JP6038807B2 - 電子書籍の情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、インターネット上で配信される電子書籍のサーバと連動した通信端末の情報管理システムに関する。
通信端末をはじめとする電子表示装置のコンテンツ一覧方法として、特開2003−271664号(特許文献1)に開示された方法がある。この文献では、コンテンツ(電子書籍)の表示方法として、書棚表示モード(同公報の図6)と呼ばれる、書斎の書棚に近いユーザインターフェース(UI)が提案されている。
一方、iPhoneやiPad(米国アップル社の商標)等の電子端末では、iBooks(米国アップル社の商標)やNewsstand(米国アップル社の商標)と呼ばれる書棚をイメージしたUIを有するアプリケーションプログラムが知られている。
特開2003−271664号公報
しかし、これらの従来技術では単にUIとしてユーザの視認性を重視して現実の書棚と違和感のない電子書籍の表示形式を提案しているに過ぎなかった。
すなわち、これらの書棚UIでは、EPUBやPDF形式での可視的なファイルのデータのインデックスとして機能させており、そのために本棚の中で電子書籍の背表紙を移動させたり、自身でPDF化したファイルを登録したり、特定の電子書籍サイトから電子書籍を購入して書棚UIに登録することはできるものの、自身で現在所有していない書籍(たとえば他社の電子書籍サイトから購入した電子書籍や、実際の街の書店で購入した紙書籍)を登録したり、ユーザの購買行動を促進させるための仕組みは何ら提案されていなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、特定の電子書籍販売サイトや電子書籍のフォーマット、さらには電子形態であるか紙形態であるかに依存することなく、汎用的な書籍の統合管理が可能で、電子書籍販売サイトからの電子書籍の購入を促進させることができる。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明の第1態様は、ネットワークを介して接続される本棚サーバと、書誌サーバと、通信端末とからなる電子書籍の情報管理システムであって、前記通信端末にインストールされる本棚アプリケーションプログラムは、少なくとも通信端末の画面に表示される本棚ユーザインターフェースの棚の並び方や書影の配置を定義した本棚マークアップモジュールと書誌情報を定義する書誌マークアップモジュールとを含む構造化ファイルを、前記ネットワークを介して前記本棚サーバから前記通信端末にダウンロードする処理と、前記ネットワークを介して前記書誌サーバにアクセスして書誌情報をダウンロードして前記書誌マークアップモジュールに格納する処理と、前記ダウンロードした書誌情報に基づいて書誌サーバが有する書影画像をダウンロードする処理と、前記書影画像を前記本棚マークアップモジュールの定義に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上に配置する処理と、を前記通信端末に実行させるオープン本棚アプリケーションプログラムであり、前記本棚マークアップモジュールには、前記書誌情報に基づく書籍のカテゴリによって、前記本棚ユーザインターフェースの棚の仕切を定義する仕切部情報が含まれており、前記本棚アプリケーションプログラムは、前記仕切部情報に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上の書影画像の間に仕切板画像を表示する処理を、前記通信端末に実行させることを特徴とする電子書籍の情報管理システムである。
これによれば、画面上に表示される本棚ユーザインターフェースを構造化ファイルによって定義し、構造化ファイルを構成する各モジュールで独立してそれぞれの情報を収集する構造とした。そのため、特定の形式に準拠しない電子書籍または紙書籍についてもたとえばISBNコード等の書籍を特定するIDやコードさえ分かれば汎用の書誌サーバ(書誌データベース)から書誌情報をダウンロードすることができる。そして、索出された書誌情報に基づいて本棚に登録される背表紙や表表紙などの書影画像データを取得し、当該書影画像を画面上の本棚ユーザインターフェース上に配置登録することができる。このように特定の電子書籍販売書店に依存せずに電子書籍の背表紙等を登録できるため、当該ユーザが未だ購入していない電子書籍の背表紙等を特定の棚に陳列させてその書誌情報を閲覧できるようにして電子書籍の購買行動に誘導することが可能となる。
このとき、実際の電子書籍の購入は書誌情報に基づいて通信端末内に登録されたインターネットアクセスプログラムで決済し、当該電子書籍に対応した専用のビューアプログラムで閲覧させてもよい。つまり、電子書籍の購入手続きについてはインターネットアクセスプログラムで行い、閲覧は専用ビューアプログラムで行うようにしつつ、電子書籍の管理は本発明の本棚ユーザインターフェースを通じて行うようにすればよい。このとき、本棚ユーザインターフェースの書影画像をユーザが指定すると、本棚アプリケーションプログラムが当該書影画像に対応する書誌情報に基づいて書籍IDを前記専用ビューアプログラムに引き渡して当該専用ビューアプログラムで読書させるようにしてもよい。
1または2以上の書誌情報に基づいて広告サーバの広告情報とのマッチング処理を行いマッチング度の高い広告情報を前記通信端末の画面上に本棚ユーザインターフェースとともに表示するとよい
