JP6039541B2 - 情報端末装置及び携帯情報端末 - Google Patents

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Description

本発明は、近距離で無線データ伝送を実施する情報端末装置及び携帯情報端末に関する。
世界各国に於いて電波免許を要せず9GHzの広い帯域を利用可能な60GHz帯は、これを用いた近距離無線通信に対する注目が高まり、無線LANや無線PANの手法として標準化と実用化がすすめられている。その1つの利用形態として、大きなサイズのデータファイルを携帯情報端末と情報キオスク装置の間で非接触転送する形式の非接触高速無線伝送が検討されている。
非接触データ伝送方式としては、短波帯を利用し、交通機関の自動改札に用いられるICカード方式が実用化されているが、ミリ波を用いた場合はこれらの方式に比べて波長が1/1000以下と短くなるため、ユーザが手動で携帯情報端末の位置を合わせる場合、高速伝送が有効なアンテナ位置からのずれが想定され、こうしたずれが通信速度低下の原因となる。非特許文献1では、アンテナ位置のずれの影響を定量的に示している。
Ken HIRAGA et.al."Analyses of Antenna Displacement in Short-Range MIMO Transmission over Millimeter-Wave" IEICE Transactions Vol.E94-B、 No.10、 pp.2891-2895 (2011)
前述したように、ミリ波を用いた近距離MIMO(multiple-input and multiple-output)伝送を行う無線通信システムにあっては、非特許文献1に記載のアンテナ位置のずれの影響があるため、ユーザが手動で位置合わせを行うような利用形態の場合、アンテナの位置のずれが生じていると十分な通信品質を確保することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、アンテナ位置のずれを補正して通信品質を向上することができる情報端末装置及び携帯情報端末を提供することを目的とする。
本発明は、アンテナの傾きを検出する検出手段を備える携帯情報端末との間において無線通信を行う情報端末装置であって、前記携帯情報端末に対して、前記アンテナの傾きの問合せを送信し、該問合せに応じて前記携帯情報端末が送信した前記検出手段によって検出した前記アンテナの傾きを示す情報を受信するアンテナ傾き問合せ手段と、自己が備えるアンテナと前記携帯情報端末のアンテナとの傾きを、受信した前記アンテナの傾きを示す情報に基づき計算し、該計算の結果からアンテナ傾き補正の要否と補正すべき補正量とを求めるアンテナ傾き計算手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記アンテナ傾き補正が必要である場合に、前記補正量に基づき、自己が備えるアンテナの方向を制御して前記アンテナの傾きを補正するアンテナ方向制御手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明は、前記アンテナ傾き補正が必要である場合に、前記携帯情報端末に対して前記補正量を送信し、前記携帯情報端末のアンテナの方向を制御してアンテナの傾きを補正させるアンテナ方向制御手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明は、前記アンテナ傾き問合せ手段は、データの無線通信に使用する伝送速度に比べて伝送速度の小さい変調方式を使用して前記アンテナ傾きの問合せを行うことを特徴とする。
本発明は、前記検出手段は、前記アンテナの傾き変化の速度をさらに検出し、前記アンテナ傾き計算手段は、前記アンテナ傾き変化の速度の情報をもとに前記携帯情報端末の姿勢を予測して前記アンテナ傾き補正を行うための補正量を求めることを特徴とする。
本発明は、前記検出手段は、加速度センサによって構成し、前記情報端末装置のアンテナの設置面は、水平面から傾きを持つことを特徴とする。
