JP6039970B2 - セトリング時間の設定方法、荷電粒子ビーム描画方法、および荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents
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Description
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という。
DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
を備えたことを特徴とする。
DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
複数のDAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプと、
複数のDACアンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器と、
多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する可変処理部と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する設定部と、
設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランキング偏向器212、ブランキングアパーチャ214、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、主偏向器208及び副偏向器209が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画時には描画対象となるマスク等の試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造する際の露光用マスクが含まれる。また、試料101には、レジストが塗布された、まだ何も描画されていないマスクブランクスが含まれる。
(1) T=T0+α(ΔL)
実施の形態1では、偏向移動量に応じたセトリング時間にオフセット値を加算することでショット順に応じたセトリング時間を補正したが、これに限るものではない。実施の形態2では、補正係数を用いて補正する場合について説明する。
20 ストライプ領域
30 SF
52,54,56 ショット図形
60 描画データ処理部
62 セトリング時間計算部
64 ショット順取得部
66 補正値取得部
68 セトリング時間補正部
69 設定部
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
111 メモリ
120 偏向制御回路
122 制御回路
130,132 DACアンプ
140,142 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
212 ブランキング偏向器
214 ブランキングアパーチャ
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース
Claims (5)
- DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、前記偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
を備えたことを特徴とするセトリング時間の設定方法。 - 前記セトリング時間を可変する際、記憶装置に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正するオフセット時間が定義された補正テーブルを参照して、ショット順に対応するオフセット時間を前記偏向移動量に応じたセトリング時間に加算することを特徴とする請求項1記載のセトリング時間の設定方法。
- 前記セトリング時間を可変する際、記憶装置に記憶されたショット順に応じてセトリング時間を補正する補正係数が定義された補正テーブルを参照して、ショット順に対応する補正係数を前記偏向移動量に応じたセトリング時間に乗じることを特徴とする請求項1記載のセトリング時間の設定方法。
- DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、前記偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する工程と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する工程と、
設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。 - 複数のDAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプと、
前記複数のDACアンプからの偏向信号によって荷電粒子ビームを偏向する多段偏向器と、
前記多段偏向器のうち、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定される偏向移動量に応じたセトリング時間を、さらに、前記偏向移動量に依存せずに荷電粒子ビームのショット順に応じて可変する可変処理部と、
可変されたセトリング時間を、最小偏向領域を偏向する偏向器用のDACアンプに設定する設定部と、
設定されたセトリング時間で制御された偏向器を用いて、荷電粒子ビームを偏向することによって、試料上にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
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