前記本棚アプリケーションプログラムは、前記本棚ユーザインターフェース上で前記仕切板画像がユーザにより指定された場合に、前記仕切部情報のカテゴリに帰属する書籍の書影画像の表示または非表示を切り替える処理を、前記通信端末に実行させるとよい。
また、一つの書籍の書影画像を複製して、各書影画像を前記本棚ユーザインターフェース上の異なる位置に配置可能であるとよい。このような仕組みにより、一つの書籍を複数の観点で分類することが容易に実現でき、利便性が向上する。
前記構造化ファイルは、さらに、ユーザが付加したアノテーション情報が定義されたアノテーションモジュールを含んでいるとよい。
このように、構造化ファイルにアノテーションモジュールを含めることによって、注釈やしおり情報を電子書籍に付加することができ、このような書き込みが施された電子書籍の二次使用による価値を増大させることができる。
前記書誌サーバは、汎用の書誌サーバであるとよい。
前記通信端末は、電子書籍の検索条件(ISBNコード、書籍名、著者名、出版社名等)の入力を受け付けて、入力された検索条件をネットワークを介して検索サーバに引き渡し、当該検索サーバはこの検索結果を前記通信端末にダウンロードさせ、前記通信端末は、当該検索結果を前記本棚マークアップモジュールに追記することで前記通信端末の画面上に表示するとよい。
前記構造化ファイルは、スクリプト言語を用いて前記本棚サーバからダウンロード可能であるとよい。
これによって、インターネット上のホームページやブログ等に構造化ファイルをダウンロードするためのスクリプトを埋め込んでおけば、本棚ユーザインターフェースを複数のユーザ間で共有したり、譲渡することが簡単に実現できる。
前記本棚サーバは、ユーザの読書履歴に基づいて、おすすめの書籍をレコメンドする機能を有しており、レコメンドの対象となる対象ユーザと他のユーザの読書履歴を比較することにより、前記対象ユーザと読書傾向が最も類似する類似ユーザを抽出し、前記類似ユーザが所有している書籍の中で前記対象ユーザが未所有の書籍を、前記対象ユーザに対してレコメンドするとよい。このように読書傾向が類似している他のユーザの情報を活用してレコメンドする書籍を選定することにより、効果的なレコメンドが実現できると期待できる。
ネットワークを介して接続される本棚サーバと、書誌サーバと、通信端末とからなるシステムによる電子書籍の情報管理方法であって、前記通信端末が、少なくとも通信端末の
画面に表示される本棚ユーザインターフェースの棚の並び方や書影の配置を定義した本棚マークアップモジュールと書誌情報を定義する書誌マークアップモジュールとを含む構造化ファイルを、前記ネットワークを介して前記本棚サーバから前記通信端末にダウンロードするステップと、前記ネットワークを介して前記書誌サーバにアクセスして書誌情報をダウンロードして前記書誌マークアップモジュールに格納するステップと、前記ダウンロードした書誌情報に基づいて書誌サーバが有する書影画像をダウンロードするステップと、前記書影画像を前記本棚マークアップモジュールの定義に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上に配置するステップと、前記本棚マークアップモジュールに、前記書誌情報に基づく書籍のカテゴリによって前記本棚ユーザインターフェースの棚の仕切を定義する仕切部情報が含まれている場合に、前記仕切部情報に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上の書影画像の間に仕切板画像を表示するステップと、を実行することを特徴とする電子書籍の情報管理方法である。
本発明によれば、特定の電子書籍販売サイトや電子書籍のフォーマット、さらには電子形態であるか紙形態であるかに依存することなく、汎用的な書籍の統合管理が可能で、電子書籍販売サイトからの電子書籍の購入を促進させることができる。
本発明の実施形態である電子書籍のシステム構成を示すブロック図 実施形態のネットワーク構成を示すブロック図 通信端末の本棚ユーザインターフェース画面を示す説明図(1) 実施形態の本棚ユーザインターフェース画面を示す説明図(2) 本棚マークアップモジュールの一例 書誌マークアップモジュールの一例
本発明を図に基づいて説明する。
本発明の電子書籍の情報管理システムのネットワーク構成の一例を図2に示す。情報管理システムは、通信端末1とネットワークで接続されたサーバ群とからなる。
サーバ群の中の書誌サーバ2は、書籍の書誌事項、たとえばISBNコード、書名、著者名、出版社名、価格、ページ数(文字数)、書籍説明情報等をメタデータとして保持している。また、書籍の背表紙や表表紙の書影画像が書店や出版社等から提供されている場合には、その書影画像データも書誌事項の一つとして保持してもよい。この書誌サーバ2は、書籍毎に独自の書籍IDを付与してその書籍IDで書籍を管理してもよいし、前記ISBNコードで書籍を管理してもよい。この書誌サーバ2に登録される情報は、書誌サーバ2に接続された書誌データベース3からダウンロードされるようになっている。また、書誌データベース3のデータはさらに汎用の国会図書館書誌データベース等4からダウンロードされるようになっている。この書誌サーバ2には書影作成サーバ5が通信可能に接続されており、書影画像(背表紙または表表紙の画像)が生成されていない書籍の書誌情報が書誌サーバ2に登録されたときに、この書影作成サーバ5によって背表紙画像が自動生成されるようになっている。この背表紙画像は、たとえば書籍のページ数や文字数から背表紙の幅方向の寸法を自動生成し、書籍名情報から書籍名のテキストを縦書きに表示することによって生成されるようにしてもよい。たとえば、数百ページの書籍の場合には数センチ程度の幅の書影画像を作成し、数十ページ程度の書籍の場合には数ミリの幅の書影画像を作成してもよい。