本発明は、情報端末装置との間において無線通信を行う携帯情報端末であって、前記携帯情報端末のアンテナの傾きを検出する検出手段と、前記アンテナの傾きを示す情報を前記情報端末装置に対して送信する送信手段と、前記情報端末装置において計算されたアンテナの傾きの補正量を前記情報端末装置から受信する受信手段と、前記補正量に基づき、自己が備えるアンテナの方向を制御してアンテナの傾きを補正するアンテナ方向制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、アンテナの傾きずれが解消され、高速なデータが実現されるため、通信品質を向上させることができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 情報キオスク装置1のアンテナ15と携帯情報端末2のアンテナ23に傾きがある場合の状態を示す図である。 図1に示す無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 アンテナを回転させる概念を示す図である。 本発明の第3実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図6に示す無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図8に示す無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 アンテナ方向制御装置の一例を示す説明図である。 アンテナ方向制御装置の一例を示す説明図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による無線通信システムを説明する。無線通信システムは、情報キオスク装置と携帯情報端末とから構成する。ここで、情報キオスク装置について説明する。情報キオスク装置は、ユーザが持つ携帯情報端末から情報キオスク装置に対してデータファイルをアップロードロードしたり、ユーザが持つ携帯情報端末に対して情報キオスク装置からデータファイルをダウンロードしたりする際に用いる。その際に携帯情報端末と情報キオスク装置はユーザにより近接配置され、近距離の無線通信が実施される。
このように、通信実施のために情報キオスク装置へ携帯情報端末を近接させる時には、ユーザが携帯情報端末を手に持ち情報キオスク装置のアンテナと携帯情報端末のアンテナを近接させるため、これらのアンテナが高速伝送に必要な位置関係にならない場合や、手ブレ等により通信中にアンテナ位置がずれることが発生する。本発明は、このアンテナの位置ずれ補正して、通信品質の低下が発生することを防止するものである。
図1は第1実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、情報キオスク装置である。符号2は、携帯情報端末である。符号11は、アンテナの設置状態を補正するアンテナ設置状態補正部である。符号12は、携帯情報端末2に対して、アンテナの傾きを問い合わせるアンテナ問合せ部である。符号13は、問合せ結果に応じて、アンテナの傾きを計算するアンテナ傾き計算部である。符号14は、傾き計算結果に基づきアンテナの傾き補正を指示するアンテナ傾き補正指示部である。符号15は、携帯情報端末2との間で情報通信を行うためのアンテナである。符号16は、傾き補正指示に応じて、アンテナ15の方向を制御するアンテナ方向制御装置である。
符号21は、アンテナ傾き問合せに対して、自己のアンテナの設置状態を検出して、アンテナ傾きの回答を返すアンテナ設置状態検出部である。符号22は、自己の姿勢状態(アンテナの設置状態)を検出するための加速度センサである。符号23は、情報キオスク装置1との間で情報通信を行うためのアンテナであり、設置状態を検出する対象のアンテナである。
図1に示す無線通信システムの構成において、携帯情報端末2と情報キオスク装置1のアンテナの偏波方向に大きなずれがある場合、例えば、偏波方向が直交する場合、伝搬損失が大きくなり通信品質が著しく劣化する。図2は、情報キオスク装置1のアンテナ15と携帯情報端末2のアンテナ23に傾きがある場合の状態を示す図である。図2において、偏波方向のずれ角度をθで表す。図2に示すように、偏波方向のずれ角度θに応じて、通信品質が劣化する状態が発生する。
次に、図3を参照して、図1に示す無線通信システムの動作を説明する。図3は、図1に示す無線通信システムの動作を示すフローチャートである。まず、情報キオスク装置1に対して携帯情報端末2が近接された時に、アンテナ傾き問合せ部12は、低速の通信モードを使用して、携帯情報端末2のアンテナ設置状態検出部21に対して、アンテナ傾き問合せを送信する(ステップS1)。低速の通信モードはアンテナ間の位置ずれが大きく通信路の減衰が大きい場合でも通信できるよう、伝送速度の小さい変調方式(例えば2値の振幅変調や2値の位相変調)を使用する。
