偏向移動量ΔLに応じたセトリング時間T(=T+α(ΔL))に乗じる。
設定工程(S110)として、設定部69は、補正したセトリング時間T’(=γ(i)(T+α(ΔL)))を副偏向器209用のDACアンプ130に設定する。具体的には、設定部69は、補正したセトリング時間T’に設定するための制御信号を偏向制御回路120に出力し、偏向制御回路120は、DACアンプ130に補正したセトリング時間T’を設定する。
以上のように、補正係数γ(i)を偏向移動量ΔLに応じたセトリング時間T(=T+α(ΔL))に乗じるようにしても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。上述した例は、各SF内の書き始めの限られた複数のショットについてセトリング時間を補正したが、これに限るものではなく、各SF内のショット全体についてショット順に応じて補正してもよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのセトリング時間の設定方法、荷電粒子ビーム描画方法、および荷電粒子ビーム描画装置は、本発明の範囲に包含される。
10 描画領域
20 ストライプ領域
30 SF
52,54,56 ショット図形
60 描画データ処理部
62 セトリング時間計算部
64 ショット順取得部
66 補正値取得部
68 セトリング時間補正部
69 設定部
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
111 メモリ
120 偏向制御回路
122 制御回路
130,132 DACアンプ
140,142 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
212 ブランキング偏向器
214 ブランキングアパーチャ
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、前記偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
    可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
    を備えたことを特徴とするセトリング時間の設定方法。
  2. 前記セトリング時間を可変する際、記憶装置に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正するオフセット時間が定義された補正テーブルを参照して、ショット順に対応するオフセット時間を前記偏向移動量に応じたセトリング時間に加算することを特徴とする請求項1記載のセトリング時間の設定方法。
  3. 前記セトリング時間を可変する際、記憶装置に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正する補正係数が定義された補正テーブルを参照して、ショット順に対応する補正係数を前記偏向移動量に応じたセトリング時間に乗じることを特徴とする請求項1記載のセトリング時間の設定方法。
  4. DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、前記偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
    可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
    設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  5. 複数のDAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプと、
    前記複数のDACアンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器と、
    前記多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、前記偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する可変処理部と、
    可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する設定部と、
    設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
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