本棚サーバ6には、本棚マークアップモジュールと、書誌マークアップモジュールと、アノテーションモジュールとからなる構造化ファイルが登録されている。またこの本棚サーバ6は、ユーザ毎のクラウド本棚データベース7、ユーザのIDや氏名等の個人情報を登録するユーザ情報データベース8、書籍のコンテンツをEPUB、テキスト、PDF形式等で保持するコンテンツストレージ9を有している。
なお、前記本棚サーバ6は、電子書店(ここでは電子書店A,B)とは直接連携していないが、連携可能な場合には、電子書店の書店サーバ10A,10Bと通信して本棚サーバ6に登録する書誌情報や書影画像データを直接受信してもよい。
通信端末1は、スマートホン等の通信機能を備えた端末であればいかなるものであってもよく、OS(オペレーティングシステム)として、iOSをインストールしたiPhone、iPad(いずれも米国アップル社の商標)、android(グーグル社の商標)をインストールした端末、あるいはKindle(米国アマゾン社の商標)等であってもよい。
通信端末1内には前記のOS上にオープン本棚アプリケーションプログラム11が登録されている。また、書店毎にインストールされた他書店アプリケーションプログラム12も登録されている。他書店アプリケーションプログラム12は、通常の場合、ダウンロードする書店サーバ10A,10Bに対して会員登録して、著作権保護(DRM:Digital Rights Management)に基づいて暗号化された書籍コンテンツを書店サーバ10A,10Bから他書店本棚アプリケーションプログラム120を介してダウンロードし、書籍ストレージ121に蓄積するようになっている。そして、DRMマネージャー(DRM)122に基づいて暗号解除された書籍コンテンツを電子書籍ビューアプログラム123で閲覧できるようになっている。
本実施形態の特徴的な点は、他の電子書店(たとえば電子書店B)で購入した電子書籍は、他書店アプリケーションプログラム12上の電子書籍ビューアプログラム123で閲覧させるようになっている点である。その上で、本棚インターフェース124を介して電子書店Bで購入・ダウンロードした電子書籍の書誌情報を本実施形態のオープン本棚アプリケーションプログラム11に引き渡すことができるようになっている。
オープン本棚アプリケーションプログラム11は、統合本棚アプリケーションプログラム110と、ダウンロードマネージャー111と、他社ビューアインターフェース112と、ブラウザプログラム113と、電子書籍ビューアプログラム114とで構成されている。また、通信端末1のフラッシュメモリ上には、本棚データベース115と、書籍ストレージ116とが生成されている。統合本棚アプリケーションプログラム110は、本棚サーバ6と書誌サーバ2と通信可能であり、本棚サーバ6から受信した構造化ファイル(本棚マークアップモジュール、書誌マークアップモジュール、アノテーションモジュール)に記述された定義に基づいて本棚ユーザインターフェース14(図3参照)を生成して、その本棚ユーザインターフェース14をブラウザプログラム113で表示させるようになっている。
構造化ファイル13は、XML形式で記述されたソースファイルであり、図1に示すように、棚の構造定義や背表紙書影の並び方を定義する本棚マークアップモジュール130と、書誌情報を定義する書誌マークアップモジュール131と、しおり・下線・コメント等を記述するアノテーションモジュール132とで構成されている。これらの構造化ファイル13は、前記本棚サーバ6からダウンロードされる。
ダウンロードマネージャー111は、本オープン本棚アプリケーションプログラム11が直接電子書店(たとえば電子書店A)からの書籍コンテンツのダウンロードが許可されている場合に前記ブラウザプログラム113を通じて当該電子書店(電子書店A)の書店サーバ10Aにアクセスして、当該サーバ10Aのダウンロード機能プログラム100Aから書籍コンテンツをダウンロードする。このようにしてダウンロードされた書籍コンテンツの書誌情報は本棚データベース115に蓄積され、コンテンツファイル(EPUB、PDF等)は書籍ストレージ116に登録される。また、許可されている場合には、電子書籍ビューアプログラム114で書籍コンテンツの閲覧も可能となっている。
ところで、電子書店によっては当該電子書店に対応した書店アプリケーションプログラム(および電子書籍ビューアプログラム)でしか書籍コンテンツのダウンロードおよび閲覧を認めていない場合がある。このような場合であっても、本実施形態では、他書店アプリケーションプログラム12から書誌情報を前記インターフェース(統合本棚インターフェース124と、他社ビューアインターフェース112)を介して受信するだけで、本棚データベース115で他社書店の電子書籍も統合管理できる。具体的には、他書店アプリケーションプログラム12からISBNコードまたは書籍IDを受信するだけで、本オープン本棚アプリケーションプログラム11は、本棚サーバ6を介して書誌サーバ2にアクセスして、当該ISBNコードまたは書籍IDに対応した書誌情報をダウンロードする。この書誌情報には前述の背表紙又は表表紙の書影画像データが含まれているので、本棚マークアップモジュール130で生成される本棚ユーザインターフェース14(図3参照)中に当該他書店で購入した電子書籍の背表紙又は表表紙の書影画像を表示させることができる。