携帯情報端末2のアンテナ設置状態検出部21は、アンテナ傾き問合せを受信すると、加速度センサ22に対して、アンテナ傾き測定を指示する。これを受けて、加速度センサ22は、重力加速度を測定することによりアンテナ23の傾きを測定する(ステップS2)。そして、アンテナ設置状態検出部21は、加速度センサ22によって測定したアンテナ23の傾きを、アンテナ傾き計算部13に対して送信する(ステップS3)。このアンテナ傾き回答には、携帯情報端末2の重力加速度方向から求めた傾きの情報(3次元傾き情報)が含まれている。情報キオスク装置1のアンテナ15の設置面に水平面からの傾きを持たせておき、情報キオスク装置1のアンテナ15の設置面上で、携帯情報端末2が加速度センサ22により重力加速度の向きを測定すれば、携帯情報端末2の重力方向に対する傾きを検出できるため、これにより自己のアンテナ方向を求めることが可能となる。
次に、情報キオスク装置1のアンテナ傾き計算部13はアンテナ傾き回答を受信し(ステップS4)、アンテナ傾き計算を実施する(ステップS5)。ここでは、アンテナ傾き回答から読み取った携帯情報端末2のアンテナ設置状態と、情報キオスク装置1のアンテナ設置状態の情報を使用し、情報キオスク装置のアンテナ方向の補正が必要か否かを判断し(ステップS6)、さらに補正すべき角度量を計算する。補正が必要か否かを判断するには、例えば、予め設定した閾値よりθが大きい場合には補正が必要で、予め設定した閾値と同じまたは閾値よりθが小さい場合には、補正が不要と判断する。
次に、アンテナ傾き計算部13は、情報キオスク装置1のアンテナ方向の補正が必要と判断した場合には、計算によって求めた角度量をアンテナ傾き補正指示部14へ出力する。続いて、アンテナ傾き補正指示部14は、計算によって求めた角度量だけ、情報キオスク装置1側のアンテナ15の方向を制御するように、アンテナ方向制御装置15に対して指示する。これを受けて、アンテナ方向制御装置16は、アンテナ15を回転して傾きを補正する(ステップS7)。なお、アンテナ方向の補正は、機械的にアンテナ位置を回転・移動してもよいし、アンテナをアレー化して電子的に実施してもよい。
次に、情報キオスク装置1と携帯情報端末2は、高速データ伝送を実施する。また、アンテナ傾き計算部13において情報キオスク装置1のアンテナ方向の補正が不要と判断した場合には、そのまま高速データ伝送を実施する(ステップS8)。
図4は、アンテナを回転させる概念を示す図である。図4に示すように偏波方向のずれがθだけある場合、情報キオスク装置1のアンテナ15の角度をθだけ回転させて、携帯情報端末2のアンテナ23と同じ向きに合わせる。これにより、通信品質を劣化させることなく高速データ伝送を実現することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態による無線通信システムを説明する。第2実施形態による無線通信システムの構成は図1に示す構成と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。ただし、その機能は一部以下で説明するとおり相違する。
携帯情報端末2が備えるアンテナ設置状態検出部21は、携帯情報端末2の加速度センサ22を利用して携帯情報端末1の位置ずれ方向及び速度を検出し、その情報をアンテナ傾き回答に含める。そして、情報キオスク装置1のアンテナ傾き計算部13は、将来の携帯情報端末2の位置ずれを予測することで、アンテナ傾き補正指示部14は、予めアンテナ傾き補正指示を実施する。この構成により、アンテナ方向制御装置16を携帯情報端末2の位置ずれに対して遅延なく実施することができるようになり、さらに通信品質を劣化させることなく高速データ伝送を実施することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態による無線通信システムを説明する。図5は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図1に示す無線通信システムと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す無線通信システムが図1に示す無線通信システムと異なる点は、加速度センサ22に代えて方角測定装置24が設けられている点である。