すなわち、本オープン本棚アプリケーションプログラム11に対応していない電子書店から購入した電子書籍についても、本オープン本棚アプリケーションプログラム11が生成する本棚ユーザインターフェース14上で当該電子書籍を管理することができる。ここでの管理とは本棚ユーザインターフェース14上に表示することで書誌情報を閲覧したり、ユーザ自身の所蔵本として視覚的に認識しやすい状態とすることを意味する。このような他社書店で購入した電子書籍を閲覧するときには、図3に示すユーザインターフェース14上でマウスカーソルをダブルクリックする等の操作で当該電子書籍の閲覧を指示することによって、当該電子書籍のISBNコードまたは書籍IDを他書店アプリケーションプログラム12に通知して当該他書店アプリケーションプログラム12の電子書籍ビューアプログラム123で電子書籍コンテンツを表示させればよい。
オープン本棚アプリケーションプログラム11は、電子書籍を検索し、検索された書籍を本棚マークアップモジュールに追加する、という検索機能も提供する。この検索機能は、図2の検索サーバ16を利用して実現される。すなわち、オープン本棚アプリケーションプログラム11は、ユーザから電子書籍の検索条件(たとえばISBNコード、書籍名、著者名、出版社名等)の入力を受け付けると、その検索条件を含む検索リクエストを本棚サーバ6に送信する。検索リクエストは本棚サーバ6から検索サーバ16に引き渡され、電子書籍の検索が実行される。検索サーバ16の検索結果は本棚サーバ6を介して通信端末1に送信され、通信端末1の画面に表示される。検索結果の中から本棚に追加したい書籍を選択すると、その書籍の情報が本棚マークアップモジュールに追加され、本棚ユーザインターフェースの画面が更新される。
オープン本棚アプリケーションプログラム11によって生成されるユーザインターフェース14は、図3に示すように、複数段の棚140(同図では4段)と、棚中に縦方向に表示される仕切板141(図中ではカテゴリ表示として「趣味」、「デザイン」、「カメラ」、「音楽」、「自然」、「資料」、「友人関係」、「その他」が表示されている)と棚上部に表示されたタブ142(「My本棚」、「並べ替え」、「おススメ」、「連想検索」が表示されている)と上部バー143と、下部バー144とで構成されている。このタブ142の上部にはアイコン表示されたメニュー(図3参照)が表示されている。
仕切板141によるカテゴリはユーザの任意に設定することも可能であるが、書誌サーバ2において、書誌情報に基づいてデフォルト値として設定されていてもよい。このカテゴリ別の仕切板141は、コンピュータのファイル管理におけるフォルダを意味しており、一つの仕切板141は、その右側に表示された一群の背表紙画像の電子書籍を管理している。この仕切板141には三角形の開閉ボタン144が表示されており、この開閉ボタン144をマウス等で指定することで当該仕切板141のカテゴリに帰属する電子書籍の表示(公開状態)・非表示(折り畳み状態)を切り替えられるようになっている。
たとえば、図3では、「カメラ」と「友人関係」の仕切板141に帰属する電子書籍は折り畳まれて非表示状態となっておりそれ以外の仕切板に帰属する電子書籍は公開状態になっている。
この本棚アプリケーションプログラム11に対して新たな書籍を追加する場合、当該書籍を並べるカテゴリを指定して書籍を追加することもできるし、カテゴリを指定せずに書籍の追加を行うこともできる。後者の場合、追加された書籍の書影画像は、本棚ユーザインターフェース14上の未分類棚にひとまず配置される。ユーザは、本棚ユーザインターフェース14上で書影画像を指定し、任意のカテゴリに移動させることができる。たとえばドラッグ&ドロップ操作で書影画像を本棚内の任意の位置に移動させられるようにするとよい。
また、書影画像の複製を作成し、一つの書籍の書影画像を複数のカテゴリに配置できるようにするとよい。このような仕組みにより、たとえば、一つの書籍の書影画像を著者名別のカテゴリとジャンル別のカテゴリの両方に配置するなど、リアルの本棚では物理的に不可能であった、複数軸での書籍の分類が容易に実現できる。これにより、柔軟な分類が可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
この本棚アプリケーションプログラム11によって生成・表示される本棚ユーザインターフェース14は、前述のように本棚マークアップモジュール130と書誌情報を定義する書誌マークアップモジュール131とを含む構造化ファイルによって構成されているため、階層的に本棚ユーザインターフェース14を構築することができる。たとえば、図4に示すように本棚上部のタブ142の「友人本棚」を指定することによって、図4右側に示すように友人の本棚ユーザインターフェース145を表示させることもできる。また、本棚中の書影の一つ146をさらに別の本棚として表示展開することも可能である。要するに本棚ユーザインターフェースを入れ子構造にして、階層的に本棚を管理することも可能である。
図4に示すように仕切板141の高さを変えることで、書籍管理の階層構造を実現することができる。同図によれば、高さの異なる仕切板141が2種類設けられており(h1>h2)、h1の高さを有する仕切板「OS」は、h2の高さの仕切板「UNIX」と「Windows」よりも上位概念の仕切板であることを意味している。
なお、図3に示す本棚ユーザインターフェース14において「広告」が表示される仕切板141を設けてもよい。この広告の仕切板141の右側には、広告サーバ15から受信したISBNコードまたは書籍IDの書影画像が表示される。このとき、本棚ユーザインターフェース14に並んでいる1または2以上の電子書籍の書誌情報に基づいて広告サーバ15の広告情報とのマッチング処理を行い、マッチング度の高い広告情報(たとえば最もマッチング度の高いものからN個の広告情報)を通信端末1の画面上に本棚ユーザインターフェース14とともに表示するとよい。すなわち、広告サーバ15は、統合本棚アプリケーションプログラム110から当該ユーザが所有している電子書籍情報を受信して、これらの情報からユーザに最適なレコメンドすべき電子書籍のISBNコードまたは書籍IDを索出するようになっている。このように広告サーバ15と連動したレコメンド機能によって、当該ユーザの電子書籍の購入を促進させることができる。
なお、本棚ユーザインターフェース14において、レコメンドされた電子書籍の書影画像(つまり、未購入の書籍の書影画像)は、既に購入した電子書籍の書影画像と異なる表示を行うようにしてもよい。たとえば、既購入の電子書籍の書影画像は薄いスモークがかかったような表示にしてもよい。要するに既購入か未購入かが目視で識別できるような表示が行われればよい。
なお、広告情報は、本棚画像の中で表示されるだけでなく、たとえば図3の本棚ユーザインターフェース14のタブ142の「おススメ」が指定されたときに広告情報を表示してもよいし、上部バー143または下部バー144の側方に広告情報を表示してもよい。
図1に示したアノテーションモジュール132は、電子書籍中にユーザが付加したしおり、付箋、アンダーライン、マーカー、注釈等が定義された構造化ファイルであり、XML形式で記述されている。
電子書籍に対するアノテーションは、電子書籍ビューアプログラム114と連携して、電子書籍のページ情報や文字情報と関連付けて記憶されているが、かならずしもこれに限定されるものではなく、他社電子書籍ビューアプログラム123と連携できるようにしてもよい。このように電子書籍の閲覧そのものは他社電子書籍ビューアプログラム123で行う場合、統合本棚アプリケーションプログラム110のアノテーションプログラム117によってアノテーションモジュール132で定義されたアノテーション情報を他社電子書籍ビューアプログラム123に引き渡してもよい。その場合、統合本棚アプリケーションプログラム110の電子書籍ビューアプログラム114で閲覧している際に付与されたアノテーション情報も、他社電子書籍ビューアプログラム123での閲覧時にアノテーションとして利用(反映)させることができる。
以上説明した、本棚マークアップモジュール130と、書誌マークアップモジュール131と、アノテーションモジュール132とからなる構造化ファイル13は本棚サーバ6から取得することができる。そのダウンロードは、Webブラウザ等で動作するスクリプト言語(たとえばJavascript,VBScript等)を用いて本棚サーバ6にリクエストすることができる。言い換えれば、本棚サーバ6は、他の端末が構造化ファイル13を利用(閲覧、ダウンロード、書籍の追加/削除など)するためのAPIを有しており、他の端末はスクリプト等を用いてそのAPIを呼び出すことで、構造化ファイル13を利用することができる。このような仕組みを用意したため、たとえばブログやホームページ、あるいはfacebook(フェイスブック社の商標)のウォールなどにスクリプトを埋め込んでおき、構造化ファイル(つまり仮想的な本棚)の閲覧やダウンロードなどをWebブラウザ等から簡単に行うようにすることもできる。その結果、自分の本棚を他人のブログ、ホームページあるいはウォールで表示させることもできるし、自分のブログ、ホームページあるいはウォールに他人の本棚を表示させることもできる。このとき、統合本棚アプリケーションプログラム110が、Webブラウザ等のアドオンとして動作し、ブログ、ホームページあるいはウォールの中に本棚が表示されるようにしてもよいし、統合本棚アプリケーションプログラム110がWebブラウザ等とは別に起動し、別ウィンドウで本棚を表示してもよい。
統合本棚アプリケーションプログラム110は、本棚サーバ6へのログイン情報に基づいて、その本棚の所有者自身のブログ、ホームページまたはウォールかを判定し、自身のものである場合と異なる場合とで本棚の表示を変更するようにしてもよい。
たとえば、自身のブログ、ホームページまたはウォールで自分の本棚ユーザインターフェースを表示させる場合には、図3に示したような通常表示を行い、他人の本棚ユーザインターフェースを表示させる場合には、色を変更する等の表示を行ってもよい。