方角測定装置24は、GPS(Global Positioning System)や方位磁石などの方角を測定できる装置である。図1においては、加速度センサ22によって携帯情報端末2の姿勢を特定したが、図5に示す方角測定装置24によって携帯情報端末2の姿勢を特定する。この場合には、アンテナ傾き計算部13は、この方角測定装置を使用して得られたアンテナ傾きの情報を用いてアンテナの傾きを計算すればよい。その他の処理動作については、図3に示す処理動作と同様である。この構成によれば、第1実施形態、第2実施形態の無線通信システムと同様に、通信品質を劣化させることなく高速データ伝送を実現することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態による無線通信システムを説明する。図6は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図1に示す無線通信システムと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す無線通信システムが図1に示す無線通信システムと異なる点は、情報キオスク装置1側に、加速度センサまたは方角測定装置17とアンテナ設置状態検出部18が新たに設けられている点である。加速度センサまたは方角測定装置17は、図1に示す加速度センサ22または図5に示す方角測定装置24と同等の機能を有する。アンテナ設置状態検出部18は、携帯情報端末2側のアンテナ設置状態検出部21と同等の機能を有する。
次に、図7を参照して、図6に示す無線通信システムの動作を説明する。図7は、図6に示す無線通信システムの動作を示すフローチャートである。図7において、図3に示す処理動作と同一処理動作には同一の符号を付し、その説明を簡単に行う。まず、情報キオスク装置1に対して携帯情報端末2が近接された時に、アンテナ傾き問合せ部12は、低速の通信モードを使用して、携帯情報端末2のアンテナ設置状態検出部21に対して、アンテナ傾き問合せを送信する(ステップS1)。
携帯情報端末2のアンテナ設置状態検出部21は、アンテナ傾き問合せを受信すると、加速度センサ22に対して、アンテナ傾き測定を指示する。これを受けて、加速度センサ22は、重力加速度を測定することによりアンテナ23の傾きを測定する(ステップS2)。そして、アンテナ設置状態検出部21は、加速度センサ22によって測定したアンテナ23の傾きを、アンテナ傾き計算部13に対して送信する(ステップS3)。
次に、情報キオスク装置1のアンテナ傾き計算部13はアンテナ傾き回答を受信する(ステップS4)。一方、情報キオスク装置1のアンテナ設置状態検出部18は、加速度センサまたは方角測定装置17に対して、アンテナ傾き測定を指示する。これを受けて、加速度センサまたは方角測定装置17は、重力加速度または方角を測定することによりアンテナ23の傾きを測定する。そして、アンテナ設置状態検出部21は、加速度センサ22によって測定したアンテナ23の傾きを、アンテナ傾き計算部13に対して出力する(ステップS9)。
次に、アンテナ傾き計算部13は、2つのアンテナ設置状態検出部18、21の出力に基づいて、2つのアンテナ15、23の傾き計算を実施する(ステップS5a)。そして、アンテナ傾き回答から読み取った携帯情報端末2のアンテナ設置状態と、情報キオスク装置1のアンテナ設置状態の情報を使用し、情報キオスク装置のアンテナ方向の補正が必要か否かを判断し(ステップS6)、さらに補正すべき角度量を計算する。補正が必要か否かを判断するには、例えば、予め設定した閾値よりθが大きい場合には補正が必要で、予め設定した閾値と同じまたは閾値よりθが小さい場合には、補正が不要と判断する。
次に、アンテナ傾き計算部13は、情報キオスク装置1のアンテナ方向の補正が必要と判断した場合には、計算によって求めた角度量をアンテナ傾き補正指示部14へ出力する。続いて、アンテナ傾き補正指示部14は、計算によって求めた角度量だけ、情報キオスク装置1側のアンテナ15の方向を制御するように、アンテナ方向制御装置15に対して指示する。これを受けて、アンテナ方向制御装置16は、アンテナ15を回転して傾きを補正する(ステップS7)。
次に、情報キオスク装置1と携帯情報端末2は、高速データ伝送を実施する。また、アンテナ傾き計算部13において情報キオスク装置1のアンテナ方向の補正が不要と判断した場合には、そのまま高速データ伝送を実施する(ステップS8)。