また、ブックマークレットを利用して、構造化ファイル(つまり本棚)への書籍の追加を簡単にできるようにしてもよい。たとえば、WebページのHTMLを解析し、書籍のISBNコードを取得し、そのISBNコードを基に書誌データベース3や国会図書館書誌データベース4から書誌情報を取得し、その書誌情報とともに本棚サーバ6に書籍の追加リクエストを送信し、構造化ファイル(本棚)への書籍の追加を行う、という一連の処理を行うスクリプトを用意し、これをブックマークレットとしてWebブラウザに登録する。ユーザは、インターネット上の電子書店サイトや書籍紹介サイトなどでお気に入りの書籍を見つけた場合には、そのページを開いた状態で上記ブックマークレットを選択する。そうすると、そのページに記述されたISBNコードの書籍が自動的に自身の本棚に登録される。その後、ユーザが、オープン本棚アプリケーションプログラム11で本棚ユーザインターフェースを表示すると、追加された書籍の書影画像が本棚上に並んでいる。その書影画像を指定すれば、書誌情報の閲覧や、書籍の購入を行うことができる。このようにブックマークレットによる書籍の登録を可能にすると、利便性が高まり、オープン本棚アプリケーションプログラムの利用率の向上、ひいては電子書籍の購入の促進を図ることができる。
また、本棚サーバ6が、ユーザの読書履歴(再生履歴)を記録、管理することも好ましい。例えば、電子書籍ビューアプログラム114または他社電子書籍ビューアプログラム123によって書籍の再生(閲覧)が行われたときに、オープン本棚アプリケーションプログラム11が当該書籍の読書履歴を記録する。読書履歴としては、例えば、書籍を特定するための書籍ID、書籍のジャンル、再生された日時を示す日時情報、書籍がビューアプログラムで再生されていた時間を示す再生時間、再生されたページや記事を特定する情報、再生回数(同じ書籍、ページ、記事などが同じユーザにより再生された回数)、書籍に付与されたアノテーションの位置や内容、などの情報を記録することができる。オープン本棚アプリケーションプログラム11は、読書履歴のデータを本棚サーバ6に送信し、本棚サーバ6において当該ユーザの構造化ファイル13の中に読書履歴の情報が記録される。このような仕組みにより、ユーザが複数種類の端末やビューアプログラムを利用していたとしても、読書履歴の情報が本棚サーバ6に集約され一元的に管理される。
さらに、本棚サーバ6が、ユーザの読書履歴に基づいて、おすすめの書籍をレコメンドする機能を有していることも好ましい。本棚サーバ6は、上記のように集約された読書履歴を参照することにより、例えば、ユーザが直近に読んだ(あるいは読書中の)書籍はなにか、ユーザがどの書籍のどのページあるいは記事に興味をもったか、ユーザが好んで読むジャンルあるいは著者はどれか、ユーザがどのような順番で書籍を読んだか、繰り返し読んでいる書籍は何か、といった情報を抽出することができる。これらの情報をもとにレコメンドする書籍を決定すればよい。なお、レコメンドする書籍を選定するアルゴリズムには様々なものが考えられるが、本システムではいずれのアルゴリズムを採用してもよい。
アルゴリズムの一例として、読書傾向が似ているユーザの情報にもとづき書籍の選定を行う方法について説明する。あるユーザXに対してレコメンドする書籍を、他のn人のユーザY1〜Ynの読書履歴を用いて決定することを想定する。まず本棚サーバ6は、ユーザXと他のユーザY1の間の読書傾向の類似度を算出する。具体的には、ユーザXとY1の読書履歴(または読書履歴から抽出された情報)を比較することで、複数の評価項目(条件)についてスコアを算出し、それらのスコアを合計した値を読書傾向の類似度とみなす。評価項目とは読書傾向を把握するための指標であり、例えば、「同じ書籍を読んでいる」、「同じ著者の書籍を読んでいる」、「同じページもしくは記事を読んでいる」、「複数回読んでいる書籍が同じである」、「読んでいるジャンルの割合が同じである」、「途中で読むことをやめた書籍が同じである」などの傾向を指標化したものを評価項目として用いることができる。類似度の算出には、できるだけ多くの、また様々な観点の評価項目を組み合わせることが好ましい。なぜなら、文学系の書籍の場合は最初のページから最後ページまで通読されるのが通常であるが、辞書等のレファレンス系の書籍や、占い系の書籍、雑誌などは自分に関係する箇所や興味のある箇所しか読まれない、というように書籍のジャンルや用途によって読まれ方に違いがあるため、一つの評価項目だけでは、読書傾向の類否判定に偏りがでるおそれがあるからである。本棚サーバ6は、同じようにして、ユーザXとY2、XとY3、・・・、XとYnの間の読書傾向の類似度を算出した後、ユーザY1〜Ynの中から最も類似度が高い人を類似ユーザZとして抽出する。そして、本棚サーバ6は、ユーザZが所有している書籍の中でユーザXが未所有のものを、ユーザXに対してレコメンドする書籍として選び出す。例えば、ユーザXが書籍Aを直近に読み終えたか現在読んでおり、かつ、ユーザZが書籍Aを過去に読了していた場合には、ユーザZが書籍Aの次に読んだ書籍をユーザXにレコメンドしてもよい。他にも、ユーザZによる再読回数が多い書籍を優先的にユーザXにレコメンドしてもよい。
さらに、本実施形態ではコンテンツを電子書籍とした場合で説明したが、現実の本棚で整理できるコンテンツはこの本棚アプリケーションプログラムによって実現される本棚ユーザインターフェースによって管理することができる。たとえば、実際に所有している紙媒体での書籍もISBNコードに基づいて本プログラムの本棚ユーザインターフェースで管理できる。さらに、実際に所有する音楽CD、DVD、ブルーレイディスク等のパッケージ商品も商品コードやタイトルに基づいて、当該本棚ユーザインターフェースによって管理できる。さらには、ネット配信により購入・入手した音楽、動画コンテンツもこの本棚ユーザインターフェースを用いることで管理可能となる。
<実施例>