このように、情報キオスク装置1側にもアンテナ設置状態検出部18を備え、情報キオスク装置1が備える加速度センサまたは方角測定装置17による情報キオスク装置1側のアンテナ傾き測定を実施し、携帯情報端末2から受信したアンテナ傾き回答による情報とともにアンテナ傾き計算に使用することにより、アンテナの傾きを精度良く測定することが可能となる。なお、情報キオスク装置1設置後にその位置や傾きが変更されることがない場合は、情報キオスク装置1が設置された直後にアンテナ設置状態の検出を一度実施し、アンテナ傾き計算部13において定数として記憶しておけばよい。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態による無線通信システムを説明する。図8は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図1に示す無線通信システムと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す無線通信システムが図1に示す無線通信システムと異なる点は、情報キオスク装置1側のアンテナ方向制御装置16を省き、携帯情報端末2側にアンテナ方向制御装置25が新たに設けられている点である。アンテナ方向制御装置25は、図1に示すアンテナ方向制御装置16と同等の機能を有する。
次に、図9を参照して、図8に示す無線通信システムの動作を説明する。図9は、図8に示す無線通信システムの動作を示すフローチャートである。図9において、図3に示す処理動作と同一処理動作には同一の符号を付し、その説明を簡単に行う。まず、情報キオスク装置1に対して携帯情報端末2が近接された時に、アンテナ傾き問合せ部12は、低速の通信モードを使用して、携帯情報端末2のアンテナ設置状態検出部21に対して、アンテナ傾き問合せを送信する(ステップS1)。
携帯情報端末2のアンテナ設置状態検出部21は、アンテナ傾き問合せを受信すると、加速度センサ22に対して、アンテナ傾き測定を指示する。これを受けて、加速度センサ22は、重力加速度を測定することによりアンテナ23の傾きを測定する(ステップS2)。そして、アンテナ設置状態検出部21は、加速度センサ22によって測定したアンテナ23の傾きを、アンテナ傾き計算部13に対して送信する(ステップS3)。
次に、情報キオスク装置1のアンテナ傾き計算部13はアンテナ傾き回答を受信し(ステップS4)、アンテナ傾き計算を実施する(ステップS5)。ここでは、アンテナ傾き回答から読み取った携帯情報端末2のアンテナ設置状態と、情報キオスク装置1のアンテナ設置状態の情報を使用し、情報キオスク装置のアンテナ方向の補正が必要か否かを判断し(ステップS6)、さらに補正すべき角度量を計算する。
次に、アンテナ傾き計算部13は、情報キオスク装置1のアンテナ方向の補正が必要と判断した場合には、計算によって求めた角度量をアンテナ傾き補正指示部14へ出力する。続いて、アンテナ傾き補正指示部14は、計算によって求めた角度量だけ、携帯情報端末2側のアンテナ23の方向を制御するように、アンテナ方向制御装置25に対して指示する(ステップS7a)。これを受けて、アンテナ方向制御装置25は、アンテナ23を回転して傾きを補正する(ステップS7b)。
次に、情報キオスク装置1と携帯情報端末2は、高速データ伝送を実施する。また、アンテナ傾き計算部13においてアンテナ方向の補正が不要と判断した場合には、そのまま高速データ伝送を実施する(ステップS8)。
このように、情報キオスク装置1がアンテナ傾きの補正を実施せず、携帯情報端末2に対して、アンテナ傾き補正指示を送信し、携帯情報端末2がアンテナ方向制御装置25を備え、アンテナ傾きを補正するようにしたため、情報キオスク装置1の構成を簡単にすることができる。
なお、アンテナ方向制御装置25は、携帯情報端末2のアンテナ23を機械的または電子的に移動してもよいし、携帯情報端末2を移動すべき方向を携帯情報端末2の画面に表示し、携帯情報端末2を手に持っているユーザに対して指示を出すものでもよい。
また、電磁石や風圧により強制的に携帯情報端末2の角度や位置を補正するものでもよい。例えば、図10に示すように、携帯情報端末2は送風装置26を備え、ロケット噴射の要領で姿勢制御を行いアンテナ傾きを補正するようにしてもよい。あるいは、図11に示すように、情報キオスク装置1に磁石19が備えられておりその周辺に磁場があり、携帯情報端末2に搭載された電磁石27がアンテナ傾きを補正する方向に力が働くように磁界を発生させる方法でもよい。
以上説明したように、加速度センサ22や方角測定装置24によりアンテナ傾きずれを検出し、そのずれに応じてアンテナ位置を合わせるようにしたため、アンテナの傾きずれが解消され、高速なデータが実現されて通信品質を向上させることができる。これは、偏波方向のずれを補正し通信品質向上、特に伝送路の位相条件が通信品質に著しく影響する近距離MIMO伝送に有効である。
前述した実施形態における情報キオスク装置1及び携帯情報端末2をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
アンテナの傾きずれを解消し、高速なデータが実現させて通信品質を向上させることが不可欠な用途に適用できる。
1・・・情報キオスク装置(情報端末装置)、11・・・アンテナ設置状態補正部、12・・・アンテナ傾き計算部、14・・・アンテナ傾き補正指示部、15・・・アンテナ、16・・・アンテナ方向制御装置、17・・・加速度センサまたは方角測定装置、18・・・アンテナ設置状態検出部、19・・・磁石、2・・・携帯情報端末、21・・・アンテナ設置状態検出部、22・・・加速度センサ、23・・・アンテナ、24・・・方角測定装置、25・・・アンテナ方向制御装置、26・・・送風装置、27・・・電磁石

Claims (7)

  1. アンテナの傾きを検出する検出手段を備える携帯情報端末との間において無線通信を行う情報端末装置であって、
    前記携帯情報端末に対して、前記アンテナの傾きの問合せを送信し、該問合せに応じて前記携帯情報端末が送信した前記検出手段によって検出した前記アンテナの傾きを示す情報を受信するアンテナ傾き問合せ手段と、
    自己が備えるアンテナと前記携帯情報端末のアンテナとの傾きを、受信した前記アンテナの傾きを示す情報に基づき計算し、該計算の結果からアンテナ傾き補正の要否と補正すべき補正量とを求めるアンテナ傾き計算手段と
    を備えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記アンテナ傾き補正が必要である場合に、前記補正量に基づき、自己が備えるアンテナの方向を制御して前記アンテナの傾きを補正するアンテナ方向制御手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記アンテナ傾き補正が必要である場合に、前記携帯情報端末に対して前記補正量を送信し、前記携帯情報端末のアンテナの方向を制御してアンテナの傾きを補正させるアンテナ方向制御手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  4. 前記アンテナ傾き問合せ手段は、データの無線通信に使用する伝送速度に比べて伝送速度の小さい変調方式を使用して前記アンテナ傾きの問合せを行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報端末装置。
  5. 前記検出手段は、前記アンテナの傾き変化の速度をさらに検出し、
    前記アンテナ傾き計算手段は、前記アンテナ傾き変化の速度の情報をもとに前記携帯情報端末の姿勢を予測して前記アンテナ傾き補正を行うための補正量を求めることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報端末装置。
  6. 前記検出手段は、加速度センサによって構成し、前記情報端末装置のアンテナの設置面は、水平面から傾きを持つことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報端末装置。
  7. 情報端末装置との間において無線通信を行う携帯情報端末であって、
    前記携帯情報端末のアンテナの傾きを検出する検出手段と、
    前記アンテナの傾きを示す情報を前記情報端末装置に対して送信する送信手段と、
    前記情報端末装置において計算されたアンテナの傾きの補正量を前記情報端末装置から受信する受信手段と、
    前記補正量に基づき、自己が備えるアンテナの方向を制御してアンテナの傾きを補正するアンテナ方向制御手段と
    を備えたことを特徴とする携帯情報端末。
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