図5および図6に一具体例を示す。図5は本棚マークアップモジュールの一例であり、図6は書誌マークアップモジュールの一例である。
図5に示すように、本棚マークアップモジュールは、
<container>
<tab>
<book_set>
<book>
という階層構造を有しており、<container>タグが本棚全体の定義、<tab>タグが図3のタブ142の定義、<book_set>タグが棚の仕切板の定義(仕切部情報)、<book>タグが書籍を特定するための情報である。<book>タグの記述順がそのまま棚内での書籍の並び順を表している。また、<book>タグがどの<book_set>タグの下に記述されているかで書籍のカテゴリが規定される。図5の例では、「インプレスのオススメ!」というタブが指定されたときに表示される本棚に、「マニュアル」と「OnDeck電子出版EXPO特別号★無料」という2つの仕切板(カテゴリ)があり、「マニュアル」カテゴリには二冊の本が、「OnDeck電子出版EXPO特別号★無料」カテゴリには一冊の本が、それぞれ配置されている。
<book>タグのmedia-typeは、電子書籍(digital)か紙書籍(analog)かを示す属性である。紙書籍とは、電子化されていない一般の書籍のことである。つまり、この本棚ユーザインターフェースには、端末で閲覧可能な電子書籍だけでなく、自宅の本棚等に所蔵している紙書籍の情報をも登録することができる。これにより、電子書籍か紙書籍かを問わず、自身の蔵書(の書誌情報)を一つの本棚で統合管理することが可能となり、非常に便利である。なお、本棚インターフェース上で紙書籍を指定した場合、電子書籍のように読書することはできないが、書誌情報の閲覧は可能である。本棚インターフェースにおいては、紙書籍の書影画像にマークを付したり、色を変えたりすることで、電子書籍か紙書籍が一目で識別できるようにすると便利である。書籍以外のコンテンツ(CD、DVD、動画データ、音楽データ、ゲーム、アプリケーションプログラムなど)もこの本棚インターフェース上に配置可能な場合は、media-typeでコンテンツの種別を表すようにしてもよい。
<book>タグのnamespaceとidentifierは、当該書籍を特定するための書籍IDを表す属性である。書誌情報の取得、書籍の検索、書籍の購入等を行う場合には、namespaceとidentifierの組で示される書籍IDにより書籍を特定する。namespaceはidentifierを発行する機関を特定する情報で、namespace情報を持つことにより、異なる発行機関が同じidentifierを発行した場合でも、書籍IDが重複することを防ぐことができる。
<book>タグのshop-linkは、当該書籍の購入先を表す情報であり、図5の例では、電子書店のURLと当該書籍の書籍IDとが記述されている。たとえば本棚インターフェース上でレコメンドされた書籍の中から欲しいものを選択し、購入ボタンを押すと、shop-link情報に基づき書籍の購入ページにアクセスできるようになっている。なお、書籍購入後もshop-link情報は本棚マークアップモジュールの中にそのまま残しておくとよい。購入履歴を示す情報として利用できるからである。
<book>タグのlocationは、当該書籍のアクセス先及びアクセス方法を表す情報である。たとえば、当該書籍がPDFの場合は、そのPDFファイルのロケーション(格納ディレクトリとファイル名)を示すURIが記述される。本棚インターフェース上で当該書籍の閲覧が指示されると、PDFファイルのURIがPDFビューワに引き渡され、PDFの表示が行われる。また、当該書籍がオンライン閲覧するコンテンツの場合は、当該書籍を提供するサイトのURLと当該書籍のIDとが記述される。その場合は、本棚インターフェース上で当該書籍の閲覧が指示されると、Webブラウザ又は他書店アプリケーションプログラムが起動し、locationに記述されたURLにアクセスし、オンライン閲覧が行われる。
図6は、書籍ID「IRD_12011121500001」で特定される書籍の書誌マークアップモジュールの例である。図6に示すように、<book>タグには、ISBNコード(ISBN)、価格(yen-code)、発行日(publish-date)、書籍の大きさ(book-size)、カテゴリ(category-code, category)、ページ数(page-count)、ページの開き方向(page-direction)などの属性情報が記述される。また、<book>タグの下には、書名(<title>タグ)、出版社名(<publisher>タグ)、著者名(<creator>タグ)、書籍説明情報(<description>タグ)などが記述される。また、書影画像を示す<image>タグも記述されている。<image>タグのtypeは、表表紙(cover)か背表紙(spine)かの区別を示す情報である。sourceは書影画像データのロケーション及びファイル名を示し、widthとheightは画像のサイズを示している。サイズの異なる複数の書影画像を持つこともできる。
なお、図5および図6は本発明の構造化ファイルの一例を示したものであり、本発明の範囲をこれらのみに限定する趣旨のものではない。
本発明は、電子書籍の管理事業に利用できる。

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続される本棚サーバと、書誌サーバと、通信端末とからなる電子書籍の情報管理システムであって、
    前記通信端末にインストールされる本棚アプリケーションプログラムは、
    少なくとも通信端末の画面に表示される本棚ユーザインターフェースの棚の並び方や書影の配置を定義した本棚マークアップモジュールと書誌情報を定義する書誌マークアップモジュールとを含む構造化ファイルを、前記ネットワークを介して前記本棚サーバから前記通信端末にダウンロードする処理と、
    前記ネットワークを介して前記書誌サーバにアクセスして書誌情報をダウンロードして前記書誌マークアップモジュールに格納する処理と、
    前記ダウンロードした書誌情報に基づいて書誌サーバが有する書影画像をダウンロードする処理と、
    前記書影画像を前記本棚マークアップモジュールの定義に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上に配置する処理と、
    を前記通信端末に実行させるオープン本棚アプリケーションプログラムであり、
    前記本棚マークアップモジュールには、前記書誌情報に基づく書籍のカテゴリによって、前記本棚ユーザインターフェースの棚の仕切を定義する仕切部情報が含まれており、
    前記本棚アプリケーションプログラムは、前記仕切部情報に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上の書影画像の間に仕切板画像を表示する処理を、前記通信端末に実行させることを特徴とする電子書籍の情報管理システム。
  2. 1または2以上の書誌情報に基づいて広告サーバの広告情報とのマッチング処理を行いマッチング度の高い広告情報を前記通信端末の画面上に本棚ユーザインターフェースとともに表示する請求項1記載の電子書籍の情報管理システム。
  3. 前記本棚アプリケーションプログラムは、前記本棚ユーザインターフェース上で前記仕切板画像がユーザにより指定された場合に、前記仕切部情報のカテゴリに帰属する書籍の書影画像の表示または非表示を切り替える処理を、前記通信端末に実行させる請求項1又
    は2に記載の電子書籍の情報管理システム。
  4. 一つの書籍の書影画像を複製して、各書影画像を前記本棚ユーザインターフェース上の異なる位置に配置可能である請求項1〜3のいずれかに記載の電子書籍の情報管理システム。
  5. 前記構造化ファイルは、さらに、ユーザが付加したアノテーション情報が定義されたアノテーションモジュールを含んでいることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電子書籍の情報管理システム。
  6. 前記書誌サーバは、汎用の書誌サーバである請求項1〜のいずれかに記載の電子書籍の情報管理システム。
  7. 前記通信端末は、電子書籍の検索条件の入力を受け付けて、入力された検索条件をネットワークを介して検索サーバに引き渡し、
    当該検索サーバはこの検索結果を前記通信端末にダウンロードさせ、
    前記通信端末は、当該検索結果を前記本棚マークアップモジュールに追記することで前記通信端末の画面上に表示する請求項1〜のいずれかに記載の電子書籍の情報管理システム。
  8. 前記構造化ファイルは、スクリプト言語を用いて前記本棚サーバからダウンロード可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電子書籍の情報管理システム。
  9. 前記本棚サーバは、ユーザの読書履歴に基づいて、おすすめの書籍をレコメンドする機能を有しており、
    レコメンドの対象となる対象ユーザと他のユーザの読書履歴を比較することにより、前記対象ユーザと読書傾向が最も類似する類似ユーザを抽出し、前記類似ユーザが所有している書籍の中で前記対象ユーザが未所有の書籍を、前記対象ユーザに対してレコメンドする請求項1〜のいずれかに記載の電子書籍の情報管理システム。
  10. ネットワークを介して接続される本棚サーバと、書誌サーバと、通信端末とからなるシステムによる電子書籍の情報管理方法であって、
    前記通信端末が、
    少なくとも通信端末の画面に表示される本棚ユーザインターフェースの棚の並び方や書影の配置を定義した本棚マークアップモジュールと書誌情報を定義する書誌マークアップモジュールとを含む構造化ファイルを、前記ネットワークを介して前記本棚サーバから前記通信端末にダウンロードするステップと、
    前記ネットワークを介して前記書誌サーバにアクセスして書誌情報をダウンロードして前記書誌マークアップモジュールに格納するステップと、
    前記ダウンロードした書誌情報に基づいて書誌サーバが有する書影画像をダウンロードするステップと、
    前記書影画像を前記本棚マークアップモジュールの定義に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上に配置するステップと、
    前記本棚マークアップモジュールに、前記書誌情報に基づく書籍のカテゴリによって前記本棚ユーザインターフェースの棚の仕切を定義する仕切部情報が含まれている場合に、前記仕切部情報に基づいて前記本棚ユーザインターフェース上の書影画像の間に仕切板画像を表示するステップと、
    を実行することを特徴とする電子書籍の情報管理方法。
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